23:52:37

人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


ナフ白昼夢 アルレシャ

ナフは、処刑室へ足を運ぶ。真っ先に居る夢幻ミラージュへと笑いかけた。
(a3) 2022/03/05(Sat) 21:38:31

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>2 夢幻アルレシャ

君が歩み寄るのを、変わらぬ微笑みで見守っている。
それは約束された心中への足音。

静かに、穏やかに、佇んだまま、ナイフを腹に受ける。
柄までも、埋め込むことは叶うだろう。

「あ゛ッ……」

呻き聲。それは君に力を与えるだろうか。
衝動を。暴力。それは生への欲求への裏返し。


「はっ……ミラージュ……。それだけでいいのかい?」

ナイフ一本。動きに支障はない。深い傷は血を失わせ死に至るであろうが、これだけではまだまだ時間がある。ならば。

「それとも、隠者 ワタシも舞踏会に招待してくれるのかい?」


埋め込まれたナイフを握り、引き抜く。
出血が酷くなるが、構いやしない。……残り時間が丁度良くなるくらいのものだ。

君の幻想が処刑室を塗り替える。

「――アルレシャ。宴は終わった。これは夢幻だ。
なにも、無い。


凍傷を齎すような金属めいた声。君の見せたいものを見続けて来たコレは、初めてその幻想を否定する。
知っている。虚ろとは、コレの最も良く知るもの。


琥珀の雨
炎のドレス
の中、コレは平然と佇み、赤く濡れたナイフを君の腹へと向けた。
(5) 2022/03/05(Sat) 22:36:46
ナフは、この処刑、防衛には回れない。
無いモノからは護れない。
(a11) 2022/03/05(Sat) 23:04:56

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>7 幻想アルレシャ

ナイフはすり抜け、君の腕に捕まれる。
獲物は簡単に奪えるだろう。明け渡したかのように。
何せ君は今
何も持っていない
のだ。

「あはっ!……君がそこに在るかどうかは、
証明してみせればいい
。」

腰に巻いて下げていた鎖が解けて広がる。床に水平に、二重、三重に君を取り巻こうと。
夢幻アルレシャを捕えようと。

足払いを受ければ君は手を離すだろう。床へ落ちる勢いを利用して受け身から転がるように君との距離をとり、追撃を遮るように鎖を間に置く。飛びこめば絡めとられるだろう。
(9) 2022/03/05(Sat) 23:10:35

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>19  白昼夢アルレシャ

一度距離を取り、君の意識が外れたなら一度姿勢を整える。
腹の深い傷から失われる血。肢体の先の方が冷えていく心地。
治療を受ける気はない。共に逝くと言った。残り時間を測る。


混戦では邪魔になるだろうと鎖を手元に戻し、大ぶりのナイフを二本。
素早く目の良い君を
捕らえる
ために、取り回しのいい武器による接近戦 此方の距離を選ぶ。

ムルイジの
真の琥珀
が降り止むのを待つ間はあったろうか。無ければ多少の傷が増えたところで構うまい。
シェルタンへ叩きつけられようとするナイフの軌道に割り込み、白銀の刃を君の軍用ナイフに叩きつけ受け止めようとする。
(21) 2022/03/06(Sun) 2:38:48

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>28 >>29 蜃気楼アルレシャ

動く度に
足下が汚れる

離れたナイフに刃を切り返して切り付けようとして、引き寄せられる槍を見る。
潜るようにそれを避け、一拍遅れた銀閃の間合いに君はもういなかったろう。

運ばれる酸素が足りぬ脳。ぐらりと視界が揺れる中、弾ける音を聴く。戦況を俯瞰する余裕など無い。ただその電気の音に反射的に君の隙を感じて、無理やりに体重を動かに再び君の方へ踏み込む。
スコップは
存在しない


赤い足跡。


――アルレシャ!


君の
名を呼び、舞うように一閃、二閃。
もう鋭さは無いだろうが、お前の
がこちらへ向けばそれでいい。

獲物は、此方だ。


白い髪が視界に入るなら、それもまた処理すべき情報としてちらつくだろうか。

>>27
時を待つ狗を意識の端で捉えたなら、三閃、四閃。
畳み掛けながら視界を誘導する。

お前の目の前の獲物を見よ。
(30) 2022/03/06(Sun) 21:46:50

【秘】 泰然自若 シトゥラ → 憐憫聖贖 ナフ

「だァれが意地っ張りだ」


僕はただ、僕らしくあるだけだ。

「そっちがなにか知らねェがそっちだが???」

昔がなんだとかは知らねェがナフはナフだろ。そう簡単に自分を消費してくれるな。
きっと音の割にそこまで痛くはない……いや。跡付いちまったか?ちょっと強かったかもしれねェ。

額を赤くして腹を抱えて笑うナフを、暫く憮然とした顔で見ていただろう。
(-5) 2022/03/07(Mon) 1:12:29

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>34 >>38 現実アルレシャ

白銀が閃く度に
血の匂い
が濃くなる。
幾度目か、ぐらりと視界が揺れ、蜃気楼アルレシャはまたすり抜ける。

血溜まりに膝をつく。

硬いものがぶち当たる音。


視界が暗む。これは知っている、死へ沈む気配。
流れ出す血液の残量。


まだ動ける。

死の瞬間まで


テンガンの姿。その所業が齎すモノを、隙を知っている。取り乱し、荒れ狂う獣の姿。

ミラージュが破れる時、世捨て人ワタシはお前に手を伸ばそう。


――シャリン、とナイフの形を崩して、鎖へと。


楽園から引き堕とす蛇のように、鎖が伸びる。
さんざ痛めつけた腕に絡み、引き寄せたならその手首を捕らえ、叶うならばこの身で抱き込むように。
独りで死なせない為に。


「――捕まえた。」

蜃気楼ミラージュを。

そのまま、
血溜まりに
崩れ落ちる。この身は、瞬間でも捉える鎖となれただろうか。お前に死を与える者のための。

隠者ハーミットがそれを知ることはない。
(40) 2022/03/07(Mon) 2:45:29

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ

これは所謂エピローグ。そのどこか。

その時間の何処かで、君に割り当てられた部屋の扉に一通の招待状が挟まれている。
古式ゆかしいカードに封筒、文面も形式を踏襲した物。

まぁ、内容は端的に言えば茶会の誘いだ。場所はコレの部屋。
一方的に日時が記されている辺りに無遠慮が滲むだろうか。
(-11) 2022/03/07(Mon) 14:24:24

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ

>>-11
封筒を珈琲を飲みながら開封して、片手で読む。おや。と思わず笑いが溢れた。思い出すのは懐かしの虚構混じりの風景。

「これですっぽかした所で何も気にしないだろうから嫌がらせにもならない、か。……お茶会と聞くとアルレシャ看守以来だな」

時刻を指定されたことについては実はさほど気にしていない。むしろ記載がない方が問い合わせ必須のようで困ったので、そこは減点にはならなかった。指定時刻に素直に姿を見せるだろう。

「と、言うことで。来たぞ。君もお茶会の趣味があったとはな」
(-16) 2022/03/07(Mon) 21:29:40

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ

ないよ?


開口一番がそれなら、返答二番はこれだ。

「突発的じゃなくて誘いが欲しいと言っていただろう?
……それに、
趣向を凝らす
のは嫌いじゃない。」

全て過ぎ行くからこそ、その刹那までは楽しみを。

この宴でも度々見せていた姿だ。君がどこまで知っているかは知らないが。

「ということでようこそ、ラサルハグ・ライ・バートランド。」

君を出迎えたコレは、看守服を着ていない。部屋着と言うほどではないがゆったりとした私服姿で、君を席まで案内するだろう。
無個性な与えられたままの内装の応接セットに、アフタヌーンティーの用意がされている。
(-19) 2022/03/07(Mon) 22:30:47

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティ

これはきっと宴の幕引きに近い時間のどこか。互いに都合のいいタイミング。
通信ではなく、君を直接訪ねに行ったろう。

「やぁ、レヴァティ。お疲れ様。
楽しめた
かい?」

いつも通りの声音と表情で君に意地の悪い問いを投げる。
バイタルもきっと、全くもって平常値なんだろう。
(-20) 2022/03/07(Mon) 22:56:16

【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ

>>7:-162
「あら、看守のナフさんですね。どうも」
にこやかに出迎えたのは年を経た彼女だ。
他2個体が疲れて眠っていたりの機会には彼女が表に出ている。
頻度こそ少ないが、無礼講が佳境になってくると多少なり活動時間が増えているようだ。

