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人狼物語 三日月国


112 【R18】アルステラのもとに婚姻を

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【人】 狐娘 レイ

[彼が過去に出会った男の子とは気づかない。
気づいたところで、彼に記憶がないことも知らない。

それでも昔を思い出してしまうのは、
どこかぶっきらぼうな様子がロンと似ていたからだろうか。>>176


 そのときは「おうじさま」が助けに来てくれるの。
 本当よ、会ったことがあるの。


[くすくすと笑いながら、赤い髪の少年を思う。
いつしか彼につられて口調も崩れてしまっていた。

この時期の泉は少し冷えるかもしれないが、泳ぐわけでもなし。
足を浸すぐらいなら我慢できるだろう。
靴を揃えて、いざ泉に向かおうとしたところで―――、]
(179) 2021/12/03(Fri) 22:44:37

【人】 狐娘 レイ

  
 
 
きゃっ……!!



[大きな声と共にぐいっと身体を後ろへ引き寄せられたと同時、ぽふんっ!と普段は隠れていた獣耳と尻尾が現れた。

耳元で怒鳴りつけられる声に>>177耳をへしょげてしまう。
お腹に回る彼の腕の力強さに泉に向かい掛けた脚が浮いたまま、男性とこんなに近づいたこともなくて、ドッと心臓が跳ねた。

彼の言葉を聞けば、どうやら死ぬつもりだと思われたようで。
確かに、「飛び込む」と言えばそう思われても仕方がないのかもしれない。

ぴる、と耳を揺らして、身体を抱える腕に手を添えながらおずおずと口を開いた。]
(180) 2021/12/03(Fri) 22:45:09

【人】 狐娘 レイ

 
 ……ち、違うの。
 そうじゃなくて……、

 ……泉に物を落としたから、
 それを探そうとしただけで……、

 死ぬ、つもり、じゃないのよ……?


[あまりの身近な距離にドキドキと逸る胸を抑えながら。
必死に止める彼に少し申し訳なさそうに後ろを振り返れば、
二人の間で尻尾がふわりと揺れた。] 
(181) 2021/12/03(Fri) 22:46:03

【人】 狐娘 レイ

[彼が名乗った名前には聞き覚えがあって。
確かにその名が、言い聞かされた名前と一致する。]


 ……あなた「が」シャオロン?


[初対面の異種族の娘の自殺を慮って、
こうして慌てて引き止めてくれる人だ。
悪い人ではないのはそれだけで分かる。

聞き返した言葉は、暗に自身が婚儀の相手だと応えるように。
改めてまじまじと彼の表情を見つめた。*]
(182) 2021/12/03(Fri) 22:46:34

【人】 御曹司 ジャヤート

>>165やはり可愛い。
恥ずかしいと言う仕草も表情も可愛い。
それだけに実に惜しい。
この娘を嫁に出来る果報者にアウライェンの斬撃をお見舞いしてやりたい程である。
何せそれと比べればジャヤートの嫁は芋い娘なのだ。
きっとコロコロとしているのだろう。

 海の上は過酷な環境だ。
未知の世界への冒険は節制と規律によって成り立っている。
その分、身に余るものによって堕落することはない。
余分な肉は堕落の象徴なのだ。

 眼前の娘は一族と比するとふくよかな方だがそれは"白桃"のようなものだ。
先ほど触れた目元も柔らかで頬はきっともっと柔らかい。
何よりも>>169浮かべた笑みは極上のものである]


 そうだ、昔ながらの知人も言っていたぞ。
 悪いやつではないかもしれない。とな。
 会ったこともない者は正直判らないだろ。


[だが、ヴィス族は別だ。
根強い擦り込みは未だ消えてはいなかった]
(183) 2021/12/03(Fri) 23:01:47

【人】 御曹司 ジャヤート

 フッ、もっと褒めると良い、このオレを。
 かわりにいくらでも褒め返してやる。


[それなりの長髪を指にかけ前髪を横に流すと見つめる視線に視線を絡める。
つまるところ礼は不要である]


