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【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃本日付けの何処か、君の都合が悪い、いつかの時間帯。 秘密を探る役を割り当てられた好奇心旺盛な少女は、 お菓子を持って適当な場所をうろうろしていた。 君がいるならここかな、なんて、曖昧にあたりをつけて ―― 「凛乃くん、凛乃くーん!夜川の妹の方、彗なんだけど。 折角の林間学校!知らない者同士女の子同士! 仲良くなりたいなって思って、きちゃった。 ねえ、ぼくとお話してくれる?だめかな?」 君がそこにいるのなら。背後からひょいっと覗き込む形で。 いないなら、周囲を見回しながら君の名前を呼ぶつもり。 やりやすいように、よいように。お好きにどうぞ。 (-195) 2022/02/01(Tue) 23:28:28 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「ほー……っ、あっぶなかった」 受け止めることが出来て心底ホッとしている。 抱きついているなら、心臓がばくばく言ってるのが聞こえるかもしれない。 「ん、だいじょーぶだって、氷室ちゃん。 こういう時のために俺が後ろから追いかけてたんだしさ」 そりゃ怖かったよなぁ、と。 背中をぽんぽん撫でながら宥めるように言う。 前に最初から行くと対処できないのだ。 下から駆け上がる事が出来ない斜面なのだから。 「無理って思ったらまず減速して、上手く転んだほうがマシだからさ。 大丈夫、氷室ちゃんはちゃんと出来てたよ」 (-196) 2022/02/01(Tue) 23:29:19 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「…………莉桜ちゃん、それ……」 更衣室での一連のルーチンをしながら、 あなたの体を見ていると―― いや、見ているのもおかしな話なのだが―― 汗をかいていないように見えることに気づいた。 気の所為かもしれないし、水気に混ざって、 気づけていないだけかもしれないけど。 浴衣を着かけているあなたを、じっと見つめている。 (-201) 2022/02/01(Tue) 23:42:06 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「ううーむ、要介護戦士だ……」 自分の心臓もバクバクしている。 それが滑走によるものだけかどうかはわからないが。 背中をぽんぽん撫でられると落ち着いてきた。 本当に、あなたがいてよかったと思うのだ。 「くっ…………なんでもするよ、私が」 多分、賭けの話をしてる。 (-206) 2022/02/01(Tue) 23:48:26 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「はは、それじゃゲームと一緒じゃん」 ヒーラーとして、いつも介護してるよなものだしと笑う。 それはそれで構わないのだが、落ち着いてきた様子を見計らって、今度はそっと体を離すだろう。 「んー? 賭けは転ばず滑れたら、じゃん。 まだ終わってないんじゃない?」 まだ転んでない、ゴールは後少し先。 それならもう一度滑ればいいと主張した。 もちろん、わざと。 (-210) 2022/02/02(Wed) 0:03:47 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──? どうかした、凛乃さん。 あたし、浴衣の着付け、間違ってる?」 指摘されたのは、服の着方だと思ったのか。 巻きかけていた帯を解いて広げます。 信頼の、ためなのか。 普段より、ずいぶんと警戒心が薄れているというべきか。 きっとこれが平時であれば、 とっさに肌を隠す程度の反応は見せたでしょう。 はたしてそれは、幸か不幸か。 その油断に対して注視すれば。 ああ、やっぱり、汗を掻いていないようです。 それが、見てとれるでしょう。 (-211) 2022/02/02(Wed) 0:04:20 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗……あなたが目星をつけた場所には、 氷室のパソコンといくつかの書類だけが置いてある。 お手洗いか、あるいは飲み物かなにかを補充しに行っているのだろう。 ……待てばもちろん戻ってくるし、 悪戯心があれば色々できそうだ。 (-218) 2022/02/02(Wed) 0:19:02 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「……確かに!」 いや、どう考えてもそうはならないのだが、 そこまで気が回るほど余裕がある状態でもなく。 気が回ったとして、指摘したかは別の話。 「じゃあ、再開していきます」 といってももう練習に毛が生えたほどの距離だ。 さすがにもう、失敗することはない……。 (-220) 2022/02/02(Wed) 0:28:10 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「いや……莉桜ちゃん、 汗、かいてないんだね」 浴衣を脱ぐ所作にちょっとドキッとする……けど、 やっぱりその体の性質が気になる。 というよりも、これは……『秘密』のレベルではないのか? じっとあなたの、翡翠のガラス球を見つめる。 問い質すようなことはしない。 体質などと言い張ってくれるなら、そこまでにするし、 教えてくれるなら、それを飲み込む。 そういう心づもりだ。 (-222) 2022/02/02(Wed) 0:36:57 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「そのいきだ、頑張れよー!」 応援して送り出す。 こうすれば多少は恐怖心もなくなるだろうという親切心。 賭けは賭けだが、まずは楽しむ方が先決だ。 出発すればまた後ろから並走し、最後まで転ばず滑り終われば 「おめでとー、俺の負けだな!」 といってカラカラ笑っただろう。 賭けのお願いもとりあえずちゃんと聞くつもり。 (-226) 2022/02/02(Wed) 0:54:35 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「はい、どうもね。 おかげさまで滑り切れました、と」 努めて平静でいようとしているが、 普段よりだいぶ楽しそう。 きっとあなたの目論見は成功しているだろう。 「賭け……賭けかあ……」 ううむ、と考え込む。 こんな流れで何かを要求するのは厚かましいと思うし、 それにやってほしいことも……と考え、 一つ思い浮かんだ。 「また、エスコートしてくれる? スキーでも外食でも買い物でも、 なんでもいーけど。おまかせプランで」 (-230) 2022/02/02(Wed) 1:35:37 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「普段はあんま外で遊ぶとかってあんまないかもだけどさ、結構たのしーものでしょ」 滑りきれてよかったなーと、楽しそうに笑っている。 これならエスコートはきっと、及第点だっただろうなと思いながら、賭けの内容に悩む様子を急かさずに眺めて待った。 「お、エスコートの延長を希望かー? いいぞ、次は何しようかね」 そういえば近くに外食できるとこもあるんだっけ、と思いつつ。 わかった、何か考えておくよと返事をした。 (-234) 2022/02/02(Wed) 1:52:53 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「あれ?いないの? ……っと、おお。電子の板だか箱と紙があるじゃないか。 こういうのにひとは秘密を詰めこむんだろ。折角だし…」 折角だから見てみようかな。 些細な悪事、些細な悪戯、知的好奇心、宝箱を開けるとき。 そういうときに膨らむわくわくとした気持ちを抑えることなく、 指先をパソコンや書類へ躊躇いなく、鼻歌混じりに伸ばした。 書類が複数あるのならばパラパラと捲って。 パソコンに表示されている何かはざっくりと見て。 さて、そうしている間に戻ってきてしまうかな。どうかな。 定かじゃないけれど、きっと、僕は足音には気付けない筈だ。 (-238) 2022/02/02(Wed) 2:57:17 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「堂本くんと一緒だからだろうなー、 すごく楽しく感じるのって」 好ましい人と遊べばなんでも楽しい。 もちろんスキー自体も悪くなかったけれど。 「……まあ、そういうわけだから、 また適当に連れ回してほしいとこ。 堂本くんの都合が悪くなければだけど」 おねだりはしたけれど、 負担だったり義務になるぐらいなら 求めるつもりはないのだ。 (-244) 2022/02/02(Wed) 7:11:49 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗さて、あなたが残されたものを見れば、 あなたでも聞き覚えのあるような、 いわゆる暴力団の名前だとか、 連絡先が書いてあったり、 あるいはいろいろなデータベースに アクセスしているような画面とか、 なんだか重要そうなものがいろいろ転がっている。 「……夜川さん?」 そんなものに熱中していたならば、 そのうちに主が帰ってくるだろう。 (-245) 2022/02/02(Wed) 7:34:29 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃紙に目を通し、画面内に視線をやり、名を見て情報を見る。 連絡先を覚える事は出来ないけれど、なんとなく、 これはあんまり見てはいけないものというか。 秘密というより社会的なタブーに片足突っ込んでるんじゃないか そんな気がしてならないものだから、ちょっと冷や汗が ―― 「あ。やべっ、まじかよ……」 声を掛けられて思わず両手を挙げた。 