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人狼物語 三日月国


168 【飛び入り歓迎】Hospital of Delusion ー妄執の病院ー【R-18RP】

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【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結



[――それでも。

 空っぽのあなたを埋めるのは夢でなく私だ。
 そうじゃなきゃもう、許さない>>0:226。]

 
(-69) 2022/08/14(Sun) 16:07:41

【人】 空虚 タチバナ



[私たちは きっと、
   今にも崩れそうな薄氷の上に立っている。]


 
(119) 2022/08/14(Sun) 16:08:57

【人】 空虚 タチバナ

─ 特別個室病棟 ─


[向かい合わせて一対ある二人掛けのソファは、
 二十年余りの月日を考えれば十分しっかりしている。
 電子レンジ>>114と同じく生者を招き入れる妄執が
 異界化したこの場所を保っているのかもしれない。]

  みんな、お気に入りの場所があるから。
  お気に入りというか、引き寄せられるの……かな。

[推定お金持ちの入院患者は喰われてしまったか
 他に気になる場所でもあるのだろう。
 しかし別の怪異が突然入って来てもおかしくはない。
 ただ、今はどこか場違いにも聞こえる
 電子レンジのぶうんという音だけが響いていた。]
(120) 2022/08/14(Sun) 16:09:24

【人】 空虚 タチバナ

[彼も好きだと言うナポリタンがテーブルに置かれる。
 湯気の立つ様を見る瞳は、
 この部屋を探索した時のように新鮮な色を乗せた。]

  ……。

[暫くは黙って彼の横顔を眺めていた。
 彼に乗って見下ろしたことも
 覆いかぶさる彼を下から見上げたこともあるのに、
 ここから見るのは初めてだなと思った。

 柔く齧りついた鼻筋や、瞬きする度に震える睫毛、
 胸に穿たれた空虚にも触れた唇が
 赤いソースの絡んだ麺を飲み込んでいく。

 咀嚼して、嚥下して。
 喉仏が鷹揚に上下する様子まで、すべて。]

  ……え?

[故に彼のフォークがこちらに向けられた時>>114
 ピントを合わせるのに数秒を要した。]
(121) 2022/08/14(Sun) 16:11:12

【人】 空虚 タチバナ

[最初、その動作の意味を考えるように瞬きをして、
 分かった後は迷いと戸惑いに唇を噛んだ。
 確かめるように彼の方を見て、手元を見て、
 意を決したように小さく口を開ける。

 雛鳥のように餌を待つ姿からは、
 彼の問いにすら答えなかった頃とは違う
 従順さのようなものが覗いているだろう。

 彼が私だけの獲物ひとであるように、
 私は彼の内を埋め尽くす存在モノになるのだから。

 あなたにとって私がとびきりおいしくなるよう
 感情ひとつひとつを捧げてくわせていく。]
(122) 2022/08/14(Sun) 16:11:34

【赤】 空虚 タチバナ

[フォークから一房解いて口に含んでは見たが、
 残念ながら味はよく分からなかった。
 飲み込み切れない物体が口腔内に居座る。]

  ん……。

[蝶が花に吸い寄せられるように唇を合わせた。
 途端、彼の感じた味が僅かに染みた気がする。

 いつか、もっと彼の中まで入り込んだら
 味を思い出す日も訪れるんだろうか。
 それは満たされる日が近いことに他ならないけど。


 口の中の物を咀嚼するためか、彼の唇を啄むためか、
 食事でもしているような口づけを贈った。]
(*24) 2022/08/14(Sun) 16:12:12

【赤】 空虚 タチバナ


  んぅ……ふふ。だいじょうぶ。
  ここに叱る人は……誰も、いないから。

[そう、誰も。私を許してくれない人はもういない。
 あなたの願いを阻む人もいない。

 戯れの合間、離れた唇から擽るような返答をして。
 食事の邪魔をすると理解しつつも首に腕を回し、
 おかわり≠ねだった。]*
(*25) 2022/08/14(Sun) 16:14:16

【独】 空虚 タチバナ

/*
前半の赤投下悩んだんだけど、あれは心のエロルなので
(-70) 2022/08/14(Sun) 16:15:05
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a33) 2022/08/14(Sun) 16:19:51

