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人狼物語 三日月国


123 【身内RP】夜見の城で夢を見る【R18G】

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【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ

「母よ……ずっと、病気でね〜
 どうにかして治してあげたくて、いろんな薬を作ったわ。
 でも、そのせいでむしろ長く辛い思いをさせてしまったの」

不老不死の薬を完璧に作れたならば、話は違っていたのでしょう。
でも現実はそううまくはいかなかったのです。
魔女にとっては辛くも愛おしい昔話。
どこか懐かしむような表情を見れば、傷を抉られたりはしてないことがわかるでしょう。

「ふふふ、それであんなところに独りでいたの?」

その様子を想像して少し笑ってしまった。
(-76) 2022/01/19(Wed) 4:54:26

【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ

「…………」

自分が毒薬を渡さなくても、彼が死を望むのをやめないとわかると、魔女は黙り込んでしまいました。

生きるのに疲れた とそんなセリフを聞いたのは二度目。

「……嫌。」

思わずつぶやいてしまいました。
貴方の気持ちがわからないわけではありませんでした。
でも、嫌だと心が叫んでいるのを偽ることはできませんでした。

「何も成せないんじゃない……まだ成してないだけよ」

握っていた手を離し、その体をきつく抱きしめました。

「ここを出て、色んな事を知って貴方にできる事……貴方にしかできない事を探しましょう?」

あの日の後悔を繰り返すのは嫌なのです。
(-77) 2022/01/19(Wed) 4:55:48

【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ

「……」

大きな瞳がじっとアマノを見つめています。幼いなりに、自分に想像できない苦労があったことはなんとなく理解しました。
保護者がいない生活というものを、アルレシャは考えたこともありません。それは恵まれている証でもありました。
子供がひとりで生きねばならない世界など、在ってはならないからです。


「たいへんだったんだねぇ……だれにひろわれたの? ママ?」

アルレシャの中で、保護者といえばやはりお母さんのようです。
(-78) 2022/01/19(Wed) 8:15:51

【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ

/*
取り急ぎ、こちらの連絡を。
ロールの流れからミズガネを護衛したいなと考えています。
呪殺されながら護衛することになるので、その辺ロールで遊べたらなと思います!
(-79) 2022/01/19(Wed) 11:37:32

【秘】 酔吟 ミズガネ → なんでも屋 アマノ

/*
ご連絡ありがとうございます〜!
うひゃ〜このクズでいいんですか!
実は襲撃予告を頂いていたので、ちょっと狼さんに呪殺と襲撃と護衛が全て発生するのをお伝えしてきます……ロールどうしましょうかねこれ……
(-80) 2022/01/19(Wed) 11:44:55

【秘】 酔吟 ミズガネ → 婉容 ラサルハグ

/*
少々ご連絡です〜!
実は狐さんに護衛をミズガネにと宣言を頂きまして…
更に私、今日狐を占っていたので呪殺が発生するんですね…
つまり、呪殺と襲撃と護衛が全て発生する状態になるようなのですが、ロールの方どうしましょうか…!

吊りの結果次第で考えましょうか?
またロール上、数人にラサルハグが協力者だよ〜と伝えてはいるので、もしかしたら吊りの指定票が複数飛んでくるかもしれません。よろしくお願いします〜!
(-81) 2022/01/19(Wed) 11:48:29

【人】 酔吟 ミズガネ

>>27 イクリール

「──本来12から15で行う仕事を、この年でできなくてもか?」

家事が出来ないのは仕方がないとして、代わりになす事がある筈だ。それを、それが、"できない"と言った。32で、だ。
それはもう、初めてとか長い目でなんて範囲をゆうに超えている。

