06:16:48

人狼物語 三日月国


188 【身内P村】箱庭世界とリバースデイ【R18RP村】

情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


一日目

村人:1名、智狼:1名、聖女:1名、熱狂者:17名

【人】 とある物語

 

  そうして現代――
  再び世界は崩壊の危機に晒されるのでした
     箱庭再生の時は訪れたのでした


 
(0) 2022/12/14(Wed) 0:00:00
コミット要求:ON



【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 

[ ―― 昨日のパーティーの余韻の残る洋館。
 その朝に、その男は戻ってきた。 ]

 
(1) 2022/12/14(Wed) 0:02:43

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ 半年前、『愚者』であるアリスが見つかり、
 洋館には21人が揃っていた。
  その頃には、7年前に消えた『世界』は、
 もうどこかで死んでいるのだろう、というのが
 大方の見解になっていた。

  洋館育ちが、街へ行くと言っただけの軽装で、
 そう生きていられるとも思われなかったことと、
  それから――“まだ世界は崩壊していないのだから”、
 あれが生きているはずがない、というもの。

 …… 皆、そう思いたかったのだ。 ]

 
(2) 2022/12/14(Wed) 0:03:44

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ 俄に洋館は騒がしくなっただろう。
  「証持ち」を許容する洋館の職員や、世話係であっても、
  この未曾有の事態に、平然としていられる人間は、
  多くはなかった。
  それでも、表向き冷静を装える幾人かによって、
 「証持ち」たちに声が掛かる。

  「証持ちたちを此処へと集めてほしい」
  そう、『世界』の彼が言ったからだ。

  そして証持ちたちは今、
  洋館の玄関ホールへと集められていた。 ]
 
(3) 2022/12/14(Wed) 0:04:43

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ 7年前までの彼を知る者なら分かるだろう、
  彼が『世界』の証持ちその人であることを。

  彼を知らない者にとっては、
  それは初めて見る顔であるはずだ。 ]
 
(4) 2022/12/14(Wed) 0:05:18

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 

“ やあ皆。 久しぶりだね ”


 
(5) 2022/12/14(Wed) 0:06:29

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ しかし――その一言であなたたちは理解するでしょう。

  『
このひとは自分たちを作ったひとである


  と。 ]
 
(6) 2022/12/14(Wed) 0:07:11

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ そんなことは有り得ないはずなのに、
  強い感情に支配されて、
  それは真実で現実であるのだと、
  理解してしまうでしょう。
 
  このひとは、『箱庭の神』そのひとであると。
 ]
 
(7) 2022/12/14(Wed) 0:08:35

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
え? ワイの運命の彼ピやん
(-0) 2022/12/14(Wed) 0:10:10

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 
[ その強い感情に、喜怒哀楽、
  何が混じっているかは、それぞれでしょうが。 ]



“ 会いたかったよ、皆 ”
“ わたしの愛しき子ら ”



[ あなたたちがどんな状態であろうと、
  神は嬉しそうに語りかけてくるでしょう。

  神は本当に『箱庭の子ら』を愛しているのです
  神は本当は『箱庭の子ら』を愛していたのです。 ]
 
(8) 2022/12/14(Wed) 0:10:20

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
やっだ〜彼ピ〜♡
元気してた〜? マヂ会いたかった〜んも〜〜〜
(-1) 2022/12/14(Wed) 0:11:16

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 


“ さあ今度こそ、皆で幸せな世界を作ろう ”


“ こんな世界は、壊してしまおう ”



[ 事も無げに、神は言いました。

  誰のことも咎めることも出来ず、戒めることも出来ず、
  崩壊してしまった箱庭を、
  神はずっとずっと、愛していました。

  そして『箱庭の子ら』が揃った今この時、
  神は箱庭の再生と、今の世界の崩壊を願うのでした。 ]
 
(9) 2022/12/14(Wed) 0:11:52

【人】 ]]T『世界』 ヴェルト

 


“ ……けれど、もしも皆がこの世界が必要だというのなら ”

“ ……愛する子らの頼みだ、壊すのは止めにしよう ”



[ 神にとって、
  世界はふたつも要りませんし、
  愛する子らを痛め付けるこんな世界など、
  崩壊させるに値するものなのですが。

  それでも神は、あなたたちに道を与えました。 ]
 
(10) 2022/12/14(Wed) 0:12:53

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
神様、顔がいい。
(-2) 2022/12/14(Wed) 0:13:44

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 


“ 選びなさい、わたしの愛しき子ら ”



“ 世界を壊し、箱庭の再生を望むか ”
“ それともこの世界を愛し、生きることを望むか ”



[ 神の示した期限は――明日。
  それは人間にとっては、あまりに短いものでした。

  しかしあなたたちは
  一蹴することは出来なかったでしょう。
  少なくともあなたたちは、
  考えざるを得なくなってしまったでしょう。
  ――あなたたちの意思とは、関係なく。 ]
 
(11) 2022/12/14(Wed) 0:14:25

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 
[ 自らの伝えたいことを伝えると、
  『世界』の姿をした神は、
  外へと去っていきます。

  洋館のあちこちで、
  彼の姿を見掛けることは出来るでしょう。
  言葉を交わすことはできるかもしれません。
  しかし神が聞きたいのは選択だけです。
  何も言葉をくれないかもしれません。

  更に言えば――『世界』の証持ちの面影は、
  そこには見えることはないでしょう。 
]
 
(12) 2022/12/14(Wed) 0:15:05

【見】 0『愚者』 アリス

 

  あ…………


[ 怯える『愚者』がいました
  近くにいた人に、彼女は抱きつくでしょう。 ]
 
(@0) 2022/12/14(Wed) 0:16:04

【見】 W『皇帝』 シール

 

  ………………、


[ 呆けたようにする『皇帝』がいました。
  彼もどこか、何かを怖がるように見えるでしょうか。 ]
 
(@1) 2022/12/14(Wed) 0:16:59

【見】 Z『戦車』 トリス

 

  へえ
  面白いな。最高じゃないか


[ 喜色を滲ませる『戦車』がいました
  彼女はくくっと喉を鳴らすと、
  洋館の方へと歩いていきました。 ]
 
(@2) 2022/12/14(Wed) 0:17:42

【人】 『箱庭の神』 ヴェルト

 
[ やがて洋館へも聞こえてくるだろう。
  世界各地で起こる、天変地異の報が。

  今、本当に、世界は崩壊しようとしているのだ。 ]
 
(13) 2022/12/14(Wed) 0:19:52


2022/12/14(Wed) 0:22:21

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ほしねさんっ ほしねぴ……いえほしねしんっ(*ノノ)
すてきすぎるのです ごいのちからがくやまれるほどに
てんさい……

あなたがかみか
(-3) 2022/12/14(Wed) 0:22:40
『箱庭の神』 ヴェルトは、メモを貼った。
(a0) 2022/12/14(Wed) 0:24:23

2022/12/14(Wed) 0:27:13

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
アーーーー 肩書が変わってるう
(-4) 2022/12/14(Wed) 0:27:27

【独】 『箱庭の神』 ヴェルト

/*
15分を大幅にオーバーしてて。本当に申し訳ない
やはり間に合ってないじゃないか……!
あと肩書変え忘れる失態。笑うところ。

ぐだぐだ村建てではありますが本編もどうぞよろしくお願いします……
みんな、難しい役を振ってると思うんだけど、ほんとに上手くやっていただいてほんとに ありがとうございます 泣けてきちゃうな………………
わたしのために…………わたしのために…………………

P業を頑張りたい 余裕0(:3 _ヽ)_
(-5) 2022/12/14(Wed) 0:32:08
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a1) 2022/12/14(Wed) 0:32:21

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
  
――回想:シトラからの贈り物



[ その日、シトラから渡されたのは
 クロへの贈り物だった。

 皆それぞれに事情があって
 皆それぞれに大なり小なり思う所もある

 だから彼女が「渡してほしい」と頼むなら
 最初、見つめるだけだった彼女が口に出して願うのなら
 断るような事は無いけれど>>0:641 ]


  ……一筆、何か書いてみる?


[ かわいらしい形に紙を切って
 ノートに貼って渡してみるのとか、どう?
 そんな事を提案したのを覚えている ]
 
 
(14) 2022/12/14(Wed) 0:33:42

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 答えがどうであれ、
 シトラからの贈り物と
 自分からの贈り物も持って ]


  じゃー、行こっか。シトラ


[ 本日の主役へ渡しに行こうか ] *
 
(15) 2022/12/14(Wed) 0:33:51

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それはそれとして。
 運営を手伝ってくれるシトラには
 働いた分の報酬を望む形で渡そうね ] *
 
(16) 2022/12/14(Wed) 0:34:02

【独】 T『魔術師』 シン

/*
無事聖女〜
聖女……………(笑)

むらたてロルで力尽きるぼくがいますね……

・クロくんとユグくん
・マドカくん?
・ベルちゃんとゼロくん
・シャル姉さん
かなあ……

キュリアちゃんはお大事にね……!
重いの投げちゃってごめんね……!!
(-6) 2022/12/14(Wed) 0:40:09

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
キャーーーヴェルトさまーーー

なるほどこういうことなのね
つか決断1日って短くね?????()
(-7) 2022/12/14(Wed) 0:43:09
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a2) 2022/12/14(Wed) 0:46:33

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a3) 2022/12/14(Wed) 0:47:51

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――誕生日――

[ここに来て半年ばかりの幼いアリス。はじめての誕生日に、良い思い出を作れただろうか。
 七色のしゃぼん玉は、一週間前に渡した果実より、君を笑顔に出来るだろうか。
 歌声は、花火は、甘いお茶はいかが?
 もしも君が笑っていたなら、大成功。]
(17) 2022/12/14(Wed) 0:55:18

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――そんな日に、いつかのことを思い出したのは。
 これが彼女のはじめての誕生日だからか。]
 
