【人】 灯守り 雨水 ― 続・以前の会合 ― [ぬいぐるみが生きて動く物語みたいなファンタジーに内心で心をときめかせてはいた。あまり表情には出てなかったかもしれないけれど、態度は雄弁に物語っていたと思う。>>55 返ってくる丸いボタンの視線はただただ可愛いだけだった。] 大雪さん、だね。 そう。引き継いでまだ少し。 え、大先輩……? それは失礼しました。可愛くてつい [見た目のままなれなれしく喋ったのをぺこり、と謝った。でもやっぱり外見が愛くるしいのは変わらないわけで。変な気分にはなった。 大先輩とわかっても手がそのままだったのは 自分の欲を優先した結果だった。 ふわもふは、いい。] (72) 2022/01/19(Wed) 19:09:09 |
【人】 灯守り 雨水 ― 会合後・小雪さんと ― [お互いお疲れ様、と労いあえば自然と目の前の飲食を選んでいく。>>37 ミルクティーに微笑まれたのには、ちょっと羞恥がぶり返しつつ。可愛いと思われているとは知らず子供っぽい自分を受け入れていても恥ずかしい気持ちを捨ててもいない複雑な乙女心。 相手は餃子を食べないみたいで、お魚や野菜が入っている汁をとった。暖かそうだから味が気になるところ。口を付けた時にどうです? と目線で問いかけるだろう。 色々食べたいからぼくの方は餃子は二個くらいに留めて一口。中にチーズが入っていてのび〜〜と切れずにちょっとあわあわした。飲み込んですぐ事なきをえたけれど。 ちなみにこっちの餃子は程よく肉と野菜とチーズが詰まっていて美味しい。気にした口臭の元のニラはそこそこ入っていた ] (74) 2022/01/19(Wed) 19:14:19 |
【人】 灯守り 雨水[流石に臭いを気にしてやってきた砂糖を多めにいれたミルクティーをごっくん。口元をちょっと抑えた。 そんなこんなしていたら先代について問われる。>>38] はい、元気ですよ。 今日もいつも通り送り出してくれました。 あ、一緒に住んでいるのです。 [隠してはいないけれど引退した先代との関係まで把握しているかは知らないから補足も一応。] そうそう、先代が言ってましたけれど 「灯守りでも蛍でも俺が恋しくなったらいつでも会いに来いって言ってきていいぜ」だそうです。 [そうけらけら笑っていた。 会いたい、と願うのなら入るのはフリーパスにするつもり。 ぼくは気づかなかったけれど、 これはそうやって過去の先代との縁が、ぼくとの繋がりを一つでも増やしてくれたら。そういう配慮が隠れている言葉だった。] (75) 2022/01/19(Wed) 19:16:32 |
【人】 灯守り 雨水そういえば小雪さんはさっきの会議どうでした? ぼくうまく出来ていました? [首をこてん、と。どう、の意味は伝わりにくそうだけれど、どう思ったか、とかが聞ければそれでよかった。 ぼく自身、この会議の為の準備はちゃんとしてきた。統治域について問われれば地域の人と一生懸命まとめた資料を一生懸命読み上げた。内容に中央から質問がくれば、一生懸命資料の該当ページを探して(手間取った)たどたどしく返答はしていた。 管理者としての意見は基本聞き役に徹していた。 いかにも不慣れ全開の灯守り、というやつだった。 ただ、自分の領域の人の声を聞いていることは伝わったとは思う。 長く灯守りをやっている人、と聞いたことがあるしどう仕事に向き合っているのかな。と興味があったからの質問だ。]** (76) 2022/01/19(Wed) 19:18:29 |
【赤】 灯守り 雨水 ― ぼくのおはなし ― [ぼくは雨水の領域に生まれたごく一般的な家庭の子だった。勉強は出来る方だったけれど神童という程でもなく。ちょっと大人しいけれどそれも普通の範疇。 ただ一つ、融解という能力以外は──── ぼくはそれがなんだか幼いころはわからなかった。 ただ、雪が寒いなって思った時ちょっとだけ溶かしたり。こっそりと。子どもの出来る範囲なんてたかがしれていたからその当時は発覚せず。 ぼくの血縁上のお父さんはぼくが産まれる前に病気で亡くなったと聞いている。正直生まれる前の話だからぴんとこない。お父さんがいなくても、お母さんはおばあちゃんやおじいちゃんと一緒にぼくを一生懸命育ててくれた。 ぼくもそんなお母さんを助けようと幼くてもお手伝いとか頑張っていた。] (*4) 2022/01/19(Wed) 20:10:53 |
