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【秘】 手探り ノル → 電球 フィラメント「は、ぇ、………ぅ……みんなだめ……っ?」 力尽きる前の言葉を、耳を寄せて聞く。 みんなは駄目って、君が言うのはわかるけど。 「ぼく、と……っ?ぼくと、」 「……ぼくだけ?」 その後の言葉が続かなかったから。 「ぼくひとりだけ?」 本当に嫌なことを考えてしまった。 だって、フィーはきっとクロと同じとこに行けるけど、みんなもだけど、ぼくはちょっと嘘つきすぎだし。タンジーとユーに嘘ついてるひとごろしだし。クロとは仲直りできないよ。 「でも仕方ないよ、僕以外のみんなが一緒にいられるならそれでいいもん」 言葉とは逆に行かないで、とでも言うように、足を引きずりながら近づいて、君の肩を揺らす。 そうして待つだろう、君が死ぬまで。 (-112) 2022/07/22(Fri) 0:35:41 |
【秘】 電球 フィラメント → 手探り ノル「――――」 *肩を揺らされても、なにもない。 *抵抗なく揺らされる彼の電球は、机に擦れてカラカラと音を鳴らすだけ。 *息絶えているように見えます。 *仮に生きていたとしても、指を一本動かすのが、きっと限界でしょう。 (-113) 2022/07/22(Fri) 0:38:52 |
【秘】 手探り ノル → 電球 フィラメント反応がなかったから。 「……できた」 とだけ呟いて、いやにどこか冷静に使ったナイフはしっかり持って、誰もいないのを ねずみ に確認させてから。足を引きずって、部屋を出ていった。 /* お疲れさまですありがとう!死体描写そちらでやりますか?こちらでやりますか? (-114) 2022/07/22(Fri) 0:49:04 |
【秘】 電球 フィラメント → 手探り ノル*―――――――――、 *あなたが立ち去った後。 *かすかに、指先だけを動かして、 *本の隣においてあったメモの上に、電球の彼は指を乗せて。 バチリ *と、異能を発現させました。 *―――――これで、お仕舞。 *伝えることがあった、電球の彼の、最後の最後の意地でした。 /* お疲れ様でした!死体描写は此方でやりましょう!ありがとうございましたー! (-116) 2022/07/22(Fri) 0:53:48 |
【赤】 手探り ノルフィラメントを殺し終わってから。 手を洗ってナイフを洗って、服もすぐ洗って別のに着替えて、太ももの怪我も隠すように手当てして、物置に来ている。 箱と箱の隙間に埋まるように座って、待ってる。この夜に話ができるのを。 (*3) 2022/07/22(Fri) 1:04:59 |
【赤】 手探り ノル見上げる。来てくれるって思ってた。 来ないとも思ってたけど。 嬉しい。「嘘に決まってるよね」 あれ?違う。もうちょっとベリ兄が悲しくならないように言うつもりだったのに。 「どうしてお父さんのこと話して大丈夫と思うの?なんともなくて、分かってもらえるって思うの」 そうじゃなくて……、 「……一応フィーにも話したけど分かってもらえなかったよ、刺されたし」 嘘をついた。話してない。話せるわけない。話して耐えられるわけないこんなの。 「だからもうフィーも死んじゃった」 続けた言葉で、この夜何があったのか。何が既に起こってしまったのか。分かるだろう。 (*5) 2022/07/22(Fri) 14:44:25 |
【赤】 手探り ノル「……おいてけないよ、おいてけるなら……」 僕も左手を伸ばしかけて、途中で止めてしまう。 ……触っていいの?握っていいの?だって。 宙で静止したまま。 「……ベリ兄は大丈夫だよ、またみんなに会って仲良くできるよ、死んじゃったあとでも」 「だって、ベリ兄は、できないよね……?」 揺れる瞳が君を見ている。 君はまだ何も悪くない。悪くないままのほうが、いいのかも。 「あと……何日で、お父さんの友達がみんなを迎えに来るかな」 ぼくだけでできる?できるなら大丈夫。大丈夫。大丈夫。 でもできなかったらどうしよう。 できなかったら困るから君にもお願いする予定だったのに、今どうしても口に出したくない。 「……そと、ぼくたちが人間扱いしてもらえるとこ、ないよ?」 我慢して言おうとして遠回りに、君の夢を砕くような言葉が出てしまう。 (*7) 2022/07/22(Fri) 17:11:46 |
【赤】 手探り ノル「うん……うん、誰かひとりになったらだめ……」 強く引き寄せてくれるから、それに甘えて、擦り寄って暖かさを感じる。こんなに近くにいさせてくれること。 それだけでも十分なのに。 外れた方に君を引きずり下ろしてしまうのまで許してくれる。 「ベリ兄……ベリ兄、ごめんね。僕も頑張るね」 僕がもっと大きくて頼り甲斐があったらな。やらなくていいよって言って、押し付けずに済んだのに。優しい君は僕よりずっとずっとずっと苦しい思いをする。 「みんな、たすけようね」 (*9) 2022/07/22(Fri) 19:17:59 |
