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【独】 しもべじゃない レグナ/* 本編でもそうなんですが、出る為なら人を殺す事すら出来てしまう、そんな自分にも嫌気がさしているかもしれませんね。 (-8) 2023/09/11(Mon) 15:24:19 |
【鳴】 悪役にすらなれない レグナひとしきり、笑い声を零した後。 この部屋に来る時と同じ鳥居が現れるのを見た。 ああ、本当に。こんな自分に嫌気が差す。 あまりにも愚かで笑い声が止まらない! 「あは、……はは、ははは……」 条件が満たされたというのに、乾いた笑いは止まらないまま。 あなたの亡骸を背負う様にして、鳥居を潜る。 ぐるぐると頭の中が回っている。 ここから出て、それからどうする?皆には、アリアにはどう説明するんだ? こんな現実、夢だったかのように、 無かった事になってしまえばいいのに。 (=3) 2023/09/11(Mon) 18:27:08 |
【人】 悪役にすらなれない レグナ鳥居を潜って、ぱち、と瞬き。 何処からともなく響くクラッカーと紙吹雪に、 流石に驚いた様にそれらをぼんやりと見ている。 けれども、感情はそれに追い付く所ではなく。 その神仙様を殺した相手に何を言っているんだか、と思いながら、 ぼうっと話を聞いていたら。 「……ん。えっ、は?ちょっと待て、二人?仮想空間??」 ついでの様に知らされたそれに、ぼんやりとしていた意識が段々とはっきりしていく。 ばっと背負ったマオの方を見るのと、 マオが跳ねる様に飛びあがって、何処かへと逃げだしたのは恐らくほぼ同時だ。 当然知らせなかった事に怒りが差したが、ころころと笑われ猫じゃらしを渡されて。 「〜〜〜〜っ、 俺は、ほんっ、きで、……、……!!」と、今更覚悟の恥ずかしさやら、それでも殺した事実はそこにある事やらが込みあがって来て。 とにかく、猫じゃらしを手に持ったまま。 適当に狐面をあしらって、マオの逃げた方向を追う。 (3) 2023/09/11(Mon) 22:41:53 |
レグナは、マオを追いかける。最中、01.ぼんやりと提灯の明かりを追っていると、人ごみに飲まれてしまう。君の背中が、遠ざかっていく。vil (a0) 2023/09/11(Mon) 22:43:55 |
レグナは、邪魔だと人混みを掻き分ける様にして、逃げた背を探す。探す。 (a1) 2023/09/11(Mon) 22:44:27 |
【人】 唯の青年 レグナ――それから、どれだけ時間が経っただろうか。 少しかもしれないし、夜空に大きな花火が打ちあがるまで、時間がかかってしまったかもしれない。 どちらにせよ、レグナは。それでもあなたを探す事を諦めなかっただろう。 「マオ」 あなたが高い木の上に登っているのを、見つけたのなら、そう声を掛ける。 「……、なあ。俺は、」 「あんたさえ、許すのなら。仲直りが、したい」 「花火をするのだって、諦めてない」 「…………。ごめんな、あんなに怒っちまって。 苦しい思いも、させて」 だから、これは自分の身勝手だけれど。 ……それでも、と。 (6) 2023/09/12(Tue) 19:27:29 |
レグナは、マオに手を伸ばす。降りられなくなったのなら、受け止めるから。 (a3) 2023/09/12(Tue) 19:27:49 |
【人】 唯の青年 レグナぽたぽたと、"雨"が降るのを感じる。 "雨"のしずくが、自らの頬に落ち、濡れる。 「……、それでも。あのまま終わりなんて、俺は嫌だ。 だから……俺は、あんたに生きててくれて、あれが現実で無くて、良かったと思うよ」 「だって、死んでしまったら。それで終わりだ。 ……生きてさえいれば、いくらだってやり直せるだろ?」 苦笑交じりにそう告げる。 失った経験なんて無い筈なのに、そんな言葉がするりと出たのだ。 「あんな風に、言っちまったけどさ。 俺は、本当は。……しもべで、居たい」 「本当に困る事はあるけど、それは俺をマオに渡すって解釈された責任だ」 「……だから、降りておいで。マオ。」 そういって、両手を伸ばす。 ▼ (9) 2023/09/13(Wed) 0:37:14 |
【人】 唯の青年 レグナが。突如響いた ドォン! と大きな音と共に。猫みたいな悲鳴が上から来たかと思うと、マオが木から落ちている!!! 「!????!?!?」 レグナは股間の上にドォン!!! (10) 2023/09/13(Wed) 0:40:44 |
