情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
【独】 不知 ミナイ/*実はこれ占いチャンス2回だけなんですよね。 え〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 かまかけに行くか!!!!!!!!!!!!! オーラ的にシロマだよな。 ウラミチは大丈夫でしょ〜。カナイは無事死んでそうで。 マユミは死の気配しないし。ライカはなんか違いそうで。 クリスは今から死ぬ予定で。う〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん。 (-2) 2022/07/10(Sun) 21:05:17 |
【神】 不知 ミナイ『少し前だけど無事に保健室を見つけたよ』 『その後数人に連絡はしてみたけれど 結構危なげないみたいで良かった』 何かが起こる前。 グループの名前一覧をじっくりと見てから文章を送る。 治療が必要な程の怪我をした人の話は聞いてない 。安全無事に、皆探検をしているようだ、と。 『ボク?』 『ボクはつかれたら座ったり、次は』 『皆を探すために歩き回ることにする』 (G0) 2022/07/10(Sun) 21:30:27 |
【独】 不知 ミナイ/* カナイどうして〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜????????? いやめっちゃ早く殺されてから幽霊で漂ってても良いのか。 元から狼というわけでも、え^^〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜? どうして〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜? 狼匂わせやめちくり〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 わかんねえ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 おはるも狼やりそうだもんよ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜。 (-4) 2022/07/10(Sun) 21:34:09 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ君が空き教室にいるとき、メッセージがはいった。 『星空をみるの 花火をするの』 『どちらの方が好きだい?』 (-10) 2022/07/10(Sun) 22:02:19 |
ミナイは、廊下をいくライカに声をかける。 (a2) 2022/07/10(Sun) 22:03:08 |
ミナイは、君と二人きりになって尋ねたいことがあった。 (a3) 2022/07/10(Sun) 22:05:08 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「話……死者と?…………。ふむ……」 改めて悩むように首を傾げる姿は、考えたこともなかったといった様子で。 「でも、そうですね。今までと変わりなくこれからも同じように話せるのならば、共に過ごせるのならば、死者になっても話したいと望むかもしれません」 少し自信なさそうに力なく放たれたのは、まだ考えがまとまっていないことの証左だった。 保健室のプレートを確認すれば、危険があっては大変だろうからと扉を開けて中を先に入ることを申し出たことだろう。断られても、大人しく貴方に続いて保健室の中に入る。 ▽ (-11) 2022/07/10(Sun) 22:06:16 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「……」 瞼を下ろして、暫く思案。 「人は本来死にたがりの生き物ではありませんから、そう思うのは当然ではあるのですが。 明日香はとても『生きることをやめる』ということを嫌がっているのですね」 ぱちりと目を開いて、貴方を見やる。 「明日香自身の為に、拙に生きることをやめるなと言うのなら。 拙が、拙の為に明日香に『ずっと変わらずにいてくれ』と望んだら、聞いてくれるのでしょうか」 静かに、そう問うた。 「……なんて。無理難題を投げずとも、拙はそうそう死ぬつもりはありませんよ。死ぬ理由がありませんので。安心してください」 (-12) 2022/07/10(Sun) 22:07:04 |
【秘】 不知 ミナイ → 怖怖 ライカ「夏彦くん」 同級生の薬袋は君の視界に何度も入っていた。 いつも保健室登校だった生徒でも教室にいる機会は少なくない。 性別も普段いないことも家の悪い噂も気にせず話しかけ、 普通に言葉を返してくれる君を好いていた。 「さっきまで、誰かと一緒にいたろう。 ひどいことをされていなかったかい?」 一人廃墟のなかで白い髪を揺らすその姿は少しだけ幽霊に見えるようなはかなさを持っていた。 (-13) 2022/07/10(Sun) 22:10:17 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ『花火』 彼はスマホを見ていたようで、返信はすぐだった。 猫島は夜が嫌いではないし、 明るいのがとても好きと言うわけではないが、 そのふたつを比べるのならそれほど迷いはなかった。 『するんです?』 その後に言葉は続かない。普通なら「この状況で?」と 否定的にとらえているように見受けられるかもしれないが、 そうであるのなら猫島はもっと言葉が多い。 (-14) 2022/07/10(Sun) 22:26:51 |
【秘】 怖怖 ライカ → 不知 ミナイ────びく。 あからさまに、恐ろしいものでも確認するかのように振り向いて 一瞬だけ、幽霊でも出たかと肩を震わせたけれど よくよく目を凝らし、君の顔を認めれば、安堵を浮かべた。 「……み、薬袋。」 君とは、保健室登校のクラスメイト──と言っても、 教室なり廊下なりで姿を見れば、何気ない会話を交わすような仲だ。 体が弱くて儚げで──体力面では気を使いつつも、 君を極端に特別扱いしたことはない。 「あー……、いや、居たケド。 何も無いよ。ほんとに、なんにも。」 駆けていたものだから、僅か呼吸は乱れている。 何度か荒い呼吸を繰り返し、君へと向き直った。 「……そっちは、どしたの。 何か……あったの? 手伝おう……か?」 何かを誤魔化すかのように からりと下手な笑顔を作って、思い切り話題をすり替えてやった。 (-16) 2022/07/10(Sun) 22:38:05 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ『見つけたんだよさっき キミとしたいなって思って』 花火に見える袋と、ラムネdrinkの段ボール。 さて……火なんてつくのだろうか。 チャッカマンと蝋燭もちらりと写っている。 『池の近くに集合しようよ あまり人気も少ないし文句はないだろう』 (-17) 2022/07/10(Sun) 22:45:54 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「そうなんだ。 どうしたらよかったのかと言っていたからさ? 聞くべきはいなくなった本人にじゃないか」 「だから話したいのかなって。 ボクもキミとならお話ししたいな……。 知らない人の幽霊は怖いけど、好きな子なら歓迎だ」 あなたの申し出に素直にうなずいて背中に続いて扉を潜る。 綺麗な保健室というにはあまりにも難しいボロボロのその部屋は、まるでホラーゲームのよう。 不自然に空いた棚、片付けられた机に、埃っぽいベッド。 比較的きれいそうな椅子を探せばずずっと引き出して軽く叩いてみた。 「 『生きているうちにできること』 が好きなんだ。だから、だね」 ふと、落ちてきた言葉に顔をあげる。 ゆっくりと首をかしげて、キョトンとした。 (-22) 2022/07/10(Sun) 23:40:56 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「うん? 聞くよ」 『ずっと変わらずにいてくれ』 その言葉に間違いない返答をする。 「でも聞かないとだね。 キミの、 ずっと変わらない はどういう、意味かな」「ボクは変われなんて言われたことないし、 あ、格好よくなりたい事はあったから、それには相反してしまうのかな?」 (-23) 2022/07/10(Sun) 23:42:06 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「なるほど?そういう考え方もあったのでしたか。拙は人の遺体を発見したときの対処法に悩んでいましたから。 でも確かに本人に話を聞けるなら、自殺そのものをどうにか回避できたかもしれませんね」 「そうですね、拙も明日香とならお話したいです。 ……思えば、死んでしまったのなら変化も無いでしょうから。尚の事、です」 いかにもといったおどろおどろしい雰囲気に少女は眉根を寄せた。けれどそれは恐怖からではなく、「使えそうにないな」というたいへん現実的な理由からであった。 「生きているうちにできること……?ふむ。死んだら殆どが出来なくなりますし、殆どのことが該当すると思いますが。幽霊やゾンビにでもならない限りは」 「明日香は、なぜそれが好きなのでしょう」 ▽ (-24) 2022/07/10(Sun) 23:54:59 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「ずっと変わらないは、変わらないですよ」 淀みなく繰り返す。 「明日も明後日も、その先も。こうして皆で遊ぶんです。難しいこと、大人になってからやること、何もかも気にする事なく。 大人になってもあらゆるものに縛られず、誰も欠けることなく、周りも皆も自分も変わらず、ずっとずっと皆と楽しく過ごしていたい。 ……それが拙の望む、変わらないことですよ」 首が、こてん、と。 傾いた。黒髪をさらりと揺らし、おんなはわらう。 (-25) 2022/07/10(Sun) 23:55:25 |
