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【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗少し探して回れば尋ね人はすぐに見付かった。 それこそ買ってきた肉まんがまだあったかい内に。 誰かに見付かって困るような時なんて一瞬たりとも存在しないし、 何より神とはそこにあると言えばあるものだからね。 「おっす彗ちゃん。 俺の為に走って来たなんて愛情感じちゃうね。累嬉しい〜」 元気いっぱいに掛けられた声には特に驚くような事も無く。 肉まんを勧められればあ〜食べる、なんて呑気に肯定を返して パーカーのポケットに突っ込んでいた片手を差し出した。 今は多分、食堂であるお座敷とはまた別の場所。 何処かその辺に座れる場所のある実に都合の良い所だ。 「なんか俺だけ狼一抜けしたみたいになっちゃって悪いね? こうやって寂しがってくれるのは嬉しいけどさ? だって俺ってこう見えて構ってちゃんだからね。 ただ良識的な二人を残しちゃって悪いな〜とは思うわけ」 (-126) 2022/02/03(Thu) 18:08:43 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「生き物達が塊になって寝ている。冬の光景だね」 ぬくぬくになっている一角を見てる。 猫が寝てる人間に乗りたがるみたいな、あれを感じる。 (+52) 2022/02/03(Thu) 18:12:44 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累>>27 偉智 「うーん要ちゃん先輩の言うかわいがると俺のかわいがるって なんか結構温度差ある気がするなぁ〜」 たとえばあなたのそれが慈しむようなものであるとすれば、 こいつのかわいがりとは寝る子の頬を容赦なくつつくもの。 今はそうはしないけど、そのうちするかもしれないよ。 (+53) 2022/02/03(Thu) 18:39:53 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「真尋ちゃん先輩、 俺達最後まで一緒にこの温度差の中に居ような…」 やっぱり精神性が何処か同レベルみたい。 保護者不在なら首元に冷たい手を突っ込むとか、してた。多分。 (+55) 2022/02/03(Thu) 19:15:51 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「俺の秘密が不特定多数の感覚を盛大に麻痺させた気はするし 正直悪い事してる気はしなくもないんだけど まあよりによって俺の秘密バラした奴にも責任の一端がある」 とはいえこの善か悪かわからない神に限っては 多分きっと、日頃の行いが何より悪い。 つまり結局の所は大体こいつが悪いんだ。 「真尋ちゃん先輩も良い性格してんね〜。 俺は結構好きだよそういうの」 (+63) 2022/02/03(Thu) 21:36:09 |
雑司ヶ谷 累は、実はちょっとくらい怖がられた方が楽しかった。 (c22) 2022/02/03(Thu) 21:40:00 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累そこにあるといえばあるのならば、僕らはそこにある。 いいや、僕は神様じゃないからこの話は君に限るだろうけど。 そこにきちんとある君の手に肉まんを二つほどぽんと乗せ、 適当にその辺に座っておこう。座ったらのび〜… 「いや〜、仕方のない事ってあるだろうし気にしてないよ。 僕は良識的かどうかと言われるとちょっと怪しいし、 うん、とにかく僕の事は気にしないでいいんだぜ。 でも寂しいのはすっごいマジのマジだからさ、 僕、暫くここでのんびりすることにしまーす」 義兄のことはノーコメント。彼の事はまだ分からないし。 伸びをした後は自分の分の肉まんを袋から取り出し、 下にくっついてる薄い紙を取り外していこう。 「あ。でも、そうだな〜……。 かさねこくん結構ゲームを楽しんでそうだったから、 早々にいなくなっちゃったの、退屈してないかなって ぼくはすこしかんがえたりしてました。