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【墓】 物書き ラサルハグ「ん? ……おや、取り上げられてしまったか」 色々していたし、余所見もしていたし。さもありなん。 持ち上げて見た首飾りを再び無防備にさげた。 「…後は、見守るのみだろうか? 仲良く大人しく…、見学させて頂こう」 (+2) 2022/03/24(Thu) 21:28:06 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ(2022/03/24(Thu) 18:00:19) 「本当に綺麗でしたね、あの灯火は……。 ラサルハグさんの言う通り、お星さまのような光でしたから。 ……夜に見たら、流れ星だと勘違いしてしまうかも」 貴方の詩的な表現がなんだか美しくて、優しくて。 そういえば物書きだと名乗っていただろうか、と思い返した。 さて、貴方が共に茶を楽しんでくれるのならば。 ぱちんと柏手を打ち、華やかな笑みが零れ落ちる。 「ふふ。良かった、デートのお誘いに乗っていただけて。 ……なぁんて。冗談です、安心してください。 無理だけはなさらないでくださいね、ラサルハグさん」 貴方が杖を持っていない方の手に、手を差し伸べようとして。 流石にそこまでは余計な世話か、と。そろり引っ込める。 そうして貴方が先導する道をゆっくりと歩きながら。 幾つもの寄り道をして、喫茶店へと辿り着いただろう。 ✿ (-20) 2022/03/24(Thu) 22:33:58 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグさて、貴方のお勧めのテラス席へと足を伸ばして。 眺めのいい席を見つければ、貴方へと椅子を引いておこう。 貴方が腰掛けたのを確認すれば、此方もゆるりと腰を下ろして。 流れていく花弁に時折視線を奪われながら、紅茶を一つ注文。 頬を緩やかに撫ぜていく風に目を細め、人々を眺めて。 届いた紅茶に浮いた一片の花弁をスプーンでつついて。 貴方の胸元の小瓶に、そぅと指を伸ばした。 口元には僅かに悪戯っぽい笑み。 「……実は私が蜜の妖精さん、でして。 誰のを奪ってしまおうか、悩んでいたのですけれど。 優しく穏やかな貴方の蜜はとても美味しそうですから。 ───…ラサルハグさんの蜜を頂いても、よろしいですか?」 (-23) 2022/03/24(Thu) 22:35:48 |
【秘】 日輪 キンウ → 物書き ラサルハグ「キンウどのです。にゃ。 重ね重ねよろしくです。にゃ」 ぺこ。にゃ。 「ねこどの読まないです。にゃ。 ご本読んでますと眠くなります。にゃ。 でも、お話は好きです。にゃ。 昔お母さんが寝しなに聞かせてくれたのを思い出します。にゃ。 ……ということは、本当は起こってないことを書きます。にゃ? ああいうのはどうやって書くんですか。にゃ?」 空想の物語を書くということは0から物を生み出すのと似ていると思います。にゃ。 (-26) 2022/03/24(Thu) 22:41:46 |
【墓】 物書き ラサルハグお疲れ様、と、特別何をした訳でもないが微笑んで。 既に見知った二人だから、偶然やら違うやら。 少女が何やら首飾りを加工していて、その視線の先を追う途中。 いずれ寄ろうと思っていたインク屋――の傍らの、目立つ上背――に気がついた。 やがて一枚、新たな絵が店頭に並ぶ。 (………パイの配達?) どう見ても自分と、隣の少女の色をしているから。 顎を撫でた。そういうものか。それか、彼の気遣いか。 (+5) 2022/03/24(Thu) 23:02:57 |