(18) 2022/12/14(Wed) 0:56:01

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[決まってユグの誕生日に、顔を見せない悪魔ゼロ
 日頃から距離があるけれど、その日はいつもそれ以上。
 朝から晩まで、留守にしているのが毎年のこと。

 はじめて顔を合わせた瞬間に、殴られかけ。
 それからも、いくつも嫌味を投げかけられ。
 顔を合わせれば喧嘩腰、居合わせただけで回れ右。>>0:545
 そうしてゼロから離れていくから、距離が縮まることはなく。

 けれど離れれば離れるほど、ユグはゼロを気にしていた。]
(19) 2022/12/14(Wed) 0:56:37

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[はじめて迎えた誕生日。それが何をどうする日かも、他の証持ちの様子を見つつでぼんやりとしかわからなかった頃。
 洋館にいた証持ちたちから次々に祝われ、贈り物をもらい。
 腕にいっぱいになったところで、ひとり足りないことに気がついた>>0:684

 本当は、いないほうがいいのだろう。
 祝いの場に嫌味は似合わぬと、もしかしたら窘められるのはゼロの方かもしれない。
 それはゼロにも好ましくなく、顔を見せないのは正しい判断なのかもしれない。]
(20) 2022/12/14(Wed) 0:57:23

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[それでも、そこにいてほしかった。

君と仲良くなりたかったんだ
]


 
(21) 2022/12/14(Wed) 0:58:13

【人】 XII『吊された男』 ユグ




[だって僕らが歪んだままじゃ神様の箱庭は満たされない]


 
(22) 2022/12/14(Wed) 0:59:21

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[祝いの席が終わっても、ずっとゼロの帰りを待っていた。
 結局戻りに出くわせないままに、職員に部屋に返されたけれど。

 この溝をどうやって埋めるべきか、惑うまま四年が経ってしまった*]
(23) 2022/12/14(Wed) 1:00:14
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a4) 2022/12/14(Wed) 1:04:29

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 1週間前 ――


[皆で歌えれば素敵だと口にできる、>>0:590>>0:626
その澄んだ心持ちこそいっとう素敵だ。

かくいう私はその心持ちを素直に持てなくなってしまった。
それはいつからだ?
分かっている。分かっているよ。

私が洋館に住み始める1年は前に。
“あいつ”がここに来てからだ……]
 
(24) 2022/12/14(Wed) 1:09:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[……物思いに囚われる時間は幸い一瞬で済んだ。
指導役を二つ返事で引き受けるヒナギクに、>>0:628
ついに彼女も教える方になるのか、と思いつつクスッと笑い。
アリアとシトラを見送った後、ドラムセットを引き受けさせまいと動いたわけだけど。
こっちの考えなどお見通しというわけか。やっぱり。>>0:629]

  ……むむ。
  ヒナギクこそ、私よりコドモなんだから、
  年長者の言うことは聞いた方がいいんだよ〜?

[歳上であることをかさに着たアタックをしようと言葉を紡ぐのだけれど、
いやいやをするような様子に、結局、
“また”チェレスタの方が折れてしまうわけだ]
 
(25) 2022/12/14(Wed) 1:10:20

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[かくして、洋館の扉を開けるまで、よりは、
幾分か軽い荷物を抱えて歩き出す。>>0:630
ヒナギクがよろめくのを見れば、
こちらも荷物持ち中ゆえに、とっさに支えることはむずかしく、]

  あっ……だから言わんこっちゃないって。

[と言いつつあからさまに心配そうにちらちらり。
それから、もう何度目になるか分からないことを思う。

たとえみんな揃って歌うことが叶わぬ夢でも、
世界がいかに理不尽に覆われていようと、
この子が笑ってくれるだけで、己の『大丈夫』が強くなるんだって。

  だから無理しなくていいんだよ。

と、告げたい気持ちをシャボン玉のようにぱちんと弾けさせ、
チェレスタはヒナギクの望む話をたくさんするのだった*]
 
(26) 2022/12/14(Wed) 1:11:03

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 邂逅/『太陽』との場合 ――


[笑うことのない子、だった。>>0:679


そのことに真っ先に違和感をおぼえたのは、
私ではなく私の奥底にいる『審判』に違いなく。
目の前の光景への疑問、それから強い悲しみ、
何より「やっと会えた!」という強い歓喜が、
たちどころに意識を塗りつぶしていった。

  気がついたらその子の前に立って、
  手を伸ばしていた。

抵抗の様子がなかったなら手を引いて、
どこかへ連れ出そうかと衝動的に思い――
実行に移す前に我に返った。あやうく誘拐犯になるところであった。
連れ出す先なんてせいぜい、洋館の外の花畑くらいしか思いついていなかったけれど]
 
(27) 2022/12/14(Wed) 1:11:39

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  …………。
  あ、い、いきなり、ごめんね。
  私は。……チェレスタ。
  『審判』の証持ちだよ。

  といっても、ここには住んでなくて、
  お外で歌を歌ってるんだけど……。

[箱庭に時折遊びに来るようになってからというもの、
様々な『証持ち』を見てきた。
とはいえここまで初対面で感情が揺さぶられるのは初めてで、
戸惑いながら、名前と立場を名乗り。
やがて、当時の自分が十八番としていた歌を紡ぎ始めた。

目覚めの鳥が夜明けの森を抜け、高く羽ばたく様を。
その鳥のように心の翼をはためかせれば世界は変わるだろうという意思を。
声は現代の箱庭の中に溶け。
歌い終えた時、私は泣きそうな顔で笑っていた]
 
(28) 2022/12/14(Wed) 1:13:30

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  心配しないで、『太陽』。
  
は――いつでも
の味方だよ。

 
(29) 2022/12/14(Wed) 1:16:14

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それからというもの、洋館に遊びに来るたびに、
『太陽』の子のところには顔を出すようにしていた。
時には『塔』の子と一緒だったところに押しかけたこともあったかもね。
表情の変化がないと言っていい少女の前で、
身振り手振りも交えつつ、外の世界の話をした。
……綺麗なものの話ばかりして、綺麗な歌を歌って、]


  空、綺麗だね……。
  眠くなっちゃいそう。

[時には真面目に何もしなかったりした]
 
(30) 2022/12/14(Wed) 1:16:46

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[ヒナギクが太陽の如く、明るく真っ直ぐ笑っていられる今が、
ずっと続けばいいなんて、無邪気なことは思えない。
なぜなら、彼女が思うよりずっと世界は不条理だ。

世界は“そういうもの”だと、ほぼ直接的に言葉にしたことは一度、あった。
確か、彼女が広告塔のお仕事をするってことになった頃に]

  私は……あんまり賛成できない。
  『証持ち』の広告塔という存在に、
  嫌な感情をぶつけるひとが出たっておかしくないんだよ。
  まわりに『証持ち』がいないからそうしないってだけで。

[もし、ヒナギクに嫌な感情をぶつけられたら……、
そう思うと寒気がする。指先が震えそうになるから自分で自分の手を握った]
 
(31) 2022/12/14(Wed) 1:17:41

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[そんな一幕もあったけど。
今、世界のどこかでは機械の放つ波に乗って、彼女の声がする。
彼女自身が世界のどこかに赴くこともある。>>0:145>>0:146

どうかその輝きが曇ることがないように。
願うだけでは不条理を崩せないから――守るのだ。
今度こそ。最期まで。
*]


(32) 2022/12/14(Wed) 1:19:29

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
クロ>>0:529>>0:530大事(大事)
ヒナギク>>0:622(拾いたい)
アリア>>0:632>>0:633

ほかにもみおとしてそう
(-8) 2022/12/14(Wed) 1:20:39

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
具体的にどうやって守るのか? それはしらん(ぇ)

一座のやつが上手くやってくれるかもしれないし しないかもしれない
(-9) 2022/12/14(Wed) 1:21:19

【人】 X『教皇』 カルクドラ

──回想:不思議な『恋人』──

[ 正直戸惑うなというのが無理な話だった。
 逆に言えば、人はまず見た目から判断する証左でもある。
 無礼な行動、言動だったことは事実だが
 真実を探ることは無礼では無いと思っている。>>0:395]


  普通……か。
  
  何を以て普通と言うのか分からないけれど
  確かに僕は、他の人達より普通に近いかもしれないね。
 
(33) 2022/12/14(Wed) 1:22:29

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 親は子を愛するが故に
 子が“証持ち”であることを秘匿し
 子は親を守る為、自ら洋館に来る道を選んだ。

 その際、子は親に
「あなたの息子は死んだことにして下さい」と
 告げて去った。
 実際のところ、死んだら死んだで真偽はさておき
 子殺しと後ろ指をさされ、
 証持ちの子が生きているとしても、
 嫌がらせや迫害を受けることは少なく無い。


 証持ちというシステムは、やはり誰も幸せになれないと
 少年は大いに悩み、苦しみ成長を遂げていった。
 館に来てから、思い通りにならぬ厳しさと
 一人になった現実に潰され、箍が外れ
 素行が悪くなった経緯がある。]

 
(34) 2022/12/14(Wed) 1:22:47

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ そこがあくまで聖職者“ごっこ”でしか無い。>>0:396
 
この身に宿る魂が、清廉潔白な聖人君子でないことは
 男自身が一番理解している。


 その後、再度話をする機会があった時。
 妹さんと、お兄さんと話がしたい、と言えば
 話をさせて貰えただろうか。

 あのまま──何も分からぬまま
 終わらせたくはなかったから。*]
 
(35) 2022/12/14(Wed) 1:23:05

【人】 XIII『死神』 タナトス

― 回想 ―


  わ。シンに見つかった。
  逃げろー


[ 逃げる気なんてまるでない。
  シンにもきっと伝わると思ってる。
  ……恐らく。

  シンが隣に並んで、
  訪れてしまった小さな終焉に
  同じように手を合わせてくれたからね。

  彼はいつまでも無邪気な少年のようだった。
  吹き抜ける風と同じような。]

  手を引いてくれるのはどうしてかな。
  俺も君も、
  そこそこお兄さんになったのだけれど?

