【独】 空虚 タチバナ/* あらままま 光がおる 天使だ…… 四谷さんに優しくしてくれてありがとう いじわるをした怨霊より とってもとっても嬉しい でも他の行きたいとこ行けなくなるかもしれないけど大丈夫ですか 離しませんよ いいんですか (-11) 2022/08/13(Sat) 16:09:33 |
【人】 空虚 タチバナ[かれん、と。私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 母ではない。 彼女が娘の名を呼ぶことなんて滅多になかった。 他人がいる時だけ取り繕うように紡ぐ響きは、 何かが切れてしまうより前から他人事のようだった。 私だけを見て、私だけに注がれる名は、 彼が抱いた欲に満ちていた。 欲するままに与え合い奪い合って、 教えてもらった彼の名前ごと口づけられて、 交わした熱い吐息にどろどろに溶けてしまうような。 ――夢のようだった。 あの時だけは、たとえどんなに愚かだったとしても、 本物になれたような気がしたから。 私の名前を呼ぶ声が聞こえる。 何度も思い返そうとする頭の中で、 思い出の彼が私の名前を呼んでいる。] (32) 2022/08/13(Sat) 17:24:01 |
【人】 空虚 タチバナ[空っぽだって言ったくせに、 私の持っていないものをたくさん抱えた彼が、 生者の輝きを持つ彼が、憎くて、羨ましくて。 独り占めしそうになるくらいおいしそうで、 どちらかが消え、触れられなくなるのが怖ろしくて。 ――だから、殺してやらないことにした。] (36) 2022/08/13(Sat) 17:25:45 |
【人】 空虚 タチバナ[だから、逃げてしまえばいい。 ひとときの夢と、欲に溺れて生を投げ出さず、 どこかで幸せに生きてくれたなら。 だって―― 生きていたら、いつか報われるはずでしょう? 思いが怨霊のそれから逸脱し始めていることに 女はまだ気づかない。 自分に価値などないから、己を省みる時はなく。 矛盾から目を逸らすように頭の痛みに呻く。] ぅ……。 [折角逃げられたんだから、幸運を逃してはいけない。 あなたに駆け寄ってくれる人がいた>>1:110。 あなたを呼んで探してくれる人がいた>>1:13。 彼らとの関係も、どんな理由があるのかも知らない。 それでも心配してくれる誰かがいる。] (38) 2022/08/13(Sat) 17:27:24 |
【人】 空虚 タチバナ[この場に溜まる怪異は、あらゆる手段を用いて 求める者を手に入れようとする。そういうモノだ。 生者の延長線にいたとして、境界は存在する。 だから、] ぅ……ぁ゛… ァ……。 [幸運を逃してはいけない。 もし、次にその姿を捉えることがあったなら、 今度はもう、手放すことはできないだろうから。]** (39) 2022/08/13(Sat) 17:28:38 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a9) 2022/08/13(Sat) 17:33:02 |
【独】 空虚 タチバナ/* ※ボスではない あらゆる手段〜はwikiのキャラ設定に書いてあったので主語デカが許されるのではないかと おもっ 大丈夫かなー 実際生きていたとして、千早さんとタチバナだと20以上歳が離れているので絶対にありえなかった点がとても好きです 胡蝶の夢はあまりにも天才 最高 だいすき (-13) 2022/08/13(Sat) 17:36:05 |
【独】 空虚 タチバナ/* wikiに忠実な人間なので恋愛マインドは実家に置いて来てて、いちゃいちゃはするけど誰かひとりに執着はしないんだろうなって思ってた 実はね だから千早さんすごいね ねー それとは別に人間さんたちに怪異ムーヴは置いておきたかったのもあった 死にたいなら怪異と、生きたいなら人間と関わるといいのかなって思ってたので 勢喜さんが生きる方向に進んでるの納得とリアルタイム村の面白さで心の赤ちゃんも大歓喜 その上で必要ならいくらでもタチバナは使っていいのだ (-14) 2022/08/13(Sat) 17:41:30 |