【墓】 物書き ラサルハグ>>2:62 ミン 「どういたしまして。ただ…私も口が上手くないものでな。 …心底思った事を、言っているだけさ」 ひとの笑顔には多くの種類がある。 この長くない会話で彼女が見せてくれた笑顔の、どれとも異なるそれの意味を、流石に全て察する事は叶わない。 ただ、恐らく確かだろうのは、きっと彼女はそうそう嘘をつかないだろうこと。 「……あまり手放しに褒めないで頂きたい。 図に乗ってしまう。…彼奴も、私もな。 …まあ、この祭りのこと、貴公の言葉。励まされたこと。 手紙にでも書いて…送ってやるとするかな」 しれっとなぞる口振りは冗談めかして、彼女の逃げ道を用意した。 このタイミングでの涙は、きっと本意ではないだろうから。 「……贅沢。…作家として立派になれば、或いは? そうだとしても…きっと私は、変われない。 またこうして、貴公と話す事が出来れば…良いと思う。 ……来年でも、いつであっても」 長く続く未来。ほかでもない貴女がそう言った。 (+6) 2022/03/25(Fri) 0:02:33 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 看護生 ミン「貴公の言葉は…、優しさは。 かならず届く。届ける事そのものさえ、諦めなければ。 …手段は、様々ある。寄り添うことが得意な…、 ミリアン殿ならば。そう時間も掛からず、思いつくだろう」 それが声であれ、手紙であれ、魔法であれ。 何だって構わないのだ。彼女の心からの言葉と姿勢であれば。 具体的に挙げる事は避けた。 涙を拭うのも、希望を叶える方法を探るのも、 彼女自身であるほうが、きっと糧になる。 「即興で語ったから…魔法使いは、随分間抜けだったな。 ……だが、得てして…失せ物は誰かの言葉で漸く、 その在り処に見当がつくものだ。 …さて、誰のことかな。 何にせよ…、 ミリアン殿がそう受け取ってくれたのなら、良かった」 わざとらしく眉を上げて、狡い大人を演じてそんな事を宣う。 「構わないとも。…私で叶えられる事だろうか」 (-30) 2022/03/25(Fri) 0:03:38 |
【墓】 物書き ラサルハグ>>2:+11>>2:+12 ポルクス 「ほう、ポルクス殿には…きょうだいが。 …少し羨ましいな。その様子では…、仲も良いらしい」 自分には仲間や友人はいれどきょうだいはいない。 どういった心地なのだろう。興味がある。 世間話の軽さで触れて、彼の出方を見ることとした。 「そう…、好きなものの例を集めておくと。 何かと、役に立つ。…執筆に限らず、世渡りの面においても。 ――……成る程? あえて『暗い中の光』と表せるほど…掴めているようだ。 その光は、貴公を導いてくれるもの…、それか、 貴公が自ら歩む上での相棒。 強いて言うなら…どちらだと思う?」 急かすでもなく、解釈の例として挙げる。 先の灯火は彼に似合いの魔法だと、のんびりと思う。 (+7) 2022/03/25(Fri) 0:22:06 |
【秘】 看護生 ミン → 物書き ラサルハグ「まぁ!そんなことありませんよ! 魔法使いさんを軽んじる発言はたとえ誰であろうと私が許しません! …それがラサルハグさんでも。…ですよ?」 悪戯っ子のように笑って見せる。 優しい人が損をするのはどうであれ見逃せないらしい。 そうして、楽しく笑ったあとに一呼吸置いて、 再び口を開いた。 「叶えて貰えるかは…わからないけれど…。 貴方じゃなければ、ダメなんです。」 どこかの物語にでも出てきそうな言葉を使って。 通りの花屋に目を向ける。 色とりどりに咲いた花々の中から、一輪。 対価のコインを支払って、頂戴する。 (-49) 2022/03/25(Fri) 17:28:54 |
【秘】 看護生 ミン → 物書き ラサルハグそうして貴方の前に差し出した一輪の花 直線に伸びた瑞々しい花茎に穂状に沢山の美しい純白をつけている。 「ストック…っていうお花です。貴方なら…ご存じかもしれませんね。 …帰ったら、…私がしたい事と、しなくちゃいけないこと… どちらも両親に話して…家族で解決策を…見つけます。 夢は…絶対に諦めません。諦めない心を、貴方がくれたから。 だから…。…だから…全て解決した後で…いつかまた来るこのお祭りで、また、会えたら… その時、貴方に伝えたいことがあるんです。 だから…この花は…その、……約束の、意味を込めて。 …受け取ってくださいますか?」 