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【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「薄々そんな気ィはしてたが……、 お前サンの旦那は領主じゃねぇな 」義務を投げ出して権利だけを主張するのはもはや貴族ではない。 特権を得る代わりに、領地の民のため、国のために義務を果たすのが貴族のはずだからだ。 きっとこの女は。 その領主にとっては都合のいい女なんだろう。 「お前サン、旦那はどこかに行くことが多いとは言うが……本当はわかってんじゃねぇのかイ。 まず間違いなく仕事なんざしてねぇし、遊んでる。 もっと言えば…… ソイツは外に女が居るぞ 」確かに、自分とその男は比べるまでもないだろう。 (-32) 2022/01/20(Thu) 13:04:32 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ッ」 グラスを握る両手に力が込められる。 ひといきに残りを飲み干して、近くにあった酒瓶を荒っぽく掴んでグラスに注いだ。中身が何かすらさえ確認しない。 「……それが、どうしたっていうのよ。私の知ったことでは無いわ。 私は私の役割を果たすだけ、私は己に与えられたレールを真っ直ぐ進むだけ!それが私と言う人間に許された生き方なのよ!」 「どれだけ頑張っても私は後継ぎが出来ない役立たずなのだから、それ以外の責務を果たすしかないでしょう……」 (-34) 2022/01/20(Thu) 14:17:50 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ指輪が覆われた理由も、沈黙の理由も、アルレシャにはわかりませんでした。いつもと話し方が違うことだけは、わかりました。 「んん〜……あそびたいから……いっしょにあそべるこがすき! スピカはだんなさんといっしょに、 なにをするのがすき? 」好きでもない人と一緒にいる理由がありませんから、きっとスピカは旦那さんのことが好きなのです。アルレシャは、そう思いました。 ですから『共に何をするのか』ではなく、『共に何をするのが好きか』という問いでした。 (-35) 2022/01/20(Thu) 14:22:17 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「 あ”ぁ? …………お前サン、それをソイツに言われたのかい」 子供ができないのは何も女のせいではない。 男に原因がある場合だってあるはずなのに、どうして。 むしろ、外で遊びまくってる割に私生児がいないのであれば、男の方に原因がある可能性のほうがたかいのではないだろうか。 「あ、おい。 その酒はあんまガバガバ飲むものじゃ…… あー……聞いてねェな…… 」「俺が聞きたいのはそういうことじゃねぇなぁ……。 お前サンは本当は……どうしたい? 一度義務やレールの事は忘れて考えてみな」 俺は”なんでも屋”だ。 何でも叶えてやる力は……ある。 (-37) 2022/01/20(Thu) 14:35:59 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「一緒に遊べる子。いいわね、一緒だときっと色んなことが出来そうで」 君を見ているようで、なんだか遠くを見ているような眼差し。 「私は……。 ………………」 閉口。沈黙。それから。 「…………分からないわ。私は、主人を支えることばかり考えてたから。 ……何が好きなのか、考えたこともなかった」 (-39) 2022/01/20(Thu) 16:00:11 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「何も気にするのは主人だけじゃないわよ。家系、血筋を絶やさないようにと考える主人の血族達もよ」 ぐいと更に酒を飲み干す。 喉が焼ける。思考が溶ける。でも今はそれでいい。 今はただ、もう楽になってしまいたかった。 「どうしたい?」 思案する。 ぼんやりとした目がら貴方を見つめる。 胸の奥底に沈んだ本音。それは―― ▽ (-41) 2022/01/20(Thu) 16:04:57 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「――どうしたい、のかしら。 アマノ、私、わたしは…… …………からっぽだわ」 すぐに出せる願いすらも無かった。 役割に殉じ続けてきた女は、正しく領主に嫁ぐ嫁として作られたのだ。 (-42) 2022/01/20(Thu) 16:05:12 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「―――私生児は。 お前サンの子じゃねぇ子供はいるのかい、お前サンの旦那には」 確認するように問う。 貴族というのは血筋を絶やさないように気を配っているのは知ってることだが。 何もそれだけが人の価値ではない。 ぼんやりとした、蒸気を帯びた顔が、瞳がこちらを向く。 「……何も考えられない……か。 