【秘】 不知 ミナイ → 怖怖 ライカ「手伝ってほしいことは…… あっそうだ、バケツを探してほしいんだ」 とってが取れているものや桶のかわりはきっとすぐに見つかるだろう。 薬袋が欲しかったのは探し物をする連れである。 「少し一緒にいてくれよ。 ……深雪くんのことも聞きたいしさ」 その瞳には、明らかに逃すような甘さは見えない。 ただの興味ではなく真剣に君の眼のレンズの向こうをみていた。 自然と、その手を伸ばして優しく握る。 鋭い視線とはちぐはぐに薬袋は続けた。 (-26) 2022/07/11(Mon) 0:00:33 |
【秘】 不知 ミナイ → 怖怖 ライカ「――彼にいじめられていないかい? 一緒にいるためにひどいことをされていない? 怖いことや、辛い目に遭っていない? 好きでも、苦しいことってあるじゃないか。 ボクは深雪くんよりも、夏彦くんの味方だから。 なにもなければそういっておくれ、安心できる」 (-27) 2022/07/11(Mon) 0:00:47 |
ミナイは、ネコジマに写真を送った。目当てのものと、段ボール。 (a8) 2022/07/11(Mon) 0:04:24 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ『猫島とですか? いいすけど』 みんなでやるのならグループメッセージで言っているだろうから、 個別で来たこれは本当に猫島とのことなんだろう。 どういう風の吹き回しかは分からないけれど、 猫島にとっては考えても考えなくても同じで、些細なことだった。 皆花火をする気だったはずなのだから、 火がつかないなんてことも大よそないだろう。 お池もあるけれど、かこん、バケツも拾って。 (-28) 2022/07/11(Mon) 0:06:24 |
【秘】 怖怖 ライカ → 不知 ミナイ「バケツ? そんなの何処にでも転がってるだろ……」 とは言うが。 嫌がる素振りはなく、じきに取っ手の取れたぼろぼろのバケツでも発見するだろう。 「……み、深雪のこと?」 ──本題だ、とでも言わんばかりに。 君の視線、言葉、繋がれた手。 その全てが自分を逃すまいとして、向けられている。 事実、自分達の別れ話(?)は色々な人を巻き込んでいたり、気を遣わせたりしているようだから 君もきっと、心配や慰めの気持ちを持ってくれているのだろう。 「あ〜…… うーん……そうだな……。」 ……どうしようか。 言うか、言わないか。たった2択。 君の事はそれなりに信用している──けれど、選べずに暫し沈黙。 たっぷり間をかけて、口を開いた。 「……怖い、けど。 酷くも辛くも……ないよ。 W何かあったWケド……大丈夫。」 ▽ (-31) 2022/07/11(Mon) 1:57:23 |
【秘】 怖怖 ライカ → 不知 ミナイ弱々しく笑って、 あんまり目線の変わらない、君の頭を柔らかく撫でた。 「僕らの問題だから、 僕らが何とかする。」 心配はいらない、大丈夫だ、と。 言葉で、温度で、示す。 「あ。」 嗚呼、でも、ひとつだけ。 君に伝えたい事がある。 「……今までありがとな。 薬袋のこと、結構好きだったよ。」 ずうっと下げていた、カメラの紐へ手を掛けて。 首から降ろせば、君へと差し向ける。 それをやっと手に入れた時の喜び様を、自分が肌身離さず持っていた事を、君は知っている。 「だから、貰って欲しい。」 (-32) 2022/07/11(Mon) 1:59:55 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「 死者と話すなんて怖いからね。 こんなことがなければ僕も話題にあげなかったよ。 でも、…… 実際体験してしまうとね。 イメージは変わってさ。良いこともあるって思えたよ」 音をたてて椅子に軽いからだをのせる。 キィ……と金属の音をならして首をあげる、天井のシミをみた。 一息 「好きなもの、そう。 ひとことで言えば……痛みを感じている姿かな」 「みることが出来なくなるのは勿体ないだろう。 尊い、生きている証が失くなるのは本当に大きな損害だ」 ▼ (-34) 2022/07/11(Mon) 2:16:47 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「でもよかった。キミの求める変化が相容れて。 その条件なら、 最低限ボクは 君の願う通りに変わらなくてすみそうだよ。」 「ボクはさ」 そのままあなたの顔をみずに、口端を上げる。 「……君のような強い力が欲しい。 君のような艶やかな髪欲しい。 君のような声が羨ましい。 君のような体が羨ましい。 君のような愛嬌と優しさとか。欲しいなあ。 それぐらいだよ、ボクが目指す変化は」 (-35) 2022/07/11(Mon) 2:18:57 |
【秘】 甚六 カナイ → 不知 ミナイはっ、と息を呑む音。 呆然としたような呟きが、電話越しに、 「みゆき も ?」ザザッ ジ----…… 不自然に走るノイズ。 電子嵐の隙間から、声が返される。 「こ わ■、■ど 」「■く は た ■■■ぃ よ」 ▽ (-39) 2022/07/11(Mon) 2:37:47 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「実際体験した?ふむ……詳しく事情って聞いても大丈夫ですか?それはここに来てからの事でしょうか」 天井を見上げる貴方の隣にそっと並ぶ。椅子は持ってくることなく、立ったまま貴方の様子をじぃと観察する。 「ああ。成る程。確かに死んだら痛みも何も無くなりますからね。 つまり、痛みを感じている姿こそ貴方にとって何よりも生きている証ということなのでしょうか」 観察していた視線は、貴方の肉体のあちこちに移ろう。 「──だから、明日香はいつも傷だらけなのですか?」 ▽ (-40) 2022/07/11(Mon) 2:41:24 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ「随分拙を褒めてくれますね。おだてても拙の好感度と拙の家で取れたお野菜くらいしか出ませんが、そこにお米もつけましょう」 至極真面目に告げた後、さらに考えるように首が傾く。 「しかし、明日香がそんなに欲しがりさんだったなんて初耳です。今の貴方も、拙は好きなのですけどね。気さくに話せて、穏やかに落ち着いて過ごせる。 でも、持ってないものを欲しいという気持ちも分かります。持っていないものを持つ人はきらきらして見えますもの。明日香の望む変化については、拙は何も否定しません」 でも、と挟んで。 「……拙の言う事、無理難題であると拙自身が自覚しているのですが。 いつまでも今と変わらずにいられますか? 子供は、子供のままでずぅっといられるのですか?」 (-41) 2022/07/11(Mon) 2:42:04 |
【秘】 甚六 カナイ → 不知 ミナイ「あすか」 「ぼくのことも、見つけてくれる?」 ゴトン 、ぎぃー 、……ブツッ。何かとぶつかるような――― 軋む床に落ちたスマホが、沈黙した音。 きみの言うこと。信じるに決まってる。 でも、こうならなくてもそうしたよ。 もう、確かめらんないことだけど さ。 怖いよね。 ごめんな、あすか。 (-42) 2022/07/11(Mon) 2:44:28 |
【人】 不知 ミナイ「鹿乃くん?」 電話の受話器を離して、静かに呟く。 向こう側で聞こえた声に、何かが落ちた音、それは確かに彼女が居た証だった。 「――鹿乃くん」 「怖い、なあ」 怖いから話せたことに驚いて。 怖がる度に、知らない振りをして。 「さあ、どこに居るか見つけないと。 今君は何処に居るのかな」 「――みんなも、今どこに居るなだろう」 そんな事を何度も繰り返して生きてきた。 あゝ、また覚えていないと、いけないな。 (18) 2022/07/11(Mon) 13:35:03 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイぴろん。君に宛てた数件のメッセージ。 きっと行方知れずになった少女の死が伝えられた後の話。 『ねえ、明日香ちゃん』 これは取るに足らない問い掛けだ。 こちら側に少し近い君にだからできる、他愛無い話。 『人が死ぬって、どういう事だと思う?』 『人が死んだ時って』 『どういう気持ちでいたらいいんだろう』 自分にとって、もはやそれは永遠の離別ではないから。 できる限り苦しむ事の無いように、とは願いこそすれど 他の皆のように動転したり、悲しむ事なんてできなくて。 (-56) 2022/07/11(Mon) 14:41:38 |
