【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史[「死んだら、悲しい。」 病棟内を歩いている時、聞こえた言葉は 己の心の奥まで届いているかは分からない。 誰からも、両親でさえも そんな優しい言葉を掛けて貰ったことはないから。] (-63) 2022/08/12(Fri) 19:27:35 |
【秘】 勢喜 光樹 → 四谷 隆史 (-64) 2022/08/12(Fri) 19:30:06 |
【人】 名坂愛子あ、離れ……たっ! 今のうちに……! [突然彼女は声を荒げて私から離れていく>>127。 さらに私を弄り倒していた影も共に離れていき、必然的に私の体は解放された。 すぐに椅子から立ち上がって、彼女の方へと向きながら数歩離れて彼女の様子をうかがう] だ、大丈夫……? [私から離れた彼女はその場で座り込んでいて、頭の中を振り払うように譫言のように何かをつぶやいている。 こちらの声が聞こえたかは分からないけれど、今は私の行動に気付いていない様子] ――ごめんっ! [きっと優しい人、なのだろうけれど。 今は優先する事、分からない事が多すぎる。 だから、私は今のうちに食堂の外に向けて走っていき、何にも見つからなければ下の階へ。 ひとまず外に出て、病院以外の落ち着ける場所で考えたりしないと、と。 ――もっとも、ここから出れないなんて可能性これっぽっちも考えずに]* (133) 2022/08/12(Fri) 19:31:32 |
勢喜 光樹は、メモを貼った。 (a37) 2022/08/12(Fri) 19:32:55 |
名坂愛子は、メモを貼った。 (a38) 2022/08/12(Fri) 19:41:33 |
【人】 四谷 隆史― 怪異との遭遇、そして ― ぁ、ぁあぁああ…… [怖い嫌だ助けてお願い死にたい死にたくない 色んなものがマーブル模様で俺を侵食してる。 あいつが死んだと知ったのは、翌朝の教室で 未読だったLINEをつけたら、たった一言書いてあった もしあれを見て、止められたならお前は生きてた? 心を胡麻化さないで、逃げ出さないで 思いを伝えていたならお前はまだこの世にいた? ――それをしても、お前はあいつのとこにいった? がたがたと、震えていた俺の耳に 届いたのは>>130] ぁ、あ。せきさん、セキ、さん。 [よかった。セキさんだ。 それに―――今はあの目、じゃない。 いた、居た。よかった。よかった。 近寄る彼に、安堵してまたぼろぼろ情けなく泣いてしまう。] [怪異に彼も連れ去られてしまうとしたら そんな恐ろしい考えを、背にあてられた手が溶かしていくようだ] (134) 2022/08/12(Fri) 20:38:18 |
【人】 四谷 隆史 ……。 ……は、い……。 [今の自分じゃ多分、きっとチハヤさんを探すのは難しいし セキさんにも迷惑が、かかるだろう。 怖いし、恐ろしいし、こんな場所で休めるかどうかってのは ちょっと難しいかもしれないけれど。 それでも、促しに応じて指された病室で休むことを了承する。 壁付けの拘束具に、びくりと肩を震わせても、だ。] (135) 2022/08/12(Fri) 20:38:50 |
【秘】 四谷 隆史 → 勢喜 光樹 (セキさんは、いなく、ならないですよね?) [と、いう言葉は喉の奥につっかえてる。 死ぬために来たと、言っていたのを知っているから それでもきっと俺はあなたの生を望み、 あなたは……] (-67) 2022/08/12(Fri) 20:40:39 |
四谷 隆史は、メモを貼った。 (a39) 2022/08/12(Fri) 21:07:46 |
【人】 陶酔 カナ─食堂─ [>>133大丈夫?と呼びかける言葉も、 ごめん、と謝る言葉も、駆けてゆく足音も、女の耳には届いていなかった。 壊れた女の中で捨てられた記憶はなかった事になっていた。 それでも心の空虚だけ覚えていて、手足を自由にすれば命を絶ちかねないからと、安定剤は欠かせなかった。 薬で保たれた平穏は、眠気の隣にあった。 殆どの時間を茫洋とした意識で揺蕩い、男との思い出である歌と呪いめいた愛を紡ぐ時間とほんの僅かな調子のいい時間で構成された生が、果たして“生きている”と言えたのかは別の話。 それらを抱えていたならば、或いは自身の死を自覚していたならば、女はまた違った怪異となっていた事だろう。 譫言はやがてぱたりと止まり、室内を静寂が満たす。] (137) 2022/08/12(Fri) 21:29:34 |
【人】 陶酔 カナ……あれ? ■■さんは何処に行ったのかな。 [何事もなかったかのように女は立ち上がり、辺りを見回し始める。 泣き濡れた頬を不思議そうに拭い。] ■■さん、どこー? [ふらりふらりと、生者を求めて院内を徘徊し始める。*] (138) 2022/08/12(Fri) 21:30:21 |
陶酔 カナは、メモを貼った。 (a40) 2022/08/12(Fri) 21:31:37 |
