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【神】 規律 ユス「ん? ああナツメ、少し待ってくれ」 空気の中へぽつりとか細い声がこぼれ落ちる。 溶けて消えて無くなる前に、それを拾い上げた青年はぱちりと瞬きをした。 どう説明したものかと少しだけ考えるように沈黙を紡いで、それから一度の頷きと共に答える。 「……ふむ。欲しいものを得る為には投票先に自分の意思を乗せない必要があってな。だからこうした。 それを考えると目的というより手段と呼んだ方がいいだろうか」 殆ど竹刀で投票先を決めた青年が言ったことと同じだ。目的などは触れずにそう話した。 (G73) 2022/02/27(Sun) 16:00:33 |
【墓】 清掃員 カミクズ>>+13 ヒメノ 「死にますよ。」 不貞腐れた子どものような様子に一度、苦笑して。 それから、あなたの言葉に肯定を返した。 静かで、穏やかで、でも、断定的な声色だった。 「誰に望まれずとも。 選ばれた時点で、ここで死ぬつもりでした。」 「でも、それがきみの為だとは確約できないです。 何より自己犠牲なんて身勝手の極致です。 誰かの為に、なんて言って自殺するのもまた偽善でしょう。 …それに、自分の命で誰かの命を担保するのは 双方命が軽くなるからやめろ、とも言われてしまいましたし」 そう言って、清掃員はもう少しだけ苦笑を深めた。 つまりは万が一の時、あなたの身代わりになる事はできなくて。 でも。 「それでも、諦めるにはまだ早くて。 もしかしたら…これは本当に極端で、楽観的な例ですけど。 この合議場から選ばれる臓器提供者が、 自分一人で足りる可能性も、無くはないわけですから」 結果的には、きみの為になるのかもしれません。 そんな屁理屈を言って抜け道を作る、ずるい大人だ。 (+14) 2022/02/27(Sun) 16:08:23 |
【秘】 あの日の ツルギ → 規律 ユス「 全部合ってる 。」…顔を上げた。君を濁った瞳が捉えた。ぐるぐると何かを煮詰めているように。 「実年齢と職業も合ってる。俺とお前は正真正銘同い年だから、そこは気にしなくていい。 んん……いざ伝えようとすると難しいな。俺にとってはこう、それが普通だったから。当たり前のことってさ、説明するの難しいだろ。」 皮肉を言うような抑揚と表情で、笑った。ああ嫌だ、嫌だ。 「 戸籍上は母と妹で、遺伝子上は妻と娘 。震災のあった日に、二人とも殺した 。」こうすればわかりやすいかな、と呟きながらプロフィールを書き換えていく。 (-139) 2022/02/27(Sun) 16:13:00 |
【置】 剣道 ツルギ【プロフィール】 名前:剣城 一成(ツルギ イッセイ) 性別/年齢:男/18 外見:チップ準拠/173cm 家族構成: 母 妹 職業:公立高校3年 「戸籍上は最初ので合ってるんだけど、遺伝子的にはこっちが正しい。 だからまあ、嘘であって嘘でないみたいな……」 (L0) 2022/02/27(Sun) 16:14:21 公開: 2022/02/27(Sun) 16:15:00 |
ツルギは、プロフィールを更新した。 (a30) 2022/02/27(Sun) 16:14:31 |
メイサイは、更新されたプロフィールを見た。 (t16) 2022/02/27(Sun) 16:23:19 |
【秘】 演劇 アクタ → 美術 エノ「なんで。 僕別に、誰のことも嫌いじゃないけど。」 きょとん、と目を丸めて不思議そうに君を見上げた。 自分の横暴な態度が、生への執着が、『死を受け入れる者』に対して摩擦を生んでいるなんて考える訳もなく 「今、言ったから、伝わったか?」 君を嫌っていないこと。 君の事を少し理解したこと。 君のぬくもりが温かいこと。 今日、行動しなければ、きっと分からないままだった。 だから 「良かった、」 だなんて、柄にもなく、思うのだ。 ▽ (-144) 2022/02/27(Sun) 16:27:31 |
【秘】 演劇 アクタ → 美術 エノ「笑うな………」 男は、初心だった。 この数日、女性に手を取られただけで逃げ出したことすらある。 「良いよ、別に、気にしないなら 僕も気にしないし!」 君が顔をずらすのと同時、 君に預けていた上半身を持ち上げて 真逆を向いてやった。 「残り全部飲んで良いよ! 飲んだら、帰る!」 飲み切るまでは、居るつもりらしい。 (-145) 2022/02/27(Sun) 16:28:04 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……成る程。それなら何も間違いは無いな」 硝子のような瞳の中には濁った瞳を持つ青年がいる。逸らされることはない。 「そうだな、慣れてしまって何も疑問に思わないことを他人に説明するのは難しい」 プロフィールが書き換えられれば漸く視線が手元に落ちた。手帳を確認する。 「……分かりやすくなったが、いいのか? 疑問を抱いて詳細を聞きにくる奴が何人も出る可能性があるが。 ……俺も何から聞いたものか迷うな。ひとまずお前が笑顔を浮かべたおおよその理由が分かったし、勘違いも無くなった。 ああ、まずは殺した理由について知りたい。勿論話すのが嫌なら答えなくていい」 (-146) 2022/02/27(Sun) 16:30:26 |
