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【秘】 探求者 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ願いを聞き届けるような人間でもないが、それが男自身の願いでもあるのだから当然頷いて。あなたの髪を一房手に取ってするりと己の頬をくすぐる。 「せいぜい見失わないよう、生きるさ。死ねない理由は多くてね」 死んでしまえば見ることはかなわないから、そう告げて。頬のくすぐったさと、己を見てくれている人がいるが故の気恥ずかしさで笑ってみせた。 互いが互いで在る以上、勝敗の決まり切った賭け。 今はまだ遠い結末も、永きを生きる自分達であればいつかは。 (-244) 2022/03/10(Thu) 17:53:31 |
【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ「ええ、最初は私が処刑も担当しようと思ったんですけどね」 クッキーをつまみながら。 「最初に参加したいって思ってたのは確かαでしたね。とはいえ『沢山遊べて美味しいもの食べれる』程度の認識ですから。 そしたらβが処刑するのを担当してくれるって話だったから、じゃあ私が殺されるときに出ればいいかって」 ζは、6番目の数字。そこに至るまでの死の経験は少なくない。 「結局死ぬこともなかったから、私出番少なくなっちゃいましたね」 (-245) 2022/03/10(Thu) 18:31:53 |
【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 衝撃波 ポルクス「 お わっ……」声に気付いて振り向いたときには多分もう近くにいたんだろう。避けも逃げもしないが、不意打ちではあった。 勢いを殺しきれずに後ろに数歩蹈鞴を踏む。もし後ろが壁なら背中を壁に預けるくらいで。 「………ぁー、」 笑みを見ればまた心臓が跳ねる。息はしづらい。 俺はこれからも看守だし、お前の知らないところで怪我をしてお前の知らないところで死ぬかもしれない。 ……言っても、多分引かないんだろうな。撤回もしないんだろうなぁ。 ちゃんと受け止めてるよ。飲み込めないだけで。 「……無理すんなよ。手助けが必要なら言えよ。 俺の名前出して、担当を引き継いでもらってもいい」 発する言葉は、拒否じゃない。 「ゆっくりでいい、俺はずっとここにいる」 どこかに消えるなんてことはない。 だから。 (-246) 2022/03/10(Thu) 18:47:46 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ「なーに、泣かせたいの?快楽でなら泣けるよ、試してみる?」 そういう事じゃないと分かっていて、 べ、と揶揄うように赤い舌を出して見せる。悪童めいて。 感涙は満たされる者の、絶望は満たされていた者の特権だから、それはきっとコレにとって遥か彼方。 「それ以外を試してみたいなら、やってみるといい。時間をかけて、ね。」 悪戯を誘うようににんまりと笑って。もう空気はいつも通りの気楽な悪友同士のものだろう。 虚ろも、情も、全て確かに呑み込んで……永い日常は戻ってくる。 (-248) 2022/03/10(Thu) 19:01:05 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 時魔嬢 クロノ「何だか君達は姉妹みたいだよねぇ。」 同一個体に向けるには妙な感想だけど、素直な印象を口から零す。 「βは死に向けていた態度を思うと……君が死ななくて済んだならば、きっと良かったのだろう。 折角だから、残り時間はζの君も楽しんじゃいなよ。大浴場とか、普段は使えないでしょう?長女は我慢しがちだって聞くしね。」 何だか妙にほのぼのとした気分になって、そんな風に促しただろう。 (-249) 2022/03/10(Thu) 19:10:13 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン行いの途中、君の瞳が開かれていた事に気付けない。 満足気に服から手を離し、見上げるように見つめて。 「……無防備に目を閉じる方が、悪い」 悪戯に笑う。 頬の赤みは消えていないだろうが。 君の感情が形になるまで、沢山考えてくれればいい。 自分について思案してくれる時間はとても幸福な事。 