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人狼物語 三日月国


100 【身内RP】待宵館で月を待つ2【R18G】

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【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

──リーパーは、心底では、
あなたのことを決して嫌ってなどいない。

寧ろ、魅入られてしまった。一目ぼれしてしまった。

リーパーは本当に美しい花は、鑑賞に留めることこそが。
最も尊い愛し方なのだと思っている。

(-111) 2021/10/26(Tue) 21:25:00

【秘】 死神 ゲイザー → 夜の一族 チャンドラ

『ご感想は?』なんて。
……もちろん、答えはひとつ。

「サイアクだ!」

助けてくれたけれど、ありがとうのひとつだって言ってやらない。
あなたを罵倒し、否定し、距離を取る。

きっとこれは少年にとって、恋だ。
実ることのない、実らせなんかさせない片思い。

どうしたって友達になろうとする夜の魔女。
そして好きだから、近づかない。
その全てを否定し続ける殺人鬼。

歪でおかしなふたりの関係。
でも、どっちも”ヤバいヤツ”なんだから、
これくらい許されるだろう。

今日のところはね。
(-112) 2021/10/26(Tue) 21:26:48

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

「まあ。それは楽しみね。
 どうやってわたしの魂胆を、めちゃくちゃにしてくれるのかしら」

楽しげに笑うわたしは、何も虚勢を張っているわけじゃない。
冒険が好きで、好奇心が強い。
だからこれから追い続けるのも、きっと楽しいと思っている。

そしてその先で、いつか分かり合える日が来ると思ってもいる。
甘いと言われたわたしは健在で、そしてわたしはやっぱり箱入り娘らしかった。

わたしはもう起きる時間だというのに夢想する。
あなたと友達になる未来を夢想する。

もちろん、ゲイザーも一緒。
きっと楽しいはずと、確信だってしていた。
(-113) 2021/10/26(Tue) 22:40:46

【秘】 夜の一族 チャンドラ → 死神 ゲイザー

「お気に召さなかったかしら。残念ね」

ありがとうなんて言葉が欲しくて助けたわけじゃないから、それはいいんだけど。
言葉とは裏腹に、わたしはやっぱり笑っていて、また夜の空にゆっくりと浮かんだ。

「それじゃあ。
 また会いに行くわね、リーパー」

月の灯りを纏い、星屑の尾を描きながら、あなたに手を振った。
あなたと踊るより、少し速度を上げて夜を駆ける。
あなたがそんなわたしを、見送ってくれたかは分からないけど。

そのうちあなたは気付くことになるだろう。
利き手の怪我も、きれいさっぱり、なくなっていることに。

だってその手がそんなんじゃ、ゲイザーも館のお手伝いができないじゃない?
(-114) 2021/10/26(Tue) 22:41:10

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

いつものベールを畳んで片すと、ダブリエエプロンに袖を通した。
いつでもやる気と意気込んでいると、あなたの手が止まった。
わたしも手を止める。

「……? どこ、って……」

問われた意味が一瞬理解出来なくて、首を傾げた。
けれど直ぐに思い至る。
扉が開く、とあなたは言っていたわね。

「ここを出ていくかどうかというお話ね?
 そうね……本当は、帰らないといけないのでしょうけど」

わたしは一族の長のひとりむすめ。
帰らないと心配をしている人もいる。確信がある。

「……もう少し、ここに居るつもりよ。
 だって、まだここで、学ぶことはたくさんありそうだもの」

次いつ帰れるかなんて分からない。
危機感がないと言われてもおかしくはない。
そんなことは、分かっているけど。

でもここでしか学べないことがたくさんあるというのも、事実のはず。
(76) 2021/10/26(Tue) 23:27:25

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@43 >>@44 シトゥラ

「​──​─それに」

言いかけたわたしは、浮かんだ言葉に思わず笑みをこぼす。

「一緒にいたい人がいるの。
 それだけあれば、残る理由としては十分でしょう?」

そう思えることはきっと幸せなことだもの。
だってこんなに、胸があたたかい。
(77) 2021/10/26(Tue) 23:29:59

【秘】 浮遊想 テラ → 夜の一族 チャンドラ


離れるなら今の内というのを、沢山言ったつもりです 
それでもあなたはそうして、わたしのあなたと言いますから。

「 
テラは君がここにいるならここにいるし、

  
帰ったり余所に行ったりしちゃうんなら

  
    もうついて行っちゃうんだから
 」


「 
またいつか会えるなんて、そんなロマンスは要らないの
 」
 


 
「 
だから、うん。               
 

 
  
これから先もよろしくね、チャンドラちゃん
 」
 

 

