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【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「は〜い!」 満足気に頭を撫でられた後、ベッドへ飛び乗ります。 大きな枕の横に小さな枕を並べると、期待に満ちた眼差しをアマノに向けました。添い寝を待っているのは明らかです。 「ブラキはねっ、おともだちだからいっしょなの。 あっでもでも、フツーのおともだちじゃないよ?」 刹那、僅かに滲む大人のような微笑み。 ……しかし、それもすぐに消えてしまいます。アルレシャはこどもですから、そんな表情をするはずがありません。 (-41) 2022/01/18(Tue) 15:51:40 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「……ッ!」 一度目を見開いて、はくはくと桜色の唇を震わせて、喋る猶予があったのにそれでも言葉が上手く出てこなくて。 「……領民には、言わないわよ……。 でも、そういうものでしょう。大きな役割を背負わなければならない生まれの者は、敷かれたレールから外れる余裕なんてないわ」 ばつが悪そうに顔を下げる。 ▽ (-42) 2022/01/18(Tue) 16:12:40 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「体に悪いものなんて、どこが楽しいのかしら」 俯いた視界に自分よりも遥かに大きな手が映り込む。 「……少しだけ、よ。長い時間付き合っていられないわ……大人なんだもの……」 言い訳を沢山、沢山並べた後。 左手を持ち上げて、それから隠すように引っ込めて右手で貴方の手を取ったのだった。 (-43) 2022/01/18(Tue) 16:13:03 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「おいこら。暴れるんじゃねぇぞ」 やれやれと肩をすくめ、ベッドに飛び乗っていく後ろからゆっくりとその背を追う。 枕が横に並べられたのを見れば、布団の中へと体を滑り込ませてあなたを懐に迎え入れるだろう。 「普通の友達じゃないってどんな友達だよ」 大人が滲む笑みは一瞬。男はそれを見て、少しだけ眉をひそめた。 それでも、 ったく。ガキは気楽でいいなぁ……なんて思いながら、トン、トンとゆっくりあなたの胸元を叩く。 その手付きはまるで、子供の扱いをよく知っている者のものだ。 ゆっくり、静かに眠気を誘い出していくでしょう。 「寝物語は必要かい、ちび」 (-44) 2022/01/18(Tue) 17:07:41 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「テメェで自由が、幸せがわからねぇでどうしてガキに教えられるんだ? 敷かれたレールを外れろとまでは言わねぇけどな。 知ることは大事だぜェ、お前さん、自分で言ってるだろ。 視野を広げるってなぁ」 手を引いて、誘い込んだのは自分の部屋だ。 元々飲むつもりで色んな酒やつまみを貰っていたため、テーブルの上にはそれ以外のものが乗ってすらいない。 あなたをソファに座らせると、すぐにグラスを二つ準備するだろう。 「煙草はおすすめはシねぇけどな、酒はいいぞ。 飲んで語らえば、大人はすぐ仲良くなるし気分も良くなる。 お前サンはすぐ胸ン中溜め込むタイプだろう……まずは飲んで面倒なことは全部忘れちまいな」 今だけな? と付け加えて、甘く飲みやすいけどアルコール度数は高めのカクテルをあなたのグラスに注いだ。 酒に強いか弱いかまでは知らないが、ある程度酔わせる気しかないのだ。 (-45) 2022/01/18(Tue) 17:18:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「…………。そうだよ。 実際、指は正確に動いてる。譜面通りに全て弾けてる。 ただ──鳴る音が、終わってたんだ。 不協和音とか聞き苦しいってレベルじゃなくて──文字通り、人を苦しめる。鳴らせば鳴らす程。……この楽器を弾くのに魔力は元々全員使うんだよ。祭りごとで使うモンだしな。なのに、音だけ異常で、俺だけ楽器じゃなく『兵器』になった。 ──ハハッ、『魂が腐ってる』んだとよ。 上等だよなぁ。なら白紙にする方法でもさっさと編み出せってんだ。……。」真偽は不明だ。彼の魂を覗き込める方法を在るなら別だが。 ただ発言からして、貴方の見立て通り、この男は非情に強がりで、根が真面目だったのは端々から出ている。 原因が事実であれ嘘であれ、そう結論付けられて見切りをつけられ放棄されれば、今どうしてこんな男になったかも、尋常ではない罵声を浴びせられていたのも数多の人間を見ていた“何でも屋”なら容易に察しもつくだろう。 「……わかんねぇや。メインは姫さんの方で、引き立てる側だからよ。万が一姫さんの方に問題があったとして、誰がそれを指摘してくれる?