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【人】 害のない毒 マキアート【賭博場】 彼女なりの弔いを穏やかな瞳で眺め、 ちいさく嘆息をする。ああ、確かに素晴らしい紳士だった。 アルバの傘下にある賭博場でも決して臆さない度胸。 正に、人の上に立つに相応しい人物で。 けれどツキに見放されてしまえば、勝負師はそれまでだ。 実に──幸運の女神は残酷だな、と二度溜息を吐く。 やがて賭博場の門扉が開かれれば、 入ってきた客や招かれた来賓の案内へ。 そこにはもう悼むような悲しげな表情はなく。 堅い靴底の音を引き連れて、行く先は楽しい遊び場。 カードテーブルにスロットと、望みのままに捌いて。 何処へ向かおうかと迷う者に対しては胸に手を当て進言する。 「聖母の名を冠した祭りが行われているのです。故に、 カジノの女王なんて如何でしょう、お客様方? 宜しければ、僭越ながらお相手させていただければ」 ポケットのないタキシードに身を包んで微笑むディーラーは──果たして女神が遣わす天使か、人を破滅させる悪魔か。 (10) 2022/08/08(Mon) 23:16:38 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニーふむ、と僅かに首を傾げながら、 手は休まることなく引き、入れ、混ぜ続ける。 同胞やお得意様を招くための、 プライベートでありつつも広いサロンでは、 部屋の外の一喜一憂の声がまるで遠くに聞こえるような。 「自分はてっきり家のが我慢ならず先走ってしまったか、 あるいは向こうの誰かが絶頂に上り詰めようとしたか」 「そのどちらかと思っていたが──」 伏せたカードを二枚ずつ、互いの前に配って、 外でするよりも何処か懐っこい笑みを浮かべてみせる。 「何かもっと……裏があるのでしょうか? しかもこのタイミング。まるで争いを望むかのよう」 (-60) 2022/08/09(Tue) 0:20:18 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー「別にそれでも構わないけど、 服を賭け皿に載せた覚えがないって言うならどうとでもしていいんじゃないか。キミはオレにとって重客に違いないから」 債務者に対するギャンブルじゃあるまいし。 そもそもがそっちの為の娯楽だ。やりたいようにすればいい。 なんて言葉の裏に言い含めながら適当に自分のカードも開いて。 「この状況になって得をするのは一見我々に見える。 けれど、ただでさえ血の気が盛んなノッテに、 滾った激情をぶつける理由を与えたとなれば…… 此方も結構な痛手を負うことになる、でしょうね。 それを狙った第三者っていう線もなくはないか」 (9)1d13と(12)1d13。無益な人死にが出かねないことを思うと、 親しい相手以外は誰も見ていないことも相まって、 思わず物憂げな面持ちになってしまう。 「余計な争いを避けるにしろ、何にせよ、 下手人を縛り上げるのが先でしょうね。 それは恐らく、向こうさんも同じだろうけどさ」 (-74) 2022/08/09(Tue) 2:01:29 |
マキアートは、諸手を挙げ肩を竦めた。勿論イカサマじゃありませんとも。 (a2) 2022/08/09(Tue) 2:03:54 |
【人】 害のない毒 マキアート>>7 サルヴァトーレ 【街中】 「……お、サルヴァトーレさんじゃないですか」 仕事の前か帰りか。ともあれ仕事中より随分気の抜けた様子の男が、見覚えのある車と人に気づいて声を掛けた。 「奇遇ですね、こんな所で出会うなんて。 今は誰か一緒ではないんですか?珍しい」 ついさっき別れたところとは露知らず、 なんだか不思議そうに首を傾げている。 マフィアとしてディーラーとしての皮を剥いだこの男は、 結構察しが悪く、それでいて人懐っこい。 度の入っていない眼鏡越しの碧眼が、呑気に瞬いた。 (16) 2022/08/09(Tue) 2:39:50 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー「Mi perdoni.」 苦笑を交えて次のゲームに移る。 少しだけ身体を見物するように目を向けながら札を混ぜて、 もう一度、新しく二枚ずつ配っていく。 「こいつがヤりました、はいどうぞ、 では既に済まない段階まで来てしまっておりますからね。 一層身を引き締めなければならないでしょう」 「最も良いのは、祭りに免じて…… 目立った事件が起こらないまま収束することだが。 まあ──……希望的観測だよなあ……」 (9)1d13、(1)1d13、それと──(12)1d13。 あなたがジャケットを脱いでいる間これ以上気を悪くしないように、ささやかな悪戯を袖の下に忍ばせていた。 ▽ (-98) 2022/08/09(Tue) 8:05:41 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー「……おや、」 合計10。次いで引いたもう一枚がクイーン。 結局下一桁は変わらず0で、文句なしのブタ札。 これには先ほどからの苦笑が思わず長引いてしまって。 「ハハ、オレの女王様は気まぐれのようで」 思わず背もたれに体重を預けて、そちらの反応を見やった。 結局順番通りに配っただけではある。 そのイカサマを見抜こうが見抜くまいが構わないし、 或いは指摘してしまってもいい。 何れにせよ、あなたを楽しませる物種になるかもしれない。 (-101) 2022/08/09(Tue) 8:20:51 |
【人】 害のない毒 マキアート>>28 トトー 「ごめん、つい」 客としても顧問としてもあだ名呼びは憚られるものだから、 人目のある所ではどうしても他人行儀になってしまう。 指摘されるたび少し照れ臭そうに、 では、トトーと呼び直して。 「賭博場での仕事が終わったところで。 祭りの様子でも、と街に繰り出していたんです」 そっちはいつも通りそうだ、と見遣れば、 どことなく嬉しそうに目を細めた。 「良ければご一緒しても?今日はオレも、 何して時間を潰そうかと思っていたところなので」 (34) 2022/08/09(Tue) 22:51:51 |
【神】 害のない毒 マキアート【アルバアジト】 「ただでさえ物騒な情勢だというのに。 今頃向こうははらわた煮え繰り返ってるでしょうね」 手帳に個人的な仕事の帳簿をつけながら、 眉を八の字にしてこの先のことを憂いた。 ファミリーを違えど、無用な衝突は避けたいのだが。 「……報復も含めて、うちも他人事ではないからなあ。 今のところ皆の食事に異変があったりはしませんが、 それもいつまでそうであってくれるやら」 毒殺を企てられたら真っ先に危機に晒されるのが毒見役。 とはいえ、それ自体が恐ろしいわけではなく。 「何が敵かが分からないのが……せめて、 誰が向こうの頭領を手に掛けたか分かっていればな」 短慮に走るのが向こうのファミリーだけならいい。 だが此方や、或いは水面下で暗躍する他勢力まで至れば…… 全てが終わった時、皆無事に済むかは危ういものだ。 (G28) 2022/08/09(Tue) 23:13:07 |
【神】 害のない毒 マキアート【アルバアジト】 >>G31 マフィアとしては下っ端もいいとこなんだけど。 そんな困惑にも似たような表情を浮かべて、 とはいえ唐突なご指名に緩く手を挙げて応える。 「崇高な皆様の賭場で暴れる者は、“如何様”にでも。 目に余るなら身包みも肉も剥いで差し上げましょう。 だからご安心ください、なんてね。 心当たりはあるからそれとなく声を掛けておくとするか」 自分を餌にして釣れるならそれはそれで解決するし。 そういう趣味がなくとも、いけすかない輩を辱めたい者は多く、 故に噂話が役に立ったりもする。やや不本意ではあるが。 (G32) 2022/08/10(Wed) 0:43:52 |