【赤】 灯守り 雨水[その能力は、不運と共にお母さんに発覚した。 その建物が工事中で。運悪く木材の一部が落ちてしまったんだ。 お母さんはぼくを守ろうととっさに抱きしめた。 ぼくはお母さんを守ろうと───── その力を、 使った。 ] (*5) 2022/01/19(Wed) 20:11:58 |
【赤】 灯守り 雨水[溶けた木材。それだけじゃなく、親子二人の周りも地面すらも溶けていた。怪我一つなかった親子。流石に騒ぎになりかけた。 でもその親子が何処の誰か、等々は公には発覚しなかった。お母さんが、ぼくを抱きしめて即逃げたから。 お母さんはぼくに帰るなりつめよった。 何かした? と今にして思えば、知らないと言えばよかったのかな ぼくは素直に話した。融解の能力を。 不思議な子は認知はされているけれど、人と違う。それにお母さんはひきつった顔をした。 お母さんはぼくを守る。それだけを支えに必死になっていて限界だったみたいだ。 その子が普通と違う。あんな、強く、下手をしたら人を巻き込んだ力がある。それを受け止める余裕なんてなかった。 ぼくの能力は下手をしたら、誰かを傷つける可能性がある。お母さんはそんな事が起きたら耐えられない。そう思った。 子どものぼくは、お母さんが怖がっているのが怖かった。今まで愛してくれていたのに、能力一つで恐ろしい物を、異物を見る目になったのが受け止められなかった。] (*7) 2022/01/19(Wed) 20:14:29 |
【赤】 灯守り 雨水[ぼくがいくら感情に乏しい方でも、お母さんの拒絶は耐えれなかった。だから、 引きこもるようなった。 お母さんは、ぼくを見なくなった。抱きしめなくなった。ぼくは、どうしていいかわらかないまま、おとなしく日々を過ごした。 おじいちゃんとおばあちゃんが亡くなってからはそれに拍車をかけた。 本来人と触れ合ったり、心を育てる時間をぼくは独りで、ずっと過ごした──── ]** (*8) 2022/01/19(Wed) 20:15:33 |
【人】 灯守り 雨水 ― 小雪さんと ― [ぼくは精神年齢的には多分、思春期をようやく迎えてるような現状。本来なら通り過ぎる頃なのだけれど。 本来の年齢に心が追い付いたら変わるのだろうか。先人がそうならきっとそうなのだろう。 三平汁の味を尋ねれば、美味しいと返答が来たから>>89ぼくも後で手にしようと心に誓った。今は目の前の餃子から。 チーズに苦戦する姿に笑われれば、上着の襟に顔をまた、ずぶずぶ隠していった。>>0:275] そうです。先代賑やかな人ですし 二人だけど楽しいです。 [でもぼくのこの状態も先代が生存している間だけ。 ぼくはその後一人になるか、誰かを迎えるかはまだ決めていない。] (94) 2022/01/19(Wed) 20:46:35 |
【人】 灯守り 雨水[ぺこり、と深くお辞儀をした。 資料がぱっと出てこないのはまだまだ経験不足を痛感する。とっさの場面での慣れが足りない。 人前であれこれ言うのがまだ元引きこもりに慣れないというのもあるけれど。 アドバイスは真剣に聞き入った。 経験者はやっぱり違うな、と尊敬のまなざしを じぃ〜っ と。褒められればぱぁっと空気が明るくなる。] そうですか? そうなれたら嬉しいです。 [十二分だった。感情の起伏が薄いぼくがわかりやすく喜びを示すほどには。] (96) 2022/01/19(Wed) 20:50:02 |
