【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「ならばそうしよう。……ありがとう、ジョシュア。 それにしても、ああ、本当だ。 君は部屋を見事に散らかしているねぇ。 上出来な散らかり具合なんじゃないか? 好きにし放題って感じで素敵だと思うなぁ」 部屋を覗き込んでみれば取っ散らかりの手本が見えた。 少しの背伸びをしてぐらぐら。 不安定に揺れながら部屋の中を確認し、 ―― 「……部屋に入ってもいい? ユーがね、君は綺麗なものを見つけるのが上手かも、と そういう話をしていたのを思い出して気になってきたんだ。 君の部屋に綺麗なものがあるかどうか、見たいなぁ……」 不出来はちゃんと立つ姿勢に戻り、視線も君に戻す。 生憎手土産はないのだけれど 入れてもらえたら嬉しいな。 (-36) 2021/10/03(Sun) 22:02:52 |
【神】 愛玩用 ドゥーガル>>G14 >>G15 平和で穏やかなお昼 「そうだなあ、僕は適材適所という言葉を知っている。 エマは指示を出すのが上手で、みかんは腕前に自信がある。 そして僕はご覧の通り。バランスの取れた良い組み合わせだ。」 別にネガティブな訳ではない。それが好ましいだけだ。 暢気にボウルと格闘していたが助力もありどうにか、こうにか。 無事に作業が済んだら、一度、そうだなあ、 みかんの手を確かめるように撫でたがったかも。 そいつが叶おうとそうでなかろうと、エマの方へ寄り付いた。 ついでに腹の虫がぐうと鳴く。 「……確かに不思議だ。つまみ食いの誘惑に負けそうかも」 (G16) 2021/10/03(Sun) 22:12:46 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「削れた金貨も磨き終わったところだったからね。 だから丁度いいぐらいさ、気にしないで?」 メモがベタベタと貼られている扉から廊下へ出て、 部屋の中身を確かめられる前に君の隣へ。 ぱたんと扉も閉じてしまおうね。 「花畑。会話を覚えていてくれたのかな、嬉しいなぁ。 ―― 気の利いた言い回しなんていらないよ? 僕は綺麗な君が会話を覚えていてくれただけで嬉しいし、 こうして声を掛けてもらえるだけで、十分だ。 なあ、シェルタン。僕はよく迷子になるんだ、」 照れ笑い混じりの子の手に自身の手を伸ばし 折角だから。そっと重ねる事が、叶えばいいが。 まあ諸々任せよう。避けるのも容易いとろい動きだ。 「だから出来れば手を繋いでほしい。……駄目かなぁ。」 (-39) 2021/10/03(Sun) 22:23:51 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「君はすごいな、溶かされてしまいそうだよ。僕のほうから誘いに来たのに、不覚をとってしまったなぁ」 視線はあなたの瞳へ向いていた。部屋の中の景色はすぐに閉じ込められて、視界の隅に入ることも無かったのだろう。 伸ばされた手を拒むことはない。繋ぎ方だってあなたの好きにさせるだろう。 触れてみれば細く柔らかな印象こそすれ、男性だろうと感じさせる指のかたちをしている。 「君から告げられること、何一つ拒否するつもりはないのだけれど、信じてくれなかったかな。かなしいなぁ」 笑みを浮かべたままそんな事を言った。 (-40) 2021/10/03(Sun) 22:35:10 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「そう褒めるなってえ! その通り好き放題やれる部屋だし。 オレらしさがたっぷりつまってるッスよ」 広げた扉をさらに広げて寄りかかって、 親指でくいっと、 まるで好きに入れとでも言いたげなジェスチャー。 「そう言われちゃ自分の部屋に綺麗なものがあるかどうかスゲー気になっちゃうッスね。お眼鏡に適うかどうか、いまからドキドキっす! オレはなーどうしても役立つかどうかで物見ちゃうから。 もっと余裕ある目で見たらドゥーガルみたくなれるのかなあ、なんて」 探偵道具らしきものが好き勝手詰め込まれた箱や、収まりきってない救急箱、脱ぎっぱなしの上着から下着までどことなく機能的っぽく見えたり。 そういう目で置いてないのなんて、ベッドの推理小説くらいなものだ。 (-42) 2021/10/03(Sun) 22:44:16 |
【神】 愛玩用 ドゥーガル>>a30 >>G18 「注文の段階で色々違ったんだろうね、僕達は。 同じ用途でも個性をつけられているという事なのだろう。 君はそつなくこなす事を求められて、そうなった。 僕は不出来を眺めて愛でるために、こうなっている。 でもねぇ、焦げたものしか作れないのも困りものだな、と、 此処に来てから少し思いはするから……」 少しエマやみかんの要領の良さに憧れがある訳だ。 まあ、満足はしているのでこのままだし、つまみ食いをすれば そんな事も意識の外に放り出されてしまうのだけれども。 頭も行動も思考もとことん不出来な男であった。 チーズを食ったら満足して、あとはもう何もしない。 モゴモゴと口を動かし飲み込んで、ふう。 もう殆どする事もないかと判断してエプロンを脱いだ。 「出来上がって配膳するのが楽しみだ。 皆、美味しいと言ってくれるといいねぇ。」 (G19) 2021/10/03(Sun) 22:53:48 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「君が溶けたら瓶に小分けにして綺麗に並べなくては。 きっかり不出来な金貨と同じ分汲んで揃えていっぱいね。 勿論冗談だよ?でも、そうだなぁ。君の優しさに甘えて……」 指のかたち、手の輪郭を確かめてから、 繋ごうとした手は取りやめ。代わりに君の前へ回り込む。 「拒否されないと信じて抱きかかえられるのを望もう。 壊れ物みたいに、或いは子供か恋人みたいに、 僕を丁寧に花畑へ連れてっておくれよ、シェルタン」 こっちの方がいいな。そう思ったからこそ我侭を言う。 抱き上げてくれるのならばどんな抱え方だろうと文句は言わず 不出来は上出来に上機嫌で大人しく運ばれるつもりでいる。 (-43) 2021/10/03(Sun) 23:04:39 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「役に立つものもまた綺麗なものだとは思うけれどなぁ。 使い道が用意されていて、使い道通り役に立つ。 それはとても素晴らしい事で上出来に綺麗なものだ。 主人曰く、僕はただの ぼんやりさん だから。」 余裕というよりも抜けている。マイペース。 その辺りが適切な評価なのだと主張はするが、 事柄や性格の受け取り方なんて人それぞれ。 取り敢えず彼の部屋へ踏み込み、ぐるっと見回してみれば―― 真っ先に目についたのは推理小説だ。探偵らしいな。 けれどもそれには寄り付かず、適当に床へ座り込んだ。 右手で半端に削れた金貨を確かめながら、 左手は散らかった上着へ手を伸ばそう。 「ジョシュアは小説が好きなのかな? ベッドにあるという事は寝る前に読む用だろうかな。」 上着を拾って、持ち上げて、置く。衣服を拾っては置く。 退屈な動作を繰り返しながら、愛玩用は君の趣味を聞きたがった。 (-44) 2021/10/03(Sun) 23:12:13 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「……うん? あれ、そんなことでいいのならいくらでも」 自らの手を相手の触られるがままにしていたが、きょとんとあなたの顔を見て。 慣れた仕草で、自分より背の高いあなたを抱え上げるだろう。 壊れ物に触れるように、けれど遠慮も恐れもない手付きで。姫を救い出した騎士かのように……と言うには見目は逞しくないのだが。身長も足りていない。 「いつも、そう、主人を抱きかかえて運ぶんだ。彼は下半身が動かないから。 ……と、では行こうか」 しっかり抱え上げ、花畑へ向かうのだろう。場所はあなたが教えてくれるならそのとおりに進むだろうし、教えられなくても、シェルタンは辿り着く。事前に確認しておいたのかもしれない。 (-45) 2021/10/03(Sun) 23:18:47 |
