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【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レグナ〜〜〜!!!!」 その姿をみつけると、謎の四次元空間を およいで突撃してきた。 「わしひとりかと思ったぞ。よかったのじゃ」 いつものレグナだと思っているゆえに 距離が近い。にゃんごろごろ。 (4) 2024/03/31(Sun) 13:20:00 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオここに呼ばれたマオは──── 当たり前で幸せな暮らしを送っていた。 ある時この世界が夢であると気づかされた。 レグナが皆の"目を覚ます為"に手を汚したことを知った。 しかし──それを全て忘れ、ずっとこの幸せな夢の中が 本当の世界であると信じ、ずっと暮らしていけると思っている。 (5) 2024/03/31(Sun) 13:26:00 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「え、ちょっ…… うわっ!? 」突撃をまともに受けて、少しだけ後ろに転がりそうになる。 彼が"こういう奴"なのは知っている。……いや、待て。確かに面倒は色々見たが、ここまで距離が近い奴だったか? ……一先ず、そこの部分は置いておく。 だが、様子から見るに。 自分が"悪者"であると明かした事も、この首に掛けた手の事も、そもそもこの世界が夢であるという事も、全て忘れている。 そこまでは、察する事が出来ただろうか。 (7) 2024/03/31(Sun) 14:15:02 |
【人】 悪者になれなかった レグナ"悪者"である自分達が『失敗した』以上、夢を望む者は。また全てを忘れ、幸せな夢の中のままなのだろう。 ――現状の『悪者になり切れなかった』レグナは、そう認識する。 つまり、今目の前に居るこのマオは、自分がこの世界から目覚めるつもりである事を知らない。 (8) 2024/03/31(Sun) 14:15:33 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「……。そう、だな。」 返答の歯切れが悪くなる。 ――時空とやらの復旧が終わった時。 きっとそれが、別れの時なのだから。 (9) 2024/03/31(Sun) 14:16:24 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「……どうした?」 あなたの背中に手を回して、離れていかないように ぎゅう、とつかまって。 その表情を下から覗き込みながら首をかしげている。 まだ、いつものレグナではないと気づいていないが なんだか様子が変だとは思っているようで── ▽ (10) 2024/03/31(Sun) 14:48:19 |
マオは、レグナの頬に手を添えてするりと撫でた。 (a0) 2024/03/31(Sun) 14:50:02 |
【人】 悪者になれなかった レグナ首を傾げている姿を見る。 どう伝えたものか、考える。 そして同時に、現世ではこのまま死を待つだけの彼を思う。 もう少しうまくやる事が出来たのなら、救えたのだろうか。 ――それとも。 口に出す言葉に迷っている内に、先に口を開いたのはあなたの方だっただろう。 ……頬に、手が触れる感触がする。 ▽ (12) 2024/03/31(Sun) 16:35:16 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「……は、えっ、 はあ!????」 それはもう、素っ頓狂な声が出た。 え???ちょっと待て今 ちゅー とか言ったか????俺達そういう関係じゃなかったよな????「ま、待て待て待て!! 一旦ちょっと落ち着け!!! 」 (13) 2024/03/31(Sun) 16:35:32 |
レグナは、本人の方が落ち着いていない。 (a1) 2024/03/31(Sun) 16:35:59 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「なんじゃぁ…… せっかくマオ様の愛で元気にしてやろうと思うたのに……。 全く、レグナは恥ずかしがり屋じゃのう」 拗ねたように口を尖らせ、いつもの童貞仕草かの?とあきれた顔をする。 頬に触れた手をふいに降ろして、ひとまずちゅーをするのをやめた。 ▽ (15) 2024/03/31(Sun) 17:06:20 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオと見せかけて、勢いよく首の後ろに手を回し マオ様の不意打ちアタックちゅー攻撃 が繰り出される!避けないと、あなたの唇は奪われることになる──! (16) 2024/03/31(Sun) 17:09:02 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「恥ずかしがり屋だの童貞だのの問題じゃない気がするんだけどな???」 とりあえずこれは 覚えてない所の騒ぎじゃないな?? という事は理解した。手が離されるのを見て、一先ずの安堵。 ▽ (17) 2024/03/31(Sun) 18:30:23 |