【神】 不知 ミナイ『あの叫び声はまた彼のものだったのか』 『気をつけてね麻弓くんに裏道くんも』 短いメッセージの後に、また短い感想を。 『走ったら危ないのに、本当』 『それで大怪我をして動けなくなってしまったら。 元も子もないんだからね』 その言葉は居なくなってしまった彼らについては一度も触れていない。 (G11) 2022/07/11(Mon) 15:18:47 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ『だってみんな』 『 』 『忙しそうだから』 少し間を開けて返事をしてから行動を映す。 こちらもバケツと何やら箱を抱えていった。 ・・・・・・・・・・ ・・・・・ 「稔くん、付き合ってくれてありがとう」 なんだかみんな一緒に居る雰囲気じゃあ、ないじゃないか」 「……あと猫くんがみつからなくてしょんぼりしてて……」 どさっとおいた箱の中には花火だけではなく何やら火薬のような物も混ざっていた。 しけっているが音だけはなる爆薬といったところだろうか。 (-63) 2022/07/11(Mon) 17:03:39 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ>>a20 「たまに見ますよ、あいつ。 けど、花火にはこないでしょうね」 猫には刺激が強いので。 「猫島もひさしぶりだから、 目や耳がびっくりしちゃうかもしれません」 そんなことはないだろうけども。 猫島が花火をするのは、じつに数年ぶりだ。 ここを離れてから、触れた夏はなかったからね。 バケツにお池の水を汲んで置いて、 適当な一本に火をつけようかと袋を手にとって、 その外の物に目が行った。 「…? 明日香ネエ、これねずみの? へびの?」 どちらとも違うような気がする。なんだろう? 袋を置いて、そちらの方を拾い上げていた。 (-65) 2022/07/11(Mon) 17:50:39 |
【秘】 不知 ミナイ → 怖怖 ライカ「キミと居ればいいバケツが見つかると思ってね。 ありがと」 とん、と隣に寄ってその言葉に耳を傾ける。 おおよそ予想した言葉と、ちょっと意外な言葉が聞こえてきた。 一度目を伏せて、撫でられるその感覚を名残惜しく思うように そっと手を伸ばした。 「二人で解決してしまうんだ」 「なんだか、そんな気がしてた」 嫌だなあ、辛いなあ、寂しいなあ。 なんだか永劫のおわかれみたいな気分でさ。 ▼ (-66) 2022/07/11(Mon) 18:13:10 |
【秘】 不知 ミナイ → 怖怖 ライカ「どうしてこれをくれるんだい。 相談がないことに怒っているとでも? 随分長いこと写真を撮ってるその姿とか、 彼のことを当たり前のように話すその表情を見てきたのに。 この先も同じように思い出は作るべきじゃないのかい?」 ――敢えておかしい言葉をかけてみる。 既に薬袋は"わかっている"。 これがちぐはぐで、的外れな疑問であることもわかってる。 だから、とそのカメラを受けとって肩を揺らす。 「こんなプレミア物」 「返せと言っても返してやらないぞ? ボクだってキミの事が好きなんだから」 (-67) 2022/07/11(Mon) 18:14:32 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「……突拍子もないことだ、端的に説明しようか。 ボクはこの校舎で死んでしまった人と会話をした、できた。 おかげで、 "生きて居ない人達は確かに居る" 、そんなことを知れてしまった、誰かって? 気付いていない? じゃあ、今は教えてあげない」 観察される気配からぼんやりと貴方を見て、 そっと、ひとさし指を口元に持って行く。 手首の包帯を垂らしながら、その口は朗らかに。 「怪我? そうか、気になっていたんだね、聞いて良かったのに。 これは、誰かがボクが生きて居る証だ。 ボクが だよ」誰かを傷つけた分の痛み ▼ (-70) 2022/07/11(Mon) 19:21:05 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「わかりにくいかい?」 「例えば、もしボクが誰かの視力を奪ってしまったとしたら。 同じ分だけ失うこと をしないと、不公平だろう?一部分を貰ったら、 代わりになる物をあげないと 不公平だろ」薬袋は被虐趣味ではない、ただ、 優しかった子だった 。母親が連れてきた誰かに酷いことをされて悲しかった。 それでも、その日頼まれた人を殴る行為に、悦びと罪悪感を感じた。 ごめんなさい、ごめんなさい、けどそれが気持ちが良くて。 その代償は、ボクの払える物は、自分の身体しかなくてさ。 「だから、たくさんあげていたんだ。 ボクが、みたい物を貰う分、欲しい分、生きて居る証。 その代金をあげていたら、血が足りなくて参っちゃった」 ゆらりと揺れた。その前髪が、白い髪を揺らして。 とん、と貴方の瞳を見上げるようにそっと、胸に手をついた。 「その上で、」 「子供が子供のままでいるのは 成長を止めることでしか出来ない」 「ボクはそう思うな、大人になることをやめないと 子供のままでは居られないって」 (-71) 2022/07/11(Mon) 19:23:07 |
【秘】 不知 ミナイ → かれがれ ユメカワ『死ぬこと?』 そうだな。 『時が止まること』『じゃないかな』 『痛みを感じることもない』『怪我を治すこともできない』 『今日見えたキミ達のこと 普段は見えないキミ達のこと』 『何も追いつけない 追いつかせられない』 『置いていくし 置いていかれる』 『同じ時を進めなくなること』 『それが死ぬこと』 『みたいな』 悲しいと、言葉にはする。 彼らに告げるのは命を失わないで欲しいという願いだ。 生きて居て欲しい、時を刻み続けて欲しい祈りだ。 それはすべて自分の為ではあるが、 気持ちとは裏腹に言葉は美しく飾られている。 『気持ちなんて望みがあるなら本人に聞けたら一番だけど 遺書にでも書いてもらいたいね』 『頼まれてもないから 怖かったら怖くて 驚いたら驚いて 悲しかったら悲しんで 忘れたくないとおもったら』 『忘れないようにしているよ ボクは』 (-72) 2022/07/11(Mon) 19:40:25 |
【秘】 陽葉 シロマ → 不知 ミナイぱき、ぱき。 校舎裏で、枝を折る音が続いていた。 明らかに木に登って折ってきた太さの枝を持ち、少女が細かい枝を取り除いている。 ぱき、ぱき。 暫くして、身の丈よりも長い木の棒が生まれた。 (-73) 2022/07/11(Mon) 19:46:58 |
【秘】 奔放 クリス → 不知 ミナイ『運命って奴かい? 好きだね、そういうの』 『偶然だよ、こんなものは』 『僕たちでなければいけない理由なんてない。偶然僕たちが当てはまってしまっただけ』 そこに必然性はない。自分の存在すら。 だからこそ、だ。 『きっと解決は難しいだろうね』 『都合のいい話じゃなさそうだから』 『僕はつまらないな。そんなもので終わりになる話が』 『乗ってやるよ、薬袋』 『愚か者になってやるさ、きっと』 『きみも楽しめる事だろうよ』 (-74) 2022/07/11(Mon) 19:47:29 |
【秘】 怖怖 ライカ → 不知 ミナイ「……写真に残せるのか、分かんないからさ。 壊しちゃったら、僕だってヤだし。」 自分が、自分達が、何をするのか。 自分が何を危惧しているのか。何を想定しているのか。 ……きっと、君は理解っている。 だから、これ以上何も言わない。 困った様に眉を下げて、笑ってやった。 肌身離さず、いつだって側に置いていたそのカメラには 今まで撮ってきたデータが詰め込まれたまんま。 彼の笑顔だとか、何気ない景色だとか、廃校の理科室だとか──クリスを撮ったW心霊写真Wだけは、消してしまって残っていない。 「そんで、多分、もう使わないし。 それならさ、誰かに持ってて欲しくて。」 ▽ (-76) 2022/07/11(Mon) 19:59:56 |
