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人狼物語 三日月国


132 【身内RP】穏健なる提案【R18G】

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【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ

>>-86

『僕は持って行きますよ』

『コタくんが持って行かなかったもの、全部持って行っちゃおうかな』

『あなたが落として行ったものも、拾って行こう』

 見学だから、候補者の皆さんをずっと見ていた訳ですが。
 実はあなたの事も、ちゃんと見てたんだからね。
 すぐ消されちゃったけど、いきなり全体送信されてたあのメッセージとかさ。
 全部持って行くからさ。
 今の濁流みたいなメッセージだって。

 全部、勝手に持って行ってやる。
(-90) 2022/03/11(Fri) 21:03:38

【秘】 奇形 メイサイ → モノノ怪 ユメスケ

>>-86

『こちらこそありがとう』
『ハッピーで何よりです』

 あ、でも全く記憶に残してくれないのは辛いです。
 連想できるものないってまじか。くそ、自己主張してやる。

 さて今いるのは水族館。水槽の中の写真を送った。

『キャベツを食べるうに』
(-91) 2022/03/11(Fri) 21:04:25
メイサイは、ユメスケに、本当にしょうもない写真を送りました。
(t3) 2022/03/11(Fri) 21:04:49

メイサイは、やべー写真を見て笑った。やばかった。
(t7) 2022/03/11(Fri) 21:30:52

メイサイは、ユメスケと満足するまでしょうもないやりとりをしてから、お別れをするだろう。
(t8) 2022/03/11(Fri) 21:32:20

【独】 奇形 メイサイ

(10人のユス先輩に囲まれるコタくんはちょっと見てえな)
(-97) 2022/03/11(Fri) 22:07:19

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ


「…………」

 何もないテーブルの上を見つめて。
 返ってきた『嫌ではない』と零された『嫌』を、咀嚼する。

「…………あの、」

 いくつかの言葉が頭をよぎった。
 ぜんぶ、綺麗事で。嫌だなと思った。

 掛け時計の秒針の音が嫌に響く、数分が経って。
 かたり、立ち上がる拍子に椅子が鳴る。
 そっと伸ばす手を頬に添える、そんなふうに宙へ浮かす。
 横髪を透けてしまう手も透かされる髪も歪で、ここは現実味がなかった。

「……私は」

 ごめんね。
 きっと一番、綺麗じゃないこと。
(-101) 2022/03/11(Fri) 22:28:47

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ



「……生きてて、ほしいよ」

 どこの誰より。
 何を奪ってでも。

「メイサイくんに、いちばん」
(-102) 2022/03/11(Fri) 22:30:39

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「僕に他人の命奪って生きろって言ってますか」

 ナツメ先輩の手が頬に触れた。いや、触れていない。
 そこには何の感触もない。

「本来なら死ぬはずの僕のために、本来なら生きられるはずだったどこかの誰かが死ぬんですよ」
「ヒメノさんみたいに」

「移植手術だって成功率は100%じゃないし。
 僕だって移植した後暫くは拒絶反応で苦しむ羽目になるし。
 免疫力落とす薬飲まないといけないらしいですよ。移植後の死因で一番多いの、免疫弱くなったせいで罹る感染症らしいです」
「移植受けたからって100%完全に元気になる訳じゃないんですよ」

「それでも、その為に誰かの命犠牲にしろと」

候補者のナツメ先輩。

 あなたなら、そのくらい分かってますかねえ」

「全部分かったうえで、僕に生きてて欲しいって言ってるんですよね」


「どうしてそこまで?」

 いちばんって。
 僕ら、まだ会って数日の関係ですよ。
 しかも、ちょっと会話したくらいの。
(-104) 2022/03/11(Fri) 22:53:55

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「……うん。そう言ってる」
「それは、知らなかった。免疫、落とすの……」

 私は、うーん、と籠った声を出した。
 なにかを考えるときの、あんまりよくない癖。

「さっき……やめるって言われてから、すごく、苦しい。
 本当は、移植しなきゃいけないくらい、重いんでしょ?」

「……今の自分が、かわいそうじゃないから。
 そんなのが生きたい理由になってもいいんだって、思いもしなかった。
 否定しないどころか、そんなことまで言ってくれて、応援みたいなこと。言ってくれる人がいるなんて思わなかった」