怒りはしない。むしろそれしか言わない。
男は諦観しか浮かべていない。

「……なっちまえばいいのにとは思うがな。
 俺ならとっとと滅ぼせるなら滅ぼしちまうから、性格も性質も根本も能力も、お前より余程魔女だろうよ」

進行方向の先を指差す。広い扉が開放されていた。

「後はここを直進したら広間だ。
 後は一人で行けるだろ。俺は今そんな気分じゃない」
(28) 2022/01/19(Wed) 12:24:32

【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール

 
「……母親か。……そうか。
 ……そうかもな」

母、と聞いて一瞬目を瞠るも、すぐに閉じて。安易に「そんなことはない」と否定できなかった。彼女とその母の苦しみも、病のことも知らない。

彼女が平気そうにしている事は幸いだったが、それでもわかった口を聞くのは、出会った身の上では気が引けて、気の利かない肯定しか言えなかった。

「追い出されてはねえよ……居座ってやってもよかったがうるせーから勝手に出て行っただけだし、あれは城壁を破壊しようと──」

さて言い訳か事実か。破壊は事実でも、居心地が悪くて逃げたのは本当かもしれない。 ▽
(-82) 2022/01/19(Wed) 12:33:51

【秘】 酔吟 ミズガネ → 魔女 イクリール

 
『案外悪くないものだぜ?
 殻の外の世界ってぇのはよ』

貴方と同じような事を、ここに来て言われた。
何で返したんだっけな、あの時。
どうして抱きしめられているのかがわからない。呆然と、ただ言葉に譫言のように反応する。
そうだ、あの時も思って、言わなかったこと。

「なぁ。」

「外って、何処なんだよ」


貴方の両肩に手を置いて体を引き剥がすようにしてから、その姿勢のまま下を向いて、叫ぶ。

「お前らみたいな孤児でも一般人でも何でもねえんだよ!……そんなあっさり、『はいそうですね』って旅に出れると思ってんのか!?お前、飼ってた鳥を外に離して、野生で生きて生きていけると思ってんのか!?死ぬんだよ!目的も何も、生きる理由も、生き方すら知らないんだよ、鳥も、俺も!こっちはッ!!」


堰を切ったように浴びせて、八つ当たりを止められない。でもこれが結局自分の本音だ。人の気遣いを受け取れない。救われない。だから、

「……ちょっと考えればわかんだろ……無理だってさ、そんくらいよ……責任も、誰も取らない癖に、"それっぽい"事なんて、響かねえんだよ……」

貴方をほんの僅かに軽く押して、その手を離した。帽子を深く被り直して、貴方に広間の方への道を示す。

「──もう行ってくれ。話す事もないし、話せる状態でもないんだ。……これ以上、俺が更に俺を嫌いになる前に、…………。」
(-83) 2022/01/19(Wed) 13:27:38