書類は掴んだまま、ひらひら〜と降参と言わんばかりに掲げて、 無害さアピールするには少々遅いし 妙な図にはなるけれども、 それでも一応。口許だけで笑って、其方へ視線だけを向けた。 「凛乃くん、こんにちは。勝手に来ちゃってごめんね? ボクさ、仲良くお話したくてお菓子を持って来たんだけど、 いやあ、まいったな。バレないつもりだったんだけどなぁ…」 「……ぼくのこと、怒る?」 (-246) 2022/02/02(Wed) 7:53:19 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「えー? 俺を褒めてもなんにもでねーよ」 あ、バフとヒールへの力の入りようは変わるかも、と茶化して笑う。 「ま、俺も氷室ちゃんと遊ぶのはたのしーし。 折角ここにきて偶然のオフ会みたいになってんだし、遊べるだけ遊んどこ。 九州と東京じゃなかなかそういう機会もないしなー」 負担には全く思っていない様子。 なんか美味しいものとかあるかなーと、帰ったら調べようと思っている。 「おっしゃ、じゃー後何回か滑ったら帰るか。 あんま長くいると食いっぱぐれてなしくずしに外食になるしな!」 そう行ってあなたを誘うとまたリフトに乗るだろうか。 何事も練習。 何度か滑れば、すぐにあなたは初心者コースをクリアできるようになっている事だろう。 (-249) 2022/02/02(Wed) 8:16:34 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗……この少女をどうしたものか。 露見した場合は必要に応じて 処理 をしても、最悪は仕方がないという話はしていたが…… ここに来て少し考えが変わっていた。 ある程度閉ざされた空間だし、 言わばみんな道連れのようなものだ。 「人の情報を覗き見る根性については、 物申したい気がするけど」 『お互い様』なら周りの反応を見てから、 考えても遅くはない。 「怒っても仕方ないしね…… どのみち政府主導なら、 共有させることによる連帯感がどうとか、 そういう理由もあるんでしょうし」 それに、ここで『自分』が受け入れられるかは、 実際気になるところではある。 (-253) 2022/02/02(Wed) 10:07:18 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「はじめてのオフ会だよもう〜」 偶然にしろ、はじめてがあなたなのは喜ばしく、 そして楽しいことだった。 「別に外食だっていいけど、 何も言わずにそれやるとさすがにね」 なんて言いながらあなたにエスコートされたり、 時にはアドバイスされながら、 滑走を繰り返す。 ペアでダンジョン潜ってる図だなー、と思った。 いつもと違うのは自分が予習できてなかったところぐらい。 (-262) 2022/02/02(Wed) 12:31:28 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「え──── あ 」さぁ、と表情が青ざめます。 いいえ、顔色なんてひとつも変わっていません。 だって、そんなことはできないのだから。 慌てて身体を覆い隠して、 視線を彷徨わせます。 「えと──あの── あたし──その、 た、 体温とか── 変わりづら、くて──」 途切れ途切れになることば。 呼吸が早くなって、 いや。 そう見せているだけだ。 それは、ただの『間』でしかない。 水銀莉桜は呼吸をしていない。 「──あ、」 硝子玉のような瞳が。 翡翠色の硝子玉が。 すがるように、あなたを見つめる。 (-264) 2022/02/02(Wed) 12:37:10 |
【秘】 ダンサー 堂本 棗 → 嘘 氷室 凛乃「そうそ、二人して帰ってこなかったら皆心配するしな」 流石に皆に心配かけたくはない。 「じゃあ、初めてのオフ会続行ってことで! コースクリアまでがんばろーぜ」 なんとなく、初心者を連れてチュートリアルの世話をするときを思い出す。 ヒーラーゆえにそういう役回りに徹することは多いのだ。 そして俺にはファンタジーのゲームをするときはついつい、エリーゼの名前をもじってしまう癖がある。 彼女が生きた世界は現実で魔法なんてないけど、悪女と呼ばれない世界に生きて欲しいなんて思ったりして。 だからこそサポート系の職につくことが多いのだけど、現実でこうしてサポートするのも悪くはないなと思うのだった。 そうして気が済むまで滑って楽しんだら、2人でみんなの居る場所へ戻っていくことだろう。 (-268) 2022/02/02(Wed) 14:21:49 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「莉桜ちゃん…………」 暖まらない体も、 誂えた硝子のような瞳も。 ここまで状況証拠が揃えば、 なんとなくの予想はつく。 ただ、それは事実としてあるだけだ。 氷室にとっては……あなたは水銀 莉桜という個であり、 その裏に肉体や出生の秘密があろうとも、 一人の人間と認識できる事実は変わらないのだ。 「大丈夫、大丈夫だからね」 先ほどのように、あなたを抱きしめる。 