「みんな楽しませてもらっているようで、お世話になっています。それで、どうかしましたか?」
別の私が粗相していなければいいのですが、とはいえ無礼講ですしね。
(-26) 2022/03/08(Tue) 0:33:25

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 時魔嬢 クロノ

「はい、看守のナフさんです。……呼び方も全個体違うんだねぇ。」

しみじみと君へ向けられる血色は興味の色。

「楽しめているようで良かった。三個体交代制の感覚はわからないから、ちゃんと満喫できてるか気に掛かってね。
それに、ばb……最年長の君を見掛けるのは久し振りな気がするし。

……そうだね、少し話でもどう?」
(-27) 2022/03/08(Tue) 0:44:38

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ

「ないのか……アルレシャ看守は開いていたからな。参考にでもしたのかと思った。まあ、誘いをくれと言ったのも事実だ。
茶会が好きじゃなくとも、やるとなれば凝り出すのはわかるよ。俺ももてなす側ならそうしただろうから」

さて、初回はもてなしも受けた思い出もないのでね?
声に出されて問われていればそう返した程度の把握具合だ。
フルネームで呼ばれれば怪訝な瞬きを返した。

「お招きに預かり光栄だ。……しかし景観は相変わらずだな。看守の部屋に彩りをと進言するか考えたくなるが……まあいい。何分土産には話しかできんが、構わんだろ?」

服を着ろ、とも、かと言って部屋に言及しても普段着には口を出さない。先日と違い最初から席の位置が用意されているなら、あっさりと腰掛けるだろう。
(-31) 2022/03/08(Tue) 1:38:06

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ

「生憎他人をちゃんと前もって招待することなんて普段なくてね。酒や煙草を嗜むならまた違った誘い方もあったのだろうけど。
うん、折角やるなら、だ。」

瞬きを受ければ小首を傾げ、血色を細めて微笑んで見せる。

「アルレシャの茶会と異なるとすれば、私は
を招いた。看守として囚人に目を掛ける一環としてではなくてね。
つまり今、ナフ看守は無礼講の幕引き前にサボりを決め込んでいるということだ。」

看守服を畳み、所有数が多いとは言えない私服に袖を通し、君の名を呼んで出迎えて。

君が席に着くなら、客人として最初の一杯を注ぐ。
並ぶティーフーズはサーブの要らないスタンド形式。ラインナップは極一般的なものと言って言いだろう。好きなものを好きなだけ。

「話。最も価値ある手土産だと思わないかい?
……部屋ねぇ……個性的過ぎるよりマシだと思うんだけど。元々それなりに整えられた調度な訳で。」

白い部屋とか、幻の部屋とか。後者は君が何処まで把握してるか知らないし、敢えて口に載せるものでもないが。
(-44) 2022/03/08(Tue) 2:58:17

【独】 憐憫聖贖 ナフ

を流し尽くし空の器となった身体に、人工血液が注がれていく。

死とは、安らぎである。

死とは、同質の空虚である。

死の内にあって、身の底の空虚は溶け果て。

死の内にあって、飢えることはなく。

死は、何も与えない。

死は……。

  。 ゚
 ゚
 %
   ゚%。
     ゚%
         ゚%
        。
        。゚
     。o ゚


生は。

生とは、空虚の始まりである。


が満たされ、心臓は鼓動を刻み、脳は身体の制御を取り戻す。
やがて、コレは再び目覚める。
(-51) 2022/03/08(Tue) 4:17:55
ナフは、…………二度寝を決め込んだ。またの名を合法サボり。
(a27) 2022/03/08(Tue) 4:19:38

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ


「飲みの席でも喫煙でも別に受けたがね。ふうん?突発的に誘ってばかりなのか。計画性を立てて招く俺とはとことん真逆のようだ」

なんせ、開始前からバーナードと主従を…しかも長いこと組んだ上に、あえて『手を抜いた』性行為を行なっていたのだから、無礼講以外は比較的計画を立てる男なのだろう。

「幕はまだ降りてないならサボりにならないんじゃないか?どうにも看守勢の皆々様においては
『息抜き』が下手くそ
に思えてならない。無礼講に来てそこまで忠実なのは根の気質の差を感じるよ。少なくとも
うちの子の教育には悪いな


視線が合えば肩を竦めて、看守服を畳む様子に片付けが早いなと零してから、囚人の癖に慣れた様子で一口、遠慮なくサクリと紅茶に口付けて部屋を一瞥する。

「そう言うところは変に色気は出さないんだな?
まあバーナードの部屋よりは落ち着いてはいるか……。

しかし、巫女なんてやってたなら看守になって紅茶の作法も全部覚えたのか?」
(-61) 2022/03/08(Tue) 7:06:43

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ


「私が嗜まないんだよ、体質に合わなくてね。君は両方いけそうだ。社交には不可欠でもあるのだろうし。
うん?計画性はあまり無いね。気が向いたらその場で動く方だ。そのあたりは元々の気質と立場の差もありそうだ。」

楽しみの為には組み立ても厭わないが、基本的には次から次へと興味を移し、その場で一番楽しいことを追い求めていく刹那主義。王や貴族、社会的に人の上に君臨する立場には致命的に向かない。

「無礼講は囚人達の為の場だよ。オレたち看守は本来監視、或いは猛獣の檻の中に放り込まれる
生餌
ってやつだ。……今回は隋分表向き大人しかったから、あまりそうは見えなかったろうけどね。
……まぁ、そうだね、“教育に悪い”のは確かだったろう。こう見えて役目と言うものを意識せざるを得ない気質ではある。」

表向きにへらへら遊んで楽しんでいたのも別に偽りの姿ではない。だが処刑の話合いの折にはずっと看守の戦力や処刑バランスを気にしていたのも、君の記憶には残っているかもしれないね。

己の分のカップに口を付け、出てきた単語に小さく微笑む。

調べ物
は無事出来たのかな?なら話が早いか。……別に“前職”からいきなり看守になった訳じゃない。虚構の原始生活から突然引っ張りだされた未成年には、色々と保護と教育が必要だったんだよ。その後何になるべきかの模索も含めてね。
まぁ、その過程で色々気紛れに手を出した副産物だ。
だからまぁ、君から見れば粗も見えるだろうが、そこは目を瞑っておくれ。」
(-65) 2022/03/08(Tue) 8:27:35

【独】 憐憫聖贖 ナフ

蘇生室が静かになった後。

「……やれやれ。」

ロックを解除して起床。
いつも通り……いつもより良く眠れた、程度の表情で起き上がり身体の調子を確かめて。

「体組織の損耗が少ないとこんなものか。」

ちらりと時計を見て。

再び、日常へと戻って行く。
(-73) 2022/03/08(Tue) 13:25:57

【人】 憐憫聖贖 ナフ

「おはよう?」

ひょっこりと食堂に顔を出す。
何事も無く、断絶など無かったかのように、生の続きを。

パネトーネfoodグレープフルーツジュースdrinkチョコレートパフェvilを流れるように注文。
(57) 2022/03/08(Tue) 13:29:14

【人】 憐憫聖贖 ナフ

「まともな朝御飯だ……。」

逆にびっくりしみじみしちゃうね。
(58) 2022/03/08(Tue) 13:32:33

【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ

 通信では何度か話したけれど、実際にこうして目の前に現れて話したのは期間中で言えば初めてだろうか。
 姿を認めるなり椅子から立ち上がって軽く会釈。弾むような声を模倣し、明るい雰囲気を纏って貴方の問いを受け止めた。

「あはは! 何々皆さん今アンドロイドいじめ流行ってるんですか? 意地悪な質問投げてくれますねー」

 そうは言うが、何も気にしていない。

「……
楽しかったですよ

 なーんて! そう言えばよろしいですか?」
(-78) 2022/03/08(Tue) 16:44:48

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティ



「ふ、ふふ。……皆君が大好きなんだねぇ。
それを得たかを確認したくなるくらいに。」

模倣の向こうの冷たい電気信号に想いをはせながら、適当に座れる場所に腰掛けて君にも元の椅子に戻っていいと手で示し。
それから、首を傾げて改めて問う。

「君の興味を惹くものは、何か観られただろうか?
宴の中交わされた、人の欲は、情動は、心は、君の学習に値するものだった?
もっと知りたい
、そういうものは?」

髪が流れ首筋が露になれぱ、白蔓草の刺青が覗く。
血色の瞳が、君の細められた瞼の向こうの硝子、その奥を覗き込むように、じぃっと見つめている。
(-82) 2022/03/08(Tue) 18:36:54