今どう?退屈?」 (-193) 2022/02/03(Thu) 22:44:10 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗「へえ?そう? 建前でもこのゲームを悪趣味だと言える程度には 俺よりは真っ当な感性ってものをわかってるみたいだけどね?」 そう、もし仮にそれが建前だったとしても。 周囲の事を考え憚るという事をあまりしようとしないこれよりは、 よっぽど理性的で善悪観というものを理解できている。 或いは自分にとっても不利益があるから、かもしれないけど。 なんて、問い掛けの形を取ってはいるけれど。 これは単に思ったことを深く考えず口にしただけのものだ。 だからあなたが答えても答えなくても、どんなふうに答えても きっと返す返答は「ふ〜ん」程度のものになる。 「多分これ誰よりも楽しんでやってたんだろうな〜俺。 まあ退場させられたら退場させられたで 今は気楽な立場から茶々入れて遊んでるから退屈はしてないね。 残ってたら残ってたで俺って余計な事しそうだし?」 たとえば露骨に乗り気じゃない先輩方を標的にするだとか。 あなたの横にでも座って、受け取った肉まんを齧る合間に 本気なんだか冗談なんだかわからない発言が飛び出した。 (-211) 2022/02/03(Thu) 23:32:32 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「かさねこくん。猫の君にいいことを教えてあげよう。 実は、真っ当な感性を持っていたら雑草を食べないらしい。 僕はそうだとは思わないけれど、ひとはそのようにいうから。 つまりぼくってちょっとぴんぼけ。正しいと違うとこがある。 ……そういうことになるのかも?ま、それはいっか。」 些細な事だし。省略。 どちらかと言えば不利益があるからではあるのだけれども、 そういうこともさて置いてしまおう。肉まんが冷めちゃうし。 白くてまあるいものに齧りついて、もごもごと口を動かし… 「印象的には愉快犯!ってかんじ。 楽しんで過ごせるのはいいことじゃんな。 辛そうに毎日を過ごすよりはうんといいよ」 飲み込んで食う合間に言葉を発す事になるんだろうな。 頬杖なんかしちゃって、指先で自分の頬をパタパタ叩きもする。 余計な事というのと君につけたニックネームが合わさって、 脳内での印象が 悪戯好きの猫 みたいになりつつあるな。 だから向ける視線も、だいぶ和やかなものなのかも。 ひとがねこをみるように、ひとのそとがひとをみるように、 または、なにかがひとのそとをみるように。実に和やかだ。 「まあ仮に余計なことしても許されそうだけどね。 ほら、ここの人達優しいし。少なくとも僕は背中を押すぜ。 わくわくすること、面白い事が起きるのはいいことだしさ?」 (-219) 2022/02/03(Thu) 23:58:04 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗「ふうん?俺は単なる個性だと思ってたよ」 いわゆる個体差というやつ。 人間社会の中では個性の一言では済まされないのかもしれないけど。 それを俯瞰する側の区分分けや認識はあいも変わらず大雑把だ。 大雑把なので、当然それ以上の言及をする事も無く。 「まあ強ち間違っちゃいないのかもね? 何せ俺達怪異寄りのものは大抵愉快犯的な気質とされがちだ。 それが元々そういう気質なのか、 そういうふうに扱われる内にそういうふうに変化したのか。 そんなのは俺だって知ったこっちゃないけどね。 とにもかくにも確かな事は俺は憂鬱だのとは無縁って事! ああ当然つまんないな〜と思う事くらいはあるけどね? 俺は秘密が暴露される度辛気臭い顔できる奴らと違ってさあ。 人間的な苦悩や葛藤なんか初めから持ち合わせちゃいないし?」 べらべらと無駄口を叩く間にも肉まんは少しずつ欠けていって。 そのうち一つがすっかり無くなれば次は二つ目の命日だ。 薄紙と共に少しの薄皮をぺりぺりと引き剥がしながら、 これもまた実に世間話のように尋ね返した。 (-239) 2022/02/04(Fri) 1:11:01 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗「許されるんだろうなあ。許されるとしてもだぜ? 俺達が愉快に日々を過ごす為にした事で、 誰かさんが辛そうに毎日を過ごす事になったらさ? 彗ちゃんはそれってわくわくする事、面白い事だと思う?」 向けられる視線が、どういった立ち位置からのものかという事を。 あなたの言う所の『悪戯好きの猫』はあまり気にしていない。 なぜなら何であっても概ね大した問題ではないから。 猫は人間を見分けない。 厳密にはきっと、見分けないと言うのは語弊がある。 けれど仮に区分があったとしても、 餌をくれる奴、餌をくれない奴、構ってくれる奴。 或いは自分にとって有害な奴。きっとそれくらいのもので。 「ってのもさあ、残りの三年諸氏は自分の秘密なんかバラされたら 今にもショックで死んじまいそうだしさ? 別に良心が咎める〜とか言うつもりも無いけどさあ。 流石にそこまで行くとな〜んか思ってたのと違くない?」 (-240) 2022/02/04(Fri) 1:14:12 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「えっあんなに俺に熱烈にアピールしてくれたのに? 二人で過ごしたあの時間も嘘だったって言うのかよ…」 無茶振りされた魔法少女の後ろで冗談だか冗談じゃないんだか よくわからない事を宣っている。 これは縁は縁でも悪縁だと思う。切った方がいい。 「そもそも彰弘ちゃん名前負けしてっから大丈夫だよそこは」 暴言! (+72) 2022/02/04(Fri) 1:59:23 |
【秘】 平静 戸森 夢彩 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「ラッキー。じゃないんだよ、性格悪〜! まあ、それはそうなんだけど。こっちにも理由がちゃんとあるんです〜」 海外は行ったことないしバリバリの日本生まれ日本育ちだ。 どうにもこうにもデリカシーがない君に、べーと舌を出した。 ちょっと対応が幼くなっている。 「や、別に好きってワケじゃないけど。 同級生だし頼みやすいかな〜と思って来てみただけ。 あたしから手出してないだけで、結果的にそういうことした子はいるけどね。 えー、流石にいないんじゃない?皆したたかに見えるし。水銀ちゃんみたいな子は下手に弄るとシャレにならないでしょ。 不破は、まあ面白いと思うよ。ツッコミどころを自分から用意しちゃってる感じ? あんたみたいなのの格好の餌だなって……へー、阿門センパイそんな感じなんだ」 ナイーブかあ。堅物ってイメージあったし、神経質だったりするのかな。 (-252) 2022/02/04(Fri) 2:08:32 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「 うん俺にも負けたしね?寧ろ勝負になってなかったねあれは。 にしても皆に似たような事って人聞きが悪いな〜。 実はあんなに熱い夜を過ごしたのは久し振りなんだぜ俺」 落ちてる神、平然と語弊に語弊と語弊を重ねている。 このろくでなしはどっちに取られても不都合は無いため。 (+76) 2022/02/04(Fri) 2:45:24 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘「っていうかさあ?」 不意に距離を詰めて、耳打ち一つ。 「 な〜んか気に食わなくなってきたな。 目の前に居ない神より目の前の神じゃんね? だってのに今目の前に居る俺が何言ってもそっちの神様が "そういうもの"だからで全部突っ撥ねられちゃうわけ〜?」 「そんなら彰弘ちゃんの事奪っちゃおっかな〜? 何処の誰だか知らないけど彰弘ちゃんの上司的な神様から?」 (-257) 2022/02/04(Fri) 2:48:12 |
雑司ヶ谷 累は、いつだって理不尽だ。 (c27) 2022/02/04(Fri) 2:48:42 |