俺がしても、……。いや、もういいんだ。もう、今更どうしようもならない」 気遣いはわかる。言いたい事もわかるが、『引き立て役の引けない男』を擁護する事で得られるものなんてない。そんな世界だ。 「そーかい。ガキが懐いてたから依頼を受け── はい?」 思わず隠れていた目が見えるようになった。暗殺者と言われた時よりも思わず数歩分後退り仕掛けている。▽ (-46) 2022/01/18(Tue) 18:03:14 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「え?何?……お前、ソッチの方の趣味だったの? さっき女抱く話してなかったっけ?男抱くのはなんかそう言う話を振る常用手段かなにか……?……あの、男だが……」 「え、俺だぞ?32歳だよ?対価むしろ奪う側じゃないのそれ?本当に目ェ見えてる……?え、マジで本気?」 これが 真の震え声 と言うのだろうか。文字通り、殺されるよりビビっている。 金がないのは事実だ。死んだら終わりなのだし、提案が最悪ではないのは理解しているのだが、嫌がるとか嫌悪感と言うよりも、あらゆる常識が吹っ飛んだのと、この流れだったのと、 そもそも自分相手にそれが言われるのが信じられなかった 3段重ねのトリプルだ。 (-47) 2022/01/18(Tue) 18:08:57 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「ず〜っといっしょなの。フツーのおともだちは、いつかおわかれするでしょ?」 胸元を叩かれると大人しく寝る姿勢を見せます。当然のように受け入れるあたり、良い環境で暮らしているのでしょう。 「……おはなしって、どんな?」 顔だけをアマノに向け、続きを促しました。興味があるようです。 本を読むタイプの子供なのかもしれません。 (-48) 2022/01/18(Tue) 18:31:18 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「推察通りってわけか。 ……生まれたときから腐ってる魂なんぞあってたまるかよ。 俺ァ孤児だったから、親兄弟なんて知らないが。 それでも家族ってぇのはそういうモノじゃねーだろっての位はわかるぜ。 俺は学がねぇがな!」 話を疑いはしない。 一見嘘のような話ではあるが、この強がりで、真面目くさった男が嘘を付くとは思えない。 そんな男がここまで落魄れるには、それだけの出来事があったことくらい直ぐにわかることだ。 「あぁあのチビな。なんかわからんがすげぇ懐かれた。 あんなチビからの依頼受けたとしても金なんか受け取れっかよ。 まぁオトモダチと母親を探すってぇのは引き受けてやったが、外の仕事とは別口だぜ」 にんまりと、笑う。 ▼ (-51) 2022/01/18(Tue) 21:00:33 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「馬鹿を言え。 ソッチの趣味があるんじゃなくて俺はヨければ何でもイイんだ。 男でも女でもな? お前サンが男なことくらい見りゃあわかる」 「ちなみに俺の年は34だ。俺のほうが2歳上だったな。 なぁ、死にたくねぇんだろ。守ってやっても良いんだぜ?」 くつくつと笑い声を立て。 腰掛けたまま、震えるあなたの顔をじぃっと眺めた。 苦しめずに殺す方法はなくもないが、自殺の依頼はあまり受けたくない。 あまりにも後味が悪い。 それくらいなら俺は、守る方を選びたいというものだが、さて……。 (-52) 2022/01/18(Tue) 21:01:48 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「そいつはどういう意味だ? 普通の友達でも、大人になってもずっと一緒にいるやつらはごまんといるぞ」 このガキの言うずっとの意味を探る。 何か妙に引っかかるものを感じて、胸騒ぎがした。 文字通りずっと、永遠を意味するのなら。 ブラキと呼ばれたあと一人のガキの運命は――――― そこまで考えて、はっとしたようにあなたに目線を戻した。 「あぁん? 俺が知ってるのは有名な童話くらいなものだ。 俺にはあんま学がなくてねェ…… そうじゃなけりゃ俺の昔話ってことになるな?」 (-53) 2022/01/18(Tue) 21:10:27 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「どういう、って……ずっとだよ?」 アマノの疑問を紐解くに至る語彙を、アルレシャは持っていませんでした。 二つの『ずっと』。 予想通りそれは同じ言葉であって、意味合いは全く違うのでしょう。 恐らく、一致させるにはかなりの時間と言葉を要します。その労力に見合う結果が得られるとも限りません。 「えほんはいっぱいよんでるから、しってるおはなしかも。 だからアマノのむかしのはなし? がいいなぁ」 加えてアルレシャ自身は含まれた意味の違いに気付いていないようです。