【人】 空虚 タチバナ[痛くて、苦しくて、どうにかなりそうだった。 生者を死へ誘う程の強く暗い感情が、 今日ばかりは自分すら傷つけるように荒れ狂う。 生者の目を多く見てしまったから? 注いだ痛みを他人事だと思えなかったから? それとも異界化の影響だろうか。 彼女の口にした救いは、生者だけに与えられるのか。 いや、一度両手に抱えてしまったからだろうか。 少しでも、欲しいと思ってしまった命を。] (63) 2022/08/13(Sat) 22:35:25 |
【人】 空虚 タチバナ……どうして、ここにいるの。 [耐えきれない感覚によろめき、蹲っていたせいか、 結>>43が近づいていることに気づかなかった。 髪の隙間から瞳を覗かせ、ずろりと相手を見る。 尋ねた声は背中と同じく、か細く震えていた。 彼に肩を支えられるまま手を引かれ、立ち上がる。 得た質量を支えきれず、 彼へよりかかるように身体が傾いだ。] ぁ……、 [あたたかい。 死んだ者にはないぬくもりが触れた場所から広がる。 決して熱が移る訳ではないけれど、 己を苛んでいた痛みが和らいだ気がして 身を離そうとした意思も忘れ、身を任せる。 彼は、寄り添うことを許してくれるだろうか。 拒まれない限りはそのままの体勢で、 彼の言葉と心音に耳を傾けるつもりだ。] (64) 2022/08/13(Sat) 22:35:48 |
【人】 空虚 タチバナ[彼の提案はそう長くなかった。 けれど私より雄弁で、私よりずっとまっすぐだった。 人の言葉をなぞる悪戯にはじとりと視線を向けたが、 おぞましさよりも拗ねたような色が宿る。 最初からこちらを怖れもしなかった彼にとっては、 何の牽制にもならないだろう。] なんで……、 [また彼に理由を尋ねようとして、口を噤んだ。 「あなたには他にも幸せがあるのに」なんて、 傲慢にも過ぎる言葉だったからだ。 私の地獄が世間にとって甘えであるように、 私の思う彼の幸せも、彼には空虚なんだろう。 それを贅沢だとは思わない。 正しい選択ではないのかもしれないけれど、 正しさが幸福を保証しないことは ずっと前から分かっていたのだから。] (65) 2022/08/13(Sat) 22:36:10 |
【人】 空虚 タチバナ[彼が私の名前を呼ぶ。 そう長く離れていた訳でもないのに、 頭の中で繰り返していた声>>32よりも鮮明な響きが 澱んだ何かを流してくれるようだった。 髪の先に縋っていた闇>>21がほどけていく。] ……結、むすぶ、 むすぶ? [存在を確かめるように空いている方の手を伸ばす。 色に浸る時よりもぎこちない、頬を撫でる仕草。 寄りかかっていた身体を少しだけ起こして、 彼の目が見える位置に顔を上げる。] ……ぁ、…… っ、 わたし で、 …………わたしで、 いい ……の? [もし心臓が残っていたら、 鼓動の激しさに破裂していたかもしれない。 無価値の真実を植えつけられた女には、 求めた者が自分を欲してくれるなんて未来が 訪れるとはどうしても信じられなかった。 緊張に口の中が渇いて、何度も生唾を飲み込む。 今にも「そんな訳ない」と返って来やしないかと いいや彼に限ってそんなはずはないと、 正反対の感情に心がバラバラになる。] (66) 2022/08/13(Sat) 22:37:02 |
【人】 空虚 タチバナ[でも、私を知りたいと言ってくれた。 手を離そうとしたのに、また見つけてくれた。 期待するのは怖くて、信じるのは恐ろしくて、 喪ってしまうのはきっと耐えられない。 言葉で返事をするより先に、 闇の拘束を解いた身体が彼に抱き着こうと跳ねる。] (67) 2022/08/13(Sat) 22:37:15 |