雑司ヶ谷 累は、俺は自由に生きてるだけで〜す。 (c29) 2022/02/04(Fri) 2:56:26 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「残念ながらフラれ仲間かはまだ不確定らしい。 何せ俺達みたいなのは一度興味を持ったらしつこいのさあ。 それはそれとして捨てるくらいなら妹にやる〜」 しれっとルームウェアを横流しされようとしている。 棚からジェラピケだ。よかったね妹よ。 (+78) 2022/02/04(Fri) 3:03:12 |
雑司ヶ谷 累は、今しれっと俺はともかくって言った? (c30) 2022/02/04(Fri) 3:09:59 |
【墓】 懲りない 雑司ヶ谷 累「なあ今俺はともかくって言った?流しかけたけど しれっと言ったよな?彰弘ちゃん俺の目を見て同じ事言える?」 まあそれはそれとして、だ。 身勝手な奴には珍しく心底面倒くさそうな溜息の後。 「めんっどくせえなあ人間ってやつは!」 「あのさあ、人から言われた事くらい素直に受け取れないの? たったそれだけの事もできないわけ? ああそうだたったそれだけの事が難しいんだろうなあ? 人間ってのはそういうもんなんだもんなあ?」 「無い頭捻ってないで俺がそうしろってんだからそうしろよ。 俺の意思決定に抗うなよ。 神を言い訳にするなよ。 うだうだ屁理屈捏ねて自分に都合良く責任転嫁して 逃げようとしてんじゃねえよ、意気地なし!」 (+80) 2022/02/04(Fri) 3:21:54 |
雑司ヶ谷 累は、やっぱり理不尽だ。 (c32) 2022/02/04(Fri) 3:22:01 |
雑司ヶ谷 累は、その暴論は、機嫌を損ねた子どものそれだ。 (c33) 2022/02/04(Fri) 3:22:26 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累大きいまま齧るには少しあつあつだった気がしたので、 肉まんを半分に割ってふーふーと息を吹きかける。 真白な湯気がふにゃふにゃと泳ぐのを目で追いながら、 「そこでそのように呼ばれるからそのようになる。 そのように観測された評価が集合したので、そうなった。 どうかな、元からかもしれないし、そうかもしれないし。 実際のところは、生憎神様ではないから知らないけど、 概念的には何だか凡そ理解したというかしっくりくるなあ。 苦悩や葛藤なんてない方が気楽に過ごせるし、邪魔だし、 そんな概念は持ち合わせてない方が楽しくていいんじゃね? 僕はかさねこくんの考えに賛成だ。辛気臭いの、苦手だし」 ぐちゃぐちゃと長い言葉を捏ね繰り回してパスをした。 あまり返答は期待していなさそう。何故ならもう肉まんに夢中。 半分に割ってふーふーしたら丁度良くなったためだ。 これが生首であるならば脳と呼ばれるだろう部分 ―― つまりは餡を直食い。頬張って咀嚼してふんふん頷く。 こうなりゃもうハンバーグを食ってるのと大差ない。 言葉を返すのは、やっぱり咀嚼を終えてから。 飲み込む前に返答するのは行儀が悪い。 そういう常識はなんとなくあるらしい。 (-260) 2022/02/04(Fri) 3:41:01 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「ぼくにあう度にうらめしい目を向けてくるのならば、 それはあまりわくわくしないし楽しくない状況だね。 でもさあ、誰かが辛そうに過ごすのなら、 きっと僕じゃない誰かが支えるよ?」 今日だってそうだった。 秘密を掲示されて狼狽えた子を支える子がいたじゃないか。 そんな言葉を添えながら今度は肉まんの皮膚を食う。 別々に食べてもまあまあおいしい。肉まんは偉大だ。 ひとつめをすっかり食い切ったら、もういっこを掴む。 「だから三年生の誰かが暴かれても、 僕じゃない誰かが支えるだろう。そしたら美談だ。 いいんじゃない?……どうにでもなるでしょ。きっとさ。 でもショックで死んだら流石によくないかも。わるいね。 ―― あ、ちなみにね。添え忘れてたんだけど、」 掴んだら以下省略だ。同じ手順があるばかり。 悪戯好きの猫の君と話す時は気を遣わなくていいかも 勝手にそう思っているから、好き勝手の自由気侭だ。 「わくわくすること、楽しいこと。僕が欲しい訳じゃない。 