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【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「…………まあ、堂本くんもいるしね」 言わないと伝わらないやつだな!! と思った。言うしかないのだ。 「ゆっくり食べないと太るんだよー。 別に私は太るのとか気にしてるわけじゃないけどさ」 なんだかんだと礼儀とか、 『然るべき場』での所作も教えられてはいるわけで。 早食いは時と場合による―― 今は、楽しんで食べる時なので普通に食べている。 (-3) 2022/02/04(Fri) 21:57:56 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜……『人間らしさ』というものを定義できるというなら、 それは感情だと氷室は思っている。 もともと莉桜には備わっているものだったが、 今のあなたは、所作も、その硝子の瞳も、 完全に人間だ。少なくとも氷室にとっては。 「こちらこそ、よろしくね!莉桜ちゃん」 あなたの手を取る。 この先もずっと共に歩もうという意思と、 この生活で芽生えた縁を示すように。 きゅっと握った。 (-36) 2022/02/05(Sat) 17:23:09 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「 無理じゃん。 そりゃそうだわ。普通の大学じゃないよなー」 無理らしい。運動できないクチではないが、 そっちの方面に行くのは厳しそう。 「あれだね、太らないっていうの、 他の女の子の前で言うと、嫉妬されるかもだよ」 氷室は大丈夫。ちょうどいいフォルムをしています。 (-37) 2022/02/05(Sat) 17:56:54 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗確かに、と納得した。 そういえば、ここに集まった人たちの出身とか、 全然聞いてないな…… 出身とかこういう垣根を飛び越えてる人たちもいるけど……。 「運動ね……普通?みたいな。 体育とかは別に嫌いじゃないし、 アウトドアも誘われたら行くけど、 自分一人で選ぶのはインドア系みたいなね」 ゲームのプレイ時間を見れば明らかで、 部活動中にもチャットとかしてるものだから きっと相当な時間が表示されていた。 (-43) 2022/02/05(Sat) 21:37:26 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「堂本くんがこっちに来るなら、 一家総出で歓迎するけどねー、なんて。 メジャーな名物から、 マイナーなものまで色々さ」 まあ、その気になれば色々歓迎できるはずだ。 何しろ地元での影響力はピカイチ。 ……半ば冗談だが。 「はい、ごちそうさまでした。 美味しかったね。満足満足」 あなたに少し遅れて、こちらも手を合わせる。 量の差があるのでそう遅れなかっただろう。 (-48) 2022/02/06(Sun) 1:01:46 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜温泉のものとは違う手の温もりと、 こちらを見つめる翡翠の瞳。 物質的には変わっていないはずなのに、 お互いの心持ちでこんなにも違う。 「……私も、莉桜ちゃんを撫でるの好き。 なんでだろ、こうするのが自然って思うんだ」 大切な『人』。 喜んでもらえるなら、なんだってしたいのだ。 (-51) 2022/02/06(Sun) 2:38:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「友達総出で歓迎か〜。それもいいね。 しかし堂本くん、誰相手でも仲良くなれそうだあなあ……」 コミュ力お化けすぎるのだこの男は。 誰にでも手を出しそうとも言うが……。 「あ、ちょ……まあいいか。 ありがたくごちになります。 お土産どうしようね?なんか名物とかあるのかな」 自然に出るそういう所作がなあ、こう…… かっこいいんだよな……なんて思う。 (-53) 2022/02/06(Sun) 15:49:28 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、この私をエスコートした初めての男ということでね」 おめでとうございます。 極道の娘へのファーストアタックです。 一緒に土産物屋を眺める。 「そうだね〜。 家族と部活には、こういうカリキュラムで出かけるって、 伝えてあるだろうしお土産持っていかないと多分怒られるよ」 氷室は適当に、当たり障りのないお菓子をいくつか見繕う。 刀剣類は、まあいいや。 何しろ本物が何本もあるのだ。 (-55) 2022/02/06(Sun) 19:30:57 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「どう生きたい、かぁ……。 そうだねえ。しがらみを完全に捨てたいとまでは思わないし、 かといってあんまりそっちの道に関わる気もないし……」 結局のところ、まだ若い氷室には生き方がまだ定まらない。 今はただの高校生として、あなたと付き合えているし、 住む場所の違いがあったとしても、 二人の関係にはそれは、まだ些細な問題だ。 得難い友人、それでいい。 「まあ、氷室凛乃としてしばらくは生きたいかな。 こうして遊んでるのが楽しいわけだし」 なんて言いながら、面白みのないお土産…… と、なんだかよくわからない干物を買った。 (-59) 2022/02/07(Mon) 0:24:02 |
氷室 凛乃は、組の名前はぼやかしといてね。 (a53) 2022/02/07(Mon) 19:35:16 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗生まれにとらわれず、今を、自分を見られれば苦労はしない。 ……だが、ここでの生活を経て、 少しはそれができそうな気がしている。 まだ、ありのまま生きるのは難しいけれど。 「…………」 「……確かにね。 表層、って表すと聞こえは悪いけど…… 今見えている私が全てって言われるのも、 それはそれで悪い気はしないわねえ」 なーにほんとに刀買ったの?なんてからかったりしながら、 学校へ向かっていくだろう……。 (-73) 2022/02/07(Mon) 20:49:41 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「……わたしも、いろいろなもの見つかったよ」 それは何も得難い友人だけではない。 まあ、ともかく、カリキュラムの目的通り、 実りある生活だったのは間違いないだろう。 「わたしが堂本くんのお気に召しているなら何より。 エスコートしたい、と思ってくれたなら……」 人懐っこい笑みを向けられれば、 どういたしまして、とふにゃっと笑った。 (-76) 2022/02/08(Tue) 7:19:27 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「まあ、私の中では一番のエスコートね」 何せまともにエスコートしてもらったことなどないのだから! ……ほんの少ししか手を握ってもらえなかったとしても、 その温もりが人を変えたり、救ったりすることもあるのだ。 ゲームが終わった後、そこはかとなく、 何かを察して、 ちょっとがっかりする氷室がいたとかいないとか……。 (-85) 2022/02/08(Tue) 23:07:34 |
【秘】 娘 氷室 凛乃 → 調和 水銀 莉桜「……ん。そうだね。 だいぶ暖まってきたし……」 そっと撫でるのをやめ、 代わりにあなたの手を取って、立ち上がる。 「名残惜しいけど、大丈夫。 これから一緒に歩いていくのなら、 またお風呂だって入れるし、 お風呂じゃなくても……こうやってゆっくりできるよ」 あなたと、抱いている『感情』はきっと同じ。 これからもっと、激しい波形になるだろう。 (-86) 2022/02/08(Tue) 23:33:57 |
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