そして、君が"楽しい"以外の己の感情について考えを巡らせる事が何より嬉しい。 離れようと身を動かしたところで………。 ▽ (-250) 2022/03/10(Thu) 19:11:23 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン――…頬への感触があった。 「…… え 、………………? 」目を見開き、真っ赤な顔は耳まで赤らみを持つ。 はくはくと口を動かすが、音は出て来ない。 今何が起きた。どうしてボクが驚いている。 なんでこんな事するんだ? ああ、もう。……君はやっぱり、ずるい。 服を掴んでいた手は行き場を無くしたように空にある。 その手を何処にやるべきか。全くと言っていいほど思考が定まらない。 「あ、……き み 、な んで ……、ば……ば か 」浮かんだ言葉は罵倒するものだが、きっと君にも分かる。 嫌では無いしむしろ嬉しい。けれど複雑なだけ。 だってこちらから仕掛けたのに……こんなのって。 今度は顔を隠さなかった。 隠すという思考さえも浮かばなかった。 口内を満たすこの味は、なんと形容するべきか。 (-251) 2022/03/10(Thu) 19:13:06 |
【秘】 貴方の機械 ポルクス → 夢幻泡沫 アルレシャ話を聞いていた。声を聞いていた。振動を感じていた。 担当を引き継いでもらってもいい、の言葉には心底、嬉しそうにしていただろう。 そこまでは大丈夫だったんだ。 そうして続く言葉と、あなたの笑った顔を見て、 「…………、っ、……」 じわりと熱を帯びる顔と、強く跳ねる心音がひとつ。 「あーあーあー……」 壁があるならこの魚を追い込んでやろうか。 片方の手と、肘とを、ピッタリ沿う形で壁につけて。 もう片方の手はあなたの頬に添えて。 これ、拘束されててもできるのかなあ。 あなたの唇と自分の唇を重ね。 誰か見てるかもわからないから。 少しの間だけな。 「――――……愛してる」 出来損ないの機械もまた、曖昧な顔で。 笑った。 (-252) 2022/03/10(Thu) 19:14:58 |
【秘】 時魔嬢 クロノ → 規律指揮 スピカ「ん、いい人ってのも難しいから…考えるのはゆっくりでいいわよ。そのためにここにいるわけだし、ね」 わからないなりに出したであろう答えには納得したように頷いてから分かれ道を曲がる。 ちょうど地下道を抜けた頃合い、そういえば探し人の途中だった。 探してないけど。 「私もいい人でいるつもりだから。また会った時にあなたが見てそうでなければ、蹴り飛ばして頂戴」 アナタから蹴り飛ばされる分には、死にはしないでしょ。 (-253) 2022/03/10(Thu) 19:31:44 |
【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア狼狽えるあなたの様子はしっかり視界に収めた。 満足。 「君の言葉を借りるなら」 「やり返されないと思っている方が、悪い」 言葉だけの罵倒は全く効かない。当然ロベリアの様子はこちらが狙って『嫌がる事』をやった時とは違うものなのだから、嫌でないことくらいすぐわかる。 「初めよりも分かりやすくなったな。君は。鏡でも持っていれば良かった。今自分でも確認できたらよく分かっただろう」 (-254) 2022/03/10(Thu) 19:34:21 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン悔しいがその通りだとは思う。 言い返せなくて言葉に詰まる。 頬の感触が消えない。首へのあの熱も。 結局ボクばかり意識している! こんなの、忘れようが無い。 全く罵倒が効いていない事も。理解されている事も。 本当に、何もかもが悔しいと感じるのは何故か。 でも、そういうところも好きなんだ。 「あ、ぁ あ……… い 、嫌だ …。絶 対 、嫌 ………。分かりやすく…… なった事 くらい 、分かってる ………」君の手を握る力が緩くなったり、少し増したりと動揺がよく伝わるだろう。 自分がこんな風に感情を表に出しまくる事になるとは……。 君のせいだ。満足そうで何よりだよ 愛しい君。 空の手が動き ぽすッ…と、君の体に軽すぎるダメージを与えてみせた。 (-255) 2022/03/10(Thu) 19:59:08 |