【赤】 手探り ノル「一人にしないからね」 囁くように言って、ぎゅっと抱きしめ返す。君の手が心地良い。 アベルにはこんなふうに甘えたことはなくて、やり方もわからなかった。甘え方はきっと、君に教えてもらった。 「ぼくも……ぼく、ベリ兄と家族になれてよかった。 ……一緒に寝よ。どこにも飛んでいかないように、ちゃんと押さえてるから」 透明な右手の袖で、押さえるように涙を拭い。 死んでもずっと一緒にいようねって、嬉しそうに、叶うかもわからない慰めをずっと口にしていた。 (*11) 2022/07/22(Fri) 21:18:34 |
【人】 手探り ノル「……いない」 大広間。できるだけ様子を見ながら誰かに会わないようにやってきて、ここに横たわっていた体がないのを見た。 欠片ももう全部掃除された後だろう。 「……どこ?」 誰かが運んだのかな。行き先をクロの部屋に変えて、歩いていく。 (29) 2022/07/23(Sat) 1:07:25 |
【秘】 手探り ノル → 骨頭 クローディオ「……クロ?」 君の部屋を覗く。もちろん体はここにはないのだろう。 見回して、別の所探そうかな、と考えて……室内へ足を踏み入れて、ドアを閉じた。 どこで話したって君に聞こえるかは分からないし、話はできないので。 「あのね……タンジーは悪くないんだ。僕が騙して、クロのこと見たって言ったからだから、タンジーのことは許して」 ドアを閉めても声は潜めて。 返事がないから、何を言っても君から『嫌い』は返ってこないから、安心して好き勝手言うんだ。 「ユーのことも騙したの、ユーが犯人かもしれない誰かを庇いたかったのも本当で、あと……もうひとり」 許されてほしい人がもう一人。彼がこれから何をしても。 「これからやることも、僕が言ったからだから。死んだ後も仲良くして、一緒にいて、一人にしないで」 死んだ後があると思っているから。その後も家族が仲良くできないのは嫌だ、と思った。 あと、と考えて、俯いて、思いつくまま好き勝手話すだけ。 「……どうせクロに嫌われちゃうなら、もっと話せばよかったな」 「顔、あんなときじゃなくて見せてって言ってみたらよかった」 「駄目って言われたくなかったから……」 「あと、お腹いっぱい盗み食いとか……クロ、怒ることあるの?……」 つい質問の形にしてしまったのを最後に、口を閉ざす。 それでやっと部屋から出ていった。 君がここにいなければ、本当に誰にも聞かれなかった。 (-169) 2022/07/23(Sat) 1:51:26 |
ノルは、クロの部屋に入って、しばらくして出てきた。 (a38) 2022/07/23(Sat) 1:52:01 |
【独】 手探り ノル……叫び声が聞こえた。足を止める。 ぼくは、僕は、どういうつもりで行けばいいんだっけ? 僕は……知らない。僕はクロが犯人だと思ってて、もう誰も死なないと思ってる、そう、そのつもりで行けばいいんだ。 だから、この悲鳴も…… (-174) 2022/07/23(Sat) 2:30:50 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 手探り ノルクローディオの部屋は、図鑑や標本で溢れている。 図鑑は自然に纏わるものが多く、標本は鉱石やら虫やら小動物の骨やら。 つい最近、なんならクローディオが死んだ後にでも掃除されたかのように、目立つ部分は綺麗だ。 ベッドの上に、結晶が並べられて、布団をかけられている。一際大きな結晶が頭に当たる部分に集中して並べてあり、まるで人の形に整えようとしたようにも見えるだろう。 クローディオは、君が部屋にやってきてから、窓をすり抜けて部屋にやってきた。 当然君には分からないだろう。 話す言葉を聞いて、納得した。何を言っても声も聞こえないだろう。 「許すも何もさ、怒ってないから、許すものがない」 「でも、そっか、タンジーは俺のこと悪いって思ってるんだな。 怒ってないけど……本当のこと知らないままも……無理だよなぁ、きっと」 騙された、と知るときは辛いだろうな、と思った。 だとしても、何もできない。できないままでいて欲しい。 自分に何かできるときは、君らがこっちに来るときだから。 「……嫌ってねーよ」 「ノルが、俺のこと嫌いなんじゃなくて、よかったよ」 君の頭でも撫でたいんだけど、手はすり抜けて、全然触れないんだ。 部屋で、窓も閉め切ってるのに、少しだけひんやりした風が吹いた、気がするかもしれない。隙間風でもおかしくないけど。 「みんなが危ないことするときは、怒るかもな」 そうして、部屋から去るのを見送った。 君がいつ来ても、拒むものも叱るものも、嫌う者もここにはいない。 (-177) 2022/07/23(Sat) 3:00:28 |
【秘】 手探り ノル → 浮遊する ハグベリー/* ハロー!投票先と襲撃先どうしようかしら〜! これも襲撃ライフハックみたいに、先に投票先襲撃先を決めてからそこに向かってロールしたら、更新跨いでも大丈夫になるからスムーズじゃない?って思うのだけれども! (-182) 2022/07/23(Sat) 14:13:04 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 手探り ノル/* ごきげんよう!投票襲撃先、悩むのだけれど、 ハグベリー的には、ワルゴかリーディエが一番怒りや悲しみの感情が見えて 辛そうだから、その子達をまず救ってあげたいなぁ、と思う気がしますわ! そちらはどうかしら! (-186) 2022/07/23(Sat) 16:34:38 |
