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【人】 天原 珠月[顔を洗い、櫛を借りて髪を梳かす。 洋服はガクが用意してくれたらしく、申し訳なさそうに、でも感謝の言葉とともに受け取ったことだろう。 脱衣所で着替えさせてもらい居間に戻ってくる。 シフォン素材の小花柄のワンピースは足首までの丈があり、軽くふわふわと室内でも風を纏っているかのよう。 セットで作られたように色のピッタリな若草色のカーディガンは大きめのサイズで、手の甲までが隠れていた。 丈としてもふんわりした具合もこれまでの装束に似通うものがあり、特に違和感もなく着こなすことが出来ている、はず。 おかしくない? これで大丈夫? と尋ねるように、ガクの前で控えめに回ってみせた。*] (13) 2023/03/07(Tue) 1:23:07 |
【雲】 天原 珠月…………。 ……………………。 [時が止まったかのように声が出なくなった。 さっきまであんなに饒舌に語れたのに、胸が詰まったように。 静かに笑いながら尋ねる男の姿は幼馴染に似ている。 でも、はるかに大人の雰囲気と、さまざまなものを味わい乗り越えてきたかのような気配を漂わせていた。 幼馴染が年を経たら、彼のようになるのだろうか。 不思議とそんな考えは浮かばなかった。 幼馴染は。幼馴染だからだ。 自分の中の雅空は雅空だから、誰かのように、はないのだ。] (D12) 2023/03/07(Tue) 2:09:22 |
【雲】 天原 珠月…………ずるい。 [俯いたまま、数十秒。 呻くようにそう呟く。 顔を上げたなら、林檎のように真っ赤に染まっていただろう。 口元を抑えて視線が合わせられずそっぽを向く。 今は幼馴染に似た顔は直視できない。] ずるい! その顔で聞いてくるの、反則だからっ! [此処は異世界で、アスルは雅空に会うことはないだろう。 だから気持ちがバレても問題ない――いや、なくはない。 ばか、ばか、ここまであんなに隠して、気付いていないことにして、何でもない顔が出来ていたのに。 あああ、とまた頭を抱えてしゃがみ込んだ。 子供っぽく丸くなるのである。*] (D13) 2023/03/07(Tue) 2:09:50 |
【人】 天原 珠月[カレーという食べ物は初めてだった。 ご飯すらも初めてだと明かし、水気を飛ばした野菜たっぷりスープのようなルーとの組み合わせに瞳を大きくする。 ぬくぬくコタツに自然と大きく息をついてしまう。 なんて身体の力が抜けるあたたかさなのか。 ガク>>18の真似をして手を合わせ、いただきます、と言って。 食べ始める様子をそうっと窺って、自分も一口。] ……! [野菜のうまみ、トマトの酸味、タマネギの甘み。 柔らかなお肉は力を入れなくても口の中で崩れて、キノコの歯ごたえは感じられるのがアクセントになって。 とにかく色んな味がしてちょっと頭が混乱しそう。 自分の世界の料理の味付けは基本的にシンプルなものが多かったし、巫女用と準備されたものは栄養を考えられている点で上等ではあったが、味は薄めのものが多かった。 なにこれ、美味しい!と目が輝いた後に眉が下がった。 柔和な笑みがほんのり崩れている。] (19) 2023/03/07(Tue) 2:40:26 |
【人】 天原 珠月[上品な仕草は崩さずにもりもりと食べている。 そんな中でガクの質問はやってきたのだった。] ……、 [スプーン片手に固まる姿は少し幼げだったかもしれない。 でも口の中のものを飲み込み、コップの水を含んだ後は、また穏やかな微笑みを浮かべ――切なさが掠める。] ……聞かれちゃった。 [今は眼鏡をかけているガク。 先ほどシートマスクを外したときは遮るものがなく、予想通り、その奥にあった群青色の瞳が見えた。 とても似ていた。肩が震えそうなほどに。 『彼』が若い頃を鮮明に思い出させた。 まったく、このタイミングでなんて、ね。] (20) 2023/03/07(Tue) 2:45:41 |