【秘】 剣道 ツルギ → 規律 ユス「聞いてくるやつはいるだろうけど…これ以上の説明ができないっていうか…… これが全てだって言うしかないしな。そんなめんどくさいことにはならないと思う。」 気持ち悪い。気分が悪かった。ここがVRでなかったらもう吐いてた。 「…殺した理由は…簡単に言えば 気持ち悪かったから 。タニシの卵と一緒。なるべく死んでほしいって俺は思う。 絶滅するべきだ。この世にいた形跡を一切残さず、死んでほしい。」 自分の正体を明かすのは、怪物であることを明かすのは、恐い。 「カイに言われて気付いたんだ。俺はあいつらのことが嫌いなんじゃなくて恐かったんだよ。生理的に気持ち悪くて、怖い。 どうしてって言われてもわからない。俺にとっては、そうだった。」 怪物の考えていることなんて、言うべきじゃない。知らない方がいいことだってあるだろ。 恐い。君はきっと何も思わないんだろうけど、君のためとか君のせいとかじゃなくて。 もう一人の自分がいつも後ろから追いかけてるんだ。あの女とあの子供の首を持って。言葉にしたら、距離を詰められる。 そんな予感がして、 (-148) 2022/02/27(Sun) 16:53:18 |
【秘】 不運 フカワ → 剣道 ツルギ「……、猟犬?」 野良猫にも思い当たることはあれど。 問題ないと頷いて水面をみやった。 「……はぁあ……」 ため息が出て、ふと。 どんな結果になろうとも、明日の合議を休みたくなるほどには疲れがたまっているのだと気づいた。 「そうですか、なにもないよりは良いと思ったんですけど。 わかりませんね、皆さんのことは」 責任のがれや、自分が死なない可能性をあげるのにぴったりだと思うのは自分だけだったかと独り言。 「……値札って言い方は、わかりやすいですね。 桁も違いそうです、そこの二人はどんな関係なんですか……? いつの間にか同盟のようなものでも組んでいたか、それとも景色の話があったので……良い方向で意気投合できましたか」 (-149) 2022/02/27(Sun) 16:54:23 |
【秘】 剣道 ツルギ → 不運 フカワシフトレバーを動かしてエンジンを止める。駆動部から伝わる細かい振動が収まった。 「……はい。みんなのこと、よくわかりません。みんなもきっと、俺のことよくわからないでしょうけど。」 深く息を吐く。こちらはため息ではなく身体をほぐすための深呼吸。 いつもよりも慎重に運転した分、短い距離なのに何だか疲れた気がする。 「どんな関係………か、は難しいっていうか。 少なくとも友達じゃないですね。恋人とかでもないです。 同盟ってわけでもないです。もし同盟なら、自分たちに票は入れないでしょ?」 そう言うと、シートベルトを外して外に出た。グッと背伸び。 先日のドライブとは違って、水面は大きく波打たないし潮の香りもしない。 「意気投合…したのかなあ。 でも、そうなりたくはある。その為の手段がアレです。」 池の中央に竹刀が現れる。先ほど裁判場で作ったように、垂直に。 パン、と手を叩けばそれは池に落ちた。 (-150) 2022/02/27(Sun) 17:11:47 |
【秘】 規律 ユス → 剣道 ツルギ「……」 何も言わずに手帳を開き、文字を書き込んだ。 W水のボトル二本W。 出したものが両手に収まっていることを確認する。 たん。とん。 自分の目の前と、貴方の前に並べる。空気を壊すように。 「話をするとどうしても飲み物が欲しくなる。お前が何も出さないから、代わりに出した。飲みたくなったら飲んでくれ。その様子だと今はかえって飲めないだろうが」 話の腰を折るようにそう呟いてから己の分のボトルの蓋をぱきりと開けて水を飲む。 「……そうか。病気の類と一緒にされてはお前が怒るかもしれんが、それを承知で言うぞ。 俺が心臓の病気を持っていたように、お前もまた先天的な恐怖や嫌悪を持っていたのだろうな。そういうものはどうしても説明がつかない。好きで持って生まれたわけじゃないだろう?」 唇の端を少し濡らす水を親指で雑に拭い、またボトルを自分の前に戻す。 「話してくれてありがとう。お前の妻も娘も死んだ。形跡、痕跡、生きていた名残はどこかにあるか? あるならそれら全てを一緒に消そう。無いなら、この話はここで終わりだ。 具合を悪くさせる話を続けさせるのは不本意だ」 (-151) 2022/02/27(Sun) 17:16:05 |