 さ、良い笑顔を見せてくれた礼だ。
 これもダチが作ったものでな。美味いぞ。


>>175とレモンの砂糖漬け乾燥物を懐の小袋から取り出すと一つまみ差し出しす。

 そうこうとしている間にも荷運びの者たちの列が行きつく先へと到着すると手を振る]


 さ、オレは此処までだ。
 君の相手が良い男であることを祈ってるぜ。


[しめくくりの言葉を述べると家の中へと入ろうとする。
中からは"若が来られたぞ"等と声が聞こえてくる中ごく自然とした素振りである。*]
(184) 2021/12/03(Fri) 23:01:55

【人】   シオン

― 新居前 ―

[女にはヴィス族に対する偏見はない。違いがあるとしても個性だ。ヴィス族を悪し様に言う人間が身近にいなかったわけもないし、子供の頃には色々吹き込まれもした。

 ヴィス族は古い種族だとか、共食いをするだとか、聞くに耐えないようなことも聞かされた。

 同族嫌悪なのかもしれないし、ふたつの種族が対立したら得をする何者かが扇動していたのかもしれない。

 女はそれほど頭が良い方ではないからそこまで考えてはいないけれど。

 >>171視線の先は敏感に感じ取って、腕を上げて彼の視線を遮ったが、その時にはもう目が合っていた。翡翠色の瞳に、微かな、猜疑心のようなものが浮かんで、困ったように微笑む。

 >>171彼が何を言っているのかわからず]


 いつもって、君と私は初対面だと思うけれど。そして、ヴィス族もリル族も同じよ。番って子を生せるのだから。その為に此処に来たのでしょう?

[含むものはなく、事実を述べただけ。]

 人目につかない所……そうね、人前では恥ずかしいかもしれないわね。

[彼の手を取って、壁に並行に置かれたタンスの陰に誘った。両端は仕切りとカーテンで隠して。*]
(185) 2021/12/03(Fri) 23:05:13

【秘】   シオン → 翠眼 ユンチェ

 私に手間をかけさせないでくれたら、乱暴になんてしないわ。だから、自分で脱いでくれる?
(-45) 2021/12/03(Fri) 23:06:21

【人】 怪力 シャオロン



 なんだそりゃ。
 「おじさま」なら何人も見たことあるけど、「おうじさま」?


[この泉は伝統ある場所だから、先祖の幽霊でも見たのだろうか。>>179
「おうじさま」がどんなものなのか知らないから、怪訝な反応しかできない。

だが彼女が会ったと言うなら、助けた人物がいるのは確かなのだろう。
それが幼い頃の自分だなんて見当もつかないが。]
(186) 2021/12/03(Fri) 23:13:55

【人】 怪力 シャオロン

[「おうじさま」とやらが本当に存在するなら、飛び込もうとする彼女を助けに現れるのではないか。
実際にはそれをまたずに小龍の手が伸びたのだが。
鼻先を何かが掠めて目を瞑る。
再び開けると、そこには獣の耳が生えていた。

腰のあたりにもぞりとした気配がある。
どうやら尻尾もあるらしい。]


 ……狐?


[色形はそう見えるが。

そうなら、猶更。
変体して逃げれば人間と番うことなどないだろうに。

思わず怒鳴りつけてから起こった事象に、どう反応を返せば良いものか。
背中からでも彼女の鼓動の速さが伝わる。]
(187) 2021/12/03(Fri) 23:14:08

【人】 怪力 シャオロン


 あ、 あー……
 成程……?
 いやでもそれは、婚礼衣装着たまますることじゃねーだろ……。


[早とちりだったようで居心地が悪い。>>181
振り返った彼女の顔が近くて、慌てて腕を離した。
彼女の鼓動が移ったみたいに自分の心臓も煩い。


――というか。
緊張するから、見つめないでほしい。>>182]
(188) 2021/12/03(Fri) 23:14:23

【人】 怪力 シャオロン



 そう。俺「が」。
 どうやらおまえの旦那らしい。

 20歳なら年下だろ。
 「シャオ」じゃなくて「ラオ」だろって思わなくもないけど。
 「シャオロン」で通ってるからもうそれで良い。


 ――
レイ



[呼んだ。
初めて口にする筈なのに、とても大切な響きのような気がするのは何故だろう。]
(189) 2021/12/03(Fri) 23:15:03

【人】 怪力 シャオロン


 落ちたのがこの泉なら、海に流れることもないだろうし、
 探すなら汚れても良い服の時にしろよ。
 つかどんだけの深さがあるかわかんないんだし、まずは木の枝とかで様子見すべきじゃね?