興味は既にアマノの話へ向いていました。 (-54) 2022/01/18(Tue) 21:31:00 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「さて、ね。俺は魂を見れた事がないから知らねえ。 子供が純真無垢なのだって、結局幻想なように 。魂が生まれた時から綺麗だなんて、決めつけかもだぜ? これなら家族なんて欲しくはなかったがね、俺ぁ。 ま、食うに困らないのは血統のお陰だ。自由はなくともな。 ……言い切るなよ。……言っておいてやると、真に学がないようには見えない。割と俺の目は節穴だし隙も詰めも甘い自信はあるが──嫌いに向けた相手はよく見誤るが、そうでない場合は結構当たる。」 ……不器用な励ましだろうか。それにしても下手くその極みだ。 もし真面目なのが本当だったとして、無事引けたとして宮廷で生きるのにはとてもじゃないが向いてない気質なのは目に見えている。 「は?何でだ?ガキだろうが取っちまえばいい。 まあアイツも手持ちはなさそうだから親から回収になるだろうが。……ガキの方が残酷だぜ。下手な大人より余程な」 ▽ (-58) 2022/01/18(Tue) 23:55:24 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……趣味悪いな、お前。 百歩譲って両性愛だの同性愛はよくみるけどよぉ。 いくら女が抱けねぇ状況だからって、俺を相手にすんのは飢えすぎてねぇか……?どんだけ仕事に追われてた状態から来たんだよ……」 呆れがありありと顔に出ている。趣味が悪い。どう悪いか?当然だ。自分みたいな奴を選ぶのがおかしい。顔に出ている。 ただ、疑問には思っているが──否定はしなかった。 「──対価になる程に何もできねーと思うぞ、俺。 返品できねえぞ?あと、 守るのは不要だ。 言っただろ。苦しくなく死ねるなら俺はそっちを取る。 ……けどそれが難しいなら、勇気が出ないなら、後はもう自分でそう言う状況に追い込むだけだ。 構ってやってたガキの方を守ってやれ。 ──そっちの方が遥かに喜ぶ奴らも多いだろうさ。」 数人、会話した時。誰を心配してたか。誰を想っていたか。 こんな場所で狙われるなら、もうそれこそ諦めだってつく。 ここはきっと子供の為の国なんだろ。 自分の様な子供が許されなくなった奴の世界じゃない。 (-59) 2022/01/18(Tue) 23:58:30 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「そうか、ずっとかぁ……」 だめだこりゃ、と頭を振り。 ぽんぽんと胸元をなでながら諦めたように話をはじめる。 「俺の昔話は面白くねぇがなァ。まぁいいだろ。 俺は孤児だったんだ。 孤児ってわかるか? パパもママもいないってことだぜ。 その日食うのも困って、俺ァ悪いことをしてた。 お金をスッたり、食べ物を盗んだり……しねぇと生きていけなかったから。 でもある日俺を拾うやつがいたんだ」 (-61) 2022/01/19(Wed) 1:23:41 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「子供がすべて純真無垢とは言わねぇさ。 俺はガキのころから金をスリもしたし食い物を盗みもしたしなぁ? そうしねぇと生きていけなかったからだけどよ。 ま、昔の話だぜ。 その後俺を拾った親父が 暗殺ギルドのエース でな。そいつに育てられて今の俺が出来上がったってわけだ」 暗に自分は元々暗殺者なのだといっている。 それでも”なんでも屋”ということにして表にいるのは、あまり殺しが好きでないということに他ならない。 「取らねぇよ。 ってのもあれだ、この城の中にこれ以上人はいねぇだろ。 最初からここに居ないのが分かってンのに報酬をもらうのは詐欺に近ぇからな。 ま、ここから出るまでの情報のやり取りに関連することに関しちゃ無料でいい、お互い様ってやつさ」 ▼ (-62) 2022/01/19(Wed) 1:41:45 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「ハハ!よく言われるぜェ。 趣味が悪いだの悪趣味だのなぁ、けどお前サンこそ自分を卑下しすぎんのは悪ィ癖だな。 生い立ちを聞きゃ仕方ねぇたぁ思うが………… 案外悪くないものだぜ? 殻の外の世界ってぇのはよ 」ぐいっと煽るように酒を飲み、グラスを置いた。 まだまだ……飲み足りない。互いに溺れるように飲んでみたいものだがそういうわけにもいかないだろう。 「お前サンも頑固だねェ。 まぁこっちも無理にたぁ言わんさ。押し売りは趣味じゃねぇ ただ……酒は飲め。 飲んで忘れろ、嫌ぁーな奴の事はよ。 縁を切って自由を手にしてみな、大人だってなァ? 夢を見て生きる権利くらいあるだろうよ。 喜ぶ人間の数なんて考えてねぇよ、俺は俺の思ったように動くだけさね」 守る人間も。 