愛玩用 ドゥーガルは、メモをはがした。 (a31) 2021/10/03(Sun) 23:26:36 |
愛玩用 ドゥーガルは、メモを貼った。 (a32) 2021/10/03(Sun) 23:28:25 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガルベッドも手頃な椅子もあるというのに、 自分もどっかりと床に座って、ベッドを背凭れに使って。 腕を頭の後ろに組んで、呑気な伸びを一つ。 「ああ……そうそう。頭使う奴は猶いいっすね。 頭の調子がいいときなら楽しんで読めるし、 眠い時ならいい睡眠導入剤になるッスから」 服はどれもこれも畳まれるという言葉を忘れたかのように、 くしゃっと放り出されている。 ずし、と重いものはポケットに物が入れっぱなしだったり。 あるいはコートの裏地に暗器が忍ばされていたり。 「ぼーっとそこに在るってのも、役割かもしれないッスね。 世には世話を焼かないと落ち着かない人もままいるし。 こうしてだらっと話するのも楽しいしなあ…… 今まさに、ドゥーガルはオレの役に立つっすよ」 (-49) 2021/10/03(Sun) 23:39:07 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン仮にこの愛玩用が人間だったならば筋肉とは無縁というもので 叩けば折れそうな身体であるから、運ぶのには苦労しない筈だ。 自分よりも見た目の年齢が下の君に甘えて、 両腕を緩く首や肩へ回させてもらおう。 「いつもこんな風に抱えて?そうなら君の主人は幸せものだな。 ……君に連絡を何度も寄越したり催促するのも頷ける。 介護用というのもあるのだろうが、甘やかし上手だろ」 出発直前の言葉には頷きのみを返そう。 君の腕の中に納まった愛玩用は道を覚えていないから、 花畑までのルートは君任せ。頼んだよ、シェルタン。 道中は時折足を揺らして、作り物の景色を眺めているだろう。 何か会話をするのであれば ああ、そうだ、 「シェルタンはどういうものが綺麗だと思うだろうか。 花畑を綺麗だと思う?清潔なものを綺麗だと思う?」 漠然とした、世間話めいた疑問とか。此方からはその辺りかな。 (-50) 2021/10/03(Sun) 23:53:26 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「介護用……というより僕の本分は、主人の心身を満たすことだもの。 とはいえ君に甘やかし上手だと言われると、必要以上に自信がついてしまいそうだな」 急ぐ必要はないだろう。ゆったりと歩いて、共に景色を眺めていく。 「君は僕を綺麗と言う。ならば僕も僕を綺麗だと言うよ。花畑も清潔なものも、綺麗だと人は言うから、僕も綺麗だと言おう。 けれどこれは、君の問の答えには不足かな。……ああ、君のことは綺麗だと思う、かな」 景色へ向いていた視線を、自分に身を委ねているあなたへ向けた。 (-51) 2021/10/04(Mon) 0:03:45 |
【神】 愛玩用 ドゥーガル>>G20 おひる 「火事になって僕と主人のグリルが出来たら困るもんなぁ。 何か簡単に作れるものを模索してみようかな? サラダなら千切ればいいだけ…… あれ?切るんだったか?」 もうそこからあやふや。前途多難。全てが曖昧。一寸先は闇。 グラタンの焼き上がりが待ちきれない不出来は しゃがんで、 子供みたいにオーブンを和やかな表情のまま眺める作業に移る。 「……〜〜♪♪」 まだかな、まだかな。 お気に入りの金貨を構う事もなく、鼻歌だって混じるんだろう。 「あ、っと、……グラタンや他のものを並べる時は教えて。 良い時間を過ごしたのは僕も同じ。 だから最後までちゃんとエマとみかんと過ごしたい。 まあ、その、引っ繰り返しはしないから。安心して?」 美味しそうな昼食が並ぶまで、あと少し。 暢気は暢気なまま過ごし 宣言通り配膳を手伝った筈。 きっと料理は引っ繰り返さないよ。これは大事なものだからね。 楽しい時間をありがとう、エマ、みかん。それではまたね。 (G21) 2021/10/04(Mon) 0:10:29 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「推理したり、考え込めるようなものとか? 物語ね、僕は眠くなる一方だから羨ましいよ。いいなぁ。 ……今度眠れない時に君に読み聞かせをねだろうかな?」 服を畳むことはしない。ただ持ち上げて置くだけ。 マイペースに自分にとっての綺麗なものを探すだけ。 ぴかぴかに磨かれた金貨と服の重さを比べるだけ。 ―― ふと、何度目かに持ち上げた服の重さに目を丸めた。 興味を惹かれたらしい。でも、勝手に暴くのは良くないな。 ポケットに何かが入ったままの上着を揺らし、 「話ぐらいしか満足に出来ない不出来な身分でね、 そう言ってもらえると助かるよ。ありがとう。 ……なあ、ジョシュア。ポケットの中身を見てもいい? 何だか綺麗なものが入っている気がするんだ。ここに。」 視線を向けて、お伺いはきちんとしておこう。 (-53) 2021/10/04(Mon) 0:21:02 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「ほら、僕が甘やかし上手だと思うのはそういうところだ。 穏やかで優しくて、笑顔が柔らかい。褒めるのも上手。 何より見た目が可愛らしいだろう。だから主人はいいなあ、と。 今の僕は心の底からそう思っているよ、… はて」 明るく広がる青空を見上げ、光に目を細めていた、が。 君の言い分に首を傾いだ。視線だって合うだろうな。 愛玩用は相変わらず緩く笑んではいるものの、 「本当にそう思っているならいいけれどね。 綺麗であるとか不快であるというものは人それぞれだろう。 綺麗だと感じるものが一般的な枠から外れる事もある。 ……だから、今君が僕を褒めてくれたように、さあ。 もう少し わがまま な君の意見と解釈が聞きたいな。 僕はとびきりわがままだから更にをねだる気分なんだ」 「上出来で完璧な意見よりも、不完全な意見を教えておくれ」 言い分が不思議だと感じたから、更に問う。 問い終えたらまた景色を暢気に眺めるのに戻った。 まあ、じっと見詰め合うのが似合う距離ではあるだろうが、 前方はしっかり見えていた方がいいだろう。そんな気遣いだ。 (-55) 2021/10/04(Mon) 0:31:16 |
ドゥーガルは、不思議そうにするみかんに「努力家さんの手は慈しむべきものだから」なんて笑ったことだろう。きっと。 (a38) 2021/10/04(Mon) 0:34:04 |
ドゥーガルは、赤いペンでメモを何枚も書いている。 (a39) 2021/10/04(Mon) 1:06:28 |
愛玩用 ドゥーガルは、メモを貼った。 (a40) 2021/10/04(Mon) 1:19:01 |
ドゥーガルは、綺麗なものと同じ重さになるようにメモを書き上げたら、扉に貼り付け直した。満足そうだ。 (a41) 2021/10/04(Mon) 1:20:03 |