【秘】 探求者 バーナード → 夢幻泡沫 アルレシャ「あはは、飛びつきそうなやつの姿が思い浮かぶよ。言えなくなったならもう仕方ないよな、どんどん飛びつかれとけ」 くすくすと笑う姿は揶揄うそれではない。だからこそ声音は柔らかく、往生際の悪いあなたにもうんうんと頷いて。 俺の思っているやつであっているのなら、当然望むだろうから。諦めさせるのはアイツの役目ってことで。 「お前を見て、選んだ人間なら。多少の我儘や迷惑なんて苦じゃないだろうから」 (-256) 2022/03/10(Thu) 20:14:06 |
(a60) 2022/03/10(Thu) 20:16:52 |
バーナードは、可愛いものがいっぱい出たな……と思いつつ、それらを食べたり回収したりした(確定ロール) (a61) 2022/03/10(Thu) 20:17:29 |
【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア「分かり易い方が好ましい」 動揺する様子を見守る。きっと負けたとでも思っているのだろう。 実際、そうでもないが。 もちろんダメージはない。微動だにしない。 握る手から伝わる反応が面白い。それと可愛い。と思っていることが、やればやるほどあなたに伝わるだろう。 「まだ落ち着かなさそうだな」 そうしたのが自分だという事は分かっているが。 まだここに居座る理由がある、と思ってもいいのだろうか。 (-257) 2022/03/10(Thu) 20:18:02 |
【置】 探求者 バーナードゲームエリアから離れようという頃、男は一人真っ白な部屋に立っていた。仮の自室として過ごしたこの場所もきっと二度と訪れることはないのだと知っている。知っていて、ほんの少しだけ後ろ髪を引かれている。 荷物はレッグバッグに収まる程度のものしかなく――それはゲームエリアへの移動に限った話ではないのだけれど――己の身ひとつで良かったはずの男はこの無礼講を思い返す。 無礼講前は己の欲するもののために多くの者の間を飛び交って、それでもなお留まることなど何一つできなかったのだけれど。 その姿は高速度星にも似て。 漸く自分の欲したものに直面し気付かされたかと思えば、それが本当に己が欲した存在であるかを見極めようとして。 その姿はさながら探究者であっただろう。 答えは既に得られた。 探究の果てに得られたものを抱えて、 受け止めた 星 の重さに満ち足りて。 どこまでも駆け行く彼と過ごす時間を満足と呼ぼうか。 積み重なる満ち足りた時間をまとめて幸せと呼んでしまおう。 男は、胸をちりちりと刺激する熱を感じながら、心地良いそれに麻痺するものがあると感じながら、踵を返して歩き出す。 星に潰されるだけのものじゃない。飛び回る星とともに在るのならば、自分もまた 光輝いて 。知りたいと、与えられたいと願い、未だ知らないものを探しては様々なことを知り続けていこう。 その姿は、『探求者』と呼ぶに相応しい。 取り戻した多くと得られた多くを胸に抱えた男は、彼が見つけ出した道を切り拓き、永き時を 疾風 のように無礼講から日常へ。日常から、新たな日常、更にその先へ。 (L1) 2022/03/10(Thu) 20:18:32 公開: 2022/03/10(Thu) 21:20:00 |
【置】 従者 ムルイジ元の場所へ戻されるため、拘束が再び付けられてゆくのをぼんやりと眺める。 抑制され、魔力が巡らなくなるのは少し寂しいような気持だけれど。 それでも、宴が始まるよりも枷が軽く感じるのは心境の変化なのだろう。 許されて。―――願いが生まれて。 一度目を伏せる。目に焼き付けたものを思い出せば自然と笑みがこぼれた。 迎えに来てくれるといってくれた主人との約束。 いつの日か会おうという君との約束も。 かつての思い出だけに縋るのではなくて、"また"の約束がある今が、好きだ。 檻へと戻っても、もう俺は独りじゃないのだろうなと、思えるから。 (L2) 2022/03/10(Thu) 20:31:35 公開: 2022/03/10(Thu) 21:00:00 |
【鳴】 時魔嬢 クロノ「嫌ねぇ、そんな怯えないでよ。 別に怒ってるわけじゃないのよ?」 「そういうゲームだもの、突然襲われる事もありえる話よね」 「反省してるならまぁいいわ。 次会った時にはワガママいうから、付き合いなさいよね!」 口頭でも振動からも言いたい放題言いつつ、小動物と化したアナタの頭を撫でるのでした。強めに。 (=2) 2022/03/10(Thu) 20:36:29 |
人形師 シェルタンは、メモを貼った。 (a62) 2022/03/10(Thu) 20:37:41 |