【人】 害のない毒 マキアート>>47 トトー 「オレは子供じゃないんですよ、Bello? 大体、もう我儘を言う年なんかじゃないんですし、こうして親しくしてもらえるだけでうれしいですよ。……ああもう、だから人前で……」 大の大人が街の通りで撫でられることのなんとむず痒いことか。 緩やかな表情ではあるもののそれは仕事によるものではなく、 ちょっとした困りや気恥ずかしさ、それから手から伝わる熱によるもの。 仕事着から少しラフなシャツに替えており、はにかみながら見上げる仕草はやはり何処か年齢よりもうら若い印象を与えるだろうか。 「予定があるんじゃなかったのか……? じゃあ、って賭博場に誘ったらどうするつもりなんですか。 只では返しませんが……いや、どうもしないか。貴方なら」 というより、結局は此方が遠慮することも見透かしていそうな。 どこでもは行きません。と断言しておいて、 けれど快諾されたことには嬉しそうに口角を上げた。 「はは、ではそうですね……祭りは一人なら、だったので。 バーにはヴィー──賭場の後輩が行っているようだから、アルコールを入れても大丈夫そうならそこでもいいし、或いは、水入らずを望むならカフェでゆっくりするのもいいでしょう」 (51) 2022/08/10(Wed) 3:53:51 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニー首元を叩く仕草に気づけば、言い終わるのを待たせずに立ち上がってジャケットを脱いではしゅる、と音を立ててタイを解き、自分の座っていた席に丁寧に畳み込んで置く。 「三日月島を手に掛ける、か。あまり大きな声では言えないが、 どうも絵空事のようなものだと認識してたな。 とやかく言えど、何だかんだ衝突していざこざが起きても、 決してどこかの家族が食われたりしない、そんな───」 「……ああ。それこそ絵空事かもしれなかったですね」 よく鍛えられた起伏の多い肉体が、内側から引っ張られてほんのりシワのついたシャツから浮き出て。 それだけには留まらず、ベルトのバックルを開けて、引き抜きながらまるで自嘲するかのように笑う。 「お褒めに預り光栄。 此方も気分がいいし、少しサービスしたいな」 緩くなったトラウザーズのホックも外し、徐に背を向ければ焦らすようなファスナーの音が響き、半ば重力に任せずり降ろされていった。 ▽ (-198) 2022/08/10(Wed) 7:34:19 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニーそうして露わになるのは、ワインレッド色で面積の少ない下着と、筋肉の上にむっちりと重ねられた脂肪が主張する、けれど弛みのない尻臀。 加えて、谷間のみをぴったり覆うT字の布から溢れんばかりのヒップを押し上げつつ伸びる、固く引き締まった太腿。 降ろしたトラウザーズを足首から剥がすために脚を折り曲げれば否応にもそちらに尻を突き出す形になり、黒を基調としたタキシードとは反対の薄い肌色と、色気を蓄え放つようなその男性的な肉感が惜しげもなく主張される。 股下を通り弧を描いて膨らむ陰嚢のラインすらも晒されて、羞恥に堪える様に何度か震えれば、ようやく脱衣が済んだようで。 よく観られない、なんてことがあってはならない様にシャツの心もとない裾をウエストバンドに僅かに噛ませて、豊かな臀部と、内側から仄かに形を浮かばせ丸い傾斜を描くフロント部分が布に覆われないようにして、それから札を手に取った。 「ハハ、そっか。賭けの内容はともかく、 そんな言い方をされたら“こっちから”は…… 手を抜かず、真剣勝負といくしかないでしょうよ」 席には着かず、いよいよもって配り手らしい佇まいでカードを手繰る。 並べられたのは、(4)1d13に(3)1d13。 (-199) 2022/08/10(Wed) 7:42:55 |
マキアートは、さて、もう一枚どうぞ。なんて頬を染めつつも不敵に微笑んだ。 (a13) 2022/08/10(Wed) 7:44:06 |