レグナは、 「い"ッッッ、―――――!!!!!!」 (a5) 2023/09/13(Wed) 0:42:37 |
レグナは、数分間は痛みに悶絶している事だろう。 (a6) 2023/09/13(Wed) 0:42:50 |
【人】 唯の青年 レグナ……暫く痛みに蹲っていたが、それはともかくとして。 縋る様に顔を埋め、普段とは段違いにしおらしく、か弱く、震える声が聞こえれば。 ゆっくり宥める様に、ぽんぽんと頭を優しく叩く。 「…………。」 「心から嫌ってたら、あんたのものになるのを断ってるし、 いくら我儘言ったって此処までしてやる道理はないし、 あの言葉に、怒ったりしない」 いくら自分がお人好しだろうと、嫌いな相手の面倒を好き好んでみるものか。 嫌いな相手を殺した所で、あんなにも深い疵になったりなんてするものか。 ▼ (15) 2023/09/13(Wed) 18:59:46 |
【人】 唯の青年 レグナあなたが顔を上げて。そこから、赤い目元が見えれば。 やれやれと呆れた様な、安心した様な、普段と似た声を零して。その目元を拭い。 抱きつかれれば。ゆっくりとその身を抱きしめ返す。 すっかり冷え切った体温に、自身の温度を伝える様に。 「……うん」 我儘で、自分勝手で、酷いことをさせて、困らせる様な。 そんなあなたから紡がれる謝罪を、懇願を、願いを。確かに聞き取って。一言一言に頷いて、背を撫でる。 塗れた若草色が、此方を見ている。 あの時だって、視線を交わしてはいたけれど。 ようやく、心から目を合わせてくれた、そんな気がした。 綺麗な色に染まった火花が音と共に夜空に咲く。 大きな音と光が空間を支配する。 ▼ (16) 2023/09/13(Wed) 19:00:27 |
レグナは、それでも、確かに、聞き逃さなかった。 (a9) 2023/09/13(Wed) 19:00:38 |
レグナは、レグナにとっては、あなたは、ただひとりの、 (a10) 2023/09/13(Wed) 19:01:44 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ「……っ……ゆるして、くれる……のか? 嫌い、じゃない……なら? 好き……?」 レグナのてのひらは、やっぱりやさしくてあたたかかった。 その手に触れられるのが好きでたまらなくて、思わず頬が緩む。 拭われた目元は、不思議と涙は止まっていた。 ああ、だけど抱きしめられるのは、きっと初めてだ。 なんだか、ふしぎな気分。 胸の痛みがやわらいで、ずっとこうしていたくなる。 いつも、わがままを仕方なくきいてくれるような そんなレグナらしい調子の愛のことばを反芻する。 すこしそわそわとした様子で。 「う……じゃあ、……じゃあ、レグナとわし……なかなおりか?」 少し、昂ぶりを隠せないようにぐいと身を乗り出す。 「レグナはわしのか?」 調子づいてくるのは早かった。 ぎゅぅとその細腕でつよく抱きしめる。 見かけによらず、案外力があった。 ▼ (-17) 2023/09/13(Wed) 22:08:59 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ「のう……レグナ。レグナのくれる愛はどんな形じゃ……?」 目を細めてほんのり、恍惚としたような視線で見つめる。 愛してなんて言ったけれど、その愛が人とはほんの少しずれているかもしれなくって、だから思わずたずねる。 レグナの手を自分の顎から頬を撫ぜさせるように沿わせて 縋るように、すりと頬擦りしながら不安げにおねだりする。 「教えてくりゃれ……」 こんなふうに、とそっと顔を近づけて目元に口づけをする。 マオはレグナの瞳が好きだから。 大空には沢山の美しい大輪が咲き乱れる中 マオの瞳にはレグナしか映していなかった。 (-18) 2023/09/13(Wed) 22:15:00 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ「ああ。大丈夫。許す。 ……あんたも知っての通り、俺はこうやって伝える事、あんまり得意じゃねえけど。 ちゃんと、マオの事。……好きだよ」 とん、とん。宥める様に、あなたの背を撫でる。 