しかしなァ、からっぽってンなら……これから満たす事は出来ンだぞ」 満たしてやろうか、と。 薄く笑う。 (-43) 2022/01/20(Thu) 16:16:00 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「分からないわよ……教えてくれないもの……。私は気持ちを汲むのが上手くないから、返ってきたのは癇癪と拳だけよ」 ゆるゆると首を振る。ああ、だからダメなのだろうか。役割に殉じる為に他のものを捨ててしまったのがいけないのだろうか。 「満たす……?」 ぼんやりとした頭で言葉を繰り返す。 「どうしたらいいか、教えてくれるの? 貴方なら答えを知っているの?」 本音がこぼれ落ちる。 役割ではなく、女の意思で―― 「教えてよ、アマノ」 ――貴方にそう問うた。 (-48) 2022/01/20(Thu) 16:53:14 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ「ぇ……ええ! すきじゃないのに、けっこんしたの……? むかしはすきだった、とか……?」 親や家といった、自分以外の都合で決まる結婚というものは想像もできません。 アルレシャは枕を抱え、スピカを心配そうに見上げています。 「なんか……、けらいのひとみたい。たいへんそう……」 アルレシャが知っている大人といえば、絵本に出てくる家来や木こり、職人くらいです。中でも1番イメージに近いものが家来でした。 決して貶めているわけではありません。それ以外に言葉が思い付かなかったのです。 (-49) 2022/01/20(Thu) 17:24:25 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「暴力まで受けたのか、女相手に…… とんだクソ野郎だなソイツは」 レールに沿って、役割に殉じるだけの生活。 それではただの人形と同じだ。 昔のことを思い出して頭を振る。 「俺が相手でいいのかい?」 やっと本音がこぼれたかと。 あなたの頬に手を伸ばし、ゆるりと撫で。 「心のやり場がわからねェってんなら……教えてやんよ」 ――そうして重ねた唇からは、甘い酒の味がした。 (-55) 2022/01/20(Thu) 20:19:40 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「いいえ。親が決めたのよ、私と主人は将来結婚しなさいって。子供の頃にね。必要なことだったの。私のお家を守る為に」 まっすぐな言葉に一度瞳を伏せる。 「…………。そう、ね。家来みたい。 妻は主人の為に尽くして、なんでも言うこと聞かなきゃいけない。そういうルールのようなものがあったから」 言い返すことも訂正することも出来なかった。 まさにそうとしか言いようがなかったのだ。 夫の顔を立て、我儘を聞きながら屋敷を切り盛りする。その為だけに女は生き続けているのだから。 (-59) 2022/01/20(Thu) 21:23:42 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「仕方がないのかもしれないわ。領主の気持ちなんて、私が知るはずないもの。もしかしたら本当は主人も辛い思いをしていたかもしれないし……」 眼前に迫る男をぼんやりと見上げる。頬に手を添えられてもそのままだ。 唇に何かが触れる。 甘い何かが体を満たす。 「アマノ」 手のやり場がなくて思わず拳をわずかに握れば、指輪をした左手の薬指が圧迫感を訴える。 それを……見て見ぬふりをするように、そっと瞼を下ろした。 「貴方しか、いないわよ。 ……こんな、物好きな女に何かを教えてくれる人なんて」 (-60) 2022/01/20(Thu) 21:34:48 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「まぁ、……そういうのもあるかもしれないが…… ったく。こういう時にまで相手を立てなくてもいーだろうが」 頬に触れても、唇を奪っても、抵抗はない。 「ハハ、教えるさぁ…… お前サンの旦那が教えてくれなかった事を、俺が全部埋めてやる」 貪るように熱く唇を重ね、酸素を奪う。 あなたの力が抜けてしまえば、優しく腕に抱き、己のベッドにあなたの身を横たえるだろう。 その先は―――、言わずもがなだ。 (-61) 2022/01/20(Thu) 23:39:14 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ「……すごく、がんばってきたんだねぇ」 小さな手をスピカの背中に伸ばしました。掌をゆっくり、優しく労るように動かします。 本当は頭を撫でたかったのですが、手が届かなかったのです。 「――――よし、よし。スピカはえらいね……」 その手付きはまるで、母親が子供を宥めるようでした。未だ子供であるはずなのに、何故か手慣れているかのような。 ……かつて自分がお母さんにしてもらったことを、真似ているのかもしれません。 (-62) 2022/01/21(Fri) 0:05:42 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ぁ…………ぅ……」 そんな情熱的な口付けを知らない。 