【秘】 怖怖 ライカ → 不知 ミナイ高校生が買うには、ちょっと高価なカメラ。──それが確かに、君の手に渡る。 なんとなく、 自分が生きていた痕跡を残しているみたいな気分だ。 「そのW誰かWは、 薬袋が良いなと思ったんだ。」 自分だって、君の事が好きだ。 それは勿論、友情に近い感情だけど。 W特別Wと括るには、十分なほどの大きさ。 「……じゃあ、そろそろ。 行ってくるよ。」 君と出会えたお陰で、少し心の整理ができた。 ……ちゃんとW見出しWて、笑って、彼の元に行けそうだ。 「 ばいばい。 」 (-78) 2022/07/11(Mon) 20:01:35 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ「ちゃんとまだ無事かな? それならよかった」 「ボクもおどろいてしまうかも、 ちょっと逃げる場所でも確認しておこうか」 火を避けられそうな木を探しだして、頷く。 そのまま中身を尋ねる君へと笑みを浮かべた。 「爆竹 の大きいバージョンかな」 「ちょっと刺激が欲しいと思って」 「やってみないかい? 一緒に」 悪戯そうにわらって火を点して見せた。 34秒後に74ぐらいの音で爆発する。 (-82) 2022/07/11(Mon) 21:04:01 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ「そういって、ボクが黙って送り出すと思ったのかい」 手を振っていそうな台詞を言うキミを言葉で繋ぐ。 「見送る言葉を易々と言うと……?」 なにも遠慮を感じさせなかったキミ。 隠しきれない少年らしさと、男の子らしさ。 それでも可愛いところもあって、一緒に笑ったり。 確かに自分の青春はキミのと隣にあった。 幼馴染みというほど近くはなかったかもしれないけれど。 ずっと一緒だったのだ。 ずっと見ていたのだ。 (-89) 2022/07/11(Mon) 22:04:03 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ「生きてくれよ」 「夏彦くん」 「寂しいよ、辛いよ、悲しいよ」 「ボクに、キミたちを置いて行かせないでくれ」 初めて見せた、生きて居るキミに見せる悲しげな表情だった。 誰かの死を聞いても、一人の時も崩さなかった穏やかな表情を崩して、その背中に泣き言を言う。 (-90) 2022/07/11(Mon) 22:04:24 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ「嫌だ。特別だとか、恋がなんだよ」 「一番近かったキミがいってしまうなんて」 「このぽっかりあいた穴の代わりなんていないんだよ」 「だって、キミはキミだから。 ずるい、一緒に居てくれるひとがいるなんて。 ずるい、ボクだってキミ達が欲しかった。 ずるい、」 人の物が欲しいなんて、嫌な言葉を言わないで。 それの何が悪いんだ、好きな人の好きな人を好きになって何が悪いの? どうして二人とも一緒にいなくなるの。 (-91) 2022/07/11(Mon) 22:05:02 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ一人で、そのカメラを抱きしめる。 そのまま呼び止められなくたって構わない、だけど、 「……でももう決めたと、言うなら。 一切、責任も、何もとらないなら」 いやだから、見たくないから。そのまましゃがみ込んだ。 少しだけ、ほんの少しだけ休憩をしよう。 せめて。 (-92) 2022/07/11(Mon) 22:06:22 |
【秘】 夢の先 ライカ → 不知 ミナイ振り返る事はしないけれど、 少しだけ、足を止めて。 知っている。君のWいつも通りWを。 故に、君のおかげで固まった決意を、僅か揺らがせて。 「……責任なんて、 誰のものも取れないよ。」 ただ一人を、選んでしまったから。 たった一人だけを、隣に選んでしまったから。 「ねー薬袋、」 「笑って見送ってよ。」 君が笑ってくれないと、 僕だって泣き出してしまいそうだから。 「……さいごの、お願い。 もうこんな事言わないからさ、聞いてくんない?」 覚悟は、折らない。 君の望みは、叶えられない。 今君は、どんな顔をしているのだろう。 (-96) 2022/07/11(Mon) 23:30:05 |
【秘】 かれがれ ユメカワ → 不知 ミナイ『そう』 『じゃあ やっぱり、俺は悲しめそうにないな』 『時が止まってくれたら、それが一番だから』 『同じ時を進んでいたって、いつかは皆少しずつずれていくから』 そうして"今"がずれて綻んで、ばらばらになってしまう前に。 大好きな皆で一緒に、一斉に同じ所で立ち止まる。 きっとそれ以上に素晴らしい事は無いだろうな。 『そうやってずれていくものを見送って、見送られて』 『忘れたくないものを覚えているしかできないのは』 『互いに置き去りにされるだけは、寂しいな』 なんてのは独り善がりな寂しがり屋の思う事。 君がどう思っているかは定かじゃない。 人間は、忘れる生き物だ。 忘れる事で自分を守る、そういうふうにできているものだ。 記憶もずっとは続かない。過去はいつかは底へ底へ埋もれていく。 『寂しいけど、でも』 『死ぬのが怖いから、だから生き続けるのかな、君達は』 今を今のまま止めてしまえば、それは決して過去にはならない。 そうしたら、きっと。 置き去りにするもされるも、忘れるも忘れないも無いのにな。 (-104) 2022/07/12(Tue) 3:04:56 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ「刺激てなんすか」 呆れまじりにわらうけど、誘いには迷うことなく頷いていた。 そうしてあなたの真似をして、火薬に火を点けた。 (10)1n44後に59ぐらいの音で爆発する。 (-110) 2022/07/12(Tue) 10:20:39 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ>>a44 「耳とか塞いでた方がいいすかね?」 つよいばくちくならそうした方がいいのか、 そのままの方がたのしめるのか。 手を離してから火薬を落としてきた方を見やったくらいで パァンッ! 「お」 「おお…」 けっこうびりびりした。 次は明日香ネエのの方だと身構える。 身構えてはいるけどすぐに鳴らないものだから。 火がちゃんと点いていないのかな…?の思考が 段々大きくなってくる。 24秒は、ちょっと気が緩む程度に長かった。 (-111) 2022/07/12(Tue) 10:34:16 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「梢くん、何をしているんだい?」 いくつかの別れをした、いくつもの停滞を見てきた。 彼らは生きるのをやめたものたちだった。 勿体無いなぁ、勿体無い。 一人校舎裏を訪れた薬袋は音を便りにあなたを覗きこんだ。 「木登りは得意だった?」 羨ましいなぁ、なんて。ないものねだり。 (-115) 2022/07/12(Tue) 12:57:51 |
【秘】 陽葉 シロマ → 不知 ミナイ声に顔を上げる。 ああ、と表情を緩めて枝を示した。 「栗栖が見当たらないだろう? 探し回ったけど……後はもう、池くらいしかないと思ってね。 これで底をこう、つんつんする」 口振りからして、最早生存を諦めているのは確かだった。 人間は池の底で生きていけないのだから。 「木登りは 今も 得意さ。大人っぽさを売りにしたいから、内緒だけどね」 過去形であることを訂正するように、冗談めかして付け加える。 (-117) 2022/07/12(Tue) 13:15:09 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ「お願い、お願いか」 ボクが何も手に入らないお願い? ああ、でもいまここにあるじゃないか。 あの子が欲しがった、あの子が紡ぎたかった大切なカメラと思い出を貰ってしまった。 ここまで大きな対価があるか? 嬉しい 、嬉しい 。ずっとほしかったとくべつ。キミの声の裏で見える命の灯火が、 このたからものを鉄屑にしないことを物語っている。 「――わかったよ、キミのお願い叶えてあげる」 いつも通りだ、いつも通りで良い。 (-122) 2022/07/12(Tue) 13:37:52 |
【秘】 不知 ミナイ → 夢の先 ライカ「ほら、ボクのかわいい笑顔だ。 君にもあの子にも負けないから。 知らずままそのまま脳裏に焼き付けていけ 」 (-123) 2022/07/12(Tue) 13:38:13 |
ミナイは、顔をあげて、いつも通りに笑いかけた。 (a48) 2022/07/12(Tue) 13:38:37 |
【秘】 不知 ミナイ → チャラ男 ウラミチとある時間、 あなたのもとにメッセージがやって来た。 『薬袋だ、裏道くんのメッセージはここかな?』 『この連絡に返事入らない』 『単刀直入に言おう、ボクは鹿乃くんを探している』 『彼女は迷子になっているんだ』 『見つけてほしいといっていた、それが さいごの言葉 だった』『きっと寂しがっていると思う。だから』 『もしみつけたら、優しくしてあげてくれ』 『怪我は すぐには治らないものだから』 『これが無事で届いていることを願うよ』 『そして ボクは』 もう二度と戻らないものがあると知ってしまった。 せめて二人だけは、どうか。 『また集まって みんなで遊べるのを楽しみにしているよ』 (-125) 2022/07/12(Tue) 13:56:28 |
