06:47:10

人狼物語 三日月国


113 【身内】頽廃のヨルムガンド【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

「アンゼリカ嬢が……連れて行かれたって?」

どこか、戸惑ったような声色で。
だれよりも早く噂を聞いた男は彼女の姿を探している。
男のことを師と仰ぎこの汚い酒場を掃除している仲だ、
気にかけるのは不自然には見えないだろう。

「ペトルーシャに続いて、どうして仕事に関わる人たちが
 連れて行かれるんですか、まったく〜。
 これであの子が落ち込んだら稼ぎに直結するんですから
 無事に済んでいてくださいよ……鼠みたいなられたらたまりません」
(5) 2021/12/10(Fri) 21:29:17

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
濃い………鼠人、みんなを見てるが濃いッッッ
(-14) 2021/12/10(Fri) 21:35:07

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>6 ミズチ

「どうしました、ミズチ。
 調子が悪くなるなんてこと滅多にないでしょう。
 悪いもんでも取り込みました?」

軽く声をかけて様子を見守る。
頭の回路でも壊れていないといいのだが。
(14) 2021/12/10(Fri) 21:57:57

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>@1 フェリックス

「違いないですねえ、さっさと首締め上げられて
 あることないこと詰められるもんだとばかり。
 風聞屋もこんな時は見逃されるんですね」

逆に何を話しているかわからない連中から連れて行く。
平和そうな人間から詰めていく。
それが政府の決めた習わしなら結構。

「……はぁ〜、あの鼠に関しては物好きでも紛れ込んでたか。
 見せしめにはもってこいの逸材だったか、どちらかでしょうよ」
(17) 2021/12/10(Fri) 22:02:10

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
>>19
狂うのわかるよミズチ………わかるよ。わかる。
(-22) 2021/12/10(Fri) 22:28:41

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 見習い少女 アンゼリカ

男はアンゼリカの行方を人より早く探していた。
あなたが選ばれたことを
何処かで聞き及んだから
だ。
しかし止めるより一歩遅く、あなたは政府に連れて行かれてしまう。

「……、あなたじゃないのはわかっているんですよ。
 これだから、無差別な魔女狩りは嫌なんです」

部屋、そして酒場の前で。
いつの時間かあなたが帰ってくるのを待っていただろう。
(-26) 2021/12/10(Fri) 23:19:33

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
控えめに行って…魔術師のおふた方てえてえですよね?
レイさんとエドゥアルトさん?え?すみません学がなくて。
大変ありがとうございます…………
(-29) 2021/12/10(Fri) 23:46:12

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>@6 フェリックス

「ものは言いようってやつですか。
 見ちまったかもしれませんね〜。
 それなら利用価値があると思われてるだけ良しとしますか。
 黙っているのもお仕事、ですからね」

葡萄酒を受け取れば一気に煽る。
一滴も底に残さず、普段なら緩む口元も、今夜は何かを憂いたのか結んだままで中の液体を飲み込んだ。

「……
真面目すぎる貴族、か。

 無双してくれて良いんで、
 お気に入りの子にトラウマつけないでほしいです。
 ま〜こんなときの酒は最高です、ご馳走さまでした。
 もう一本飲むならこれでどうぞ」

指で硬貨を弾けばあなたの手元へ落とす。
しばし歓談すれば今日は酔えないと言って席を外すのだった。
(29) 2021/12/11(Sat) 1:05:43

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 吟遊詩人 フェリックス

真面目な貴族と聞いて、男の纏う空気が変わった。
嫌悪でもなく、歓喜でもない。
ただ何か強い感情をその言葉に覚えたのだろう。

男はここ数年この酒場をうろつき定住した。
それまで違う名で過ごしていたという噂があったが、目立ったゴシップでもない話題はあっという間に消え去った。
皆の生まれがどこかなど、互いに興味もなければ語られず。
国で一人の女と男が死のうと、憂いなどすぐに消えてしまう。

