【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウム「 言わせたい言葉なんて無い? それは違うわ、ブラキウム。あなたの言うことは正しいもの 誰かを理由もなしに好きになることなんてないように、 誰かを理由もなしに嫌いになることだってないはずよ」 ────それとも、気付いていないだけ? イクリールは、 何も平等に 無関心に 好意をばら撒いているわけではない。確かにこのギムナジウムに通う『みんな』の事は好きだ。 そこに嘘偽りや謀、況してや個の軽視などあるわけもない。 それは、このギムナジウムの事が好きだからだ。 そして、このギムナジウムに通う『みんな』の事を ちゃんと知って、それからもっと好きになりたいと思っている。 同じ人間として、対等に向き合いたいと思っている。 それが許されるのであれば。 「 ブラキウムは、わたしにどうしてほしいの? 」 (-378) 2021/05/28(Fri) 16:54:12 |
【秘】 甘言 イクリール → 御曹司 ブラキウムブラキウムと同様に、イクリールも大きく動こうとはしない。 未だブラキウムによって抑え込まれているから?それは違う。 形ばかりの拘束は、きっとイクリールにだって振り解ける。 それでも自ら望んでそうはせず、 もう一度、ブラキウムを優しく抱き竦めて、肩口に頬を寄せる。 今はまだ、そしてきっと、これからも 狭く柔らかで、丸みを帯びたブラキウムのそれに。 「ねえ、ブラキウム。 嫌いになるのだって、ちゃんと理由があった方がいいわ。 自分の気持ちを言葉で説明できないのは、気持ちが悪いでしょう?」 夕暮れ時の、今ここだけは、二人きりの世界。 どこか日々の営みからは隔絶されたようなこの場所で、 どこか時の止まってしまったような錯覚さえ覚えるこの場所で 二人はただ、何処までも無為な時間を過ごしている。 「小等部の、イクリールよ。 どうか覚えていて、ブラキウム。 だってわたし、あなたと仲良くなりたいの。 わたしがあなたをちゃんと好きになるために、 あなたがわたしをちゃんと嫌いになるために。 これからお互いのことを知っていきましょう?」 これは打算に入るのかしら。 そんなどうでもいいことを呟いて、イクリールは一人笑った。 何の含みも、拗れ絡まり合った感情も無く。 (-380) 2021/05/28(Fri) 16:57:17 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 気分屋 ルヴァ「そうだ。僕たちにできる事をやろう。 誰の思い通りにもなってやらない。 そのためにも……もっと知らないとダメかな」 ちいさな二人のこどもにできることはそんなに多くはない。 けれど、可能性を夢見るのはこどもの特権だ。 「困ったことがあったら話をしよう。 怖くなったら傍に居よう。 ルヴァと一緒なら、不可能も可能にできるかもしれないんだ」 握った手を何度も確かめるように動かす。 神隠しの噂は確実にブラキウムを変えていた。 一瞬だけあなたと視線があった気がした。 (-384) 2021/05/28(Fri) 17:51:55 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 貪欲 ルヘナ「前者だよ。元々は後者…というよりは信じていなかったね。 他愛もない噂だと気にも留めていなかった。 だけどサルガスが探していた、ヘイズだっけ。彼女が居なくなった時から少しずつここの様子がおかしくなっているのは知っている。 いくらか話をして僕なりに考えてみたんだ。 僕は居なくなる訳にはいかない。 ルヴァやサルガスにも居なくなって欲しくない。 だから、今はこの噂を、事件を止めたいと思っている」 自分の気持ちを整理するように言葉を繋げる。 ブラキウム自身もまだ、はっきりと言語化したことのない思いなのだろう。 (-385) 2021/05/28(Fri) 18:10:05 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカあなたがブラキウムを探すのなら、夜の時間に施設のどこかで見つけられるだろう。 いつも通り廊下を一人で歩いている。 (-391) 2021/05/28(Fri) 19:02:30 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「ちょっと、どういうことですか。このメモ。 まるで何か起こることがわかっているみたい」 スピカをスピカとして認識していれば、 用向きは言わずともわかるだろう。 風紀委員は、あなたに声をかけた。 (-392) 2021/05/28(Fri) 19:11:51 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカ「あー……待ってよ。この声はあの時の風紀委員だね」 足を止めてあなたの方に振り返る。 「無事に届いたみたいで良かった。 返答は要らないと書いたはずなんだけど」 おかしいな、と首を傾げる。 あなたは断らないと思ったから。 「どうもこうも……保険はかけておいて損しないだろう?」 (-396) 2021/05/28(Fri) 19:20:06 |
【秘】 貪欲 ルヘナ → 御曹司 ブラキウム長い語らいを行うあなたに相槌を打ちながら、 ルヘナは数度頷いて。それから口を開く。 「なるほど、方針やそれに至る思考については理解した。 お前のここに残り続けたい理由についても知りたいと思うが 脱線だというのも分かっているのでスルーしてくれていい。 ……なるほど。 事件を止めるというのはどこまでの規模を想定している? 今この時期だけなら大人の指示で動く子供達を止めればいい、 けど俺達が卒業するまで、もしくは根本的解決となると…… 規模は相当なものになる。 シェルタンやメレフと協力しても困難だと言えるだろう」 (-399) 2021/05/28(Fri) 19:25:10 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「そうじゃないのよ」 否定する。 「そりゃあ、私には断る理由はないんです」 頼みを承諾する。 「でもね、保険というなら、 他にもやりようはあるのでなくて? 誰にも抗えないようなことが、起きていると。 そしてブラキウムさんはそれを知っているということ?」 詰問する。 (-400) 2021/05/28(Fri) 19:26:38 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 暴食 スピカ「勘だよ、勘。 まだ何も知らない。 けど、分からないからって後手に回るのは癪だ。 僕は最後まで負けるつもりはない」 詰められればあっさり答える。 無表情な瞳。 けれど、今はあなたの方をじっと見ている。 (-404) 2021/05/28(Fri) 19:45:16 |
ブラキウムは、保険がかけられてほっとした。 (a204) 2021/05/28(Fri) 19:46:11 |
【秘】 暴食 スピカ → 御曹司 ブラキウム「勘、ね……」 この件は、 カストルにポルクスの非実在を説くようなものだと、 風紀委員は感じた。 これ以上詰めるのは無駄だ。 少なくとも、今は。 「分かりました。あなたの『保険』、 私が背負います。 その代わり……何か些細なことでもいいんです。 『私に教えられること』がわかったなら、 ちゃんと教えてくださいね?」 あなたの無表情な瞳を、 風紀委員の輝く瞳が見つめた。 (-407) 2021/05/28(Fri) 19:53:08 |
【秘】 御曹司 ブラキウム → 貪欲 ルヘナ「約束があるんだ。 僕はそれを守るために、少なくとも僕がここから出るまでは何とかしたいと思ってる」 助かるよ、と挟んで続ける。 しかし、まだ情報も何もない。 突然思いついたこどもの我儘と言ってもいいくらいに。 事実、ギムナジウムの為ではなく自分の為であるから我儘であることに違いは無かった。 「協力は……さてね。できるかは難しい気がするけどね」 あなたの言うようにこどもの中に敵が居るとして 誰が信頼できると言うのだろうか? (-408) 2021/05/28(Fri) 19:54:02 |
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