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【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ/* いつでも構いませんよ、白に出ましょうか。 また、呼びつけた、呼ばれた、どちらでも描写できますので、 先に白に出る場合は好きなロケーションや好きなシチュエーションをどうぞ。 (-57) 2022/08/17(Wed) 22:53:02 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 永遠の夢見人 ロッシ/* 投票先、ヴェネリオと出ました。 リカルドにどんな顔すればいいと思いますか?(地獄) そして三日目まで生きてるのすごくないですか?(諜報員) (-65) 2022/08/17(Wed) 23:09:44 |
【人】 狡兎 ツィオ【ラウラを待つ待ち合わせ場所】 どこか慣れない様子で不味そうに煙草を吸いながら、 自分を呼びだした相手を待つ。 女性との待ち合わせで、 予定の時間より、先に着くのは鉄則だ。 ましてや相手がラウラとあっては、 想定していた倍の時間、先に着いている必要がある。 自分は、誰かを待つのが嫌いではない。 その時間だけは間違いなく相手のことだけを考えているから。 その時間は、余計なことを考えなくていいから。 ただそれは。 待ち人が、必ず来る場合に限る話だが。 薄く笑って紫煙を吐き出す。 (――女性と待ち合わせをして、 心が躍らないのは久しぶりだ) (19) 2022/08/18(Thu) 19:03:43 |
【人】 狡兎 ツィオ【待ち合わせ場所】 >>26 ラウラ 襟元を正し、貴方を見る。 「今来たとこだよ。 そりゃね、美人に誘われたらいつだってはせ参じるし、 気分だって高揚して余計なことまで言うもんさ」 嘘と分かる嘘を吐いて言う。 煙草を慣れない手つきで地面に落とし、 踏み消してゴミ箱に入れた。 「いいよ。 俺も丁度、話したいと思ってたとこだったから。 こんな偶然ってあるんだね、俺たちもう付き合っちゃおうか。 なんて、分かってるよ、もう少し楽しい話をしようか。 何かを、聞かせてくれるみたいだし」 言えば、エスコートのように道の先を促す。 行先は、【どこかのバー】だ。 薄暗く、人払いもできるそこなら。 誰にも聞かれないし。誰にも見られない。 何を話しても、何をしたところで ――それを見咎めるやつすらいないから。 (28) 2022/08/19(Fri) 1:39:30 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】>>34 ラウラ 自然にラウラより入り口側の隣に座り、 メニューも見ずに、答える。 「そうだな……。 とりあえず一杯目はカーディナルsakeを貰おうかな」 これは。 マウロが唯一嫌いだった酒だ。 それをラウラが知っているかは知らないが、 今はこれを飲んでやりたい気分だった。 あいつが嫌がることをするのが、 俺は小さいころから大好きだったので。 やがて酒が届くと、 それらは俺たちの口を薄く開いてくれる。 酒の力に頼る男にはなりたくないが、 酒の力も利用できない男にもなりたくない。 「……"あれ"から。 酒を呑むのは、俺もこれが初めてだな」 (40) 2022/08/19(Fri) 21:35:02 |
ツィオは、居なくなった誰かが一番嫌いだった"赤"を、手の中で回した。 (a35) 2022/08/19(Fri) 21:39:45 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】>>42 ラウラ その誰かが嫌いな"赤"に口づけをした。 口の中だけが甘い。最悪の気分になり、小さく笑った。 再び、その"赤"を通して何かを見ながら答える。 「……男がさ、守れない約束をするなって、思うよ。 軽く引っかいていった猫の傷だって、 治りが遅いときがあるくらいなのにな」 ラウラの言葉に。 自分が彼女に投げた "二つの質問" を思い出す。その言葉は今や別の意味を持ってしまっているだろう。 その、俺がマウロとラウラに掛けた呪いは―― 皮肉にも永遠となってしまっている。 だが、その言葉に、 "質問" を投げた者として聞き届ける責任くらいは感じた。ひさびさに感じる、罪悪のような感情に、心中で嗤いが零れた。 ……今更、まともな人間みたいなツラするなよ。ヴィツィオ。 おくびにも出さず、ラウラに向かって尋ねた。 「――答えは出たかな」 (43) 2022/08/20(Sat) 0:23:47 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】 ラウラ >>46 なるほど。色づいたのは彼女の瞳で、 その瞳の中には――自分が映っていると。 恐怖と喪失に後押しされて、足元がふらつけば、 よりどころを求めるのも道理だ、ましてや―― 『――もし、こんな世界から二人で逃げちゃおうか、 なんて言われたら、どうする?』 そんな 選択肢を植え付けられた人間なら、なおさらだ。 「――それが、キミの答えか、ラウラちゃん」 見つめられる目を身体を捻って正面から受け止めて 翡翠の両目を相手に向けた。 「――俺の両目にはさ、魔法が掛かってるんだ。 