17:54:28

人狼物語 三日月国


75 【身内】星仰ぎのギムナジウム【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a2) 2021/06/01(Tue) 21:09:48

『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a4) 2021/06/01(Tue) 23:15:32

『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a5) 2021/06/01(Tue) 23:15:53

【置】 『一番星』 スピカ

つかの間の平和が訪れる、その前に。
早朝。誰も食堂にいないような時間。
彼女は食堂にやってきた。

『いない』立場の彼女、
それもたくさん食べなければいけない彼女。

当然、食料を大量に仕入れる手段の一つとしては、
食堂の備蓄に手をつける、というものを取らざるを得ない。

『いない』ものを見るとまではいかなくても、
見て見ぬふりをする、行動を許す、
という微かな光がこの世界に生まれたのは救いだった。

だから、こうして些細な取り計らいに甘えて、
開く前の食堂に忍び込んで、食料を、昨日と同じように、
集める
はず
だったんだ。
(L0) 2021/06/02(Wed) 0:17:49
公開: 2021/06/02(Wed) 0:20:00

【置】 『一番星』 スピカ

そこには、幼い、彼の、死体が。


『いない』子を一生懸命探して、

走り回っていた、彼の。亡骸が。

悲鳴をかろうじて己の立場という理性に留めて、

食堂から逃げ出して。

なんで?どうして?
彼女は、彼がそうなった事情を知らない。

ただ、あれは、私だとしても助からない。
そういうやりかただ。

必死で部屋に走って戻り、息を切らせて、
横になって、様々な疑問と、見た光景で、
頭の中をぐちゃぐちゃにした。
(L1) 2021/06/02(Wed) 0:18:23
公開: 2021/06/02(Wed) 0:25:00

【独】 『一番星』 スピカ

ヒビが入りかけた心に、その光景は余りに。
(-0) 2021/06/02(Wed) 0:27:53
スピカは、部屋に閉じこもった。
(a8) 2021/06/02(Wed) 0:28:26

『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a9) 2021/06/02(Wed) 0:29:11

スピカは、ノックに応対した。
(a15) 2021/06/02(Wed) 15:19:01

【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクス

ノックに返事をしてから、暫くかかる。
頭では応対しなければ、と思っても、
体が動かなかった。

這うように床を移動して、ようやくドアを開ける。

「あら……カストルさん……どうしたの?」

スピカは、あなたに起こった異変をまだ知らないし、
この施設がいい方向に向かいつつあることも、
記憶や治療に対する"処理"が任意で選べる事も知らない。
頭の中は、彼の死に支配されていた。
(-13) 2021/06/02(Wed) 21:18:12

【秘】 カストル と ポルクス → 『一番星』 スピカ

あれ、スピカ死んでない?

『ひどい顔色、不味いんじゃないかな』

「どうしようか……オレお茶いれてくる〜」

パタパタと駆けていく長男。
一見なにも問題なさそうな、弟のほうが
ぬいぐるみを抱えて見上げる。

『分かった。どうも、
死んで……

 じゃなくて大分拗らせてたり?』
(-14) 2021/06/02(Wed) 21:34:31

【秘】 『一番星』 スピカ → カストル と ポルクス

「半分死んでるといっても過言じゃないかも」


今の精神状態におけるスピカにとっては、
あなたたち二人は救いだっただろう。
想い人にはかえって弱い所を見せられず、
それ以外の人間ならば、
彼女は風紀委員スピカのペルソナを引っ張り出すことになったはずだ。

「食堂の話、聞いていないの?それでちょっとね……」
自分は大人が集まる前に逃げてしまった。
だから、彼がどのように扱われているかも把握できていない。
ただ、騒ぎになっていないことはないだろう、と考えて、言った。
(-16) 2021/06/02(Wed) 21:43:26