【置】 空虚 タチバナ― 夜の夢 ― ずっと、……ずっと一緒にいて、 結で私をいっぱいにして。全部がいい。 私の全部も……あげるから、 結が痛くないように、ちょっとずつ、ぜんぶ。 そうして――最期は、 私が大切に殺してあげる。 (L3) 2022/08/13(Sat) 22:37:57 公開: 2022/08/13(Sat) 22:40:00 |
【人】 空虚 タチバナ― 選択の先/院内廊下→ ― ……出たいの? [廃病院に似合わないデートという単語に面食らう。 それから彼の外を望むような様子に、 じとりとした視線を向けた。] ダメ。結は私の傍を離れちゃダメ。 [繋いだ手を引き寄せ、 引き連れた闇が紐のように細く伸び、 二人の腕の周囲にぐるぐると巻きついた。 まだ恐る恐るといった域を出ないが、 これまでよりずっと露骨に彼への執着を示す。] (69) 2022/08/13(Sat) 22:39:52 |
【人】 空虚 タチバナ……少なくとも今は絶対に出られないよ。 外とは別世界だから。 [結局は正直に答えてしまうのだけど。 彼がお腹が空いたというのなら、 購買部や食堂の話をするつもり。] あ……料理、したこと ない。 [監視で母の時間を奪う手伝いは許されていなかった。 だからきっと上手にできない。 代わりに食器はすごく綺麗に洗うはずだ。 まるで生きた人間みたいに手が荒れてしまったら ハンドクリームを塗ってくれたら嬉しい。 もしかしたら、愚かだと切り捨てた過去の夢が、 未来へ形を変えて蘇ることもあるかもしれない。] (70) 2022/08/13(Sat) 22:40:35 |
【人】 空虚 タチバナ何……食べたい? 食べ物の味、もう忘れちゃった。 [結に手を引かれるまま病棟の廊下を歩く。 引きずる闇こそ離れたが、 黒い髪に紛れて細い闇が揺らめいている。 むしろ彼の片腕は解こうとしない限り捕らえたまま。 さながら捕食でもされているような有様だろう。 他の獲物にちょっかいを出す怪異は多くないはず。 けれどもし彼に手を出そうとするのなら、 威嚇くらいはするかもしれません。ね。]* (71) 2022/08/13(Sat) 22:41:27 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a14) 2022/08/13(Sat) 22:46:23 |
【独】 空虚 タチバナ/* 愛子ちゃんの表情の替え方がうまい 映像をカットで見ている気分でしたね 天才おったな 勢喜さん四谷さんは心の赤子が大フィーバーです もう生きな……生きて帰ろう……怖いもののいない優しい世界で暮らそう…… (-30) 2022/08/13(Sat) 22:49:08 |
【独】 空虚 タチバナ/* 千早さんは最初から最後まで天才で最高なんだけど ほんとね 夢がね あところしてくれていいがとてもね ツボでしたね 元々の設定的に感情や意思の頑なさがこちら側に多くて 無口なりに表情や行動で伝えられる分は投げてはいるつもりなんですが、それでも普通に拾いにくくない?と思っている 思ってはいる すまない 村の想定より怨霊のシリアスみを増してしまったのでは ハッピージャムジャム怨霊いるよくらいで良かったのでは プロ不参加だったので急遽土台を建設したら、うっかり人の業を建材にしてしまってね へへ (-36) 2022/08/13(Sat) 22:54:47 |
【独】 空虚 タチバナ/* とにかく千早さんがずっと優しく包み込んでくれたからここまで特別になりました うれしはずかし想定外です だからこそお願いをひたすらに叶えない流れが申し訳なく 本当にすみません…… だって! 気持ちが満たされたら成仏しちゃいそうだから! 怪異ってえっちなのニガテなやつもいるし! タチバナそっちは全然大丈夫だけど! そもそも苦しみ昇華する想定がなかったんですよ だって怪異側だもん 怖がられるのが仕事かと思って 過去話はただの土台だ 怖がらない千早さんだからこそ怖いって思えたとこあるし(ショックはすまない……)こっちがやりたいことやりきれた分 ほんと やりたいことあったら なんでも言って欲しい なんでもします らぶ (-39) 2022/08/13(Sat) 23:01:29 |