伺うように貴方を見る。 この花が持つ意味は……、…正しく伝わらなくてもいい。 ほんとうは、自分の言葉で伝えるから。 (-50) 2022/03/25(Fri) 17:30:50 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 異邦人 サルガス「敵わないな……サルガス殿には」 “対話”を始めた時より、幾らも穏やかに笑えている気がする。 ティーカップを空にして肩を竦めた。 「貴公がここまで付き合ってくれる…その原動力に、 正直、興味があるのだが。 折角の祭りに…あまり引き留めては、悪いだろうか。 …出発点に立ち会ってくれた事…、感謝する」 良い席を取れたから、自分はもう暫く寛ぐつもりだが。 彼女には使命があるのかも分からない。 (-72) 2022/03/26(Sat) 0:02:47 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「デート……ふふ、私は構わないが。 私にニア殿ほどの女性は…、勿体無いかな。 …きっと、多くの人々に妬かれてしまうだろう」 少女の細やかな気遣いに少しばかり申し訳無くすら思ったものの、あらわすべきは謝意だろう。 引かれた椅子に礼を言いついで、そんな事を宣う。 春風が優しく頬を髪を撫で、穏やかな陽光が紅茶を透かす。良い席が取れた。 この店ならばどこであれ、良い席かもしれないが。 「……気配りの良く出来るお嬢さんだ。 …良き縁に、善く育まれているものだろうか。 そう簡単に得られる技能では…ないと。感心してしまうな」 年の頃にして品の良い振る舞いをするように見える。 こちらはこちらで我ながら年寄り臭い発言だと思うが。 そんな折、少女の囁きが年相応に楽しそうなものだから。 きょとんと一度、瞬きをして。 → (-73) 2022/03/26(Sat) 0:31:06 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア首飾りは持ち主の手でそっと外されて、 「……そう言われては、断り難いが… これは陣営戦だったように思う。すると…、 …タダで差し上げるのも、同じ陣営の参加者に少し悪いか」 テーブルの上、少女と男の間に置かれた。 そのままゆったりと行儀悪く頬杖をついて、目を細める。 「…では、私が目を離している隙に。 貴公がこれを取る事が出来たら…、差し上げようか。 …赤子の手を捻るように、とまではいくまいよ」 (-74) 2022/03/26(Sat) 0:31:47 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 日輪 キンウ「ふむ……、やはり……猫……」 その徹底ぶりに、真顔で感心している。 「成る程…、であれば…何も本に限ることは、ないな。 …上司の長話を聞くよりも…余程良い夢が見られそうだ。 そうだな…、物語となれば、仰る通り。 …とはいえ、既に世界には…多くの土台がある。 例えば、花にまつわる伝承、星の由来の神話… ……或いは。晴れた空や降る雨を見て。 …これは、私の場合だが…連想していく事が、多いかな」 顎を撫でて、己の手順を思い返す。 あまり意識した事が無かった。自分とて最初は、暇潰しだった。 「キンウ殿にも…例えば今日の様に晴れた日と、猫と、花。 これらの要素から、物語を紡ぐ事は出来るさ」 (-76) 2022/03/26(Sat) 0:52:49 |
【墓】 物書き ラサルハグ>>+8 ポルクス 「…去年まで。 ……ああ、いや…」 つい突っ込んだ事を尋ねかけて、唇に触れて視線を逸らす。 続ける言葉を考える仕草。 まあ、とはいえ。話したくなければ流してくれるだろうか。 光を灯して光を語る少年の言葉に、頷いて耳を傾ける。 「…ポルクス殿は。 …ただ光を標としてでなく、 その先に…或いは、そのもとに。 ひとを見ている……と。 ……貴公の歩んできた道が…光に照らされていた、 ひとつの証左かもしれないな。 その光を疎ましく思わず…、信じる事が出来る。 それは…」 果たしてその光が彼の片割れとまでは、その人物を知らずに解釈する事は憚られるが。 「その光が……善きものであった証だ」 (+14) 2022/03/26(Sat) 2:46:35 |