これはそんな一つの郷愁が産んだ、表情の話。
(-31) 2021/12/11(Sat) 1:16:51

【独】 迷彩掃除屋 ノアベルト

/*
にゃって誰が言ってるんだにゃ。ゆるさんかにゃ!?
(-32) 2021/12/11(Sat) 1:19:23

【人】 迷彩掃除屋 ノアベルト

>>25 ミズチ

「……、変。
 あなたがですか〜、珍しいこともあるもんですね」

笑みを浮かべたまま、一瞬眉をひそめて襟巻きを見る。
さて、尋ねてもわかる物だろうか。

「お礼は要りません、どうぞ、ごゆっくり休みなさいな。
 気を向けるのは当然、あの日の労働を無駄にはしたくはありんせん。
 動かなくなるなら金になりそうなものを残して手紙を寄越すんですね」

軽く手を振って、部屋に戻るように払う仕草をした。
花も落とすんじゃ有りませんよ、と一言添えて。

男はミズチに対して縁がある。
何度か共にダンジョンに向かっているのも見受けられる上、
互いによくつるんでも居るだろう。

だが情はあるかと言えば。

もとより人間に比べて壊れている存在に、一体何を向けるというのだろう。
(34) 2021/12/11(Sat) 4:03:33

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「どうもぉ、お話ししたいんですが。
 どうか開けてくれませんか。ミズチ」

貴方が休んでいる部屋に男が訪れる。
たまに世間話をしたりなんだの、よく起こることだが。
あなたが体調が悪いのは数人見ていただろう。
人がはけている時間を見計らって向かった。

お土産はいくつかのマジックアイテム。
食事ではなく魔力供給の類いだ。

そして告げるだろう、カガチと話をしたいのだと。
(-38) 2021/12/11(Sat) 4:10:38

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

「許すも何も、ねえ。いなくなりましたから。
 それでも何をしたら良いかわからなくなりましたから
 随分と路頭に迷いましたよ。
 その上犯人だと言われ、逃げてここまで来たので
 先ほどの予想でおおよそ正しいです」

「はい、そんな感じでよろしくお願いします。
 貴族だった彼女も、とても真面目で良い子でした。
 あなたが差別をして嫌いでも、誰かにとっては主人です」

彼女は悪く言わないでさしあげてくださいとつげてから、続いた言葉に明確な間。
男はにんまりと口元だけ笑えば、纏う空気を変えた。

「お喋りがすぎましたか、いいえぇ、話しても良いんです。
 そのことをエアハートが否定をしなければ。
 あたくしはあなたに期待をしていませんから、ですが。

 実は、あたくしおかしくなっていましてね?
 最後まで教育を施されなかったのですよ。
 だから、―――どうしても一番を考えてしまう」

「ただ、漠然と、です」

呼吸を最低限に、感情を揺らさず。

「だから、ああ、なんでしたか意中の相手がいたら」
(-44) 2021/12/11(Sat) 6:30:02

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

 


「死んでいただきたいと思うでしょうか。
 誰のものにもなっていただかないように」


 
(-45) 2021/12/11(Sat) 6:32:40

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

主人の一番になれないのならば、
主人に一番になる人が出来なければいい。
誰のものにならない不変の存在になってしまえば、


「それだけです、それぐらいでしょうか。
 次にお話しするときはエアハートのこと教えてください。
 今夜はもう遅いです、そろそろお暇しますね。
 あたくしは明け方まで夜遊びでもしてきますよ。

 風邪を引かないようにするんですよ〜。
 シュシュさんのところ以外、薬なんて粗悪品ばっかりですから」
(-49) 2021/12/11(Sat) 6:35:11

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

「……あたくしが味方するのはこちらの方が面白そうですね?」

ぽん、と。一つの小さな仲間意識と
目の前の感情の重さを天秤にかけてみた。
さて、何処まで似通っているだろうか。

「強いて言えば前約束で口封じをされていますが、
 あなたの欲しい情報は何も言っていなかったように思います。

 はい、他人じゃなくなりましたね。
 ですが特別嫌うほど好きな人間には置いておりません故、
 ご心配なさらず、疑う必要もないんですよ。

 それにしても、信用しようとするほどあの方がお好きなんですねえ。
 あなたが他人を信用をしないと仰るのなら、
 あたくしは他人に期待をできないのが癖になっています。

 ―――大丈夫です」

仲間でも友達でもありませんが、ハグレモノ同士です。

「いいじゃないですか、夜を舞うハンター。
 素敵ですよ、段々興味がわいてきました。
 今度は身なりが綺麗な時に、差し入れでもしますよ。
 張り紙と一緒に連れ浚われても、誰かみたいに怯えないで
 そのままの姿でいてくださいね」
(-52) 2021/12/11(Sat) 7:38:55

