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【秘】 忘れ屋 沙華 → 呪術師 リェン/* やあ…。 前日は会話が途中で途切れてしまったね もし何か繋ぐところがあったら時系列を誤魔化して続けても俺はへいきだよ。 (-2) 2021/07/22(Thu) 21:28:05 |
【秘】 女鬼 アザミ → 呪術師 リェン「まあ妾には力があるからの」 隠そうともしない。 「今は限られておるが、見ることくらいはできる。主の力……面白いの。人を呼び戻す力というところか。人の道を外れてるのぉ」 楽し気に笑いかける。 (-5) 2021/07/22(Thu) 21:44:19 |
【秘】 呪術師 リェン → 忘れ屋 沙華/* 2日目の内に間に合わなかった……。 謎時空よりお届けといたしましょう。 「この島に来て200と数年、自分の齢を数えるのが億劫になる事こそあれど、贄のまでのばかりは数えてしまうね。 受け継がれてきたお役目と言うのは末恐ろしくも私のような者まで見ていてくれるのかな?」 冗談と捉えるには、沙華の産まれた時分よりこの方見た目に変わりなく暮らす薬師は記録に残っている通り、そのままを生きていると感じるだろう。 「我が身に起こる事なら、何事も定めと受けて飲めるのだけどね。 いくつになっても、何も出来ない事ほど惨めなことも無いものさ」 沙華の性格が歪んでいくのを、リェンは見てきたのかも知れない。 その重さ、独特な言い回し。 その変遷を、多少なりとも見てきたがゆえか、 複雑な心境もあれど、沙華の得た個性としてリェンは物珍しい沙華の言葉選びを見ていた。 「すまないね、面倒な性分で。 忘れる事で救われるタチなら随分と楽しく生きれただろうに」 お互いね、などと言ってリェンは笑う。 沙華が記録をもって“忘れさせる”者であるなら、 リェンは薬学と呪術もって“忘れさせる” 手段を持つがゆえ、それを自己には許さない。 勝手に自前で用意した縛りだが、人の侵すべきではない領域を汚す事に抵抗感を忘れぬためにも破ることはできない。 (-17) 2021/07/23(Fri) 1:31:59 |
【秘】 呪術師 リェン → 女鬼 アザミ「随分と可愛らしい器で遊ばれていますので、 てっきり神通力の類いは持たずにお越しのものとばかり」 正体こそ看破出来るほどでは無いが、 人知の及ばぬ物の“匂い”を感じる程度の感覚が、リェンにはあった。 「人の道などとうに外れて久しいもので。 死にゆく者の命を引き戻してばかりいますので、 黄泉の者に出逢おうものなら地の果てまで追われかねませんね」 言いつつ、リェンは笑う。 (-19) 2021/07/23(Fri) 2:06:47 |
【秘】 忘れ屋 沙華 → 呪術師 リェン「ふ、それじゃ俺がたかだか数年重ねた所で 腹の気持ち悪さが消えねえつうのも道理で無理ねえか。」 途方のない事実、直接告げられればやはり呆然としてしまうのを隠せない。 「そうだなあ、生憎と代々生真面目に記し残していやがったよ。」 「こんな島で円獄左遷、無期懲役をくらっているでもないんだから さっさとぜんこく旅行にでも繰り出せやよかったんだ。」 まあいいや。と溜息付いた音はそこだけ急に親身な色で。 言っても聞かないというより、本当に"効かない"のを同じく理解していると分かる。 沙華のちょっとした手品もやはり、タネを知る自分自身にこびり付いた記憶を消せすには適わなかったのだ。 「わあつたよ、それでも気休めになる奴はごまんと居るし需要もあるんだ。 そういうことなら行ってくれ…。」 神涙島の都合で贄になり、或いは消された者を後生いちいち見ていたとしたならば。 その上なにかに書くなり、自分にだけ目の届く所に記録していたとしたらもう間違えない。 知っているのだろう。当時のこの若子と近い齢でもう一人、島の子が一緒に消えたあと。 ひょっこり戻ってきた沙華に誰も違和感を申す者はいなかった、 御伽噺にするには月並みで、現実としては辻褄が無い出来事を。 村の歴史を終わらそうとした子の事を。 