「フカワくんに、票、変えてほしいって。
 言ってくれた……って聞いたよ。
 メイサイくんにいいことなんて、ないのに。
 見てるだけって、言ってたのに……」

「あと、メイサイくん。
 変わらずにお喋りしてくれるでしょ。
 無理してないか心配だったけど、ずっと、うれしい」

「嫌になっちゃうまでは、生きててほしいよ。
 ……それがおじいちゃんになるまでだったら、嬉しいけど」

 メイサイくんに、笑いかけてみる。
 手を添えているはずの頬は相変わらず、透き通っている。

「どうしてだろう、ね?
 …………どうしてだと、思う?」
(-107) 2022/03/12(Sat) 0:01:04

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「…………」

 伸ばされた手をただ受け入れていただけだったけれど、その言葉には反応せざるを得なかった。

「……は!? 票!? 何で知って──」

 え? フカワ先輩、何やってんの?
 内緒って言ったのに!?
 本当は見るだけでいるつもりだった。介入するつもりなんかなかった。
 だから、そう。気の迷いだったんだ。あれはさ。
 本人に知らせる事もなく、終わらせようと思っていた。
 いや、言うなよ。

 だからほら、こんな事になるんじゃん!
(-120) 2022/03/12(Sat) 9:16:00

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「…………」

 頭を抱えた。

「先輩……」

 長い溜息を吐いた。
 確かに言った。そういう風に言ったけど。
 会って数日の人間に抱く感情そんなにある?
 いや……先輩は命の危機に晒されていた訳だし、ある種の吊り橋効果? 分かんないけど。

「何というか」
「ちょろ過ぎじゃないですか?」
(-121) 2022/03/12(Sat) 9:20:15

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

 長い沈黙の後、再び言葉を出す。

「……じゃあ、ちょっと普通じゃない遊びしませんか」

 引き留められたくらいで考えを変えたりはしないけどさ。

「これから先輩が、僕を。
 全ての決心を折ってでも生き延びたい気持ちにさせられたら先輩の勝ち
って事でどうですか」

「期限は、僕の心臓が止まるまで」

 考えるのをやめない事が大事だって、ハナサキさんもユス先輩も言ってたんですよ。
 ねえ、死ぬまで悩ませてくれますか? 先輩。

「先輩が勝ったら、何でも言う事聞きますから。あはは!」
(-122) 2022/03/12(Sat) 9:26:08
メイサイは、今のところ、生き延びる気はない。だけど、ナツメの事をまだもう少し見ていたい気持ちはあったから。
(t9) 2022/03/12(Sat) 9:28:54

【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ

>>-77 >>-78

「そうか。それは残念だ」

 見れたらいいなと思うくらいなので、残念とは口にするけどそこまで残念がってはいない。

「ここで気楽にいられる奴は、恐らく世間というマジョリティや現実が齎す事実やしがらみに押し潰されてしまいそうな者たちだろうな。俺という個人の経験則からしか言えないが。
 ここは咎める人も法もない。己の命を顧みないことが出来るなら、絶好の逃避場所だ」

「ナツメは……あいつは合議、意見するのに相当苦労していたように見えるな。リスでもまだ動けるだろう。リスのほうがマシかもしれない」

 あまりにもあんまりな言い草。だからこそ、薬局の騒ぎなどで動くことを選んだ事実は彼女が一生懸命頑張った証であると青年は素直に評価している。

「……はあ。内情を晒すのに見学も参加者も関係ない気がするがな」

 そう呟いて耳を傾ける。

(-123) 2022/03/12(Sat) 10:21:48

【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ

>>-77 >>-78

「……」

 貴方の言葉で全て繋がった。貴方の状況を察し、その上で貴方が取った選択を振り返る。

「……。どういたしまして、後輩。
 俺の話を参考にするもしないもお前の自由だ。不要なら捨てるといい」

「ただ」

 囁いてきた貴方に手を伸ばす。
 触れようとしたのは左胸。けれどその指が貴方の体に当たることなどなく、そのまますり抜ける。

 ──貴方の体の中まで。

 さて、心臓はこの辺りだろうか。

「お前がどうしようとこれからも何処かで誰かが提供者として選ばれ続ける。明確にどこの臓器が誰に移植されるか決まっていなかったとしても。
 俺たちがこれからも過ごす毎日は、たまたま選ばれてしまった誰かの血肉と臓器で舗装されている。
 そういう規律が作られてしまったから」

「俺たち候補者は僅かに残された選択の余地で死ぬかもしれない人間を選ぶことができるが、最終的に誰を殺すか決めるのはこの国だ。
 あらゆるものを奪っていくのはこの社会だ。
 人が人であるかぎり、俺たちは社会に管理され続ける」

