【独】 物書き ラサルハグ「さあ、誰が蜜の妖精かな。 どうやら、総取りを狙う欲張りもいるようだ」 ふと視線を遣った先に居たのは、<<シェルタン>>who。 (-0) 2022/03/21(Mon) 21:35:39 |
【人】 物書き ラサルハグ>>34 ナフ 「ふむ……。 一通り回るだけでも数日、掛かりそうだからな。 ……そう、だな。土産、…土産か…」 見どころが多くあるのだろう、すらすらと差し出される情報を吟味する。 きっと自慢の街なのだろう。そう思った。 「インク。……ああ、それは…良いな。 ペンを走らすも、捗りそうだ。 丁度この祭りの事を…手紙にでも書こうかと、思っていた」 杖を支えに、よいせ、と立ち上がる。 その仕草に危なげはない。彼を見下ろす形になって、微笑む。 「ありがとう、……ナフ殿、で合っているか? 改めて…、ラサルハグだ。お見知りおきを。 …祭りの間、また話を聞かせてくれると嬉しい」 (39) 2022/03/21(Mon) 23:03:21 |
ラサルハグは、ナフに挨拶して、通りへと足を向けた。 (a27) 2022/03/22(Tue) 3:49:25 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「ラサルハグ様。識別しました」 風変わりな女は参加者の姿を捉えると、真っすぐにそちらへ歩いてくる。手本のように美しい姿勢で。 「あなたを人類と判別します。 対話を望みます。 得られるものがあることを望みます。 力になります」 流れるような文句で畳みかけてきた。 (-46) 2022/03/22(Tue) 4:07:53 |
【人】 物書き ラサルハグ祭りを楽しむ人々は思い遣りも忘れないらしい。 端の方をゆっくり――杖を支えに、片足を引き摺って――歩いていたら、通りしなに声を掛けられる。道を譲られる。 少し申し訳無く思うほどに、優しい場所だった。 花文屋とインク屋の位置の見当はついたから、ところどころに飾られた花や、元気の良い屋台とその客を眺めながら歩く。 一度に全ての屋台を味見する自信は無い。 時間もある事だ。一旦、どこかに腰を落ち着けようか。 (そうだ。時間が、ある) 穏やかな時間が。 「―――……参ったな」 (76) 2022/03/22(Tue) 4:09:12 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス通りをのんびりと歩いていたところだろう。 実にすっきりと響く声が耳に届いて立ち止まり、振り返る頃には女性が真っ直ぐに歩いて来ていた。 その物言いと言葉に目を瞬く。 自分は今、さぞきょとんとしていることだろう。 「……ああ、…ええと。サルガス殿、だったか。 私で良ければ、対話なら…いくらでも」 識別、個体名、人類。 変わった語彙を使う。 「…それなら申し訳無いが、座っても? 立ち話は少々、堪えるものでな。代金は出すとも」 すぐそこの喫茶店のテラス席を指さす。 (-50) 2022/03/22(Tue) 4:18:41 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「肯定。覚えられていることをありがたく思います。 また、異邦の人間故、言語や風習の差異が存在しています。 思い違いや不都合があれば申し訳ないです」 あなたの驚いた様子に、自らの有り様を詫びる。 感情の起伏に乏しいけれど、 形式的に思いもしないことを言っているようにも見えない。 それがまた彼女の異様さを際立たせているのだろう。 「肯定。対話は負担となってはいけません。 また、金銭的に不都合はありません。 こちらが持ちかけた対話故に、代金はこちらが持つことが妥当だと判断できます」 誰が代金を持つかはもう少し話す必要がありそうだけど、促されるままに席へと移動する。 (-51) 2022/03/22(Tue) 4:46:23 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス果たしてそういう類のものだろうか。 まあ、彼女がそう言うならそうなのだろう。この場であまり深く考えてもしようがない。話の流れで可能ならつついてみようか。 一先ず悪いものではない事は、十二分に判る。 「謝罪は必要無いさ。…私も余所者でな。 特に…この辺りは初めてだ。知らぬ非礼なども、 あるかも分からない」 その時はどうかご指摘を、と苦笑。 呑み難い申し出には軽く濁して――会計までには折衷案の切り出し方も思いつくだろう。多分。 店員に声を掛ければ、席に二人分のメニュー表がやって来た。 「カモミールとオレンジフラワーのハーブティーを」 杖を椅子に立て掛け、注文を済ます。 男の低い声は僅かにかすれていて、囁きと表す程ではないものの静かで穏やかなものだろう。 「……察するに、貴公は対話の向こうに目的があるのでは? 私で役に足るか…何とも言い難いが。 何の話が、聞きたい?」 (-69) 2022/03/22(Tue) 11:44:58 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「承知。 互いに少しずつ理解を深めましょう。 人類の行動には寛容な方です。 不合理があれば問うこともあるでしょう。知ることを求める故に」 要は大抵のことは気にしないということを複雑に告げて。 「好む飲み物ですか? 同じ物を求めます」 同じく注文をすれば、話へと移る。 「目的。至ってシンプルなものです。 人類の幸福です。 一人でも、少しでも多く、充実を求めます。 あなたの希望、求めるものを問います」 単純にして壮大な目的を簡単に告げるもの。 (-74) 2022/03/22(Tue) 12:44:16 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス「有り難い。……相互理解に努めるとしよう」 変わった言い回し。 真似をするわけではないが、なんだかつられそうになるから不思議だ。 店員が飲み物の用意に引っ込んだ頃、語られた目的にまたも目を瞬いてしまった。ようは、幸せを願われている。らしい。 「人類種の、ではなく…相手の幸福、の意だろうか? いや……繰り返せばひいては、種全体にもなるか。 なかなか、壮大な」 であればこの積極的な姿勢にも得心がいくか。 「……希望…、求めるもの、か。 ……少し前ならば……平和、と答えていたが。 もう、叶ってしまったよ。この街を…祭りを見て、 実感しているところだ。 美しい街並みも、人々の笑顔も。ここには在る。……」 (-76) 2022/03/22(Tue) 14:34:28 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス「…………それ故に」 「これから……何を目指して生きるべきか。 何を自らの幸福とするべきか…… ……分からずに、彷徨っているよ」 初対面の相手に語る事ではない気がして、苦笑で誤魔化す。 軽口だと思ってくれれば良いが。 (-77) 2022/03/22(Tue) 14:38:36 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「肯定。一人一人に目を向けることは あまりに非効率ともとれるでしょうか。 けれど決して無為ではないでしょう。 使命を果たすために、己の器に相応の行いを尽くします」 蛍光色の瞳がきらりと光った。 「平和。 それが指す意味は多々あれど、 この地を指してそういうのであれば意味はある程度絞られます。 簡単に理解するつもりはありませんが あなたの望みは非常に得難いものだったことでしょう。 しかし、満たされれば後は目減りするだけ。 瞳に映る全てを『平和』として捉えるのだから。 見識は正しいですか?」 自分なりの分析結果を口にする。 内容が非礼にあたるかもしれない、と思ったけれど、 そこは相互理解の延長として甘えることにしたようだ。 (-114) 2022/03/22(Tue) 20:49:15 |
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