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人狼物語 三日月国


94 【身内】青き果実の毒房【R18G】

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【独】 8435 黒塚 彰人

/*榊 榊!? 俺にしょわすな 榊…………
(-74) 2021/09/28(Tue) 17:31:31

【独】 8435 黒塚 彰人

/*>>16 爪で引っ掻くとこ、すごいすき
(-76) 2021/09/28(Tue) 18:35:26

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

「ああ……録画ボタンを押し忘れた」

 それだけだよ。その言葉の真偽を確かめる術は無いはずだ。
 ささくれた畳の上、立ち話の先を促す。

「もう一つは?」
(-77) 2021/09/28(Tue) 19:28:24

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤

「そうか。……俺も、得意ではないな」

 後ろの言葉は、壁際に寄せられた、畳まれたままの布団へちらりと視線を遣って。

 ゆるりと手を伸ばす。瞳を覆う眼帯へ触れることはできるだろうか。叶ったのなら、指先で軽く撫ぜるように触れたのだろう。

「死ぬのか。……死んだら、そこで終わりか」

 恐らくは、おかしな問いなのだろう。
 人間は、死の先を見ない。それが当たり前のことだろうから。
(-80) 2021/09/28(Tue) 20:00:21

【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人

「死は、死だろう。そこでおしまいだ、全てが終わる」

「続いたものは、また別の話だ、別の人間の物語」

「俺も、死にはしない、きっと。終わるだけだ」

「だが他人が言う死と、かわりはないだろうか」

まだ、誰にも話してない。話したらなにか変わるのか。
憂いているわけではないが、その相手に残すべきものであるかがわからない。ここまで記録をされ続けられているという事実がすべてを麻痺させていた。

「……続きが、ないそうだ」

「俺は、進めない。不死でもない、不老とも少し違う」

「ここ一年を永遠に消され続けて繰り返している」

触れられた瞳は動かない、これは、ずっと前についた傷だ。
治ることもない、だが――もう二度とこの傷以上に、怪我を負うことはないのだろう。たとえ、腕がもげても、何をされても戻ってしまう。先の未来、ずっと。
一年が経てば元(17)に戻る、進めない身体に"されている"。

「だから、今ならなんだってできると思って。尋ねている。
お前たちのために、なれると思ったんだが……不要か? この場で異能もろくに扱えない人間では」
(-83) 2021/09/28(Tue) 20:11:08

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

「……。そうか」

目の前の男はそんなうっかりさんだっただろうか。
録画ボタンを押し忘れたと聞いて眉を顰めるも、確かめようがない。ただそれだけ呟いてその話題はそれきりとなった。

「もう一つは少し前の話だ。普川先輩を殴ったことについて。
俺はお前が普川先輩を殴ったことについて言いたいことはない。頼まれただけらしいからな。
俺が言いたいのはタイミングと場所だ。暴力は基本的に周りから良い顔をされる行為ではない。公の場で行って、それが他人に見られでもしたら。話が大事になるぞ。今回のように」

そこまで淀みなく話し、一拍おいてから。

「……お前にとっては、気にするようなことではないか?」
(-105) 2021/09/29(Wed) 9:21:16

【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人


「違うよ。『彰人くんに』飲ませて欲しかったの。あのさぁ、俺経験ないから、飲ませないと痛がるよ。そして俺は痛いの好きじゃない。

だから飲みたかったけど自分で飲みたくないの。……雰囲気、ほしいじゃない?」

べ、と舌を見せる。半ば溶けかかっている薬をまだ器用に保っていたらしい。そうしてつらつら言葉を述べる。……どれを選んでも、貴方に責任が振りかかるような物言いをする。

『なんで素直に飲まなかったのか』

簡単だ。最後に言った。『雰囲気がほしい』。つまりキスして飲ませてほしかった。

薬は飲みたい。でもあなた側の事情でできないなら仕方がない。無理やり飲ませてもくれないのか、飲ませないで痛がらせるのか。

貴方が『ただしい、いい子』として、どの判断を取るのかをただ見据えるように、ああでも早くしないと、君の方は薬が回るんじゃないかな?