 ──だから、お前がそこまで気負う必要はないと思うんだがな。


 最後のは自分の意見だ。でも、それは言わなかった。
(-124) 2022/03/12(Sat) 10:23:13

【秘】 規律 ユス → 奇形 メイサイ

>>-77 >>-78

「……話が長くなってしまったな」

 ぱ、と後輩の中から手を引き抜いた。

「それじゃあ俺はこの辺りで。お疲れ様」

そう言って踵を返す。


「メイサイ」

「賭けに勝ったお前にも、何か配当があるといいな」

 心が欠けていたとしても。
 似た境遇の後輩に何か思うところは、この青年にもあったのだ。
(-125) 2022/03/12(Sat) 10:23:58

【秘】 奇形 メイサイ → 共犯者 ユス

>>-125

       
アクター

「今回の合議の演者はあなた方、候補者の皆さんですから。
 観客には設定も背景も要らないじゃないですか」

 アクタさん風に言えば。

「感想くらいなら幾らでもお出ししますよ!」


「……とはいえ、これでもちょっと喋り過ぎたし余計な手出しし過ぎた方なんですけどねー」

 実は色々、やらかしてしまったのだ。反省してる。
(-131) 2022/03/12(Sat) 11:25:20

【秘】 奇形 メイサイ → 共犯者 ユス

>>-125

「うわあ」

 こないだ僕がした事をやり返された。
 これ、いざ自分がされると何とも言えない感覚になるな……。

「分かってますよお。
 僕が提供受けなかっただけじゃ何も変わらないって事くらい」

 分かっている。
 人間1人が何かしたところで社会は変わらない。
 あらゆるものを奪っていくのはこの社会だ。
 人が人であるかぎり、僕たちは社会に管理され続ける。
 それでも。

「ちょっと抵抗してみたかった」

「ここに来るまでは、両親にもうすぐ助かるよ、良かったねって言われてて。ただ漠然と生き延びられるんだなってしか思ってなかったけど。
 ちゃんと合議見てからは、何だか抵抗したくなりました」

「自分で考えて、自分の人生くらい自分で決めたくなりました」

「反抗期ってやつ?」

 多感なお年頃ですから。
(-132) 2022/03/12(Sat) 11:28:31

【秘】 奇形 メイサイ → 共犯者 ユス

>>-125

「……あ! 今ちょっとにこってしませんでした!?」

 したか? どうだろう。
 気のせいかもしれないけれど、ユス先輩の嬉しい顔が見られた気がするので、ちょっと嬉しくなった。
 
「あはは。十分、貰いましたよ」

 皆さんの気持ちとか、アドバイスとか、色々なものを。

 去って行く先輩の背中を見た。
(-133) 2022/03/12(Sat) 11:29:29
メイサイは、その背を追いかけて、最後にもう一度だけ先輩の体の中に手を突っ込んでおいた。ズボ……。
(t10) 2022/03/12(Sat) 11:29:55

メイサイは、「お疲れ様でした」と笑って、今度こそ彼を見送った。
(t11) 2022/03/12(Sat) 11:30:12

【秘】 奇形 メイサイ → 不運 フカワ

『ちょっとフカワ先輩??? 票の事内緒って言いましたよね!?』

『デリカシーとかないんか?』

 終わり掛けだったけど、これだけは許せなかったのでとりあえずメッセージだけは送った。
 返信来るかどうかは知らない。
(-134) 2022/03/12(Sat) 12:27:51

【秘】 不運 フカワ → 奇形 メイサイ

『考えましたが、ナツメさんの方が大事でした』

『デリカシーはないみたいです、はい』

『あ』

ただ、今頭に浮かんだ言葉を。
こういうことをいうからデリ欠と言われるのだろうが。

『お二人とも、お幸せに』
(-150) 2022/03/12(Sat) 20:47:05

【秘】 奇形 メイサイ → 不運 フカワ

『あの』
『僕は心臓貰うつもりで見学に来たところはありますけど、ナツメ先輩のハートを射止めたかった訳ではないんですよね』


 推しに認知されたくなかったんですよ。
 まあでも例のお願いは聞いてくれた訳だから、先輩は全然悪くない。デリ欠なだけだ。
 強いて言うなら、血迷ってそんなお願いした僕が悪い──。
 ので、これ以上は何も言うまい。

『そういえばこの後死ぬんでしたっけ? もしかしたら気が変わってるかもしれませんが』

『どっちにしろ頑張ってくださいね!
 お疲れ様でした』
(-158) 2022/03/12(Sat) 21:24:53

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 長い沈黙を、静かに待って。
 頬からそっと手を離して、

「…………」
(-202) 2022/03/13(Sun) 14:03:41

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

「じゃあ、約束。
 
メイサイくんの勝ちは、気持ちに嘘つかないで決めること


 ゆるく曲げた小指を立てる。
 実体の不確かな非現実の中では、行為は熱を伴わず。
 ただ、厚意に好意、こころを表すよすがになるだけ。

「――絶対、勝つから。
 今言ったこと、忘れないでね」
(-203) 2022/03/13(Sun) 14:04:47

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 遊びなんかじゃないよ。
 私とあなたの、真剣で大切な、いのちの話。
 でも、それは言わないでおくことにする。