【独】 愛玩用 ドゥーガル「………………。」 「ダンカン・マクドゥーガル 主人が教えてくれたひとの名前。」 「3/4オンスの金貨。 主人が教えてくれた綺麗な概念。」 「綺麗な概念を生み出したひとが、 僕と君の二人の名前の由来。」 「何処かにあるといいな、もっと綺麗なもの。」 「帰ったらカンマの身体をもう一度開かなくては。 綺麗な子の中には綺麗なものが。 不完全で愛おしいものが。」 「だってカンマは不潔なんかじゃないよ。 清潔で、綺麗で、でも、僕と同じく不出来で。 そうだよね、カンマ。君は美しいはずなんだよ。 主人はああ言ったけど、僕は君を綺麗だと思う。 だから、…君の中には絶対あったはずなんだよ。」 「15匹の犬の中には存在しなかったが、 あれはきっと人間らしい形じゃなかったからだ。 ね、そうだよね。……そうでないと、困るんだよ。」 (-57) 2021/10/04(Mon) 1:29:07 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル朝食の後、あなたが昼食の支度に行く前。 その中間に位置する時間。 医療用グレイは、あなたの部屋の扉の前に居た。 「…ガル、居ますか?」 きっかり三回、大きくも小さくもないノックの音。 貼り付けられたメモが落ちないよう それらのある場所はきちんと避けて。 「取り込み中でしたらすみません。 気が付いたら居なくなってしまっていたから、心配で」 (-60) 2021/10/04(Mon) 1:32:30 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「ああ?構わないッスよ。 オレ自身はそんな眠らなくても大丈夫な身体だし、 そっちが眠れない時にこの部屋の扉をノックしてもらえたら、 いつでも読み聞かせてやるからな、そりゃ長々と」 冗談だとしても、それはそれで楽しそうだ。 他でもない自分が眠るために読んでいるし。 「ん、そのコート?何入れたっけな。 ……あー、塔で色々拾って帰ってきたんだっけ。 いいっすよ、見ても。まさか他グレイに見せちゃマズいもん、 ポケットに入れっぱにした覚えはないっすから」 緩く片手を上げて促す。 探ってみればガラス片にビー玉、玩具の指輪など、子どもかカラスが好みそうなラインナップが詰まってるだろう。 (-62) 2021/10/04(Mon) 1:33:56 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー何枚も貼られたメモはちょっとやそっとでは剥がれない。 驚く事にテープではなく接着剤で貼り付けられているようだ。 だから心配はいらないよ。 室内から一人で喋る声がする。 誰かと共に会話をしているかのような、独り言。 ―― いいや、過去形だ。 室内から声がしていたが正しい。 何故ならノックの音と君の声がすれば忽ちに止まるから。 少しの間を置いた後 そうだなあ どうしようかな、 「眠っておけばよかったかなと思っているところ。 そうしたら今日こそおはようのキスを貰えただろ? ……ユー、或いは私だよね。鍵は開いてるよ、」 冗談と共にベッドに座り直し、花束を膝の上に乗せよう。 不出来はどうにも扉を自分で開けるつもりはないらしい。 「おいでおいで。君ならノック無しでも歓迎だ。」 (-63) 2021/10/04(Mon) 1:41:44 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「君は確か探偵用だっけ?だから大丈夫なのかなぁ。 探偵となれば夜に張り込み?とかもするだろう。 ……あ、やっぱり物語を読んでもらうのは止めにしよう。 眠れない時に君が解決した事件の話を聞きたい。こっちだ。 架空の物語よりは君の事に興味が出てきたからね。」 この場限りの冗談かもしれないし、本音かもしれないし。 いずれにしても君の事に興味があるのは本当。 だから、ポケットの中身も気になった。 彼に了承を得てからざらざらと中身を引っ繰り返し、 幾つかのきらきらしたもの ……には、触らない。拾わない。 「虫が入っていたら相当に驚くだろうけれど、 そのレベルじゃなければ僕は何だって受け入れるよ。 僕は昨日は花畑に行って帰って来たのだけれど、 冒険、どうだった?成果は上々ってところかな、」 ポケットの中身を見るに、だが。 さて、幾つか気になるもの ビー玉よりは大きいものを探し―― (-66) 2021/10/04(Mon) 2:01:27 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア色々な成果物を3/4オンスの金貨と比べて、 途中、ぴたりと動きが止まる。長めの沈黙。 愛しい重さのものを見つけたようだ。 (-67) 2021/10/04(Mon) 2:03:10 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュアきっと玩具の破片か、小さい玩具を気に入ったのだろう。 ぱっとそれを拾い上げて、愛おし気に撫でたら ―― 服の裾で磨いて、ぴかぴかにしはじめる。 「これが一番綺麗だ。いいものだね。気に入った。」 (-68) 2021/10/04(Mon) 2:06:28 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガルノックをしてから室内から聞こえる声に気付いて しまった、と思ったのは至極当然の事で。 それでも来訪を歓迎する声に僅かに首を傾げた。 「あなたがそう言うのであれば。…失礼します」 扉を開けて 迎え入れられた室内は、少なくとも 『ユー』、或いは『私』にとっては あなた一人しか居ない、はずで。 ともすれば、主人と連絡を取っていたのだろうか。 いいや、外部とのやり取りには必ず本部からの検閲が入るはず であれば通話は行えないか、なんて 詮無い思考は一度置いておく事にしよう。 部屋の中身にも、取り立てて反応するような事も無く。 「花束では、『私』の代わりにはなりませんでしたか」 そんな、ちょっとした意地悪だけをあなたに投げ掛けるのだ。 (-69) 2021/10/04(Mon) 2:11:22 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「ん、そう?まあ綺麗だと思ったから拾ってきたけど。 オレは飾るくらいしかしないし、 欲しいものがあるなら是非もらってくれっす」 さして気に留めることもなく、そう言う。 気に入ったから持ち帰ったのは同じだが、 探偵用にとってはどれもが等価値だ。 多少の程度の差はあるとはいえ、 全部、きれいなデータの集まりでしかない。 「はは、冒険な。 スオと行ったんだけど、それなりに楽しかったっすよ。 オレは見ての通りの考え無しなんで、 後ろに思慮深い人がいてくれると安心して動けるっす」 このデータの世界にも虫はいるんだろうか。もしいたらポケット以外に入れて持ち帰ろうかな〜、なんて言ったりして。 ▼ (-70) 2021/10/04(Mon) 2:15:45 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「オレの冒険譚。あるいは探偵話。 確かに語って聞かせるほどあるッスね! でもこっちは寝話だけだと自分が話足りないかもな…… 聞きたいときに聞いてくれたら嬉しいかもっすよ。 んでもちろん、ドゥーガルの事も教えてくれたら、尚の事嬉しいと思うッス」 そっちに興味があるのは自分も同じ。 趣味嗜好や部屋の張り紙は気にならないでもないが、 それを作り上げた過去というのはそれ以上に興味深い。 誰の生も、鮮烈であれ平凡である、 その人、グレイらしさが詰まっているものだから。 (-71) 2021/10/04(Mon) 2:23:46 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユーそう、部屋の中には誰も居ないように見えるだろう。 綺麗な重さと同等に切り揃えられたがらくたの中、 普通のベッドに腰掛け、貰ったままの花束を膝に乗せている。 見える不出来はそれだけに過ぎない。だが。 君が部屋へ踏み入って数歩後、 「カンマ、またあとでね。散歩をするなら気を付けて。」 何もない空間に向かって見送りの言葉を掛けた。 ―― まあ、そんなのはいいんだよ。今大事なのは君との時間。 見送りも済んだしと散らかり放題の部屋の中で手招きしよう。 