そういうことを欲しがってる子が居るんだあ。 だからそうであればいいと思ってるだけだ」 (-261) 2022/02/04(Fri) 3:42:26 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 平静 戸森 夢彩「へえ、好きでもないような奴にちょっかい出すような理由? まあ深くは聞きやしないけど。探り合いはもう降りたしね」 そもそもそれが秘密に関するものかも知りやしないわけだけど。 こちとら既にゲーム的にも退場して秘密もバレて、 気軽に茶々入れて回れる立ち位置を享受しているのだ。 だから子どもじみた対応には軽くそう返して問答はそこまで。 勿論あなたが補足したいのであれば止めはしないけど。 「まあ、そう、居ないんだよな〜。 下手に弄ると洒落にならない、ってよりもさあ? 周りの事気にして必要以上にびびってるっていうかさ〜。 そういうのばっかで困っちゃうね本当に」 からかって遊ぶ以前の問題じゃんね、なんて続けて。 実際にはこのろくでなしより、ちょっかいを掛けられる側の方が よっぽど困っているのだろうけど。 そんな何とも無神経な発言に、 あなたがどんな返答を返すとしても、返したとしても。 この取るに足らない雑談は続いたかもしれないし、続かなかったかも。 (-264) 2022/02/04(Fri) 6:49:50 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗「その解答が100点満点かは俺も知らないけど、まあ 俺みたいなものへの理解としちゃ概ね間違っちゃいないんじゃない? 事実俺は実に愉しく面白可笑しく日々を過ごしているよ」 あなたが言語化したものを敢えて補足するような事も無い。 認識としてはおよそ間違ってはいないはずだし、 そういった在り方に対して肯定的であれば尚の事。 事実日々は何よりもまず自分が楽しいに越した事はない。 そこに人間らしい苦悩なんて一切合切無用のものだ。 もしも仮にあなたや他の誰かがこの生き物に、 もう少し人間的であってほしいと言うのであれば、それはまあ 気長に待ってほしいと言わざるを得なかったけども。 「へえ。じゃあ彗ちゃんや俺にとっては楽しい事でも その誰かにとってはそうじゃない可能性もあるってわけだ? 何とも愛がなきゃできない贈り物だね。」 皮まで貪られ、跡形もなく消えゆく肉まんをよそ目に呟いて。 だって誰かへの贈り物を考えるなんて面倒臭い。 話す前に一度考えるだとか、人の気持ちを汲むだとか そんな事もろくにできないようなこの生き物に。 他者が欲しがっているものや喜ぶものなんてわかりっこないのだ。 (-270) 2022/02/04(Fri) 7:42:07 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → コウコウセイ 夜川 彗「ああそうそう、確かにここではそうだった。 全員が互いに色々と事情がある事が織り込み済みで、 多少は似たような立場や視線で接する事ができたよな? それで大体いい感じに収まった。ここでは、これまではな?」 喋りながら、あなたに倣うように肉まんを真っ二つ。 そう、ここでは、これまでは。 自分達がほんの一瞬憎まれ役を買えば、後は美談で終われる。 今までの秘密は概ねそういうものだった。事実そうだった。 けれど未だ明らかにされていない秘密が同様か、とか。 そしてこの学校の外でも"そう"だという保証は何処にも無くて。 「人間さん曰く。 それでも"そうじゃなかった時"の事を考えてしまって、 どうしようもなく悲観的な絶望的観測を振り払えなくて。 どうにも身動き取れなくなっちまう事もあるらしいぜ?」 何処の誰がそうだった、という話でもない。 ただ、人間というものはそういう時もあるらしい。 ただそれだけの、ごくありふれた、 けれどきっと、抱える誰かにとっては深刻な話。 「ままならなくて、不自由で、不格好で、生きづらそうで。 人間ってのはかわいいけどかわいそうだよなあ」 超常のものが、それを俯瞰して観測した、というだけの話。 (-271) 2022/02/04(Fri) 7:43:12 |