【人】 天原 珠月そう。その人は、私の恋人。 唯一で、大好きで、……素敵でかっこいいの。 [最後は茶目っ気のある笑みを乗せて。] 空を飛ぶのが得意でね。 風を操って、風に乗って、鳥のように飛ぶのよ。 [細めた青に近い瞳は、思い出を映すような色をしていた。] 巫女には、守り人という存在がいて。 その役目を長い間担っていたのが彼だったの。 私がまだ巫女見習いになったばかりの小さい頃から、ずっと、ずっと一緒にいてくれた。 [自分が役目を終え、力が尽きたために元の世界から消えてしまったことははっきり言葉にしないけれど。] (21) 2023/03/07(Tue) 2:54:48 |
【人】 天原 珠月[今も自分の中には彼がいる。 いつかまた逢える日を待ち続けているから。] ガクとミツキと同じかしら? 私たちもとても長い付き合いだったの。 [5歳の年の差があったから、自分はいつも彼ばかり見上げて、隣に立って、見つめ合って、育ってきた。] だから、信頼できるっていう保証は出来るわ。 まぁちょっと……大雑把なところはあるって周りに言われていた気はするけど……。 [でもやるときはやるし、と。 余計なことを付け加えながら太鼓判を押すのだった。*] (22) 2023/03/07(Tue) 3:02:33 |
【雲】 天原 珠月ううっ、めちゃくちゃ笑ってんじゃん……! [アスルという人はなかなかいい性格をしているらしい。 その後のフォローもフォローになっていないし。 ロマンは分からなくもないが、寝転んで読む小説の場合は良いけれど――前はよく勝手に幼馴染の部屋にお邪魔し、ベッドでうつ伏せに読書しながら帰りを待ったりしていた――現実になると大変なのだ。 でもアスルの、伝わってしまったことを隠さない明け透けな様子は、こちらの心を軽くもしてくれた。 変に気を遣われるよりよっぽど良い。 清々しい風が吹き、深く息を吸った。] ……。 [丸まりながらも聞こえる、静かな呟きの声。 アスルにも色々と思うところがあるのだろうか。] (D16) 2023/03/07(Tue) 18:23:26 |
【雲】 天原 珠月あのさ、……思ったんだけども。 [もそもそと丸まり虫が起き上がる。] アスルさんは旅の途中なんだったよね? で、私もよく分からない迷子旅が始まったってわけだ。 どれくらいの付き合いになるか分かんないし、そもそも、お世話になりっぱなしなんだけど、ほら、まぁ。 少しの間でも、旅は道連れってことで? あと旅の恥はかき捨てとも言うし? [後者は良い意味ではないが。] 私のこと教えたんだから、アスルさんのことも教えてよ。 嫌なこととか、恥ずかしいことは良いからさ。 どーせ私はここの誰にもバラしたりしないし、……元の世界の幼馴染に言ったって困らないだろうし。 (D17) 2023/03/07(Tue) 18:35:40 |
【雲】 天原 珠月旅して楽しかったこととかー。 ひとりだと寂しい!ってなったこととか。 [目を細めて柔らかく笑う。] あー! 空ならなに叫んでも許される気がする! 雅空兄ぃの料理ばかー! [急に大きな声で叫んで。 バランスを崩しかけ、あははっと豪快に笑ったのだった。 そうして空の旅は一先ず次の停泊地まで続く。*] (D18) 2023/03/07(Tue) 18:42:42 |
【人】 天原 珠月ありがとう、ガク。 美味しいご飯は力の源ね。 [大変なときにと思われがちなところだが、重要なこと。 体力も精神力も不思議な力も同じなのである。] アスルは私の力が伝わりやすいところにミツキを連れていこうとしてくれているだろうから……。 [特に伝言は頼んでいないくせに、断言して。] うーん、あと大事なのは、ミツキに焦点をあてることかしら。 私の力をそこだけに集中させないといけないわけね……。 [他の人と間違えたり、他の人も一緒ではいけない。 ガクと助け合ってミツキを連れ戻すのだ、なにも隠すつもりもなく、浮かぶ思考を口に出して。] (34) 2023/03/07(Tue) 21:22:07 |
【人】 天原 珠月[ただ自分が帰るために、とは言葉にしなかった。 元の世界からは一度消えた存在なのだから、自分までもこの機会にどうにかなろうとは――願うことができない。 大丈夫、大丈夫。いつまでだって待てる。] お肌のお手入れもついてくるの? [至れり尽くせりね、と笑う。 狭間の世界でもパックって出来るかなぁ、なんて。] 確かにガクの肌は綺麗ね。 水場に色々な瓶が置いてあったけれど、あれもそういう美容のためのもの? ミツキのもあるのよね。 [美容談義もまた、ゆっくりと。 それとともにガクとミツキの話も聞いていきたかった。 ただし、ここはあったかなコタツの中である。 まだまだ力の足りない身体は、お腹いっぱいになったことにより、今度は素直に睡眠を欲するのだった。*] (35) 2023/03/07(Tue) 21:33:22 |
