【赤】 店員 イウダ[―――――ぷつ、と脳内で響いたのは、理性の糸が切れる音か。 くねる腰を宥めて少し上にずらし、張り詰めた己に宛がうと、ぐっと腰を突き上げた。 初めて直接味わう紫亜の裡。 薄膜越しになど戻れなくなってしまいそうに気持ち悦くて声も出せない。] っ、 [紫亜の腰もしっかりと落としてこれ以上ないくらいまで繋がる。 先端が降りて来た子宮を捉えた感触があった。] (*20) 2021/05/21(Fri) 14:57:47 |
【赤】 店員 イウダ[閉ざされた扉をこじ開けるように、何度も突き上げる。 はっ、はっ、と獣じみた荒い息は、激しいピストンにより起こる波に紛れ。 もう彼女の声を抑えなければ、なんてことは全く考えられないまま。 むしろもっと聞かせろと促すように、彼女の頭を抱き寄せて耳孔に舌を差し込んだ。 普段は唇が寂しいといくつもの華を彼女の肌に咲かせたがるが、辛うじてそこまでは飛んでいないらしい。 キスもしたい。 ああでも一番は、彼女の声を聞きながら果てたい。*] (*21) 2021/05/21(Fri) 15:01:44 |
【赤】 店員 イウダ[紫亜は外見も内面もともに非常に魅力的な女性だ。 これは彼氏の欲目ではなく、兄のつもりで見ていた時にも彼女に彼氏がいることを信じて疑っていなかった。 初めて抱いた時、彼女は処女ではなかった。 以前から予想できていた筈のことが内心ショックで、何時から自分は処女厨になったんだと呆れたものだ。 だがそれなりの経験を積んできて、「泊まる」意味を分かって頷いたフシがあった割に、いざ抱き合ってみるとどこか遠慮がちなことに気づいた。 まるですべてを委ねていないと此方が機嫌を悪くすると思っているかのような。] (*42) 2021/05/21(Fri) 21:28:17 |
【赤】 店員 イウダたいせつ [彼女に対する気持ちは最初からloveだったけれど。 恋を覚えてからますます大切にしたい気持ちが強くなった気がする。 その割に理性を飛ばした挿入はいささか乱暴だったけれど。 奥まで抵抗なくすすんだ慾を彼女の裡は歓待してくれた。 内部の歓喜に怯えが生じたか、上体は逃げるように捩られたが、その「怖い」は受け入れてほしい快感だから、逃がしてやれない。] (*44) 2021/05/21(Fri) 21:30:32 |
【赤】 店員 イウダはーっ、は、 俺も、 きもちぃ、 紫亜んナカ、吸い付いてくる ……[耳元で囁きながら穿つ。 囁く度に搾り取られそうになるから、言葉は呻き交じりになった。] 良いよ、一緒に……ッ ――ココ、に。 ぜんぶ、出す、から、 っ、 [紫亜の下腹を押す。 内外から快感を生む内壁を挟んで促して。] (*45) 2021/05/21(Fri) 21:31:28 |
【赤】 店員 イウダっぅあ……っ [ぎゅうっと抱き締めた。 腰は勝手に浮いて、上体が反ろうと動いたが、抱き締めた彼女が錨となって、結合が解かれるのは免れた。 せりあがった袋でつくられた胤が間欠泉のように湧き出して、紫亜の胎内を叩く。 避妊具越しでは得られない「満たしている」快感に、喉奥がぐぅ、と獣じみた音を立てた。*] (*46) 2021/05/21(Fri) 21:36:09 |
【赤】 店員 イウダん…… すんげー気持ち悦かった、けど…… はぁ……ナカで出すの、癖になったらどうしよう…… [しみじみ言いながら、紫亜の下腹を撫でた。 そこにたっぷり注いだ白濁は、押すと少し零れてしまうだろうか。 掻き出すのは出てからの方が良いから、それ以上は悪戯をしなかった。] (*73) 2021/05/21(Fri) 23:18:11 |
【赤】 店員 イウダ[自分たちの動きで起きた波でそこらじゅうの石床がびしょ濡れだ。 これは抱き上げると滑りそうだと、先に自分が出て彼女に手を貸すことにした。 もう一度身体を洗ったら、選んで貰った浴衣を着よう。 腕は少し彼女の爪の後が残っているが、男湯で男に見られるのはむしろ勲章みたいなものなので見せつけたい。**] (*75) 2021/05/21(Fri) 23:20:11 |