【秘】 欲しがりな ロベリア → 蒐集家 テンガン「 ぐッ ……………………………」分かり易すぎるのもどうなのだろう。 同エリアの囚人や看守を思って、複雑になる。 またここに来る前のように振る舞えるだろうか。 どうか気付かないでくれ。頑張るぞ、ボクは。 微動だにしない事が腹立たしい。いや、怒ってはいない。 何もかもが伝わってくるもののも本当に考えものだ。 お陰様で落ち着きは何処へやら。 「…………… テンガン、責任取ってくれ ……」もう駄目だ。起きた直後とは全く違う方向に動揺している。 さて、このまま君といる事でそれは落ち着くのだろうか。 どうあれ離さない。離れないで欲しい と願い続ける。 だから、もう暫くはここに居てくれ。 機械の歌が 響くまで。魚への愛が 零されるまで。 欲しがりなボクに、君を頂戴。 (-258) 2022/03/10(Thu) 20:38:08 |
【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ「同じクロノですから、似てもいますよ。若い頃の方が可愛いけど、見られてると思うと少し恥ずかしいわ」 言われたことには頷いて、この後は束の間の自由を満喫するのだろう。 「今回はありがとうございました、機会があるか分かりませんがまたお会いしましょ」 何年先だろうと、そう遠くはないいつかの未来の話をしつつ。 その時はまた、お願いしますね。 (-259) 2022/03/10(Thu) 20:44:02 |
【鳴】 衝撃波 ポルクス「怒ってる、怒ってるよぉ……!!!」 言うつもりはなかったが思わず小声でも口にした。 めちゃくちゃ鮮明に振動が伝わる。すごい。 俺、俺、今……心臓がヤバいよクロノ!!!! 最後の言葉にはこくこくこくこく、赤べこの如く頷いて。 「イエス……仰せのままに、女王様……」 なんて、ご機嫌取りになるかすらも怪しい言葉を贈り。 撫でられれば戸惑いつつも、嬉しそうにするのでした。 (=3) 2022/03/10(Thu) 20:46:42 |
ナフは、ピチねばと飼育キットをシトゥラの宿舎に配送手配した。 (a63) 2022/03/10(Thu) 20:47:10 |
ナフは、ラッピング済みのチョコレート詰め合わせをエルナトへ。中身は賞味期限内に食べてね。 (a64) 2022/03/10(Thu) 20:47:59 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャーーー無礼講が終わる直前。 アルレシャの足は処刑室へ。 自分が最後に飾ったその部屋を確かめにーーなんてことは 決してない。 探すのはカメラだ。それも外部支援者に向けた、臨場感を重視した、目線の位置くらいにある壁沿いのカメラ。 見つければ、コンコン、と爪の先でそれを叩く。映せ、と言わんばかりに。 そうして、スイッチが入ったのを確認してからーーー ガッ、 とカメラの端を両手で掴んだ。[▽] (91) 2022/03/10(Thu) 20:48:29 |
【人】 夢幻泡沫 アルレシャ「……お楽しみいただけましたか」 にぃ、と笑う。悪どい笑みを意識して。 しかし声は甘く滑らかな、蕩けるテノールの囁き声。 「ご覧頂きました通り、ここは監獄、看守といえどもこの通り 狂った狼 が蔓延っておりまして。高みの見物で留めておきたくば、どうぞそのまま、何卒道を踏み外しませんよう」 こんな惨劇を喜んで見届ける、罪をなさぬ悪へ釘を刺し。 「また、無礼講は皆様の支援により成り立っております。今後もよろしくお願いいたします」 あとちゃっかり支援のおねだりも。 「高みにいられるのはご自身の判断と財力です。 ゆめゆめお忘れなきよう 」そこまで言えば、雑にカメラを離す。 映像は揺れただろうが、気にはしない。 「……またいつかの無礼講でお目に掛かりましょう」 そう言い残して、アルレシャは処刑室を出た。 (92) 2022/03/10(Thu) 20:48:48 |
アルレシャは、リボンとフリルで着飾って人の皮を被り、日常へ戻る。 (a65) 2022/03/10(Thu) 20:49:26 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 狂花繚乱 レヴァティ冷たい硝子の底の光を、血色の淵が受け止める。 淡く透ける色彩の端は持ち上がり、空無き艦の一室に、新月の弧を描くだろう。 ――嗚呼、 咲いた 。開花 の瞬間。コレは確かに見届けた。其れは観る者に陶酔を齎す程に香しく。 コレは誕生を歓喜する。 此処は人の世の、歪を寄せ植えにした狂花監獄。 人の心の熟れの果て、狂気は慈雨の如く降り注ぐ。 興味のままに欲の先。痛苦も悦楽も悲嘆も幸福も、全ては此処より始まるのだろう。 踏み越えたお前を迎え入れるように、清廉な白蔓草の刻まれた褐色を伸ばす。 整い過ぎた人工の輪郭をなぞり、ついとその頤を指先で支えて。 (-260) 2022/03/10(Thu) 20:50:04 |