  
 [ だとか言いながら。
  君に手を引かれるのは嫌いじゃないから、
  解かれるまでは多分引っ張られている。

  今更誰かがそれに違和感を覚えることもないだろう。
  ようは よくある光景ってことだよ。 ]
(36) 2022/12/14(Wed) 1:25:17

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 洋館につれてこられて 幾日。 
  死体のような姿から、人にもどれた。

  記憶が少し、曖昧だった。
  
  ただひとつ、鮮明なのは、
  殺されそうになった時のこと。
  

  魂が震える、恐怖する。
  俺と、    
わたし?

 
  


  ぼんやりとした意識のなか
  この屋敷のなかで、俺ははじめて
  誰かの声を聞いたんだ>>0:474


  ……シン、
  ヴェルト、


[ 魔術師と、世界の証持ち。
  初めて出会った 自分以外の証持ち。

  それ以前に
  俺にとっては初めての、友達。
(37) 2022/12/14(Wed) 1:26:46

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:ユグ ──

[ 南国果実はどうやらアリスの元に行くらしい。>>0:430
 誕生日前の少女に向かうのは妥当だろう。
 アリスのことになると穏やかな笑顔が戻るが
 「先生」の名が出ると、表情が固まること数回。]


  ……そうだね。ついて行くだけなら。
  でも、選ぶのはユグが選ぶんだよ。
  彼だって、可愛い教え子が選ぶ方が喜ぶだろうから。


[ 断りたかった本心に対し、
 大人げない姿を見せたくないプライドと
 優しい彼の気遣いを無下にしたくない。
 二つの要因が競り勝った。>>0:431
 
 ユグの猛追は続き、勢いに負けた感じで頷く>>0:432
 いざとなれば用事を思い出した、と途中で抜けても良い。
 フォルがいれば助け舟を出してくれるかもしれない、と
 悠長に考えていた。

 フォルは同じ年に洋館に来た、言わば同期である。
 (彼の方は以前から遊びに来ていたが)
 略称で呼ぶ程度には仲は悪くない。
 居合わすことがあれば、きっと察してくれるだろうと。]
 
(38) 2022/12/14(Wed) 1:27:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 『教皇』が『死神』を殺害した現場を
 『吊るされた男』は見ていない。

 何せその時、既に死んでいるのだから。

 『吊るされた男』の死は、『死神』だけでは無く
 『教皇』自身も甚く悲しみ、涙で頬を濡らしていた。

 とはいえ、この先更に泥沼化する対立を
 見ることが無かったのは 『吊るされた男』にとって
 幸せだったのかもしれない。*]

 
(39) 2022/12/14(Wed) 1:28:12

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ アリスの誕生パーティーの合唱の話題が出れば
 人数が多い方がアリスも喜ぶだろう、と
 強制はしないものの背中を押し、何なら一緒に選ぼうか、と
 こちらでは協力を申し出る。>>0:433

 アリスでは無く『愚者』呼びになり、
 彼が不安に感じることと言えば、即座に思いつく。]


  ……ゼロのことか。
  大丈夫だろう、さすがに。


[ 箱庭崩壊の幕を開いた
 少し前まで祈祷室の常連だった『悪魔』の姿が過る。]
 
(40) 2022/12/14(Wed) 1:28:24

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 明るい君の声は、
  かなり俺の救いになった。


  俺の始まりは君から。
  年頃も近い君のこと、
  俺も気安く感じているし

  もし何かあったら力になりたい、
  ぐらいには、思っている。 ]

 
(41) 2022/12/14(Wed) 1:28:33

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ ユグとゼロの関係はあの通りではあるが
 男とゼロの仲は悪くは無い。
 寧ろ素行の悪い男と生真面目委員長気取りの
 組み合わせにしては、上手く嵌っているとも言える。


 程度の差はあるとはいえ、この洋館に居る者全て
 魂が過去に縛られていると言えよう。、
 何せ魂の縁だけで一つ屋根の下に集まっているのだから。



 ユグの背中をぽんと軽く叩き、もう一度
 「大丈夫」と呟き、祈祷室を後にした。

 その後、結論としては
 売店に同行したものの、フォルの接客にうまく乗り
 ホリックゼリーを推し>>0:539
 ユグが微妙そうな反応を見せれば>>0:565
 角の立たないラベンダーとブルーローズの
 ハーブセットをお勧めしたのだった。**]
 
(42) 2022/12/14(Wed) 1:30:35

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ シンがヴェルトを慕うように、
  俺もヴェルトには心地よさを覚えていた。 ]


  ……名前か。
  俺には 無いんだ。


  だから 『 』

  そうだ ヴェルト
  君がつけてくれないかい?
  おにーちゃんがつけてくれるなら
  それがいいと思うんだよ。


[ ね、と。シンに同意を求めた。
  いつかの夜のお話会。

  ヴェルトはどこかの言葉で『世界』を表すらしい。
  と、ヴェルトは持っていた本を指差した。

  どこかの言葉で「 死 」をあらわす、らしい
  タナトス。
  
  そのままだけれど。
  俺には相応しい。 そう思うよ 
  それが俺の中にある、『世界』との思い出。* ]
(43) 2022/12/14(Wed) 1:31:59
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a5) 2022/12/14(Wed) 1:36:40

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 1週間前 ――


[自室に荷物を置いて身軽になったのなら、
食堂に赴いて無事お茶会と洒落込めたか。

チェレスタはお茶のブランドには詳しくなく。
また、うんちくを聞かせられながら飲めば美味しさがわかる……と思っているので、
アリアには「今日のお茶はどんな感じ?」と訊ねもした]
 
(44) 2022/12/14(Wed) 1:37:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[くつろぐ時間を終えたら売店に顔を出そうと考えていた。
シャルレーヌに歌のことで用があるのが半分、
1日半ぶりの顔出しついでに何か買っていこうかというのが半分。
出張お手伝いの出演料の使い道といえばささやかな買い物くらいしかないので。

ゆえに、シャルレーヌに声をかけられた時には、>>0:562
半分の用事が済んじゃうかな、とは思うものの、
まずは向こうの話を聞くのが先決]

  シャルレーヌも。ただいま。
  ふむふむ……。

[もしも話が推薦の件ならば、>>0:561
「よろしいまずはオーディションよ」と軽いノリで告げる。
オーディションといっても歌を聞くだけだし、
それこそ、
すっっっっごく下手
>>0:462でない限りは、
あっさり採用しちゃう運びとなるだろう**]
 
(45) 2022/12/14(Wed) 1:46:49

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
ウオオオオオ やるしかねえ
(-10) 2022/12/14(Wed) 1:50:44

【人】 IX『隠者』 アリア




      ―― 随分と身勝手な神様ですね。


[ その場は静まり返っていたか、
 あるいは平静を失った外野のざわめきがあっただろうか。

 どちらにせよ。
 全員の集められたホールに、そんな女の声が落ちた。 ]
 
(46) 2022/12/14(Wed) 1:55:01

【人】 IX『隠者』 アリア


 [ きっと彼女は愛しているこの世界を、
  あればいいと彼女は思うのだろうか。

  ならば世界は滅びずこのまま在る方が良いだろう。
  けれど滅びるなら、止めはしない。

           私はそれでいいと思っている。 ]

 
(47) 2022/12/14(Wed) 1:55:38

【人】 IX『隠者』 アリア



      [ …… 少し昔のことを思い出した。 ]

 
(48) 2022/12/14(Wed) 1:55:57

【人】 IX『隠者』 アリア


[ この声がどこまで届いたかは定かでない。
 誰かに反応されるならそれはそれでいい。

 怯えるアリスが誰かに抱きつく。>>@0
 呆然とするシールの姿、>>@1
 こんな時にだってらしい反応をするトリス。>>@2

 その全てを目に、私はひとりのもとへ歩み寄った。 ]
 
(49) 2022/12/14(Wed) 1:56:19

【人】 IX『隠者』 アリア



  フォル。

  私はあなたの考えに興味があります。

 
(50) 2022/12/14(Wed) 1:56:32

【人】 IX『隠者』 アリア


[ いつか。

 初めて聞く声で語られた思いを>>0:234
 遠く見果てぬ夢の一欠片を、
 私に話してもいいとしたその信用には報いようと思った。

 まあ、普段はたびたび人に店番をぶん投げて
 花畑で午睡に励んでいるような人物だけれど。
 (正当な休暇であることもあるとは思う、たぶん)

 売店の引き出しに収められた薬は>>0:237
 本人を捕まえるほどでもないと思うような瑣末事に。
 証持ちには基本は無用の長物であろうが、
 職員に利用されることもたびたびあると聞く。>>0:654

 「どうせ暇なので」の延長線上で
 仕事を果たして報酬を得る、>>0:236
 そんな只人のような体験がすっかり組み込まれた日常 ]
 
(51) 2022/12/14(Wed) 1:57:03

【人】 IX『隠者』 アリア



 [ 例えば。

    『22人が揃っても世界は滅びなかった』>>0:235

         それが事実として存在したならば―― ]

 
(52) 2022/12/14(Wed) 1:58:01

【人】 IX『隠者』 アリア




    これはあなたにとって好機たりえますか?  