【人】 灯守り 雨水[チーズの餃子を食べきって。宣言通り平坦汁に手を伸ばした。まったりしかけてはっとなった。] あ、 小雪さんにも色々挨拶とかお話したい人いますよね。 ありがとうございました。 [ぺこり、と頭をさげた。これからじっくり汁を味わうつもりだったから。 ぼくはぼくで小暑と約束があったな>>0:142、というのを思い出していた。まぁその辺はタイミングが合った時でいいかなぁとのんびりマイペースに構えている。 ここの凄いお風呂というのも気になるし、食べ物も気になるし他の人たちの事も気になる。 好奇心を引かれることは色々あった。]* (97) 2022/01/19(Wed) 20:51:37 |
【人】 灯守り 雨水 ― 回想:会合後 ― [中央の人はぼくの行動に驚いたようだった。>>155 そんなに変な事したのかな? と首をこてん、と。] そうなのです……? [言葉を言葉通りに受け取るぼくは、気遣わなくていい。その言葉にうーん、となった。 先代の肩や腰ももんだりしているから背中くらい、ぼくには抵抗もなかった。 でも硬直されてしまった……。 うちの領域の人たちはぼくや先代の灯守りとは距離が近い。だからこう、違う扱いをされるとそれはそれで ぬぅ 、となる。気を使うのは困らせるのか……。] はい、 割と。 いえ、次からは気を付けます。 [質問にはズバッと正直に答え、労わりの心はともかく気遣いに関してはその天乃さんご本人のお言葉により、しない方がいいのかなぁ。となっているのであった。] (164) 2022/01/20(Thu) 8:26:22 |
【人】 灯守り 雨水 ― 回想:菜虫化蝶さんと ― [菜虫化蝶さんの言葉にうんうん、と頷く。>>114 胃痛の度合いまでは想像出来ないけれど、天乃さんのぐったり具合で疲れるんだな、というのはわかる。] はい、また。 [ぼくも特に引き止めはせず、手を振って見送った。 やっぱり綺麗な人だな。と心の中で。 最初言った時は普通に返されたけれど特にそれに対して気にした、とかはなく。 仕事の用事等で啓蟄さんの領域を訪ねた時 相手からご飯とかお茶とか誘われた時には空気をぱあっとさせてこくこくこくこく頷いて一緒、します。と二つ返事で返答していた。 一緒にご飯は美味しい。 それの相手にぼくを選んでくれるのはやっぱり嬉しいものだった。 二人の時に蛍の仕事どうです? とか領域はどうです? とかぼくから振っていたのはちょっと面白みの足りない話題。 年頃の人との話題なんて知らないからそうなってしまうのだった。] (165) 2022/01/20(Thu) 8:28:53 |
【人】 灯守り 雨水 ― 現在:小雪さんと ― [まだ変わるのは想像つかないけれど、 不変であることはないだろうから、きっと、多分、そうかもしれませんね。 いいわね、と言われれば嬉し気にこくこく、と頷く。>>149 相手の先代との事はよく知らない 蛍の事については現状口にはしなかった。] 是非とも。 領域の皆頑張って準備しているので いいお祭りにしますね。 [ぐっと拳を握り締めた。 仮に仕事調整がつかなくても、それは仕方ないとしょんもりするだけ。真面目なのはいい事だと思う。>>150] そうです? なら、いいですね。 [一人前になれるかどうかはなせばなる、というマイペース精神。>>150 最初から多忙時期だった度胸つけはそこそこいいように作用している模様。 未熟なのはわかっているし、人のお話は聞くようしている。先代みたくうまく出来るようなれるといいな、とやる気はある。] (166) 2022/01/20(Thu) 8:31:55 |