【人】 『一番星』 スピカ

>>@9
「バカ」


金貨二枚を受け取った。
食べる気にはならないが、
まあ、お茶会を断るのも、かわいそうだろう。

「おバカ!!」


ここで広げないで、といいたげに
(どうしてこんなことを言う必要があるのだろう?)
部屋に招いた。

幸いにも、この間ルヘナが来たときのまま、
テーブルと椅子はそこにあった。
椅子は二人分しかないが……。
(7) 2021/06/02(Wed) 22:40:22

【人】 『一番星』 スピカ

>>@10
「なんでも……いや……
 普通にミルクティーにして。
普通に


彼らに己のオールを漕がせてはならない。

「で、どうしたの?」

一応、問う。
彼らに道理も理由もとくになく、
本当にお茶会をしにきただけだと思うけど。
兎のぬいぐるみが大きすぎて、前は見えない。
床に置く気はなかった。
(8) 2021/06/02(Wed) 23:32:55

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

これは朝食後のどこかの時間。

スピカを探している。
ブラキウムはあなたの顔を見てお礼を言いたかった。
(-18) 2021/06/03(Thu) 0:28:29

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

彼女は朝食の席にいなかった。

『アフターフォロー』の話も、
まだ彼女には回ってきていないだろう。

……スピカの部屋を訪ねたならば、
きっと彼女に出会うことはできる。

食堂が開く前の一回を除いて、
彼女は部屋から出ていない。
(-19) 2021/06/03(Thu) 1:09:10

【人】 『一番星』 スピカ

>>@11

うさぎを抱きしめた。
抱きしめると言う行為にはいろいろ思うところがあり、
これもまたスピカの心を掻き乱した。
ああ、これぐらい気安く抱きしめられたなら。


金貨をお茶菓子に、ミルクティーをいただく。
大丈夫だ、ちゃんと食べられるし、
多少はおいしくも感じる。

「森ぃ?」

なんで?

「あのねぇカストル。さすがにそれは……怒られそうだけど」
どうだろう。カストルは放任されるのかもしれない。

「いや、怒られないとしてもさすがに急すぎるわよ……
 授業とかもどうするの」
(11) 2021/06/03(Thu) 10:24:36
スピカは、うさぎのぬいぐるみを、密かに誰かを想いながら抱きしめた。
(a23) 2021/06/03(Thu) 15:03:47

【人】 『一番星』 スピカ

>>@13
「……まあ、来いと言われれば行くけれど。
 森の話はおいておいて、そっちは気になるから」

外に出るような気は起きなかったが、
カストルとポルクスを放置するほうが遥かに危険だ。

よっこいせ、と立ち上がる。
でかいうさぎのぬいぐるみは抱いたまま。

あなたについていく意思はあるようだ。
(12) 2021/06/03(Thu) 17:12:15
スピカは、ぬいぐるみが邪魔で前がよく見えない。
(a24) 2021/06/03(Thu) 17:12:30