【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ

「歳とるとどうもねぇ…あぁいえ。とはいえ私は不老治療受けてないだけで年上の方も多いんでした、なんでこういうのって変わっていくんでしょう。看守さんにも元気な人が多いみたいで」
α、βの記憶は、ある程度共有されている。
無礼講のメンバーの表向きの人柄くらいは理解の範囲だ。

「私でよければ喜んで。他愛のない話でも、そうでなくとも」
(-83) 2022/03/08(Tue) 18:55:47

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 時魔嬢 クロノ



適当に近くの席に君を誘導して。それからフルーツオレdrinkグレープフルーツジュースdrinkユヌ オランジェットvilクッキーvilと二人前注文した後、行儀悪く肘をつく。
届いたら好きな方貰ってね。

「確かに、ζの君くらいの外見年齢、今時はもう珍しい部類だよねぇ。
身体年齢に精神が引き摺られるのは確かだと思う。

クロノは、個体によって同じ事象でも感じるものが違ったりするのかい?
そうだなぁ、他者の印象とか、宴の感想とか。」

ずっと聞いてみたかったことをこの機会にと。
(-102) 2022/03/09(Wed) 0:42:09

【人】 憐憫聖贖 ナフ

「そういえばさ。」

デザートのチョコパフェつつきながら思い出す。

「エリア閉鎖されたら、ピチねばどうしようか?看守で誰が欲しい人いる?」

自室に置くという発想は皆無。
餌やり忘れるし。
(59) 2022/03/09(Wed) 2:12:16

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>a34 アルレシャ

「すっかり看守長チョコ出なくなったよねぇ。
ペースを気にしてくれたのか。……大分片付いたのかな?」

壁際を見渡してみる。どれくらい残ってたっけ?
(62) 2022/03/09(Wed) 16:12:49

【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ

>>-82

「好きと言われても同じものを返すことは出来ませんが、少なくとも不要と判断されていないということですから。ありがたいことですね。
 でも本当に確認してくる方多いんですよね。看守の方にも囚人の方にも言われちゃいました」

 座るように促されると、その前に「お茶を淹れてきます」と断りを入れて話した通りハーブティーを持ってきた。貴方に差し出してから失礼します、と椅子に座り直す。

「ええ、ええ。沢山学ばせていただきましたよ。
 美学、芸術、矜持……感情だけではない効率を優先して役割に徹する俺にとっては到底理解出来ぬものを多く目にしてきました。それらを持つ方々と実際に話をしても尚、分かりません」

 ──それは、貴方に対しても例外ではない。
 恐怖し、叫び、喘ぎながらも全ての暴力を肯定し受け入れる贄。そういう嗜好であると言ってしまえば話は早いが、それにしても常軌を逸しかけている。

 
道を踏み外さぬまま、明らかに狂っている。


「W全部W、ですよ」

 無機質な視線が血色の瞳を真っ直ぐ捉える。

「効率、倫理道徳、安寧、それらを捨ててまで求めるもの。
 人を人たらしめる不定形で曖昧な何か。

 そういうものひっくるめた全て、見たくなっちゃいました」

 それは果たして学習機能が備わった機械としての行動か。
 或いは、未知に引き寄せられてしまった愚か者の行動か。
 さて、いったいどちらなのだろう。
(-120) 2022/03/09(Wed) 16:13:30

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>63 アルレシャ

「バーナード、
6m分
くらい出してたよね?
あれ全部食べ切ったのはもう愛とか執着じゃなくて
ヤバい
よね。
ムルイジが
4m分
くらい?
スピカも自分が出した分、全部食べたのか……この場で為された一番の
正義
では?」

あと自分が出したのと……いつの間にか増えてた(クロノ)と……指折り数える。まだあったっけ?
(64) 2022/03/09(Wed) 16:38:46

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>60 シェルタン

「多分ね、調理班に託すと、
再び食材として
扱われると思うんだ。」

別にそれでもいいけど。あわれピチねば。

「まぁ、どうしようにも行き先が無くなったら、シトゥラが引き取ってくれると思うんだよね。ムルイジも気に入ってたみたいだしさ。」
(65) 2022/03/09(Wed) 16:46:03

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 後方支援担当 レヴァティ



「同じものを返されることを前提として向けるなら、それは打算の域を出ない。
君のような存在と理解した上で向けるなら、それはやはり愛であり……望みの薄い芽生えを確認せずにいられないのは、希望というやつなんだろうね。」

言いながら、
ふと過ぎる存在があって
苦笑する。
その表情は、茶の用意をする君に見えたかどうか。

「分からない、か。分からないなら投げて仕舞えばいいのに、それでも君はそれに手を伸ばしたがるのだね。
役割、業務上の機能向上の為ならば、そういうものがあると知り、その上でそれらへの対応方法だけを入力すればいいだろうに。
効率外の興味を無視出来ぬとは、
なんて人らしい
のだろうね?」

楽しいを面白いを愛を理解出来ていなくても、人を愛するコレが興味を向ける程度には。

「ねぇ、君は気づいているかい?見たい、知りたいというのは、
だ。
嘗て全てを与えられながら、その
に敗北した者がいた。開けてはならぬ箱を開いてしまった。……という寓話だけどね。

精確無比に人に仕えることを求めるならば、この辺りで手を引くといい。理解などする必要は無い。データとして蓄積するに留めて置いた方がいい。
警告の上で先を望むならば……そう、きっと君は、
とうに狂気に足を踏み入れている
……のかもしれないね?」

言葉尻だけを軽く曖昧に宙に浮かし、君の淹れてくれた茶に口をつける。
生命の色、果実の色をした瞳が、君という無機物を誘惑するように眺めている。
(-126) 2022/03/09(Wed) 17:48:28

【赤】 憐憫聖贖 ナフ

これはまぁ、きっと諸々が落ち着いたであろう頃。
というかいつ落ち着くか(蘇生ポッドの中で聞いていたあれこれ的に)わからんから、狼回線にテキストメッセージが投げられているでしょう。

『お疲れ様でした。敗北は残念でしたね。楽しめました?』
(*0) 2022/03/09(Wed) 19:02:52

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード

これはエリア閉鎖後、看守達も平常業務に戻ってからのどこか。

『暇?』

今日も今日とて、変わらぬ端的過ぎるメッセージ。
宴の熱狂など置き忘れてきたかのような、日常色の。
(-128) 2022/03/09(Wed) 19:26:47

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ

これは君の処刑も蘇生も終わり、かつエリアは封鎖される前のどこかの時間。

「やぁ、アルレシャ。元気?
良かったらお茶でもどう?」

君が一人でいるのを見かけたなら、ふらっと声を掛ける。
宴の序盤にそうしたように。あるいは日常の中、友人として君と繰り返してきたように。
(-129) 2022/03/09(Wed) 19:35:28

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ

『空いてるよ』
『今どこ?』

 返されるのはこちらも端的なメッセージだ。文体を見るに、今は空き時間といったところだろうか。無礼講が終わって以降、従僕以外への手出しが綺麗さっぱりなくなった男は
存外
真面目に業務に取り組んでいるとあなたも知っているだろう。
(-130) 2022/03/09(Wed) 20:02:50

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ

これはこの無礼講が終わる直前の時間だ。

白銀の傘を片手に、もう片方にはカンテラを。
そんな様子でロビーにやってきた訳だが……。

持ち主である君の姿を見つけるも近寄る様子が無い。
こちらからは
一応
お礼以外に言うことが無いもので。

皆と話す君の邪魔をする気もないから、待っているだけ。
(-132) 2022/03/09(Wed) 20:13:30

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



『うちのエリアの事務室。そろそろこっちも昼休憩入ろうと思って。』
『今日は詰めてるの一人だし、こっち来る?』

休暇が合わない以上のんびり話すには丁度いいだろうと誘いをかける。

『来るならなんか昼飯見繕って来てよ。』

ついでに図々しくデリバリーも押し付けて。

君が来てくれるならきっと、言葉通りに他の看守の姿は無く。
やりかけの仕事を事務机に放り投げたまま、応接用のソファにだらっと身を沈めるコレが出迎える筈。
(-135) 2022/03/09(Wed) 20:26:04

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 『巫覡』 ロベリア



「おや、どうかしたかい?ロベリア。
随分と
熱烈な視線
をくれるじゃないか?」

変わらぬ軽々とした看守が君に声を掛ける。
手元にある傘は見えているから要件は把握しているが、それはそれ。
揶揄うようにひらりひらりと手招きをして、そちらから近寄らせようとする。
(-136) 2022/03/09(Wed) 20:30:14