【雲】 天原 珠月へぇぇ、なんか想像力の限界を超えてくるなぁ。 滝があるのに水の上に住んでたらびしょ濡れになりそうだけど……なるほど、これからのお楽しみってわけね。 [ならまだ突っ込まないでおこう。 一眼レフカメラでも持ってくれば良かったとまで思ったところで、ポケットのスマホのことを思い出す。 昨夜の時点で電波は当然のように通じなかったが、カメラ機能ならいけるかもしれない。] それもそうだよね。 日本も昔は鎖国って言って、他の国と交流しない!とかやってた時期があるらしいの。 でも独自の文化は生まれやすいだろうけど、発展に関しては難しくなっちゃうんだろうなー。 そうそう、私の住んでた日本も島なんだよ。 空じゃなくて、海……湖の大きいやつに囲まれてるの。 昔は船……はここにもある? そう、船が必要だったんだけど、最近では海を飛行機でも越えるようになってて――。 [そんな風にお互いの文化を語り合う。] (D23) 2023/03/07(Tue) 21:53:35 |
【雲】 天原 珠月いいじゃん、空の自由への発展を諦めない! かっこいい。 アスルさんも目指すもののために頑張ってるんだ。 でも工場は辞めちゃったの? 旅のため? [そこは素直に気になって聞いた。] えっ、住んでるところがなんで浮いてるか分かんないの?って思ったけど、私も地球の内部とか理解してないや……。 [帰ったらまず幼馴染に聞いてみよう。 それからふたりで検索するなり本を探すなりしようか。] 不思議な力、……持って生まれた能力? そういう感じなんだね。 [自分の世界でいう霊感なども当てはまるのか分からないが、また種類が違いそうにも思える。 興味深そうに身を乗り出すように聞いていた。 油汚れを落とす力は正直便利そうでいいなって思いつつ、髪を上手に洗えるとかがあったらどうなんだろうなぁ。] (D24) 2023/03/07(Tue) 22:07:04 |
【雲】 天原 珠月え、訓練なんでしょ? [突然のクイズに顎に手を当てて考え込む。 口をへの字にして、しばらくの間。] 凧揚げして風を操作してなんとかとか? 旋風で洗濯物吹き飛ばすとか? あ、いっそ、人に羽根くっつけて飛ばしてみたとか! [真面目な回答は最初だけだった。果たして正解は――。] ……最っっ低! 小学生男子か! [思いっきり突っ込みを入れたのだった。*] (D25) 2023/03/07(Tue) 22:16:45 |
【雲】 天原 珠月[旅に出た理由や帰路の途中であったことを知る。 これからアスルの故郷の島へ向かうんだね、と頷いて。] 10歳以下ならまぁ小学生か……。 [小学校については軽く説明したことだろう。] 分かった、好きな子のスカートめくろうとしてたんでしょ。 [軽い口調で、あくまで冗談っぽく流すと。] (D28) 2023/03/07(Tue) 23:43:43 |
【雲】 天原 珠月え゛ぇ……!? [全裸に近い、ですって?] …………いや、まぁ、そういう文化なら否定しないし。 郷に入っては郷に従うって言うし……。 大丈夫、うん。目は逸らすと思うけど。 あと私は脱がないです。脱げないです。 [胸に手を置いて深呼吸。] ま、まさか……アスルさんもまた真っ裸になるの!? [その可能性に行き着いて、途端に真っ赤になった。 住民100人の全裸よりこの人の全裸の方が困る!*] (D29) 2023/03/07(Tue) 23:48:46 |
【人】 天原 珠月[翌朝。 木の家での目覚めは爽やかで、ガラスのはまった窓から差し込む陽の光があたたかくて眩しかった。 この家はなんだか『彼』の実家に似ている。 コタツ、というものはなかったけれど。] おはよう、ガク。 [ガク>>39の顔にも心臓は我慢してくれるようになってきた。 『彼』と似ているだけじゃない、年下の優しく真面目そうな青年のガクへ、柔らかく微笑んで朝の挨拶をする。] 飲み物は……お任せするわ。 [コーヒーメーカーがあれば興味津々で覗き込んで、カフェオレの香りと味わいに浸った。 サンドイッチはしっとり柔らかなローストビーフにシャキッとほのかに辛いタマネギ、新鮮なトマトにレタス、全部を調和させるようにチーズとソースが活躍していて。] 美味しい……! これなら私の世界でも行列が出来てしまうわね。 [手放しで褒めると。] (40) 2023/03/08(Wed) 0:22:03 |