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

「えーっと……ここかな。他人の部屋に自分から行くなんて滅多にしないから困ったよまったく」

あなたの部屋の前に立ち軽くノック。

「スピカ。僕だよ。ブラキウムだ」
(-35) 2021/06/03(Thu) 17:43:55

【人】 『一番星』 スピカ

>>@16

「何何何何」

爬虫類、そんなに得意ではないのに見せられても……
珍味としてならまあ。


「あの……というかうさぎのぬいぐるみそろそろ引き取っ……」

>>@15

「何?」


ラサルハグ先生が穴にはまってるところを見せられるだなんて、
一体どこの誰が想像できるのだろうか。万馬券もいいところだ。

「どうしろっていうの……」
(13) 2021/06/03(Thu) 20:16:06

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

>>-35
来訪者の声を認識すると、
無理やり起き上がり、ドアを開ける。

「ブラキウムさん。……どうしたんですか?」

幽鬼のような青い顔の女が、あなたを迎えた。
(-40) 2021/06/03(Thu) 20:35:28

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

>>-40

「うわ。酷い顔だね。大丈夫かい?
ひとまず区切りが付いたから挨拶に来たんだけど体調が悪いなら改めるよ」

初めて見たあなたの顔は随分と……想像以上に酷い。
迎えられれば心配しながら中に入るだろう。
(-43) 2021/06/03(Thu) 21:31:17

【人】 『一番星』 スピカ

>>@17
「そもそもなんで落としたのよ……」

正論。

「もう、ほらこれ持ってて」

双子にうさぎのぬいぐるみを優しく押し付けて、

「先生、あがれます?」

なんて声かけをした。
(14) 2021/06/03(Thu) 22:07:52

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

>>-43
「っあー……」

眼鏡を外して、頬を数度叩いて気合を入れた。

「……うん、大丈夫ですよ。
 ちょっと……色々見たのでね。食堂とかで」

『食堂のサルガス』は噂になっているだろうか?
スピカには判断がつかなかったので、
とりあえずは濁すことにした。
来客用のテーブルに着席を促し、
いくつか保存食の中から甘味を見繕う。

「区切り……というと保険周りの話が
 無事に終わったということですか?」
(-48) 2021/06/03(Thu) 22:16:28

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

>>-48
「あんまり無理するものじゃない。
僕らはもっとゆっくりのんびり生きてもいいと思うよ。
上に立つ者は休息もきちんと管理しなくては、いざという時に守るものも守れないからね」

まじめだなぁと思いながら席についた。
食堂の件についてはすぐには触れなかった。

「うん。ルヴァの事はもう大丈夫なんだ。
これからは僕がずっとそばに居る。
何があっても、どこに行ってもね。
だから君も君の大切なものの為にその善意を向けてあげて」

二人で向かう先はどんな地獄でも構わないと言ったから、そこにあなたをこれ以上巻き込むことはきっとお互いに良くない。
あなたまでが、暗闇に沈んでしまうことはない。
空に輝く一番星が必要な人は他にたくさん居るはずだ。
(-52) 2021/06/03(Thu) 22:34:28

【人】 『一番星』 スピカ

>>@19 >>@20 >>@21 >>@22
被害者と加害者たち

「あのね…………」

説教しようと思ったが、やめた。
暖簾に腕押し、糠に釘。
【ご存知ですか?】
一般的に人を落とし穴に落としている状態で
話す文化はありません。


「ごめんなさいね先生。こういう子だから」

「で、えーと、野外学習?
 なんか、カストルが森で泊まり込みしたいらしくて……」

そんなことが通った前例はなく、
おそらく通らないのだろうが。
先生を救うためには、多分話をしたほうが早いだろう。
(15) 2021/06/03(Thu) 22:51:35

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

>>-52

「ね。本当、休んだほうがいいとは思うけど。
 ご飯も食べないと……」

彼女に休憩の選択肢が与えられるのは
もう少し先、大人から話が持ち込まれる時だろう。
が、今はあなたと語らうことが休憩になる。

「……へぇ。なぁるほど。
 一緒にずっと歩いていけるのは、羨ましい。
 ………私はやっぱりみんなの風紀委員じゃないと
 駄目ですかねー」

大切な人にはフラれちゃったし、と苦笑いした。
それでも、大切な彼が言った通り、
みんなのための一番星にはまだなれるのかもしれない。
(-58) 2021/06/03(Thu) 23:12:26

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

>>-58
「そうそう。まずは栄養補給もちゃんとしないと。
まったく、朝食くらいちゃんと食べないと、なんてまさか君に言う日が来るとはね」

こうして口を動かしていればふさぎ込んでいるよりはマシなはずだ。
ブラキウムはあなたに何があったのか全てを知らないけれど。
知らないからこそ言える事もあるかもしれない。

「羨ましがるのが結構だけどオススメしないよ。
君には君のやり方があるさ。
君じゃないと守れない人は絶対に居るんだよ。
生きて前を向いていれば……それこそ明日にでも現れるかもしれない」

「君はもっと誇っていいと思うよ」
(-61) 2021/06/03(Thu) 23:47:27

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

>>-61

知らぬからこそできることもある。
日常会話は、確かにスピカを癒やしている。

「ブラキウムさん……ありがとうございます。
 私、ちょっと、今日まで……
 何も救えないし、
 手に入れたいものも全部手から零れ落ちて。
 そう思ってたんですけど。
 そんな私でも、誰かの役に立ったのでしょうか」