[その段階は既に終わっていて、もしかすると浅いのかもしれないが。
少し話しただけで、彼女がそんなに慎重な印象は受けなかったから、未調査で飛び込もうとしていた気もする。]


 なーんか、危なっかしいなおまえ。


[溜息を吐いて、苦笑した。*]
(190) 2021/12/03(Fri) 23:15:19

【人】   コン   

── 新しい場所


[ 仮面を外したコンが到着した頃には
  ジャヤートがレイに漸く縄を解いてもらい
  談笑をしている頃で、その輪には入らず
  軽く手を振って妹と共に新居の様子を見にいく。

  コンの相手はヴィス族の中でも力がある家庭の
  1人娘らしく、なかなか甘やかされて育っているとか。
  見たことのない人物に対してとやかくは言わない。
  けれども、気になってしまうというのは
  結局のところコンも人間だからなのだろうか。 ]


   今日の宴が終わったら、きちんと帰ること。
   お前は、幸せになるんだ。
   ……俺も幸せになる、努力をする。


[ 持ってきた荷物の荷解きを任せ、
  コンは妻になるその人のことを待ってみた。

  妹は今のところ思いを寄せる人物が
  同じリルの中にいるようで、
  せめて妹くらいは、と兄心が出てしまった。
  幸せの形とは、人それぞれにあるから
  一概に言えることでは全くないのだが。  ]

(191) 2021/12/03(Fri) 23:19:20

【人】   コン   




   あまり、外に出続けたくはないんだけれどもな。



[ 日に当たるのが苦手で、仮面をあまり
  外さない生活をしていたから、
  この待っている時間が待ち遠しい。
  驚く準備はとっくの昔に出来ているので
  早く、会えたなら、誤解が解けるのに。 ]*



(192) 2021/12/03(Fri) 23:19:56

【人】 光の尾 マンユゥ

ふ、ふふふ。
なんですか、それ。

[愉快な人だ。
気にするなと言いたげな態度に思わず笑ってしまった。
そもそも突然の婚姻に戸惑っていただけで
根は明るい性格のマンユゥである。

なんとなく緊張もほぐれたところで
レモンの砂糖付けを渡された。
物珍しそうにそれを眺めたのち、
ぱくりと頬張る。]

あ......!おいしい......です

うちの森で採れる果物とは違う、
すっぱくて......でも、あまくて。

[顔を輝かせながらもぐもぐと
小動物のように齧っていれば
いつのまにか目的地に到着していた。]
(193) 2021/12/03(Fri) 23:29:25

【人】 光の尾 マンユゥ

......あ、もうついたんですね。
はい、それじゃ......って、え?

[改めてレモンの礼を言い
別れようとしたところで
彼がそのまま新居に入っていく。

家を間違えたのかと思ったが、
周囲を見渡せば確かに自分の荷も運び込まれている。
では間違えているのは彼の方?......いや。]

......若......???

[家の中から声が聞こえて中を覗き込んだ。
若、と呼ばれているのは先ほどの青年でーーー。
思わず彼の背を追い、その服の裾を掴んだ。]
(194) 2021/12/03(Fri) 23:30:52

【人】 光の尾 マンユゥ


あ、あのっ。
......もしかして、ジャヤートさん、ですか?


[聞かされていた婚姻相手の名前。
そうだ、よくよく考えてみれば
婚礼衣装を着たリルの男性は二人しかいないのだから、
彼が自分の夫である可能性は決して低くないのだ。
不安で頭が一杯で(あとこわいひとのイメージが強すぎて)そんなことにも考えが至らなかった。]


わ、わたし。マンユゥです。ヴィス族の。
......なまえ、族長から聞いてませんか?