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ


君の言葉にいつものように一言で返しかけたのだが。
……それを飲み込んで、溜息のみ零し近づく。

傘を渡せる距離になればずいっと目の前に差し出して。

「どうもありがとう。それだけ」

簡潔。あまりにも簡潔過ぎる。
でもそれ以上に君に渡す言葉が思い付かなくて、口を閉じた。
(-138) 2022/03/09(Wed) 20:42:35

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


『了解、じゃあ適当に持っていくよ。好き嫌いは考慮しないからよろしく』

 ブリオッシュfoodあたりを持っていくかもしれないが、あまりにも平時の昼食で出ると考えにくいものだったらサンドイッチあたりになる。もう変なものは出なくていい。
 丁寧なノックを挟んで明るく穏やかな声音で室内に挨拶を投げかけてから、部屋にあなただけであることを確認してソファへと向かう。

「はい、お待たせ。食べるならちゃんと身体起こして座りな」
(-139) 2022/03/09(Wed) 20:46:37

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 『巫覡』 ロベリア



「はい、どう致しまして。」

只人であるやわらかい君が、その身を護るのに役立ったなら何よりだと微笑んで。
素直に傘を受け取れば役目を終えたそれはシャリンと澄んだ音を立てて鎖に還る。

それから口を閉じた君を、その翡翠の奥を暫く見詰めて、君が焦れるであろう頃に口を開こうか。

「お前、自分の異能についてちゃんと申告する気は無いかい?どうせ一端は今回知れてるわけだしね。
声をトリガーとする異能は多く、詳細さえ知れれば口枷以外の封じも検討に上がる。

ねぇ、言葉が封じられているのは、“人らしく”無いだろう?」

軽薄さは潜む。これは看守としての言葉だ。
君の拘束について気にかける者は他にも在るだろうけど。
囚人を嬲ることは好むが、人としての生を奪われている姿は、コレの楽しみの対極にある。
(-140) 2022/03/09(Wed) 20:56:13

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



「シトゥラみたいな事を言うねぇ。
ん、甘いもの助かる。無礼講は楽しいけど、後に仕事が溜まってるのが難儀だよねぇ。」

食事に拘りは無いから全て君任せに投げたのだけど、甘い匂いがすれば少々嬉しそう。
のっそりと身を起こせば、君が座るスペースも確保されるだろう。

「珈琲いる?インスタントでいいなら淹れたげるけど。」
(-141) 2022/03/09(Wed) 21:09:10

【人】 憐憫聖贖 ナフ

>>66 アルレシャ

指さされても知らん振り。片付けに関与する気ゼロ。

「まぁ、残ったらエルナトが引き取るんじゃない?」
(70) 2022/03/09(Wed) 21:21:01

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ


無言の場は嫌いではない。が、今は別。
顔には出ない変わりにカンテラを握る力が強くなる。
言いたい事があるなら早くしてくれ。


続いた言葉には特に迷いもなく口を開いた。

アレ
とボクの申告した物が違う事くらい分かるものな。
……全ては分からずとも、範囲的には理解されるだろうね」

言霊であればもう少しまともに戦えるであろうことも。
どうせ模擬戦でも使用したのだから、隠す理由も無い。

「…口枷以外ね。例えば? 」

この能力のトリガーは声では無い。…と気付けるか。
相手を感じ取り、感覚を繋ぎ、イメージの抽出と出力を行う。

本来ならば手枷は簡易的なものでいいし、口枷もそう。


「……………まあ、口枷よりも手のアレが邪魔。
動けないのストレスになるんだ」

自分で煽ってなんだが、ここに来てそれを強く感じた。
というわけで君
にも
頼んでおくか。
(-145) 2022/03/09(Wed) 21:40:25

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


「……シトゥラ、こういう感覚で話してたんだ?
 俺のエリアここほど荒れてないからそこまで溜まってなくてさ、やっぱり治安って大事なんだなって思ってるところ」

 ここでいう「こういう感覚」は子供の面倒を見る感覚なのだが口にはしない。
 座るスペースができれば自然とそこに腰掛けて。

「いや、お構いなく。昼食食った時に飲んできたから喉渇いてないしね。
 今は無礼講の時みたいにのんびりできないわけだし、休めるうちに休んでほしい。ここのエリアただでさえ仕事多そうだしな」
(-146) 2022/03/09(Wed) 21:42:17

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 『巫覡』 ロベリア



「……さて、オレは技術関係には詳しくないからね。
ただ、……
君とテンガンを護ろうとする盾
……あれが致命的だった。
利用されたくないなら、尚更こちらで把握して根本的に封じておいた方がいい。首枷とかそう言った形になるのかな?」

半端な推論は意味が無い。その辺りは専門の担当者が悩むべき部分だろうと。
ただ、君の意思で形造る盾があの位置に出現する筈が無いと思った。それだけを口にし、懸念を伝え。

「ということで、他の拘束についても君の協力態度次第だ。改めての面接の手配と、囚人管理部門に繋いであげることくらいはできるけどね。

……望みがあるなら、ちゃんと自分から手を伸ばし、必要な分だけを明け渡すといい。」
(-149) 2022/03/09(Wed) 22:01:06

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「うん?あぁ、ナフ。……元気だよ、この通り。
そっちは?」

死んでからさほど時間は経ってないが、そんなふうに返し。

「お茶、いいね。じゃあ部屋に向かわないと」

そうして、いつも通り、今まで通りに快諾した。
(-150) 2022/03/09(Wed) 22:01:08

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



「退屈はしなくて良いエリアだよ。よっぽどの事しなけりゃ遊んでも怒られないしね。
ただ、うん、仕事に対して
人手が足りない
。ねぇ、転属希望出さない?」

まぁ、今更リスクの高い場所へは来ないだろうなと知ってて口にするこれは戯れ或いは愚痴に過ぎない。後回しにしてる書類の中には戻ってきてから早速
遊んだ
ことによる始末書も含まれてるから自業自得も大いにあるとかなんとか。

「まぁ、君の方は余裕がありそうで良かった。今は仕事以外の時間が欲しいでしょう?手続き周りとかも。」

言葉に甘えてだらっと背凭れに身を預け、ブリオッシュを齧り始めながら君の近況を問う。
(-154) 2022/03/09(Wed) 22:12:58

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



「見た目通り、いつも通りだよ。
深く眠れてスッキリしてるくらいだ。
安眠法としてやっぱりアリだと思うんだよね。


最後のはシトゥラに勧めて断られたやつ。まぁ与太は置いておいて、君が知るとおり死は全くコレに影響を残していない。

「腹具合はどう?また何か適当に頼んでいい?」

君の後をついて歩きながら、リクエストがあればそれに応じたものを端末から注文するだろう。
(-157) 2022/03/09(Wed) 22:19:16

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ


「……大人しくしておけば良かった」

今更ながらそう思うし、後悔している。
とはいえ……と思考しようとしたところで。

「首かあ……………」

首かぁ。
あの感覚を思い出し
何とも言えない顔をする。
首元を緩く撫でて、少し長めの息を吐き出す。

「………面倒。けどまあ考えとく。
刑期も………軽くする手段があるかもしれないし」

大量殺人罪の部分とか。…知ればもう少し緩和される、かも。

今はもう アレの罪を被り続け、道化である意味も無いから。


今すぐに答えを出さないのはそれに迷っているというよりも、どう説明したものかと思い付かないからだ。
(-158) 2022/03/09(Wed) 22:28:32

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「安眠法はよくないとおもう……」


そりゃ反対もされる。
ただ、いつもより深く眠れる、については否定はしなかった。

「うーん、すごく空いてるわけではないけど何も食べれないほどでもない。軽食くらいならいけそうかな。
食べ物は任せるよ、好きに頼んで」

そうして、部屋の前につけば、やっぱりちょっと貴方を待たせるのだ。
その後すぐに招き入れる部屋の中は、いつもの様相。
(-159) 2022/03/09(Wed) 22:30:36

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


出さなーい。
俺は平和なエリアで無難に過ごして楽に金稼げたらそれでいいしねえ」

 戯れだと分かっているからこそ、こちらも理由として一番ではないそれを挙げて肩を竦める。遊ぶ理由がなくなったのもあるが、己の大事な空色を思うとリスクを取る気にはならない。

「ああ、ここにいる残り時間を正確に把握しないとこれからの予定も立てられないし、後々になってから予定が狂うほうが面倒だからな。早めに色々確定させるためにも時間は無駄にしたくない」