そんな労るような手つきを知らない。 そんな優しい感情を、私は知らない。 知らないものがいっぺんに与えられて、どこか胸が苦しくなって。たまらず、目の端からほろりと涙が一雫こぼれて落ちてシーツに飲み込まれていった。 本当は拒まなければならないのに。 一人の夫を尽くす役割を持つなら、これはよくないと分かっているのに。 体が、動かない。 「忘れさせて、今だけ」 全て全て、酒のせいにしてしまおう。 (-70) 2022/01/21(Fri) 9:57:38 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ大人しく背中を撫でられる。 小さな子供にこんなに気を遣われるなんて。本来なら自分が子供の面倒をきちんと見るべきなのに。 「偉くなんてないわよ。これは、必要なこと……で……」 言葉尻が萎む。思わず顔を上げる。 その優しげな手つきに身を預けていたが、一欠片の疑問が胸に落ちてきて、少女へと視線を動かした。 真似るにしても、どうしてそこまで違和感なく撫でられるのだろうか。 違和感がないことこそが、違和感だ。 (-71) 2022/01/21(Fri) 10:02:42 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカ「……ふふ」 声色こそ幼い子供の高さです。その眼差しは優しさというよりは、慈愛に近しい何かを孕んでいました。 「もしね、つらくてもうやだっておもったらね、にげちゃえばいいんだよ? たくさんあそんでいれば、おうちのことなんてわすれちゃうもん」 子供らしい、無責任な提案でした。 けれども、前例を知っているかのような言い回しに聞こえるかもしれません。 気のせいかも、しれません。 アルレシャはまだ幼いですから、言葉使いが正しくないことだってあるでしょう。 (-74) 2022/01/21(Fri) 11:08:42 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「……任せな」 涙の滲む目尻に唇を落とし、優しく髪をなでた。 自分とて、既婚者の女に手を出すのはいけないというのはちゃんとわかっている。 わかっているが、それでも。 放っておけないのだ。 何も教えられず、与えられず。 鎖に縛られて身動きすらできないあなたが。 そんなあなたの姿が、かつて愛した女の影に重なって目をそらせない。 「忘れられなくしてやるよ……俺を」 乱れた衣服の隙間から手を滑らせ、その白い肌を暴いていく。 その細い首筋、胸元に赤い花弁を散らし、双丘の頂きを優しく刺激した。 だんだん下がっていく男の手が、あなたの一番敏感な場所へたどり着くまで、 ――ゆっくりゆっくりと優しく、時間をかけて…… (-76) 2022/01/21(Fri) 12:34:10 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ子供が持つには不釣り合いの感情にどこか引っかかりを感じるけれど、すぐに泡のように消えていく。 「……。……逃げてもいいの? どれだけ遊んでも、許される?」 女にとっては甘い誘惑。夢のような信じがたい提案。 恐る恐る、というふうに問いかける。その声はあまりにも頼りない。 (-82) 2022/01/21(Fri) 15:22:13 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 欠けた星 スピカそれは、まるで綿飴のよう。ふわふわと柔らかく、雲のような甘さを携えています。 「もっちろん! だれだって、すきなばしょですきなことをしていいんだよ? アルのママなら、ぜーんぶゆるしてくれる!」 スピカの置かれている環境について、先程聞いた程度のことしか知りません。 ――――ですが、アルレシャは知っています。 「……あのね? スピカは、けっこんするためにうまれたんじゃない。 しあわせになるために、うまれたの 」産まれてくる子供は、須く 幸せであるべき なのです。戦争、政治、風習……大人の都合で利用されるなど、以ての外。子供は決して大人の道具ではありません。 だからこそ箱庭の中で、そっと守るのです。 (-83) 2022/01/21(Fri) 16:43:27 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ夫と肌を重ねる時はひたすら冷えた思いで自分から動いていた筈なのに、今は思考さえも溶かす熱でうまく体が動かない。 されるがままに暴かれれば、悩ましげに吐息が溢れる。 知らない。こんな熱さ、初めてだ。 何度も事に及んだことがあるのに、まるで生娘のように戸惑い続ける。 「……怖い、わ。こんな感覚……、っぁ……知ら……ない…………っ」 優しさから逃げるように時折身を捩り、助けを求めるように「アマノ」と呼んだ。 「ねえ、どうして、よくしてくれるの……?これの、この依頼の対価は、何……?」 (-84) 2022/01/21(Fri) 17:09:31 |