【人】 悪者になれなかった レグナ……が、その安堵ゆえか がら空きだ!! 「……!???、!?」 不意打ちアタックちゅー攻撃 を諸に喰らい、そのまま唇を奪われる羽目となる。ちなみに現在のレグナの認識だとファーストキスである。なんということでしょう。 (18) 2024/03/31(Sun) 18:31:05 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ今のマオは、何度もしているのだから今更といった心根 時空がどうとかなんて、関係ない。 まじめに聞いていなかったマオにはわからない。 ……レグナが教えてくれた愛情表現なのにと 少しだけ意地になって、強引に唇を奪った。 ▽ (19) 2024/03/31(Sun) 19:43:52 |
【秘】 ずっと幸せな夢の マオ → 悪者になれなかった レグナ奪ってしまえば、こっちのもの。 両手をするりと撫ぜるようにやさしく愛おしげにあなたの頬へ 添える……ようにしたかと思えば、しっかりと固定する。 温かくて湿った舌が、ぬるりとあなたの唇を割って入っていく。 そのまま口内を這って、唾液を絡める。 ちゅ。くちゅ。と水音が頭に響くくらい激しく。 愛を確かめるように──いや、溺れさせてしまおうとするくらい 何度も角度を変えて。 あなたが根を上げるまで、拒まれるまで絶対離さない気だ。 この細い体はあなたの力なら簡単に引きはがせる。 ▽ (-0) 2024/03/31(Sun) 19:55:18 |
【秘】 悪者になれなかった レグナ → ずっと幸せな夢の マオ強引に。そう、ただ触れる様な口づけではない。 口内に温い舌が入り込み、唾液が混ざり合っていく。 わざと音を立てているのかと思うぐらい、頭の中にくちゅくちゅとした水音が鳴りやまない。 「は…………っ、……、」 そのまま、今度は角度を変えようとしてきた、そこで。 伸ばされた手を掴み、引き剥がす。 糸が唇を、名残惜しそうに繋いでいる。 唯じゃれついているにしては、明らかにおかしい。これでは、まるで―― ▽ (-1) 2024/04/01(Mon) 0:37:28 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「……ッ、 マオ!! 」そのまま、身体を離させて。 「何の、つもりだ!?いや……、 あんたの記憶の中での俺は、どうなっている? 」混乱の冷めやらぬまま、あなたに――尋ねる。 (21) 2024/04/01(Mon) 0:38:06 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「…………………………」 この身はあっさりと引き剥がされる 呆気に取られたように揺れる若草色があなたを写した。 マオだって、そこまでバカじゃない。 これは、はっきりさせるための行動。 でも、もう半分はほんのすこしの期待だった。 「しょうがねえなあ」って言ってくれるかなって マオの瞳から大粒の涙があふれて ぽろぽろ、ぽろぽろと静かに頬を伝っている。 まるで雨に当たった人形みたいに表情もなく しばらく立ち尽くしていた。 ▽ (22) 2024/04/01(Mon) 3:07:38 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レ〜グ〜ナ〜の〜ば〜かぁ〜〜〜〜」 そしてマオは突然子供のように声をあげてわんわん泣き出した。 「レグナぁ〜〜〜レグナはわしのじゃのに〜〜 レグナはやっぱりマオ様がきらいなんじゃぁ〜〜〜 レグナはうそつきじゃぁ〜〜〜〜 おやつ勝手に食べたの怒ってるのか……? 勝手に夜中に布団に入るの嫌じゃったか……? わしが美しくてかわいすぎるせいか…………? もうわがまま言わないからぁ…… わしをかわいがれ〜〜あまやかせ〜〜〜〜〜 すてないでくりゃれ〜〜〜〜…」 「わ゛し゛の゛レ゛グ゛ナ゛を゛か゛え゛せ゛〜゛〜゛〜゛」 弱々ねこぱんちを何度もあなたのみぞおちにくり出している。 質問に答えるどころじゃなさそうだけれど この反応や先の行動から察せられるはずだ。 (24) 2024/04/01(Mon) 3:09:57 |