スピカにはこの騒動で役に立てた感触がなかった。
でも、色々な人に背中を支えてもらえたら、
まだ前に歩けるかもしれないと思った。
そして、支えなしでは歩けない自分を少し情けなく思った。
(-63) 2021/06/04(Fri) 0:14:43

【人】 『一番星』 スピカ

「これ以上被害範囲を広げないでほしい」

切実だった。
話は聞いてるようなので何も言わない。
行動に反映されるかはともかく。
(19) 2021/06/04(Fri) 12:41:02
『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a25) 2021/06/04(Fri) 12:58:30

【人】 『一番星』 スピカ

>>@29

「……すいませんね先生、本当に」

本当に申し訳ないと思っている。
自分は落とし穴に関係ないのに……。
あなたに手を伸ばして引っ張り上げようとしている。

部活動などに関してはカストルとポルクスが考えることだし、
自分は風紀委員があるので頭数には認められないだろう。
彼らが考えることだ。
(21) 2021/06/04(Fri) 14:21:20

【人】 『一番星』 スピカ

>>@32 >>@33
「先生……」

「帰っていい?」


ルヘナとどんなことをしたのか、
先生目線でちゃんと教えてほしい気持ちはあったが、
カストルとポルクスがいると
ややこしくなるだろうな、と思った。

双子の翻訳も終わったので、
スピカはそろそろ帰ってもいいかなと思ったが、
勝手に帰ると後が怖いので、
とりあえず双子が戻ってくるまで待つしかなかった……。
(23) 2021/06/04(Fri) 17:13:52

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

>>-63
「君は真面目すぎるんだよ。
今回はたまたまそうだっただけ。確かに救えなかったものもたくさんあるけど、救えたものもあるはずだよ。
森に近づかなかった子は守られたし、君たちの見回りが結果的に抑止にも繋がったのは確かだと思う。
それに僕だって君という保険があったから賭けにも出られたんだよ?」

あの日のブラキウムのような子どもにも隔てなく接するあなただからこそだろう。

「一人でできることなんてたかが知れてるんだよ。
上に立つものが一人きりである必要なんてきっとなくて、だから誰かと話をして手を取るのさ。
本当に欲しいものがあるなら遠慮とか捨てちゃって、君自身が選び取るんだ。
スピカはもっと欲張りになってもいいんじゃないかな」
(-71) 2021/06/04(Fri) 18:01:24

【人】 『一番星』 スピカ

>>@34

ああ、彼らはきっと。
朝食の席に出なかった私を気遣ってくれたのだろう。
でもそれお茶会のお菓子じゃダメだったの?


食欲があまりなくとも、
食べるだけなら簡単だ。
彼らが選んできたものなら、まあ当たらないだろうし。
好意を無碍にすることはない。
いつものようにモシャモシャし始めた……
(24) 2021/06/04(Fri) 18:37:50

【秘】 『一番星』 スピカ → 一人の少女 ブラキウム

>>-71

「そう……そうね。
 私がいなかった時どうなっていたかなんて、
 誰にもわからないけれど。
 きっと、みんながそう言ってくれるなら役に立てた。
 そう思える気がするわ」

『いない』ことにされてからの数日を思い返す。
自分の行動を客観視なんてできないし、
自分が正しく働けたとも思えなかったけど、
目の前の少女と、それから彼女と語らった色々な人が、
自分を頼ってくれたということは、
そろそろ認めてもいいと思った。

「ええ……本当にね。一人で立ち回ることの困難さは、
 随分と身にしみたわ。
 我儘を言っても、
 苦しみを吐いてもいいって言ってくれる人もいたし。
 一人で戦おうなんて、思わないほうがいいみたい」

本当に欲しかったものの顔を思い浮かべた。
未だ諦めてはいない。そして、ブラキウムと話しているうちに
決心が固まった。
(-74) 2021/06/04(Fri) 19:20:27
スピカは、ブラキウムに感謝した。
(a26) 2021/06/04(Fri) 19:21:18