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 仮面の役者 フランドル

後に自分を
だと告げた男は貴方の
蝙蝠
という言葉を思い出す。

ああ、
夜遊び
はしてみるものだ。
嗅ぎ回っていたことを知られれば叱られるかと思いつつ、
探る人間であるのは明かしてしまっている。
後は天命に任せるまで、と。

姿の見えない男は、楽しくも無いのに笑みを零した。
(-54) 2021/12/11(Sat) 7:40:29

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「あー……そうでしたね」

聞き取りにくくなってるんでした、と、近寄ってその身体に触れた。
教養も無い自分に、目の前の何かの仕組みはわからない。
聞くなら彼のお守り役にだ、と適当に酔わせるつもりで来たが、さて。

「ミズチ、こうやって聞き取りにくくなる前。
 ええと、誰かか、何かに会いました?」

その手を取って適当なベッドにでも、と引き寄せながら。
気持ち、少し。ほんの少しだけ心配をしてその様子をうかがった。
(-56) 2021/12/11(Sat) 8:02:02

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 花売り妖精 アイシャ

夜の間。花占いをしていた貴方がおおかた配り終え
人がはけた時間を見計らい、一人の男が話しかける。

「大盛況ですね、アイシャ。
 一つ、あたくしももらいたいのですが……
 それとは別に、花が入った籠を一つ売ってほしいんです。
 こんな時に仕事の気分にはなりませんか?」

張り紙の方を見て苦笑いを浮かべる。
それもそうだろう、気分が上がるような話題でもない。
(-81) 2021/12/11(Sat) 18:55:27

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

/*
やっぱりあなた様が狼でしたのね!!
まんまと噛まれますわ〜〜。
一つあるとすれば勧誘後、少しだけ返事を待ってほしいと離席をする旨を一つ置くと思いますわ。
その後は煮るなり焼くなりと思っていましたが、狼様が執行なさるの?それとも政府の方が執行したことになさるの?RPとしてはお話したいですわ〜、どちらにしても乗り気で返事をすると思いますの。担当はエアハート様かしら? ご都合に合うようによろしくお願いします〜
(-84) 2021/12/11(Sat) 19:43:43

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

カチリ、と音を鳴らして。
その日のどこか男はあなたの背に再び訪れた。

そして簡潔に一言。
「反乱軍に誘われました」
、と貴方の耳に届かせる。

「まだ答えていませんが、なんだか嫌な気配がします。
 今ですら軽い監視をつけられていて。
 壊してきましたが、きっと二度目はないでしょう。

 どう答えてほしいですか、それだけ聞きに来ました。
 あとは追加の依頼など、人に言えないことがあれば。
 主の不都合なく動けるのは、……今夜までですから」


感情を出さず、静かに言葉を落とし。
少し憂い気な声で貴方の答えを待つのだろう。
(-90) 2021/12/11(Sat) 21:32:04

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート


/*
大変お待たせしました!
待っていた貰った際の監視は壊させていただきましたが、そのことを問い詰めても構いません。
そのあとの勧誘には良い返事をした体で進めて、
ペトルーシャが暴行されたきっかけから、
無傷で居るのは違和感があると、喧嘩か目立つ傷を付けて貰うように申し込みたいと思います。
あとは、流れで! あれ(首輪?)なんで付けられるんでしょうね、結局政府に監視されるのに。と、その説明を尋ねるRPなどをやりたいと思っています、よろしくお願いします!
(-104) 2021/12/12(Sun) 0:06:53

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「そうですか、……おかしいですね。
 魔力の供給に問題があるのかもしれませんし、少しふらつくかもしれませんがこれを取り込んでいただけますか?」

いまいち要領がえない。直接聞くしかないだろうか、とついでのように持ってきた魔力の塊をミズチへと任意で押し込んだ。
任意だ、それで酔おうとフラつこうと、今この状況で抵抗はされないと思っている。
―――お人好し。
男は自分よりも目の前のからくりの方にその言葉が似合うと思った。性格ではない、ただ、語呂が似合うと思ったのだ。