[様子を伺うようにじっと見つめる。**]
(195) 2021/12/03(Fri) 23:33:34

【人】 翠眼 ユンチェ

― 新居前 ー


 えっと。
 あの、はい……ごめんなさい


[窘められるように、しかし優しく諭されればしゅんと頭を垂れさせて。]


 はい……
 リル族の女の人と番って子供を作るために来ました……


[目的を復唱するだけなのに、何か顔が熱い。
 これ自体は何ら恥ずかしいことはないのに。]
(196) 2021/12/03(Fri) 23:45:43

【独】 光の尾 マンユゥ

/*
ところでなんか少年っぽいえりーさんってあんまり見たことない気がしてちょっとしんせん!
(-46) 2021/12/03(Fri) 23:46:09

【人】 翠眼 ユンチェ


 かもしれないじゃなくて……
 あ、あの、ありがとうございます……

 …っ!


[勘違いはまだ続いているので、恥ずかしいのは当然と思っている。
 ただそれでもささやかな哀願を聞いてくれたことに感謝の念が募ってしまう――大半は横暴を呑まされているのに(と思い込んでいる)

 それなのに――

>>185 陰に誘おうと引っ張ってくる際に、わざわざ袖に埋もれた手をとってくれたことに確かなぬくもりを感じてしまって。
 家具搬入中の作業がしばらくこのタンスに及ばないことを願いつつ共にカーテンに閉じられ、やがて衣擦れの音が微かに鳴った。*]
(197) 2021/12/03(Fri) 23:46:32

【秘】 翠眼 ユンチェ →   シオン


 はい……

[別に高圧的な口調でも何でもないのに、このひとに柔らかく強制されたら逆らえなくなってしまう。
 微かに震える指先で衣装に手を伸ばしをはだけて、汚れないようにとタンスの引き出しに掛ければ――]


 あ、あの…
 
  あんまり、見ないでください………


[ご丁寧にこれまたぶかぶかな肌着姿を両腕で隠す華奢な体があって。
 視線を向けられていないかとチラチラと確認する赤らんだ顔があった。*]
(-47) 2021/12/03(Fri) 23:48:31

【人】 狐娘 レイ

 
 異国の読み物を知らない?
 白馬に乗ったり、口づけでお姫様の目を覚ましたりするの。


[「おうじさま」は彼には伝わらないらしい。>>186

男の子だから絵物語は読まないのだろうか。
一族は王政ではないから馴染みがないのかもしれない。
リル族がそうだからおそらくヴィス族もそうなのだろう。

懇切丁寧に教えることは今は後にして。]
(198) 2021/12/03(Fri) 23:54:55

【人】 狐娘 レイ

[獣耳をぴこぴこと動かして反応を返す。
彼の目の前で生えた耳はゆらゆら揺れて、しゅんと再び萎れた。]


 お、驚くと飛び出ちゃうの。
 狐には、なれなくて。
 耳と、尻尾だけなんだけど……、

 先祖還りっていうもので、
 家族の中でも、私だけ……


[説明をするつもりがなんだか言い訳がましくなってしまった。
ぱたぱたと尻尾が忙しなく揺れる。
それは腕の中という至近距離であることも十分に理由の一つ。
一度も男に抱かれたことのないレイとっては、離して欲しいなんていう言葉すらも思い浮かばずに、かぁぁ、と熱を持ち始める顔を俯かせることだけに必死だった。] 
(199) 2021/12/03(Fri) 23:55:14

【人】 狐娘 レイ

[とにかく誤解は解けたようで、彼の腕が離れればほっと息を吐き出す。>>188
緊張に固まった身体は、まだばくばくと音を立てていたけれど、これだけ離れていれば伝わることもないだろう。]

 
 そ、それは……、
 結婚する前に……見つけておきたいと思って……、


[確かに服装までは頭が回らなかった。
思いつくと即実行に移してしまう性質のレイは、後先考えず走り出す傾向にある。
今回もその一例だ。

見つめていたら、ふい、と逸らされた視線に流石に反省の色を浮かべた。]
(200) 2021/12/03(Fri) 23:55:45

【人】 狐娘 レイ

[突然現れた、旦那様を名乗る男にぱちぱちと瞬く。
呼ばれた名に>>189、どこか懐かしさを覚えたのは気のせいだろうか。
一瞬、ロンと彼が重なった気がした。]


