17:28:43

人狼物語 三日月国


179 【突発R18】向日葵の花枯れる頃【ソロ可】

情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:

全て表示


【人】 楯山 一利


彼女は、一度も俺に歩み寄ろうとしなかった。
今になってやっと、それに気付いた。

その癖、俺の為と思って
ブレイクダンスやダンサーたちを
否定するようなことを言って。>>L5
俺の事を傷付けてしまっていた。

今までそんなことにも気付かずに
ずっとお姉さんぶって口を出して
お節介を焼いてしまっていた。

でもそれは全部、独り善がりだったんだと。

気付いてから、謝ろうとしたけれど
もう半年以上前のことだし……
今更。と言われるのも怖かった。
かと言って、何もしないままも気持ちが悪く
(68) 2022/10/23(Sun) 5:29:57

【人】 楯山 一利


…そんな時、あの大会で紹介して貰った
あの人たちを思い出して>>L3
本当に、今更ではあるけれど
少しでも歩み寄ってみた方が良い。と
普段の俺がどんな様子なのか知るためにも
(俺に知られるのは気まずいからコッソリと)
一人で、ダンサーたちを尋ね回ったんだとか。

それでようやく見つけたのが、あの人。>>54

話を聞いて、ブレイクダンスの
練習風景を見せて貰って>>57
やっぱり……と
自分の過ちを再認識したのだとか。

そして俺からの「会えない?」と連絡が来た時>>2:*0
『わかった』と返事はしたものの>>2:*5
もう俺と合わせる顔がないな…と
強く思い始めていたらしい。
(69) 2022/10/23(Sun) 5:31:55

【人】 楯山 一利


いよいよ今日になって
会うのも怖気づいているし。
もう俺から連絡が来ても反応しないで
このままフェードアウトを決め込もう。
と思っていたのだとか。

(まぁ親同士付き合いあるし、家も隣同士だから
 すぐに全部ってわけにはいかないけれど
 近いうちに独立しようとも考えていたのだとか)


「……………。」

俺は、最後まで黙って
彼女の懺悔にも似た告白を聞き届けた。
(70) 2022/10/23(Sun) 5:33:42

【人】 楯山 一利


話を聞いて、やっと色々と腑に落ちたのだが。
それでもやっぱり、いきなり無視は酷過ぎる……。
せめて会いたくないって連絡くれよ。
余計な心配掛けさせやがって…。と
恨み言を言ってやりたくもなったんだけど

「……確かにさ。
 何も知らない癖に!って
 ムカついたこともいっぱいあったよ。

 でも、考えてみたら
 俺だって……。
 何にも伝えられてなかったんだ。」

ブレイクダンスへの熱意も。
お前への、気持ちも───。

お互いちゃんと言葉に出来なかった故に
起きてしまった、"すれ違い"。

言葉にして伝えるだけでよかった。
…簡単なことだったのに。
それさえも出来なかった。
(71) 2022/10/23(Sun) 5:54:50

【人】 楯山 一利


「もっとちゃんと、真剣にダンスやってる
 って、俺も伝えるべきだったんだ。
 
 ……だから、俺もゴメン。」

もう二度と、そんな過ちは
繰り返したくないから。
素直な気持ちを言葉に乗せて
しっかりと、彼女に謝った。
(72) 2022/10/23(Sun) 6:02:14

【人】 楯山 一利


そうして、お互い謝ることが出来てから
少し微笑み合えるようにもなった。

今度は、俺の気持ちを伝えるんだ……。

「……あのさ。
 さっき言ってたことだけど。>>70
 もう勝手に……消えようとすんなよ。

 俺、お前と離れるのは……イヤだから。」

『うん…分かった。
 もう、そういう事はしないよ。

 でも……どうして?』

俺は真剣な表情で、彼女の瞳を見据える。
彼女は、そんな俺を見つめ返す。
本当に分からないのだろうか。
…それとも、俺の言葉を待っているんだろうか。
表情だけでは分からなかった。

だが、いずれにせよ
俺のすることに変わりはない。
(73) 2022/10/23(Sun) 6:30:42

【人】 楯山 一利


「"好き"───なんだよ。
 ……亜由美のこと。

 姉ちゃんとしてじゃなくて。
 一人の、"女の子"として。」

俺の告白を聞いて、彼女は目を見開いた。
お前にとって予想外の言葉だったのか、
それとも別の意味だったのかは
読み取ることはできなかったから。

「亜由美は……?
 俺の事、どう思ってんの?」

やっぱり"弟"みたいな存在なのか。
少しは異性として見てくれてるのか。
お前が俺に抱いている気持ちを知りたくて、
でも不安も隠せないまま訊ねた。*
(74) 2022/10/23(Sun) 6:32:34

【独】 楯山 一利

/*
色々拾いたいとあれこれ考えて書いてたら
めちゃくちゃ長くなってしまった…!