マオは、言ってることが無茶苦茶なことには気づいていない。 (a2) 2024/04/01(Mon) 3:26:53 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「……。ああ〜〜〜〜…………」 ボロボロと涙が落ち、からの子供の様な駄々捏ね。 更に中々に滅茶苦茶な反応 (というかサラッと夜中に布団に入ってるとか言ったか!??) 、そして先程の行動。ねこぱんちが弱々なので、一先ずそこは良いとして……状況はなんとなく理解した。 これ、マオの記憶の中での俺達、それはもう物凄い事になってる。 ……どうしような???いや、どうしよう。 返せと言われても返せるようなものではないし、説明を聞いてくれる様な状態でもない。 「ええー、あー……。 一先ず嫌ってる訳じゃないから落ち着け、な?」 めちゃくちゃ今後が不安になりつつ、子供をあやす様に頭を撫でる。 いや、どうしよ……?? (25) 2024/04/01(Mon) 13:03:10 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「あ゛あ〜〜〜嫌いじゃないって言い方わし嫌いじゃ〜〜〜嫌いじゃないならなんなのじゃぁ〜〜〜マオ様の愛をきょぜつしたくせに……」 完全なる駄々こねじじいと化している。 愛情表現をしたら拒絶されてしまった=すなわち嫌い とマオの脳内では勝手な式ができあがっているのだろう。 だれよりも心根に、嫌われ、捨てられることを恐れているマオには一大事だ。最近は特に敏感になっている。 一人の人間を愛してしまったがゆえに狂わされたあわれな人外。 ▽ (26) 2024/04/01(Mon) 14:43:51 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「……っ……うぅ……っく……」 頭を撫でられて、少しだけ冷静になったように喚くのをやめる。 濡れた若草色が訴えるようにあなたの瞳を見つめた。 ひく、としゃくりあげながら自分で涙をぬぐうおうとも どこまでもしずくが溢れ出てきて止まらない。 あなたの肩口に額を押し付けて、ゆびさきだけでひかえめに服を掴む。真っ赤になったみっともない顔を隠すように。 「取り乱したのじゃ。……わかってるのじゃ…… レグナは、あんな嘘つかないのじゃ…… マオ様のこといっぱい愛してくれたのじゃ」 「だからおまえはわしの知ってるレグナじゃないのじゃ。 ……どうしてしまったのじゃ? 記憶がないのか?」 今のあなたから見れば、物凄い事になっているのは確かだし。 マオのほうがどうかしてると思っても仕方がない。 さっきの時空がどうとかは話半分だったし。 けれど話を聞いていようがいまいが、この答えにたどり着いただろう。 質問をしながらも、首をいやいやと横に振ってなにも聞きたくないと拒否モード全開だ。むぎゅうと音がしそうなくらいしがみついている。 完全に落ち着くまでもう少しかかりそうだ。 (27) 2024/04/01(Mon) 14:45:47 |
【人】 悪者になれなかった レグナ「両極端だなあんた!! ああもうほら、こんなにぐっしゃぐしゃにして」 恐らく記憶の齟齬のせいとはいえ、流石にこうも泣かれるとばつが悪い。 同時にこうなるまでにしたのが自分なのか……と、マオの記憶の中の自分に思う所も無いわけではないのだが。 ▽ (28) 2024/04/01(Mon) 19:11:58 |
【人】 悪者になれなかった レグナそうして暫し時間が経った後。 とりあえず無理に顔を上げさせることはせず、答えに辿り着いて質問をしてくるあなたを撫で続けたまま。 時空の歪みに関しては、ここが夢だと気付いている自分ならばそんな事も起こり得るのかとうっすらと理解は出来なくもないが。 あなたがそうではないというのは何となく察している。 ……さて、どうしたものか。 「……そうだな。俺はあんたの知ってる俺とは違うんだと思う。 記憶は……屋敷で共同生活を送った事は覚えていて、そこであんたと会った。だから、あんたの事を全く知らない訳ではない。 とりあえずここまでは、いいか?」 (29) 2024/04/01(Mon) 19:13:40 |
【人】 ずっと幸せな夢の マオ「レグナぁ…………背中も撫でてくりゃれ〜」 グズグズと涙やら鼻水やらでレグナの服を汚している。 「わかったけどわからないのじゃあ………… マオ様のこと好きじゃないレグナということか?」 自分中心でしかものを考えられないのであった。 じゃあ本物のわしのレグナはどこいったんじゃ? とキョロキョロしはじめて─── 「レグナをさがすのじゃ……」 ごしごしと涙をぬぐって。 とん、とあなたの胸を押して、離れていく。 (30) 2024/04/01(Mon) 22:35:36 |
マオは、ふわ、と謎空間に浮かんだ。 (a3) 2024/04/01(Mon) 22:36:58 |
(n2) 2024/04/01(Mon) 22:39:14 |