【赤】 店員 イウダ[指で触らせるのも忍びなく、責任を取って掻き出そうとしたが、それは叶わなかった。 後処理という作業でも、自分の指なら感じてしまうのだという事実を伝えてくれたことが嬉しいからその場は折れる。 でも正直これが夜なら覚悟しておいてほしい、という宣言は忘れずに。 一足先に身体を流して出て、抜け殻を拾って衣類消臭スプレーを噴霧しておく。 荷物から新しい下着を出して履いて。 浴衣の下は肌着がいると聞いていたので白のTシャツを身に着けた。] (*115) 2021/05/22(Sat) 7:54:08 |
【赤】 店員 イウダえ〜っと、前に伸ばして丈を調節……っつかちょっと短いかやっぱり…… 右を下にして左を被せて腰紐、っと…… [選んで貰った浴衣を着て、帯を身体の横で簡単に蝶結びにする。 初めてにしては中々上手く着られたと思う。 ついでに借りた巾着にスマホと財布を移していると、紫亜もそろそろ上がってくるだろうか。 彼女の方はどんな仕上がりになるか楽しみだ。*] (*116) 2021/05/22(Sat) 7:54:50 |
店員 イウダは、メモを貼った。 (a10) 2021/05/22(Sat) 8:11:38 |
【赤】 店員 イウダ[スマホを見ていても、耳は衣擦れをしっかり拾っていて、期待は高まるばかり。 着替え終わったのを教えられて、振り返った。>>*139 濃い紫に白い大輪の華が咲いている。 ところどころには黄色も入っていて、華のような、夜空に咲く花火のような柄だと思った。 腰の中心には白い帯が入って全体の印象を引き締めている。 くるりと回るはしゃいだ姿を見て、思わず目元が綻んだ。] すげー綺麗……。 [ゆるく纏められた髪の下、晒された白いうなじを見ていると、先程吸うのを我慢して良かったなと思う。 彼女はいつも「可愛い」けれど、浴衣姿を見て最初に思ったのは、「綺麗」という言葉だった。 卯田は普段人の容姿についてコメントを求められたら「似合ってる」という単語を使う。 本人が好きで選んだものならば全然似合わないことはないだろうし、「似合う」という評価には自分の主観の色は強く出ないから。 恋人以外には変に期待させずに済むし、恋人には欲目だと思われずに済む。 だが思った瞬間に言葉にしてしまう程、紫亜の浴衣姿は「綺麗」だった。] (*148) 2021/05/22(Sat) 14:50:22 |
【赤】 店員 イウダ最近着物で来店する人も増えて来てるし、今回だけじゃなくてもっと別の着物着た紫亜も見たいかも。 いや〜印象変わるな。 横歩く時、緊張してちょっと背筋が伸びそう。 [笑いながら、浴衣と一緒に借りた下駄を二足持ち上げて部屋の外へと誘う。 洗うのは拒否されてしまったから、下駄を履かせる役は任せて貰いたいものだがどうだろう。 足を持ち上げたらつい爪先にキスしてしまいそうだというのは言うまい。*] (*149) 2021/05/22(Sat) 14:50:38 |
【赤】 店員 イウダ見てる分には「華やかで良いな〜」くらいだけど。 小物もいっぱいあるし、時間はかかるしって聞いたことあるな。 着物で来てるお客さんみんなそんな大変な思いして着てると思うとすごいわ。 [最近は補正もタオルをポケットに入れるだけのベストのようなものがあったり、自装用に帯を前で結んで後ろに回すだけの帯板があったりと便利なグッズも発売されているのだが、それを卯田が知るのはもう少し先の話になるだろう。 今は、初詣に着てくれると言う彼女の振り袖姿を想像して、にやついてしまう呑気さだ。] (*167) 2021/05/22(Sat) 16:34:18 |
【赤】 店員 イウダ……? 紫亜が甘え上手なんだと思うけどな? 甘えるとこと、自分でするとこと、結構はっきりしてどっちの比重も重すぎないの、絶妙だと思う。 [と、卯田目線では思ってしまう。 女性は浴衣を着てしゃがむのは大変だろうし、素足で履く下駄は慣れなければ指を入れるのも難しいだろう。 自分の手助けで、彼女が困ることがひとつ減るなら、それは甘やかしではない、と思うのだが。 どうにも過保護が染みついている身では本当にそうなのかは自信がない。] 紫亜は爪先まで可愛いよ。 [鼻緒を指の間に押し込んで離す間際に、ちゅ、と音を立ててくちづけた。] (*168) 2021/05/22(Sat) 16:34:45 |