【秘】 2年 不破 彰弘 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「…………。……奪、う……? い、いや……そ、そんなつもり、じゃないん、ですけど…… ……魔法少女の服、脱がせても…再変身で戻りますよ……?」 そう言うつもりはなかったが、明らかにそう言う発言に聞こえる事を言っていた。周囲の反応を見ても明らかだ。本人に自覚も微塵もない方が、余程問題かもしれない。 あと服を奪う話ではない。 「……………」 あ!これ、いつもの無意識に失礼な事を言ってたあれだ!シレっと言った事、言及されて思い切り目を逸らしてるのでそうだ! 「……う、うぅ……ご、ごめんなさい…… ……い、言われて…できてたら……そもそも、累くんはともかくとか口滑らさない…… あ、でも…面倒臭いのは……人間じゃなくて、俺の方ですよぉ……」 思わず本気で溜息を聞いたのは初めてなのでビックリして飛び上がって謝罪して半泣きになった。 推測するに、この謝り方、恐らく数人からこの手の内容で怒られてたみたい。逆に言えばそれだけ言われてやっぱりこれの筋金入り。 「で、でも……割と、累くんも理不尽の極み…… 累くん含む神の事、それだけじゃどっちがいいのかまるでわかんないよ…… ……わかんないけど、…… なんで、累くんが怒ってる、の…? 」君は、そこで“救えないやつ”。 その一言で、興味をなくして、切る神じゃなかったの? (-316) 2022/02/04(Fri) 17:47:36 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「他のひともそうだったらいいのにねえ。 人間は楽しく過ごしていたいものなら苦痛も苦悩も不要だよ。 楽しく過ごしたいのに苦痛を感じるの、致命的な欠陥じゃない? かくいう僕も苦痛や苦悩という概念はあるんだけどそれでもさ。 必要ないものだと思うんだよなあ……」 僕にとって人間的な考えとか人外的な考え方とか、 そんなものは過ごしていて楽しければ些細な問題でしかなく。 だから気長に待つよりも漂うように適当に言葉を紡いで、 君からの答えや言葉に機嫌よく見える表情で頷いてる。 脳を喰らって皮を貪り、ふたつめの頭を割ってやる。 だらしない思考みたいな湯気が、脳からふわっと立って、 何処かへ薄れて流れてった。相変わらず目がそれを追う。 「最初は僕自身の好奇心だったけどね。 まあでも多分ひととして新鮮なものだったり、 不慣れなものはわくわくで楽しいものなんじゃない? 知的好奇心とかそういうものなんじゃないかな……」 愛かどうかは定かじゃない。解釈があっているかも不明だ。 曖昧に考えて曖昧に流れて、曖昧に辿り着いた先がこれなだけ。 割った頭の中身をまた齧って、美談に頷き、目を閉じる。 頬杖だってだらだらとしてまああまり態度がよろしくない。 ▼ (-333) 2022/02/04(Fri) 19:15:30 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 懲りない 雑司ヶ谷 累「ここまで美談で収まったならその先も美談になるんじゃない。 ぼくはきほんてきにハッピーエンド主義だからそうおもう。 事情を知ったもの同士で結束して、支え合って、 その後もしあわせにくらしました。おしまい。 そういう筋書きは、人間らしいよ。いいね」 残り半分を食べようとした手は一旦止めて、 絶望的観測とやらを想像して、指が何度か頬を軽く叩く。 そうじゃなかった時。どうしようもなくなった時。いろいろ。 長生きしてそうな君の方が人間とやらには詳しいだろうから、 そう言われてしまったらそんな気もしてくる。説得力がある。 うーんと悩むような声を上げたら、目を開いて、 横目で君をちらっと見る。ああ、笑ってる。よかった。 「身動きとれなくなっても、誰かがたすけるだろ〜。 どうしようもないけど頑張り屋さんで支えたがり。 そういうのがひとってものだとおもう。ぼくはね。 かさねこくんは人懐っこくてかわいげがあるけど、 ひとを頭からバリバリと行きそうな勢いがあるな」 蛇行運転気味の話題は逸れて、連想ゲームに発展した。 ああそう 例えばえーっと、あれだ、 「あ!