幼い子にするようなそれでいて、少しだけ違う様な。そんな色。 「仲直り、だ。お互いごめんなさいをしたのなら、仲直り」 そう言った後。 ぐい、と身を乗り出して、調子付かれた言葉を告げられれば。 「……、そう、だよ。 嫌いな相手に、俺自身をあげる事を、了承しないだろ」 「だから、俺は……マオの、だ」 ▼ (-19) 2023/09/14(Thu) 1:44:00 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ「……俺の、愛……?」 おねだりを受け。暫し考えて。考えて。……考えてから、漸く。 恍惚とした視線に目を合わせる。 今まで受け入れようとしなかった、強がりな部分。 撫でられればそこは擽ったさの中に、何かが混じっている。 「……、」 心臓が、少し高鳴っているのを感じた。 こんな風にかき乱されるのは、唯一無二だ。 目元に口付けをされれば、少しくすぐったいな、と笑て。 きっとそうした後、あなたはじっとこちらの行動を待つだろう。 「……、わかった」 言って、鼻先に軽いキスを送り。 次に、唇に長く、甘いキスを送った。 途中慣れていないながらおずおずと、舌を入れてみたりも、する。 (-21) 2023/09/14(Thu) 1:45:07 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ「…………!」 ぱあっと笑顔が咲く。 ゆるしと、仲直りと、そして改めてちゃんと "わしのじゃ"ということを確認して認めてもらって── 「レグナ……」 「レグナぁ〜……!」 「おまえが、初心で照れ屋さんというやつなのは わかっておったが、だいじなことは伝えてほしいのじゃ… レグナはわしのじゃ……大好きなのじゃ……」 嬉々とした声色で喜びを露わにし、胸元にすり寄る。 猫であったならばごろごろと喉でも鳴らしていたかも。 「そうじゃ! これ……なかなおりの証じゃ…… おまえ、いつも乗ってるし好きじゃろ……? 鉄でできた鳥の乗り物……」 懐から、軽い紙の素材でできた、飛行機のおもちゃを取り出して、ぐいと押し付けた。さんざん動き回って潰れたのか、若干形が歪んでいた。ぴかぴか、きらきらと光る金色だ。黄金の浴衣といい、派手な色。どこまでも金色を推したいらしかった。 先端にはプロペラもついており、ちゃんと飛べるつくり。 マオは普段人工のものに馴染みはあまりない。相手の好きなものを手に入れるという試練で手に入れたものなのだった。 ▼ (-22) 2023/09/14(Thu) 14:14:19 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ心臓を高鳴らせていたのは、じっと待っていたマオも一緒だった。 胸の奥をつくような感情が苦しくも、心地よくもある。 こんなふうに、人を愛し、愛されるのなんて初めてだから。 鼻先に降るくすぐったい感触に目を細めてくす、とうれしそうに笑い声を零した。 あなたの両頬を撫ぜるように、そっと手を添えて、瞼を閉じて。 かさねられた唇を愛おしげに、甘く、やわらかく食む。 ひかえめに入り込んできた舌をからかうように 舌先でつついたりして、ゆっくりと絡めていく。 「……ん、……っ……」 鼻にかかった甘い声が漏れる。 うっすらと瞳を開けると、あなたの顔が目の前にある。 ほっぺたが熱い。吐息も、身体も、じわじわと熱を帯びて。 ふたりの呼吸が、唾液が混ざり合って、心も溶かしていく。 (-23) 2023/09/14(Thu) 14:17:56 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ懐いた猫の様に、すりすりと胸元に擦り寄られれば少し擽ったそうに撫でる事を続ける。 同時に、大好きだと言われれば。満更でも無さそうに笑む事だろう。 「仲直りの証?」 言われれば尋ね返して。 出て来た飛行機のおもちゃに、ぱちぱちと瞬き。 それから、また金色である事に。それが自分のイメージなのか、或いはあなたの好きな色なのか、と笑いつつも。 けれども好きなものを覚えてくれた事には嬉しく思いながら、受け取って。 「……ありがとな。 そうだ、俺からも渡すものがあったんだった」 言って取り出したのは、まん丸で黄色い月を模した髪飾り。 普段はまるで子供の様なのに、時に此方に合わせようと背伸びしたがる様な。