【秘】 害のない毒 マキアート → 花で語るは ソニーその時点で勝負は決まり。あらら、なんてふうに笑いながら、手にしたカードをそこらに無造作に放った。 「ふう……それで、好きにする、ね。毎度の如く、オレはいつもキミが求めることに応えてばかりだったと思うけど。 特にここには上質なベッドはない。寛げるソファはあれど、あとは椅子にテーブルかくらいだ。知らないはずはないでしょ?ただまあ……通ってくれるからついご奉仕したくなっちゃうんだ」 苦言を呈しながらもくるり、とテーブルの端に指を滑らせながらそちらの方へ。 立ちあがろうとするならそれを制し、バカラテーブルとの隙間に身を滑らせて──或いは少し椅子を引いてもらうなどして。 許されるならば相手のボトムス越しの股座をそっと撫でつける。反応を伺いながらも言葉を続けて。 「そうだね。負けた方は乱暴できないにしろ、自由すらないわけでもない。……今回、“それ”は賭け皿に……ハッ、乗せられていないからな?」 言い終わり、大股を開いたかと思えば片膝の上に、パンと張った尻を向けて跨ぎ、強調された股間の膨らみを押し付けるように鍛えられた腿に体重をかけた。 はしたなく膝を開いて擦り付けると、隠すものの殆どない尻たぶがつられて割り開かれる。 「Basta!って叱りつけた時にやめてくれるならある程度は看過しようじゃないか。いつもの様にとはいかないだろうが、いくら賭けとはいえキミにとってお預けは苦しいものだろ、ソニー」 腰を逸らしながら振り向いて見せた顔はやはり恥じらいに染まりながらも、そちらから浴びせられる視線を楽しむかのよう。 そう。向けられたからには応えるもの。やがて自らのシャツのボタンに手をかけて、肩からは灰色のインナーが覗く。 独りよがりな遊びを続けていくうちにふにふにとした柔い感触が芯を持ち始め、熟れた葡萄色の布を窮屈そうに押し上げる。随分と熱と湿っぽさを帯びた吐息が漏れ出た。 (-241) 2022/08/11(Thu) 6:17:59 |
【人】 害のない毒 マキアート【街中】 「あっ!」 「このぬいぐるみ……うちのレオにそっくりじゃないか!」 いい歳してゴールデンレトリバーを模した人形に飛び付き屋台の前で大はしゃぎしてる男がひとり。この時間はまだ仕事ではない様子。 店員の微笑ましいような、何だか生ぬるい視線を受けて我に返り、だがそのぬいぐるみの双眸に見つめられればつい口元が緩む。 「あー、うーん、困るな〜。正直無茶苦茶可愛いが、 そのレオナルドに妬かれてしまいそうなのがな〜……」 色々理由付けつつ、でも釘付けだ。じきに買ってしまう。 大袈裟にはしゃいだり悩んだりしてるせいでちょっとどころじゃなく目立っているかもしれない。 とはいえ、こんな犬と同レベルに懐っこそうな男に絡まれたくなければ見て見ぬふりをするべきだろう。 (83) 2022/08/11(Thu) 12:16:04 |
【人】 害のない毒 マキアート>>86 ヴェルデ 「いや、気にしてないよ。 楽しそうな人を見て楽しく思うのはいいことだ! それで笑顔の共有ができるなら何よりじゃないか。 だからほら見てくれこの愛くるしい犬特有の表情を……」 結局買ったらしい。結構な体格の男が片手で抱えてるせいで、 随分と小柄に見えるレトリバーと共に満面の笑みを向ける。 「っと、あまり屋台の前に長々と居るもんじゃないね。 キミもどうだい?何なら一つくらい買ってあげようか」 営業妨害か宣伝か判断の難しい状況を漸く省みて、ぬいぐるみが並ぶそこから一旦距離を置き、そちらへ近寄る。 長身の体躯が歩いてくるとなればそれなりに威圧感はありそうなものだが、緩やかな笑みと気の抜けるぬいぐるみ抱えスタイルはあなたの目にはどう映るか。 (88) 2022/08/11(Thu) 14:05:12 |
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