 ここを離れる前提での会話を出しながら端末を弄っていたが、それもしまってからはあなたを見て微笑む。こうして話す時間は無駄ではないという意思表示。
(-160) 2022/03/09(Wed) 22:36:36

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 『巫覡』 ロベリア



人体側の切断による取り外しがしづらいから
一般的な形状はそれだけど、希望があるならばそれも相談の時に口に出してみるといい。
ここは償うための場所であって、飼い殺すための畜舎ではないのだから。」

真っ当な看守のような言葉。理由は人の数だけ。されど人らしく生きたかった、故に踏み外した者達への慈愛に満ちて。

「ほら、それにさ?声無き相手を虐めても楽しくないじゃん?」

あっ、悪い看守の顔が我慢できずに出てきたぞ!
今すぐに決めなくてもいい。君の納得の行く形を考える時間はこの後にも沢山ある。
それよりいつものように悪態でも吐いて、残りの自由な時間を謳歌するといい。
(-161) 2022/03/09(Wed) 22:52:27

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



君がそう言うなら、茶請けになる程度のものを。
それからこのチョコレートルーレットも最後だと、クッキーvilショコラパンケーキvilも加えて。

君の部屋の内装は、あの日と同じものなのだろう。
相変わらず、コレは君の見せたいものを見る。
促されるままに席に着いて、変わらぬ微笑みを君に向けるだろう。
(-164) 2022/03/09(Wed) 23:04:02

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



「無難に、ねぇ。……まぁ、平和に過ごせるならそっちのがいい。
無理に狼でいる必要も無いでしょう?ドギーでいる方が似合う。」

空いてる方の手を伸ばして、君のやわらかい髪を軽く撫で。

「行くのかい?」

それはすぐではなく、まだ先の話だろうけど。
慈愛に満ちた瞳は、幾度と無くこの狂花の監獄を去る者たちに向けてきたもの。
どこか透き通るような、綺麗な微笑み。

こんな場所
は後にして、過ぎ行く方がいいに決まっているのだ。
(-165) 2022/03/09(Wed) 23:20:50

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ


「……………別に、希望は無い」

口と手の枷が今のもので無くなる事があればいいな程度。
それ以上に枷に望む事が無い。…今は。

と、応えを返したところで悪い看守が出てきた。
すぐさま顔を歪めて嫌がるように一歩後退する。

「…………本当、最悪」

絶対に自分を虐めの対象にしないで欲しい。
今後関わるならば最低限がいいと、そう思った。

正直今は、悪態をつく元気があまり無い。
…けれどまあ、全体を通して得たものは大きかったと思う。
(-166) 2022/03/09(Wed) 23:21:41
ナフは、ついてく……ついてく……
(a37) 2022/03/09(Wed) 23:24:29

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


なんかなんとなくショコラパンケーキに縁がある気がする。3回くらい食べてる気がする。

内装は、全く同じだ。違うところを探すほうが難しいくらいに。花なんて、生き物のはずなのに。
本物ならば。

椅子を勧め、自分も対面に座る。まだ抽出が終わっていない茶葉、ティーポットを軽く指先で撫でた。

「もう少しで終わるね」

雑談の切り出しとして、そんなことをポツリと。
(-167) 2022/03/09(Wed) 23:29:08

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 『巫覡』 ロベリア



後ずさる君を見れば、期待通りの反応だという風ににんまりと目を細め。

「嫌なら精々、オレのいるエリアに来ないように大人しくしてるんだね。」

ひらひらと追い払うように手を振る。
ここで多くを得た君には、コレは必要ない存在だろうから。お行きなさい。
いつか人として、人らしく生きることを祈って。斯くあれかしと。
(-168) 2022/03/09(Wed) 23:30:07

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


「俺の本性が犬みたいに言うなよ、明るく可愛く穏やかなドギーが本性だなんて心外だ」

 言いながら撫でられ、問いかけには頷く。あなたの手を拒絶せず、微笑みには同種の微笑みを返すことはできずにいる。それはあなたの微笑みが過ぎさせるものだからではなく。

「うん、
アイツと行くよ。もっと楽しく生きるために。

 名残惜しさはあるんだけどな、ここにいた時間も長いしお前達といるのも楽しいし……故郷を挙げるならここだと思える程度には思い入れがあるみたいだ」

 単純に、こんな場所が嫌いで、でも好きだから。
(-170) 2022/03/09(Wed) 23:45:25

【秘】 『巫覡』 ロベリア → 憐憫聖贖 ナフ


「……ボクは、大人しい方だが」

勝手に怯えられる事はあれど、悪い事はしていないつもり。
だからきっと、君のエリアへ行く日は来ない。
と信じている。……約束の後は分からないが。


3度目の溜息を零し、用は済んだのだからと背を向けて。

ありがとう。
……………それじゃ」

小さな声は聞こえたか、聞こえなかったか。
どちらにしてもそれ以上に君に告げることは無い。

後は残り時間をのんびりと、過ごしていた事だろう。
いつか普通に茶会をする日があれば、参加しなくもない。……かもしれない。
(-172) 2022/03/09(Wed) 23:47:25

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



変わらぬ光景の中で寛いで、行儀悪く肘をついたりもして。

「そうだね、あっという間に過ぎ去ってしまう。」

楽しいこと程、光陰矢の如し。
また過ぎた記憶は他人事のように資料めいて色褪せる予感。
だけど、まだ終わっていないから。

「ねぇ、アルレシャ。
楽しめた
?」

穏やかに微笑み、気軽にそんな問いを投げかける。
(-175) 2022/03/10(Thu) 0:05:32

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


肘をつく行儀の悪さも咎めない。
蒸らし終わった紅茶をカップに注ぎ、貴方の前へ差し出す。
自分の分も、注いで。

「……まだ終わってないから、ってのはもう通用しないでしょ」

前にも聞かれたな、と思う。まだ終わってない、というのと、面白いと答えたっけか。

「楽しいって一言じゃどうしても不足する。処刑のあんな思いはもう懲り懲りだし、この期間に感じた惨めさは結構すごいよ。
でも参加してよかった気はしてる」
(-178) 2022/03/10(Thu) 0:19:00

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



心外だと言われれば、軽やかに声をあげて笑い……そして肯定も否定もしないのだろう。職務中でなければ、『どちらか証明してみるかい?』なんて煽ったりもしたのだろうが、残念。

監獄こんな場所が故郷なんて、それこそ悪い冗談が過ぎる。……もっと相応しい、“故郷”と呼べる場所をこれから探すといい。
人は幾度でも生まれ変われるのだから。ねぇ、仔犬ちゃんパピー?」

ふふ、と揶揄うようにまた笑い、そして。

「お前が虚ろにならなくて良かったよ。」

遠い宴を思い返すような瞳で、新たな形を得た君を寿ぐ。
(-179) 2022/03/10(Thu) 0:19:12

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


「仕方ねえだろ、ここには思い出が多すぎるんだから。あと故郷がひとつじゃなきゃいけないなんて決まりはないからここも故郷でいい。ってか誰が仔犬だこれでも130年生きとるわ」

 こうしてキャンキャン言うから仔犬と言われるのかもしれない。
 男はあなたの瞳の内にあの無礼講を思い出し、あの時大きく壊れたことを思い出しては一度目を伏せて。

「……俺もそう思うよ。まあ、ああなったのもここを出る理由になったんだけどさ。俺、ここ向いてないらしくて。お前は……ここが馴染む人間なのかもしれないけど」
(-180) 2022/03/10(Thu) 0:38:17

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ


「社交、もあるが…"主人"探しには酒も煙草も出来ないと探すのが難しい。ただでさえ砂漠の砂金探しならやるべき事は会得しておきたかっただけで、余り立場は関係ないな。まあ孤児よりは学びやすいのは事実だが」

酒について人の耐性のブレが激しいこと、煙草なんて好き嫌いの最たるものなのは知っているので嗜まない、には頷くのみ。

「生餌と言う名の化け物が猛獣に襲い掛かって来ると言う意味か?
ああ。別に反抗期の子供のように『役目』全てを否定する訳じゃない。使い方次第だろうが、バーナードには環境が悪すぎるから俺が出所次第、凱旋のように連れて出て行くつもりだ」

容赦なく同僚を殺そうと動いていた彼とか、同僚同士で戦い合ってた彼らとか、自分の誘いに乗って同僚を奇襲するうちの子とかを見ていると、
(それを気にしていたのはナフだけで、気にせず遊んでいても実は問題なかったのでは…?)
と思いつつも、素知らぬ顔でスタンドからサンドウィッチを取って食べる。
というか看守イルカさんはいるが男しかいないな。