ついでに隣をぽんと叩いてこっちへおいで、をしとこうね。 「だって花束はキスしてくれない。それに喋らない。 君は饒舌な方ではないかもしれないけれど、 花束に君の代わりは務まらないよ。 ―― それにしたって、心配だって?不思議だなぁ。 昨日も僕は食事が終わったら部屋に引っ込んだだろうにね。」 (-72) 2021/10/04(Mon) 2:32:07 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「他のものも綺麗だけど、じゃあ、お言葉に甘えて。 君は親しみやすいし明るくて、優しいんだねぇ。 考えなしというよりも溌溂としていて元気なタイプなのでは? 確かに思慮深さは重要かもしれないけれどさぁ、 僕は行動力も明るさもまた重要なものだと、……え? 虫はやめよう。僕が二度と上着を漁れなくなる。」 虫は嫌い。本当に嫌い。 思わず げえっ みたいな表情に傾いたかもしれないけれど、 まあそんなのもそのうちに楽しくなってきて、笑うだけ。 裾を引っ張っては拭い、細部は裾を折り曲げ角でなぞる。 そんな行動を繰り返しながら、うん、うん。 何度か相槌を打つべく、肯定の方向へ頷きをやった。 「僕の話なんて面白くないよ?ただの不出来なのだから。 不出来を愛する主人の元で暮らしていた片割れでしかない。 でもまあ、……そうだなあ。そしたらね? 今度君の部屋に来る時は、互いの話をする時にしようか。」 君の冒険譚と探偵話、見た事のある綺麗なもの。 部屋の張り紙のことも、自分の綺麗の定義。 どちらも語らうならばゆっくりの方がいいだろう。決まりだ。 「聞きたい事を互いに予め考えておいて、 インタビューみたいに交互に問い、答える。 ……もっと親しくなる為には良い案だと思わない?」 (-73) 2021/10/04(Mon) 2:58:09 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガルカンマ、という名前には当然聞き覚えがあった。 二人歩く道すがら、あなたの口から聞いた名だ。 医療用たる『ユー』が昨日今日の事を忘れるわけもなく。 あなたはここに彼は居ない、と言ったけれど その上で、そのように"彼"に言葉を投げ掛けるのは 染み付いた習慣のようなものなのだろうか。 ああいけない。 そういうふうに誰かの行動を分析しようとするのは きっと"医療用"の悪癖だ。 そんなふうに思い直して、これまた詮無い思考を打ち切って 大人しくあなたの隣に腰を下ろす事にした。 「…昨日は、きちんと周りに声を掛けてから席を立っていた 私はそのように記憶しています。 それが単なるあなたの気紛れならば、それでいいのだけれど」 『ユー』も『私』も、決して饒舌とは言えない。 ただ贈られ愛でられる花束のように、 望む誰かの苦痛に寄り添う事しかできはしないのだ。 (-74) 2021/10/04(Mon) 3:00:19 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「その時は僕の部屋でもいいし、君の部屋でもいいし。 互いに時間を見繕って互いを知る会話が出来たらいいなぁ。」 さて、言葉も良い区切り。 3/4オンスも磨き終わって囀り収めには丁度いいか。 よっこいせ。のんびりとした掛け声と共に立ち上がって、 「許してくれたことも、ものをくれたことも。 言葉を交わしてくれたことも、……ありがとう。 あまり居座るのも良くないだろうしそろそろ僕はお暇しよう。 ―― 今度 一人 で話す時は、互いの話をしようね。その時までに冒険のお土産話、めいっぱい作っといて?」 微笑みと共に再度を強請る。 君と話しているのは楽しかった。それもとても。 きっと別れは名残惜しければ名残惜しいだけ良いものだ。 (-75) 2021/10/04(Mon) 3:05:46 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル「そういうドゥーガルは随分褒め上手っすね。 話せば話すほどどんどん自信がついていくようっす。 ただそうだ。あんたがそう形容してのけるんだったら。 ──オレもまた不出来を主人に望まれたのかもしれない」 何かの片割れでもないけれど。 愛されていたとも、とても思えやしないけども。 他でもない今の自分を、バカアホと罵り、 その上で必要としてくれるなら、そういうことだ。 愛玩用の言うような、この快活さを、 守り、育て上げたものがあそこにはいるから。 虫を持って帰るなら籠に入れるか、なんて思いつつ。 「そりゃあ良い案だ。事情聴取でもないなら、 何だって気楽に聞けるし言える気がするよ。 仕事じゃないってつくと何だって気分が良い」 一緒に立ちあがって、先んじて扉を開けに行く。 名残惜しいのもまた、互いに同じであればより良い。 ▼ (-76) 2021/10/04(Mon) 3:19:02 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー君が何やら思案しているのを見て、思案の種である男は、 少々心配そうに首を傾ぎはしたのだが。言葉を掛ける事は無い。 習慣か他の要因か、そこらは君の解釈に任せよう。 君が無事に隣へ座ってくれたので花束は枕元に戻す。 どうにも本気の心配をされている予感を察知し、 足を組んで頬杖ついでに呆気に取られたような間が空く。 暫しの間を置いてから首だって傾ぐぞ。 「まあ確かにそうだったけれども……。 いやぁ、色々な話をしている最中の腰を折るのもな、と そう考えた行動が裏目に出てしまったか。ごめんね。 今度から食堂を離れる時はユーに、 …いや、私、…うん…? 」呼び名に迷って声はトーンダウン。 いや、どっちだって君なんだろうけど、悩むよなあ。 頬杖したまま君の横顔を見て、悩んで ―― 出た結論はこうだ。 (-78) 2021/10/04(Mon) 3:21:25 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー「決めた。今から君の事を僕は『シロ』と呼ぶ。 勿論ユーや私がその呼び名を嫌うのであればしない。けど。 ……どうかなぁ、名前以外で呼ばれるのは好ましくない?」 第三の選択肢。別の名前で勝手に呼ぶ、だ。 その提案をする頃にはいつもの緩い微笑みに戻っている筈。 「シロ。白色。君の帽子の色で、君にぴったりの色の名前。 昨日贈った花冠の色の名前。清潔で綺麗な色の名前。」 (-79) 2021/10/04(Mon) 3:25:08 |
【秘】 探偵用 ジョシュア → 愛玩用 ドゥーガル ・・ (──── 一人 、か)引っかかりを覚えた、けど。 今までの話に魂もう一つぶんの重さがあったとすれば、 それもまた面白いことだ。推理するのもまた一興。 「またっすよ。といってもすぐ顔合わせるでしょうけど。 話も沢山考えておく……当番が疎かにならないくらいに。 これとは別に、困ったことがあったら何でも相談してくれ。 力仕事くらいなら、ここの誰よりやれるっすからね?」 部屋の外の空気を吸って、 振り返り、にっと笑って見せた。 (-80) 2021/10/04(Mon) 3:28:01 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア「良かった。冒険にも推理にも自信は必要だと思うからさぁ? もっと自信満々になってどんどん冒険してくれ。 此処にはお互いの主人もいない事だしさ。 ……出来れば僕の分まで冒険してね?」 僕はご覧の通りだからさ。 そんな言葉と共に自分の胸部をどんどんと叩いてみた。 見ての通りの薄っぺら。問題なく動けはするが、迷子にもなる。 籠の中に入った虫はちょっと平気かも。 だから、冒険……もとい、探索の結果を楽しみにしておこう。 事情聴取なんて言葉が聞こえたら流石にぽかんとしたな。 成程。そういう事もしていたのか。