わたしにとっては変わらないよという気持ちが、 わたしは莉桜ちゃんを見ているよという気持ちが、 伝わるように、優しく。 (-277) 2022/02/02(Wed) 16:03:08 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → ダンサー 堂本 棗「うむー。あともう暫く付き合ってもらうからね」 ……こう過ごしているとあなたの秘密のことなんて、 忘れてしまいそうになる。 結局のところ、実は狐だとか、 前世がどうとかは、 今のあなたへの評価にはほとんど関係ないのだろう。 繰り返せば、きっと完走もできたはず。 楽しい時間だったな、と感じた。 (-295) 2022/02/02(Wed) 18:16:27 |
【秘】 コウコウセイ 夜川 彗 → 嘘 氷室 凛乃「物申すなんてやだなあ、やめようよぅ。 僕ら友達だし運命共同体だし前世からの友人だろ? もしかしたら恋人だったかも、ね、君ってば記憶喪失なんだ。 それにそう。政府主導だし連帯感だし、僕のせいじゃないし。 僕だってやりたくない事をやらざるを得ない状況かもだろ? ……あ、とりあえず書類、おいときますね。ぶたないでね。」 追い詰められた悪役は早口で必死に捲し立てるものだと言う。 自分もその例に漏れず、君の書類を掴んだまま饒舌に囀り、 最終的にそーっと書類を元の場所に戻して置いた。 「……暴力団の中の人なの?」 その後は そうそう、君と視線を合わせるために、 くるっと振り返って、いいや、姿勢ごと変えて顔を向けよう。 ついでに持ってきていた板チョコを君へ押し付けた。 「それともそういう事を調べてる人なの?」 (-298) 2022/02/02(Wed) 18:39:09 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「ぅ、──あ、」 抵抗などできるはずもない。 ただ柔く抱きしめられて。 その肢体は、どうしようもないほどに 人と変わりなく、ほのかに温かかった。 ただ、お風呂上りだとは思えないほど、 その体温が一定であるだけだ。 「──凛乃さん、あたし、」 もう、きっと分かられているというのに。 それでも、言葉が出ない。 「──ごめん、ごめん、ね。 あたし、──凛乃さんには、 ちゃんと、ちゃんと話すから。 きっと、あたしの言葉で、伝えるから──」 「──今だけ、もうちょっと、このままで──」 (-302) 2022/02/02(Wed) 19:05:32 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「……さあてね。どっちだと思う?」 板チョコは一応もらったが、 手をつけるつもりは別になかった。 あなたの釈明にもそう興味はない―― 何度か表でも聞いたような、意味のない文章。 「……まあ、いいでしょう。 こうなれば時間の問題だ、し」 隠そうとしたところでもはや無駄だろう。 そうならば、 (-319) 2022/02/02(Wed) 20:27:27 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → コウコウセイ 夜川 彗「手前、いたって不調法、あげますことは 前後間違いましたらご免なお許しを蒙ります……なんてね」 お互いの承知でもって、 なるべく無関心、無関与でいようとした世界。 それでももしもの時にといろいろ学んではいる。 「さる暴力団組長の隠し子、それが私、浪川凛乃ってわけ。 『普通の』人生を送るために親子揃って色々やってちゃ、 情報分野の一つや二つも突出すると思わない?」 ずい、と一歩踏み出た。 貫禄やら何やらを感じるかはあなたの心持ち次第。 (-320) 2022/02/02(Wed) 20:31:51 |
【秘】 嘘 氷室 凛乃 → 調律 水銀 莉桜「焦らず、ゆっくりでいいからね」 あなたの肢体に触れれば触れるほど、 人間と区別がつかない。 区別の必要も感じない―― あなたが莉桜であること、 それがもっとも重要だからだ。 ねだられるまま、あなたを包み込んで、頭を撫で続ける……。 (-322) 2022/02/02(Wed) 20:40:15 |
【秘】 調律 水銀 莉桜 → 嘘 氷室 凛乃「──うん」 呼吸を整える──ようなしぐさ。 「──泣きたいって、こんなきもちなんだろうな。 あたし、涙、出ないから、──」 ぽつりと、 雨しずくのように零した言葉は、 きっと、少女の本音で。 ややあって、身を離す。 「──ありがと、凛乃さん。 あたし、きっと、勇気を出すから。 だから、もうちょっとだけ──待っててね──」 淡い微笑み。 その瞳は無機質でも、 確かに宿っているものがある。 そうしてきっと、夜は更けて、 そんな小さな決意すら、戯れに砕かれるのだろう。 (-326) 2022/02/02(Wed) 20:46:02 |
氷室 凛乃は、水銀 莉桜に微笑み返した。 (a54) 2022/02/02(Wed) 20:53:10 |
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