―――――
―――


「………、異常なことはわかっていますよね。
 緊急だったんです、怒らないでください。
 一体何が起こったか把握していませんか、へんちくりんな布の式神サマ」

取り込まなければ口移しでMPポーションでも取り込ませてやろうかと思ったが。案外うまく行っただろうか。
(-106) 2021/12/12(Sun) 0:28:48

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「―――


帽子を被り浮かべる表情に感情の色は見えない。
男も、男から見る主人もいつだってそうだった。
それは男にとって都合よく、時折感じる情に戸惑いを与えた。

愛を、情を知らないわけではない。
荒事もない平穏な永久も願われたことがある。
人懐っこい主人に慕われ、優しくされれたこともある。
それでも変わる人間の感情に、――男は大きな欠点を持っている。

「―――レイ、とエドゥアルト……でしょうか。
 探る動きをしている二人組の声を聞きました。
 何かしら調べる能力に長けているようです」

憶測だが、調べ上げられたことを報告する。密告もこれっきりだ。

ノアベルトと名乗る前の男は、領主の一人娘に仕えていた。
しかし、婚約者と結婚間近だった娘は、幸せを掴む前に死んだ。
だから、男は彼女と関わったすべてを捨てた。
彼女を殺した主犯の名も捨てたのだ。

「反乱軍には蝙蝠と名乗る者が。
 確実にわかるのが、……エアハートとフランドル、
 あと野良猫がいます。にゃん、だとか」

向こう側にはおかしな語尾がついているようだ。

どうか変わらないで。
一番にしなくたっていい。
一番そばになんて求めない。

****は変化が怖くてたまらない。
(-120) 2021/12/12(Sun) 11:10:47

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 骸狩り スカリオーネ

「この程度でしょうか、私が残せるのは」

歪な感情の揺らぎを残して、被り直した帽子抑える。
安堵と、ほんの少しの   。

「――、主君の命のままに」

紫煙の香りと共に渡された花を受け取り、しばし見つめる。
縁の深い二人に渡されていたのだ、
あのときの彼女の説明もよく耳に残っていた。
そのまま無言の時間を過ごしたかったが、これ以上告げることもない。
最低限の会話とただ時間を共有している仲、口を開いてまた閉じた。

……平等。
しばらくそばに居られなく淋しさか、つい口をつきそうになって。

「どうかご無事で」

曖昧で、不要な言葉をこの日ばかりは告げて、貴方に背を向けた。
(-121) 2021/12/12(Sun) 11:14:18

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 花売り妖精 アイシャ

「野郎ばかりがあれほど花に興味を示すのも、
 あなたの愛くるしさのおかげでしょう。
 一部似合わないと思った面子もいましたが
 たまにはいいものですね、変わったものが見れました

 花の希望は、―――女性が贈られて嬉しいような。
 華やかな色がいいですね。籠に詰められるだけ。
 これで足りる分でお願いします」

銀貨を2枚よこし感情の起伏がない姿に首を傾げた。
肝が座っているのか、それとも妖精たる所以か。

「それと、アイシャにも。一輪。
 あなたを反乱軍とは思っていませんから、無事と早い釈放を祈らせてください」
(-122) 2021/12/12(Sun) 11:35:47

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 錆鉄御納戸 ミズチ

「ミズチが体調が悪くなることなんておかしいでしょう。
 くだらなくありません」

からくりを過信している、というよりは
生身の人間と同じ傷を受ける存在ではないと認識している。
同時に、やはり術や精神的作用にはめっぽう弱いことも
似通っている、己と同じようなものだとも認識している。
何かの為に作られ、何かの為に運用されようとした存在。
倫理観も感情も、一体どこから来て
どのように成長するのかなど知る由もない。

「低級の霊? 旦那よりはペトルーシャ……
 レイの可能性もありますが、影響されるなら彼女でしょう。
 自発的にされたのかどうか……まぁいいです。
 ふわふわしてるのは問題ですが、幽霊の声を聞いておかしくなってるのであれば、治しては頂きたいですね。
 でも、ミズチに説明したところでうなずくとも思いません」

ブツブツとつぶやきながら符を受け取りテーブルにおいた。
過剰供給でダウンした体を再度撫でてやってからカガチに向き言う、撫でますか?