【赤】 店員 イウダ――温泉街―― な〜腹減ったから先に何か食って良いか? 夕飯がっつり旅館で出るから、昼は麺かなって思うけど。 [昼の麺イメージは、SASANKAのランチがパスタ中心というのから来ているのかもしれない。 そうめん、そば、うどんの3択で彼女が選んだ店に入ろうと店先の食品サンプルを眺めた。 麺の店とはいえ丼ものもあるようなので、彼女が麺の気分でなくとも何かしら注文はできるだろう。*] (*169) 2021/05/22(Sat) 16:35:00 |
【赤】 店員 イウダ――温泉街―― [流石の野菜好き。>>*176 山菜は春先に時々レコメンドに上るが、自分では特に買ったり食べたりはしない。 アク抜きが大変だからというのもある。 彼女とは違うものを注文しようかと、此方はシンプルにざるそばの大盛りにした。 セットでいかなごのくぎ煮と山椒の実が入った混ぜご飯がついてくるらしい。 いただきます、と手を合わせ、出て来た蕎麦をすすったら、思ったより強めに蕎麦の風味を感じて目を丸くした。 侮れない、温泉街。 この驚きを共有したくて、紫亜に視線を向ける。] 美味いな、ココ。 [そば自体は彼女と同じものだから、「お裾分け」はご飯の方で。 とろろが入っていた器を少し拝借して一口分。] (*179) 2021/05/22(Sat) 17:35:57 |
【赤】 店員 イウダ[最後の蕎麦湯まで満喫したが、彼女の「別腹」具合はどうだろう。 ここでデザートを頼むも良いけれど] ちょっと行った先にりんご飴の屋台が出てたけど、そっちにするか? 「浴衣デート」っぽいし。 [「してみたかった」と素直に言って来た彼女は本当に可愛かったから、浴衣デートっぽい行動は全制覇したい慾張りだ。*] (*180) 2021/05/22(Sat) 17:36:21 |
【赤】 店員 イウダ[りんごの方は、以前好物だと言っていたのを覚えていた。>>183 いちじくとのバターソテー食べ比べを作ったのを思い出す。] まだ夏祭りには時期が早いけどさ、浴衣でぶらついてると屋台が欲しくなる需要があるからなんだろうな。 [店内も老若男女殆どの客が浴衣姿だ。] ベビーカステラもあったけど、あっちは腹に溜まりそうだしな〜。 [オーダー表を手に取る。 「奢り」「割り勘」で揉めるのが嫌だったので、少なくともこの旅行中は二人で同額を出し合って、そこから払おうと提案した。 頼んだものの値段が違っても、後で面倒な計算をしなくて済むし、個人的に欲しいものだけを個人の財布から払えば良い。] (*188) 2021/05/22(Sat) 19:32:25 |
【赤】 店員 イウダ[支払いを済ませて外に出る。 からころと下駄の音。 軽いキスでは痕もつかないが、浴衣の裾から見える足の甲に、印をつけておきたかった妄想は、今晩実行させて貰おう。>>*181] 最近はりんご飴だけじゃないんだな。 いちごもあるし……俺はこの「ぶどう飴」にしよ。 「紫」が綺麗だし。 [意味深に言う言葉は、勿論店の人には通じない暗号のようなもの。 再び旅行用資金から代金を払って、甘いあまい「紫」にくちづけた。 吸って、舐めて、甘く噛んで飴をはがす。] あっま、 [粒はりんごよりも小さいから食べきれたが、飴が随分甘い。 複雑な顔で笑って、紫亜が食べきるのを待つ。 デザートには少ないかと思ったが、この甘さならこれ以上は食べられないかもしれない。*] (*189) 2021/05/22(Sat) 19:33:05 |