【人】 『一番星』 スピカ

>>@37

「別に違法なキノコじゃないわよ……」

そう、昼間の森の立ち入りは制限されてはいるが、
別にそれ自体は咎められることではない。

この奇妙な双子に
気に入られるようなことをした覚えはないが、
ともかく彼らのお気に入りの一つであることは
間違いないらしい。

この先の受難を考えると頭が痛くなったが、
これも風紀委員の努めだろう。

とりあえず、ラサルハグ先生に目配せをしておいた。
――あとでお詫びに行きますからね――――

これも、『つかの間の平和な日常』には違いない……
(25) 2021/06/05(Sat) 0:44:19

【秘】 わるいおとなの ラサルハグ → 『一番星』 スピカ

「貴方も、何か困ったことがあるなら遠慮せず相談するんだよ。
私はしがないカウンセラーだからどこまで協力できるか分からないし、ましてや"呼ばれた"事がある貴方は先生たちに良い印象を持っていないかもしれないけど。

でも、先生の中には傷つけない方針の人もいるから。そういう人を頼るといい」

男はギムナジウムにいる大人は皆"自分と同様子供達を愛している"と未だ信じている。"悪い大人"の概念が存在しない。
そういう風に『調整』されたから。


わるいおとなは今もなお、暴行も"治療"も愛ゆえなのだと信じてやまないのだ。
(-80) 2021/06/05(Sat) 3:13:18

【秘】 一人の少女 ブラキウム → 『一番星』 スピカ

>>-74
「うんうん。
そういう素直でまっすぐな方が君らしくていい。
スピカは君が思う以上に人の支えになれるんだよ。
はっきりと言葉にできなくてもいつの間にかね。
一種の才能だよ?」

自分の行動の結果が見えるか見えないかの違い。
見えないからその価値が劣ることなんてない。
何気無い日常というのは、まさに見えない努力によって成り立っているのだとブラキウムも痛感させられた。

「風紀委員である前に一人の人間なんだからさ。
誰にどんな扱いをされようとまずは君がそうしてあげないと……君のこころが泣いてしまうよ。
スピカは強い人だから我慢できてしまうかもしれないけど並び立てばもっと強くなれると思うんだよね」

一番星の他にも空に煌めく星ははじめからずっと数多ある。
あとはそれに気づくだけだ。
(-94) 2021/06/05(Sat) 10:44:42

【人】 『一番星』 スピカ

>>@39 >>-80 >>@40 いい大人

身を寄せられ、一瞬、身を固くする。が。

「……ありがとうございます」


あなたの言葉を聞けば、警戒は緩む。

ルヘナのために手間をかけてくれた
(とルヘナは言っていたと思った)
先生(大人)なら、少なくとも頼れるかな、とは思った。

だから、お礼とともに、会釈を。
スピカが今後あなたを頼るかはわからない。
でも、少なくとも大人に対して十把一絡げに
嫌悪を示すようなことはなくなっただろう。多分。
(32) 2021/06/05(Sat) 12:15:57

【人】 『一番星』 スピカ

>>-94

「一人の人間……」

その言葉が強く胸に響いた。
やっぱり、そういうことなのだ。
結局一人の人間にできることは多くなくて、
だからこそみんなで並んで立つべきで。

ここ数日に起きた様々なことは、
風紀委員という『形』に囚われていたスピカへの、
解呪式だったのかもしれない。

「気づかせてくれて、ありがとう」

ブラキウムだけでなく、
横に並んでくれた色々な人に感謝を捧げて。
これからも一番星は昇り続けるだろう。
今度は、周りの星も見えるはず。
(33) 2021/06/05(Sat) 14:47:03

【独】 『一番星』 スピカ

『アフターフォロー』の話が、ようやくスピカにも回ってきた。

ここ数日で起きた出来事の記憶が処理できること。
『いない』ことになったことをなかったことにできること。
治療については、そもそもただの暴力だったので、
スピカには関係なかったが……