【独】 空虚 タチバナ/* 珍しく独り言いっぱい書いてるけど ここまでセーブしてた分の気持ちをぶわっと書けてはしゃいじゃったね 執着隠さなくていいのやったー タチバナの話し方は意識してほんのちょっとだけ幼くしてます 〜だわとかあまり言わなくなったくらい (-40) 2022/08/13(Sat) 23:05:02 |
【独】 空虚 タチバナ/* 千早さん、勢喜さん四谷さんに会えたらいいなしてるのかなと思ってるけどどうなんでしょう 二人がお部屋から出てくるかは分からないけど、三人が話すタイミングがあるといいですね タチバナが離れたの、これもありましたからね 実現するかは別として バファとてもよいわかる……浄化の光だから 怪異あまり優しくできないからいっぱい優しくして…… カナちゃんお大事にだしヒルコさん愛子ちゃんも楽しみ 手が空いてしまった方がいたら何か振りたい気持ちだけもっておこ (-41) 2022/08/13(Sat) 23:09:28 |
【独】 空虚 タチバナ/* 希望 いけるか 大丈夫か 三人会えるのとても嬉しいけれども やったぜ 場合によってはタチバナ隠れる説 あります まかせて (-45) 2022/08/14(Sun) 0:19:20 |
【人】 空虚 タチバナ― →購買 ― [結と己を捕らえた影は痛みこそないが、 身じろぎを封じる程の圧迫感を与える。 触れ合った腕、服越しでも彼の体温を感じた。 どれだけ触れ合っても同じ温度にはなれずとも、 彼の生きたぬくもりが何度も滲んで溶けていく>>79。 長らく感じていなかった、 あるいは初めて感じる心地よさだった。 肌を重ねる鮮烈な快感とは違う穏やかさが、 永久に己を苛み続ける痛みから遠ざけてくれる。 今この瞬間は、頭痛が心を乱すことも 混じった誰かの情景が全身を傷つけることもない。 だから彼が噴き出して懸念が杞憂だと分かっても、 片手の不便を訴えられるまでは 拘束が緩まることはなかっただろう。] (92) 2022/08/14(Sun) 1:55:22 |
【人】 空虚 タチバナ[道中、結の語る展望は、 生者らしく陽光の下を歩くような光景だった。 当たり前のようにここを離れることを口にする彼。 想像もしなかった内容に死を湛えた目を見開く。] どう……かな。 [命ある彼はどこへ行っても息ができるだろうけれど、 本来ここに在るべきでない自身は この病院に渦巻く怨念や邪気によって力を得た身だ。 もちろん、己の感情ありきではあるけれど、 ここを離れても今の質量を保てるとは思えない。 ――それに、強い力を持つ彼女>>0:1と 彼女が寄りそう彼>>0:0が逃がしてくれるかどうか。 死者との交流をあまりしてこなかった自身には どうにも判断がつかなかった。 つくづく、何もかも違う存在なのだと実感する。 捕らえたままの腕の先、繋いだ手を強く握った。] (93) 2022/08/14(Sun) 1:55:42 |
【人】 空虚 タチバナだから……離れるのだけ、やだ。 [どこにもいかないで。一緒にいて。 やがて新鮮な気持ちがなくなっても飽きないで。 ずっとずっと、死ぬまで、死んでも、 私以外を選んではいけない。 だって、あなたは私だけの獲物だから。 いつかはこの感情のすべてを彼に明かすのだろう。 しかし、今はこわごわ様子を伺いながら 距離を縮めて甘えるだけだ。] (95) 2022/08/14(Sun) 1:56:19 |