「万一なにか様子が違っていたら、己が戻ってきた時また教えて貰うとしよう。」 先の愁眉も消えた様子で見送った。 (-25) 2021/07/23(Fri) 5:23:57 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ「……書生殿?」 薄暗い祠の中、神託を受けたと騒ぐ村人に担がれていったアザミの為にルジェカシスグレープフルーツsakeを仕入れて来たところに、思わぬ姿を見かける。 白い巫女装束のサクヤとも朱染めのアザミとも違う、痩せ型の青年。 「客人……という様子でも無さそうですね。 もしや神託外の者にも無理やり押印を強いられた者が? ――もし、書生殿。聞こえますかな?」 (-70) 2021/07/24(Sat) 4:30:34 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェンはたして、己の身に迫る"それら"を気取ったかのように 暫し暗がりへと姿を隠していた青年は しかし、呆気なくその身を捕らわれるに至っていた。 「......。」 闇を孕むような祠の中に在って、己に刻まれたその印を ただ指でなぞり、顔をもたげ、暗い目を凝らし 周囲から聞こえる不徳な音色に、耳を塞ぐ。 そんな中、いつか聞いた気のする声が響けば。 「…あなたは……」 青年は、ゆっくりと顔を向ける。 その若き眼は、哀疑交々な色に濡れ満ち 目の前のあなたに対する、隠し様の無い恐れを滲ませていた。 (-75) 2021/07/24(Sat) 14:16:57 |
【人】 呪術師 リェン>>33 >>34シラサワ、沙華 「いつもの以外にも必要な物が出たなら、 早めに言ってくれると助かるよ。 暇につける薬は沙華がいれば必要も無さそうだがね」 言い合う二人を見て、楽しげに笑いながら言う。 >>36ユヅル 「うん、元気そうで何より。私も私で手持ち無沙汰でね。 五十鈴嬢はある意味元気そうだが、 右方の舞手殿は相変わらずすといっくなものだ」 舞手殿はまじないも破れて大変だろうに、とボソリと漏らす。 「帰りがけ、少し島民から話を聞いて回っていたんだ。 神託が降りたのはアザミ嬢。しかし書生殿まで祠にいてね。 もう察しているかも知れないけれど、今年もだね」 今年“も”数が合わないのだ。 (37) 2021/07/24(Sat) 14:35:19 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ「失敬、薬師のリェンです」 手持ち提灯を自分に寄せて姿を晒す。 暗がりの中、普段と変わらぬ笑みをたたえた薬師の姿は恐ろしくも見えるかも知れない。 「アザミ殿が連れてこられたと聞いて退屈しのぎにでも、と嗜好品を持ってきたのですが、よもや書生殿がおられるとは」 がさり、と提げた袋から覗く果実酒や乾物はいかにもかの鬼の娘が好みそうな物だ。 ぼんやりと提灯に照らされるシキの姿を薄く開いた目で捉える。 果たして、リェンの見える位置に印は付けられているだろうか。 (-78) 2021/07/24(Sat) 14:47:13 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェン照らされる面立ちの元、丁寧な挨拶を受ければ しかし青年は目を泳がせ、その身を強張らせる。 「……は、はい…」 祠の湿った暗がりの中に在って尚 外と変わらぬ笑みを浮かべるあなたの様は 今の青年にとって、どこか威圧感すら思えるものらしい。 「……誰かに、連れてこられました。 顔は見えませんでしたけど、だれかが……」 __その弱々しい姿を見るだけでも 青年が、既にこの島の"遣い"たちによって 手を加えられていることが分かるかも知れない。 青年の"印"は、ほんの僅かに見える襟の中 左の首筋辺りに、その色が見えていた。 (-79) 2021/07/24(Sat) 15:31:27 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ「……随分手荒に扱われたね。 私は危害を加えたりはしない、安心していいよ。 ――と言っても今は信じられないかな」 三つばかり握り抱えて来た水桶の一つと、 背中に括り付けていた風呂敷の中から手ぬぐい等を置いてやる。 匂い消しの為か、お香の匂いが染みた物のようだ。 「サクヤ嬢の為に持ってきた物ゆえ、 衣類は女性物しか無いが嫌でなければお使い為され。 あまり時間は無いが、用意は整えてくれた方が都合が良い」 (-103) 2021/07/24(Sat) 19:21:13 |