【独】 こどもの アルレシャ

おれ、村終わったら吊し上げられそう
(-84) 2022/01/19(Wed) 13:43:07

【独】 こどもの アルレシャ

そういえば今回誰が誰だかわからないわ!
少なくとも俺がバレてるのはわかる
(-85) 2022/01/19(Wed) 13:51:24

【人】 魔女 イクリール

>>28 ミズガネ

「そう……」

自分よりもずっと下の子たちができる仕事できない、そんなコンプレックスに彼がずっと苦しめられてきたことはわかりました。

「そのお仕事は貴方には不得手だったのかもしれない
 でも……できない自分を失格だなんて思わないで?」

扉の向こうからは楽しげな人の声が聞こえます。
あの輪には入れたらきっと楽しいでしょう。
魔女はあの輪に入りたい。

「案内ありがとう〜
 ……でも、私はミズガネくんといっしょがいいわ」

それ以上に貴方を独りにはしたくありませんでした。
(29) 2022/01/19(Wed) 13:53:56

【秘】 魔女 イクリール → 酔吟 ミズガネ

貴方の言い訳のような言葉も八つ当たりに等しい怒声も
魔女は僅かに驚いたように瞬く程度で、否定することなく柔らかな表情を湛えたまま聞いていました。

「そうね〜……確かに、
 生まれて一度も空を飛んだことのないカナリアが一人で生きるのは難しいかもしれないわ」

引き離されれば、素直に離れます。
帽子で隠れてしまったのは表情だけではありません。
閉ざされてしまった心の扉の前で魔女は考えました。

「じゃあ……」

貴方に再び手を伸ばします。
ダンスを誘うかのように微笑みながら。

「二人なら、どうかしら。
 カナリアが外で生きていけるよう、私がすべてを教えましょう。
 安心できる巣があれば、外の世界もきっと怖くないわ」

ね?と貴方に同意を求めます。
(-86) 2022/01/19(Wed) 13:59:21

【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ

君の言葉を返せないままおとなしくついていく。
彼の部屋に来たと理解すると「男の人の部屋……」と小声でこぼしたけれど、意を決したような目つきで部屋へと足を踏み入れた。

「お酒、ワインなら少しいただいたことはあるけど喉を焼く感覚ばかりで美味しさなんて分からなかったわ。
 それに、記憶を無くすほど飲むなんてよくないわよ。何事も節度ってものがあるでしょう」

カクテルを不思議そうに眺めた後、ちびりと一口。

「……………………甘いわね」

君が勧めたものが珍しいのか、きょとんとした顔を見せてから少しずつ口に含んでいく。
(-87) 2022/01/19(Wed) 15:55:05

【人】 欠けた星 スピカ

>>湖畔

眉間に皺を寄せてこちらを見やる少女に一瞬自分の唇を噛むけれど、すぐに物怖じせずに一歩前に進む。

「……そうね、関係ないかもしれないけれど。
 大人は子供を守るもので……。……いいえ、私がしたいからしたのよ」

そのまま更に距離を詰め、『何馬鹿なことを言っているの、帰るわよ!』と無理矢理にでも腕を引いて城に連れ戻そうとしただろう。

……今までのスピカなら。

(30) 2022/01/19(Wed) 16:12:09

【人】 欠けた星 スピカ

>>湖畔

こういう時こそ、努めて落ち着いて。
誰かの声を反芻して、深呼吸。

「ラサルハグ。貴方もどうかしら」

ついて来てくれた女性に一言声をかけてから二人の元まで歩み寄り、すとんと腰を下ろす。

「……いいわよ。えっと……アル。私も紅茶を持ってきたの。きっとパンに合うと思うわ」

「……ただ、その前に約束してちょうだい。
 一つ。今は寒くなくても風が体温を奪ってしまうかもしれないから、ブランケットを二人にかけさせて。
 二つ。城の外に行くときは、誰か大人にどこに行くか教えて頂戴。いきなり空を飛んでどこかに行ってしまうから、驚いたのよ。落ちて怪我をするのが怖いから、できれば空を飛ぶのもあまりしないでほしいけど……。
 ……少なくとも、この二つ。できるかしら?」
(31) 2022/01/19(Wed) 16:13:15

【秘】 なんでも屋 アマノ → 欠けた星 スピカ

「時と場合によらぁ。
 お前サンみたいなタイプはそうでもしねぇと本音をしゃべりやがらないからな。
 酒の力を借りてみるのも一つの手ってモンだろ」

あなたが家庭で夫とどのような関係を築いているかは知らないが、本音で話ができているようには到底見えない。
あなたの本音がどうであれ、相手と向かい合えるようになって初めて本当の夫婦になれるというものだが。

「貴族社会は大抵ワインを飲んでるイメージはあらぁな。
 俺はあんまり甘いのは飽きるからビールとかの安酒が多いが、たまにはいーだろ。
 お前サンには丁度いいんじゃないかぁ?」

ま、どんどん飲みな、他にもあると酒を勧めていくだろう。
(-88) 2022/01/19(Wed) 18:04:18

【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ

/*
狼さんがOKであれば、神窓で3人でと思ったんですが……
そもそも死んだらアマノが神窓に出れませんね!!!
(-89) 2022/01/19(Wed) 18:07:05

【秘】 なんでも屋 アマノ → こどもの アルレシャ

「いーや、ママじゃねぇ。
 わるーいおじさんだァ。
 なんの気まぐれだったかは知らんがな、拾われて、ギルドで育てられたんだ。
 わるーい人たちが集まったギルドだけどな、それでも俺にとっては気のいいオヤジ達だったぞ」

