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マウロは、通りすがりに。ツィオに何も言わず、メモを一つ押し付けていった。 (a0) 2022/08/23(Tue) 21:32:37 |
【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオくしゃと端が折れたメモ。 中身は武骨な汚い文字ではなく、小さめで主張の少ない文字で書かれている。 ──────────────────────── ツィオ様 ラウラは ツィオ様が好きです あの日 貴方に触れたことに後悔はありません 幸せに なりたかった ──────────────────────── 好きにしろというのなら、せめて。 伝えてやりたいと思った。もう意味のないものだったとしても。 それが本当は彼自身が望むことではなかったとしても。 (-4) 2022/08/23(Tue) 22:03:27 |
マウロは、少しだけ胸が苦しくなった気がするけれど。きっとまだ傷口が疼いているだけなのだ。 (a3) 2022/08/23(Tue) 22:10:25 |
【神】 無風 マウロ【ノッテアジト】 傷に障らないように、時間前に会議室で座って待っていた青年は、資料を読んでは溜息を吐いた。 まだ犠牲は減らないものなのか。 ストレガの様子を横目で見て、しかし、何も言う事は出来ずに。 やがて視線を外したのだろう。 (G4) 2022/08/23(Tue) 22:13:04 |
【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオ「そうか」 余計な世話だっただろうかと思いつつ。 ふいと顔を逸らしてから、足を組んで。 「俺は知らなかった」 「まあ、でも。持っとけよ」 (-11) 2022/08/23(Tue) 23:12:02 |
【秘】 無風 マウロ → 狡兎 ツィオ「忘れてなんかやるなよ。 俺たちが守りたくて、守れなかった存在だろ」 俺たち3人が、それぞれアイツの事を考えていた。 どんな思いを乗せていたとしても、それは変わらないはずだ。 そしてそれは。 「そりゃあ、その女に魅力が足りないんだ。 死んだやつを思い出に出来るくらいのイイ女が見つかりゃあ、幸せにだってなれる」 「アイツだって、それを望んでるだろうよ」 お前にはそれだけの価値がある。 少なくとも、ここで生きている2人はそう思っている。 それは、口には出さなかったけれど。 (-16) 2022/08/23(Tue) 23:26:35 |
マウロは、「それもそうだ」と笑った。 (a6) 2022/08/23(Tue) 23:53:28 |
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