ミナイは、パァン! 池の周りで激しい火薬の音を鳴り響かせた。 (a52) 2022/07/12(Tue) 15:06:47 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ「わっ、すぐ着いたな。 ボクの方は……不発か?」 ひょこりとうかがっていて油断したそのときだった。 パァンッ! 先程よりも大きな音を出して飛び散った黒煙。 さすが古い花火、安全性なんてありもしないそんな刺激に、 薬袋は何だかんだで耳を塞ぎながらおかしそうに笑った。 「 うわっ 、はは。あははっ!これは驚いた、飛んでいくかと思った。 こんなのみんなの前でやれないだろ、綺麗な花火もいいがこんなシチュエーションには悪い遊びが付き物だ」 「どうだい、楽しめているかい。 それとも、つまらないかい」 (-132) 2022/07/12(Tue) 15:07:21 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「そう、だね。彼見つからないね。 誰かさんのように迷子になっているのかも」 この誰かさんは。誰のことでもあり、誰のことでもない。 「でもそんな簡単に人が池に落ちるわけなんてないだろう? ゲームや映画じゃないんだから。 梢くん、特別心配しすぎじゃあないのかい」 ころころと笑って、暗い表情を見せずに。 体力がなく登れないその木を瞼の裏に浮かべながら、一歩近づいた。 「そんなことで幻滅する人はいないよ。 でもそんなところまで気を使ってるなんて、流石だね。 …ボクさ、実は梢くんの雰囲気が好きで真似していたんだ。 その振る舞いや、格好良さ。お手本にしてた」 親が町で不審がられていること。 町の人からの視線、謂われない暴言もうけたことがある。 少し似ていると思っていたキミのその生き方は、ボクのひとつの、目標だった。 「でもこの見た目で、格好つけても心配されてしまってね。 イケメンと呼ばれるのに、全然うまくいかないんだ。 まだまだ精進が足りないな」 (-133) 2022/07/12(Tue) 15:31:33 |
【秘】 陽葉 シロマ → 不知 ミナイ「私もそう思うよ? ただ、後はもう山の中と池の中くらいしか残ってる場所が無い。 この暗さで山に入るのは危ないし、消去法さ」 貴方の笑顔は、何だかいつも通りに見える。 こんなことがあった直後で、いまだ問題は解決していないというのに。 繕っているのか、それとも……いや、繕っているのは己も同じか。 「皆がそんな薄情な子じゃないって、わかってはいるけどね。 どちらかと言えば、そう意識することで己を保ってるみたいな感じなんだ。 でも……うん。そう言われると嬉しいよ」 ありがとう、と慣れた言葉を口にして。 「……確かに、体格や体質はどうしても大きいな。 格好良さって、そんなことだけで決まらないのにさ」 ふと、気弱な彼のことを思い出す。 皆は彼を意気地なしと呼んだけれど、私はそう思わなかった。 (-135) 2022/07/12(Tue) 16:27:17 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ生きていない者がいる、その事自体は既に不可解な現象が起きているのだから別段派手に驚くこともなかった。 むしろ、死んでも人と会話できるのだと、良くない知見を得てしまった。 「…………」 黙って貴方の話を聞く少女の顔は、微塵も変わらず。 「拙には、理解が難しい話ですね」 まず飛び出してきたのは、そんな一言。 音もなく手を伸ばす。柔らかな白い髪を、そっと梳くように撫でる。 「難しいですが、明日香は優しい子だということは分かります。平等、公平を重んじる子なのだと。 ただ、同じように傷つくのは対価になることは無いんじゃないかと、拙は思うのですが」 言葉をまとめる合間、うむむと唸るような音がした。 「例えば片目を貰い、対価に明日香が片目を失ったとしても。それは実際に眼球を移植しあったということですか?そうでないなら、決して等価交換ではないでしょう。 明日香の自己満足で、互いに損耗するだけだと拙は思うのです」 「やめろとは言いません。明日香が好きでやっている事ならば、止められません。 ですがその生きる証を得たいが為に傷付き続けて、限界を迎え死んでしまうなんて本末転倒なことにならないか。 ……拙はそれが、明日香が心配なのですよ」 ▽ (-139) 2022/07/12(Tue) 16:58:05 |
【秘】 元弓道 マユミ → 不知 ミナイ胸に手をつかれれば、貴方の手には控えめな柔らかさが伝わってくるだろう。 その様子を黙って見下ろしながら、淡々と紡ぐ。 「明日香。 ……拙は、大人になりたくありません。子供のまま、皆とずぅっと過ごしていたい」 「その為に死ぬ、なんてことは。 …………愚かだと思いますか?」 (-140) 2022/07/12(Tue) 16:58:22 |
【秘】 チャラ男 ウラミチ → 不知 ミナイスマホの振動にピクリと反応する。 気だるげに取り出されたスマホの画面を泣きはらした目が捕らえた。 ミナイからのメッセージ。 その中に出てきた名前に、またジワリと涙が込み上げたが、ぐっとこらえる。 "見つけてほしい"……それはあの遺体の事を言っているのだろうか。 ミナイはカナイに生前から何か聞いていたのか……それとも、自分と同じように、先ほどまでいたはずのカナイの言葉なのか。 「………」 何度も何度もそのメッセージを飲み下す様に読み返し、 既読をつけてから数十分後…… 『うん』 短い返事だけをミナイへ返した。 どれに対しての返事か、相手にはわからないかもしれないが。 (-149) 2022/07/12(Tue) 19:35:52 |
【秘】 夢の先 ライカ → 不知 ミナイ「───はは、」 振り向くな、と言われたから 君の笑顔を拝むことはない。 見たかったな、なんて思ったのがバレたら 彼は拗ねてしまうだろうか。 「叶えてくれてありがとう、 僕の大事な友達よ。」 君に贈る言葉は、たったそれだけ。 だけど良いだろう、長々話せば、決意が揺らいでしまいそうなんだ。 そうして、止めた足をまた動かして 古びた木の階段を、一段ずつ踏みしめていった。 (-151) 2022/07/12(Tue) 20:20:16 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ (-158) 2022/07/12(Tue) 21:53:22 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ (-163) 2022/07/12(Tue) 22:12:12 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス『む。難しいことを言うなあ』 この物語が必然であればどれほどできた物語になるのかわからない。 この物語が偶然であるなら何故こんな仕打ちをするのかわからない。 『事実がわからない以上必然も偶然も語れないけれども』 『つまらない話で終わりたくないことには違いない』 ただの軽口。ただの連絡。ふわふわと、ゆらゆらと。 小さな子供がじゃれついて、離れるように文字を打つ。 そして、想像した理想の君の答えが来て、くすりとわらった。 『流石だ だから栗栖くんは面白い』 『一緒に見つけておくれ 彼らの本当の姿を』 『その終わりまで楽しみにしているよ』 あゝ、本当に。楽しみだ。 スマートフォンを抱えて、一人、呟いた ▼ (-164) 2022/07/12(Tue) 22:36:00 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス▼ それでこそ、僕の好きになった人だ。 キミは子供らしい言動の割に論理的な思考をしている。 そのちぐはぐな造形はどこからきているんだい? 時おり見せる誰かをみているようなその瞳。 これはただのボクの妄想なのかな? 弟君と仲が良いか? 答えられるわけないだろう。 気がつけば彼は見えなくなっていて、 ボクには君しか見えていなかったんだから。 ただの話のきっかけにすぎないんだ。 あゝ キミがほしい な、誰かが欲しがった君が輝いて見える。キミの何かが欲しい、 生きている証 がほしいな。でも、ボクがあげられる物がみつからないな。 沢山持っている人は羨ましいな、 ▼ (-165) 2022/07/12(Tue) 22:38:44 |
【秘】 不知 ミナイ → 奔放 クリス▼ だから君がいなくなって、暫くしても見つからなくなったその時。 「勿体ない」 それだけ小さく零して、その足跡を辿ろうとした。 だけど、その前に最後の彼女に確かめることが出来たから、 もう少し待っていておくれよ。栗栖くん。 君を見つけ出してみせるから。 (-166) 2022/07/12(Tue) 22:40:53 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「消去法か、 なんだそこも似ているね。 大丈夫だよ梢くん。 彼が死んだとしたら―― ボクならわかるもの 」また一歩近づいてそっとその手をとってみた。 改めて手を繋ぐことなんてなくて照れくさい。 少し年上の、素敵な優しい先輩の熱を感じる。 「格好よくても、可愛くても、大人っぽくても、子供っぽくても。 キミはキミだよ、梢くん。 ボクは、ボクの理想のために振る舞っているけれど。 キミは誰のためにそんな姿を保っているんだい。 自分のため? それなら止めないよ。 だけど、もう好きに振る舞って良いじゃないか。 朝になったら―― 逝ってしまうんだろう君たちは 」「何をしに来たのかな。 まだ生きて、やりたいことがあったのかい。 ボクは――それを聞きに来たんだよ」 (-170) 2022/07/13(Wed) 0:14:00 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「ボクも理解できなかった、お母さんのこと。お父さんのこと。 だけど真似をしたら、気付いたんだよ。 そんなもの聞いただけではわからないし、やってもわからない。 傷つけることは正しくないのに、 怪我をすることは好きじゃないのに。 好きになったら辞められないんだよね、そういうこと」 するりと腰に手を回し、じゃれつくように抱きついてその軽い体重でよりかかる。 「変なの、真弓くん。 なんで心配するんだろう、死のうとしているくせに。 ボクの体力がが限界になるときは、きっと。 誰かの命を奪って同じように捧げた時だよ」 「なーんて。ボクは"元気"だよ。 皆の生きている証を貰って、とても元気だ 」くすくすと、不気味な雰囲気を隠さず笑えばそのままキミの瞳を見上げた。 (-184) 2022/07/13(Wed) 3:20:33 |
