【人】 船医 チャンドラ― 自室・シャワールーム ― [さぁさぁと、水の流れる音がする。 常は身に着けている月型のピンから解放され、疑似重力のままに垂らされた髪に、水滴が伝う] [水の音を聴いていると、不思議と心が落ち着きとりとめのない思考も整理が出来る気がする。 ――けれど、非常時に水の無駄遣いは出来ない。 髪から伝う水滴に、すっかり泡が消えたことを確認してからシャワーを止める] (15) 2022/07/15(Fri) 2:39:59 |
【人】 船医 チャンドラ[眠りに付いてゆく乗組員、減っていく起動していないコールドスリープ装置。 死にたくないと思う自分、死なせたくもないと思っている自分。 生きたいと思っているのに――残すにしろ残されるにしろ、どこか諦めの気持ちが消せない自分] [また、一度落ち着いた筈の思考がぐるぐると頭を巡る] (16) 2022/07/15(Fri) 2:40:17 |
【人】 船医 チャンドラ[遺書には、死後――もしくは死亡と判断される期間、行方知れずだった時――は、全ての資産をとある医療研究所に譲ると書いてある。 曾祖父から継いだ遺産も、自身が稼いだ資産も、全て] [こんなに医療が発達しているのに、命が造れてしまう時代なのに、生物の一部だけは造り出せない。 そんな矛盾を是とせず否とする研究機関は、少ないけれど存在する] [簡単に命を切り売りする星>>0:109もあれば、簡単に生み出しては搾取する星>>2:361>>2:362もある。 酷い星になると、赤子が生まれるとすぐにクローンを作り、環境のよく似た双子星でそれぞれオリジナルとクローンを育てているそうだ] [そして、それを簡単に勧める医師やコーディネーター>>0:143>>0:144>>0:145の存在も] [今あるもの、今ある技術を使うことは簡単だ。無いものを生み出すのは、容易いことではない。 頑なに交流を断っていた星が、突然秘匿していた技術を公開しましたなんていう都合の良い展開など望める筈も無いのだから] (18) 2022/07/15(Fri) 2:40:54 |
【独】 船医 チャンドラ[自分は善人では無い。凡人だから、生前に巨額の資産を研究所に注ぎ込むような真似はできない。 せいぜい年に幾らか、研究資金を都合するくらいだ] [少なくとも、親戚には一銭たりとて遺したくないと思っている] [曾祖父の死後から放置している母星の屋敷などは既にもぬけの殻かもしれないけれど、学生時代を過ごした屋敷の調度品や地上の家の中の細々した物については、学友に形見代わりに贈るつもりだ] [身近に置いて悼んでくれるのなら嬉しいけれど。 売って美味しいものでも食べて。食べている間くらい自分の事を思い出してくれたら良い] (-8) 2022/07/15(Fri) 2:41:23 |
【人】 船医 チャンドラ― 自室→医務室 ― [ルームウェアを羽織ってタオルで髪を拭きながら、自室から医務室へ入る。 扉のプレートの表示は自動的に『プライベートルーム』から『在席中』に切り替わった>>1:18だろう。 タオルを頭に引っ掛けたまま、私室部分には無いウォーターサーバーから水を汲んで飲む] ……ん?サダルが来たのか? [ケースに妙に小さな紙片>>8が入れられている事に気付き、摘み上げる。 いつもの報告書に比べ白の比率の高い紙切れに書いてあるのは、短い一言>>7のみ] ……………………食べてどうする! [思わず紙片に向かって突っ込む。 メアリーさんだかミミアリーさんだかが壁に居たなら、「あらあら」とでも言っていることだろう] (19) 2022/07/15(Fri) 2:42:17 |
【人】 船医 チャンドラ問いが抽象的過ぎた? ……いや違う、これは質問を逸らかした事にかけたものだな。 [はぁっと溜め息を吐く。 自分の訊き方が悪かった。確かに悪かったのだけれど] 君なら、どうするかと聞きたかったのだけど。 (20) 2022/07/15(Fri) 2:42:34 |
【人】 船医 チャンドラ[だって、猫の気持ちは自分には分からない。 自分は猫ではないから、猫の気持ちになることもできない] ……いっそ、特別扱いしてあげたらいいのかな。 [特別は嫌なのに特別でいようとする猫の気持ちは、やはり分からない。 気持ちの分からない相手に対してどう接すれば良いのか、それを知りたかった**] (21) 2022/07/15(Fri) 2:43:21 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a5) 2022/07/15(Fri) 2:50:47 |