【独】 空虚 タチバナ

/*
あと機器関連の補足ありがとうございます
プロローグ読んだつもりでも抜けあるので本当に助かる

結局千早さんとお二人が二度と会えなくなったのでは
タチバナのせいなのでは すまない 攫いました

というか絵の話を拾った方がいいかをずっと悩んでるんですよ
拾うというか尋ねるというか これまで何してたの的な
どっちが楽しいかなー
(-71) 2022/08/14(Sun) 16:28:16

【赤】 空虚 タチバナ

 
[鮮烈な快楽だけが、
 荒れ狂う痛みを消してくれるのだと思っていた。]
 
(*34) 2022/08/14(Sun) 23:14:17

【赤】 空虚 タチバナ

[戯れに啄む甘い口づけは深いものへ変わっていく。
 甘酸っぱいソースは瞬く間に彼の舌に攫われて、
 恐怖も不安も痛みも全部彼に塗り替わってしまった。
 腹の底から湧き上がる何かが全身を駆け巡る。]

  ぁ……、 うん。

[彼の手からフォークが離れるのを横目に見ていた。
 今、その手は自身を横たわらせるためだけにある。
 仄暗い悦びが目元を溶かし、笑みを滲ませた。
 右手を持ち上げ、彼の方へと伸ばす。]
(*35) 2022/08/14(Sun) 23:14:44

【赤】 空虚 タチバナ


  ……おいしそう、だったの。

[穴がないか確かめるように彼の顔へ触れようとした。
 行為においしそうが何を指すかも伝わっただろうか。

 本来持ち得た、あるいは当時出せなかった幼さも
 彼の前では隠すことをしない。
 時折様子を伺いはするも、
 彼が嫌がる素振りを一切見せないものだから、
 満ちる日を遠ざける努力が泡になってしまいそうだ。

 甘えも、妬みも、怒りも悲しみも、恨みさえ、
 己の持つ何もかもを彼に注ぎ、爪痕を立てる。
 希薄さなんて一度だって感じさせたくない。

 顔を確かめた手は、彼の左胸へと下りる。]
(*36) 2022/08/14(Sun) 23:14:54

【赤】 空虚 タチバナ

[掌を当てることを許されたなら、
 冷たい手が彼の心臓の上に乗るだろう。
 体温も心音もまだ正常に機能していたか。
 己と違い穴は開いていないが、その場所はどこか
 空虚であったように感じられた>>0:122。]

  ……っ!

[やがて右手は捕らえられ、掌にキスが落とされる。
 名前を呼ばれて、視線で求められて。>>*30
 瞳に宿る欲に気づけば身体の奥がじんと疼いた。]

  むすぶ、

[解放された手は胸元へと落ち、ボタンにかかる。
 初めて攫った時の獣のような脱ぎ捨て方とは違い、
 これから成される行為を突き付けられるようだった。]
(*37) 2022/08/14(Sun) 23:15:39

【赤】 空虚 タチバナ

[上から順にボタンが外れ、
 ワイヤーすら入っていない簡素な下着が現れる。
 何もかも無気力だったあの頃、
 不幸にしてしまった家族から与えられたものだ。

 死んだ時の形がそのまま残っているのか
 パジャマ同様左胸に穴が空き、
 左の肩紐は今にもちぎれてしまいそうだった。

 問うように彼の名前を呼び、反応を見る。
 少し迷うような素振りを見せた後に
 鎖骨の辺りまでずり上げることにした。]

  ……ぜんぶ?

[真白く、冷たい肌が露わになる。
 心臓の位置にはぽっかり穴が空き、
 背中に敷かれたパジャマの白が覗いている。
 そのせいか左胸のボリュームは右より劣り、
 仰向けなこともあってなだらかなラインを作った。

 右もまた決して大きい訳ではないが、
 女性らしいふくらみが顔を覗かせている。

 その肌が熱を帯びることはない。ないはずだ。
 それなのに、彼の眼前に晒された二つの蕾は
 淡く色づくように存在を主張していた。]
(*38) 2022/08/14(Sun) 23:16:26

【赤】 空虚 タチバナ


  ……ぁ ッ、 むすぶ、 や、

[肌を顕わにする度、褒めてくれるかのように
 彼のてのひらがあちこちを撫でていく。
 それに対する反応すら、灯りの下、
 彼の視界にすべて曝け出してしまい、
 恥じらいに何度か身を捩らせた。