探偵だものな。 一瞬思考が空想へ飛び、空想が羽搏き ―― 「なあ。あれってやっぱり何らかの丼とか出すの? 硬い椅子に座ってさぁ、相手をライトで照らして……」 妙な言葉を口走るが気にしなくていい。 聞き齧り、偏った知識、曖昧な理解が漏れ出ただけだ。 引っ繰り返してしまったポケットの中身はちゃんと戻して、 不完全だけれど完璧で美しいものだけを持ったのが、 「食堂に居る時は大体自力の食事で一生懸命だ。 逢いはするだろうが、僕はとてもぼんやりしている。 聞き漏らしなんてしたとなれば、……うん。 夜も眠れなくなるぐらいには後悔するからさ。 相談も君の話も、また一緒に、こうやって出来たらいい。」 君に微笑みを投げ掛けたらば扉の方へ、ゆらゆら、歩いていく。 (-85) 2021/10/04(Mon) 3:58:28 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 探偵用 ジョシュア扉迄辿り着いたらそこから先は決まってる。 扉を開けてもらったら礼を言い、挨拶を…… うーん、 然し別れの挨拶はお邪魔しましたじゃあまりにも素気ない。 そうは思わないか?不出来な僕はそう思うね。 さて、そしたらば、そうだ。 「――… また一人で話をしよう、素敵なジョシュア。 君の時間をまた融通してもらえるのを楽しみに待ってる。 それではまた。……また、近いうちに必ずね。約束、ね?」 我侭を幾ばくか混ぜ込んだ言葉の方がいい。 君の返答を聞いてから不出来は扉の外へ出て、 ゆっくりとした足取りで自室へ戻って行ったのだろう …―― 穏やかで素敵な時間をありがとう、ジョシュア。またね。 (-86) 2021/10/04(Mon) 4:08:46 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「……え、あ、 ああ、いや…?」 このいや、は好ましくないか、という問いへの返答であって 決して自身に与えられた名称以外の呼ばれ方への拒絶ではない。 という事は言わなければ伝わりそうにないのだけれど。 「ええと…あなたがそう感じて、そう決めた事であれば 『ユー』も『私』も、それを好ましく思っている、のだと思う あなたがくれるものなら、きっと何だってそうだ。 だから当然断る理由は無いのだけれど…」 急な事で戸惑っている、というのが正直な所。 手元に落としていた視線があちこち彷徨って落ち着かない。 本来の名称と別の名で呼ばれるのは初めてではないけれど そもそも『ユー』だってその内の一つなのだけど。 これは今までのそれとは何だか少し話が違う気がする。 「…それほどに意味のある呼び名を与えられたのは きっと、これが初めてだから。 だから少し、戸惑っていて…不安にさせていたらすみません」 (-89) 2021/10/04(Mon) 4:44:34 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー君が言葉数の多い方ではないというのは、薄らと理解している。 だからこそ無理に言葉を促す事はしないし、 君の言葉の切れ端だけを手繰って不出来な解釈する事はしない。 君がきちんと言葉を紡ぎ始めるのを、視線を向けて待っていた。 あちこちに散る視線を拾わず、逸らし、 不出来は先日貰った はじめて の花束を見る。 淡い色合いの中に存在するまっしろ。この花は君みたい。 だから言葉を待つ間は指先で電子の白い花を撫でて、黙る。 ―― 程無くして、不足なく君の言葉を耳で拾いきれば 不出来は何だかおかしくなって 小さく笑い声を漏らした。 馬鹿にしている訳じゃないよ。大丈夫、大丈夫。 「つまりは気に入ってくれたって解釈でいい? ユーという名前も素敵なものだとは思うよ。 その名前だって誰かが意味を持たせて授けたんだろう。 私という君だって嫌いな訳じゃない。ただ、…… 何だろうなぁ、感覚的な問題だから説明が難しいけれどね」 頬杖の手に頬を懐かせ 花から指を離した。 「僕は『ユー』でも『私』でもない君の言葉に、 ……興味を惹かれた。もっと知りたいと思った。 それに綺麗な子には綺麗なものをあげるべきだ。」 言葉を区切って、ベッド傍の棚、…は解体しちゃったからね。 代わりに背中を丸めて、尊い重さの山の中からひとつだけ。 (-92) 2021/10/04(Mon) 5:24:46 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユーそう、ひとつ。君の為のものを摘まみ上げよう。 白い造花つきの何の変哲もないリボン。重さは丁度3/4オンス。 「僕から貰うものは何でもなんて軽率に言っちゃいけないよ。 僕は不出来にとんでもないものを寄越すかもしれないのに。 でも、受け入れて貰えたのは嬉しいなぁ。シロ。 ―― ユーと私にあげたのだから君にも贈り物をしなくては。 髪の毛を編んでもいい?出来れば三つ編み。」 君が仮に髪を既に編んでいる状態であるならばそれはそれ。 はたまた短いのであれば、それもそれだ。 仮に長く、ただ一纏めにしているだけなのであれば、不出来は。 漸く視線を其方に戻して お伺いついでに首を傾ぐよ。 受け入れるも拒絶も何もかも自由だ。 不出来も自由にやっているのだからどうか君も自由にしてくれ。 (-93) 2021/10/04(Mon) 5:31:42 |
【置】 愛玩用 ドゥーガル>>L18 昼食関連 あつあつのグラタンに野菜が多めのスープ。 教えられながら作ったマンゴープリン。 不出来が配膳を手伝うとしたならば、甘いものを率先して。 助けてもらいながらも初めて上出来に作れたものを運びたがった。 運ぶ動作は覚束無い上によたよたちんたらしたものではあるが、 それでも。 それでも、……不出来と定義されたものは。 食べても差し支えない味と見た目のものを作れた。 それだけが、不思議な事に心の底から幸福で堪らなかった。 色々な人の元にそいつを運んだら、いただきます。 きっと食堂の片隅で 上機嫌に、でも、やっぱり不出来に。 もたつく手を動かしながら自力で食事をしていた事だろう。 (L19) 2021/10/04(Mon) 5:46:45 公開: 2021/10/04(Mon) 5:50:00 |
ドゥーガルは、ふーふーするのを不出来にも忘れ、あちちっ。 (a44) 2021/10/04(Mon) 5:54:25 |
ドゥーガルは、痛覚はないが熱さは分かる。不出来なりに気を付けねばと決心し、その後は慎重に食べ進めていたとか。 (a45) 2021/10/04(Mon) 5:55:16 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「とびきりのわがままを委ねてくれて嬉しいよ。だけどこれは嘘じゃあない。ほんのちょっとの含みがあるだけ」 景色へと移された視線の主へ、その含みのある笑みを向けて。すぐに前へ向きなおす。 「穏やかで、優しくて、笑顔が柔らかくて、褒めるのも上手で。僕とは方向性が違うけど、優れた容姿にできている。……君と知り合って1日と少しだけれど、君のこと、僕もそう思っている。 ……まあ、“優しくて”の部分は、これから違う面を知ることもあるかもね? 話がずれてしまったな。つまり……僕は君に似ているんじゃないかと感じているんだ。 君を綺麗と言ったのは姿形も含んでいたけど、そういう意味かな。僕は“上手くやっている”自分が好きだから」 (-96) 2021/10/04(Mon) 7:58:06 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「私の名前は……」 あなたがくれたものほど綺麗なものではない。 そう、きっとあなたが思うほど 『ユー』も『私』もそれから『シロ』も、 ただ綺麗で清潔なだけのものではないのだ。 それをあなたに言うべきなのだろうか。 言うべきではないのかもしれない。 