【人】 空虚 タチバナ[普段精神病棟ばかりを彷徨い歩いているが、 さすがに食堂や購買といった目立つ場所は分かる。 結を案内しながら、彼の話>>82に耳を傾けた。] んー……もうよく覚えてないけど、 ナポリタンは子どもの頃食べてたな。冷凍のね。 [仕事が忙しい母だったが、 自身が台所に立つことは許されなかった。 必然的に出来合いの物が食卓に並ぶ機会も増える。 冷凍食品のナポリタンはメニューのひとつだった。 なお、女自身に自覚はないが、 ]*死して既に20年近く経っている。 つまり女の死と彼の生がほぼ同時期な訳で、 話の内容によっては時代の齟齬が生まれたかも。 ところどころ記憶が曖昧なので、 そう起きることではなかったはずだ。 (96) 2022/08/14(Sun) 1:56:52 |
【人】 空虚 タチバナ― 特別個室病棟 ― [特別個室病棟は病室エリアの上階にあった。 お金持ちという存在は高い場所が好きなのだろうか。 当時であれば階下の景色を見下ろせただろうが、 異界化した今は満足に外を見ることも叶わない。] わぁ。 [ある程度整った部屋を見たのは久しぶりだった。 通常個室より上等なベッドは他より形を保ち、 食事のとれそうなテーブルや椅子も並んでいる。 洗面台や専用のシャワールームもあったか。 理由は分からないが、 生活に必要な最低限のライフラインは なぜか今も機能していた。 さすがに電子レンジまであったかは定かではない。 故に、購買部にも冷凍の商品は少ないかもしれない。 運搬のために離した両手には、 結の腹を満たすための食事が抱えられている。] (97) 2022/08/14(Sun) 1:57:19 |
【人】 空虚 タチバナ[テーブルの汚れを払って商品を置くと、 興味深そうに室内を見回した。] わぁ。……広い。 わぁ。……ここはクローゼット。 わぁ。シャワールームも狭くないね。 [入院していた頃の記憶は曖昧だが、 どう考えてもこんな豪華な場所ではなかった。 専用のシャワールームなんて初めて見た。 長い間ここにいたのに、知らなかった場所。 やはり彼と己は何もかもが違う存在だ。 しかし、今度はどこか嬉しそうな空気を滲ませ 黒い髪と闇を揺らして部屋の中を探索した。]** (98) 2022/08/14(Sun) 1:58:11 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a25) 2022/08/14(Sun) 2:04:31 |
【独】 空虚 タチバナ/* カナさんよかったー タチバナは■■さんになれないのでね 千早さんが他の怪異と〜って言った時カナさんのこと触れようかなとも思ったんですが、どう考えてもわざとらしいフリしかできなくて断念した過去がある 結果威嚇する(ダメではない)みたいな言い方しかできなかった 修業が足りない PLはみんなが楽しければ全部大歓迎 ちなみにタチバナはカナさんにちょっと弱いです いじわるできない だから勢喜さん上手すぎない?って思ってる 歌天才か ヒルコさんのフリも天才か 四谷さんの乗り方もよき カナさんの健康第一ではあるけれど、やりたいことしてほしいなー (-65) 2022/08/14(Sun) 13:22:48 |
【赤】 空虚 タチバナ[どこまでなら許されるのかを探るように、 少しずつ彼の身体に闇を這わせていく。 一生をかけても手に入ることのなかった 私だけを見てくれる目が、 いつ覚めてしまうのかと怯え、縋り、求める。 これまでの現実がありえないと否定しても、 彼が育んだ欲が恐怖も真実も塗り潰していった。 彼がこれまでの人生で知るのなかった特別を 命尽きるまで与え続けるのだろう。] (*22) 2022/08/14(Sun) 16:06:42 |
【赤】 空虚 タチバナ[もっと、心の内まで入り込んで あなたのすべての関心を奪い尽くしてしまいたい。 なんて、 口にしてしまうと、 あなたは未練なく旅立ってしまいそうだから。] (*23) 2022/08/14(Sun) 16:07:04 |
【秘】 空虚 タチバナ → 千早 結 (-69) 2022/08/14(Sun) 16:07:41 |