  ……あ、……


[思わず声にならない言葉が漏れた。

でも、名前が違う。
髪の色も違う。
同じなのはその赤い瞳だけ。

人であるときの耳よりも聴覚が良くなった獣耳がぴるぴると喜ぶように、跳ねた。]
(201) 2021/12/03(Fri) 23:56:54

【人】 狐娘 レイ

[旦那様にどんな顔をしていいのか分からなくて、戸惑う。
これから一緒になる人の前で、ロンの話をしていいのかも躊躇った。
だって、自分が同じような状況ならきっと悲しくなってしまう。]


 うう……、それはそう、なんだけど。
 

[泉の中を覗き込むことなら何度だってした。
だが、飛び込むまでに至ったのは今日が初めてだ。
それくらい思い悩んでいたのだといえば、そうなのだろう。
泉の深さも知らずに飛び込もうとしたことを、少し恥じながら両手で顔を覆う。]


 ……笑わないで、恥ずかしい……。


[軽率な行動に今更居た堪れなくなりながら、ぽつりと呟いた。*]
(202) 2021/12/03(Fri) 23:57:22

【人】 末っ子長女 シャーレン

─ 新居への道すがら─

[ヴィス族の一行から離れ、新居のある方へと向かう。
荷物は兄たちが運んでくれたが、儀式が終われば両親の待つ家へ帰る。
歴史ある家と言っても、使用人は数人のみで基本的には自分たちの力で生活をしている。
シャーレンは田畑の作物や花壇の世話もするし、食事の用意も日常的にしていた。
シャーレンの家の事をよく知らない者が、シャーレンが家事や作物の世話を出来る事を知ると驚く。
見た目からしてお嬢様だから無理もないが]

お兄様、荷解きしてくださったのですか?

[荷解きが終わったのか、新居のある方から歩いてくる見知った姿たちに駆け寄った。
随分先に着いていたようで、荷解きもリル族の方が来る前に終わったらしい]

ありがとうございます、お手数お掛けしました。
あの…お父様とお母様のこと、よろしくお願いしますね。

[儀式が終われば、今までのように会えなくなる。
それが寂しいと思えど、我儘は言わないし言えない。
それぞれに頭を撫でられ、その手に擦り寄って元気をもらえば兄たちとわかれ、新居へと]
(203) 2021/12/04(Sat) 0:00:25

【人】 末っ子長女 シャーレン

[そして新居へ辿り着き、旦那様になる方と互いの顔が認識出来る距離まで近づいたシャーレンは思わず足を止めてしまった。
ずっと知らぬ顔が待っていると思っていたのだ。
けれど、シャーレンを待っていたのは>>192]

もしかして、リー…?


[驚きすぎて声は出なかったけれど、唇は彼の仮の名を紡ごうと動いた。
シャーレンの知る彼が旦那様になるのであれば、散らすしかないと思っていた華は散らすことなく美しく咲き誇るだろう*]
(204) 2021/12/04(Sat) 0:03:02
末っ子長女 シャーレンは、メモを貼った。
(a23) 2021/12/04(Sat) 0:08:52

狐娘 レイは、メモを貼った。
(a24) 2021/12/04(Sat) 0:11:17

【人】   リー   

──数年前: 運命を恨むまでの幸せな時間


   海に馴染みがないと、興味が湧くんだろうか。
   ……果物は好きか?海水を舐めたままでは
   口の中が違和感だらけになるだろうから、
   何かもぎたてを渡そう。


[ 彼女の様子を見ながら、ふと思った。>>136
  口の中をさっぱりさせてあげたいと。
  だから、リーは近くの蜜柑を風の力を使い
  ひとつ収穫すると、皮を剥いて半分を彼女へ、
  そしてもう半分はリー自身が。

  甘酸っぱいその味は暫く忘れられなかった。
  約束の日は毎月訪れ、彼女との距離感も
  徐々に近づき半年くらい経った頃、
  手を重ねて、密着するようになった。    ]



(205) 2021/12/04(Sat) 0:12:04
 




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