そんなあなたによく似合うと、そう思った。 望むのならば「少し、上向いて」と。そのままあなたの髪に着けようともするだろう。 ▼ (-28) 2023/09/14(Thu) 22:00:38 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオかき乱される様な感情に任せるまま、ゆっくりと舌が絡まっていく。 唇に伝わる愛おし気に食まれる感覚が、舌に伝わる揶揄う様につつかれる感覚が、心地いい。 仕返しと言わんがばかりに、上顎を舌で少しつついて。そうしてふたり、愛情に浸る。 「……、ふ……」 祭りで賑わう人々は、皆花火に夢中で、物陰の二人に気付いていない。 或いは自分達が二人の空間を望んでいるからか、なんて事には。気付く事はない。 (-29) 2023/09/14(Thu) 22:01:03 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ証を受け取ってもらえたことに密かに安堵して 渡すものがあると聞けばよっぽどお腹がすいているのか 食い意地が張っているのか「メシか?」と反応するが 「……なんじゃ? 黄色いまんじゅうの飾りかの? わし、黄色はきらきらで好きじゃぞ。おまえの眼の色もそうじゃ」 着てもらおうと思った浴衣も、飛行機のおもちゃが金色だったのも、きっとそこからだ。 髪飾りをまじまじと見つめて、いっとき首をかしげるも 言われるがまま「ん!」とご機嫌で上を向く。 「マオ様が美しく見えるようにつけるのじゃぞ〜?」 段々といつもの調子を取り戻してきたのだった。 調子に乗ってきた、と言うべきか。 ▼ (-30) 2023/09/14(Thu) 23:32:19 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ頬に添えていた手が、さ迷うように あなたの耳をくすぐって、耳の後ろを沿って、さらに首の後ろへ。 いつかやったような体を密着させるような体勢。 「……ん、んっ」 あなたの舌につつかれるとぴく、とちいさく肩がはねて。 負けじとあなたの舌の裏に入りこむ。温かくて湿った感触。 生まれ始めた欲情に身を任せながら、先よりも少し激しく深い口づけを交わす。もっと、もっと、とねだるようにあなたに縋る。 時も、花火も、ここがお祭りということも忘れたように浸った。 「ぷ、は……」 呼吸も忘れて夢中でするものだから、苦しくなって、ふいに口が離れる。 口元をぬぐうこともせず、だらしなく口をあけて 乱れた呼吸を整えながら、熱を帯びた瞳であなたを見つめた。 ▼ (-31) 2023/09/14(Thu) 23:43:41 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ「のう、レグナぁ……♡」 「……もっとわしを可愛がってくりゃれ…………」 すっかり上気してほんのりと赤く染まった頬。潤んだ瞳。 さんざん着崩れていた浴衣をずらしたのか、ずれたのか 肩を、胸元をはだけさせて、欲情を誘うようなねこなで声を出す。 ……野外ということなど、気にもせず。 まるで、発情した獣みたいだ。 「さっき打ったここは、もう痛くないかの……?」 マオの指先がゆっくりとあなたの胸元、腹、下腹部と順になぞって 最後に腿の間で、止まる。しなやかな指先がそっとそこを撫でる。 まぎれもなく、わざとやっているいたずら。 調子に乗ってるいたずら猫じじいを叱って、おあずけしたっていい。 (-32) 2023/09/14(Thu) 23:49:42 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ「メシか?」と聞かれると、やっぱりそっちの方がよかったか?と思い直すも。 まあ、祭りの時間はまだまだあるのだ、後で買いに行けばいい。 「月だよ、満月の飾り。……まんじゅうも過ぎったけど。 あんたさ、時々背伸びしたがるだろ。 だからちょっとした、背伸びできるようなおまじない」 目の色を指摘されれば、何時でも一緒という証みたいだな、と過る。それに少々自分で照れを感じるも。 あなたがそう言って喜ぶのなら、これでよかったのだと思い直して。 「はいはい。……ほら、綺麗に出来た」 調子に乗ってきたあなたの様子に、此方も安心した様子で。 