【人】 空虚 タチバナ─ 特別個室病棟 ─ [向かい合わせて一対ある二人掛けのソファは、 二十年余りの月日を考えれば十分しっかりしている。 電子レンジ>>114と同じく生者を招き入れる妄執が 異界化したこの場所を保っているのかもしれない。] みんな、お気に入りの場所があるから。 お気に入りというか、引き寄せられるの……かな。 [推定お金持ちの入院患者は喰われてしまったか 他に気になる場所でもあるのだろう。 しかし別の怪異が突然入って来てもおかしくはない。 ただ、今はどこか場違いにも聞こえる 電子レンジのぶうんという音だけが響いていた。] (120) 2022/08/14(Sun) 16:09:24 |
【人】 空虚 タチバナ[彼も好きだと言うナポリタンがテーブルに置かれる。 湯気の立つ様を見る瞳は、 この部屋を探索した時のように新鮮な色を乗せた。] ……。 [暫くは黙って彼の横顔を眺めていた。 彼に乗って見下ろしたことも 覆いかぶさる彼を下から見上げたこともあるのに、 ここから見るのは初めてだなと思った。 柔く齧りついた鼻筋や、瞬きする度に震える睫毛、 胸に穿たれた空虚にも触れた唇が 赤いソースの絡んだ麺を飲み込んでいく。 咀嚼して、嚥下して。 喉仏が鷹揚に上下する様子まで、すべて。] ……え? [故に彼のフォークがこちらに向けられた時>>114、 ピントを合わせるのに数秒を要した。] (121) 2022/08/14(Sun) 16:11:12 |
【人】 空虚 タチバナ[最初、その動作の意味を考えるように瞬きをして、 分かった後は迷いと戸惑いに唇を噛んだ。 確かめるように彼の方を見て、手元を見て、 意を決したように小さく口を開ける。 雛鳥のように餌を待つ姿からは、 彼の問いにすら答えなかった頃とは違う 従順さのようなものが覗いているだろう。 彼が私だけの獲物であるように、 私は彼の内を埋め尽くす存在になるのだから。 あなたにとって私がとびきりおいしくなるよう 感情ひとつひとつを捧げていく。] (122) 2022/08/14(Sun) 16:11:34 |
【赤】 空虚 タチバナ[フォークから一房解いて口に含んでは見たが、 残念ながら味はよく分からなかった。 飲み込み切れない物体が口腔内に居座る。] ん……。 [蝶が花に吸い寄せられるように唇を合わせた。 途端、彼の感じた味が僅かに染みた気がする。 いつか、もっと彼の中まで入り込んだら 味を思い出す日も訪れるんだろうか。 それは満たされる日が近いことに他ならないけど。 口の中の物を咀嚼するためか、彼の唇を啄むためか、 食事でもしているような口づけを贈った。] (*24) 2022/08/14(Sun) 16:12:12 |
【赤】 空虚 タチバナんぅ……ふふ。だいじょうぶ。 ここに叱る人は……誰も、いないから。 [そう、誰も。私を許してくれない人はもういない。 あなたの願いを阻む人もいない。 戯れの合間、離れた唇から擽るような返答をして。 食事の邪魔をすると理解しつつも首に腕を回し、 おかわり≠ねだった。]* (*25) 2022/08/14(Sun) 16:14:16 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a33) 2022/08/14(Sun) 16:19:51 |
【独】 空虚 タチバナ/* あと機器関連の補足ありがとうございます プロローグ読んだつもりでも抜けあるので本当に助かる 結局千早さんとお二人が二度と会えなくなったのでは タチバナのせいなのでは すまない 攫いました というか絵の話を拾った方がいいかをずっと悩んでるんですよ 拾うというか尋ねるというか これまで何してたの的な どっちが楽しいかなー (-71) 2022/08/14(Sun) 16:28:16 |