あなたほどには饒舌ではない医療用グレイは あなたの前では、余計に言葉を探す事に関して不出来になる。 それでもあなたがくれる、不出来で綺麗な重みには きっと釣り合わないものを隠したまま受け取ってしまうのは。 それは嫌だ、と感じるのは 『ユー』なのか、『私』なのか、それとも『シロ』なのか。 「… ユーサネイジア«Euthanasia»、つまり安楽死 それがこの"終末医療用グレイ"に与えられた名称… 『ユー』というのは、それが相応しくない時の呼び名です」 こと病院という場に於いて、 気持ちの問題、というものはとても重要視される傾向にある。 たとえば4の付く病室が無いだとか、 内装にポジティブな印象を抱かせる色を取り入れるだとか そんな工夫が日々大真面目に行われている場所なのだ。 たとえばそのような場所で、 『死』という名前はどのように扱われるだろうか。 これはたったそれだけの、不出来で歪で下らない話。 (-98) 2021/10/04(Mon) 13:03:55 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「あなたがくれるものなら、きっと 仮にどれだけ途方も無いものだとしても 私が拒む事は無いのだと思う」 終末医療用グレイの長い髪は、首の後ろで一纏めにされている。 いつだってそう、ただ清潔さを印象付ける為に。 見目好くあるように作られてはいるけれど、 過度に飾り立てる必要は無い。そういう用途だ。 「…それでも、ガル。 あなたの大切なものを贈る相手は、選ぶべきです」 『シロ』は変わらずベッドに腰を掛けたまま。 ただ手元の辺りに視線を落として、そこに居る。 あなたがそれでもいいと思うのであれば、 その尊い重さを与えるのは容易な事だ。 (-99) 2021/10/04(Mon) 13:05:40 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン君の本当の言葉を聞く間、不出来は静かにしていただろう。 濁流のように言葉を挟むことも、小石で塞き止めることもしない。 頷くのすら放棄して 一言も聞き漏らさぬように押し黙る。 ただ、君の笑みを見ながら、じっとしていた。 表情を笑顔に戻し、君に腕を回し直すのは 言葉がすっかり止んだタイミングになった筈だ。 「そうだね、お互いにまだ知らない部分だらけだから。 今の評価のまま親しくなるというのは難しいだろうねぇ。 けれども君が本心から僕をそう評価してくれるのであれば ……うん、そうだね。僕はまた君の事を肯定するだろう。 君を肯定する事で僕を肯定する事にも繋がるだろうから。」 君の髪のどこか 三つ編みの凹凸を指で愛でて、 あとはもう運ばれるままだ。きっと花畑まで、あと少し。 草原の気配に顔を前へ向け、動物のように鼻をすんと鳴らした。 「……君は確かに上手いことやっているんだろうねぇ。 やっぱり聞いてみて良かったな。正解だった。 そしてもっと聞いてみたいが、一気に聞くのも良くないな? 宝箱は中身を想像している間も楽しいものだろう。」 (-116) 2021/10/04(Mon) 16:00:28 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー君の為に、シロと呼ぶことに決めたものへの贈り物を摘まみ 言葉と思案が挟まるのならば先程と同じように待つ。 行動をするのはその後でも構いやしないだろう。 君は医療用。それも終末医療用だと言う。 別段それに不快感を覚える事はないな。 何たって相容れないものではない。 君が魂の重さに焦がれる不出来を否定しないのであれば、 不出来もまた、君の価値観と言葉を否定することはない。 取り繕う為の思考じゃない。本心からの思考であり、感情だ。 ―― だから、言葉が終わる頃に君の髪へ手を伸ばした。 ゆっくりとした手付きで三つに分けて、編み始める。 「見送るばかりの生活は君に思い出を贈るだろう。 でも、贈り主はいつか旅立って君の元から居なくなる。 ……思い出ばかりじゃ寂しくてたまらない。 僕は花束をもらった時に、そう思ったからさ? 実のところ、君の話を聞いて贈るか一瞬悩んだけどね」 君の髪を強く引く事もなく、慣れた調子でするすると編み 時折形を整える。綺麗な草原のいろは、綺麗であるべきだ。 (-117) 2021/10/04(Mon) 16:17:35 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー「だって、こうして君に今、魂と同じだけの重さを贈る僕も、 この何らかの体験が終わる頃に君の傍から消えるだろう? ……それでも君に、シロに、この重さを贈りたい気分だ。 何かを見送るばかりだった君に、贈り物をしたいね。 ここで過ごす日々ぐらいは役目から離れられるように、 少なくとも、僕と話す時は気楽であれるように、 綺麗な子には、綺麗なものがあるべきで ……よし、」 言葉をのんびりと紡ぎ終わる頃、三つ編みをし終えて、 三つ編みの終点にリボンを巻く。 結んで、白い造花の位置を整えたら出来上がりだ。 焦がれてやまない重さを君の髪に贈った不出来は、 満足そうに微笑んで、がらくたの中から手鏡を拾い上げ 他でもない君に手渡そう。その後は頬杖に戻る。 「ほら。……やっぱり、君に綺麗な重さはよく似合う。 誰かの前でその髪型をするのが嫌なら解いていい。 でも今はその恰好でいてよ。部屋から出るまででいいからさ」 (-118) 2021/10/04(Mon) 16:18:49 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「鏡写しなのかもしれないね、僕ら。少なくとも今だけは。 これから交わす言葉が増えていけば、それが鏡でないことを知るのかもしれない……なんて」 鼻をくすぐる花の香が、遠くから風で運ばれてくる。この場所はこんなものまで再現できるらしい。 「そうだね、僕からはここでお預けにしようか。クリスマスを待ち望む間の、カレンダーの窓をひとつひとつ開いていくように、これからの日々の楽しみにしてくれると嬉しいな」 そうして歩いているうちに、花畑まで辿り着くだろうか。そこにはどんな色の、どんな香りの花が咲いているのだろう。 「さあ、着きましたよ。お姫様?」 (-123) 2021/10/04(Mon) 17:10:06 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン「ただの鏡写しは片割れのカンマだけで十分だ。 どうせならば新しいものに触れたい気分だからねぇ、 ただの鏡じゃないと知っていくだろう未来に期待しているよ。 僕は毎日不出来にカレンダーを開けて、得たものを慈しもう。 ――… うん、ありがとう。王子様。…騎士様の方がいい?」 姫を抱きかかえて運ぶのはきっと騎士の役目だろうからね。 姫と呼ぶには幾らか嵩張る背丈の愛玩用は腕を解き、 この場では騎士である君の腕の中から降りたがる。 突き詰めて言えば思考も光景もただの電子データに過ぎないが、 やわらかで穏やかな匂いが満ちる花畑へ降りられた、ならば。 爽やかな空気で満ちる場所に降りられたならば。 上着から金貨を取り出して躊躇う事無く地面に座り込む心算だ。 勿論君が腕から降ろさないならそのままなんだけどね。 いずれにしてもぴかぴかの不出来な金貨は取り出すよ。 「騎士様は花束を作った事はあるのかなぁ。 お姫様は綺麗な人をその場限りで甘やかすものは作れても、 飾られて朽ち残るものを作るのは上手じゃないらしいよ。 なあ騎士様。…不出来な僕へ贈る花束、作ってくれるかい?」 (-128) 2021/10/04(Mon) 17:52:56 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガルあなたが髪に手を伸ばせば、それは大人しく受け入れられる。 長さは大体腰の辺りまでだろうか。 どれだけゆっくりと言葉を紡いでも、 編む手はきっと手持ち無沙汰になる事は無い。