チェシャ猫!それに似てるかも」 木の上から見てくるあの猫を何となく思い出して、 ふにゃふにゃと笑った。この笑いに特に意味は無い。 (-334) 2022/02/04(Fri) 19:16:32 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘今の事はともかくとして、これはあなたの秘密が暴露される前の話。 「節操なし〜? そもそも節操なんて人間の作った概念なわけでさあ? そういうの俺達に求めるってお門違いってもんじゃない?」 仕掛けた悪戯はおよそ目論見通り。 あなたが口答えと共にばたばたと暴れるさまを見て、 やっぱこれだねと言わんばかりに笑みを深めた。 「そりゃ寂しい、或いは退屈に決まってんじゃん? だって俺の所になんてもう殆ど誰も来やしないんだぜ? 少し前までは時々来る人間にちょっかい掛けて それで我慢してたけどさあ?」 「我慢には当然いつか限界が来るってもんじゃない? だから俺は自分から餌を探しに行く事にしたのさあ。 その為に10年前に連れ去った"累"の名前とカタチを借りて、 わざわざこうして人間様の領域までやって来たんだぜ?」 何となく愉快な事になりそうだから疑問に答えはしたけれど。 その解答にあなたが納得するかは自分の知った事じゃない。 だからあなたの答えは待たず、暴れる身体を組み伏せて。 それから何をされたかは、今はご想像にお任せするとしよう。 (-337) 2022/02/04(Fri) 19:21:38 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘/* 流石に時間がヤバいので襲撃ロールはここで〆にしまーす!(業務連絡) そしてここから秘話のお返事でーす!(業務連絡了) (-338) 2022/02/04(Fri) 19:23:23 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘「ガタガタ抜かすな人間如きが」 弱々しい反論は容赦なく切り捨てられた。 もはやただただ直球の暴言だ。 言葉の端々から滲むものは侮蔑でこそないけれど、 神という立場からの 見下し 故の傲慢さはありありと感じ取れる。だって事実そうなのだ。 神は人間よりも上にある。少なくともこれはそのようにあった。 人の在り様など俯瞰して認識するもので、共感する事は無い。 それらの仕組みを理解する事はできない話でもないが。 「理不尽?今更な事言うね。 神ってのは元来理不尽で手に負えないもんだろ? 災害に理屈じゃ説明できない現象に人間以外のせいにしたいもの そういうものに神って名前を付けて定義して 自分達が管理できるようカタチを与えたのがお前達人間だろ?」 「 できないって決めてんのはお前だよ 。俺達をそういうふうに見て、 そういうもの にしてるのもお前だ裏を返せばできるって決めるのもお前なのに な〜んでどいつもこいつも逆の事はできないんだろうなあ?」 反論の隙も与えず詰るように言い募る。 子どもじみたそれは見下し故の罵倒というよりも、 これではもはや身勝手な不満を並べ立てているだけだ。 面と向かって不満や別解を突き付けるという点だけで言えば、 正面から向き合ってはいると言えなくもないのだろうけど。 それにしたってこれでは乱暴者もいいところ。 (-339) 2022/02/04(Fri) 19:24:53 |
【秘】 懲りない 雑司ヶ谷 累 → 2年 不破 彰弘「マジで腹立つ。気に食わない。お前のその態度のいちいちが。 あーあこれでも俺彰弘ちゃんには期待して目付けてたんだぜ? だからこっちがわざわざちょっかい掛けてんのにさあ。 勝手にいつまでも俺の知らない奴の事引き合いに出して 全部真に受けようとしないのが面白いわけないじゃん。」 「理由なんてそれ以上に必要?」 (-340) 2022/02/04(Fri) 19:25:20 |
雑司ヶ谷 累は、神というものの前には、人間の予測なんてあてにならない。 (c42) 2022/02/04(Fri) 19:27:38 |
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