【赤】 空虚 タチバナ[戯れに啄む甘い口づけは深いものへ変わっていく。 甘酸っぱいソースは瞬く間に彼の舌に攫われて、 恐怖も不安も痛みも全部彼に塗り替わってしまった。 腹の底から湧き上がる何かが全身を駆け巡る。] ぁ……、 うん。 [彼の手からフォークが離れるのを横目に見ていた。 今、その手は自身を横たわらせるためだけにある。 仄暗い悦びが目元を溶かし、笑みを滲ませた。 右手を持ち上げ、彼の方へと伸ばす。] (*35) 2022/08/14(Sun) 23:14:44 |
【赤】 空虚 タチバナ……おいしそう、だったの。 [穴がないか確かめるように彼の顔へ触れようとした。 行為においしそうが何を指すかも伝わっただろうか。 本来持ち得た、あるいは当時出せなかった幼さも 彼の前では隠すことをしない。 時折様子を伺いはするも、 彼が嫌がる素振りを一切見せないものだから、 満ちる日を遠ざける努力が泡になってしまいそうだ。 甘えも、妬みも、怒りも悲しみも、恨みさえ、 己の持つ何もかもを彼に注ぎ、爪痕を立てる。 希薄さなんて一度だって感じさせたくない。 顔を確かめた手は、彼の左胸へと下りる。] (*36) 2022/08/14(Sun) 23:14:54 |
【赤】 空虚 タチバナ[上から順にボタンが外れ、 ワイヤーすら入っていない簡素な下着が現れる。 何もかも無気力だったあの頃、 不幸にしてしまった家族から与えられたものだ。 死んだ時の形がそのまま残っているのか パジャマ同様左胸に穴が空き、 左の肩紐は今にもちぎれてしまいそうだった。 問うように彼の名前を呼び、反応を見る。 少し迷うような素振りを見せた後に 鎖骨の辺りまでずり上げることにした。] ……ぜんぶ? [真白く、冷たい肌が露わになる。 心臓の位置にはぽっかり穴が空き、 背中に敷かれたパジャマの白が覗いている。 そのせいか左胸のボリュームは右より劣り、 仰向けなこともあってなだらかなラインを作った。 右もまた決して大きい訳ではないが、 女性らしいふくらみが顔を覗かせている。 その肌が熱を帯びることはない。ないはずだ。 それなのに、彼の眼前に晒された二つの蕾は 淡く色づくように存在を主張していた。] (*38) 2022/08/14(Sun) 23:16:26 |
【赤】 空虚 タチバナ……ぁ ッ、 むすぶ、 や、 [肌を顕わにする度、褒めてくれるかのように 彼のてのひらがあちこちを撫でていく。 それに対する反応すら、灯りの下、 彼の視界にすべて曝け出してしまい、 恥じらいに何度か身を捩らせた。 けれど、ベッドよりも狭いソファでは限界がある。 彼の手から逃れることなど不可能に近かった。 結局ふれられ、なでられ、ふるえてないて。 彼に言われるがままに腰を持ち上げる頃には 食べ頃の肢体が出来上がっていたことだろう。] (*39) 2022/08/14(Sun) 23:16:41 |
【赤】 空虚 タチバナ[彼がシャツを脱ぎ捨てたところまでは覚えていたが、 いつの間にか彼もすべてを曝け出していた。 力の抜けきった表情で彼を見上げる。 細身だろうか。肌も生者にしては白いように思う。 比較対象のほとんどが己に怯える人間ばかりだから 正確なところは分からない。 それ以上を考える前に、 最後の布が取り払われる感覚に意識を戻した。] ……あっ 、あ [温度のない太ももに、何かが触れる感覚がした。 すっかり出来上がった身体は蜜を滲ませており、 離れていく布に引いた糸が肌を濡らしたのだ。 彼の掌が下腹部に振れる。>>*31 いつかの自分と同じように。>>22 こぷりと溢れた蜜がひと掬い、足の間を伝う。 目にすることはできないが、 普段より白く濁っていることは想像に容易い。 彼の掌の下で、奥がきゅうと締まるのが分かった。] (*40) 2022/08/14(Sun) 23:17:19 |