【秘】 不知 ミナイ → 元弓道 マユミ「それで……なるほど、そうだったんだ。 子供のままが、全然知らなかった」 「ボクとは違う意味でわがままさんだね、キミは。 ……うーん、じゃあボクは答える前にこの質問をさせてくれ」 「キミがボクに言って欲しいのは肯定? それとも意見?」 するりと腰に手を回せば、じゃれつくように抱きつきその軽い体重でよりかかる。 「彼らに連れて行かれようとでもしているの? いなくなって、皆と過ごす事が出来なくなって寂しいから」 「そんな理由だけで、人生を辞めようとしていないと嬉しいな」 (-185) 2022/07/13(Wed) 3:22:33 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ「よかった、そうだよね」 「今日じゃないとダメだった」 きみも、わかってしまっているのだろう。 何人も死人がでて、そして、おかしな事が起きている。 朝を迎えたとき、一体誰がそこに立っているだろうか。 「ねえ、稔くん。」 「今日のことは偶然であると思う? 必然であると思うかな」 「ボクは今日このとき、が起こるべくして起こった思いたいんだ」 「たまたま、偶然、そこにボク達が迷い込んでしまっただけなのかな。どっちだろうね」 (-186) 2022/07/13(Wed) 3:26:35 |
ミナイは、マユミの腰に抱きついて、胸元に顔を押しつけた。 (a67) 2022/07/13(Wed) 3:27:55 |
【秘】 陽葉 シロマ → 不知 ミナイ「随分周りくどかったじゃないか。 いや、私も人のことは言えないか」 触れられた手を、そっと握る。 生者の温もりを感じ、なかった。 貴方に体温が無いというわけではなくて。 これは私が、……。 「そうだね、朝が来たらもう騙し続けるのは無理だろう。お天道様の下は、どうしても歩けなかったから」 陽光の温もりは、生者の特権。 死者がその温もりに包まれれば、たちまち焼けてしまう。 「私はね、自分が在りたくて格好付けてるんだよ。 ……しかし、まあ。 実を言うと、個人的にはもう満足してるんだ。 でも、可愛い生徒≠フお願いだから」 重なる掌は熱を持つ。まるで、この少女が焼かれているかのように。 ▽ (-187) 2022/07/13(Wed) 11:25:39 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「……教師になるという夢を、諦めたくないのさ。 でも、生徒がいないと先生はできないだろう?」 生徒≠ヘ、一人いれば事足りる。 だから最初の一人だけでも構わないと思っていた。 けれど。 「そんな中できた初めての生徒に、皆一緒がいい≠ニ言われたら──叶えたくなってしまうというものだ」 彼は、『全員』を願った。 だから、今もこうして姿を表している。 (-188) 2022/07/13(Wed) 11:26:41 |
【秘】 不知 ミナイ → 夏の雪 ユメカワ『時が止まってくれたらか』 やっぱり寂しかったりするのだろうか、 一緒の場所に居て欲しいのだろうか。 そうでないと、ここにはこなくて、 彼を連れて行ったりもしなかっただろう。 『いいね、そんなことができたら』 『寂しいな、ずっとばらばらでいるのは』 同じように、離ればなれになどなりたくない。 またこうやって話せたら、なんて。 もう戻れない場所に来てしまっている。 今まで避けていた事をこうもまで簡単に突破されてしまっては。 あゝ君達が愛おしい、欲しくなる、二度と手に入らないのに。 自分が君達に近づいてしまっているのを感じてしまっている。 (-196) 2022/07/13(Wed) 12:28:45 |
【秘】 不知 ミナイ → 夏の雪 ユメカワ『世界はいつだって残酷だ このメッセージも消えてしまうのかも知れないけれど』 『ボクは 止まったキミたちに いつか追いつくよ』 『ごめんね』 共にゆけないで。 寂しさを和らげられなくて。これはボクのわがままだ。 『皆は怖いのかな、それを訪ねるのも楽しそうだ。 だけどボクは違う』 『この命が動いているうちは 誰かのように輝きたい 。価値を持ちたい、変わりたい、このままの自分で死にたくない。 いつか止まるとするならば』 『ボク自身という存在を全て捧げて無くしてしまった時が良い』 キミが欲しいな、キミの物が欲しいな。 誰かが欲しがった価値のある物で染まりたいな。 この真っ白な髪も、肌も、傷も、身体の中まで。 全部自分じゃなくなって、誰かの綺麗で染まれたら。 全部貰って、全部 お返し が出来たら。この命に価値があったと思って、それはもう。 気持ちよく、止まることができるのだろうな。 (-197) 2022/07/13(Wed) 12:32:07 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ『俺はさ やっぱり今の明日香ちゃんが好きだよ』 『今の皆が好き』 『きっと皆だって、本当はそう思ってる』 『それでも変わらないものは無いって、諦めてる』 『俺は諦めたくはないよ』 『今を今のままにする為に、今の皆が欲しい』 (-200) 2022/07/13(Wed) 15:17:17 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ『ねえ、明日香ちゃん』 『生きていたって、今以上の価値を持てるかなんて』 『今より良い方向に変われるなんて保証は無いんだ』 『どんなに綺麗なものも、時間が経てば徐々に色褪せていく』 『時が動く限り、自分以外の誰かの価値観の変動は止められない』 『君が見た誰かの輝きは、 明日には見向きもされなくなっているかもしれない』 (-201) 2022/07/13(Wed) 15:24:28 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ『要らない自分なら、俺にくれてもいいでしょ』 夢川は君の願望を肯定している。 「──なりたいようになれるのが一番素敵だよ。」 『先生だって、自分の為の生徒を探してる』 それは君が"君"でなくなったとしても続く価値だ。 「──でも生徒がいなくちゃ、先生はできないだろう?」 『おいでよ、明日香ちゃん』 選ぶも、選ばないも、それは君達の自由。 けれど選ばなかった君達にとっては、きっと失うものは多い。 『俺達はどんな君でも 君に居てほしいんだ』 誰かが欲しがったものを欲しがる、そんな君を欲しがったなら そうしたら君はどうするんだろうな。 君が"君"のままであっても、君が"君"でなくなったとしても 夢川達にとっての価値は、何れにしたって不変のものだ。 (-202) 2022/07/13(Wed) 15:26:33 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ「んー」 「…たまたま運が悪かったっていうのも嫌すし、 こうなることがどこかで決まっていたっつーのも嫌ですね」 「でも」 「どっちかなら、決まっていたことだった方がマシです」 「だから猫島も明日香ネエと一緒で、 起こるべくして起こったって思いたい方なんじゃねぇすかね」 花火のぱちぱち火花は赤みの橙colorから緑colorになった。 「これ何色の花火、って猫島たちがわからなくても、 こういう色になる花火だって決まってるじゃないですか」 「そういうのなんじゃねぇかなぁ。 …そういうのか? どうでしょうね。違うかも」 猫島は、なんだかちょっとふわふわしている。 達観しているようで、そんなことって全然ないからね。 (-203) 2022/07/13(Wed) 15:46:15 |
【秘】 傷弓之鳥 マユミ → 不知 ミナイ「……たいへん俗っぽい言い方になりますが。 そーゆー、性癖という奴なのでしょうか」 こんな野暮な言い方をしては認めるものも認められないのではと思いはしたが、生憎少女の引き出しに気の利いた言葉は無かった。 抱きつかれれば、腕の動きに注意しつつも好きなようにさせる。なんなら髪も優しく梳き始めた。 「死ぬなら全てがどうでもいい、なんてことは無いのですよ。死ぬ理由があったから死ぬだけで」 見上げる貴方を、どこまでも深い黒色がじぃっと射抜いている。 「拙は頭の出来がよくありません。 ですから、明日香の綺麗な言い回しの意図もきちんと把握できないのです。 "元気"とは、どんな状態を言いますか?心身共に万全な状態なのですか?」 ▽ (-210) 2022/07/13(Wed) 16:48:04 |