「 
ずっとテラは 離れませんから
 」
 
(-115) 2021/10/27(Wed) 14:55:01

【独】 夜の一族 チャンドラ

白紙剥がした時、これ共鳴窓のやり取りかなんかかなあって思ったなあ……
(-127) 2021/10/27(Wed) 18:32:07

【独】 夜の一族 チャンドラ

寒さ=寂しさに、キエのお陰で気付くことができたため、見えない人=テラは寂しいのかもと気付くことが出来今にいたる
やはり俺らのキューピッド……キエ……
(-129) 2021/10/27(Wed) 18:34:02

【置】 夜の一族 チャンドラ

自室に戻ったわたしは、ベッド脇に置いた翠と朱の宝石を見る。
その傍らの、紙飛行機を見る。

何も書いてない。
でも、何かの気配は感じることが出来る。

今ならその気配が何なのかわかる気がして、そっと紙飛行機を持ち上げるとわたしは胸に抱いてくすりと笑った。
(L1) 2021/10/27(Wed) 18:53:40
公開: 2021/10/27(Wed) 18:55:00
チャンドラは、まるでこどもみたいだけど、この2つの宝石と紙飛行機は大切な宝物だ。
(a6) 2021/10/27(Wed) 18:55:31

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>@52 >>@53 >>@54 シトゥラ

「シトゥラ……?」

額に口付けが落ちれば、わたしは目を丸くしてあなたの顔を見た。
だけど悪い気がしなかったのは、これが親愛の証だと思えたから。

「ええ。今度はちゃんと、あなたの言いつけを守るわ。
 これ以上あなたに心配をさせるのは悪いものね」

笑ったわたしはそう言って、続く言葉に再度意気込む。

「ええ。……でも卵って、どうやって割るのかしら?」

そうやって、色んなことを覚えていきたい。
まさか守られているなんて、露ほどもわたしは思っていないけど。

その間は、ノートも大事にしていよう。
これにはわたしの知らないこと異国の料理が沢山記されている。

いろんなことを知っていきたい。
井の中の蛙ではいたくない。

オーブンの音を聞きながら、まずはこれから始まる楽しいことに、心を弾ませた。
(89) 2021/10/27(Wed) 19:08:57

【独】 夜の一族 チャンドラ

>>-138
こっちはずっとキューを見てたが???
キューを見てたらこんなことになっていた 何で?
(-139) 2021/10/27(Wed) 19:09:57

【独】 夜の一族 チャンドラ

そうよ。キエのお陰で今やわたしも魔術師から賢者にジョブチェンジよ(?)
(-142) 2021/10/27(Wed) 19:53:19

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>ポルクス

わたしはあなたを探している。
見つからない気はしなかった。
だってもう、わたしはお腹を空かせたわたしじゃない。

それにこの
ぬくもり
が、あなたへ誘っているような、そんな気すらしていて。

​──​──夜が来た。


月の灯りを身に纏って、あなたの前に舞い降りる。
星屑が私の身体から、夜に溶ける。

「ポルクス。待たせたかしら」

あなたがどこにいようとも、わたしは今ならあなたをすぐに見つけることが出来る。
(G9) 2021/10/27(Wed) 20:02:05

【独】 夜の一族 チャンドラ

>>-143
不思議ね。でも、あなたのこと好きよ。チュッ

ポルクスに話しかけながらイチャつくな無垢!!!!!!!!!!!!
(-145) 2021/10/27(Wed) 20:03:43

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>キエ

重力から解放されたあなた。
色んな人に所在を聞くと、浮いているからすぐ分かる、と教えてもらった。
あなた、浮かぶこともできたのね。わたしと同じ。

「​──​─キエ!」

あなたと同じで重力から解放されたわたしは、そうした聞き込みの上であなたの姿をようやく見つける。
こうするとまるで探偵みたいね。楽しいわ。

こんばんは
、キエ」

月明かりを身に纏ったわたしは、あなたと同じでその身体を宙に浮かせている。
弾む声は、ハロウィンパーティーを楽しんでいたあの時と、きっと何ら変わりはない。
ただ挨拶が、あの時と少し違うだけ。
(94) 2021/10/27(Wed) 20:58:43