【赤】 空虚 タチバナ[死の甘い香りを彼に浴びせる余裕もなかった。 植えつけた種≠熏。はまともに機能しないだろう。 それなのに彼がここまで貪欲に求めてくれるのは この地に溜まり切った怨念や淫欲のせいか。 あるいは、] ――ん、 [何度だってキスをした。何もかも足りなかった。 彼の唇が離れると、喉を寂しそうに鳴らす。 しかし、下へ辿るように唇が滑るのを感じれば、 感じた肩を跳ねさせることしかできない。] あ…… ぅ そこ、 [淡い蕾を二つ咲かせた胸元は期待に震えていた。 空虚な穴ではなく、放置された食事でもなく、 白い膨らみに彼の口が吸い寄せられる。 唇で柔く食まれると、それだけで背がしなった。] (*41) 2022/08/14(Sun) 23:17:42 |
【赤】 空虚 タチバナあっ ぁ、 あ ……ッ [うれしい。きもちいい。もっとほしい。 彼に対する欲望で頭がいっぱいになる。 ひんやりとした両腕で彼の頭を掻き抱いた。 頭頂部に顔を押し当て、口端から甘い声を漏らす。] ね、 ぁっ、 むすぶ 、 [自分の知る、彼の唯一のこと。彼の名前。 求める時も呼ぶ時も願う時も唱える、 一生を超えてたったひとつの響きだ。] (*42) 2022/08/14(Sun) 23:18:05 |
【人】 空虚 タチバナ[目に見える変化はないだろう。 けれど、 もし彼らが望む未来を阻む悪意があったなら。 たった一度だけ、 細く広がる闇が脅威を引き裂くかもしれない。 それは誰かを攫った女の黒く長い髪に、 ほんの少しだけ似ていた。]* (150) 2022/08/14(Sun) 23:27:30 |
空虚 タチバナは、メモを貼った。 (a43) 2022/08/14(Sun) 23:33:10 |
【独】 空虚 タチバナ/* 23時なら間に合うと思ったんですよ ギリギリにしか書きあがりませんでした 伸びたせいでした 長すぎると返しづらいと思うので圧縮したいんだけど返したいことがいっぱいあって書ききったら こう 削れ 千早さんのスマートな文章をみならいたい 全部綺麗なんだ それなのにちゃんと話進んでるんだ 最高だから全人類見てくれ (-79) 2022/08/14(Sun) 23:38:11 |
【独】 空虚 タチバナ/* 怪異同士人間同士の交流RP大丈夫だけど、怪異さんたちは生者さん追い求めたいかなって過去だけ投げました 二人とも素敵なの返してくれてうれしたのしかったです 生者さんたちも飛び入りどころか滑り込みの怨霊に優しくしてくれてありがとうでした いっぱい拾ってくれてうれしかった 最終的に愛子ちゃんだけ会えなかったな 妹ちゃん誘惑したことありますよは一瞬過ったけど、さすがにご縁貰いすぎではという感じで眠ってもらった ヒルコさんのもあったし 展開をドキドキしながら見てるよ (-85) 2022/08/14(Sun) 23:46:02 |
【独】 空虚 タチバナ/* タイミング的にお守りで窓割ってみたいになってますがそういうのではないです 今は出られないし明けたら出られますからね 本当にただのフレーバーです 勢喜さん四谷さんのとこはジェットコースターみたいでよかったな 四谷さんいっぱい泣いて大変だったね 誰よりも怖がってくれて怪異、愛がいっぱいでした ジェットコースターの直滑降を作ってくれる勢喜さん すごい かっこいい あと拾いが無限にうまい (-87) 2022/08/14(Sun) 23:48:58 |
【独】 空虚 タチバナ/* 生きて帰れますようにはずっと前から言ってました そして千早さん なんだ 神か? 仏かもしれん とうとう言ってしまうけどタチバナの思考ってだいぶめんどくさい あとPLの書き方もちょっとめんどくさい それは本当にすみません なのにめちゃくちゃ丁寧に拾ってくださるは広げてくださるは進めてくださるはで やっぱり神なんだよな 二年ぶりで書き方を完全に忘れてしまってたのもあるんだけど、想定してた先に辿り着いた感があってめちゃくちゃ楽しかったです 絶対大変だったと思うんですが、ちょっとでも楽しいって感じてもらえてたらうれしいね すきだよ (-88) 2022/08/14(Sun) 23:52:46 |
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