【神】 剣道 ツルギ(現国の授業もっとちゃんと聞いておくべきだったな…) ナツメとユスのやり取りを見ながら、内心ちょっと後悔した。 「 俺は…わかりやすく言ったつもりでした…… 」耳打ちの内容までは聞き取れなかったけど気にしなかった。 逃がす気なんてもうないし 「死にたくないってわけでもなくて、いきたくないってわけでもなくて〜… なんだろう、今は宝くじを買った状態ってかんじ…?」 別にわからなくていいよ、と最後に付け足した。 (G76) 2022/02/27(Sun) 17:17:05 |
【独】 規律 ユス思ったよりツルギがこっちへの好感度高くて(好感度あるのか?という感じだけど)びっくりした 俺応えれるかわからんのだけどええんか……?責任取るし、幸せにするからな…… (-152) 2022/02/27(Sun) 17:27:01 |
【秘】 演劇 アクタ → 涙眼 ユメスケきっと返事は、それなりに時間が過ぎてから。 自分の考えを整理して、落ち着いて、そうして、君の話を読んで、長考してから。 全体メッセージに流れてしまった分も、流し見程度に読んではいた。 だから、抜け落ちた分にも気が付いたけれど、言いたくないなら、言わなくて良い。……そんな事を考えつつ、知らないふりをする。 そうして、たっぷり時間をかけて、君へと文字を送るのだ。 『ありがとう お前に価値を問われた意味が 少しだけ分かった気がした』 『なんだろうな 過去を嘆くのは性に合わないから 今の話なんだけど』 『今のお前が W自由Wに価値があると思うなら 僕はそれを尊重したいと思う』 『けど、じゃあ、その為に何が出来るって言われたら 何も無いから すごくもどかしい』 ここでまた、長考の間が開いて。 『とりあえず、 辛くてどうしようもなかっただろうに よく一人で頑張ったな。 有難く、糧にさせてもらう。悪いようには、絶対にしない。』 君に、ぽん、と。クラッカーのかたちのスタンプが送られた。 (-153) 2022/02/27(Sun) 17:33:00 |
【秘】 美術 エノ → 不運 フカワ「特別感があるんだ。」 「じゃああんまり笑わない方が良いのかも。」 レアものにしようかな、と呟いて。 まぁ、何もせずともレアものだ。 どうにも笑う機会に乏しい。 「そんな感じかな。」 「……まぁ、仕方ないよね、この時代に生まれて、この時代にしか生きられない。」 「空は暗すぎて、飛ぶ気になれないな。」 そんな諦観はきっと、現代の人間全員が少なからず持っているはずで。 だからこそ、それに抗うように3に〇を付けた人を、凄いなと思ったりしたものだ。 何故そうも辛い道を行こうとするのか、理解ができない。 「……おわ……………」 すっぽり、体が倒れて胸元におさまる。 温もりと、鼓動が聞こえる気がする。VRの世界なのに。 …………落ち着く。安心、なのかもしれない。 「……悪くないね………でもこれは……眠くなりそう………」 ちらり、と君を見上げて。 下から見上げた君の顔、君の顔ではないけれど。 また印象が違うように思えた。 (-154) 2022/02/27(Sun) 17:42:58 |
【神】 不運 フカワ素直に公平を貫いているのは己だけなのか? 同じ方法で示した二人となにか温度がちがうのを感じる。 今日も最後まで居座っていればぼんやりと端末を弄った。 (G77) 2022/02/27(Sun) 17:44:00 |
【秘】 清掃員 カミクズ → 剣道 ツルギその日の話し合いが終わり、疎らに解散となった後。 清掃員は、珍しく自分から人を探していた。 とにかく歩き回るなり、情報端末で位置情報を調べるなりして。 いつ、どこであなたの元に辿り着いたかは想像に任せよう。 勿論あなたにとって都合が悪ければ避けたっていい。 無事見付けられたなら、おずおずと声を掛けるけども。 「──あの、ツルギさん。 今、お時間大丈夫でしょうか。」 「ええと、その。 どうにか上手く死ぬあてが付きそうなので。 お手を煩わせる事、無くなりそうです… っていうのと、それから、お話しておきたい事があって。」 相変わらずどこか物憂げな、 それでも、以前よりは幾らか悲観的な色の薄れた笑顔だった。 (-156) 2022/02/27(Sun) 17:49:23 |
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