『いない』ことになり続ける理由はないと思ったが、
問題は記憶の処理だ。
ここ数日に起きた出来事は、酷く彼女の心を苛んだ。
今まで見えなかったものも見させられたし、
失恋もしたし、
そして、サルガスも……

そう考えると、何もかも全部忘れて、
元通りの風紀委員に戻るのも、悪くはないと思った。
むしろ、そうしたほうがいいのだろう。
彼女の心には、もうヒビが入っているのだから。
(-108) 2021/06/05(Sat) 15:39:01

【独】 『一番星』 スピカ

>>-108

「いえ……大丈夫です。
 私にも、忘れたくないことがありますから」

ルヘナへの想いは忘れたくなかった。
きっと、いや、絶対にこれは叶わないとわかっているけど。
それでも、諦めることはしたくなかった。

サルガスのことを忘れたくなかった。
彼がどうして死を選んだはかわからないが、
自分が忘れたら、もしかしたら
何もなかったことになってしまうかもしれないから。

『いなくなる』ことを忘れたくなかった。
だって、あんなに辛くて苦しいんだから。
それを知っている人間がここにいれば、
次はきっとちゃんと手を差し伸べられるから。
目標はエネルギーなのだから、
彼女がそうしても一時凌ぎにしかならないが、
彼女はそんなことは到底知り得ない。


だから、彼女は、何もかもを覚えていることを選んだ。
(-109) 2021/06/05(Sat) 15:50:38

【独】 『一番星』 スピカ

>>-109
今は支えてくれる人がいることを知っている。
並んでくれる人だっている。

一番星であろうとすれば、
空に煌めく星が見えることを教えてもらった。
だから、ひび割れた心をテープでぐるぐる巻きにして。


彼女は輝き続けたいから。
前に歩くことを止めない。
そう決めた。
(-110) 2021/06/05(Sat) 15:56:07
『一番星』 スピカは、メモを貼った。
(a27) 2021/06/05(Sat) 15:59:50

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

ここ数日の騒動も一応の決着を見せたころ、
スピカはルヘナの部屋を訪れた。

彼がどんな道を選んだのか、
彼は大切な人とちゃんとお話できたかとか、
ああ、色々考えてはしまうけど。

結局、自分がルヘナに逢いたいだけだな、と思いながら、
あなたの部屋をノックした。
(-111) 2021/06/05(Sat) 16:40:17

【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ


 あなたがノックをしてすぐ、パタンと本が閉じる音。
 それから一人分の気配が扉の前まで来て、
 そっと開けられた扉の向こうからルヘナがあなたを覗き見た。

「ああ、スピカか。どうした、俺の部屋に来るなんて珍しい。
 密に話したいことがあるなら……どうぞ?」

 あなたを案内する、あるいは部屋の内情を見せるために
 二歩だけ扉の前から横に避ける。
 先程入寮したばかりかのようなさっぱりとした内装の中、
 窓際のテーブルに一冊だけ本が置かれている。
 それ以外には部屋の端の段ボール、一脚の椅子、ベッド程度が
 この部屋に置かれた『家具』と言えるだろう。
(-112) 2021/06/05(Sat) 16:47:19

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

「あー……」

何も考えず、話したいというだけで
部屋にやってきてしまったが、
これは……押しかけなんたらというやつでは!?
いや、やましいこととかないし、大丈夫、
と思いながら、

「ほら、一応色々が一段落したじゃない?
 だから、ルヘナの様子が見たくて」

などと言いながらお邪魔することにした。
部屋を眺め回すのは失礼だな、とわかってはいても、
その所作は隠しきれなかった。
(-113) 2021/06/05(Sat) 16:55:48

【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ

「ああ、なるほど。確かに色々あったな……
 まだ感覚や意識が日常に戻り切れていないよ、俺は」

 本当に色々あったし答え合わせはまだまだ先だ。
 常の生活と異なることの多さと、
 今まで無関心だった諸々へ意識が向いたことによる変化に
 まだ適応しきれていないらしい。
 