 けれど、ベッドよりも狭いソファでは限界がある。
 彼の手から逃れることなど不可能に近かった。

 結局ふれられ、なでられ、ふるえてないて。
 彼に言われるがままに腰を持ち上げる頃には
 食べ頃の肢体が出来上がっていたことだろう。]
(*39) 2022/08/14(Sun) 23:16:41

【赤】 空虚 タチバナ

[彼がシャツを脱ぎ捨てたところまでは覚えていたが、
 いつの間にか彼もすべてを曝け出していた。
 力の抜けきった表情で彼を見上げる。

 細身だろうか。肌も生者にしては白いように思う。
 比較対象のほとんどが己に怯える人間ばかりだから
 正確なところは分からない。
 それ以上を考える前に、
 最後の布が取り払われる感覚に意識を戻した。]

  ……あっ 、あ

[温度のない太ももに、何かが触れる感覚がした。
 すっかり出来上がった身体は蜜を滲ませており、
 離れていく布に引いた糸が肌を濡らしたのだ。

 彼の掌が下腹部に振れる。>>*31
 いつかの自分と同じように。>>22

 こぷりと溢れた蜜がひと掬い、足の間を伝う。
 目にすることはできないが、
 普段より白く濁っていることは想像に容易い。
 彼の掌の下で、奥がきゅうと締まるのが分かった。]
(*40) 2022/08/14(Sun) 23:17:19

【赤】 空虚 タチバナ

[死の甘い香りを彼に浴びせる余裕もなかった。
 植えつけた種≠熏。はまともに機能しないだろう。
 それなのに彼がここまで貪欲に求めてくれるのは
 この地に溜まり切った怨念や淫欲のせいか。

 あるいは、]

  ――ん、

[何度だってキスをした。何もかも足りなかった。
 彼の唇が離れると、喉を寂しそうに鳴らす。
 しかし、下へ辿るように唇が滑るのを感じれば、
 感じた肩を跳ねさせることしかできない。]

  あ…… ぅ そこ、

[淡い蕾を二つ咲かせた胸元は期待に震えていた。
 空虚な穴ではなく、放置された食事でもなく、
 白い膨らみに彼の口が吸い寄せられる。
 唇で柔く食まれると、それだけで背がしなった。]
(*41) 2022/08/14(Sun) 23:17:42

【赤】 空虚 タチバナ


  あっ ぁ、 あ ……ッ

[うれしい。きもちいい。もっとほしい。
 彼に対する欲望で頭がいっぱいになる。
 ひんやりとした両腕で彼の頭を掻き抱いた。
 頭頂部に顔を押し当て、口端から甘い声を漏らす。]

  ね、 ぁっ、 むすぶ 、

[自分の知る、彼の唯一のこと。彼の名前。
 求める時も呼ぶ時も願う時も唱える、
 一生を超えてたったひとつの響きだ。]
(*42) 2022/08/14(Sun) 23:18:05

【赤】 空虚 タチバナ


  わたし……も、 して…… いい?

[冷たい脛が彼の太ももを撫でる。
 その先にある熱はどうなっていただろう。
 最初と違い、
 彼の欲を追い立てる画策はしていないから。]

  もっと……ぁっ、 いっぱいに…… ッ

[してほしいし、したい。
 奪うだけではダメだ。与えるだけもダメだ。
 お互いにお互いがなくてはならないと
 永遠に縛って、捕らえてしまえるように。

 あの時無意識に零した言葉を>>1:*28
 明確な意思と欲望を持って告げる。]*
(*43) 2022/08/14(Sun) 23:18:22

【人】 空虚 タチバナ

[彼を求める行為が、彼の命だけでなく
 誰かの希望>>84すら奪うものだとしても>>134
 もう、後戻りはできない。

 ここは怨念渦巻く、現世と切り離された場所。
 とびきりの奇跡がなければ生きられないし>>0:69
 私は所詮人を恨むばかりの怨霊だ。

 不用意に足を踏み入れたのはあなたたちの方。
 だから諦めてさっさと逃げ出せばいいのに。
 人間は諦めの悪いものだって>>137
 そんなの最初から分かっている>>34。]
(146) 2022/08/14(Sun) 23:26:21