[ それは人を説得し得る材料になると。
 ほんの欠片の夢を、実現する足掛かりとして
 私もあなたも全てが世を去っても続く未来まで
 希望をかけるほどの価値は、期待値は世界にあると思う? ]
 
(53) 2022/12/14(Wed) 1:59:00

【人】 IX『隠者』 アリア




  明日の朝、答えを聞かせてください。

  私はそれを参考にしようと思います。


[ 一日。たった一日の検討時間で、
 いかな結論へと至るのかは誰にもわからない。

 けれどどう転ぶことになろうとも、
 その一日を共にありたいと思う存在は、
 きっと他にあるはずだ。彼も、……私も。 ]
 
(54) 2022/12/14(Wed) 1:59:25
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a6) 2022/12/14(Wed) 2:00:02

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それでは、とフォルから視線を外し踵を返す。
 そのまま場を辞そうとして、
 今度は、シトラの前でいったん足を止める。 ]


  シトラ、
  私は上にいるから、会いたくなったら来て。

  ひとりで考えたいならそれでいいし、
  ひとりが不安になったら私がそばにいる。
  他の人と話してみるのもいいと思うし、
  お茶でも飲んで落ち着きたくなったら、
  また一緒に、お茶会しよう

  ……私のブレンドはなんか薬っぽくなるし、
  やっぱりスペシャルブレンドがいいかな


[ 茶葉あったっけ、と独り言ち、意識して表情を緩める。
 下手な笑顔だ。元々ちっとも慣れちゃいないけれど。

 またあとでね、とやさしく言葉をかけて。
 彼女の返事を聞けば今度こそ、
 上りの階段を、すたすたと登っていったのだろう。 *]
 
(55) 2022/12/14(Wed) 2:00:32

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ちなみにこの場合の「上」とは
 洋館三階に位置するタナトスの温室>>0:391
 …の片隅を借りた、小さな薬草園のことである。

 洋館に来た当初に本人に許可を得て
 少しだけスペースを分けてもらったのだ。
 メインの菜園の方に訪れるタナトスや誰それと
 居合わせて会話をすることもあったのかもしれない。 **]
 
(56) 2022/12/14(Wed) 2:01:06

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
!?


あ ぁ ありあさん
とけ
(-11) 2022/12/14(Wed) 2:02:07

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ありあさんに さいんをいただく
こころのゆうきを じゅんびうんどうしないと……

こ こんなにすてきなぱんをいただいてしまい
うさぎは うさぎは
ふぉるすうらやまうらめしやなのです
(-12) 2022/12/14(Wed) 2:06:28

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
――売店:シャルと


[ 無理に強請る事は無い
 彼女に怒った事は――基本的に無かったと思う
 それは、館に住む全員にも通じるけれど。

 けれど、頼られないというのは
 長い付き合いでもあればこそ
 少しばかり思う事はある>>0:558 ]


  そっか
  大丈夫ならいーんだけどね
  まあ、でも、話してくれたら嬉しいよ

  そしたら嫌な夢も少しは楽になるかもしれないし
  怖い夢も笑い話に変えられるかもしれないし

  てか、今更遠慮する仲でもないでしょ〜


[ そう言って笑った ]
 
(57) 2022/12/14(Wed) 2:08:36

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ アリスのプレゼントの話には ]


 そうかなー?
 もうおじさんだし、アリスの趣味についてけるか
 心配で心配で……

 ふは。
 シャルはそうやって俺を甘やかす〜
 次の誕生日は気合い入れて選ばないとね


[ 期待してくれていいよ、なんて。
 お世辞ではないだろうと思えるから
 だからそんなハードルも軽率にあげられた ]
 
(58) 2022/12/14(Wed) 2:08:54
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a7) 2022/12/14(Wed) 2:09:00

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 誕生日当日に会えた事は一度も無いけれど
 一度だって彼女への祝福を忘れた事は無い

 幼い頃、両親の手伝いを頑張って
 シャルの誕生日プレゼントに贈ったペン

 お揃いのものを自分にも買って
 覚えたての文字を一生懸命教えたな、と
 ふと思い出して懐かしくなった>>0:553

 あの頃のものは 流石にもう無いだろうけれど
 贈ったものの一つでも、彼女の元で眠っていたなら嬉しい ]
 
(59) 2022/12/14(Wed) 2:09:06

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 前のめりになった彼女には瞬いて
 くすり、と笑い声が漏れた>>0:604 ]


 良かった!
 じゃー明日は早めに出ようか
 シャルの行きたい所も回れるようにさ

 あーでも夜のライトアップとかも
 前に見た時と変わってるから見てほしいなー

 ――楽しみだね


[ 明日はきっと、楽しい日になる ]
 
(60) 2022/12/14(Wed) 2:09:19

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 当日のお楽しみ!
 なんとなくそう言われる気がしていた>>0:561
 だから彼女が歌を披露してくれたなら
 今ひととき、彼女の歌声に耳を澄ませよう ]


  おー!
  30点!


[ なんてね。なんて笑いながら拍手を贈った。 ]  
 

  それにしても当日がますます楽しみになったな……
  やっぱもう少しだけ、アンコール!


[ このおねだりは多分失敗した。無念。 ]
 
(61) 2022/12/14(Wed) 2:10:31

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 歌は処世術の為にも人並みに。
 前のめりリターンズには笑みを深めて>>0:561

 まあ、でも
 把握しているメンバーは女の子が多い
 雄々しい声がのったらハーモニーが崩れそうでは……
 程度の事は思うわけで。

 チェレスタに審判してもらうとしよう
 チェレスタだけに ]


   チェレスタ、帰ってきた感じかな?
   ――お粗末様でした


[ 淹れたのはスミスだけれど、まあ様式美として。
 売店を後にするシャルを見送った。
 その背に、合格を下す審判の未来視を訳も無く得た>>45 ] *
 
(62) 2022/12/14(Wed) 2:13:44
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a8) 2022/12/14(Wed) 2:21:15

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
せかいはほろびる
(-13) 2022/12/14(Wed) 2:24:47

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 洋館三階:薬草園


[ 先述の通り、タナトスの温室の片隅にそこはある。

 趣味のために全てを融通してもらうのも骨。
 この環境でも栽培できるならそれがいいと、
 許可を得て場所を借り、適応するものを数種育てている。
 季節によっては花を咲かせ良い香りがするらしい。

 そこにいるという言葉を聞いた人は他にもいるだろう>>55
 シトラでも、他の誰かでも、
 薬師もどきがそこに来る者を拒むことはない。**]
 
(63) 2022/12/14(Wed) 2:29:20

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―続・クロのむかし―

[ある時、クロのいる村に中央から政府関係者の人間が訪れた。幼い息子を連れての旅行中で、村には目的地の途中で立ち寄ったらしい。身分の高い者らしく、従者を連れていた。]


宿?あるよー。
この道を真っ直ぐ行って……、


[偶然、従者の一人がクロに声をかけた。

仕事中に暑くなって、ズボンを捲り上げて膝を出していたクロは、道案内中に従者にその証を見られてしまった。視線に気づき、わーしまった!とクロは逃げた。外から来た人には特に見せないように、と言いつけられていたのに。

特徴的な痣。隠すような態度。従者は、証持ちと思われる子供だと判断し、政府にすぐさま報告を送った。その人が真面目で、迅速な行動をとったことが、クロにとっての幸運だった。>>0:204
(64) 2022/12/14(Wed) 2:29:48

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[子供というものは、じっとしていられないものだ。

村の子供たちを見つけた旅行中の少年は、父親から離れて遊び仲間に入れてもらいに行った。用事があった父親は、危険な場所や遠くへは行かないように、と息子へと言いつけた。

子供というものは、遊びに夢中になると大人の注意や言いつけなんて忘れてしまうものだ。

村の子供たちと近くの川へ遊びに行った少年は、足を滑らせて、水に流されて。


行方不明になった。]
(65) 2022/12/14(Wed) 2:30:59

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[村中の大人たちで探索し、翌日見つかったその少年は、下流で変わり果てた姿になっていた。遺体に縋る父親の姿は痛々しく、見ていられるものではなかった。

息子を川に誘った犯人を出せ、出さねば村ごと消してくれる。

怒りを顕わにした父親は、冷静さを欠いていた。
悲しみを怒りに変えなければやっていられなかったのだろう。

村の大人たちは「探します」と何とか宥めて、暴発しそうな父親を宿に残し、離れた場所で話し合った。

子供たちを差し出せば、そのまま殺してしまいそうな勢いだ。しかし、少年が亡くなったのは実際、不幸な事故であって子供たちは加害者ではなかった。

かといって、子供たちを匿えば村ごと本当に潰されるかもしれない。相手は政府のお偉い様、ただの脅しかもしれなかったが、怖れを抱かせるには十分だった。

だから。

証持ちの子供を差し出そう、という意見が出たのは、自然な成り行きだった。]
(66) 2022/12/14(Wed) 2:33:37

【人】 ]『運命の輪』 クロ

違うよ、僕は遊んでいないよ。
だって、だって、僕は仲間に入れてもらえない、


[連れていかれそうになり、必死で訴えたけれど聞いてもらえない。クロが村の子供たちに近づけないのを知らない者はいないはずなのに。

こうなるのが当然だという目で見る者。
罪悪感からか目を逸らす者。
「ねえ、さすがに……」と躊躇う者がいる。
「いいや、証持ちは丈夫らしいから、死なないだろう」と打ち消す者がいる。

時折親切にしてくれた一部の村人の間にすら、仕方がないという空気が広まっていて、助けてくれる者は一人もいなかった。なおも訴えようとするクロの肩を、村長が叩いた。]
(67) 2022/12/14(Wed) 2:36:10

【人】 ]『運命の輪』 クロ



「わかってくれ、クロ。
お前が罪を被ることが、この村にとっての幸運なのだ……」

  
(68) 2022/12/14(Wed) 2:37:18

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[その囁きがとどめだった。
誰も味方がいない中、訴える気力も失って、あとは黙って連れられていった。

宿に連れてこられたクロを見て、従者の一人が何か言いたげな顔をしたが、俯いていた少年は気づかなかった。]


僕が……僕が、あの子を川に誘いました。
ごめんなさい……


[事前に用意された台詞を言い終わる前に、顔に衝撃を受ける。大人から本気の力で殴られて、クロは床に転がった。子を失った親の悲しみを、暴力という形で受け止め続けるしかなかった。]
(69) 2022/12/14(Wed) 2:38:09

【人】 ]『運命の輪』 クロ

(悲しいんだな、この人はとても悲しいんだ)
(悲しいのは嫌だな。……すごく、痛いし)


[あまりの勢いに従者が止めても、今度は従者が殴られる始末。普通の子供ならば死んでいたかもしれない。
けれど、証持ちは確かに丈夫だった。

ぼろぼろになって動けなくなったクロを、ようやく落ち着いたらしい父親は「捨てておけ」と従者に命じ。従者は「あの人の気が変わる前に行きなさい」とこっそりと囁いて、クロを宿の外まで支え、解放した。

手を貸してくれたのは、その人だけだった。]
(70) 2022/12/14(Wed) 2:38:52

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[よろよろと、足を引きずりながら村の中を歩いた。
家の戸はどこも閉まっていた。巻き込まれるのは御免だというように。

ふらつきながら、寝床の羊小屋までたどり着いて、扉を開けようとした。


……開かない。

扉には鍵がかかっていた。
咎人とは無関係だと装いたかったのか。牧羊犬ですら今夜は家の中に閉じ込められているようだった。

友達に会う手段も封じられ、どこにも行き場はなく。
当てもなく歩いていたら、村の近くの森に入り込んでいた。

足元が覚束なくて、石に躓いて転んだ。]
(71) 2022/12/14(Wed) 2:40:17

【人】 ]『運命の輪』 クロ

う……う、ぅ……
わああああああああ!!!!