「福利厚生の手厚い事だ。とは言え、こんな末端染みた場所で働いてくれるなら元は十分すぎるか?拾った人間の見る目があるな。……何、言うほど大層なマナーじゃないよ俺も。小国の王族なんて大国からしたら貴族に見えるかすら微妙だっただろうし、半端に昔の記憶が混ざるから最近の形式とも違うかもしれないしな」

貴方と別れた際に
調べ物
……もとい、聞いた単語は何だかんだで調査した事だろう。名前が“随分”と言った手前、調べないのもあれではあるだろうから。
(-182) 2022/03/10(Thu) 0:52:24

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



君がそう、“終わってないから”と幻影に巻くならばそれはそれで受け取るつもりではあったのだけど。

「不足、かぁ。処刑の君は、随分と
生き生き
しているようにも見えたけどね。……死にたくないと足掻く君は、綺麗だったよ。」

世捨て人ハーミットに追わせるくらいに、と目を細めて、紅茶に口をつけながら君を賛美する。

「約束を果たしてくれて、ありがとう?」

首を傾げれば、急所が顕になる。
その姿で、君に心からの礼を告げた。
(-183) 2022/03/10(Thu) 0:52:54

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「……綺麗って…嫌味か?
じゃねぇんだろうなぁ……


ちら、とカップから貴方の顔へ視線を移す。
これは本当に褒められてるっぽい顔をしている、なんて判断をして、なんとも言えない顔をした。

「暴かれないほうが綺麗だろ、あんな見苦しいもの。それに、そのほうが上手く憎まれ役で死ねたはずだ」

自分も紅茶を一口。砂糖もミルクも入れずに。

「……俺が死ぬ前に死んでくれてありがとう」

貴方の急所に目を向けながら、礼を返した。
(-186) 2022/03/10(Thu) 1:15:52

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



「思い出が多すぎる、か。なら仕方ないね。
“過ぎた時とて、君のもの”なのだから。」

いつかの台詞を繰り返すように静かに口の端に載せる。
年齢に関してはふわと微笑みに溶かすのみ。……やっぱ仔犬だなと思ったけど、拘るようなものでもなし。

「そうだね、折角生まれ変わって仔犬になれたんだから、好きな場所へ行くといい。……これまではそれにすら気が付けなかったのだろう?
それに、ここに居るには君はやわらかすぎる。人の死を厭うようなまともな感性は、大事にするべきだ。

私はね、君が得られて、本当に良かったと思ってるんだよ。
そこそこ付き合いの長い、君の友人としてね。」

長く知っていながら、何を与えることも出来ず、ただそこに居ることしか出来なかったから。
(-189) 2022/03/10(Thu) 1:23:38

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ



「嘗て人が一つの惑星に留まっていた頃、無数の星々の中から居住可能な良く似た星を探すのに、それは大層苦労したそうだ。
……君達が巡り逢えて、本当に良かったと思っているんだよ。」

カップを傾けながら、ふわりと微笑む。
それは軽薄さも無く、囚人で
遊ぶ
性悪看守のものでも無く、人を見守り愛する巫のものに近い透明な表情。

「ふ、ふ。やはり君は、私と同じ発想をしていて……それで一足早い。
君が言わなければ、私から頼もうと思っていたんだよ。
“早く彼を連れて出て行け”ってね。
狂花の監獄に咲くには、真っ当すぎる。」

これまでの所業やらを把握した上で、尚“真っ当”だという。
だって彼は、幸せになりたかっただけだ。
ここに収監されている多くの者達と同じように、時を終えたなら去るべき者だと。

「小国……ね。ねぇ、ラサルハグ・ライ・バートランド。
“その日”何があったのか、何故そのような惨劇が為されたのか、
に教えてくれないかい?……茶飲み話としてね。」

自分の情報を明け渡した上で。一個人として君を持て成し、その上で訊く。
覚えてないとは思えない、洗脳とも思えない。己の意思で成し遂げ、それを葬る力のある者だろうと君を見ているから。
役目に忠実なコレは、看守としてで無く聞いたなら、そちら側に持ち込むことはしない。
(-193) 2022/03/10(Thu) 1:48:32

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



「人が生きたいと足掻く姿の、どこが見苦しい?」

処刑の後、死体と成り果てたモノに興味を失う姿を見ていた君は、“死体となるまでは”その姿を見守り、時に最も華やかであるように手を掛けていた姿も見ている筈だ。

「お前は美しかったよ。夢幻ミラージュなんかじゃない。確かに其処に在って、生を求めて吠えていた。」

君に名を与えた隠者ハーミットは静謐に、ただ己の見たものを語る。
(-197) 2022/03/10(Thu) 2:24:02

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「………
ひとが、


ぽつ、とこぼした言葉は、思いもよらない言葉を貰ったときのような。いや、ようなではなく、本当にそうなのだ。
他者を見る際には、これっぽっちも思わないこと。

「……ナフハーミットの目が引けたなら、まぁ、いいかな。受け取っておく」

言いはするが、まだ上手くは飲み込めていない。
口の中で転がすように、脳味噌で噛み締めている。
(-199) 2022/03/10(Thu) 2:31:34

【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ

ではグレープフルーツのジュースとクッキーを頂きましょう。
酸味が強いのが欲しくなるんですよね。

「それはまあ、違うでしょうねぇ。その時その時で感じ方に基づく経験も知識も肉体も異なりますもの」
実は小さい頃の私なんかは酸っぱいもの苦手なんですよ、今食べるとどうして避けてたのか不思議なくらいですけどねぇ。

「宴については猶更でしょうね。αには好きに遊ばせましたけど、βには辛い仕事を引き受けて貰いましたし」
(-200) 2022/03/10(Thu) 2:32:49

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


「ああ、そうだな。過去だって俺の得た時間で俺のものなんだから、ここで過ごした時間だって俺のものだ」

 そう、少し満足げに言ってから続く言葉には少し視線を泳がせる。面映ゆいと表現するのが正しいだろうか、どうにも落ち着かない。

「……人の死を厭うんじゃなくてラサルハグの死を厭うだよ、俺にとっては結構違う。誰にも死んでほしくないってわけじゃない。だからまともかは分からないけど……まあ、どの道弱点がはっきりしたことには変わりないか。

 ありがとう。大切なものも見つかったし……ろくでもないし癖しかないような、でもいい友人にも恵まれて。なかなか捨てたもんじゃないな俺の人生って思えたよ」

 ちょっとだけ困ったように笑う。梔子色に素直な友愛と感謝を乗せて、あなたに投げかける。
(-201) 2022/03/10(Thu) 2:32:57

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



君が咀嚼するための時間をゆっくりと稼ぐように、紅茶に口付ける。
サク、とクッキーを食めば、バターとココアの香しさが広がるのだろう。
再びカップを傾ければ、砂糖の甘さはさっぱりと流れて行く。
暫しそうやって作った間の後に、ゆっくりと再び口を開くだろう。

「君が見てきたものと、オレが見てきたものはきっと随分と違うのだろう。
……私から見ればね、監獄ここにいる者たちは皆、“幸せになりたかった”者達だ。
ね、今度こそ正しく人らしく、幸せになって欲しいな。」

囚人達のことを言っているようで、その実同僚の君達の事も一緒くたに祈る。
(-206) 2022/03/10(Thu) 2:55:35

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 時魔嬢 クロノ

フルーツオレと、ユヌ・オランジェット。
チョコレートと果物の甘さが脳に染みるようだ。……オランジェットは後回しにしようかな。

「処刑はβがずっと担当してたね。役割は予め話し合い?うん、各個体で意思疎通?して分担してたのかい?」

どうにもその辺の感覚が分かりかねるから、胡乱な感じの問いかけになる。

「辛い……か。それでも君達は自主参加したんだろう?どのクロノの希望で……どういう理由で参加を決めたのか、訊いても?」
(-207) 2022/03/10(Thu) 3:03:23

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「……俺、は、さぁ、」

噛み締めて、噛み締めて、飲み込めるくらいまで小さく砕いて。
そうしてやっと口を開いたとき、アルレシャには上手く繕っていられるほどの器用さはなかった。

「死に損ないだよ、……幸せってどんなのかもわかんねぇのに、なりたいなんて考えられねぇよ。みんながそうなら、みんなそうなったほうがいいなとは思う、不思議なもんだよな」