【秘】 欠けた星 スピカ → こどもの アルレシャ「好きな場所で、好きなことを……」 目を閉じる。 この子が語るのはまるで絵本に出てくる世界のよう。 絵本が好きだった。不思議でいっぱいの世界に幼いときの自分の心はそれはもう弾んでいた。 叶うことなら、好きな道を選んで良いのなら、絵本作家になりたかった。 「幸せになるために生まれた……」 「……。アル、私、わたし……」 ▽ (-85) 2022/01/21(Fri) 18:56:32 |
【秘】 灯された星 スピカ → こどもの アルレシャ「……ごめんなさい。それでも、貴方のお母様の元へ行けないわ」 静かに、丁寧にそう告げる。 「夢に満ちたお話ね。絵本みたいでとっても素敵。 でもね、アル。私までそちらに行ってしまったら、残された他の子たちは誰が守るのかしら。全部全部、皆が守りたいものをアルのお母様が守ってくれるの?」 子守唄を紡ぐように、穏やかに言い続ける。 「大人になってからじゃないと見えないものがある。知らないものがある。幸せだって、自分で掴まなくちゃいけない。 私、それを此処で少しだけ知ったのよ。そして、それを守る為には大人になって力を得ることも必要だって」 「だから……だから、ごめんなさい」 「私は」 「夢を見るだけの子供のままじゃ、いられない」 (-86) 2022/01/21(Fri) 18:59:12 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「気持ちいいと……っ、、思ったことがなかったか?」 それはそうだろう。 まともに愛されてもいない交わりで高みに昇ったことなどあるまい。 戸惑い震える様子に目を細めて顔を埋め、一番敏感な場所に舌を這わせた。 甘さを含んだ声が耳をくすぐる。 必死に名を呼ばれるのが、嬉しいとさえ思えるほど自分も久しぶりの熱に酔っている。 「対価……? 対価はそうだな……お前サンが幸せになることだよ」 「――もう後戻りはできねぇぞ。イイな?」 NOの言葉はもう聞いてあげられない。 己の高ぶりをぐずぐずに溶けきったそこに充てがえば、熱く、深く突き立てていくだろう。 (-87) 2022/01/21(Fri) 20:42:25 |
【秘】 灯された星 スピカ → なんでも屋 アマノ「思う余裕なんて……ッ、なかった、わよ……っ。 子供を作るための行為でしかなかったのだから、辛くて……っ、もうしたくないと、思って……は、ぁ、いた、のに……っ」 秘所に向かっている舌を捉えるや否や嬌声とは違う悲鳴をあげた。 そんなこと、夫は絶対にしなかった。己を気持ちよくすることなんて一度も考えてくれたことがなかったのだから。 「ッ、そんな、そんな対価……貴方に何の益があるって言うの…………?!ぁ、あぁ、あっ」 ひくりと痙攣する肉を無視できない質量と熱が触れた。 「初めから、私には……振り返る道なんてありはしないわ……」 割り込んでくる。侵してくる。 何も知らなかった女の中に。 怖いと思っていた事なのに、全然そうは思えなくて。 細い声をあげて、男の熱を受け入れた。 (-104) 2022/01/22(Sat) 5:44:08 |
【秘】 こどもの アルレシャ → 灯された星 スピカ神さまが救うのは、救いを求める人だけです。救われようとしない人を助けることは、できません。 神さまでさえ、そうなのです。アルレシャのお母さんなら尚更でしょう。 「……やさしいね。それは、スピカじゃなくてもいいのに。 ママはね、うごけないの。だから、じぶんからきたこしか、まもれないんだ」 そう、スピカである必要はないのです。背丈があれば、遠くが見渡せます。大人なら、きっとわかるはず。 それでも、大人になりたいというのなら――止める理由などありません。 するりと小さな手を大きな手に重ね、目を伏せます。 「ざぁんねん。スピカはもう、ママなんだ。 アルにはよくわかんないけど、これからもがんばって」 (-108) 2022/01/22(Sat) 12:14:47 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 灯された星 スピカ「そこに気持ちが入ってなければなぁ、こんなの、ヨくなるはずがねぇだろ?」 快楽とはこういうものだと教えこむように執拗に。 悦ぶという事を決して忘れられないように、求めることができるように刻んでいく。 花弁を残したのも、わざとだ。 あれば消えるまでの間、決して忘れることなんてできないだろうから。 「益は……あるねェ」 「俺が満足できる」 それだけで十分だ。 女の身体の中は温かくて、気を確かに持っておかないと自分が持っていかれそうになる。 そこをぐっと耐えて動けば、素直になったあなたは良い鳴き声を上げるだろうか。 それは一夜の過ちだと世間一般はそう話しても あなたにとって、自分にとってこれは、本当に過ちなのだろうか。 わからないが……ただ。 この夜を、どうにか残してしまいたいと思う心がそっと囁く。 「なぁ……、出来るかどうか、試してみるか?」 それはきっと、悪魔の誘いだ。 (-122) 2022/01/22(Sat) 19:49:46 |
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