小さな友人の姿を最近見ていないが、彼も忙しいのだろうと思っている。


「まだ落ち着けていないことを除けば、俺は特に変わりない。
 スピカは……どうだ?
 少なくともこうして話ができる程度には元気である、と
 俺は認識しているが」

 部屋を眺め回されても何も気にしない。
 図書室で借りた本、備え付けのものと思われるテーブルと椅子、
 その他のものが雑多に押し込まれた段ボールひとつ。
 そうしてルヘナはあなたに椅子をすすめ、自分はベッドに座る。
(-114) 2021/06/05(Sat) 17:04:37

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

>>-114

「まあ、結構へこんだりもしたけど……
 いつまでもそうしてもいられないなって。
 前を向くことにしたの。
 いろんな人に支えてもらっちゃったけどね」

もちろんあなたの存在もある。

簡素な部屋だな……などと失礼なことを思いながら
勧められるまま椅子に座ると、
一番気になっていたことを切り出した。

「えーっと……セキレイさんとは仲良くやってる?
 ほら、色々変わっちゃったから、
 セキレイさんもどうなってるのか私知らないし」

そもそも誰かも知らないどころか、性別すら知らない。
でも、ルヘナとセキレイの関係は応援するべきなんだろうなと
思っている。
思い込んでいる。
(-115) 2021/06/05(Sat) 17:27:22

【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ

>>-115

「なるほど。お前が前を向けたのなら本当によかった。
 色んな人に支えられていいんだよ、
 支えて支えられてでいいと俺は思う」

 そうして語る姿はとても穏やかで、純粋な気持ちで
 あなたの今後を喜ぶものだ。
 それから、あなたの問いかけにはひとつ頷いて。

「ああ、仲良くやっている……と思うよ。
 何も知らなかったことに気付かされたから、
 感情を伝えることも含めて色々やっていくつもり。
 ……正しいかどうかはちょっと、分からないけど」

 こうしたかった、こうしてほしかった。
 その欲求を満たされはしているが、
 どこかで生じている痛み、違和。
 気付こうとして気付くのを避けたものがあるためか、
 少しあいまいなものが混ざりつつ。

「でも、もっと知識を食っていくっていう目標もできた。
 悪いことにはなっていない、んじゃないかな。
多分。

 今後を見ていて、スピカ目線でダメそうだったら
 その時は教えてほしい」
(-116) 2021/06/05(Sat) 17:53:21

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

>>-116

「仲良く……」

まあ、そうだとは思ったが、
そこに一抹の隙がないかなと思ってしまった自分を嫌悪した。

「まあ、ルヘナがいいならいいんだけど……
 ダメそうなら、というなら、多分……
 大人側についていくのが、
 そもそもあんまりよくないと思うわね。
 そう言われてやめるなら、そもそも突っ込んでないだろうけど」

ため息が、一つこぼれた。
いくらアフターフォローをしてもらっても、
大人のやることはやっぱり善行とは思えなかったからだ。

「……お互い難儀な身分よねぇ。
 あなたは大人側であることを捨てられないし、
 私もそんなあなたが好きだなんて。恋は盲目ってやつかしら」
(-117) 2021/06/05(Sat) 18:09:28

【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ

>>-117

「そうだな、……と言いたいところではあるが。
 もう既に『呼ばれて』いる以上目を付けられているし、
 元々頭のほうを見出されているらしい……から、
 前みたいなことになる可能性は少ないと思う。

 ……あとはまあ、セキレイも少し考えが変わったらしいし
 今のギムナジウムを変える方向には進めるはずだから」

 きっと大丈夫。
 盲目故の、子供故の、経験が少ない故の、
 そんな
楽観的な希望
を語って笑って、

「恋は盲目……そう、
……そうなのかもしれない?