【秘】 傷弓之鳥 マユミ → 不知 ミナイ「そうですね。とても我儘です」 怒るわけでも嫌悪するわけでもなく、静かに答えた。自分でも分かりきっていたことだから。 「明日香にしてほしいのは意見です。肯定ではありません。 ……拙は今、どうすべきか迷っています。今まで流されて生きていたから、自分で考えて答えを出すということが非常に難しいのです。 ですから、自分で自分が納得できる答えを出す為に。判断材料として一つでも多くの意見が欲しい」 両腕をずらし抱き寄せる。腕の中の温もりを大切に囲いながら、はっきりとした口調で言い切った。 「現在の自分にとって友達と過ごす"今"が何より大切で、 どうしてもどうしても寂しくて仕方がなかったとしても。それでも、人生を辞めない方がいいのでしょうか」 「生き続けて、環境が変わり酷い寂しさに襲われて。そうしてもなお生き続けて何になるというのです?」 責めるつもりは無いし、怒っているわけでも無いのは柔らかな声音から読み取れるだろうか。 ただ純粋な疑問を、貴方にぶつける。 (-211) 2022/07/13(Wed) 16:48:16 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「それじゃあ、センセイは」 「生徒になったボクを殺すの?」 遠回りしたね、でも、ちゃんと見つけたよ。 “そこらの名探偵”より精度は高いんだよ。 一緒に遊んでるんだ、楽しませてもらってるんだ。 だからこの問いは、真実を見つけるための一歩だ。 なにもわからないままで閉じるはつまらないからね。 「キミの思うセンセイも、無抵抗のボクを連れていくかい?」 「はは。格好つけてるセンセイも、“悪いコト”するんだ」 「ねぇ、梢くん。 君のなりたかったセンセイってどんな人だった? 教えておくれよ。寂しいじゃないか、こんな嘘まみれで終わるのは」 (-219) 2022/07/13(Wed) 19:50:46 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「……? まだ君は私の生徒じゃないと思うんだけど……なりたいなら、歓迎するよ」 握っていた手を離した。 どこからともなく、出席簿を取り出す。 そこには『鳥飼』『夢川』『司馬』、三名の生徒名が記入されている。 氏名が増えていないことを確認し、出席簿を閉じた。 「理想の先生は、こんなことしないさ。 でも、私はこうでもしないと約束を叶えられない。 夢の叶え方は誰しも同じじゃないだろう?」 折った細く短い枝を片手に持ち、ゆったりとした足取りで歩き始めた。 教師が教室を歩き回るように、静かな歩みで。 しかしその表情は、いつもより暗い。 ▽ (-226) 2022/07/13(Wed) 21:24:58 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「矢張り、……生者と死者が理解し合うのは難しいんだね」 枝の先端を貴方に向けて、下げる。 その梢には、開くことの叶わなかった新芽が付いていた。 「悲しいな、嘘だなんて。 そんなこと言わないでおくれよ」 悪い事であることは否定しない。 理解した上での行いだ。 しかし──事実とはいえ。 虚構として扱われれば、誰だって虚しくなるというものだ。 それは、死者でさえも同じこと。 (-227) 2022/07/13(Wed) 21:25:18 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「――センセイ。 よく、人に理想を押し付けるのはいけないっていうだろう」 「僕はそれを今言われたとは思っていないんだよ」 「センセイがそうしているように見えたんだ」 死者は止まってしまっている人だ。 願いが叶わなくなったものだ。 悲しまなくなったものではない、喜べなくなったものでもない。 「キミたちはどうして、一緒に僕たちと遊ぼうとしないの。 寂しさを消化するのに死を招くことを選んでしまったの? 生きることをやめることが解決にはならないことだってある。 それは、寂しいと思ってる君たちが一番わかっているだろう」 生きて欲しかった。 理由があったのなら話してほしかった。 綺麗事で片付かないことならば、なにか解決ができたのならこんな寂しい気持ちにさせることなんてなかっただろうに。 (-231) 2022/07/13(Wed) 21:58:38 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「どうして、なりたかった先生になろうとしなかったんだ。 寂しいとはじめから明かしてくれなかったんだ。 今こうして話せて熱も感じることができるのが、 刹那の会合だったとしても、偶然か必然が起きた。 ボクたちが、それにひとつも答えようとしない人間と思っていたのかい?」 おいていかせるのは、差があると見せつけるのは君達だろう。 隠すことなんてなかった、そんな寂しそうにするなよ。 もっと堂々と嫌なやつになってくれよ、そうじゃないと。 どうしようもならない一言も言いたくなってしまうだろう。 「説教だ、どうしようもない、わがまま。 間違いだというなら正してくれよセンセイ。 ボクはキミの生徒にはなれない、 だけどキミの先生をみてみたいと、願う一人の人間なんだよ」 (-232) 2022/07/13(Wed) 22:00:27 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ「おや。そういえば 最近の 先生は違うのだっけ。……うん、まずは前提が違う。そこを正そう」 すう、と息を吸った。 ように、見えた。 『何のこれしき、戦地を思え』 『足らぬ足らぬは、工夫が足りぬ』 『 ────欲しがりません、勝つまでは! 』凛とした声が貴方の耳に届く。 それはかつて、戦時中に広められたスローガンだった。 時が変わり、今は教科書でしか見られないけれど。 「……さて。きっと聞いたことがあると思う。 私はそんな世の中で生きた人間だ。 君たちとはね、今日が初対面だよ」 ぱき。持っていた枝を折り、捨てる。 その瞬間、思い出せるかもしれない。 ──白間家に、子供などいないことを。 子宝に恵まれず捨てられた一人の女が、ギャンブルに溺れていったという世間話を。 「私にとって、教師とは理想を押し付けるものだ。……自分に対してもね」 ▽ (-238) 2022/07/13(Wed) 22:50:59 |
【秘】 陽炎 シロマ → 不知 ミナイ一緒に遊んだって、夜が明けたら帰ってしまうだろう。 大人になったら、遊んでくれなくなってしまうだろう。 永い時の中で、そんな子供は何人かいた。 その度に、生者を留める難しさを知って。 結局、この手段しか無いと考え至った。 「自分の意思を殺して、日の本を支える子供を育てる。 個より全。己のことは後回し。 先生って、そういう存在だった」 始めから明かすことはできなかった。 最初から、死んでいたのだから。 「寂しい?そんなこと先生が思うものか」 生きた時代が違えば、精神構造というものも変わってくる。 勿論、現代的な思想を持つ人間もいただろうが──白間コズヱは違った。 彼女が寂しさを感じていなかったかと言えば、やや違う。 どちらかといえば、虚しさの方が強かった。 日々朽ちる校舎。教室を吹き抜ける隙間風。 生徒で賑わっていたあの光景は、もう二度と訪れない。 「でもね、そう思ってくれたことはすごく嬉しい。 これは本当だよ。 その気持ちは今のものだと、思うから」 (-239) 2022/07/13(Wed) 22:52:58 |
【秘】 不知 ミナイ → 傷弓之鳥 マユミ誰かは死ぬ理由がある、なんてこと。 わかってる。 「……心は疲れてるかも。 でも身体はとても動かせるようになった。元気にさせられている」 手術によっててにいれた心は返せない、 否、何度絶とうとしたか思い出せない。 「ボクは健康で皆の成果を示す状態になることを望まれてる、 笑顔になって、健康にならないと……。 ボクのために何人もの努力や想い、たくさんのお金も動いてる。 返さないと、返したいんだよ」 それは、自分のわがままだけど。 勿論さ、君たちのことも入ってるんだよ。 一緒に遊びたかったんだからさ。 「じゃあ意見かぁ、なら、まず、ひとつ」 すうと、息を吸って。 自分にいいきかせるようにその言葉を。 「今、生きていても死んだとしても。 君の思う寂しくならないなんてことは、ないよ。 何故なら、今死んでも満たされる感情を理解していないからだ」 死んでも、生きても良いなんて、寂しいね。すごく、寂しいね。 (-249) 2022/07/14(Thu) 7:13:19 |
【秘】 不知 ミナイ → 傷弓之鳥 マユミ「一番環境が変わるのは、時間が止まることだよ。 楽しい時間が続く奇跡なんてずっとは、ないんだ」 「遺された先が辛くないなんて思わないさ。 でも死んだ彼らは楽しそうだったかな、 生きたこの先に楽しいことがひとつもないなんてことはないけれど、死んだ先には、保証は誰もしてくれないよ」 「ひとつも、ほしいものはない? 本当に、後悔も、やりたいこともない? 全部がなくなった、こんな疑問もなくなった時は ボクも麻弓くんをみんなに会わせてみせるさ。 だから、選ぶことが出来たらその時は報せてくれると嬉しいな」 「だって、なにも言わずにいなくなるのは寂しいからさ」 (-250) 2022/07/14(Thu) 7:31:06 |