「……その、符っていうのでしばらくどうにかして、
 影響があるのなら声をかけるようにいい含めましょう。
 ありがとうございます来てもらって、……急ぎだったんです」
(-132) 2021/12/12(Sun) 15:52:24
ノアベルトは、花売りに花を注文して掃除屋の仕事を休んだ。
(a34) 2021/12/12(Sun) 16:16:47

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

「―――……ホド? ああ、あの野良猫と蝙蝠の中にいらした。
 高貴なお名前の方でしたか、さっぱりわかりませんでした。
 お誘いいただき誠にありがたいのですが、
 一存で決めるには準備が済んでおりません、
 少し時間をくださいますか。
 なに、政府側の
監視
を少し消してくるだけです」

そう言い彼は帽子を外し、瞬く間に背景に溶け消えてしまった。

彼を追った監視役も不意打ちでなぎ倒され、
戻ってこないかと思われたが、数刻して。
なんだか浮かない顔をして再び貴方の元へ姿を表すだろう。


「お待たせいたしました。
 改めて正式にそちら側に付きましょうか。
 ここで断っても怪我が増えるだけ。
 少々気にかけている方もいますし契約をしましょう。

 ああ、ここは向こうの鼠と同じように
 命だけはお助けください、何でもしますから!と、
 汚くすがりついたほうが良かったかもしれないですねえ」

芸がなくて面白くない男なんですよ、と顎に手を当てて一考。

「……それでも無傷でいるわけにも行きませんか。
 連れて行っているんですか、あの様子は?
 それとも政府と繋がっているんですか。
 ……チェスティーノやペトルーシャの件がありますし、何かしら外傷の芝居を売ったほうが良さそうです」
(-143) 2021/12/12(Sun) 17:49:40

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 残氷 の エアハート

「主人といいますか……、取引している方がいましたので。
 しばらく会いませんと話をつけてきました。
 何も気にかけられていませんでしたけどね、
 なんなら反乱軍と思われていたのかも」

それ以外にこの男は、―――贈り物をこの時間に用意していた。
誰にも見られたくない、誰かへの花の籠の贈り物だ。
提案を受け入れれば自由な行動ができないと思ってのことだった。

「あたくしが気にかけている方ですか? 蝙蝠です。
 あなた一体彼に何を隠してるんですか、知りたいですね〜。
 好きな人に隠し事をされて随分と落ち込んでいましたよ」

面白かったです、と人の不幸を笑いながら続く説明を聞いた。
政府のせい、愉快な言い分だ。
理由がさっぱりしていてむしろわかりやすい。
どんな不満があるかひとりひとり聞いてみたいものだが、流石に意地汚いだろうかと考えて。

「一応蝙蝠さんには余計なことは言ってませんよ?
 まぁいうような事柄もあなたから聞いてもいませんし。

 えー それでですね〜、一人でつけられそうにない場所に
 傷でもついていたらごまかせるでしょうか。
 ……首輪なのなんとかならないんですかね、悪趣味ですよ」
(-155) 2021/12/12(Sun) 20:00:22

【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 見習い少女 アンゼリカ

「気にしてません、大丈夫ですよ。
 ―――おかえりなさいアンゼリカ嬢。
 貴方が狙われているのをもっと早く知れたら交渉できたのかもしれなかったのに、不甲斐ない師ですみませんね」

あなたについた監視は己の口も閉じさせる。
ああ面倒くさい、娘一人も安心させられないなんて。

「……きっと、あたくしも政府側に売られるかなにかされます。
 暴行で済めばいいんですが、まぁそこは構いません。
 吐き出すものも、今は不正も持っていませんから。
 あなたもでしょう?
 だから、―――監視がついてから喋る内容は真実だけでいいんです。

 反乱軍に所属していなければしていない旨を。
 政府に不満があるのなら、何故不満であるか。
 掃除しなければいけない事案があるなら、そのゴミを。
 ……反乱軍に心惹かれる市民がいることを。
 それだけで、変わっていきます、
 こんな穴だらけの政策ぶち壊しますからね。

 これ以上あなたをひどい目には合わせません。
 根拠はありませんが、心配しないでください。

 あたくしも監視がついたら
政府の黒い掃除の依頼の数々好きなだけ見せてやろうと思っていますよ、ええ。

 こんな悪趣味な首輪さっさと外してもらいましょうね、いつものように掃除をしながら」
(-158) 2021/12/12(Sun) 20:23:53