──だって、俺今、答えが待ちきれなくて、少しずつ君の感度、上げていってるからさ。

飲み慣れているなら、薬の回る速さにおかしいと思うかもしれない。ただ、目の前の男は貴方の動きを穴の開くほど見つめているだけだ。

「──彰人くんのいい子、教えてよ」
(-124) 2021/09/29(Wed) 17:24:31

【人】 8435 黒塚 彰人

>>12 普川
「…………。……あなたと俺が」

 黒い頭を見下ろし、沈黙が過ぎり、息をついて。述べる。
 言いたくない理由はいくらもあって、言いたい理由は一つたりとて無かったけれども。

「違うものであると、確かめただけです」
(34) 2021/09/30(Thu) 22:28:35

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤

「そうか」

 カリ、と眼帯を爪で引っ掻いた。特に何を意図した訳でもない、手慰みのような動作。
 長く息を吐いて、もう一度。そうか、と呟きを落とした。

「俺には、無いな。不要だ」

 ……生憎。他人の命を賭して望むほどのことなど、一つも持ち合わせてはいなかった。
 それから、「お前こそ望みはないのか」と問いかけた。ロバの耳だ、と嘯いて。
(-172) 2021/09/30(Thu) 22:49:36

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

「……いや、」

 懐かしさすら覚える言葉の羅列だった。
 “保護”されてすぐの頃に、そういうことを言う人間もいた。
 ……うまくやれるようになって、久しく聞かないものだらけだった。
 
こいつも、あれらと同じで。
理解者の顔をするのが上手いんだなと思った。


「そうだな。『暴力は、よくない』。気をつけよう」

 わざわざ人目につかないところでやってはいよいよ、いじめに類するものの形を為す気がしたけども。
 あるかも分からない次に、そこまで思考を割く気が起きなかった。
(-173) 2021/09/30(Thu) 23:05:52

【独】 8435 黒塚 彰人

/*<lucent>タグ、いいですね
(-174) 2021/09/30(Thu) 23:07:44

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

「?誰もそんな事は言っていない」

首を傾げた。

「別にそれが頼んだ人……今回でいえば普川先輩だが。必要なものならいいんじゃないか?別に暴力そのものを否定しているわけではない。俺は好まないがな。
俺がよくないと言ったのは他の人に見つかって事が大きくなる事だ。面倒だろう、色々と」

双方の合意の上ならいじめにならないのではないか、そう結論に至った少年はそこまで言い切り、すぐにもう一度口を開いた。

「……黒塚。その『暴力はよくない』という言葉がすぐに出てくるのなら。あの時も暴力を振るうことなどなかったんじゃないか?

それでも頼まれて殴ったとは……よほど先輩に切実に頼まれたのか。
或いは……お前、自分で考えて行動することはあまり得意ではないのか?」
(-186) 2021/10/01(Fri) 5:22:46

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 首を傾げてみせる。少年のとは反対向きに。

「事が大きくなる程度には好まない人間が多いんだろう?」

 それは、暴力がよくないと言うことと何が違うのだろう。結論までの道筋が少し、長いだけじゃないか。

「……そう見えるのならそうなんじゃないか」

 吐き出す息に混じった呟き。
考えたさ。
幸いにもマイクに拾われなかったそれは、草臥れたようにも響いた。
(-208) 2021/10/01(Fri) 15:45:14

【秘】 4432 貴戸 高志 → 8435 黒塚 彰人

「それはそうかもしれないが……え?」

貴方の唇が震えた気がしたが、その音を上手く拾い上げることは叶わず。
掴み損ねた無念と貴方の物言いに少年は寂しげに眉を寄せるだけとなった。

「……随分他人任せな言い方をする。俺はお前のことについて聞きたいだけなんだがな」

そう呟いて、迷彩少年の分の布団を抱えるだろう。
(-210) 2021/10/01(Fri) 16:16:23

【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人

「……お前たちの望みが叶うことか?」

このお前ら、の等に何人含まれているか。
それとも一人であるかは放り投げた。

「その為になら、いくらでも取り高になってやろうとは思う」

軽く抱いてやろうかと、息を吸うように言葉を吐き出して。
まともに眼帯を外さなかったなと、思い出して。
この瞳になった理由を……思い出せなくて。

「一つ、明確なものがあるが。
その望みはお前にできない、大人たちにさせるものなんだ。
どうか、いつかに。俺のことを、忘れて[覚えていて]くれたらそれでいいぞ」
(-214) 2021/10/01(Fri) 16:47:07

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 4432 貴戸 高志

 布団を抱え、腕の塞がった少年に手を伸ばし、その前髪をさらりと指ではらう。小豆色に映る黒い影は目を細めた。

 
――何故、お前は見えるものだけを信じようとしない?
他人の物差しで測られ続ける生き物の、
ただしさから外れてしまえば先が無いコピーの、
醜悪な
中身を知ろうだなんて最悪な真似をしてくれるな。