【墓】 物書き ラサルハグ>>+11 ミン 「そうであるなら……光栄だな。 …貴公は私からすれば…、見習うべき所の多い人だ」 彼女が何かと掬い上げてくれるから、自分も話しやすいに過ぎないのかも分からない。 このあたたかい場所で、陽だまりの様に笑う彼女に思う事と言えば。この先もそうあって欲しいと、そればかりだ。 それにしても、彼女は物知りだ。 否、自分がものを、生き方を知らないのか。 「――…ミリアン殿の保証に、相応しくあるよう。 努力するとしよう。 ありが、」 つい話し込んでしまった。折角祭りを楽しみに来ているのだから、あまり拘束しても申し訳無い。 最後に礼を言おうとして、 「?」 阻まれた。 「……人を誑し込む事が出来るほど、 器用とは……思えないが。 いや…、天然と言う以上は…器用さは不要なのだろうか…」 思い当たる事が無く、視線を逸らして考える仕草。 だめそう。 (+15) 2022/03/26(Sat) 3:51:17 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 看護生 ミン笑ってくれたから、助かった。 その言い草とかんばせにこちらも笑って肩を竦める。 言葉を交わせるということは、当たり前ではない。 ひとの為に持てる言葉を尽くせる彼女を心底尊敬する。 そんなひとに報いるならば、同じく言葉が良かった。 欲しいものを的確に差し出せるとは限らなくとも、 同じく彼女の為に尽くすのなら、今自分に出来るのは。 言葉が精一杯で、最適だろう。 「……ふむ? 承知した」 見守っていれば、差し出されたのは一輪の白い花。 豊かな花弁は華やかで、どこか芯の強さを感じられる印象。 その花の名は知っているが。 → (-85) 2022/03/26(Sat) 3:52:00 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 看護生 ミン「……」 語られる決意は清く、それこそ、その花に似ている。 相槌は打たず、花の向こうの少女を見つめて耳を傾けた。 聞き遂げて、彼女の細い指から花を受け取った。 ここで花が持つ言葉を知っていれば、何ぞ気の利いた事のひとつでも言えただろうと。 かつての同僚が聞いたなら、あきれていたかもしれない。 受け取った花に、ひそかに魔法をかける。 「……応援しているよ。何処からであっても。 何年経とうとも…、ミリアン殿が、 ……その希望を抱く限り。 …待っているとも、…その日を」 戦い守るばかりだった“魔法使い”が、 ただ花が長持ちするだけの魔法を。 (-86) 2022/03/26(Sat) 3:52:33 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグ「……ふふ、デートなんて本気で言ってしまったら。 私こそ妬かれて怒られてしまいそう……なんて。 ラサルハグさんは皆さんのアイドルのような存在ですし。 既に誰かに想いを寄せられているかもしれませんし、ね?」 離れた場所から眺めているだけでも、貴方の周りはいつも賑やか。 華やかな花々や、妖精のように愛らしい女性に囲まれていて。 だからこそ、少しばかり誘うのも躊躇われたのだけれど……。 なんて。そんな言葉は紅茶と共に飲み下してしまおう。 「……ふふ、お褒めに預かり光栄です。 スマートなエスコートが出来ていたらいいな」 誘った側としては、貴方に不快な思いをさせたくなくて。 それ以上に共に居て楽しかったと思ってもらえるように。 ついでに悪戯が上手くいくように、なんて下心が混じっていて。 年相応、よりかは少しばかり落ち着いた様子の貴方の言葉には、 多少なりとも面映ゆい気持ちにもなっただろう。 ✿ (-93) 2022/03/26(Sat) 15:12:26 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグさて。貴方が外した首飾りに視線を向け、再度顔を上げてみれば。 どこか余裕を感じる貴方の様子に、此方もゆるり頬が緩んだ。 両手指を組み、その上に顎を置いて。真正面から貴方を見つめる。 どうしたものか。暫しの思案の間に、花弁が一片傍に落ちた。 「……頬杖をついていたら、動きが鈍くなってしまいませんか」 冗談めかして囁けば、解いた指を滑らせて。 貴方との間に置かれた、卓上の小瓶に手を伸ばす。 本気で取ろうとは思っていない、緩やかな動きだ。 貴方の言葉からすれば容易に取れるものでもないだろう。 小瓶に貴方の手が被されば、素直に手を引くつもりだ。 (-94) 2022/03/26(Sat) 15:13:36 |
【墓】 物書き ラサルハグ>>+16 ポルクス 「ああ……、良かった。……良かった? 家出は……良くはないな……無事であれば、良いが……」 首が傾いでいく。 少年の様子から大事ではないらしい事は解るが、そういうものだろうか。そう遠くに逃げている訳ではない、とか? それこそあまり突っ込んでも悪い気がしてきた。 今生の別れでもなし、解決しただろう頃にまた尋ねてみようか。 思案していると、頭を下げられていた。 話を聞かせて貰っている身だから、何に対してのそれか一瞬分からなかった。 無意識に褒めるくらいには、自分はこの街と人々を気に入ったらしい。あまりに良くして貰ってばかりだから、当然か。 「……そうだな。 暗闇にあっても、見つけてもらう事が叶うだろう。 …独りではないことが、貴公の――」 → (+18) 2022/03/26(Sat) 15:23:33 |
【墓】 物書き ラサルハグ「――寂しがり屋の貴公の、支えになるのだろう。 …例え、迷う時があっても」 知れず笑んでいたのは、自分がこの祭りを訪れるまで、 戸惑い見失い、迷っていたからだ。 年若い彼がいずれ同じ様に夜闇に迷うことがあっても、 きっと大丈夫だろうことが、嬉しかった。 「……実に、呑み込み易い解説だった。 取材への協力、感謝する。 …双子の少年と、星の光。題材にして本に載っても、 …どうか怒らないで頂きたい」 冗談めかして言うが、結構本気でひとネタ書けそうだ。 礼ついでにもう1枚コインを手渡した。 「……もうひとつ、灯火を頂こうかな。 祭りを歩く…友にしよう」 (+19) 2022/03/26(Sat) 15:23:51 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア「アイドル」 信仰の対象、偶像。否。言わんとする意味は解る。 とはいえ思い当たる節は無く、少女の言い分に首をひねった。 「……数日前に訪れたばかりの者が…そんな身分なら。 私がどうこうではなく…、この街の… この祭りを好く人々が、…人懐っこいのだろうな」 実際、人々の歓迎はあたたかく手厚い。 無論この少女も例に漏れず。出来るものならその親切に報いたいのだが、具体的に何をと思いつかないでいる。 この平穏を享受して、こうしてたのしく過ごすことが、 ひいては恩返しに繋がると良いのだが。 あまり発想が無くて、全くこれだから。 → (-96) 2022/03/26(Sat) 16:17:37 |
【秘】 物書き ラサルハグ → 学生 ニア幾らも距離近く見つめ合う形になって、少女の瞳を前に、 機嫌の良い猫の様に目を細める。 そっと伸ばされた細い手指に、 大人の男の手をおなじく緩やかに伸ばし、 ダンスの誘いよろしく添えるように取って。 「…そうかもしれないな。だから、…」 今度こそにっこり笑って、囁いた。 「…うっかり盗られてしまう事も、あるだろうさ」 このお茶会が終わるまでに、少女の悪戯は成功するだろう。 戯れにあきれるように、花弁は風に乗って去っていく。 (-97) 2022/03/26(Sat) 16:18:02 |