【秘】 女鬼 アザミ → 呪術師 リェン「よく見ておるの。神通力の類はない。が、ヒトを見る目はあるからの」 くつくつと笑う。 「良い業を持っているんじゃな。主は見ていると楽しそうじゃ」 (-105) 2021/07/24(Sat) 19:23:27 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェンあなたが携えて来たものを、青年は訝し気に見つめる。 恐るおそる手を伸ばし、それに届けば 手に感じる柔らかな感触を、小さく握った。 「……ありがとう、ございます。」 そう言った後、再び何かを呟こうと口元が揺れる。 「………。」 ――しかし、それ以上のことは何も無く。 そこからは、再び暗い沈黙に染められた顔を向け あなたの表情を、覗き込むように見つめていた。 (-111) 2021/07/24(Sat) 20:09:15 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ「さて、もうすぐ日が変わる」 銀色の懐中時計を見やってそういい、リェンはシキに向き直る。 「もう少し先に使う予定だった物だけど、少しばかり小細工を用意していてね。それで君を連れ出そうかと思う。 この祠から、そして印の呪いから」 印とは呪術的な仕掛けによって施されたマーキングに過ぎない。 付いている限りは祠の外には出られないようにするための首輪でもあるが。 「君の印を、今から私が食らおう」 (-114) 2021/07/24(Sat) 20:23:48 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェン「っ……ぇ…?」 ――その言葉に。 青年は、思想を止める。 "印"を喰らうという、その言葉に うら恐ろしい感情を、底知れぬ疑念を。 そして、あなたの思惑に対する 一縷の"機会"を垣間見た青年は。 ゆっくりと自ら顔を上げ、言葉を紡いだ。 「――俺を、俺を。 どうする、つもりですか……?」 (-116) 2021/07/24(Sat) 20:34:24 |
【秘】 書生 シキ → 呪術師 リェン* /大変申し訳ありません、こちらは今から翌日7時頃まで離脱します……! (1:30〜2:30頃に少しだけ動けます) そちらから何か仕込みがある場合は全面的に従いますので 反応が遅くなりますが、よければご自由にお願いします……! (-117) 2021/07/24(Sat) 20:37:06 |
【秘】 呪術師 リェン → 書生 シキ「君が祠にいる限り、印は誰にも外せない。 擦ろうが、皮ごと千切ろうが、無慈悲に残る。 そういうものだからね。」 過去に、試したのであろう。確信を持ってリェンはそういう。 だからこそ、そのルールの外の手段を持ち込んだ。 「君に施すのは舞手の彼が受けているまじないに近い。 “暗幕”、人を悪意から隠す物。 決して、外に出てここを離れるまで声を出してはいけないよ」 言いつつリェンは小指の先に紅を付け、 シキの唇に沿ってその指で一文字に撫でる。 「絶対に、声をあげてはいけないよ」 言いつつ、リェンはシキの首筋から覗き見える印を確認し、 屈み込むと呪符を間に挟み、己の舌で舐めとるようにして印の核を口に含むと、音も無く噛み砕いてみせた。 (-121) 2021/07/24(Sat) 20:59:40 |
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