 目を細めただけだった。

 そうして。男のものと比べれば一回り二回り、小さな布団の主が――あの少年が、大切にしていたものがもし、この部屋に取り残されていたのなら。それを抱えられた布団の上に乗せただろう。
 
とっくに男のいないうちに持ち出されているかもしれないし、
そんなもの、そもそもこんな場所にありはしないのかもしれないけれども。
(-215) 2021/10/01(Fri) 16:55:12

【人】 8435 黒塚 彰人

>>35 普川
「はい。……当然のことでしょうね。
 ……? 今ですか。――そうですね、休みたい気分です」

 こう、とは?
 訝しがりつつ答えた。これはすこぶる素直に。

コレ
があってはそうもいきませんが」

 腕を伸ばし、ここ何日かで把握した、隠しきれていないカメラのレンズをコン、と指の関節で叩く。
(37) 2021/10/01(Fri) 17:12:02

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 3839 南波 靖史

 面倒な、と息を吐く。
 ――その息に思うよりずっと熱が篭っていることに気がついたときにはもう、それは侵食を始めている。

 下腹部、じんわりと蟠りはじめたもの。身体の芯をぞわりと這い上がり、脳へ送られる信号。
 他人との触れ合いで齎されることは無かったはずの、快楽。その、予兆。

 輪郭に手を添え、上向かせ。顔を寄せる。
 鼻先が触れ合う距離、ぴたりと動きを止め、こちらを見つめる瞳と視線を交わして。

「何か、……したか、お前」

 落とす声の合間、は、と漏らす熱が、少年の唇を掠めた。
(-216) 2021/10/01(Fri) 17:21:44

【人】 8435 黒塚 彰人

>>38 >>a23 普川
「で、それがどうした。何が聞きたい?
 ……俺の気分がどうであれ、事は変わらないでしょう」

 視線につられ軽く振り向いた頭を戻して、やや、外れた言葉を繋げる。

「……あがっていきますか」
(40) 2021/10/01(Fri) 19:00:19

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 0043 榊 潤

「そうか」

 敷きっぱなしだった布団の上へ、胡坐をかいて座る。
 膝に頬杖をつき、断るよ、と言葉を投げて。
 とん、と空いた膝を、空いた手の甲で打った。

「――逆なら、断らないが」

 どうだと目で問う。
 そうしながら、さて、この瞬間のことを俺はいつまで覚えることになるだろうかと自問した。答えは未だ、返らなかった。
(-222) 2021/10/01(Fri) 19:10:24

【秘】 8435 黒塚 彰人 → 9949 普川 尚久

>>41 >>a24
「回りくどいですね」

 扉を閉め、内履きを脱ぎ。畳へ上がりながら話を続ける。
 壁にはいくつかのハンガーが掛けられ、その近くに畳まれた布団が一組だけ置いてあった。

「自分が回りくどいわりに、結構言葉通りに受け取ってくれますね、あなた。
 ……代替にならないと、確認したんだが。

 で、尚久さんは他人のストレス解消に付き合ってやるほど暇なのか、余裕があるのか、善行がご趣味か?」

 これ以上を繕うのも馬鹿らしく思えてきたのか、あからさまに語調が乱れはじめている。
(-226) 2021/10/01(Fri) 19:39:21
黒塚 彰人は、扉を閉めた。「回りくどいですね」という響きが、廊下に残された。
(a25) 2021/10/01(Fri) 19:39:45

【独】 8435 黒塚 彰人

/*そういえばこの人、出会い頭に暴力要求してきた人だしな…と思ったので、粗雑を隠さなくていい気がしてきました
(-227) 2021/10/01(Fri) 19:42:10

【秘】 9949 普川 尚久 → 8435 黒塚 彰人

「やかましいわ」

 悪態をつきつつも履き物はきちんと脱いで畳に上がり込む。馴染みはあまりなかった。これ転がってもいいの? ころころ……。
あ、家出されてる。布団を見てそんな感想が浮かんだ。