そんな長さ。 「…私は、私が見送る者である事を快く思っています 思い出だけは、いつだって綺麗なままだから。 思い出は、…死者は、私を失望させる事はないから」 誰が死んでせいせいしたなどと言い放つ人間が嫌いだ。 死にゆく者の前で遺産の話をする家族が嫌いだ。 生きている人間は、いつだって『私』を失望させる。 不実による失望に比べれば、寂しさなど大した事ではない。 「きっと『私』にとっては、寂しさよりも 一人残される事より、ただ裏切られない事が重要なんです。 いつからか、『私』はそのようになってしまった。 だからこれも、『私』はただ喜ばしい事だと感じているんです いつか必ず居なくなってしまうあなたからの贈り物だから。 だから余計に愛しく思うのは、きっと… 何れは正されなければならない『私』なのでしょうね」 いつかは正されなければならない。 たとえいつかは消えてしまう『私』でも、 せめて今だけはそのままで。 (-130) 2021/10/04(Mon) 18:07:59 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガルそうしてあなたが仕上げを終えて、その手が離れた後。 手渡された手鏡を覗き込む。 そこにはいつも通りの『ユー』の顔があって、 それでもあなたから贈られたものだけがいつもと違う。 「…すみません、ガル。 いつだってあなたからは貰ってばかりだ。」 『ユー』も『私』も、それから『シロ』も。 気付けばあなたから貰った、綺麗なものばかり。 「今は『シロ』から返す事ができるものはありそうにない。 だから今、この場では あなたの願いに応える事を代わりとさせてほしい」 今はその格好で居てほしい。 その願いに応える事で、あなたがくれた綺麗なもの達に 不出来な『シロ』は、少しでも報いる事ができるだろうか。 (-131) 2021/10/04(Mon) 18:09:02 |
【置】 愛玩用 ドゥーガル食事の時間と食事の時間の間。 或いは誰かと花畑へ出向いた後か、はたまた誰かと会話を済ませた後か。 定かじゃあないが恐らく夕刻付近に不出来は 二人 で外に出た。 誰かと会話をするように独り言を囀って、 大切な金貨を時折確かめながら探索を進める。 大丈夫、迷子にはならないよ。何故なら二人きりだから。 向った先で見様見真似で医療用のメスを振るって 裂いて 何だか嫌な気持ちになるなあ…… とか ぼやきはするけれど。 大丈夫、不出来なりに出来るよ。何故なら二人きりだから。 エネミーの目を狙って銀を走らせ、ある時は首を裂いて殺め 少ない手順で倒したならば 消えてしまう前に均等に分けていこう。 きっかり均等に、神経質そうに何度も何度も何度も余分を削って、 何度も何度も何度も重さを確かめて、破片をその場に置いて、 倒してしゃがんで分割する。倒して、座り込んで、分割する。 でも、持って帰らない。これはいらない。綺麗じゃないからね。 ―― 幾らかの報酬、または戦利品。 架空の命を摘み取った対価を得て最終的に辿り着いた先は そう。何の変哲もないペットショップだった。 (L22) 2021/10/04(Mon) 18:21:16 公開: 2021/10/04(Mon) 18:25:00 |
【置】 愛玩用 ドゥーガルだって二階層目はデパート。きっとペットショップだってあるだろう。 というよりもそれを探してここまで来たのかも。 透明な箱に閉じ込められた電子データの動物達。 猫、小鳥、他にも色々居るんだろうけれど ―― 最終的に寄り付いた先は、興味が向いた先は、犬のコーナーだった。 それも小型犬の方ではなく、仔犬の方でもなく、 ある程度育った大型犬の方。 ケースに入れるには大きすぎるから、檻みたいなものに入ってるのかも。 どっちだっていいや。今不出来に大事なのは犬だから。 毛並みの良い大きな犬の前にしゃがみこんで、頬杖。 犬は好きだ。主人が好きだったし、綺麗かもしれないから。 尻尾を振っている犬をじいっと見つめて、 ああ、うーん、… 「……犬、ほしいなあ。綺麗かもしれないものなぁ。 15匹は無理だろうから1匹だけでも。 ここまでで得たもので、どうにか……」 ゲーム内の所持金をチェック。そして犬の値段をチェック。 まあ当然足りないな。でもほしいな、困ったな。 奪ってしまうのもいいかもしれないけれど、それはちょっとね。 (L23) 2021/10/04(Mon) 18:22:38 公開: 2021/10/04(Mon) 18:25:00 |
【置】 愛玩用 ドゥーガル「うーん。僕たちの主人は想像以上に裕福だったんだな。 ここに主人が居れば買ってと言えたんだろうが、ねぇ。 ―― しょうがないか。■■■、僕らは一度出直そう。 帰って必要なものをリストアップした方が時間を有意義に使える。」 虚空に声を掛けてから不出来は立ち上がった。 吠えすらしないお利口さんな電子データを一瞥した後、 後ろ髪をひかれることもなく、不出来な二人はこの場を後にした ―― (L24) 2021/10/04(Mon) 18:23:45 公開: 2021/10/04(Mon) 18:25:00 |
【独】 愛玩用 ドゥーガル/*そういえば二人云々は可愛いメカクレちゃんとデートしたくて 先走って声を掛けた結果の辻褄合わせなんですよねぇ……。 その直前で一人でって言ってたの忘れちゃってた アル中なので。 まあガバの功名ですよ 何とかなりそうで一安心してます (-135) 2021/10/04(Mon) 18:38:20 |
ドゥーガルは、夕飯の鍋物を食べて口の中をあちあちにしている。またふーふーするのを忘れた。 (a61) 2021/10/04(Mon) 18:49:12 |
ドゥーガルは、一人は、誰かが居る時は必ず不出来であった。でも美味しいから嬉しそうだ。 (a62) 2021/10/04(Mon) 18:50:12 |
【置】 愛玩用 ドゥーガル卵、そういやちゃんと割れたのかな。 不出来は自身の前にある器を見てみた。 完璧だ。 (L27) 2021/10/04(Mon) 19:04:33 公開: 2021/10/04(Mon) 19:05:00 |
ドゥーガルは、自身のなけなしの幸運をカルシウムの代わりに噛み締めている。 (a64) 2021/10/04(Mon) 19:05:23 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「おや、もうその席は埋まっていたか。ならば期待に答えなければね」 電子の海の花畑に、そうっと姫をおろすだろう。いくつかの草花が敷かれて、何枚かの花びらが散ることになるのだろう。 自分も一緒に腰掛けるから、2人分。 「もちろん、あるとも。騎士様が作って贈るものはいつだって、後には残らないものばかりだ。 僭越ながら贈らせていただきましょう、不出来な姫様」 (-138) 2021/10/04(Mon) 19:09:29 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー三つ編みをひとつ編み、続きを編み、君の言葉に頷く。 自分の贈り物が負担にならないらしいのなら、それで十分。 きっと君は自分よりも色々なものを見てきたのだろうから、 君の考えを否定する事はしないし、敢て掘り返す事もしない。 概ね同意しながら、終いにリボンで君の草原色の尾を飾り、 「何も言わなくなったものは裏切らない。 動かなくなったものは綺麗な思い出を穢さない。 であるのならば、思い出が綺麗なものだという判断になるのも 至極当然の事だね。僕は私やユー、シロの言い分に同意する。 きっと君は今まで失望するような事がいっぱいあって、 そういう考えになったのだろうから、うーん。そうだなあ。 正さなくてもいいんじゃないか?僕はそれも綺麗だと思うし。 何よりこの贈り物を受け取ってくれるのならそれでいい。」 その場限りの贈りたがりは、手鏡を託したまま、君の横顔を見る。 