智恵さん、室生さん
生やして頂いたもの色々と
好きに使わせて貰っちゃいました。(感謝感激!)

よし。寝よう。**
(-44) 2022/10/23(Sun) 6:34:58

【独】 楯山 一利

/*
こんばんはー
今夜はロル投下できそうにないけど
灰に感想とか書こうと思って覗いたら
室生さんの感想が見えて照れました…(てれてれ)
めちゃくちゃベタ褒めされて嬉しいです!ありがとうございます!

深夜から早朝まで考えて書いていたから
眠気が酷くていつもより文章おかしくなってるし
上手くまとめられなくて、
余計に長たらしくなったなぁ…とか
悲惨過ぎて色々と反省していたんですが安心しました。

室生さんも話を広げたり設定拾うのがとてもお上手で
一つ一つのロルの細部にこだわりみたいなものを感じました
それでいて丁寧さを忘れない。
読み手にも鮮明にイメージしやすい書き方になっているから
本当にすごいなぁと感嘆とさせられてましたね。
特にカフェの食レポは読んでるだけで食欲そそられたし
片想いの相手に対する心情描写は、切ない気持ちが
ドンと胸にくる感じがしてとても感情移入しやすかったですね…。

〆のエンディング、切ないけど最後まで綺麗で素敵でした!
(-57) 2022/10/23(Sun) 23:43:55

【独】 楯山 一利

/*
>>-53
ご指摘されて気付きました。こういうのって相手の力量に拠るんですね…!
こちらの自覚はあまりなかったかもしれません。
幼馴染がカフェに来ていたことにして貰っても
来ていなかった事にして貰っても
万が一、拾って貰えなかったとしても
ロルの内容はいくらでも変えられるように
何があっても大丈夫なようにはしていた部分もあり。

ただ仰るように、智恵さんも拾い方がお上手だし
想像以上に話を膨らませて下さる御方だなぁと分かったので
安心感を持って投下していたのは事実ですね。

そしてやはり想像以上の返しを頂けていた…!
本当にたくさん感謝の気持ちでいっぱいになりました。
(-58) 2022/10/23(Sun) 23:57:50

【独】 楯山 一利

/*
智恵さんの想い人ナナさんが
まさかの既婚者と…?!
という展開には俺も度肝抜かれました。

本当にそれは事実なのか
智恵さんの思い過ごしなのか
今後の展開が気になりますね〜!
(-59) 2022/10/24(Mon) 0:00:38

【独】 楯山 一利

/*
遅くなりましたが
友紀さんの室生さんは早朝見守って下さってて
ありがとうございました…!

あれからちゃんと寝ました。5時間くらい!
今日は夜更かししません。
(-60) 2022/10/24(Mon) 0:02:21

【独】 楯山 一利

/*
友紀さんの室生さんってなんだww
意味が変わってしまう酷い誤字…

友紀さん と 室生さん です!
(-61) 2022/10/24(Mon) 0:03:41

【独】 楯山 一利

/*
片想い相手のNPCは最後まで名前を付けようか
迷いに迷ってました。

ただ、ロルを書いているうちに
好きな子に対してずっとアイツとかお前呼ばわりは
さすがに酷くないか?名前でちゃんと呼んでやれよ
って思って来ちゃいましたね。

あと名前がある方が、ロルのも書きやすいなぁ…と。
完全にPL感情と都合でした。
(-62) 2022/10/24(Mon) 0:08:05

【独】 楯山 一利

/*
友紀さんや高峰さんの〆ロルとか、
古寺さんの孤独のグルメとか
じつは個人的に楽しみにしてるんですけど
皆さん体調やら都合やらで難しいですかね?
お大事になさってくださいね。
(-63) 2022/10/24(Mon) 0:11:07

【独】 楯山 一利

/*
カズが幼馴染の亜由美を何故好きになったのか
何故ずっと好きでいるのか
そのあたりをまだちゃんと深掘り出来てないせいで
亜由美が性格悪過ぎるサイコパスみたいになっちゃってるなぁ
ってPLは困っているなうです。

どうにか名誉挽回したいんだけど
今日はもう書けないから明日こそは…!