【人】 船医 チャンドラ[――穏やかな時間は、一時で。 勢い込んでスリープ室を訪れたアマノの怒声>>24に、思わずラサルハグから預かったばかりの義足を取り落としそうになり、慌てて抱え直す] ――――………。 [大の男がぼろぼろと涙を零す様>>44は――医師などをしていると、見る機会は割とあるのだけれど――他者を寄せ付けないもので、声を掛ける事はしないし、出来ない] [ルヴァの「痴話喧嘩」の言葉>>#5に、思わず縋るような視線を送ってしまう。 ルヴァはきっと、アマノの号泣という珍しい姿に加え、静かにおろおろとしている医師の姿も見ることになっただろう] (164) 2022/07/15(Fri) 22:36:16 |
【人】 船医 チャンドラ[それから――] [ルヴァに目配せと、アンテナに声を掛けて] [ルヴァのスリープ処理を頼むと、こっそりスリープ室から廊下へと抜けた*] (165) 2022/07/15(Fri) 22:36:55 |
【人】 船医 チャンドラ― 昨夜・自室 ― [ベッドに入り目を瞑ると、また埒も無い色々な事柄が脳裏を巡り出す。 私室もまだ物が散らかっているし、医務室の整理はああしてこうして……ああ、あとサダルの「一緒に食べればいい>>7」の紙片は片付けたっけ] [「ご飯は2人で食べたほうが美味しい>>60」 そんなふうにサダルが思っていたことは知らないけれど] [鳥は群れで行動する生き物だから、食欲不振の個体の前で食事を取ると釣られて食べてくれる。 猫の場合はどうだろう。 野生の個体ならば、食べる物が無くなる前にと口にしてくれそうではある] [ただ、今回『ご飯』と喩えたのは『治療』な訳で、それは「一緒に食べる」ことは出来なくて] [ぐるぐる ぐるぐる] (172) 2022/07/15(Fri) 23:34:54 |
【人】 船医 チャンドラ[彼の自己評価>>6>>54は知らないから、普段の仕事ぶり――仕事へ向ける意欲と態度は置いておいて――や、それなりに審査の厳しい筈の宇宙船の任に就いている時点で、それなりに有能なカウンセラーだと認識している。 そういえば、定期カウンセリング以外には、彼へ個人的な相談をしたことは無かったなと思う] [自分は彼を友人だと思っているけれど。 自分の思う『友人』は、きっと『近しい環境に居て、そこそこ気安く話せる仲』であって、世間一般のそれとは違うのかもしれない。 ラサルハグとアマノの遣り取りを思い出し、そう思う] [ずっとそれを友人関係だと思っていたし、何なら過去の恋人らしきものにもそう変わりない対応をしていた。 バーナードのことだけではなく、他の人の気持ちだって――悪意があれば別だけれど――表立って見せてくれたものしか、見えない] ――ぅうん………… [目を瞑ったまま、ごろりとベッドを転がる。――眠れない] (173) 2022/07/15(Fri) 23:35:48 |
【人】 船医 チャンドラ― 朝・自室→医務室 ― [目覚めは最悪だった。随分遅い起床なのに、実質殆ど眠れていないので仕方が無い。 身支度を済ませると、朝食を食べに食堂へ――は行かず、医務室のウォーターサーバーから温水を汲み、温いインスタントの珈琲を啜る] うーん……なんだっけ。 [訪ねてきたアマノ>>51が頭を下げる姿に、回らぬ頭は解答を引き延ばし、首を傾げてから] ああ、うん。 お願いするよ。……本棚に突っ込んでるベッドをどかすところからになるがね。 [話しているうちに頭は「スリープ室の事ですよ」と解答を出したけれど、謝罪は不要と言う前に依頼で受け入れた形になったから、そのまま流すことにした。 彼も、蒸し返されたって嬉しくはないだろう] (174) 2022/07/15(Fri) 23:36:14 |
【人】 船医 チャンドラでも、いいのかい? あれだけ持って行った本を読むのに忙しいかと思ったのに。 [そう問うと、頭を冷やしたいとの言葉>>52が返ってくる。 アマノの借りていった本達と『あいつ』を紐づければ、昨晩の話を途中までしか聴いていなくとも察せられることはあって] ……アマノは、ラサルハグの脚を取り戻そうとしているのだね。 [その問いのような呟きは、恐らく是と返されるだろう。 そうであったなら、自分が投資している研究機関>>18について説明をする] [独力で成し遂げたいのかもしれない。研究員同士のしがらみやら派閥の問題があるのかもしれない。 けれど、選択肢のひとつとして*] (175) 2022/07/15(Fri) 23:36:44 |