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G10 ポルクス

「ええ、そのようね。
 キエの用意してくれた夜も、とても素敵だったけど」

微笑んだわたしは、あなたの傍をクルクルと廻る。
慣れ親しんだ夜の空気に浮かれていたのは、隠しようもなかった。

でもあの夜空が素敵だったのは本当。
少し贔屓目に見てしまっているような気はするけれど。
だってわたしは、あの夜空を見て​──​─

「本当の夜が来たんだもの。
 もう、恥ずかしいところは見せられないわね」

そのことを思い出して、小さく肩を竦めた。
(G11) 2021/10/27(Wed) 21:33:42

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>95 キエ

こんなところに1人でいるあなたに、わたしの方こそ瞬きをした。
折角だから、もっといろんなところへ行けばいいのに。

だけどすぐにそれは自分の理なのだと思い出す。
夜になって空を飛んだからって、夜にならないと空を飛べないわけじゃない。

「ええ、そうね。……順調、かしら。
 少なくともひとつ、新しい答えを見つけたわ」

『止める』か『許す』。それ以外の選択肢。
これまで生きてきた上でわたしの身の回りに巡っていた理や道徳では思いつきもしなかったものを、わたしはひとつ見つけていた。

「それが、答えになるかは分からないけど。
 聞いてもらえるかしら? キエ」
(96) 2021/10/27(Wed) 21:39:47

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G12 ポルクス

ひらりとドレスを翻し、わたしはあなたの周りを廻る。
あなたを
見て
いた。
あまりお行儀のいい事ではないわね。
でも、懸念があったから。

「​──​─その前に、あなたに尋ねたいことがあるの」

いいかしら、なんてわたしは聞かない。
だってダメと言われても、尋ねるつもりなんだもの。

「あなたは、これからどうするのかしら。
 館の扉が開いたと聞いたわ。……帰ってしまうのかしら?」
(G13) 2021/10/27(Wed) 21:56:53

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>97 キエ

「ふふ、そうね。
 あなたに教わったんだもの。ちゃんと覚えているわ」

考えること。他人の気持ちを思うこと。
この
篝火
を育むこと。忘れないこと。
そうすることできっとわたしは、誰かを温める
篝火
になれる。

「……想像してみたの。
 本当にそうなったとき、本当のわたしはどうしたいのか。
 やっぱりわたしは否定はしたくないわ。
 でも、諦めながら待つのだって、嫌だもの」

わたしはやっぱり小鳥のことは責められない。
でも小鳥が月を目指したのを知って、悲嘆に暮れてあげるのもごめんだった。
なら、どうすればいいのかと思ったとき、浮かんだ答えはきっと『わたしらしい』ものなのでしょう。

わたしも一緒に行くわ

 だってひとりではどうしようもないことも、誰かが一緒なら立ち向かえるかもしれないもの。
 挫けそうな時、力を貸すことが出来るかもしれないもの。
 それに何よりどうしても、ひとりになんてさせたくないんだもの」

添い遂げるという言葉がある。
誰かと添い遂げることは、誰かを選ばないということでもある。

それでもわたしはその道を選びたかった。
選ばれなかった人はもしかしたら、そんな選択をするわたしに失望するのかもしれないけど、それでも。
(98) 2021/10/27(Wed) 22:28:37

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G14 ポルクス

「そう。やっぱり」

寂しくなるとは言わなかった。
多少以上にそんなことは思ったけど、これは口に出してはいけないことだもの。
それくらいは弁えているつもり。
わたしの前を去るあなたを、わたしは引き止めたりしない。

「だったら、今のうちに。
 あなたに渡したいものがあるの」

あなたと同じ目線でわたしは止まる。
手を差し出して、あなたが応じてくれるのを待っている。
(G15) 2021/10/27(Wed) 22:34:27

【独】 夜の一族 チャンドラ

>>-154
それどころかチャンドラは残るから、なんと今頃夜の一族は通夜状態かもしれない
みんなで可愛がって育てた長の一人娘が目を覚まさない……(寝てて起きない現実チャンドラ)