[それがきっかけとなり、クロは初めて大声をあげて泣いた。

いつかは村人たち皆とも分かり合えるのではないかと思っていた。大切に心の中に貯めていた小さな親切たちは、偽りだったのだろうか。

痛くて、寂しくて、悲しい。

「お前の不幸は我々の幸運だ」と言われたのが一番、悲しかったかもしれない。]
(72) 2022/12/14(Wed) 2:42:46

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[その日は、僕にとっての人生最大の不運が訪れた日で。

僕にとっての人生最大の幸運が訪れた日でもあったんだ。]*
(73) 2022/12/14(Wed) 2:43:27

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:洋館/17歳の誕生日 ──



[ 毎年誕生日の数日後に帰郷するのが習慣になっていた。
 一目を避けて夜更けにそっと洋館を発つまでして帰るのは
 あまり気乗りのしないものだったけれど、家族らしい行事
 は、まあ、不快なものではなかった。

 洋館での暮らし、ナハトと過ごす時間に少しずつ満たされ
 精神的にも安定してきたのか、疾うに諦めていた人たちが
 歩み寄ろうとしてくれることを素直に受け入れられた。

 17歳の誕生日を迎える一週間前。
 いつものようにそれを知らせる手紙を待っていたけれど、
 待てども知らせは届かない。
 手紙を書いても宛先不明で戻ってくる有様に、なんとなく
 指先が冷える感じがする。

 洋館の職員に、父を──コールリッジ卿について調べて
 もらうように依頼した。
 中央の邸宅の主に何かがあるなら、調べることも容易で
 あろうと、その報せを待つ。 ]
 
(74) 2022/12/14(Wed) 2:46:16

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
く、くろ!!!!

すきだ
めちゃめちゃ甘やかしたい
悪魔は甘やかさない(ほんとかな?)

クロはさあ
助けたかった弱いこどもにもみえていて
絆される可能性おおきいのはあります
(-14) 2022/12/14(Wed) 2:46:22

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 春、雨上がりの朝に生まれた。
 宿命だったのか、
 或いは二人とも死産の筈が、証持ちだけがその性質故に
 生き残ってしまったのか。
 一人きりで生まれた日。


 喪失感に身も世もなく泣くしか出来なかった、
 丁度こんな日だった。

 
 握り潰した報告書。ただ窓の外を見ている。
 約束の時間になっても現れないので迎えに来てくれた彼
 を声だけで部屋に招く。

 
 
「卿は半年前に職を辞し、中央の邸宅を引き払い、
 婦人の療養の為に南に小さな屋敷を買って暮らしている」


 そうだ。

 
 ──何かを、期待していたわけじゃない。
 ただ、そこにあることだけは疑っていなかったものが
 なくなっただけだ。 
 たとえば、愛はなくとも、家族の繋がりだとか。 ]
 
(75) 2022/12/14(Wed) 2:48:03

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ でも、────ああ、それでも。
 
 それは長い夢を醒すノックの音だった。

 

       
「 ──ねえ、どうしていないの?」




 いつかの少女の嘆きがリフレインする。     ]
 
(76) 2022/12/14(Wed) 2:48:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 


[   ねえ、どうしていないの?  ]


 
(77) 2022/12/14(Wed) 2:48:42

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 知りたくなかった。気付きたくなかった。
 どうしたって 生きて いる ことを許してはくれなかった。
 生きていたくて、でも許されない気がしていて、
 それを誰かに本当はあなたたちに認めて貰いたかった。
 でもその答えがこれなの。 ]
 
(78) 2022/12/14(Wed) 2:49:00

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 駄目だってわかってた。
 兄がいて、私がいて、家族四人が あなたたちの望む
 完璧だった。でもどうしたって わたしたちはひとり
 で。

 ──── ひとり、で。 ]
 
(79) 2022/12/14(Wed) 2:49:18

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 本当は、何もない? ]
 
(80) 2022/12/14(Wed) 2:49:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

[ 彼は何か声をかけられただろうか、
 それとも沈黙を守っただろうか。
 窓を睨む自分には何も聞こえない。一瞥もしない。
 考えるのは苦手だ。考えることに疲れてしまったから。
 なのにずっと考えている。割れる様に頭が痛い。
 アリアの薬なのに、おかしいや。
 いくつ飲んでもちっとも効きやしない。 ]


  17年前の今日も、こんな日だったそうだよ


[ 来てくれてありがとう、
 と言いたかったような気がする。 ]


  きみと出会ったあの家にはもう帰れないみたい


[ ごめんね、少し体調が優れなくて。
 と伝えたかったような気がする。 ]


  おんなじ日にまたなくしたんだって。笑っちゃう


[ だから食事は一人でしてきてね?
 とお願いしたかったような気がする。]
 
(81) 2022/12/14(Wed) 2:50:56

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 頭がぼうっとする。
 
 
ねえ、どうしていないの。


       その答えは
「ここにいるからだよ」
と。


 根拠もない。確信もない。ただそう信じただけだ。
 信じる心を支えたのは胸にある証で、
 辻褄を合わせると成程しっくりときてしまったのだ。
 しっくりときてしまったから狂うしかなかったのだ。
 
 『恋人』が真に一人で生まれてきた例はないという。
 二人で証を持って生まれてくるか、箱庭の『恋人』の
 ように二人でひとり生まれてくるかだそうだ。

 なら私は何なんだろう。
 手を取り合う片割れも、心で繋がる片割れも持たないの
 ならなんで生まれてきたの、なんでまだ生きているの。


 神様はどうして完璧につくってはくれなかったの。 ]
 
(82) 2022/12/14(Wed) 2:52:43

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ いつか、完璧だと言ってくれた人>>0:356を見遣る。

 ────完璧では、ないなら。

 羨ましいと言ってくれたのも>>0:350
 綺麗だと褒めてくれたのも>>0:352
 ふたりにとくれたプレゼントも>>0:357
 離れたくないと言ってくれたことも>>0:360

 完璧なわたしたち に向けられたその全ては、
 私のものにはならない。
 
 彼が求めるのは私じゃない。

      それなら、いつかきっと、今日のように。 ]


  ……あなたもいつか私を置いて行くのね


[  置いて行かないで  と縋りたかった気がする。 * ]
 
(83) 2022/12/14(Wed) 2:53:22

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それから。

 倒れてベッドに運ばれて、医者に診せられて、
 薬の包み紙から過剰摂取をしこたま叱られて、
 安静のために寝る様にと言い付けられ泥のように眠って。
 また起きて考えて寝て。
 そうして意味不明な言葉を投げられて戸惑っているだろう
 彼に何も返せないまま、思い至ったことがある。


 正気か狂気かの違いだけで、結局何も変わっていない。

 墓の中の猫にいる猫の生死を問う思考実験と同じだ。
 片割れが『恋人』だったのかどうかなんて、
 『恋人』にわからなければ神にでも聞くしかないのだ。

 だから真実なんてどうだっていい。構わない。
 これまでどおり、それでいい。
 
      ねえ、お願いだからここにいて。
      ここにいてよ、お兄様。        
* ]
 
(84) 2022/12/14(Wed) 2:54:16

【人】 XIII『死神』 タナトス

― 対峙 ―

[ 洋館にはいろんな境遇の証持ちがいる。
  いろんな思想の証持ちがいる。

  シンのように友達と呼べるものもいれば
  簡単には絆されてくれない悪魔のようなものいる。

  吊るされた男を迎えにいく、前の話。
  その時はやってきた。 ]
(85) 2022/12/14(Wed) 2:55:14

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 彼の名はカルクドラと言う。
  『 教皇 』の証持ち。


  過去の死神はそれはもう。
  教皇に憎まれて憎まれて。
  念入りに殺された。


  なら。
  多分俺と君は関わらないのが正解だ。


  殺される痛みは 今も知ってる。
  ……彼が俺を殺すわけじゃないのも、わかってる。
  俺にだってこわいものはあるよ。
  けれどそれは、
  理不尽に向けられたいものじゃないはずだからね。

  だから、

  彼が来た事を知っても、
  暫くは会わないように注意もした。

  それでも同じ館にいる以上。
  いつまでもそれが叶うわけじゃない。 ]

 
(86) 2022/12/14(Wed) 2:58:37

【教】 XIII『死神』 タナトス




  なぜあなたがいて
  だれもすくえないのですか?

  すくうきもちは ほんとうにありましたか?