どうして子供をギルドで育てようと思ったのかは、未だに自分でもわかってはいない。
素質があると見込まれたのか、どうなのか。
ただそれでも、
”暗殺者”ギルド
で育てられた男は、レールの上に乗ってそのまま暗殺者へと相成った。
目の前の男は、殺しの依頼すら請け負うなんでも屋の男なのだ。
(-90) 2022/01/19(Wed) 18:13:49

【秘】 欠けた星 スピカ → なんでも屋 アマノ

「本音……。
役割を果たすのに本音なんて、不必要よ……」


グラスを持つ両の指先に力がこもり、少し白む。

「そうね、これくらいなら飲みやすくていいわね。屋敷にもこういうものが置いてあるといいのだけど、主人はそういうものより箔が付いたものを並べろとばかり言うし……」

ちびちび。少しずつ飲み進めていく。

「……。これ、くらくらしてこない……?」

しばらくしないうちに女の顔がほのかに赤く色づいていくだろう。
女はどちらかというとお酒に弱かった。
(-91) 2022/01/19(Wed) 18:18:34

【人】 こどもの アルレシャ

>>湖畔

「こうちゃ!」

コーヒーなら顔をしかめましたが、紅茶なら大歓迎です。いそいそと可愛らしいティーカップを用意していましたが……スピカの話を聞く内にその手が止まります。
ブランケットのことに対しては笑顔で頷いていました。しかし最後の言葉には不満そうに口を尖らせます。

「おでかけするときにね、だれかにおはなしするのはいいんだけどぉ……。
 おそらとぶのこわくないし、たのしいもん。アル、おそらすきだよ」

約束自体は受け入れましたが、空を飛ぶことに関しては譲るつもりがないようです。
スピカの口にする『怖い』は、スピカ自身の気持ちでしょう。ですが幼いアルレシャはそこまで察することができません。

用意の途中で忘れ去られてしまったティーカップが、各人の目の前でふわふわと浮いたままでした。
(32) 2022/01/19(Wed) 18:42:50

【独】 こどもの アルレシャ

オイ!!!!地の文で明かすのは良くないと思う!!!!
(-92) 2022/01/19(Wed) 18:43:51

【独】 こどもの アルレシャ

電車乗り過ごしちゃったが!?
(-93) 2022/01/19(Wed) 18:44:38

【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ

「憐れんでほしくて言ったわけじゃねーぞ。
 人間誰だって壁にぶち当たるもんだ。俺やお前サンの場合はそれが早くからあって、長かっただけでなぁ。
 良い時間ってのもこれからいくらだって訪れるだろうさ」

「ガキの面倒みれるのも、そういう時間があったからだな。
 俺一応バツイチっつーかよ……奥さんも子供も死んじまってんだわ。
 勝手に売られちまったから形見もなにもねぇしな。
 まぁ生きてりゃ……あのチビと同じくらいたぁ思うが……。

 そうかそうか! お前サンがずっとガキのままだから俺も気になるのかね」

はっはっはと笑い、新しくグラスに酒を注ぐ。
トラウマというのはそう簡単に消えるわけではない。
これくらいの話をして消えてしまうなら、それは最早トラウマですらないだろう。

―――この軟禁を手引した奴ってぇことかい。

 城の主が消えたらしいが……なんでぇ、自作自演かよ。
 ラサルハグも……何を考えてんだかしらねぇが……」

(-94) 2022/01/19(Wed) 18:47:37

【秘】 なんでも屋 アマノ → 酔吟 ミズガネ

「…………。
 なんでぇ、案外ヤル気もあるのか?
 ハハ、いいぞいいぞ。俺もそれなりにご無沙汰してっからなぁ、酒で気分良くしようや。
 それで契約は完了だ、俺はお前サンを殺すような依頼は絶対に受けねぇし殺さない。