と、一方的に灰にだらだらと書いて
本日はお休みします。**
(-64) 2022/10/24(Mon) 0:18:24

【独】 楯山 一利

/*
チラっとしたら
わー!?!
ってなりました(日本語能力行方不明)

智恵さんも素敵なエンディングでした…!
お疲れ様でした。
(-70) 2022/10/24(Mon) 15:18:43

【置】 楯山 一利

─恋心─


中学になると、恋愛に対して関心が強くなり
それまでなんとも思っていなかった異性が
一人の女性として、すごく綺麗に見えるようになる。

俺もそうだった。
亜由美の事を、ずっと姉みたいな存在で
俺は弟みたいなポジションなんだと思っていた。
それは、家族愛にも似た温かな感情。

だけど家族愛は
               ───"恋"に変わった。
(L6) 2022/10/24(Mon) 20:54:48
公開: 2022/10/24(Mon) 20:55:00

【置】 楯山 一利


中学のスキー合宿。

俺にとっても、亜由美にとっても
初めてのスキーだった。
だから俺たちは、初心者コースから
始める事になったんだけど……。

合宿当日、スキーのグループが
"男女"で分けられた。
アイツとは別のグループになったんだ。

小学生の時の林間学校や、修学旅行でも
男女部屋を別々にさせられるけど
それとは訳が違う。

スキーはスポーツだ。
なのに、わざわざ男女を分ける必要があるのか?
当時そんな疑問が湧いた。

だって小学生の時は、運動会も体育も
男女で分けられた事なんて一度もなかったし
いつも、亜由美と競い合っていたんだ。

ところが、このスキー合宿では
それが許されなかった。

最初は意味が分からなかった。
(L7) 2022/10/24(Mon) 20:55:38
公開: 2022/10/24(Mon) 20:55:00

【置】 楯山 一利


でも、周りの男子たちと話していると
『〇〇さんが可愛い。』だとか
『××さんの胸が大きい。』だとかの話になって……。
それまで全く何も思わなかったけど
男女の違いや、性について初めて知ったんだ。

そして、亜由美お姉ちゃんは、
"女の子"だったんだ、と……。

…月日は流れ、俺の身長が伸びて来て
遂にアイツを追い越した時。
それを再認識させられたんだ。
(L8) 2022/10/24(Mon) 20:58:32
公開: 2022/10/24(Mon) 21:00:00

【置】 楯山 一利


それからは、女子の中でも
亜由美が一番綺麗で可愛く見えていた。
アイツが他の男子と話してるのを見たり
アイツに気がありそうな男子がいると知ると
モヤモヤしたり、ムカついたりもした。

でも亜由美は、最後はいつも俺の所に来てくれる。
他の奴には話さないことも、俺には話してくれた。
苦手な勉強だって、付きっ切りで教えてくれた。
ガキの頃から毎年贈ってくれた、
バレンタインチョコ(義理)だって
中学になっても変わらずくれたし。
俺との約束は、絶対に守ってくれた。

俺という存在が、他の誰よりも
優先順位が高かったことが嬉しかった。
(勿論、俺の一番はずっとアイツだった。)
(L9) 2022/10/24(Mon) 21:01:12
公開: 2022/10/24(Mon) 21:05:00

【置】 楯山 一利


そんなだから、周りからは
付き合っているんじゃないかって
何度も冷やかされたこともあった。

それが恥ずかしくて、
碌に会話出来なかった時もあったけど
それでもずっと、亜由美は俺の事を気にかけてくれた。
だから、俺はまた向き合う事が出来たし
アイツと同じ高校に行きたいって、思えたんだ。

この気持ちは、俺だけじゃないはず。
亜由美だってきっと……って。
期待を持つことも増えて行った。

『カズのことが心配だからね』

あの言葉>>1:2を、聞くまでは……。*
(L10) 2022/10/24(Mon) 21:01:59
公開: 2022/10/24(Mon) 21:05:00

【人】 楯山 一利

─告白─


もう今更、好きだなんて言えない。
…そう思ってずっと伝えられなかった気持ちを
やっと口にすることが出来た。

言葉にした後は、恥ずかしさよりも
不安の方が勝っていた。

「……なぁ。どうなんだよ。」

まだ答えない彼女に痺れを切らして、
もう一度どう思っているかを訪ねる。
今、何を思っているのか。
俺に告白されて、どう感じているのか。
イヤだったのか嬉しかったのか……。