「バイト始める予定だったの。
 卒業式が終わったら」

 新幹線の距離だったらちょっと、大変かなぁ。
 でも、私は私のままで、ちょっとだけ着飾って。
 そのころにはもう、セーラー服じゃないと思うけど。

「……会いにいっても、いい?」

 サイネリアが枯れるまでには、きっと。
 あなたにこのを届けに行く。
(-204) 2022/03/13(Sun) 14:05:54

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 
いじわるなメイサイくんには、仕返し。
ばればれだけど、もうほとんど言ってるみたいだけど。

でも、好き、って。
はっきり言ってあげたりなんかしない。
……今は、まだ。
(-205) 2022/03/13(Sun) 14:07:25

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「負けませんからね。僕は先輩ほどちょろくないです」

 彼女の小指に自分の小指を差し出した。
 丁度、指切りげんまんの形が出来上がる様に。

「嘘なんか吐きませんよ」

  
しんぞう
         
こころ

 僕は♡が欠けているけれど、♡までは欠けちゃいないですよ。 
(-221) 2022/03/13(Sun) 16:36:40

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

「そっか。大学生ですねえ」
「いいですよ」

「リアルの僕見て幻滅しないでくださいよ。いや、してもいいですけど。
 ここよりも多分、ずっと貧弱なので」

 幾ら歩いたり走ったりしても疲れない体はここにしかない。
 そんなに盛ってはないけど、現実の方が血色とか色々悪いかも。

『██県 ryo0810』

 自分の住んでいる場所とSNSのIDを、メッセージで送った。
 今はこれだけあれば十分だろ。

「1週間既読なかったら、死んだなって思ってくださいね。あはは」
(-222) 2022/03/13(Sun) 16:38:28

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ

 そうだ。

「ナツメ先輩をフカワ先輩に推薦した理由」

 もう隠す必要もないから、これも教えておこうと思った。

「あれ別にあなたに同情してとか、可哀想だからとか、そういうんじゃないですからね」
「ナツメ先輩の事は、お気に入りなので」

「あなたの不器用なところとか」
「甘いところとか」
「俗っぽいところとか」
「几帳面に飲み物用意するところとか」
「小動物みたいなところとか」
「ちょろいところとか」
「根に持つところとか」
(-223) 2022/03/13(Sun) 16:39:46

【秘】 奇形 メイサイ → 普通 ナツメ


「好きですよ」

 僕は意地悪だからはっきり言っちゃうんだ。
(-224) 2022/03/13(Sun) 16:40:19
メイサイは、あなたの♡を見ていた。
(t12) 2022/03/13(Sun) 16:40:32

メイサイは、ナツメを見ていた。
(t13) 2022/03/13(Sun) 16:40:49

【独】 奇形 メイサイ

(それはそれとして、見学の分際で数少ない女子のうち1人搔っ攫うの申し訳なさ過ぎて死にてえよ)
(-225) 2022/03/13(Sun) 16:42:25

【見】 奇形 メイサイ

 漸く合議が終わる。

 これからどうするか。
 両親に、移植の申込を保留にして貰うように頼まないといけないな、と思った。
 うちの親の事だから、多分真面目に話せば分かってくれるだろうけど。
 でも、やっぱりショック受けたり悲しんだりはするだろうから、気が重いな。
 言うしかないんだけどさ。

 移植受けるかどうかは、死ぬまで考える事にしたから。
 今のところ、受ける気はない。
 けれど、もしかしたら──気が変わって生き延びたくなるかもしれませんね。

「それはともかく」
「とりあえず、海行きたいな。本物の方」
(@4) 2022/03/13(Sun) 20:47:27
メイサイは、ログアウト。
(t21) 2022/03/13(Sun) 20:47:49

メイサイは、再びここへログインする事は、もうない。
(t22) 2022/03/13(Sun) 20:48:03

【秘】 普通 ナツメ → 奇形 メイサイ

 え、あ、え。
 私の口はぽんこつになっちゃって、出るのは言葉にならない声ばかり。
 二の句が継げないってこういうこと?
 だめ、頭もまわってない。
 ……メイサイくんは、やっぱりいじわるだ。

「うぅ……」

 思わず押さえる頬が熱い。
 真っ赤になってるの、見なくたって分かる。
 でも、目を逸らしたら負けな気がして。
 もう勝負は始まってるから、じっと見つめ返して。

「……死ぬほど?」

 口をついたのはそんな、不謹慎なジョーク。
(-266) 2022/03/13(Sun) 20:56:03