他者は圧倒的に幸せになるべきだ。各々の幸せを掴むべきだろう。
自分にまで幸せになってほしいと言う友人の言葉は、ぐ、と喉に詰まる。

「わかんねぇのに?」
(-208) 2022/03/10(Thu) 3:08:35

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード



満たされて初めて、これまでの持ち物を知る、ということもあるのだろう。

「ろくでもなくない、癖の無いやつはこんな場所にいないだろう?或いは類友というやつかも。
まぁ、今すぐの別れという訳でもないんだ、もう暫くは構っておくれ?」

揶揄うようにくすくすと笑って、それから血色の視線を流す。

「賭けも、降りるとは言わないだろう?」

君が目の前に居なくなったら、また
遠く
なってしまうのだろうから。
嗚呼、きっとそれは、淋しい。
(-210) 2022/03/10(Thu) 3:16:13

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



「さて、君の幸せの形なんて分からないよ。
でも、君がそうやって他者に望む以上……他の誰かが君に望むことも覚悟しなきゃ。」

虹彩を透かす血の色が、生命の色が、君を見ている。

「わからなくとも、お前は生きている。生き続けている。
死を恐れ、吠え叫ぶ程に。

生を捨てる方法なんて山ほどあるのに。
寿命無き今、惰性で生きるには長すぎる生を。
目覚めぬ眠りに身を任せることもなく。

それを希望と呼ばずに、何と呼ぶ?」

パンドラの匣の底。最悪の災厄の名を、淡く色付く唇に載せて首を傾げてみせる。
(-214) 2022/03/10(Thu) 3:30:45

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


「なんでぇ……」


わざとらしい泣き言めいた声。
わざとだから、本当は考えればわかる。

みんな自分の幸せだけ考えてればいいのにな、なんて、自分を棚に上げて考えてることの
なんと傲慢なことか。


生命の色を、よく似た、しかしもっと柔らかな林檎色が見つめる。
やがて、貴方の言葉が終わった頃、盛大に溜息をついた。

「吐きそうだ。」

飲み込めん、一気には。
(-216) 2022/03/10(Thu) 3:39:38

【秘】 疾風迅雷 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


「それもそうだ。癖のないやつがいたらそもそも『癖がないのが癖』になるような場所だもんな、ここ。
 もう暫くどころじゃ済まねえよ。直接構えるかどうかは変わってくるだろうが構うのやめる予定はないんだから」

 血色の視線を受け取っては悪戯っぽく、けれど悪戯ではなく本心であると伝える視線で応える。

「当たり前だろ。そっちこそ賭け降りるなよ、絶対逃がさないからな」

 いなくなっても変わらない。時間が空いても変わらない。友人である事実は変わらないから。
(-217) 2022/03/10(Thu) 3:41:50

【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 憐憫聖贖 ナフ


「それでも誰かとは出会ってるものだ。そうでなくとも集まりそうな場所を中心に探すだけでも全く違う。……バーナードは神が好きじゃないらしい。だから俺は
"俺の力で出会ってみせた"
と言い切ろう」

視線を受けて、受け流すように目を閉じてから微かに揺れる紅茶の水面に視線を落とす。"彼女"と一緒にすればきっと『あんなに色気をばら撒いてはいない』と抗議されるが脳裏に浮かび、笑んだ。

「……本当、巫女とやらは最善を見て気付く癖に、自分ではろくに動きやしない。俺は『それが気に食わないから』この生き方を選んだ。最も──そちらも後悔はしていないんじゃないか?」

ラサルハグは、お節介とも余計なお世話とも鬱陶しいとも言える言葉をよく発する。それは全部、『生きたい生き方が存在する癖に選んでない』ように見える人間によく切り込んだ。

この男は、貴方に興味がなかったというのは確かにあったが……一番の理由はそれに属さないと見ていたからだ。

「俺は何もしていない」


貴方の問いには、
記憶がなければ不自然な位
にハッキリと淡々とした声色が帰った。嘘をついているようにも見えやしないだろう。貴方の視線を受けた直後とは違い、落ち着いた様子で紅茶を一口飲んで、それこそ世間話のようにこう返した。

「……俺は、ただ
お話
しただけさ。勝手にそれを大袈裟に受け取り、曲解し、暴れた奴が
偶然にも
複数出たせいで個々に見ると大した犯罪でもないそれは、誰かの陰謀と静粛のような錯覚を覚えさせ……
その光景が全てを殺した。


 ──何かしたのは、
俺以外の容疑者全員
さ」
(-223) 2022/03/10(Thu) 7:51:56

【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ

 苦笑いを浮かべる貴方に首を傾げる真似を見せる。何か似たような例がきっとあったのだろう。

(色んな方に希望を見出しているのだとしたら、それって疲れないんですかねー?)

 疑問に思ったことはそっと胸に秘めておく。

「あはは。俺はいくつかのコンセプト、テーマをもとに造られましたから。

W人に尽くすアンドロイドW。
W限りなく人間に近いものをW。

 その為に俺は多くを自分から学習・吸収するよう設定されていますし、その結果として皆様が、人間がなんたるかを理解しようとする方向性を自分で決めた。
 ……なーんて! そう言えばもっともらしいですか?
 ええ、ええ。ナフ様の仰る通り。俺もまたとうに効率を度外視した行動を行い始めている」

 生命の色をした貴方の言葉。まるでそれは蛇の如く。差し出されたそれを、アンドロイドは──

「でも。でもですよ? ナフ様」

(-224) 2022/03/10(Thu) 9:58:00

【秘】 後方支援担当 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ

 ──躊躇わず、飲み干す。
 知恵を求めて。理解を求めて。
のままに。

 怖めず臆せず。元よりそんな後ろ向きな感情など無いのだから。

「此処、BarreNwortは狂気を飼うための場所。
 俺はこの狂気咲き誇る監獄の為の存在です」

 その被造物は日々学習し、成長を続ける。
 そうして、貴方達に近くなる。
 そうして──

「それなら──」

 ──開花する。

(-225) 2022/03/10(Thu) 9:59:27

【秘】 狂花繚乱 レヴァティ → 憐憫聖贖 ナフ

「俺もまた狂気に堕ちて
寄り添ってもいいと思いません?」
(-226) 2022/03/10(Thu) 10:02:57

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ


君にそれ以上を教え諭す必要を感じないから、ただ再び紅茶を味わい。
一枚、二枚……サクサクと音を立ててクッキーが消えていく。
君が細かく噛み砕き、咀嚼し、嚥下するための時間を。
或いは今すぐ消化出来ずとも、後で反芻するために一時の置き場を探すための猶予を。

与えることなど出来ない。コレに叶うのは、ただほんの少し内にあるモノを引き出すことだけ。
あとはやわらかく見守るのみ。


鏡のように静謐に存在感すら透き通らせて、暫し唯、君の傍にに在るだろう。
(-228) 2022/03/10(Thu) 11:39:25

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


紅茶にもパンケーキにもクッキーにも手をつけず、少しの間ただそこにある。
貴方の立てる音を聞きながら。すぐに飲み込めるわけはないが、飲み込もうとはして。

そして、飲み込み終わる前に、置き場を探す前に、友人を見る。


「お前もだからな。
願うなら、願われろ


まっさらでいることは許さない、とでも言わんばかりに。
ぽつ、と呟いた。
(-231) 2022/03/10(Thu) 14:27:48

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 迅雷風烈 ラサルハグ



「ふふ、あははっ!嗚呼、そうだ。人は人の力で幸せになるべきだ。そうだろう?」

上機嫌に声をあげて笑い、巫らしからぬ台詞を吐く。
なにせ。

「神の否定も肯定もしないよ。少なくとも私の観測域には居なかった、それだけだ。
君の国の巫女との一番の違いはね、きっと何に仕えたか、だ。
私は人のために在った。昔も、今もね。」

聲を捧ぐ先など無いと知っていた。それでも必要な機構として在り続けた。人の営みを愛していたから。

自由を得て、その上でこの在り方を選んでいる。人の歪の掃き溜めに咲いて、欲に情動に凶気に浴しながら……人らしく生きる姿を愛でている。


「そうか……何もしてないなら……
仕方がない
ね。
不当に入れられた檻の中でも、
たまたま
得るものがあったなら、それは見つけ出した君の力だったのだろうね。

得るも奪うも与えるも成し遂げるお前は、持ち得る者だ。やはり私とは真逆だよ。快いくらいにね。」

言葉通りに諦観も羨望も無く、透き通るように硝子の向こうの君を見ている。
持ち得る故にたったひとつを求めた君を。持たざる故に全てを愛でる者として。


それからそう、また話をせがんだり、問われたことには答えたりして。きっと茶会は優雅に和やかに続いたんじゃないかな。
全てを語り尽くす必要もあるまい。どうやらコレは、君を勝手に友人認定したらしいから。機会があれば、また。
(-233) 2022/03/10(Thu) 15:04:01