 知らないことだらけで見えないことだらけで。
 何かを見落としているかもしれないな、お互いに」

 少なくとも今、自分が彼の内心が分からないように。
 少なくとも今、あなたがこの破滅的な道を行く少年の
 腕を引く術を見出せずにいるように。
(-119) 2021/06/05(Sat) 18:24:53

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

>>-119
「本当ね?嫌よ、私。またあなたが『いなく』なるのは。
 まあ、今回はきっとあなたの手を取ってみせるけど」

そんなことをすればまた目をつけられるのだが、
きっと、彼女はルヘナを救えるとすれば、
いくらでもその身を投げ出す。

「そう……そうね。
 私達、きっと、何かを変えるにも、
 先に歩んでいくにも、
 まだ見えてないものが多いと思うの。
 でも、不安じゃないわ。
 前よりも色々なことを知っているし、
 人間は知識を得ながら前に歩けるんだから」

何より、あなたがいるから、という呟きは耳に入るだろうか。


二人は。似たもの同士なのかもしれない。
それでも、少なくとも、つかの間の平和が崩れるまでは。
きっと、破滅に見舞われることもない。
(-121) 2021/06/05(Sat) 18:40:56

【秘】 受容者 ルヘナ → 『一番星』 スピカ

>>-121

「それについてはそっくりそのままお前に返すよ。
 『いなく』なることがスピカ、お前にとって望ましくないなら
 俺はそれをよしとしない。
 ちゃんと誰かしらに手を伸ばして頼ってほしい」

 自分じゃなくてもいい、とは言わなくても分かるだろう。
 そして、あなたのことだ、手を伸ばせる人間はきっと
 これからもどんどん増えていく。
 その時一番手を伸ばしやすい相手の手を取り、
 そうしてしのいでくれれば自分も安心できる。

「そうだな、『知識は資産であり、力であり、武器である』と
 ラサルハグ先生も仰っていた。俺もそう思う。
 今の俺達は前の俺達よりも多くの力を持っている。

 ……それに、『人の縁』もある。
 お前にも、俺にも、きっと多くの人が繋がっているから
 そうしていつか、色んなものを変えていける。
 きっとそうだと思うし俺はそうする。

 これからもよろしくな、……ありがとう、
俺の一番星


 あなたの小さな呟きはしっかり聞こえている。
 その上で、例え逆の結果であろうとも同じように、
 あなたへの思いを示したことだろう。

 闇の中でも仰ぎ見る、自分にとっての一番星。
 あなたがこのギムナジウムで輝く姿を俺はきっと見ている。
(-123) 2021/06/05(Sat) 19:03:33

【秘】 『一番星』 スピカ → 受容者 ルヘナ

>>-123

「もう……みんな一番星って呼ぶわね」

でも、悪い気はしなかった。
自分の想う一番星とルヘナのいう一番星は
形は違っても、
想いを込められているのは確かだと感じられる。

「うん、大丈夫。
 周りにも星があることだって、今はわかるの。
 一人きりで輝く星じゃないんだって。
 みんなが私を支えてくれるし、
 私もみんなを支えるから。
 ……だから、私はみんなと歩んでいきたい」

でも、願うことならば。
ルヘナと連星として輝きたい。
その想いはもう告げることはないだろう。


……ギムナジウムの日常は続く。
平和な日常の中に不穏な影が混ざろうとも、
もう星が昇るのを妨げるものはない。
いつでも、星を仰げば光が見えるように、
皆で歩んでいこう。
(-124) 2021/06/05(Sat) 19:47:10

【独】 『一番星』 スピカ

―――ある朝。

今回の騒動に関係した者が、
みな特別な事情を持っていたように、
スピカもそれを持っていた。


厨房でパンを捏ねるスピカの姿。
ああ、数日『いなかった』だけで、
こんなにもパンが恋しいなんて!

彼女にとってパンを捏ねることは
日常の象徴であり、だからこそ、
今こうしている自分に、何より安堵できる。


食堂のパンは、再び美味しくなった。
毎朝、食堂にみんな『いる』ことに安堵できるように。
いや、安堵しなくても、それが当たり前になるように。
その当たり前に、美味しいパンを添えたくて、
今日もスピカはパンを捏ねた。
(-127) 2021/06/05(Sat) 19:59:54