「別に暇でないし余裕もないし善行も趣味でないけど」

「けど」

「けど、さぁ……?」

 言葉と一緒に、壁側を向いて止まった。

「……最初にお願いしに行ったのは、
 黒塚さんにも僕にも利益があっただろ、一応。企画のあれで」

「でも、こないだのは、ちがうだろ? だから、……」

僕がしたい気分を叶えてもらう利益をもらっただけだから

 
黒塚さんのしたい気分を叶えてチャラにした気分になろう
 
 
っていう僕の自己弁護自己満足の為に足を運んだ次第です

「僕が僕だけ得したままの状態が好かん傲慢に
 付き合わせにきましたけど、ご気分ではない?」
(-232) 2021/10/01(Fri) 20:11:32

【独】 8435 黒塚 彰人

/*やかましいわ って言う普川、良い……あまりにも……良いですね………
(-233) 2021/10/01(Fri) 20:22:38

【秘】 0043 榊 潤 → 8435 黒塚 彰人

「…………お前俺よりうまく人を抱けるのか……?」

基準点。
快楽を与えること。
行為をつつがなく行えること。
後処理をきちんとできること。

榊潤は一回の行為でどれか2つぐらいしかできない。
疲れる上に、怠惰であるからだ。

「……遊びそこねたから。
 抱かせてやってもいいぞ、寝かせてくれ。
 ここ連日眠いのに寝れん」

まさかヤってる最中に寝るとでも言うのだろうか。
それとも睡眠導入剤代わりのスポーツだろうか。

「見下されるのは嫌いだから俺が上でいいか」

提案のときの謙虚さと、しおらしさのわりに。
言うことは、然程、変わらないようであった。
(-234) 2021/10/01(Fri) 20:22:51

【秘】 3839 南波 靖史 → 8435 黒塚 彰人


「……どうだろうね?試してみるかい?
今すぐ触れ合わせてくれたら、答えも出るのに」

貴方がキスを避けているのに薄々気づきながら、そんなわざと煙に巻くような曖昧な言葉を悠然と返す。

けれど、別に薬を吐き出したわけでもない。効果が一切効いていない訳ではないのは、こんな至近距離で覗きこまれたこちらの目に、間違いなく情欲の色が滲んでいる事でわかるはずだ。

ただし、貴方を求めると言うよりもそれは、貴方が今まで散々他に行ってきた、捕食者側に近いものを滲ませているが。

「……悩むのだめとは言わないけどさ。
今回は悪いけど、時間切れ。俺も我慢してたんだよ?」

貴方がどんな行動を起こしても──ああ、キスしてくれたなら、少し驚いてこれからの行動は変わってたかもだけど。

いずれにせよ異能で上げられた快楽によって、その体勢を維持する事すら困難になった瞬間、念の為腹部に軽い痛みの蹴りを入れてから、逆に貴方を押し倒して見下す形になるだろう。

「随分と変な顔をするね彰人くん。
まさか自分が感じる、とは想像してなかったような反応だ。それ、他の子の時も見たからわかっちゃうんだよね」

つつ、と首筋を指で滑らせてから、先程貴方にされたように、貴方の顎を手で掴む。くすぐるように喉に触れるのすら、『あなたが判断に迷った分』上げられた感度で、下腹部にたまる熱の源になるだろう。──そんな事をしなくても、充分にそこは熱を帯びていて、過剰かもしれないが。

「さて、──『気持ちいいこと』しよっか、彰人くん」
(-239) 2021/10/01(Fri) 20:31:04

【赤】 8435 黒塚 彰人


煌々と照らされた部屋の中、男が一人佇んでいる。
その姿を、冷たいレンズが捉えていた。

眩い照明が目を灼く。黒々とした影が伸びる。
顔を掌で覆って、暫く、ただそこに立ち尽くして。

(*0) 2021/10/01(Fri) 20:53:33

【赤】 8435 黒塚 彰人


じきにその手を外し、顔を上げ――
画面越し、観ている者へひらりと手を振る。

言葉は無かった。

(*1) 2021/10/01(Fri) 20:54:38

【赤】 8435 黒塚 彰人


(*2) 2021/10/01(Fri) 20:55:23

【赤】 8435 黒塚 彰人



――パチリ。
 
明かりが消え、僅かな音が取り残される。
 
(*3) 2021/10/01(Fri) 20:56:48
黒塚 彰人は、“壇上”を降りることにした。
(a28) 2021/10/01(Fri) 20:57:11

黒塚 彰人は、大根役者。変わらず舞台の上、一人芝居を続けるでしょう。
(a29) 2021/10/01(Fri) 20:58:34

黒塚 彰人は、殺された己の記憶のみを、有します。
(a30) 2021/10/01(Fri) 20:59:15