【秘】 看護生 ミン → 物書き ラサルハグ手から離れた花を見て。 ハっと顔を上げて彼を見る。 自分を映す穏やかに細められた瞳が、 緩く弧を描く口元が、 貴方の、言葉が。 その全てに、鼻の奥がつん、として。 熱くなる目頭を”今はまだ”と抑え込む。 今すぐにでも吐き出してしまいたい言葉を堪えて じわじわと熱を持つ指先をぎゅっと握った。 「…ありがとうございます…ラサルハグさん。 私は……貴方がここで待ってくれていると、 そう、思えば……きっと、どんな高い壁も乗り越えられます。 だから…次にまたここで出会う時には… とびきりの報告と…私の…想いを…持ってきます。」 貴方を想って 短い夏が終わって 短い秋が終わって 短い冬が終わって そうしてまた、この季節がやってくる。 例え、離れていても、きっと大丈夫なのだろう。 貴方から、 (とけないまほう) 沢山の言葉をもらったから。 (-98) 2022/03/26(Sat) 16:26:21 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグこの街の人々が人懐っこいというのには同意を表した。 越してきてから日は経たぬけれど、明るく迎え入れてくれる。 その優しさに甘え、貴方にも甘えて。 少女は祭りを大いに楽しんでいた。 そして恩を返すというのならばこの少女もそうだ。 貴方に声を掛けられ、こうして遊びに興じてもらっている。 それならば。貴方が何か注文するものくらいは、こちらで持とう。 ✿ (-103) 2022/03/26(Sat) 18:16:56 |
【秘】 学生 ニア → 物書き ラサルハグゆるり翠の瞳が細まるのを見つめ、少女も楽し気に首を傾ぐ。 触れようと思った小瓶。実際に触れたのは貴方の体温。 「……ふふ、案外難しいですね」 取られた手を見つめ、どうしたものかと微笑んで。 自身のものより少しばかり大きく筋張った手をやわく握る。 あぁ、貴方こそイタズラ好きの妖精さんのよう、なんて。 ✿ 一進一退の攻防の末、甘やかされた結果として。 貴方の小瓶を手に取ることに成功すれば、得た小瓶に唇を寄せる。 「……蜜、ごちそうさまです、ラサルハグさん」 茶器に零れ落ちる花弁、その道を目で辿れば紅に染まる空。 良い時間だ。貴方をこれ以上拘束するわけにもいくまい。 そろり席から立ち上がり、伝票と貴方に手を伸ばす。 さて、どちらも手に取れただろうか。 どういう結果になろうとも少女は満足そうだ。 きっと貴方との別れ際まで、笑みを湛えていただろう。 (-104) 2022/03/26(Sat) 18:17:09 |
【秘】 異邦人 サルガス → 物書き ラサルハグ「良好な反応を確認。 私があなたを知ろうとしたように、 あなたもまた私を知る権利があります。 けれど今はあなたはあなたを考える時間が必要だと考えられます。 我々の時間はまだ長い、 故にこの場は一度終了いたします。 私は望むならいつでも待っています。 良い出会いでした。なら次は良い再会があるのでしょう」 そういって同じく空のカップを置いて、しっかり頭を下げる。 別れを告げれば立ち去った。 (-106) 2022/03/26(Sat) 18:39:01 |
【秘】 日輪 キンウ → 物書き ラサルハグ「お陰様で夢の中ではお姫様だったり勇者だったりしました。にゃ」 もう遠い昔の話のように思いますけど。にゃ。 「ふむ。にゃ。 伝承や神話ですか。にゃ。 そういえばお祭りも神様に捧げるものだったりすることがあるって聞きました。にゃ。 雨が降ったり、晴れになったり、人間じゃどうしようもないことを、 神様に祈ってどうにかしてもらったりしたと聞きます。にゃ」 にゃにゃ、と話を聞き。 「すると現実で雨が降ってるのに物語の中で晴れさせたり、 猫と花を結び付けたりできるのは神様みたいです。にゃ。 何でも思い通りに描けそうですけど、それじゃお話にならなかったりしますか。にゃ?」 (-112) 2022/03/26(Sat) 20:12:55 |
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