深く覗き込むと嫌なことを全て忘れられる。 結構界隈では有名な話で、さ。 そうして嫌なことを忘れた女の子は多いんだ」 ▽ (48) 2022/08/20(Sat) 14:45:39 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】 ラウラ >>46>>48 「――そうして。 全部忘れて、逃げちゃいたいなら。そうしよっか。 抗争も。ファミリーも。同胞も。仲間も。 死んだ者も。生きてる者も。過去も。未来も。 全部投げ出して、ここに置いていって。 何もかも忘れて。その先なんて知らない振りしてさ。 誰が誰を裏切ったかも。誰が誰に情報を流したかも。 誰のせいで誰が死んだかも。誰が良くて誰が悪いだの。 全部ない。そんな相手だけを見つめていられる場所に。 嫌なことを、何も思い出さないでいい場所に」 手を差し出す。 目の奥を覗き込めば、きっとその些細な願いは叶う。 ・・・・・ 「――死んだ人間なんて、関係なく。 幸せになりたいって、言ってごらん、ラウラ」 蛇は。果実を差し出した。 (49) 2022/08/20(Sat) 14:47:04 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド『女の子達が、なかなか離してくれなくてね。 ……もう少し、遅れそうだ』 何かを引きずるような音と共に。 少しだけくぐもった声がする。 (-382) 2022/08/20(Sat) 14:49:22 |
【秘】 狡兎 ツィオ → 銀の弾丸 リカルド『下駄箱に恋文とは随分と、奥手で古風だな。 らしいといえばらしいが。 今から、お前が傷つかない上手なフリ方を考えておくよ』 背中を壁に預けて天を見ながら冗談を言った。 『ああ。 そっちこそ。 これ以上、何かが欠けるのはお互い嫌だろ』 そう、何かが欠けるのは、誰だって嫌なはずだ。 だから、マウロに最後に告げた言葉と同じ言葉を口にした。 (-388) 2022/08/20(Sat) 15:41:42 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】>>50 >>51 ラウラ 頬に触れられる。笑顔のまま、それを受け入れる。 その掌に、自分の掌を重ねて、頬を寄せた。 「……そう」 饒舌な男が。 寡黙に相槌を打った。 と、同時に――後ろ手に振れていた"果実"から――。 気付かれないように、指を離した。 「分かった。 今のキミが望むものがそれなら。 俺としてはそれが聞けただけで十分幸せだよ」 自分は、誰かから奪ってやることはできる。 ただし、逆を返せば奪ってやることしかできない。 唇だって、心だって、身体だって、思いだって、 だって。 望まれれば何でも、傷一つなく奪うことはできる。 ▽ (52) 2022/08/20(Sat) 16:38:20 |
【人】 狡兎 ツィオ【どこかのバー】>>50 >>51 ラウラ ただそれが望まれないのならば、 それはけして奪われる必要のないことだ。 俺は元より――差し出す側の人間なんだから。 望まれれば、何だって差し出して来た。 時間も、情報も、他人の命も、己自身だって。 だからそんな"裏切り者"が。 この本物の笑みに与えられる何かは、 生憎、全部もうすでに名前も知らない"誰か"の手の中にある。 拾い集めるには、何もかもが遅すぎる。 「最高の報酬が貰えたから、 ……十分だよ、ラウラちゃん。 キミが望めないなら、俺が望んでおくよ。 キミ自身の幸せを。だからキミも望んでてほしい」 頬に触れる指先に、唇をつけた。マウロの赤が染みる。 「――俺の幸せをね」 どうか、俺と同じように。無責任に。 ▽ (53) 2022/08/20(Sat) 16:39:18 |
ツィオは、密約を交わした。 (a41) 2022/08/20(Sat) 16:40:11 |
【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ「―――男ってさ、 惚れた女の前じゃ、格好つけたがるものなんだ」 だから、その囁かれる甘い誘惑を―― 優しい手に、静かに首を振った―― それが。 例え誰かに零せば、楽になれることだとしても。 それを、目の前のラウラにだけは。 ラウラにだけは、伝えることは出来なかった。 それは男としての矜持でも。 マフィアとしての安全措置でも。 同胞としての策略でもなかった。 俺は。 俺だけは。 その資格がない。 その痛みを吐露した者と。誰が寝ようと思える。 また一つ、"罪"を重ねた者と。誰が肌を重ねようと思える。 ▽ (-442) 2022/08/20(Sat) 20:01:50 |
【秘】 狡兎 ツィオ → piacere ラウラ誰が。 ラウラ ――彼女に言える。 マウロを地獄に送り込んだのが。 ――誰でもない――自分であるということを。 (-443) 2022/08/20(Sat) 20:02:35 |
ツィオは、静かに微笑んで。 (a43) 2022/08/20(Sat) 20:02:48 |
ツィオは、" "を重ねた。 (a44) 2022/08/20(Sat) 20:03:04 |
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