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【人】 左方舞 五十鈴「数が合わない、ねえ。 いつものことだし、僕はどうでもいいよ。 それよりさあ、僕こんなに可愛いのにどうして選んでもらえないのかな? 神狼の心臓をりんご飴みたいに飴かけて、食べてあげたいのに。 みんなもいい加減こんな祭りやめよーよ」 くすくす。 (40) 2021/07/24(Sat) 15:30:12 |
【鳴】 左方舞 五十鈴「そうだね、……選ばれなくても殺す方法はある、かぁ。 祠は崇拝派が守ってるからね、今日はおとなしくするしかないか。 ……ユヅは危なくない所にいてね」 (=10) 2021/07/24(Sat) 15:38:18 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 書生 シキ「そっかぁ。 シキも何かされちゃったのかな? ……予防線張るってことは、そこに崇拝派がいるのかなぁ。 表で神狼殺すって言ってるし、カチコミするなら明日かな? 明日はなんとか選ばれたいんだけどね〜?」 五十鈴はにやにや、あなたに刻まれた印がどう作用しているのかと思案を巡らせているようだ。 (-81) 2021/07/24(Sat) 15:54:22 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴それは夜前に近い頃になるか。 五十鈴も住処に引き上げようという時分に忘れ屋が現れた。 「やあ・・・。悪食くん、 引き留めて悪ぃんだが少し付き合ってくれねえか。」 その手に大きなりんご飴。 「ただの世迷言かは知らねえが、 方法としては案外ばかにならねえ気がしてな。」 「俺も試してみてえ気になってきちまったんだよ、己の言う"神狼喰い"という奴を。」 この厄介な訪問者は冗談抜きだといった微笑みをたたえている。 「手伝うぜ?」 (-82) 2021/07/24(Sat) 16:20:08 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「あれぇ、沙華じゃん。 めっずらしー、僕のこと嫌いかと思ってたよ。 ……沙華はさ、”崇拝派”じゃなかったの?」 足を止めて大きなりんご飴を見やる。 その分は話を聞こうと思っているようだ。 (-85) 2021/07/24(Sat) 16:48:54 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「己の事がかわいくなけりゃ叱ってねえよ。」 手に持ったままのリンゴ飴をつん、と五十鈴のくちびるにあてる。 言葉と裏腹いつも自信のないやつだね。 「俺が大人しく伝統に従っていると思うか? ついこの前まではこの島ごと終わらせてやろうと目論んでいたんだが…」 平気で物騒なことをいってのけるのだが。 「意外と気が替わるということもあったみたいでさ。」 「そこで己の言い分よ、このまま神か何かの使いっ端で居るよりも 俺が神狼様になっちまえば美味しく収まるとは思わねえかい。」 (-86) 2021/07/24(Sat) 16:56:48 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華わざとらしくあてがわれればぺろりとそれを舐め、にいっと笑う。 「あはは、やっぱ沙華とは気が合わないね? ……僕が、神狼を殺して心臓を食べて、本当の島神になろうと思ってたんだ。 まさか同じこと考えてたなんてね? ああ、でも二人いれば保険には丁度いいか。 ……沙華。生贄の人選がさ、妙だと思わない? 祭りに逆らわないサクヤを除けば、何も知らない島ソトの奴ばっかりだ。 神狼のやつ、そろそろ本気だと思う。 ……100年に一人でいいからって、誰かに命握られるのはもう沢山だよ。 僕は僕で神狼を殺して神になる、でも沙華は沙華で神狼を殺して神になっていい。 生贄を出さなきゃいけないなんて、良くないよ。 僕はりんご飴でみんなを守ってあげる神になる。 ……だからそれまで、協力してもいいよ」 (-87) 2021/07/24(Sat) 17:08:00 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 右方舞 戸隠「ふうん??? ……良い子の右君、そのまま死んで満足できる? 生贄にされたら、死んじゃうんだよ? 誰ともヤらずに死んでー、満足かなぁー?」 (-89) 2021/07/24(Sat) 17:18:29 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「へえ、殊勝なことを考えたもんだな。」 「それじゃあ協定成立としようか。」 飴の棒を手渡して、 さら...と五十鈴の口元にかかる髪をよけてやる。 「そうだな。今回ならすくなくて五人、多くて七人。」 「記録からいってそう狙ってる予定だろう、詰めて来てるのは違いないねえ。」 「しまそとの奴が要るというのは俺にはピンと来てねえんだがどうなんだい?」 (-90) 2021/07/24(Sat) 17:21:03 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「ん、お優しいなあ沙華は。 昨夜選ばれたシキはソトから来た奴だ。 鬼女もソトから来たって言ってた。 サクヤは逆らわない、シキと鬼は祭りのことを知らなかった外者だ。 生贄にするなら”丁度いい”よね? 逆らわない子、そもそも知らない奴、神狼にとっても食べやすいでしょ」 (-91) 2021/07/24(Sat) 17:28:03 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「そこは美味しいところに違えねえ。」 