 
守ってやんよ


だからそんなに諦めてくれるなと、それを告げる。
相手なら十分に選んでいる。

男も女も関係なく、ただ純粋にあなたという個を見ているのだから。
(-95) 2022/01/19(Wed) 18:48:14

【秘】 こどもの アルレシャ → なんでも屋 アマノ

「わるいけど、いいひと……?」

善人の悪行もあれば、悪人の善行も存在します。しかし幼いアルレシャにはまだ難しく、右を見ながら左を見るかのような不可思議に思えました。
甘くて苦いお菓子のようなものでしょうか。じっと考えましたが、結局わかりませんでした。
暫くして、顔を上げました。

「じゃあ……アマノは、わるいひと?」

とてもそうは見えませんし、そう思いません。そんな眼差しだったでしょう。
アルレシャが知る『大人』は少ないですが、アマノは保護者いいひとだと思うのです。
(-96) 2022/01/19(Wed) 18:58:48

【人】 欠けた星 スピカ

>>湖畔

「う、ううん……」

紅茶の準備をしようと魔法瓶を手にしたまま困ったように唸る。ふわふわ浮いているカップと幼い少女を交互に見やり、自分の指でこめかみを数度とんとんと叩きながら返事を考える。

「…………アルが空のこと好きなのはよく分かったわ。
 それならこうしましょう。一人の時でも誰かと飛んでいても、絶対に怪我をしないって約束して。帰ってきたら怪我をしていないってことを、誰かに教えて。報告と責任は大事なことよ」

女は既婚者になって4年にもなるが、未だ子供がいない。
だからだろうか、或いは生来の生真面目さからだろうか、子供に分かりやすく物事を伝えることはあまり得意ではなかった。子供の視点が、わからない。
(33) 2022/01/19(Wed) 19:01:39

【人】 こどもの アルレシャ

>>湖畔

「……あ、わかった! えーと……」

何かを言い淀んでいると、小鳥が一羽やってきました。アルレシャの肩に止まると耳元で何かを囁きます。
耳が良いなら、『スピカ』と言ったのが聞こえるかもしれません。名前を教えてくれたようです。

「ふふーん……『しんぱいしょう』なんだねぇ。
 じゃあ、スピカがいたら、スピカにいったげる!」

一応の納得はしたようです。大人視点では及第点、子供視点では譲歩でしょうか。
心配されて悪い気はしません。子供は自分に関心がある人のことが好きですから。

漂っていたティーカップが、ようやくそれぞれの手元に収まりました。

……星空のお茶会は、これからです。
(34) 2022/01/19(Wed) 20:16:08

【神】 欠けた星 スピカ

「……え? 何? まだ子供、いるの……?」

これはどこかの時間帯、出口を探して聞き込みをしている頃。

「なんか、そんな気がする……? はっきりしないわね。
 それらしい姿は見ていないけれど……どういうこと?」

首を傾げながら使用人たちに聞き込みを続ける。
けれど女は決してイェドと呼ばれる少女にたどり着くことはないだろう。
ほんの少し生まれた引っ掛かりに、女はもう一度だけ首を傾げた。
(G0) 2022/01/19(Wed) 20:49:03

【人】 彷徨民 ウミ

>>24 ミズガネ
『ミズガネ。おぼえた』
『ウミこわくないよー……ミズガネ、おほしさまのひとたちをしってるの?』
『ウミのほしもしってる?しってた?』

わぁ、と目を輝かせます。
ウミが降り立った場所では、異星人という概念はまだ人々の中に存在しなかったのです。

『ウミたちは、とおいとこからきたの』
『ウミたちは、やまのようにおおきいんだよ』
『やまになるぐらい、おっきい』

とんとん。
軽やかに床を踏んで、料理の並んだテーブルに。

『そう!ぜーんぶおさかな!』
『しんせんなイロしてるから、きっとおいしい』
『しんぱいならフライもあるよ』

あれがこれ。これがあれ。それはしらない。
ウミも全部は知りませんでしたが、知っている料理はあなたに教えたでしょう。
おいしいんだよと、ウミはにこにこ。
(35) 2022/01/19(Wed) 20:49:25
 




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