【独】 陶酔 カナ/* PL視点強めでごめんなさい。 名坂さんは妹さん探しもありますしね。 続いたら拘束が更に長くなりそうだったので。 さて、ヒルコさん達の動きを見ながら考えよう。 男子勢が病室で仲良しするならそれもそれでよし。 (-70) 2022/08/12(Fri) 21:36:53 |
【赤】 空虚 タチバナ[突き上げと共に事実を確認するような彼の声>>*44。 それを否定したいのか、ただ快楽を逃がしたいのか、 チハヤの身体にしがみついたまま首を横に振る。] あ、ぁ……ッ、 ん、ぅん [他の誰かに聞かれたところで、 その子たちも巻き込んでしまえばいいこと。 生者はみな堕ちて、怪異へと成り果てればいい。 そう思っているのに、人間の頃へ戻ったように 声を唇の奥へ閉じ込めようとした。] ん、んッ ……んぁ ぁ ……ぅ [何もかもが思い通りにならなくて、 眼下の男に振り回されている。 理由はもう分かっている。 彼の興味が、与える悦びや快楽ではなく 目の前の自身に向けられていることを、 その行動すべてが示しているようだったから。] (*49) 2022/08/12(Fri) 22:26:22 |
【人】 空虚 タチバナ[誰も助けてはくれなかった。 誰も気づいてはくれなかった。 世間の不幸と比べてしまえば、 自身の地獄は途端に甘えへと成り下がる。 その程度の人生だった。 本当に……生まれたのが私でなければ、 それこそチハヤのような人だったなら、 誰も不幸にしなかったのかもしれない。 それでも、 あの世界しか知らなかった私には、 どうしようもなく耐えがたい日々だったのだ。] (139) 2022/08/12(Fri) 22:26:56 |
【赤】 空虚 タチバナ[だから、私はこの男が憎い。 憎くて、羨ましくて、おいしそうで、 ――ほんのちょっぴり、怖ろしい。 彼の欲望が自分に向けられているのが分かる>>*45。 求めた夢を満たすだけの価値を己に見い出せずとも、 チハヤをここに留めるだけの理由はあるだろう。 留まれば、彼の命は喪われる。 あの時>>36は消えてしまいそうだと思ったけれど、 今はどうなんだろう…………分からない。 快楽に溺れるどころか、 それすら糧にして己の欲望を育んでいるような。 自我を失うどころか、 これまで希薄だった分を取り戻すような。 その貪欲さは、執着は、 一度すべてを諦めてしまった私にとって、 生の輝きに等しい。] (*50) 2022/08/12(Fri) 22:27:26 |
【赤】 空虚 タチバナ[だからこそ怖ろしいのだ。 家族への怒り、恨み、哀しみ。 生者への嫉妬、羨望、憎しみ。 気づいたら死んで、気づいたらここにいた。 そんな私のしがみつくべき存在理由が、 彼の欲に塗りつぶされてしまうのではないか。 塗りつぶされたら、どうなってしまうのか。 注がれて満たされてしまったら、 私なんて簡単に消えてしまうかもしれない。 それなのに気持ち良くて、もっとして欲しくて、 痛みと恐怖と快楽が頭の中でぐちゃぐちゃになる。] (*51) 2022/08/12(Fri) 22:27:55 |
【赤】 空虚 タチバナわたし……は、こわ い。 ……ぁ ぁッ、ふ、ふ。 おそろし い、ひと。 [彼が空虚に舌を這わせる頭上でぽつりと零した。 それは古いベッドが軋む音とお互いの荒い息と かき混ぜられる粘液の音しかしない病室の中でも 聞き逃してしまうくらいの小さな声だった。]* (*52) 2022/08/12(Fri) 22:28:40 |
【赤】 空虚 タチバナ[お預けを食らった抗議は痛みも恐怖も掻き消す 深い挿入に吞み込まれた。 意趣返しだと分かる彼の笑い声>>*46が 鼓膜を擽るだけで痺れが指先まで広がるようだ。] や ぁ…… っん ん [次の望みは叶えられ、古いベッドに白い肌が落ちる。 自重から逃れた代わりに彼の腰がより深く穿たれ、 これまでと違う場所を擦り上げられれば 腰の奥から脳天へ、何かが駆け上がる感覚がした。 汗も滲まなければ肌も冷たいまま。 しかし甘く蕩けた声と表情、水音の増した下肢が 彼の与えるものにどれだけ感じているかを 雄弁に伝えてしまうだろう。 腰を逃がそうとしても既に力が抜けきり、 彼が耳元に顔を寄せることも容易に許してしまう。] (*53) 2022/08/12(Fri) 22:28:57 |
【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結[むすぶ、と聞こえた。名前だと言っていた。 自分たちの発する淫靡な音だけが支配するこの場で 彼の名前が身の内を満たしていく。] ……あ、は。 チハヤじゃ、なかった……ね。 [名前を勘違いしていた己>>35を彼は知らない。 しかしそんなことを気にする余裕もなく、 零した笑みはどこか幼く、無邪気なものだった。] …………か、 れん。 花連って……よん で。 [家族と違う、私だけの名前。 ほんの一瞬、少なくともこの時だけは、 彼の言う箍>>78が外れたのかもしれない。] (-72) 2022/08/12(Fri) 22:29:27 |
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