【赤】 店員 イウダあ〜花火大会、な……。 そこは休みが難しいかもしれない…… [二人で行きたいところやりたいことは沢山あれど、イベント日程が「土日」と決まっているものは休みが取りにくい。>>197 その帰りの外食需要が高まるからスタッフの数も必要となるのだ。 お盆休みはあるから、お盆にやっている花火を探して遠出してみるならできるかも?と言って。] ごめんな。 [彼女の楽しみに水を差した罪悪感でしゅんとしながら頭を撫でた。 もし見に行けなければ二人で手持ち花火をしよう。 少しでも彼女が「一緒にできない」ことへの寂しさを感じることがないように。] (*207) 2021/05/22(Sat) 21:18:45 |
【赤】 店員 イウダ[小さくて甘い飴を舐めた後は、折角だからと立ち寄りの温泉に誘った。 男湯と女湯に分かれているから、一緒には入れないけれど、折角温泉に来たのだから、色んなところを楽しみたいと主張して。 その裏にある意図には気づかれていないと思う。 女性の方が長風呂だと思うから、先に出て用意したいものがあった。 とはいえ彼女がのぼせを危惧するなら、用意は明日に回すことにする。*] (*209) 2021/05/22(Sat) 21:19:29 |
【赤】 店員 イウダ[部屋で下着を替えてからはトイレに行っていない。 下着を替えるのは旅館に戻ってからでも良いだろうと思うのは男ゆえの無頓着か。 部屋付きの露天風呂よりも広い温泉は深いところがあって、卯田でも肩までゆっくり浸かることが出来た。 ついゆっくりしそうになって、危ない危ないと後にする。 タオルやドライヤーなどその場で借りられるのがありがたい。 そうして先んじて出た後に向かうのは、途中にすれ違った雑貨屋だ。 個人の財布から出して、包んで貰って。 気に入ってくれるかな、なんて、どきどきしながら待っていた。] (*224) 2021/05/22(Sat) 22:28:12 |
【赤】 店員 イウダ[出て来た彼女は先程よりもメイクが薄い。 それがまたどうにも湯上りの火照った肌と相俟って色気を高めていた。 喉が鳴ったのは無意識で。 駆け寄って寄り添ったのは、他の男を牽制したい独占欲。] なー紫亜。 ちょっとこれ、つけてみてくれる? [包みを渡す。 周年祭の時にもらったネクタイのお礼がまだだったと言えば受け取って貰えるか。 中身は紫の蝶のチャームが揺れるかんざし。 まとめあげた彼女の髪を彩るものが欲しいなと思ったのと。 会社で髪の毛を上げる時にも使えるかと。 (その場合痕をつけるのを我慢しないといけないというのを失念しているあたりが残念な男である。) *] (*225) 2021/05/22(Sat) 22:28:37 |
【赤】 店員 イウダ[辺りは薄暮の頃。 夕食にはまだ時間がある。 抱き締めたい気持ちを抑えながら、手を強く握って歩き出した。 さて他に「浴衣デート」でし足りないことは?*] (*239) 2021/05/22(Sat) 23:28:21 |
【赤】 店員 イウダ――部屋―― [抱き上げて彼女の下駄を脱がせる。 自分の分を蹴り上げたら、扉に当たってかこんと音を立てた。 夕食は19時だ。 何もしないで待っていると長いけれど、何かをしているとあっという間に過ぎそうな。] ……布団、くっつけてあるな。 [綺麗に整えられているそれが乱れたところは、襖で隠してしまえば夕食の配膳時には見えないだろう。 そんなことばかりが頭をよぎる。*] (*253) 2021/05/23(Sun) 0:24:01 |
【赤】 店員 イウダいや? 紫亜だって、くっついてる方が好きだろ? 昨夜は離れてたし。 [自分が手を出さない為に床で寝たから。 けれど彼女が寂しさを感じていた事に気づかない卯田ではない。 鼻緒の痕がついた彼女の足指を撫でる。 ここに痕をつけるのは、自分が最初が良かったのに、なんて。] ――紫亜。 抱きたい。 [駆け引きをする余裕なんてものは温泉街に置いてきた。 直截な言葉と視線で慾を伝えたら、痕をつける予約のように、撫でていた足指の先に爪を立てた。*] (*259) 2021/05/23(Sun) 0:58:54 |
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