別に笑顔じゃなくたっていい。シロの好きにすればいい。 不出来も好きにして、達成感で今は幸せな気持ちだ。 「そんな事ないよ?僕はシロから花束とはじめてを貰ってる。 綺麗な概念の話も聞けたし、今願いも叶えてもらっちゃった。 世の中には贈りたがりな性格のものも存在するから。 負担に思う事はないよ、ちっとも。微塵もね。 ……ああ、本当に良く似合う。よかった、よかった、… ?」 (-143) 2021/10/04(Mon) 19:40:48 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー幸せな気持ちのまま君の緑の尾にじゃれようと指を伸ばしたが はて何か忘れているぞ。何故君は此処に居るんだったか? 用件は、あー… … 思い出した思い出した。よし。 君の方をちらっと窺い見て、尾を指でくるっと巻いた。 「そういや君は無言で消えた僕を心配して来たんじゃなかった? 今度から食堂から去る時は君に声を掛けるべきかなあ。 君を愛でるのに一生懸命ですっかり忘れちゃってた。 あぶないあぶない。思い出せてよかった。」 (-144) 2021/10/04(Mon) 19:41:35 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン散っていった電子データの破片は気にせずに、 不出来はそのまま、近場の花を手折って、偽の命を摘んでいく。 君の言葉にくすぐったそうに笑って、目を伏せるのだろう。 「乗ったのは僕だけれど、こういうのは少し照れるね。 綺麗な色がいっぱいあるものがいいな。枕元が賑やかになる。 シェル…、いいや騎士様。指輪と冠、どちらを御所望かな?」 金貨の重さを確かめる手と偽の命を摘む手を止めての問い。 不出来は返事を聞き次第 君が望む方を作り始めるつもりだ。 冠ならば金貨はそのまま持っている。 指輪を望むなら、金貨は一度上着にしまう予定。 「ユーには…… 花冠をあげたのだけれど。 君が気に入るかは分からないから。僕は悩んでいるよ。」 (-148) 2021/10/04(Mon) 20:07:21 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタンおっとすまない。見落としていたようだ。 仮初の不出来なお姫様は君が選んだものを欲しがるだろう。 自分で選んだものではなく、騎士様が綺麗だと感じるものを 確かに手元に置きたがる。……そのはずだ。 (-149) 2021/10/04(Mon) 20:12:15 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガルいくつもの花を集め、包んで、束ねて……と、慣れた手付きで作業は進む。 「それでは指輪を望んでしまおう。彼……彼女かもしれないけれど、同じものをもらうのもつまらないからね。僕は騎士だから、冠は恐れ多いというものでもある」 大きな花弁の花をいくつか、それを引き立て、飾る花をたくさん。“綺麗”に整った花束がきっと出来上がるだろう。見たものが綺麗と感じるかはわからない。、 (-150) 2021/10/04(Mon) 20:15:17 |
【秘】 医療用 ユー → 愛玩用 ドゥーガル「……ありがとう」 同意を示すあなたに、『シロ』はただそれだけを返した。 短い言葉だけれど、想いは切実なものだ。 あなたに『ユーサネイジア』を拒絶されなかった事が嬉しかった。 医療従事者として、そんな思想を抱くのは間違っていると そう咎められる事が無かった事に安堵した。 それでも。 それを許すかどうかは、自分達が決めていい事ではない。 正常も異常も、結局は人間達が決める事だ。 そうあるように定められているものだ。 だからいつか、メンテナンスを受ければ きっと消えてしまう『私』なのだ。 「…ああ、ええと… 大丈夫です、何か嫌な事があったわけではないとわかったから。 あの時は…話題が話題でしたから、気になってしまって。 …ただ、外出時は一声掛けて頂けると…私は、安心します」 毛先を弄ぶ手を気にする様子はない。 またもや徒爾な思考を打ち切って、そんな要望を一つ。 贈りたがりというのはお互い様なのかもしれないな、なんて。 この心配性の医療用グレイは、 あなたにこうして心配ばかりを贈るわけだけど。 (-155) 2021/10/04(Mon) 20:28:25 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタンならば金貨は上着に戻し、一番綺麗に見える花を、…… 一番綺麗なもの。素敵なもの。尊ぶべきもの。 贈るべきもの。3/4オンスの定義から外れたもの。あるべきもの。 ▼ (-156) 2021/10/04(Mon) 20:29:44 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタンあるべきものは。綺麗であるべき、ものは。どれだ。 「…………。」 考え込む間が暫し。数十秒ほど空く。 不気味な程に喋らず、饒舌をやらかさず、黙り込む。 黙り込んでいた。 ▼ (-157) 2021/10/04(Mon) 20:31:17 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 介護用 シェルタン神経質な妄執をかなぐり捨てた結論は直ぐに出た。 何故なら君が今、花束を作ってくれているから。 摘み取ったのは君の髪とよく似た色合いの、淡い黄色。 何の種類化は分からないけれど少し小さいそいつを、 「確かに同じ贈り物を繰り返すのも芸がない。 ―― 騎士様?左手を借りてもいいかな、」 片手に持った状態で、もう片手は君の左手へ伸ばす。 指輪を作るには指のサイズが分からなくちゃいけない。 (-160) 2021/10/04(Mon) 20:35:14 |
【秘】 介護用 シェルタン → 愛玩用 ドゥーガル「ええ、お姫様」 姫が黙り込む間中、ずっと微笑んで、見つめていた。その顔を、閉じた瞼を、止まったままだった手や指を。花束を作る自らの手も止めていた。 そうしてこの騎士はその顔のまま、恭しく左手差し出すのだった。 (-162) 2021/10/04(Mon) 20:40:56 |
【秘】 愛玩用 ドゥーガル → 医療用 ユー「仮にそれが人間に受け入れられ難い事でも、少なくとも… 今の僕は、そう考えているから。大丈夫だよ、シロ。 その考えを失ったとしても君は綺麗な子であるし、 共に過ごす時間は尊ぶべきものなのだと思う。」 そうだな、人間様からしたら異常だと判断されるかもしれない。 でも少なくとも今はこのままでいい。肯定すべきだ。 不出来は不出来なりに君を励ましたいだけなのかもしれないが、 まあ、それでも、今はそう思っているのは確かであって。 短い感謝の言葉も、心配の言葉も。枕元の花束も。 今の自分には心地の良いものであるのには違いない、から、 三つ編みの終着点のリボンの形を整え直した。 きっと暫くは緩まず、解けもしない筈だ。 「ああ、そういう心配だったんだ。本当にごめんね、シロ。 そう考えてたのなら気が気じゃなかっただろうに。 心配するのが仕事の医療用と言えども、それはなあ……。 分かった。今度から外出したり部屋に戻る時は、…うん。 君に、シロには必ず声を掛けよう。」 君がそれで安心するのであれば、それがいい。 だがそうすると別の問題が浮上するな? 手を離して、君に視線を合わせる風の動き。 不出来は頭を揺らし、背を丸めた。 「なあ、皆の前でシロと呼ばれるのは好ましくないだろうか? 謂わばこれは二人の間の呼び名みたいなものでしょう。 気にするなら今まで通り、食堂ではユーと呼ぶ、けど。」 (-167) 2021/10/04(Mon) 20:59:10 |
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