それでもまだ口を噤んだままだった。
彼女は、膝元に置いていた手で
スカートの裾を握り締めている。
(123) 2022/10/24(Mon) 23:19:25

【人】 楯山 一利


そうしたまま、どれくらい経ったろう。
…とても長く感じた。
30分以上は経過していたような感覚だった。

『………ごめん。』

やっと口を開いた彼女だったが
出て来たのは、謝罪の言葉だった。

「なに、謝ってんだよ……。
 
 俺の気持ちには応えられないってこと?
 だったら、そう言ってくれよ。」

『………。
 
 ごめん。
 どう、言ったら良いのか。
 上手く言葉が見つからなくて。』

「なんだよそれ……。
 別に、俺を傷付けないようにとか
 そういう気遣いはいらないからな?」

フラれたらそりゃショックだけど。
ハッキリしないままの方が不安を煽られる。
だったらスパッと無理と言って、
この硬直状態をなんとかしたい…。
(124) 2022/10/24(Mon) 23:19:53

【人】 楯山 一利


『ううん、そうじゃないの…。

 私もね。
 カズの事、好き…… なんだと思う。』

「だと思う、って…。どういうこと?」

俺と同じ気持ちなのかと期待が膨らむ反面、
曖昧な言い方で終わった事に、モヤモヤとする。

『自分でも、よく分からないの。

 ずっと、私はカズのこと
 弟みたいな子だと思って接してた。
 でも……時々、分からなくなった。

 カズが、智恵さんとか…
 他の女の子と楽しそうに話してる時も
 ブレイクダンスの話をしている時も
 胸が苦しくて仕方なかった。

 心配とかそんなんじゃなくて
 "寂しい"って思ってたの。』
(125) 2022/10/24(Mon) 23:20:27

【人】 楯山 一利


「寂しい……?」

その気持ちの意味は何なのか?
何処から来るものなのか?
それが分からないと言った口ぶりだった。

『でもそれは、カズが私の元から
 巣立って行っちゃうことなのかなって。

 でも、そうじゃないのかも……。
 カズの気持ちを聞いてたら、
 嬉しいって気持ちもあるし。
 …分からないの。』

ごめんなさい。そう付け加えて
亜由美は苦い表情で俯いた。

なんだろう……コレ。
ストレートにフラれるより辛いかも。
男として好きとも言って貰えてないし
かと言って、否定もされていない。
(126) 2022/10/24(Mon) 23:20:49

【人】 楯山 一利


『…ちょっと、時間が欲しい。
 一人で考えたい。』

なんだよそれ。変に期待しちゃうじゃんか。
でも結果的にやっぱり無理でした。
ってなったら、崖下に突き落とされるのと
同じくらいショックがでかいと思う…。

それでも、俺は待つんだろうな。
彼女の中で答えが見つかるまで……。

「……分かった。待ってる。」

それからは、二人一緒に互いの家に帰って
連絡は取らないまま、眠れない夜を過ごした。

想いは実る事も、枯らす事もないまま
今日という日が終わりを迎えようとしている……。
(127) 2022/10/24(Mon) 23:21:09

【赤】 楯山 一利


俺は友紀さんに、幼馴染へ告白したことと
その結果どうなったかを報告するために
スマホを取り出して、トーク画面を開いた。

「友紀さんこんばんは。

 さっき、アイツに告白しました。
 でもYESもNOも貰えませんでした。

 ちょっと考えたいみたいです。
 だから、それまで待ってみます。

 以上、報告でした。
 また進展あったら連絡しますね。

 勇気を、ありがとうございました!」*
(*1) 2022/10/24(Mon) 23:21:45

【独】 楯山 一利

/*
ギリギリ〆投下出来てよかった……。

村建てさん、同村して下さった皆さん
楽しい村をありがとうございました!
りおでした。

一期一会の出逢いに感謝。
(-74) 2022/10/24(Mon) 23:23:03

【独】 楯山 一利

/*
友紀さんのエンディングも見れて良かった!!
タイトル回収素晴らしい…。

本当にお疲れ様でした!
皆さんお大事に。またどこかで。
(-76) 2022/10/24(Mon) 23:29:26