抱く人間も。 同じことだ。 (-63) 2022/01/19(Wed) 1:42:49 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……憐れめばいいのか同情すればいいのか。 言葉に困るんだが……まあ、面倒だから素直に言うなら、俺はその手のガキは別に嫌いじゃない。好きでもないがな。 俺が嫌いなのは、何も知らないでぬくぬくと恵まれてるのに気づかないガキだ。大人の善意で生かされて甘やかされてる奴らだ。“だからこそ子供だ”って言う奴もいるだろうが、お前みたいなのも俺みたいなのもいて、何で受けた事もない事を返さないとならない?……それが消えないんだよ。」 「……ガキの面倒を見れるお前は大人なんだろうな。 暗殺者であろうと何だろうと。 俺はきっと、ガキのままなんだよ。許されない事だろうが」 子供嫌いも、言うなれば最悪の八つ当たりだ。 30も超えた良い大人が、癇癪を堪えて悪態をついているだけ。 理解している。理解していても、嫌悪が消える事もない。 「──城の主に協力者がいる。 わかった理由は、聞いてくれるなよ。魔法の一種だ。答えられないが、 ……2人。片方はラサルハグ。アイツ、子供好きらしいな」 ▽ (-68) 2022/01/19(Wed) 2:25:51 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ「……それを素直に聞ける年齢は過ぎちまったな。 どこか他人事になる。経験あんだろ? 相手が思って言ってくれてんのはわかるが、半端な重みが邪魔すんだよ。結果的に自分を苦しめてるってわかってもな。……飲むか。“そう言う事”すんなら、酒入れとかないとやってられないだろ。」 急に話しすぎたか。 口が疲れた気がして、酒を手にして喉に流し込む。 「……何を言おうと、昔は戻って来ねえし…… 俺が血反吐吐いて学んで鍛えたものも、誰にも聞いて貰えずに、自分と共に失意で沈むだけだ。世の中そんな奴らは幾らでもいんだからよ。“個”を大事にできるお前ならもっと相手は選ぶといい」 「ああ、面倒臭くなったらいつでも出て行ってくれて構わねーよ。慣れてる。もう取り繕う元気すらなくなったのかも曖昧だが、な」 (-69) 2022/01/19(Wed) 2:35:21 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「……」 大きな瞳がじっとアマノを見つめています。幼いなりに、自分に想像できない苦労があったことはなんとなく理解しました。 保護者がいない生活というものを、アルレシャは考えたこともありません。それは恵まれている証でもありました。 子供がひとりで生きねばならない世界など、在ってはならないからです。 「たいへんだったんだねぇ……だれにひろわれたの? ママ?」 アルレシャの中で、保護者といえばやはりお母さんのようです。 (-78) 2022/01/19(Wed) 8:15:51 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* 取り急ぎ、こちらの連絡を。 ロールの流れからミズガネを護衛したいなと考えています。 呪殺されながら護衛することになるので、その辺ロールで遊べたらなと思います! (-79) 2022/01/19(Wed) 11:37:32 |
【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ/* ご連絡ありがとうございます〜! うひゃ〜このクズでいいんですか! 実は襲撃予告を頂いていたので、ちょっと狼さんに呪殺と襲撃と護衛が全て発生するのをお伝えしてきます……ロールどうしましょうかねこれ…… (-80) 2022/01/19(Wed) 11:44:55 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ君の言葉を返せないままおとなしくついていく。 彼の部屋に来たと理解すると「男の人の部屋……」と小声でこぼしたけれど、意を決したような目つきで部屋へと足を踏み入れた。 「お酒、ワインなら少しいただいたことはあるけど喉を焼く感覚ばかりで美味しさなんて分からなかったわ。 それに、記憶を無くすほど飲むなんてよくないわよ。何事も節度ってものがあるでしょう」 カクテルを不思議そうに眺めた後、ちびりと一口。 「……………………甘いわね」 君が勧めたものが珍しいのか、きょとんとした顔を見せてから少しずつ口に含んでいく。 (-87) 2022/01/19(Wed) 15:55:05 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ「時と場合によらぁ。 お前サンみたいなタイプはそうでもしねぇと本音をしゃべりやがらないからな。 酒の力を借りてみるのも一つの手ってモンだろ」 あなたが家庭で夫とどのような関係を築いているかは知らないが、本音で話ができているようには到底見えない。 