ナフは、その無機物に、祝福を。 (a66) 2022/03/10(Thu) 20:50:15 |
【秘】 高速度星 ラサルハグ → 狂い咲きの花贄 ナフ「さて、どうだろうな。本当に"神"に救われてるなら俺はそれでも構わないと思うよ。君がそう在り続けていたようにな。……『選んだ結果』ならいいんだよ俺は。ただ、俺達は俺達の力で幸せになりにいくさ」 神の為に在った巫女と、人の為に在った巫女。 全く別の物になるのも当然だろう。むしろ、後者の在り方は場合によっては王と呼ばれる事だって、それこそあったのかもしれない。 「ふふ、そうそう。仕方なくてたまたま、だからね。 ただ、確かに単純な生存として困る事はなかったが……『役割』と言う名の枷は、人よりも多かったよ。持っていようと得られないものも、その逆もいる。 結局の所、『動くと言う意思の差』だろう。……君にだって脚はあるのだから、"その気になれば"いつだって、どこにでも行ける。だからそこに真逆もなにもないよ、きっとね。真逆とするなら、飛ぶ事がいい事か……そう思う感性と価値観って所さ」 この男は、巫女でも無ければ王族でもない道を選んだ。 "滅ぼせたのに滅ぼさなかった"のもそのせいだ。 だってそれでは、先祖の願いや因縁の為に動いてるようで……それが悔しいから、でも気に食わないから、自分の手を汚さないまま滅ぼすように促しただけ。 ──なんて真実を、いつか語る日が来るかは今はまだ不明だけれど。少なくともこの後もスタンドの中が空になるまで付き合っていたという事実がそこに残っている。 (-261) 2022/03/10(Thu) 20:50:28 |
【秘】 蒐集家 テンガン → 欲しがりな ロベリア「責任と言われてもな」 これ以上落ち着かないような事をする気はないし、何かをするということはないが……。 「まあ君が落ち着くまで、待つ」 そう言葉を返して、握った手はあなたが離すまで離さず。 きっと聞きたい音が聞こえる頃には、あなたも落ち着いていることだろう。それまではここで過ごそう。 ロベリアの言う所の責任が、その時間で足りなければ…… その後、ここから出た後の時間も、ある。 (-263) 2022/03/10(Thu) 20:51:05 |
テンガンは、また1つを手に入れるだろう。今はその、準備期間。 (a67) 2022/03/10(Thu) 20:54:18 |
【置】 α クロノ「またいつか遊べたら嬉しいのよ。楽しかったの」 さようならみなさま。お元気でね。 (L3) 2022/03/10(Thu) 20:58:27 公開: 2022/03/10(Thu) 22:00:00 |
【独】 欲しがりな ロベリア拘束が元通りになる頃、この手には熱もカンテラも無い。 嫌いな音だった。過去を思い出させる嫌な音。 けれども……手放せずにいた、愛しい音。 目を閉じれば甦る記憶がある。 思い出したくもない、最悪の記憶も。 迎えに来るのはあの日ここへ連れてきた彼なのだろう。 また小言。飽きもしないなと笑みを零す。 見えるのは目元のみだが、きっと伝わってしまう。 まあ、いいか。どうせ映像からバレている事も多々あるのだろう。 能力の申告や改めての面接を思い、億劫な気持ちになる。 そういえばポルクスのライブは映像で見ていたのだが……。 パチパチパチ 。と主役に向け送った拍手は誰にも届かない。届けない、でもそれでいい。教えてあげない。 君の声は存外心地良かったよ。……なんてね。 アルレシャに教わった事は今後に生かせるだろうか。 分からないけど、 強くなりたい とは願っている。また話したい。いつかのお茶会の権利、有効かなあ。 ああ、 楽しかった な。この気持ちをスピカに伝える事は出来なかったけど。 それもいいか。…また出会う日があれば 伝える事にしよう。 人の子は、いつかの未来を夢見ている。 ここで得た約束を糧に、これからも生き続けよう。 ねえ、テンガン。ボクはずっと待ち続けるからね。連れてって、何処へでも。……何処までも。 (-264) 2022/03/10(Thu) 20:59:55 |