 [ 死神は叫びました。
   穏やかで、平穏な箱庭。

   教皇の存在は、死神にとって
   

   意味のない、自分とは違って



   まるで箱庭そのもののようだと、感じていました。
   
   慈愛の聖者。
   死神は、信じていました。

   あなたを ]

 
(/0) 2022/12/14(Wed) 2:59:29

【人】 XIII『死神』 タナトス

― ・・

 あ


[ 確かにここは 倉庫だった。
  誰も使ってはいない筈の。
  だからそれを君が祈祷室に変えてしまったところで
  何一つ問題はない。


  ……そうだね、
  ここには傷ついた子もたくさんいて
  誰かに話を聞いてもらう。
  そんな機会は確かに必要だったろうね。  ]


  

  あなたが?それを?
  なんのつもりで?



 
(87) 2022/12/14(Wed) 3:00:33
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a9) 2022/12/14(Wed) 3:01:19

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 君よりも先に屋敷に来たから
  少しだけ、君より屋敷の思い出は多いんだ。


  誰も使っていない倉庫。
  ここはね、俺が時々忍び込んでた場所だった。


  時折思い出す、死んだときのこと。
  眠れなくて、苦しくて。
  まだ克服しきっていない頃の話。


  シンには心配をかけたくなかった。
  一人、怯えている俺を
  時折ヴェルトがここで、話を聞いてくれていた。


  掴みどころも、
  時折謎かけみたいな事も言うけれど
  ヴェルトが居てくれると心が休まって
  ちゃんと俺はもう一度朝を迎えられたんだ。

  よりにもよって、君なんだね。 ]

 
 
(88) 2022/12/14(Wed) 3:01:25

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 祈祷室に見事変貌を遂げた、倉庫の扉。
  誰も居ないと思ってあけたから。

  カルクドラは居たかもしれないね。
  いないかもしれない。
  
  どちらにしたって多分声は漏れてしまった。 ]

 
(89) 2022/12/14(Wed) 3:04:31

【人】 XIII『死神』 タナトス




  つぎはうまく やれるといいね



[ ……さあ。
  どうしてこの言葉が漏れたのかは

  俺にはわからないや ]**
(90) 2022/12/14(Wed) 3:08:13
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a10) 2022/12/14(Wed) 3:15:56

XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a11) 2022/12/14(Wed) 3:16:09

【独】 XIII『死神』 タナトス

/*えーんねむい 一日中ろるかいてんのになにもおいつかない
書いてる割にインがおそいけど かいてるよ!(?)
ユグをかまいにゆきたい気持ちもあります
でもねむい
とりあえずヴェルトにひっつきにいきました


始まりましたね!お願いします!
ほんまに1dですかってなっている 情報量
あとほんまにみんなしってるひとですか??
みんなRPの幅化け物ですか???

あとは何人くらい
死神って文字面だけであさきやおもてる人が 
いるんでしょうね 一人くらいはいる気がします。
ねむいです。 永眠!
(-15) 2022/12/14(Wed) 3:25:23
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a12) 2022/12/14(Wed) 3:25:23

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
明日こそは…
キュリアちゃんと…魔術師さんと…
シャルと…クロくんに…ろるを…0(:3 )〜(:3 _ヽ)_
(-16) 2022/12/14(Wed) 3:35:26

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
台本とちゃうやんけ!!!!!!!

とベルちゃんの肩がっくんがっくん揺さぶってるなう
わかるよ…ナハト凄いもんな…好きになるわあんなん…
恋距離遠愛がぐるぐるするんじゃ^〜

それはさておき軌道修正せんとまずいので、
明日もがんばろうね、ね、ナハ太郎。(ごめんなさい)

フォルスと神様になんかしてから寝たい
(-17) 2022/12/14(Wed) 3:42:37

【人】 ][『月』 エーリク

[ あれが欲しいと願えば、大抵のものは
 与えられ

 労せずとも、時間になれば食事が
 与えられ

 誰もが親切。

 それで満足できるような清い心をもっていれば
 良かったのに。 ]
(91) 2022/12/14(Wed) 4:29:39

【人】 ][『月』 エーリク

[ 憧れていた人が居た。

 座長と共に何度も自分の家に訪れていた
 少し年上の少年だった。

 彼は座長の一押しの子役であった。
 それなり地位のある家だった自分の家は、
 その劇団を気に入って、投資していた。

 劇場への出資の他に、彼らを取り立てていた。

 今をときめく俳優達を家に招いて
 食事会をする機会が多かった。

 自然と接する機会は増え、六歳の誕生日を前に
 "君も一緒に演ろう"と誘ってくれた彼に頷き、

 己も劇団の仲間となった。
 遠慮するような素振りを見せる大人も多く居たが
 天真爛漫、何事にも一生懸命取り組む少年に倣い
 後をついて回る姿に絆されたこともあり、
 また、道楽ではなく、純粋に演じることを愛して
 いた事もあり、やがて、家族よりも家族に近い
 関係を構築していった。 ]
(92) 2022/12/14(Wed) 4:29:59

【人】 ][『月』 エーリク

[ そんなある日のことだった。

 初めて、自分の力で主役を勝ち取った日のことだ。
 兄のように慕っていた彼は笑顔で、それを祝福してくれた。

 端正な顔立ち、街に出れば瞬く間に
 人だかりが出来るような人気俳優だった彼に
 褒められ、激励され、天にも昇るような心地だった。

 
余談ではあるが、己の顔立ちは
 "作りやすい"と評判だった。

 誰もが振り返るような美貌の持ち合わせは
 なかったが、それがかえって、仕立てるには最高だと。
 没個性の方が、何者にも成り得るのだと。
]
(93) 2022/12/14(Wed) 4:30:18

【人】 ][『月』 エーリク

[ そしてまたある日のことだった。

 舞台袖で、緊張に震える僕の背を叩いたのも
 また彼だった。

 そして舞台へ歩みだし、順調な滑り出しを 
 終えたころ、


 劇場の舞台は、断頭台へと姿を変えた。

 縋るように、また信じられないというように、
 彼の姿を見た。

 怒りと悲しみの入り混じった歪んだ表情が
 今も忘れられない。

 証持ちだと暴露したのは、嫉妬と言う名の
 化け物たる彼だった――。 ]
(94) 2022/12/14(Wed) 4:30:47

【人】 ][『月』 エーリク

[ 後に彼は貧民街の出身で、
 這い上がってきたことや、

 幾人もの女性を不幸にし、
 金に困っていたこと、

 主役を射止めたことに、
 家の口添えがあったのではないかという
 疑念に囚われていたことなどを

 知らされた。

 舞台上で拘束され、証を検められ、
 非難と侮蔑と怨嗟を浴びた。

 恨むほうが、正しいだろうに

 ただただ、彼の事が哀れでならなかった。
 家族同様に。 ]
(95) 2022/12/14(Wed) 4:30:59

【独】 ][『月』 エーリク

 
 

[ 自分が居なければ、こうはならなかっただろうに。 ]
 
 
(-18) 2022/12/14(Wed) 4:31:18

【人】 ][『月』 エーリク

[ 洋館へ招かれても、
 彼はときどき、僕の近くに現れた。

 廊下の端、中庭のベンチ、階段の下。

 恨みがましい顔をしていたり、
 兄のような顔をしていたり、忙しい。 ]
(96) 2022/12/14(Wed) 4:31:34

【人】 ][『月』 エーリク

[ 祈祷室で、男の隣>>0:21に立ち
 共に祈りを捧げている時も

 売店の奥>>0:34でお茶を楽しんでいる時も。

 没個性とは便利なものだと思う。
 邪魔にならない存在として、

 洋館には存在していたし、
 話しかけられればそれなりに会話をしていたと思う。

 彼女がちょっとでかけてきて、
 帰った時>>0:44にも、 ]

 おかえり

[ 複雑そうな表情で、挨拶を交わす程度には。

 複雑そうな表情と気づく者がいるかどうかは
 分からないが。 ]
(97) 2022/12/14(Wed) 4:32:01

【人】 ][『月』 エーリク

[ 明るく面倒見がよく。
 慕われている彼女に何故そのような
 表情をしてしまうのか、説明は出来ない。

 ただ、漠然と、恐ろしいと思うのだ。

 彼女に何をされたわけでもない、
 アリスの誕生日を祝おうと皆で歌をと
 自ら提案するような>>0:42人だ。

 挨拶にしても雑談にしても、
 互い顔を合わせれば、多少はあっただろう。

 魂が呼応し、恐怖している。

 バカバカしいとすら思う。思うが。
 彼女もまた証持ちで、そして――。

 僕たちは、
 『審判』と『月』であるならば。
 納得はできずとも、理解は及んだ。

 故にすこし、距離を測りかねているとは
 言えるだろう。 ]
(98) 2022/12/14(Wed) 4:32:43

【人】 ][『月』 エーリク

[ アリスの誕生日前の準備は
 滞りなく行われただろうか。

 喜ぶだろうかと、本人よりも
 楽しげに走り回っている姿>>0:97

 何か手伝う?と問うたこともある。

 談笑に勤しむ誰か>>0:116と誰か>>0:167
 いたようなら、そっと霞んで消えて
 いったこともある。

 ――が、その存在感故に、
 相手に存在を認識されていたか
 どうかは、怪しくもあっただろう。* ]
(99) 2022/12/14(Wed) 4:33:02

【人】 ][『月』 エーリク

―― 世界の来訪 ――

 ………、

[ 死んでいたものと思っていた。
 または誰かがそう言っていたなら、
 そうだと思いこんでいただろう。

 しかし、その存在は失われていなかった。

 
 正直、複雑な気持ちだった。

 証持ちが揃えば世界は崩壊する>>0:n8
 そう聞かされていた。そう認識していた。

 もしも本当にそんなことが起こるなら――……… ]
(100) 2022/12/14(Wed) 4:33:21

【人】 ][『月』 エーリク

[ 嗚呼、なんて恐ろしいことを
 考えてしまったのだろう。

 己の苦しみが消えることと
 天秤にかけるには、重すぎる事象を

 考えてしまうだけでも、
 身が凍る。 ]
(101) 2022/12/14(Wed) 4:33:41

【人】 ][『月』 エーリク

[ やがて皆が玄関ホールに集められ>>1:3

 『世界』が、否、我らが信ずるべき、愛するべき
 『箱庭の神>>1:6>>1:7』が口を開く>>1:5 ]