【人】 天原 珠月そうそう、前にパン屋さんで林檎と蜂蜜のパンを―― [ガクは料理が好きらしいから積極的に料理の話はしよう。 別の世界の料理にも興味を示してくれるだろうし、自分の過去の話にはほぼすべて『彼』が関わっているから、自然と『彼』の情報も積み重なっていくことになる。] えっ、海? 近くにないのに見られるの? [きょとんと目を丸くする。 昨夜ここはキャンプ場という名の場所と教えてもらい、回りには森と湖と他の建物があると聞いていたのだが、遠く離れているはずの海をどうやって見るというのだろうか。] えっ!? すごい、この板で色んな映像が出てくる……。 私も水に映して簡単な遠見とかはしたけれど……あ、後でここでもできるか試してみましょうか。 [なんて言いつつ。 視線はどうしても画面に映る海に吸い込まれていく。] (41) 2023/03/08(Wed) 1:03:59 |
【人】 天原 珠月水の中というのは湖と一緒なのよね? あ、塩水というのは、私も文献で読んだことがあるわ。 わぁ、綺麗な色……空とはまた違う青だ……。 この大きな魚はなに? イルカ? 小さな魚がとても鮮やかな色ね。 サンゴ……あ、本で見たことがあるかも……たしか真珠と同じで宝石にもなるって、どこかの島が保存してるって。 この透明でふわふわしたのは? ……あ、これは海の中じゃない……この子は、鳥なの? [一心に眺め、魅入られたように瞳に映して。 その衝動が落ち着いた後は質問攻めにしてしまった。] (42) 2023/03/08(Wed) 1:13:16 |
【人】 天原 珠月そういえばね、昨日ガクが言っていたでしょう。 ミツキに関するものがあればって。 [昨日の彼の提案>>37について自分でも考えたのだ。] 身につけていたもの、というよりは、縁が深いものかな……彼女を呼び寄せられそうなもの、彼女が大切にしていたもの……ミツキを呼んで語りかけられるような、なにか。 [ここまで言ってから。] ……心当たりはある? [一緒に画面を見てすぐのタイミングで。 ほど近くから覗き込むようにして小首を傾げる。] 私としては、ここにガクがいるなら大丈夫なんじゃないかなって思ったりもするけれど、どうかしら。 [昨日たくさんミツキとの話をしてくれた表情を思い返し。 そうして悪戯っぽく目を細めた。*] (43) 2023/03/08(Wed) 1:25:55 |
【人】 天原 珠月[心当たりがある、というガク。>>52 身体を引く動きと耳飾りを取り出す仕草が重なって不自然には感じなかったものの、自分もハッとしてしまったから。 ガクには分からなかっただろうけれど助かってもいた。] あら……綺麗な……これは耳飾り? [ハンカチの上に大切そうに持たれたピアス。 手を伸ばすことはなくじっと見つめて。] これをミツキはよく身につけていたの……。 そう……そうなんでしょうね。 [銀色に青。彼女もまた、この色たちを――。] 片方だけのようだけど、もしかしてもう片方はミツキが? じゃあ、これは大切にガクが持っていて。 そして儀式のときは……私のそばにいてほしいの。 [自分が持つよりもガクが持っているべきだわ、と。 特に理由は語らずにふわりと微笑んだ。] (69) 2023/03/08(Wed) 18:38:29 |
【人】 天原 珠月[なんとなくここまでその事実を口にしなかったのは。 自分の心のざわめきと痛みを抑えるのに必死だったから。 でも、ミツキの耳飾りを見て。 それを大切そうに仕舞うガクを見て。 言おう、と思ったのだ。] ガク、実はね。 [今は眼鏡をかけている顔。それでも。] 私の恋人はあなたにそっくりなの。 本当に、双子みたい。 その髪の色も、瞳の色も。 だから最初はとても驚いた……今もまだ、時々、心臓がおかしくなりそうなくらい。 [肩をすくめてみせる。] (71) 2023/03/08(Wed) 18:57:13 |