【人】 空虚 タチバナ

[あなたたちは被害者で、私は加害者で。
 それでも手に入れた獲物ひとを手放せない。

 もう、顔も思い出せなかった。
 ただ異なる感情を湛えた瞳>>1:155>>1:157だけが
 微かに記憶の端へ引っかかっている。]
(147) 2022/08/14(Sun) 23:26:34

【人】 空虚 タチバナ

 


(――――……ごめんね)
(148) 2022/08/14(Sun) 23:26:48

【人】 空虚 タチバナ

[床に落ちた痕跡>>118のように形もなければ、
 また彼らの奥底に入り込もうとするつもりもない。

 これは本来持つ必要のない干渉だ。
 だから、ここで切り捨てる。

 だってこの身のすべてを彼に与えるのだから。
 もう決して手放せはしないのだから。
 私は――人を恨む怨霊なんだから。

 恨まれたっていいけれど、
 怖がられていいけれど、
 人を気に掛けることはあってはならないのだ。]
(149) 2022/08/14(Sun) 23:27:01

【人】 空虚 タチバナ

[目に見える変化はないだろう。
 けれど、
 もし彼らが望む未来を阻む悪意があったなら。

 たった一度だけ、
 細く広がる闇が脅威を引き裂くかもしれない。

 それは誰かを攫った女の黒く長い髪に、
 ほんの少しだけ似ていた。]*
(150) 2022/08/14(Sun) 23:27:30
空虚 タチバナは、メモを貼った。
(a43) 2022/08/14(Sun) 23:33:10

【独】 空虚 タチバナ

/*
23時なら間に合うと思ったんですよ
ギリギリにしか書きあがりませんでした 伸びたせいでした

長すぎると返しづらいと思うので圧縮したいんだけど返したいことがいっぱいあって書ききったら こう 削れ
千早さんのスマートな文章をみならいたい 全部綺麗なんだ それなのにちゃんと話進んでるんだ 最高だから全人類見てくれ
(-79) 2022/08/14(Sun) 23:38:11

【独】 空虚 タチバナ

/*
大事なところで変換ミスをしました
感傷です 干渉もしないけれども

少女〜〜〜
(-82) 2022/08/14(Sun) 23:40:42

【独】 空虚 タチバナ

/*
怪異同士人間同士の交流RP大丈夫だけど、怪異さんたちは生者さん追い求めたいかなって過去だけ投げました 二人とも素敵なの返してくれてうれしたのしかったです

生者さんたちも飛び入りどころか滑り込みの怨霊に優しくしてくれてありがとうでした いっぱい拾ってくれてうれしかった
最終的に愛子ちゃんだけ会えなかったな
妹ちゃん誘惑したことありますよは一瞬過ったけど、さすがにご縁貰いすぎではという感じで眠ってもらった ヒルコさんのもあったし 展開をドキドキしながら見てるよ
(-85) 2022/08/14(Sun) 23:46:02

【独】 空虚 タチバナ

/*
タイミング的にお守りで窓割ってみたいになってますがそういうのではないです
今は出られないし明けたら出られますからね
本当にただのフレーバーです

勢喜さん四谷さんのとこはジェットコースターみたいでよかったな
四谷さんいっぱい泣いて大変だったね 誰よりも怖がってくれて怪異、愛がいっぱいでした
ジェットコースターの直滑降を作ってくれる勢喜さん すごい かっこいい あと拾いが無限にうまい
(-87) 2022/08/14(Sun) 23:48:58

【独】 空虚 タチバナ

/*
生きて帰れますようにはずっと前から言ってました

そして千早さん なんだ 神か? 仏かもしれん
とうとう言ってしまうけどタチバナの思考ってだいぶめんどくさい あとPLの書き方もちょっとめんどくさい それは本当にすみません
なのにめちゃくちゃ丁寧に拾ってくださるは広げてくださるは進めてくださるはで やっぱり神なんだよな

二年ぶりで書き方を完全に忘れてしまってたのもあるんだけど、想定してた先に辿り着いた感があってめちゃくちゃ楽しかったです
絶対大変だったと思うんですが、ちょっとでも楽しいって感じてもらえてたらうれしいね すきだよ
(-88) 2022/08/14(Sun) 23:52:46

【秘】 千早 結 → 空虚 タチバナ




   ・・・、やっぱり、まだだめ、

   
(-95) 2022/08/15(Mon) 2:33:06