 ……はじめまして

[ 会いたかった>>1:8と口にする彼そのものとは
 会ったことはなかったはずだが、
 自然と、久しぶりと言われれば、
 そのような気持ちになってきた。

 "会いたかった"もまたそうだ
 初めて会う人に会いたかったと
 言われたところで、なんだそれはと
 思うべきところ、自らもまたそうだったのでは
 そうかもしれない、そうに違いないとまで
 思わせられてくる。

 足元が崩れて落ちていくような、気持ちだった。 ]
(102) 2022/12/14(Wed) 4:34:05

【人】 ][『月』 エーリク

[ 続いた言葉は呆然としたまま、
 耳だけ、入れた。

 壊してしまおう
 止めにしよう

 その二つの言葉だけが、
 ぐるぐると、じわじわと、自分の中を
 巡っていった。

 やがて『世界』は『箱庭の神』は
 外へと去っていく>>12
 愚者、皇帝、戦車はそれぞれ
 三者三様の反応をしていたのが見て取れた。

 アリアの声>>1:46が届き、は、と我に返るように
 ゆっくりと瞬きを一つ。目を見開きすぎて、
 ほろりと涙が両目から落ちた。

 そう、そう言うのがきっと正しい。
 慌てて、 ]

 ああ、驚きすぎて
 瞬きするのを忘れていた

[ 涙に気づく者がいたならそう言い訳をした ]
(103) 2022/12/14(Wed) 4:34:24

【人】 ][『月』 エーリク

[ 少しの間、皆がどこかへ
 場所を移すことがあっても、

 呆然と玄関ホールに立っていた。
 何も言わずにただ立っているだけのほうが
 存在感が在るというのは皮肉にも
 ほどがあるが。

 近くにいた誰かの袖を、無意識に
 引いてしまうこともあったかもしれないな。* ]
(104) 2022/12/14(Wed) 4:36:10

【独】 ][『月』 エーリク

/*
プロローグでやりたかったことを本当に今更やっているので
申し訳無さしかないが、このようなことをしたかった。
(-19) 2022/12/14(Wed) 4:36:54
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a13) 2022/12/14(Wed) 4:40:15

【独】 ][『月』 エーリク

/*
>>0:284悲惨………
>>0:285苦しい……

>>0:289でもとても好き。
とてもすき(二度言う)

怪獣にはなれない……
(-20) 2022/12/14(Wed) 4:51:36

【独】 ][『月』 エーリク

/*
ところでギフト………
ぼく、足腰丈夫、めっちゃ飛ぶ、くらいのことしか
考えてないんですけどだめですかね、だめそうですね
もう一回考えないと……
(-21) 2022/12/14(Wed) 4:54:48

【独】 ][『月』 エーリク

/*
>>0:322やっぱりとても読みやすい
すきです

>>0:339貴方もよみやすい
すきです

すきですだらけなのだが
どう絡みに行ったらいいか
こねこね 

>>0:347>>0:348あの怪獣がこうなると
思うと胸が熱くなるな……

>>0:362う〜〜〜〜ん 最高

シンくん現れるたびにかわよいので
とても絡みに行きたいのですが
陰気いっちょ勇気出していいですか?
(すべてがおそい
(-22) 2022/12/14(Wed) 5:01:13

【独】 ][『月』 エーリク

/*
>>0:377

僕手拍子でいいですか………
いやお歌に混ざる気持ちはあった……
PLにはあった………
(-23) 2022/12/14(Wed) 5:03:05

【独】 ][『月』 エーリク

/*
カルクドラ
一発変換 軽くドラだったのでしばらく笑ってしまいました
ドラさん強いね
(-24) 2022/12/14(Wed) 5:17:26

【人】 ][『月』 エーリク

―― 誕生日会 ――

 うん、僕から。

[ 何を贈ればいいか、たくさん考えたよ。
 ……嘘だけど。

 抜け出した際、同じ年頃の子が
 母親に強請っていたものを、購入した。

 使い道のない、給金でね。
 自分で作れるクッキーの材料セットだったかな。
 聞かれれば悪びれずだれにでもそう答えたはず。

 ところで>>0:377歌えるなら全員でと
 願う誰かがいたらしい。

 全員それ、僕も入っているかな。
 積極的に自分から挙手はしなかったと
 思うけれど、だれかに声を掛けられたら
 多分末席にお邪魔していたと思うんだ。
 そうじゃなければ手拍子くらい参加していたかも。 ]
(105) 2022/12/14(Wed) 5:18:48

【人】 ][『月』 エーリク

[ アリスに限らず、他の誰かの誕生会や
 お茶会、食事会、名目はどうあれ、

 義務であれ温情であれ、声を掛けられて
 いたなら、参加し、馴染もうという努力は
 していたはずだが。

 どこかしらぎこちなく、あったことは
 己を迎えに来てくれたカルクドラには
 知られていたかもしれないし、

 馴染もうと努力はしていると言い訳すら
 していたかもしれないな。* ]
(106) 2022/12/14(Wed) 5:19:09

【独】 ][『月』 エーリク

/*
言い訳させてください
P「いいよ」

>>1:105 僕も入っているかな
>>0:377
  エーリクやプロセラも歌ってくれるかなぁ?
  もしかしてユグやゼロも?
  歌えるなら全員で歌いたいなぁ、私は!

めちゃめちゃ名指しで名前入ってました
呼ばれると思っていなかったので見落としてました
僕入ってました。入ってました。多分初めて名前呼ばれました(?)ありがとう。
(-25) 2022/12/14(Wed) 5:23:52

【独】 ][『月』 エーリク

/*
シトラちゃんかわいそうかわいい
>>0:413両親に愛されていた子で
あればあるほど村で村八分にされるのは
つらいよね。

>>0:414
 証持ちわたしが編んだことを伏せて
 野菜や果物と交換された毛織物を、
 どこか遠くの誰かが着てくれている。
 それだけで、心が温かくなる気がしたの。

いい子すぎんか。

>>0:423村捨てたくないよね。

 目元の涙を袖で拭って、深く息を吸い込んだ。
 高原のつめたい空気と、
 枯草と花と獣のにおいが肺を満たした。

ここ特にいいよね。ここにいないと
感じられないもの。

>>0:425そしてこの泣き顔〜〜〜〜
すき〜〜〜〜〜〜。
(-26) 2022/12/14(Wed) 5:26:06

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
わたしの筆が追いつかなさそうだけど
エーリクさんには話しかけやすいかもしれない………… >>104
落ち着いてお話ができそう……SUKI……もぞもぞ……
(-27) 2022/12/14(Wed) 5:28:25

【人】 ][『月』 エーリク

 ―― 『月』 ――

 月はただそこに在りました。
 在るだけのことも、ままありました。

 友が訪ねてくれば、迎えましたが
 訪ねてきた友に、世話を焼かれることが
 多くありました。

 箱庭の平穏が崩れ去った時にもまた
 ただ、在るだけでした。

 衝突し合い、殺し、殺され
 やがて、審判が月を殺しました 

 自分を良く思わなかった審判に
 殺されましたが

 どこか常と違う様子であったように
 思っていたのでその瞬間まで

 恨む気持ちや憎しみよりも、
 恐怖が勝っていたのかもしれません

 そうして月は 在らずになりました。*
(107) 2022/12/14(Wed) 5:30:06

【独】 ][『月』 エーリク

/*
なんかこう箱庭でのこととか
教義のこととか難しくてよくわからないことが
多くてですね。いつも何も考えずロル書いてるから
(だめ)

読まなくてもいいやつなので読みづらくしておきました(?)
(-28) 2022/12/14(Wed) 5:31:00

【独】 ][『月』 エーリク

/*
でもこういうのPはあったらあるだけ嬉しいかなって
(-29) 2022/12/14(Wed) 5:31:25

【人】 ][『月』 エーリク

―― どこかで ――


[ 例えば洋館を抜け出す直前だとか。
 例えば草むしりをしていただとか。

 どこかの機会で『審判』とふたり
 という状況になったとしたら ]

 ――来ないで!!

[ とっさにそう口から飛び出していた。
 更には、そう言ってしまったことを
 自分でもよく分からないという顔をしたまま ]

 ごめん、少し汚れているんだ

[ そう言い訳をした。
 何かしらの反応があったら、それがどうであれ
 後悔を募らせた事だろう。

 大きな声も、拒絶も、常日頃ないことだったし
 拒絶されることで傷つくことだって、
 僕は知っていたから。* ]
(108) 2022/12/14(Wed) 5:37:34

【独】 ][『月』 エーリク

/*
>>0:470 プロセラくん
これまで、の世界が好きだなぁ
王子になるはずだった
でも一瞬でそれは奪われた
幽閉されていた
それでもそれを平和で平穏としていた

必要なかっただろう?という
問いかけに心が痛くなるね。


>>0:483 シンくん
前半がほんとそれなんだよな
いつかの彼らとぼくらは違う

>>0:484あ〜〜〜〜良い子〜〜〜〜

>>0:489このギャップ〜強い〜〜好き〜〜
(-30) 2022/12/14(Wed) 5:44:44

【独】 ][『月』 エーリク

/*
クリスタベルとゼロの
屋敷に侵入して〜 の会話めちゃいいよね
好き ワクワクする

>>0:500あの時のプレゼントいまでも
大事に持ってるの超良いじゃん〜〜〜〜
虫も花も、汚れた金で手に入れたくなくて
喜んでほしくて選んだやつだから
コレはめっちゃ嬉しいだろうな〜〜〜
(-31) 2022/12/14(Wed) 5:52:30