【人】 天原 珠月本当に不思議。 ミツキと私、ガクと……アスル。 [それぞれの名を、恋人の名を大切そうに唇が紡ぐ。] 入れ替わって、それぞれが一緒にいるのね。 [向こうは今頃どうしているのだろう、と思いを馳せる。 ガクの話を聞いていて、彼にとってミツキはとても大事で、小さい頃から一緒に育ってきた存在と認識している。 自分と『彼』――アスルの関係とも似ていた。 ただあくまでも恋人とも説明されていないし、雰囲気からすると幼馴染、と表現すれば良いのだろうか。 それにしては、とガクを見ていて思わなくはないけれど。 自分が勝手に考え込んでも仕方のないことかと、こちらは湖に潜りましょうか、と穏やかに促した。*] (72) 2023/03/08(Wed) 19:09:29 |
【雲】 天原 珠月[あ、今の反応はなんか分かりやすかった気がする。 一瞬眉が寄った表情にピンとくるものがあった。 幼馴染と目鼻立ちが似ている、つまり、この顔を常によく見ていた自分からすると感情の機微が判別しやすいのだ、多分。 好きな子、……好きな人、かぁ。] まぁ今は聞かないでおいてあげましょう。 [ぼそっ。] ううーん、待ってるのも勿体ない気がしちゃうなぁ。 せっかくこういう世界に来られたんだしね。 身近で色んなものを見てみたいし……ええい、ここは勇気を出してアスルさんに何でも着いていく!! [アスルの気遣いは有り難く表情を和らげたあと。 拳を握って闘志を燃やした。] (D33) 2023/03/08(Wed) 19:56:20 |
【雲】 天原 珠月別に人の裸が嫌ってわけではないというか……。 単に見慣れてないんだよね。 [元いた世界の国でいえば、温泉に大勢で入ったり、プールの授業なんかもあるとは簡単に解説してみたが。] 幼馴染は家の中でパンツ一丁ーとか、真っ裸で寝ますーってタイプじゃなくて、その辺ちゃんとしてたからなぁ。 よく部屋に忍び込んだけど、いつも服着てたもん。 [色々と語ることにもう抵抗がなくなってきていて。 幼馴染に似た彼に幼馴染の話をしていく。 アスルってなんだか、親戚のお兄ちゃんか、従兄弟くらいの雰囲気を感じるかもしれないと内心で。] (D34) 2023/03/08(Wed) 19:56:26 |
【雲】 天原 珠月……すごい! 思った何倍も高い山だー! [飛行機の上にも慣れてきて。 それでもどこかには掴まりながら、身を乗り出すように。 目をこらして初めての景色を目に焼き付けていく。 そびえ立つ山は自然の険しさと雄大さを感じさせ、そこから滝のように流れる水は遠くから眺めるとキラキラして綺麗だ。 しかしきっと近づけば水飛沫が凄まじく、迫力に身体が震えてしまうのだろうと思わせられる。 反対に広い広い湖は穏やかで、丸太を繋いだ都市はミニチュアの模型のように一瞬感じられたが、細かく人々の住まう家や牧場の動物まで見えてくれば本物なのだと胸に迫ってきた。] たしかにこれなら、すぐ飛び込んで泳ぎたくなりそう。 飛行機も良いけどボートとかも便利そうね。 [アスルの操縦のおかげでよく景色を眺められた。 彼の語ったここの人々の生活形式が現実味を持ってくる。] (D35) 2023/03/08(Wed) 20:08:17 |
【雲】 天原 珠月湖、ひろーい。……綺麗だなぁ。 キャンプ場の湖とはまた雰囲気が違う……。 [幼馴染とコテージから眺めた景色を思い出す。 急に鼻の奥がつんとしかけて、慌てて指先で目を擦ろうとしたら――アスルが降りる、と言うから変にワタワタしてしまって。] ま、待って待って……! [背中にしがみ付くのが遅れてしまったので。 つまり、事前に言われていたように、抱き寄せられた。 ひゅっと息を飲んで、それでも必死で変に動かないように頑張り、着地の衝撃音より心臓の音の方が煩くて。] 着いた! 到着! [もう良いだろうというタイミングで、アスルが離そうとするより早いくらいの俊敏さで腕の中を抜け出した。 今彼の顔を見たら絶対にダメだ。 いや、似ていた方がむしろいい? いや、複雑だからダメ。 アスルに触れられたくなかった方向性ではなく、そちらの思考により顔がまた林檎のような色になったのだった。**] (D36) 2023/03/08(Wed) 20:19:00 |
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