【人】 船医 チャンドラ[そして現れた彼女の顔色はどうだったか] ――ああ、ありがとう。 助かった。これで私が居なくなっても当面は凌げるだろう。 [みるみるうちにゾズマの手によって直された医療ポッドの試運転を終え、電源を落とす] あ、そうだ。 今のうちに簡単な検査だけさせてくれ。 ……君も今夜、眠るんだろう? [小瓶は今も、医務室の机の中*] (180) 2022/07/15(Fri) 23:59:56 |
【人】 船医 チャンドラ― どこかの時間 ― …………あ、しまったな。 [ゾズマからの文字通信を受けた>>179ことで、ダビーに通信を送ったきりだったことを思い出した。 アンテナの通達>>1は遅い時間だったので、朝のうちに訂正を送ろうとしていたのに眠気に負けてしまっていたようだ] 返信は……ない、か。 [それならば幸いと、ダビーに追加の文字通信を作成する] 『時間を貰えないかお願いしていた件だが、取り消させて欲しい。 度々勝手な言い分ですまない。 話は変わるけど、君のスリープ前に一度検査する必要があるから、そのつもりでいてくれ』 [職務上必要な情報を付け足して、送信した*] (182) 2022/07/16(Sat) 0:10:26 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a49) 2022/07/16(Sat) 0:19:46 |
【人】 船医 チャンドラ[もぐもぐと咀嚼していると、ダビーからの文字通信>>183が入る] …………ん。 [一度スプーンを置き、飲み込んでから通信内容を確認する] ふんふん。 あ、言葉足らずだったな……まぁいいか。ふたりとも事前に検査しておけば処置がスムーズだろう。 [空いている時間に向かうという文字に、そう呟いて] ……処置はアンテナに任せて、眠ったらいけないだろうか。 [自分が残されている理由が職務内容によるものなら、駄目なのだろうなと分かってはいるのだけれど。 ダビーが医務室に訪れたなら、検査をした後にインスタントの珈琲かスパイスティーくらいは振る舞っただろう**] (189) 2022/07/16(Sat) 1:12:28 |
船医 チャンドラは、メモを貼った。 (a51) 2022/07/16(Sat) 1:18:42 |
【人】 船医 チャンドラ― コールドスリープルーム前 ― [バーナードが碌でもない計画に自分を巻き込もうとしているなど知りもしないから。 医者は、いつものように、いつもとは違う職務をこなすのみ。 家事全般を担ってくれていたゲイザーが居なくなって、いつもはパリッとしていた白衣の裾に皺が出来ていたとしても、職務に影響は無い] [スリープ室の前には、スリープ処置される者と、見送る者。 カウンセラー>>53も、『残される者』の為に立ち会った方が良いような気もするのだけれど、きっと今日も現れないのだろう。 この場合、眠る者と見送る者、どちらが『残される者』なのかは見方によるけれど] (326) 2022/07/16(Sat) 23:54:02 |
【人】 船医 チャンドラ[そうして、ゾズマ>>276が疲弊の原因の一端と思えるマニュアルのファイルを指したり通信を行う姿を暫し見守って] そうだな、君に呆れて愛想を尽かされないように。 きちんと食事は取って、健康でいられるようにしよう。 [自分へと向けれた言葉>>277に思わず苦笑を返すと、続けられたのは「事故の償い」という単語を含む吐露] ――――。 [ぱち、と一度目を瞬かせて] ああ、そこはルヴァに賛成だな。 あれは色々な要因が重なって起きた事故なのだろう。 それに、仮に、万が一にあれがゾズマのせいだとしても、私は君に償われる覚えはないしね。 [事故の真実など分からないけれど、それだけは確実なこと] (328) 2022/07/16(Sat) 23:54:30 |
【人】 船医 チャンドラ[乗組員の人間関係は元より色恋沙汰など全く把握していなかったから] [ダビーとスピカの会話が聞こえていたとしても、空気を読んで空気になろうとしていただろう*] (331) 2022/07/16(Sat) 23:59:47 |
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