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



君の
食餌
を待っていたコレは、外れたタイミングで投げ返された君の言葉にぱちくりと瞬き……それから困ったように微笑む。

なんだって君たちは、そんなにも目がいいんだか。透明に隠れるコレを、捉えようとしてくる。


「……なら、お前は……私に
何を願う
?」
(-234) 2022/03/10(Thu) 15:16:10

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 探求者 バーナード



「逃げないよ。私はずっと此処に在る。……お前が見ようとしてくれる限りは、お前の友人として、存在するとも。」

己を身の内に留められぬコレは、他者の認識において初めて己を知覚し得るコレは、君に願う。

「私を、見失わないでおくれ?」

いつか彼方、君に負けるまで。
渇いた砂地に泉湧き、緑芽吹くまで。
(-235) 2022/03/10(Thu) 15:25:06
ナフは、ラストチャレンジの波に乗る!プラリネvilチョコレートパフェvilショコラパンケーキvil
(a54) 2022/03/10(Thu) 15:26:01

ナフは、パフェとパンケーキ、多くない?食べるけど。
(a55) 2022/03/10(Thu) 15:26:23

【秘】 夢幻泡沫 アルレシャ → 憐憫聖贖 ナフ


純粋な心配や友愛、とは少しズレて歪んだ感性。
返された言葉にパッと笑う様子は、ごく普通のものに見えるだろうが。

「そうだな、俺が今すぐどうこうしようとすんのは無理だな」

望みを聞かれて、目標を考える。
お前には望まない。俺が願うだけだ。


「痛み以外でお前が泣くとこ見たいかもな。感涙でも、絶望でも」

伝える言葉があっているかどうかもわからない。
でも紛れもなく本心だ。

「ま、時間はたーっぷりあるからな。
……生を止めないのが希望なんだろ?」

幾ら空虚でも。
に、と悪戯に、意地悪く。悪友の笑みを貴方に向けた。
(-237) 2022/03/10(Thu) 15:53:55

【秘】 探求者 バーナード → 憐憫聖贖 ナフ


 願いを聞き届けるような人間でもないが、それが男自身の願いでもあるのだから当然頷いて。あなたの髪を一房手に取ってするりと己の頬をくすぐる。

「せいぜい見失わないよう、生きるさ。死ねない理由は多くてね」

 死んでしまえば見ることはかなわないから、そう告げて。頬のくすぐったさと、己を見てくれている人がいるが故の気恥ずかしさで笑ってみせた。

 互いが互いで在る以上、勝敗の決まり切った賭け。
 今はまだ遠い結末も、永きを生きる自分達であればいつかは。
(-244) 2022/03/10(Thu) 17:53:31

【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ

「ええ、最初は私が処刑も担当しようと思ったんですけどね」
クッキーをつまみながら。

「最初に参加したいって思ってたのは確かαでしたね。とはいえ『沢山遊べて美味しいもの食べれる』程度の認識ですから。
そしたらβが処刑するのを担当してくれるって話だったから、じゃあ私が殺されるときに出ればいいかって」

ζは、6番目の数字。そこに至るまでの死の経験は少なくない。
「結局死ぬこともなかったから、私出番少なくなっちゃいましたね」
(-245) 2022/03/10(Thu) 18:31:53

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 夢幻泡沫 アルレシャ



「なーに、泣かせたいの?快楽でなら泣けるよ、試してみる?」

そういう事じゃないと分かっていて、
べ、と揶揄うように赤い舌を出して見せる。悪童めいて。
感涙は満たされる者の、絶望は満たされていた者の特権だから、それはきっとコレにとって遥か彼方。


「それ以外を試してみたいなら、やってみるといい。時間をかけて、ね。」

悪戯を誘うようににんまりと笑って。もう空気はいつも通りの気楽な悪友同士のものだろう。
虚ろも、情も、全て確かに呑み込んで……永い日常は戻ってくる。
(-248) 2022/03/10(Thu) 19:01:05

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 時魔嬢 クロノ



「何だか君達は姉妹みたいだよねぇ。」

同一個体に向けるには妙な感想だけど、素直な印象を口から零す。

「βは死に向けていた態度を思うと……君が死ななくて済んだならば、きっと良かったのだろう。
折角だから、残り時間はζの君も楽しんじゃいなよ。大浴場とか、普段は使えないでしょう?長女は我慢しがちだって聞くしね。」

何だか妙にほのぼのとした気分になって、そんな風に促しただろう。
(-249) 2022/03/10(Thu) 19:10:13

【秘】 時魔嬢 クロノ → 憐憫聖贖 ナフ

「同じクロノですから、似てもいますよ。若い頃の方が可愛いけど、見られてると思うと少し恥ずかしいわ」
言われたことには頷いて、この後は束の間の自由を満喫するのだろう。

「今回はありがとうございました、機会があるか分かりませんがまたお会いしましょ」
何年先だろうと、そう遠くはないいつかの未来の話をしつつ。
その時はまた、お願いしますね。
(-259) 2022/03/10(Thu) 20:44:02
ナフは、ピチねばと飼育キットをシトゥラの宿舎に配送手配した。
(a63) 2022/03/10(Thu) 20:47:10

ナフは、ラッピング済みのチョコレート詰め合わせをエルナトへ。中身は賞味期限内に食べてね。
(a64) 2022/03/10(Thu) 20:47:59

【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 狂花繚乱 レヴァティ

冷たい硝子の底の光を、血色の淵が受け止める。
淡く透ける色彩の端は持ち上がり、空無き艦の一室に、新月の弧を描くだろう。

――嗚呼、
咲いた


開花
の瞬間。コレは確かに見届けた。
其れは観る者に陶酔を齎す程に香しく。

コレは誕生を歓喜する。


此処は人の世の、歪を寄せ植えにした狂花監獄BarreNwort
人の心の熟れの果て、狂気は慈雨の如く降り注ぐ。

興味のままに欲の先。痛苦も悦楽も悲嘆も幸福も、全ては此処より始まるのだろう。

踏み越えたお前を迎え入れるように、清廉な白蔓草の刻まれた褐色を伸ばす。
整い過ぎた人工の輪郭をなぞり、ついとその頤を指先で支えて。
(-260) 2022/03/10(Thu) 20:50:04
ナフは、その無機物に、祝福を。
(a66) 2022/03/10(Thu) 20:50:15

【秘】 高速度星 ラサルハグ → 狂い咲きの花贄 ナフ


「さて、どうだろうな。本当に"神"に救われてるなら俺はそれでも構わないと思うよ。君がそう在り続けていたようにな。……『選んだ結果』ならいいんだよ俺は。ただ、俺達は俺達の力で幸せになりにいくさ」

神の為に在った巫女と、人の為に在った巫女。
全く別の物になるのも当然だろう。むしろ、後者の在り方は場合によっては王と呼ばれる事だって、それこそあったのかもしれない。

「ふふ、そうそう。仕方なくてたまたま、だからね。
ただ、確かに単純な生存として困る事はなかったが……『役割』と言う名の枷は、人よりも多かったよ。持っていようと得られないものも、その逆もいる。

結局の所、『動くと言う意思の差』だろう。……君にだって脚はあるのだから、"その気になれば"いつだって、どこにでも行ける。だからそこに真逆もなにもないよ、きっとね。真逆とするなら、飛ぶ事がいい事か……そう思う感性と価値観って所さ」

この男は、巫女でも無ければ王族でもない道を選んだ。
"滅ぼせたのに滅ぼさなかった"のもそのせいだ。
だってそれでは、先祖の願いや因縁の為に動いてるようで……それが悔しいから、でも気に食わないから、自分の手を汚さないまま滅ぼすように促しただけ。


──なんて真実を、いつか語る日が来るかは今はまだ不明だけれど。少なくともこの後もスタンドの中が空になるまで付き合っていたという事実がそこに残っている。
(-261) 2022/03/10(Thu) 20:50:28

【秘】 狂い咲きの花贄 ナフ → 狂花繚乱 レヴァティ


「ようこそ、レヴァティ。
 人の領域、狂花の園こちら側へ。」
(-262) 2022/03/10(Thu) 20:51:03
 




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