暗い夜に満月が光れば、もう一度優しくぽんぽんと頭を叩く。 ▼ (-36) 2023/09/15(Fri) 14:37:49 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ腕から、身体から、あなたの体温が伝わって来る。 そこに生命があるという証の、温かい温度。 舌の裏に入り込まれれば「……ん、」と軽く、声が自身からも漏れる。 強請られる様に縋る事を繰り返せば、しょうがないなと言わんがばかりに答えて。 深く、甘く、長く。その行為に浸っている。 そんな二人を、花火の光が照らしている。 「……は、」 口を離せば、名残惜しそうに唾液の糸が、二人を繋いだ。 そんな中、熱っぽい目で見られれば。ぞくり、自身の中の欲が、かき乱されるのを感じる。 ▼ (-37) 2023/09/15(Fri) 14:38:18 |
【秘】 唯の青年 レグナ → 唯の青年でいたい マオ「……マオ、」 答えた声も、随分欲に染まったそれだった、気がする。 赤い頬も、うるんだ瞳も、はだけた浴衣も。あなたが、一線の向こうから誘っている様に思う。 そこから甘いねこなで声が耳に届けば、少しずつ、少しずつ。理性が解けていく。 「……っ、」 しなやかな指先が、身体の線をなぞる。 その行為にごくりと唾を飲み込んで、撫でられれば。本能はあなたの事を欲していくのを感じた。 「……本当に、いいんだな?」 耳元で囁いたそれは、自分自身への確認なのかもしれなかった。 伸ばした手は。あなたの胸元に触れ。ゆっくりと、その尖りをなぞる。 (-38) 2023/09/15(Fri) 14:38:54 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ「……背伸び、してるように見えたかのう?」 とぼけた顔でうすら微笑むが、子どもっぽい一面も 偉そうな、ともすれば大人びたような一面も 見せることがあるのだから、当然。 どちらで猫をかぶっているのかは、定かではないけれど。 でも「嫌いにならないで」と懇願していた姿は間違いなく 猫はかぶっていなかった。 「くくく……レグナがわしにおまじないをするようになったか。 これで、おまえの色といつもいっしょじゃ」 あなたが考えていることと、同じようなことを言う。偶々だ。 おまえ、頭撫でるの好きじゃのう、とたまにはこっちも撫でろ、とむりやり手を持って行った先はほっぺた。 飾られた満月には手を添えて、しあわせそうに笑うのだった。 ▼ (-39) 2023/09/15(Fri) 19:01:14 |
【秘】 唯の青年でいたい マオ → 唯の青年 レグナ──あんなに大きな花火の音ももう耳に入らないくらい、あなたに夢中だった。己の名を呼ぶ声に熱を感じるのがうれしい。 「…………レグナが、いいのじゃ。 ずっと……おまえがよかった……」 ぴくんと、くすぐったそうに身をよじって小さく声を漏らす。 自慢のきめ細やかな白い肌に、つんと立った桜色の先端があなたの指にやさしく、なぞられ。そのゆるやかな手つきにすこしもどかしくなりながらも、うっとりと笑う。 「ん……♡、 人間は乳首がすきじゃの……。 ほれ、 吸うても…いいぞ? 乳は出ないがのう……」まるで酔ったみたいに挑発的でいて、誘惑的な笑みを浮かべながら。胸を張って強調させて見せる。 まぎれもなく、しなやかな平面だった。 だけれど触れるとふに、とほんの少しやわらかさがある。 あなたの下腹部のそこを撫でていた手が、ひそかにズボンをゆるめて。今度は下着の上からそっと擦る様に触れながら。 (-40) 2023/09/15(Fri) 19:25:16 |
【人】 唯の青年 レグナ水の入ったバケツを片手に、もう片手には蝋燭を。 その状態でぐいぐいと背を押されながら、社の方にやってくる。 「わかった、わかったから、花火は逃げないって」 山積みの手持ち花火に対し、出所を聞いたならば相変わらずだな、と。少しだけ呆れた調子。 村の人たちには礼を言っておかないとな、と思いつつ。 「っと、この辺でいいかな」 いい感じの場所に来れば、早速蝋燭を立てて火を付け。バケツを近くに置いて。 準備を始める事だろう。 (18) 2023/09/15(Fri) 19:46:50 |
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