でも選ぶってそういうことよね。
(-155) 2021/10/27(Wed) 23:48:09

【人】 夜の一族 チャンドラ

>>101 キエ

月の明かりに照らされて、同じ灯りを纏う今のわたしはただのチャンドラ
あなたが教えてくれた
篝火
は、あなたにはきっと必要のないものだと漠然と思っている。

あなたに
篝火
を分け与えることよりこの
篝火
を大切にする方が、あなたに報いることに繋がると信じている。

「嬉しいわ。あなたにそう言ってもらえると」

だから、お話はこれで終わり。
あなたがこれからどうするのか気になるけれど。
もしいなくなったとしても、不思議と寂しい気持ちにはならない気がした。

だってあなたは不思議な人だもの。
またひょいと姿を見せてくれる、そんな夢さえ見せてくれる。

「またお話しましょうね、キエ」

だからわたしはそう告げてあなたに手を振った。
星屑の尾を描きながら、また夜の空を駆けていく。

白い鴉がいなくても、今のわたしはこうやって、1人で夜を駆けることができる。
(102) 2021/10/28(Thu) 0:03:46

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G16 >>?2 ポルクス

その言葉にわたしは笑みをこぼす。

「しないわ、そんなこと。
 もらったものを突き返すなんて、あなたに悪いもの」

不要だと送り返すことが善意なら、そんな善意になりたくはない。
あなたがわたしを思ってしてくれたこと。
その気持ちを大切にしたい。蔑ろになんてしたくない。

「​──​─でも」

「ねえ、ポルクス。
 
寒さ
が寂しさなら、
ぬくもり
は何だと、あなたは思う?」

わたしの手は、あなたに伸びている。
(G17) 2021/10/28(Thu) 0:11:10

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G18 ポルクス

あなたの手を取るわたしの手には
ぬくもり
が宿る。
これがあなたがくれたものだって、もうわたしも気付いている。

「わたしはね、ポルクス。
 
寒さ
ぬくもり
が対になるなら、寂しさと対になるものがぬくもりなんだと思うわ。
 じゃあ寂しさの対になるものって、何かしら。
 そんなことを、考えていたの」

1人きりは寂しい。
では大勢の中にいれば寂しくないのかというと、そんなこともないと思う。
大勢のいる広間で凍えていたわたしは、あのとき確かに孤独だったもの。

「きっとぬくもりは、1人じゃ感じられないものなのよ。
 誰かといて、触れ合って、育んで。
 そうやって温かい気持ちになれたなら、それがぬくもりなのよね」

例えば、誰かを大切にしたいと思う気持ちだったり。
例えば、恩に報いたいと思う気持ちだったり。
例えば、
こころから幸福を願う気持ちだったり。
(G19) 2021/10/28(Thu) 1:19:51

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G18 ポルクス

交換しましょう。ポルクス。

 あなたからもらった
ぬくもり
を、わたしは手放したりしない。
 でもわたしがあなたの未来を願うこの気持ちは、あなたに受け取ってもらいたいの」

それをわたしは、
希望
と名付ける。
あなたを幸せになって欲しいというわたしの
希望

孤独と空腹から救い上げてくれたあのときのあなたは、わたしにとって
希望
そのものだったのでしょうから。

これはわたしから、わたしだからあなたに向けられる
ぬくもり

どうか、受け取ってはもらえないかしら?
(G20) 2021/10/28(Thu) 1:20:45

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G21 >>G22 >>a7 ポルクス

わたしはあなたを照らせない。
触れる相手を選んだ月だから。
選ぶということは、何かを選ばないということでもある。

「ありがとう、ポルクス」

だからわたしが、あなたの旅路の餞にできるのは、この
希望
ひとつだけ。
その許しを貰えたわたしは、柔らかく微笑んだ。

どうかあなたのその穴が、いつかは癒えますように。
どうかあなたのその孤独が、いつかは埋まりますように。

あなたの描くあなたと違っても、あなたに
希望
が訪れますように。
(G23) 2021/10/28(Thu) 8:24:41

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G21 >>G22 >>a7 ポルクス

夜の匂いが強くなる。
触れた指先から、あなたにぬくもりを流し込む。
半身を失ってできた大きな穴に、薄く膜を張るように。

そこに穴は間違いなくある。
でもその穴の、その傷に、隙間風が触れないように。
そうであって欲しいと、望みながら。

贈物は、すぐ終わる。
あなたの手元に、新しい
ぬくもり
が宿る。
(G24) 2021/10/28(Thu) 8:25:16

【独】 夜の一族 チャンドラ

テラから寒さをもらった後、基本的に寂しさを知らないから何で寒いのか分からなかった。
でも、ホームシックでもあったからちょっと寂しがってた 夜空を見て懐かしくて涙こぼしたりするくらいは。本人にその意識が薄いだけ

高くて寒いところにある月→月に触れられない自分→孤独 でようやく孤独を理解した
そして自分は孤独でないことをキエに教わった(篝火の考え方)

その上目を覚ますと別のぬくもりが宿っていた(ポルクス)
ぬくもりは1人では感じることができないはなんかこの辺
ぬくもりのお陰で何故か「ひとりじゃない」と安心できたので

温度まわり、こんな感じかな………たぶん
(-161) 2021/10/28(Thu) 13:59:55

【神】 夜の一族 チャンドラ

>>G25 >>G26 ポルクス

指先に、柔らかな湿った感触。
大きくひとつ瞬きをしたわたしは、あなたの笑顔を見留めると少し困ったように笑った。

「ええ、ポルクス。お元気で」

旅路への餞も渡し終え、きっともうわたしたちの道は交わることはない。
でもわたしはあなたのことを忘れることはない。
あなたの
ぬくもり
がわたしを救ってくれた事実を、決して忘れることなく生きるのでしょう。

​──あなたこそ、幸せに。

背を見送りながら、音を出さずにそう唱えた。
身勝手な願いと理解しつつもそう望まずにいられなかった。

わたしは、その姿が見えなくなるまで、あなたの姿を見つめていた。
(G27) 2021/10/28(Thu) 14:13:55