【秘】 手探り ノル → 浮遊する ハグベリー/* なるほどだわ! それならノル的にはワルゴのほうが年齢低いから早めに……と思うわね。 同じ理由でモノオキも……と思うかしら……リディは悩むわね様々を加味すると…… (-187) 2022/07/23(Sat) 17:39:15 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 手探り ノル/* モノオキは割かし仲が良くて、ハグベリーもすぐに決心が出来ないかもしれないわ…… じゃあワルゴと……そうなるとタンジーしかいなくなっちゃうわね……どうしようかしら…… (-188) 2022/07/23(Sat) 18:02:34 |
【秘】 手探り ノル → 浮遊する ハグベリー/* つらいわ!! 考え直しましたわ!ワルゴ襲撃、リディ投票だったらやれる気がして参りましたわ。 リディを怒らせようとするって方向で! (-189) 2022/07/23(Sat) 18:06:39 |
【秘】 手探り ノル → 浮遊する ハグベリー/* いえ〜大丈夫よ! ぶっちゃけ誰でも投票先に選ぶの難しすぎですわ襲撃先なら誰でもいけますわ!!!! (-196) 2022/07/23(Sat) 21:01:27 |
ノルは、タンジーに話しかけようとはしなかったし、追いかけない。 (a44) 2022/07/23(Sat) 21:04:21 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 手探り ノル/* 難しすぎますわ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!! じゃあワルゴ襲撃、リディ投票に……しますわ! (-198) 2022/07/23(Sat) 21:09:42 |
【赤】 手探り ノル「…………」 一度眠り、きっといくらか落ち着いた後。 それでも君に、この話をするのは気が引けるのだけれども。 「……次、どうしようか」 誰を、どちらが。 もう君を騙して勝手にやるような段階ではないから、話さなければいけない。 (*12) 2022/07/23(Sat) 21:14:35 |
ノルは、リディの言う通りに動いた。廊下を運ぶのを見つける人もいるかもしれない。 (a47) 2022/07/23(Sat) 21:19:00 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノルフィラメントの部屋から彼を運び出すのはやはり一苦労で。 ずる、ずる……と布を両手で引っ張りながら廊下を移動する。 貴方には後ろを持つようにお願いしたはずだ。 フィラメントの体がズレ落ちないように。 階段があれば1歩1歩、慎重に。 暫くの間、無言でいたが。ふと、口を開いて。 「………私の部屋に、スコップを取りに行っていただけますか」 あれが無ければ、穴を掘ることが出来ない。 本当ならクロの時のようにユンに掘ってもらう方がいいはずだが。 わざわざ、呼びに行く真似はせずにいた。 もちろんすれ違うようならお願いするつもり。 スコップを取りに行ってくれるようならその場で足を止める。 そうでなければ、屋敷裏に着いてから改めて取りに行くだろう。 (-203) 2022/07/23(Sat) 21:40:09 |
【秘】 手探り ノル → 命灯癒光 リーディエ運びやすいように軽く持ち上げて、同じくらい気をつけた。 あとどこかに当たらないように。 「……埋めるんだ。うん……わかった」 頷いて、君の部屋に特に何もなければすんなり取って戻ってくるだろう。 先に運んでいってしまうかな、と思ったので、君が待っている様子には安心したように息をつく。 「……これ、どうしよう」 スコップを持っていては布を持てないし、布を持っていてはスコップを持っていけない。 フィラメントと一緒に布に乗っけるのも……いいのかな。 (-205) 2022/07/23(Sat) 21:46:16 |
【置】 手探り ノルこのお屋敷に来る前に、友達がいた。 キッチンに住んでいたネズミのチィだ。鳴き声がそんな感じだったから、僕が名前をつけた。 僕が食べ物の欠片とかを持っていくと嬉しそうに食べるのが嬉しかった。 ある時チィは死んじゃったけど。 死んじゃった日の夜、僕が部屋で泣いてたら、右手をつついてきたんだ。 姿は見えないけど、透明な右手なら触れて、上に4つの足が乗っているのがわかった。 僕のために戻ってきてくれたんだ。 戻ってきてからのチィはすごく賢くて、器用に四本脚で僕にいろんなことを教えてくれた。 2人で考えた秘密の合図で、チィにはいろんなことをお願いできる。 皆には秘密だけど、占いで探しものができるのはチィの力なんだ。 あと、いつのまにかネズミの友達も増えたみたい。やっぱりすごいね。 (L0) 2022/07/23(Sat) 21:55:38 公開: 2022/07/24(Sun) 0:00:00 |
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