【秘】 不知 ミナイ → 友達 ネコジマ「そっか、よかった少しぐらい同じように思ってくれる子が居て」 同じように手持ち花火を手に取って。 赤紫colorから紫colorに変わる火を見届けながら目を閉じる。 「なるほどね、誰かが――この色になるように。 この花火を持ってきてくれたのかもしれないね」 そうして再び目を開ければ燃え尽きた煤が目に入る。 あゝそうだね、どんな光にも終わりは存在するんだよね。 「――キミ、すごく大変だっただろう。 なにか帰ってからも頼み事があればボクも頼るんだよ。 そう、友達が居なくなって寂しい。とかね」 「人捜し、得意なんだ。どこぞの名探偵よりもね」 (-261) 2022/07/14(Thu) 15:01:56 |
【秘】 友達 ネコジマ → 不知 ミナイ「雑なこと言いますね」 「まあ」 「たぶん、大変でした」 具体的にどうとは言わないし、先もまだ大変だけど。 そんな思考が、途切れ途切れの言葉に現れていた。 「だから、はい。 そすね、何かあったら明日香ネエに頼ります」 「どこぞの名探偵には、違うことを頼んだんでね」 そんなことを言って、いたずらっぽくわらっていた。 花火が消えたら次を点けてを何度か繰り返して、 後片付けもきちんとすればまたそれぞれ、 肝試しを続けることになっただろう。 線香花火は少なくとも猫島はしませんでした。 さいごのさいご、終わりにやるやつだと思っているからね。 (-268) 2022/07/14(Thu) 16:29:21 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマびりっとした空気感に瞬きをして、時代遅れの兵士を幻視した。 初対面……? なんで。 一瞬で回る世界。 この記憶によぎった憧れは、偽物? 黒髪に憧れて、短髪に憧れて、格好良い声に憧れて、 言葉に、全て誰であったかなどは大事でなくて。 あゝなんだったか、先生のあり方か。 「っ……なんだ、そんなに、一緒にいなかったんだ」 心の探偵よ、かのあの少年にも今の彼女の姿を見せてやりたい。 これでも偶然というのだろうか。この会合を。 「なんだ、はは。どうしよう、ここまでとは。 気付かなかった、なあ。もっと鍛えないと」 知らないふりをしていた、目をそらしていた物とようやく向き合って。 「――梢くん。 もし、容赦もなく人殺しをしないのなら。 一つボクとも遊んでいってくれよ。 ボクはキミ達に いつか 成仏をして欲しいんだ」 (-272) 2022/07/14(Thu) 18:39:32 |
【秘】 不知 ミナイ → 陽葉 シロマ「今日この夏の出会いで解き明かすには謎が多すぎた。 そして、皆が自由すぎた」 この奇跡には時間に限りもある、 きっと直ぐに殺せるなら皆殺しにしていた。 キミは選んでくれていたか、人を見ていたはずだ 「 ボク達 の負けだ。それでも次こそは―― 梢くん達が望んだ学校と、生徒達皆で遊ぶのはどうだい」 「ボクは生きて一緒に帰りたい人がいる。 探したい人間がいる、キミ達には連れて行かせない、だけど」 「ただキミ達を置いていくことだけもしたくはない。 都合が、いいだろうか。それとも、もう会えなくなるだろうか。 もしあるのなら、次の出会いを偶然じゃなく必然にしできないかな」 (-273) 2022/07/14(Thu) 18:43:21 |
【秘】 不知 ミナイ → 夏の雪 ユメカワ『保証はないね』 自己満足だ。 『言うとおりだ、誰かの視線なんてすぐにかわって』 健康になったと思ったら、すぐに。 『いつになっても置いていかれる』 躓いて、皆の差が縮まらない。 だから、人のものが、 (-274) 2022/07/14(Thu) 18:56:21 |
【秘】 不知 ミナイ → 夏の雪 ユメカワ『欲張りさんめ』 失う物が何もない、皮肉すぎるよそんなもの。 『それならキミをくれないと』 キミはこうして誘ってくれたね、 でも、彼は二人っきりがよかったのかもよ? 『ボクだってキミ達が欲しかったんだから』 それでももう少し押せばその間に挟まれたのかなとか。 でもあいにく、それはボクの性癖に沿ってないんだ。 『なんで』 なんで死んでしまったんだよ もっと、共に話しておきたかった、 仲良しな姿を見ていたかったよ ちょっと拗ねた姿も見たかった (-275) 2022/07/14(Thu) 18:58:35 |
ミナイは、手荷物が増えて、重い。 (a91) 2022/07/14(Thu) 18:58:45 |
【秘】 不知 ミナイ → 夏の雪 ユメカワ『ボクはキミ達に生きて欲しかったよ』 『生きて居るキミ達が良かったよ』 『この事だけは 嘘を吐けない』 『死んでいても良かったなんて』 『言わないんだって』 『だから お別れ』 『止めないから 惜しまないから』 『ずっと手に入らないキミ達を欲しがり続ける』 喪って悼んで、いつか。追いつくから。 『ばいばいだ』 (-276) 2022/07/14(Thu) 19:00:30 |
【秘】 夏の雪 ユメカワ → 不知 ミナイ『そんなの、知ってたでしょ』 俺が欲張りで、自分本位で、寂しがり屋な事なんて。 それでもしょうがないなって許してくれる君達に甘えてた。 『言ってくれなきゃわかんないよ』 寂しいからって、甘えたふりをして。 図々しく君達の傍に、心に踏み込むのは、確かに俺の特権だったよ。 それでもそれは、それを許してくれる君達の優しさに ただ甘えていただけなんだから。 『なんでだろうね』 理由なんて無い。意味も無い。 俺だって、あの時、あんな形で死にたくなんかなかったよ。 いつも通りの、けれどかけがえのない日々の中で。 皆ともっとずっと一緒に居たかった。もっと話していたかった。 離れ離れになったって、連絡が取れなくなるわけじゃない。 だからきっと、あの先にもまだ道はあったはずなのに。 (-279) 2022/07/14(Thu) 20:04:32 |
【秘】 残雪 ユメカワ → 不知 ミナイ「………あは、」 画面越しに告げられた別れに、いつも通り笑った。 もう手に入らないものを欲しがり続ける。 好きだけど、好きだから、諦めきれないし、譲れない。 我儘はお互い様。なら、しょうがないな。 『残念』 『君が止めないなら、俺も止めないよ でも』 『生きてる俺も 俺のこれからも もうあげられないけど』 『これまでの俺と、今の俺はあげられる だから』 『夢川深雪を君の中に連れていって』 『髪を切って、染めて、寂しがって』 『君の中で価値が無くなるまで。』 『君の時が止まるまで、俺の代わりに生き続けて』 ばいばいも、さようならも、君には言わない。 いっぱいいっぱいの君の手の中に、重さをもうひとつ。 この程度の重みを耐え難く思うなら、今、全部下ろしてしまいなよ。 きっとこれから先、もっとたくさんのものを抱えていくんだから。 (-280) 2022/07/14(Thu) 20:05:33 |
【秘】 傷弓之鳥 マユミ → 不知 ミナイ「え、と……。明日香は、その。元々体が弱くて、色んな人から色々提供してもらって回復した……ということでしょうか」 断片的に話される貴方の事情に、俄かに驚いたように口が半分開いていた。 「返したいのなら、それが明日香の意思ならば、拙は……止めません」 理不尽でままならない世の中だからこそ、最も尊重されるべきは自分自身の意思だと、少女は考えている。 ▽ (-282) 2022/07/14(Thu) 20:41:42 |
【秘】 傷弓之鳥 マユミ → 不知 ミナイ「死んでから満たされる感情を知ることだって……、 ………………」 意見を聞いて、真っ先にそんな言葉が出たけれど。すぐに口を噤んだ。 不変を望んで死のうとしていたのに、死後の世界に不変を望んでいたのに、変化を求めているなど都合が良すぎる。 「結局、何処に行こうと、誰も何も保証してくれない。 未来だって誰かがきっちりレールを敷いてくれるわけでもなくて、死後の世界を明確に照らしてくれる人もいない」 くしゃりと、顔が歪む。貴方を強く掻き抱いた。 『面白いことというのは起こる、じゃなくて見出す、だよ 』 誰かの言葉が頭の中で響くのを聞きながら、 「明日香。この世界は、 目がみえない人にとって、とてもいきにくいですね」 ぽつり、呟いた。 ▽ (-283) 2022/07/14(Thu) 20:42:14 |
【秘】 傷弓之鳥 マユミ → 不知 ミナイ「……今の拙は何も見出せません。 何処に行っても、まっくらです」 暫くしてから、腕の力を緩めて貴方から離れようとする。 「欲しいものが本当に無いのか、後悔も、やりたい事もないのか。 もう少し動き回って、色々見渡して、探してみようと思います」 「その時にまた、お話をしますね」 (-284) 2022/07/14(Thu) 20:42:34 |
[1] [2] [3] [4] [メモ 匿名メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新