あなたの本音がどうであれ、相手と向かい合えるようになって初めて本当の夫婦になれるというものだが。 「貴族社会は大抵ワインを飲んでるイメージはあらぁな。 俺はあんまり甘いのは飽きるからビールとかの安酒が多いが、たまにはいーだろ。 お前サンには丁度いいんじゃないかぁ?」 ま、どんどん飲みな、他にもあると酒を勧めていくだろう。 (-88) 2022/01/19(Wed) 18:04:18 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ/* 狼さんがOKであれば、神窓で3人でと思ったんですが…… そもそも死んだらアマノが神窓に出れませんね!!! (-89) 2022/01/19(Wed) 18:07:05 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ「いーや、ママじゃねぇ。 わるーいおじさんだァ。 なんの気まぐれだったかは知らんがな、拾われて、ギルドで育てられたんだ。 わるーい人たちが集まったギルドだけどな、それでも俺にとっては気のいいオヤジ達だったぞ」 どうして子供をギルドで育てようと思ったのかは、未だに自分でもわかってはいない。 素質があると見込まれたのか、どうなのか。 ただそれでも、 ”暗殺者”ギルド で育てられた男は、レールの上に乗ってそのまま暗殺者へと相成った。目の前の男は、殺しの依頼すら請け負うなんでも屋の男なのだ。 (-90) 2022/01/19(Wed) 18:13:49 |
【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ「本音……。 役割を果たすのに本音なんて、不必要よ……」 グラスを持つ両の指先に力がこもり、少し白む。 「そうね、これくらいなら飲みやすくていいわね。屋敷にもこういうものが置いてあるといいのだけど、主人はそういうものより箔が付いたものを並べろとばかり言うし……」 ちびちび。少しずつ飲み進めていく。 「……。これ、くらくらしてこない……?」 しばらくしないうちに女の顔がほのかに赤く色づいていくだろう。 女はどちらかというとお酒に弱かった。 (-91) 2022/01/19(Wed) 18:18:34 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「憐れんでほしくて言ったわけじゃねーぞ。 人間誰だって壁にぶち当たるもんだ。俺やお前サンの場合はそれが早くからあって、長かっただけでなぁ。 良い時間ってのもこれからいくらだって訪れるだろうさ」 「ガキの面倒みれるのも、そういう時間があったからだな。 俺一応バツイチっつーかよ……奥さんも子供も死んじまってんだわ。 勝手に売られちまったから形見もなにもねぇしな。 まぁ生きてりゃ……あのチビと同じくらいたぁ思うが……。 そうかそうか! お前サンがずっとガキのままだから俺も気になるのかね」 はっはっはと笑い、新しくグラスに酒を注ぐ。 トラウマというのはそう簡単に消えるわけではない。 これくらいの話をして消えてしまうなら、それは最早トラウマですらないだろう。 「 ―――この軟禁を手引した奴ってぇことかい。 城の主が消えたらしいが……なんでぇ、自作自演かよ。 ラサルハグも……何を考えてんだかしらねぇが……」 ▼ (-94) 2022/01/19(Wed) 18:47:37 |
【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ「…………。 なんでぇ、案外ヤル気もあるのか? ハハ、いいぞいいぞ。俺もそれなりにご無沙汰してっからなぁ、酒で気分良くしようや。 それで契約は完了だ、俺はお前サンを殺すような依頼は絶対に受けねぇし殺さない。 守ってやんよ 」だからそんなに諦めてくれるなと、それを告げる。 相手なら十分に選んでいる。 男も女も関係なく、ただ純粋にあなたという個を見ているのだから。 (-95) 2022/01/19(Wed) 18:48:14 |
【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ「わるいけど、いいひと……?」 善人の悪行もあれば、悪人の善行も存在します。しかし幼いアルレシャにはまだ難しく、右を見ながら左を見るかのような不可思議に思えました。 甘くて苦いお菓子のようなものでしょうか。じっと考えましたが、結局わかりませんでした。 暫くして、顔を上げました。 「じゃあ……アマノは、わるいひと?」 とてもそうは見えませんし、そう思いません。そんな眼差しだったでしょう。 アルレシャが知る『大人』は少ないですが、アマノは保護者だと思うのです。 (-96) 2022/01/19(Wed) 18:58:48 |
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