島の手先が多く残るのだから。 神が居てこその信者にして、信者が居てこそ神なのだから。 (-94) 2021/07/24(Sat) 17:41:56 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……だから、今年はホントに生贄が出ると僕は思った。 生贄が出るってことは、神狼が出てくるってことでしょ? 出てくるなら殺せる。 ……沙華はどうやって神狼を殺そうと思ってるの?」 (-95) 2021/07/24(Sat) 17:55:27 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「そうだよ、何時もは俺が記録でぼかすことになってるが。」 それが忘れ屋の手並み 「今年が紛れもなく100年祭だ、保証してあげとくよ。」 それが記録係の情報 「で、踏んで掴んで始末にならないならさてどうしようね。」 「例えば信仰心という記憶を殺しちまえばちったあ効くだろうかなあ。」 出来るとは言わないが、無策でもないらしい。 (-96) 2021/07/24(Sat) 18:04:20 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……なるほどね。 沙華。僕には神狼の血が流れてる。 だから、触れることができるんじゃないかと思ってる。 触れられるなら殺せる。 そうして……このりんご飴みたいな、心臓を食べるんだ。 僕の作戦はそれ。 選ばれて踊るふりして……おびき出して殺す」 (-97) 2021/07/24(Sat) 18:32:13 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「ほう・・・。」 そっと手で五十鈴の肘を浮かせるように、血の管の色を伺うが 「武器があるなら俄然面白い、わざわざ一番の舞台で踊りたいとつう訳には合点がいったぜ舞子君。」 (-98) 2021/07/24(Sat) 18:46:17 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華特に外見で変わったところはないだろう。 「僕のママもね、ずっとそうやって神狼の心臓を狙ってた。 でも、その時じゃなかったから適当に結婚して子供を作ったんだ。 その時が来るまで内緒にしろ、神狼に従うフリをして待て、って言われて育った。 わざわざ踊りまで覚えてさ、……くくっ、待ってたんだよ。 でも、ダメだったら誰かと子供を作って、その子に望みを繋ぐつもり。 そのためにソトに出て、 男としても機能するように 体をいじってきたんだ。……沙華にそれを言ったら軽蔑される気がしてさ、ちょっと避けてたよ、実はね」 (-99) 2021/07/24(Sat) 18:55:14 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「・・・それは俺がわざわざ女の装いを続けているからかい。」 「早合点をしないで欲しかったね、神涙の為にそうまで辛抱してくれていたとはしらなかったよ五十鈴。」 「かってに厳しいことを言ってわるかったね・・・・」 そう五十鈴の頭のうしろをゆっくり手を出すと 目の前の若者が自分と同じく 或いはもっと長く戦っていたのだということを よく覚えて置けるように 自分の手にすりこませておくように 時間をかけてさするのだった。 (-101) 2021/07/24(Sat) 19:11:33 |
【秘】 左方舞 五十鈴 → 忘れ屋 沙華「……沙華に無いもの持ってるのに、沙華と同じ男の機能も欲しいとか、沙華が聞いて面白い話じゃないでしょ……」 ”戦友”か……、と自分もその背をさする。 あなたもまた戦う人だった。 それがわかってよかった。 「……沙華、もし僕がダメだったら、その時はお願い」 (-107) 2021/07/24(Sat) 19:33:16 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 左方舞 五十鈴「俺のはけじめみたいなものだから…これでいいんだ。」 少しの沈黙。 もう一度口を開くころには何時もの容赦の無い声色が戻っている。 「なぁに・・・俺が先にとっちめちまえばいいだけの事だ。」 「"速い者勝ち"でいいんだろ?」 にたり、と口をゆがめた。 (-110) 2021/07/24(Sat) 19:59:46 |
【秘】 書生 シキ → 左方舞 五十鈴――底知れぬ物言い。 その裏に秘めたるものは、はたして この獣が蔓延る穴倉で何を成すのか。 青年は、あなたの変わらぬ調子に 怖れにも似た感情を抱いていた。 「……ああ、いるぞ、この穴は、獣の餌場だ。 ここに連れて来られれば……ああ。 きっと、 "君の望む通り" になる。そうだ、君の考える通りに……そうだ……」 譫言のように呟かれる言葉。 それは、あなたに対する呪詛なのだろうか。 それとも、自身の苦しみを紛らわすための 浅はかな当て付けでしか無いのだろうか。 「―――ッ……。」 そうする間にも、青年の体に刻まれた"印"は 知らずしらずに、その精神を浸していく。 (-115) 2021/07/24(Sat) 20:29:31 |
【秘】 右方舞 戸隠 → 左方舞 五十鈴「……」 眉間にしわを寄せて、舞子に少し詰め寄る。 ゆらりと揺れる布、少しの汗のにおい。 「慎みがないのは嫌いだって言ってるんだよ。 もう少ししおらしくしてりゃ、あんたも美人なのに」 (-120) 2021/07/24(Sat) 20:55:21 |
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