【人】 灯守り 雨水はい、では。 [立ち去ろうとするのを引き止めはせず。>>151 振り向く姿に首を傾けた。] え、ぼくもいいのです? あ、でもぼく今食べ物もってきてない…… [一度領域に戻ってなにか取ってくればいいのかな?] お酒飲めなくていいのなら それは、是非食べてみたいです [いつも通りの表情だけれど食いつき気味にのっかった。 先代になにせ散々自慢されたことがある。 引きこもりのぼくを外に出そうとあれこれしていた時期の一幕。 灯守りがやってるお店のお話。食べに行ってきた、美味しいかったぞーとか自慢気なお話を聞いていたから興味はあった。 考えておいて、と言われても考える間もなく返答したのだった。 本当にいいのかな。楽しみ、わくわく。 それから。小雪さんを見送ったぼくはさんぺい汁をゆっくり味わいつつデザートや他のお皿に目をつけていたのだった。]** (167) 2022/01/20(Thu) 8:34:45 |
灯守り 雨水は、メモを貼った。 (a32) 2022/01/20(Thu) 8:40:25 |
【人】 灯守り 雨水 ― 小雪さんと>>181 ― [どういう経緯で打ち上げが開催決定したとか、誰が来るとか知らないけれど。 それもそれでぼくの楽しみになっていた。噂のお料理が食べれる期待も気分を高揚させている。故に即決即断。] あ、そうなのですね。 へぇ、人がいっぱいになるのですか。 こういう会合じゃなくて集まるっていいですね 意地でもその日は空けます。すごく楽しみです。お誘いありがとうございますっ。 [集まりはお仕事だから。という側面がある。 そうじゃなくて個人的に来ていいよ、と言われるとやはり嬉しかった。元引きこもりに友達はご察しであろう。どこから友達、という線引きも知らない。] それは楽しみです。 ぼくもお勧め食材、領域の人に聞いていいの持って行けるよう頑張ります。 [冬の寒さを利用したおっきいキャベツとか作ってるのを聞いているんだよね。そういうのでいいのかな。 うーん。まぁなんとかなる。 後でね、という言葉にはい、と答えて手を振った。]* (194) 2022/01/20(Thu) 20:21:51 |
【赤】 灯守り 雨水 ― ぼくのおはなし2 ― [先代の雨水に出会ったのは引きこもってから何年かした頃。 ある日突然、彼はやってきた。] 「やっと見つけた。手間かかったな。悪かったな遅くなって。 お前は今日から俺の後継者だ。 大丈夫、悪いようにしないからついてこい」 [ 流石に混乱した。 でもお母さんが雨水様、と呼んで灯守りという存在くらいは知っていたぼくは目を丸くした。] こうけいしゃ……? どうしてぼくが? [首を傾げた質問に彼はにっと笑って返した。] 「俺もそろそろ引退時でな。 なんでも溶かす能力者がいたって噂を探したんだよ。 雨水の季節にぴったりじゃないか」 [ほれ、と手を差し出された。] (*35) 2022/01/20(Thu) 20:30:22 |
【赤】 灯守り 雨水[─────唐突過ぎてよくわからなかった。 でも、この手を取れば一人で引きこもっているこの状況を変える事が出来るんじゃないかって。それだけはわかったから。 ぼくは、その手をとった。 ] (*36) 2022/01/20(Thu) 20:32:21 |
【赤】 灯守り 雨水[そこからはなかば強引に、ぼくは彼に引き取られた。 お母さんが納得していたかは知らない。半ば拉致じみていたとか>>0:226そういう話も広まったらしいし中央の人の頭痛のタネになった可能性は今にして思えば高い。 蛍もいない彼の後継者候補が見つかったのは、悪い事じゃなかったんだろうけどさ。それでもね。 ……それから数年。ぼくは言われるがままにお仕事やお勉強を教わって。しっかり一人で仕事を回せるよう教育を受けた。その当時の日々はぼくはまだ奥に引きこもりがちだったから他の灯守りと会う事はそうはなかった。 当時は正直選ばれる意味すらもよくわからなかった。 でも、いつまでも引きこもっていても仕方ないのはわかっていた。 それに、ぼくが必要として貰える居場所を作れるのなら、嬉しい と 少しずつぼくの心を溶かしてくれた彼の跡継ぎになりたいと 段々とそう思うようなっていった─────。 ]** (*37) 2022/01/20(Thu) 20:36:13 |
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