【人】 ][『月』 エーリク

[ 昼であれ、夜であれ
 その場所がどこであれ。

 時折、霞んで消えるように
 存在感が揺らぐことがある

 ああ、落っこちてしまう
 そんな時、誰彼構わず、そばにいて欲しいと
 袖を掴む事がある。

 そうして気の済むまで震え、時折は
 はらはらと涙を流し落ち着けば
 謝罪をしてその場を去っていた。

 回数で言えばカルクドラが群を抜いて
 いただろうが。

 足元はいつだって、脆く崩れやすい
 ものだから。** ]
(109) 2022/12/14(Wed) 5:55:20

【独】 ][『月』 エーリク

[ 縋るべき誰かがいないときに
 誰かの代わり>>0:529にしていたものは
 貰ってからそう日が立たないうちに、
 あまりに強く抱きしめたため、形が少し歪んでいたかも
 しれない。* ]
(-32) 2022/12/14(Wed) 5:57:52

【独】 ][『月』 エーリク

/* !!!
>>0:610教皇様きてた!!!!!!
(-33) 2022/12/14(Wed) 6:05:22
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a14) 2022/12/14(Wed) 6:15:43

【人】 ][『月』 エーリク

―― 回想:『教皇』との邂逅 ――

[ 屋敷と呼んでも差し支えない家は
 外側こそ変わらぬままだったが、
 
 内側は人様に見せられるようなものではなかった。
 外された絵画の痕、必要最低限の調度品と家具。
 
 帰る場所がないために残された使用人、
 一番は身なりに気を使わなくなり、罵り合う父母だったか。

 それでも彼らは諸手を挙げて、彼の来訪>>0:610
 喜んだ。

 茶を出すことも、応接間に案内することもなく、
 少年を突き出した。

 久方ぶりに見た父母の笑顔だったのに、
 僕はそれを醜く思った。

 差し出せば全て元通りとはいかぬだろうに。 ]
(110) 2022/12/14(Wed) 6:29:25

【人】 ][『月』 エーリク

 あぁ………、 うん そう

 ――……そうなんだね

[ 押し出すように突き出された体は
 吸い込まれるように彼との距離を零にした。

 涙は流れなかったが。

 血は全身を駆け巡った。
 体温を思い出したような気すらした。

 手を握られ>>611よりいっそうに。
 陶器のような白い肌に、赤みが差した。

 生きていることを思い出すように、体温が上がる。

 それを見て、両親は一度我に返った。
 私達が生み育てた子だと主張した。 ]
(111) 2022/12/14(Wed) 6:29:45

【人】 ][『月』 エーリク

 父さん、母さん
 聞いてください。

 僕は今後何があろうとも、
 今まで何があったとしても、

 あなた方に感謝こそすれ、
 恨みはしません

 この家に産まれ、あなた方と過ごしたことを
 恨みはしません

[ その言葉が彼らにどう届いたかは、
 分からない、ただ玄関を過ぎ去った後、
 泣き叫ぶ母の声が耳に残った。

 そして最後に"いかないで"と彼女はいった。
 最後に見た彼女たちの姿が、

 ただ我が子を慈しみ愛した姿だったのは
 この上ない、幸運だったのだろうと思う。 ]
(112) 2022/12/14(Wed) 6:30:04

【人】 ][『月』 エーリク

 うん

[ 橙色の空模様も、
 同行の職員がいなくなったことも、

 もう目には入っていなかった。

 ただ、共に歩く彼の姿>>0:612をみつめ
 生返事のような声を返すだけだった。

 別に味方でなくても、
 仲間でなくても、
 友人でなくても、良かった。

 その言葉を信じられないと思ったわけではない。
 ただ、彼が側に在る、それがその時の、
 僕の全てであった。 ]
(113) 2022/12/14(Wed) 6:30:16

【人】 ][『月』 エーリク

[ "幸せになって欲しいから"とカルクドラは言う。
 それをいつだって申し訳なく思った。

 だって僕は、僕がどうなれば、どうしたら
 何があれば幸せか、わからなくなっていた。 ]

 ………なにかしていないと落ち着かなくて
 みえるんだ、あいつが

 こわい こわいよ 

[ 洋館を抜け出すことを咎められることはなかった
 その理由まではきっと知らなかっただろうが。

 優しくされることに違和感を覚えなくなれば
 戻ったら彼のもとへ向かう事も日課になった。

 時折は、錯乱したように、夜中彼を訪ね ]
(114) 2022/12/14(Wed) 6:30:30

【人】 ][『月』 エーリク

 ねえ いかないで
 
どこにもいかないで ここにいて

 
ねえ いかないで いかないでよ


[ 泣き縋る事もあった。
 それも、洋館に住み始め一年も経てば
 ほぼなくなっていたが。 ]
(115) 2022/12/14(Wed) 6:31:04

【人】 ][『月』 エーリク

[ この洋館で、彼の姿があれば
 ほっとした。

 ――その気持ちつける名前を
 僕は知らないし、

 これからもきっと知ることはないだろう。

 ただ在ることを、ひたすらに、願うのみ。** ]
(116) 2022/12/14(Wed) 6:31:16
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a15) 2022/12/14(Wed) 6:33:03

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
ぜぇんぜぇん現軸に生きられない…誰がどこに居て何してるのかまぁじで把握できない…
この人には絶対負縁故だなぁみたいのあるけどうまく投げられない
あばばばば

普段は穏やかでまともそうに見える描写ができてないし誰とも絡めていないぞぅ
(-34) 2022/12/14(Wed) 6:33:08

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
いっぱいあるうわあああありがとううううう

そしてメモで熱狂してますとかいったけど非村建てcoだと後で気づいた
いやどう見てもすけすけこんぶで非水まんじゅうさんなんだけどね
でもごめんなさいごめんなさいごめんなさい
(-35) 2022/12/14(Wed) 8:28:42
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a16) 2022/12/14(Wed) 8:36:33

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:力が抜けるやりとり ──



  っふ、ふふ────


[ 駄目だ、ツボに入った。>>0:534
 天丼だし声のトーンの割にはちらとも驚いた風はなし。
 絵本の台詞みたいで珍妙でキャッチーで癖になる。 ]


  …………ふぅ。 やあ、ごめんごめん。
  ちょっと意表を突かれた。

  それは素敵な名前を付けてもらったんだねえ。
  じゃあわたしたちはその名付けに敬意を表して、
  きちんとフォルスと呼ばせてもらうとしようかな?


[ 売店、そういうのもあるのか。
 洋館にいながらお買い物が出来るなんて便利だな、
 と興味が向いたので、]
 
(117) 2022/12/14(Wed) 8:42:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 後日真新しい財布片手に実際に訪ねてみれば>>0:399
 本で読んだ商人の挨拶を投げてみると、>>0:535
 実に軽快な反応。成程、これが本場。 ]


  本で読んだのそのままで、今ちょっと感動してるよ。
  本当にやるんだなあ、モウカリマッカボチボチデンナーってやつ。


[ おすすめと聞いたら、何故か売り子と返された。
 確かに商品とは言ってないけど。 ]  


  うーん、それは興味がなくもないけれど。
  お金も買い物もはじめての経験なんだ。
  売る側が務まるとは思えないなあ。


[ だから次の機会に、というのは体よく断る便利語録だ
 って読んだことがある。社交界にも派生系があるとか ]
 
(118) 2022/12/14(Wed) 8:43:16

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ さておき。
 おすすめ商品とやらの説明をふむふむと聞いて、
 「悪魔がどんな顔に〜」と振られれば ああ、と ]


  ふふ。彼が甘いお菓子を食べてる顔、可愛いんだよ。
  見せてあげたいけど、残念。感想だけ教えるね。


[ 違うそうじゃない。
 と思ったかもしれないけれど、やっぱりそれも面白がって
 ぽんと言葉が返るのだろうなと
 思うけれど
それはまた別の話
 * ]
 
(119) 2022/12/14(Wed) 8:43:45

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ もし。
 彼の友人に向ける眼差しを見咎められたら決まり悪げに、

 ……君は宿敵に弱味を握られてるかも知れない時でも
 相手を警戒しないでいられるタイプかい?

 わたしたち はそうじゃ「なかった」んだ などと零した
 かもしれない。
それもこれも別の話
。 * ]
 
(120) 2022/12/14(Wed) 8:44:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:二年前のある日 ──


[ 結局定期的に通う常連になった。>>0:386
 頭をちょっと使うとすぐ痛むので困り物。

 飲み易いのがいいなあとか眠くなる作用のはないかな?
 なんて好き勝手言うくらいには、一方的な距離が縮まり、
 相手はいい意味で最初のまま。
 
 だけど、 
 勝手に量を増やすどころか一気飲みしちゃった、
 なんて言ったら流石にしっかりと怒られるだろうか。>>84

 そんなだというのに復活第一発言は ]


   やあ、麗しの薬師の君。
   少し強めの薬をお願いしたいんだけど、いいかな?
  

[ だというのだから始末が悪かった。 * ]
 
(121) 2022/12/14(Wed) 8:45:24

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:17歳の誕生日から ──


[ あの日。様子がおかしかったことを>>82>>83
 心配してくれただろうか。 
……多分、きっと。

 回復してきた頃>>84
 もしあの日のことを聞かれたとしても

 「ごめんね? なんだっけ、忘れちゃったな。
  薬を飲み過ぎてぼうっとしていたみたい。」

 何を聞かれても薬のせいと誤魔化しただろうし、
 家の何某かはきちんと伝えた…或いは報告書に
 目を通して承知のことだったかもしれないが。

 あの日の後も変わらず過ごしている。筈だ。
 少なくともきみにだけは、そう映るように過ごしていた、
 
つもり。
 * ]
(122) 2022/12/14(Wed) 8:46:20
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a17) 2022/12/14(Wed) 8:53:11

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a18) 2022/12/14(Wed) 8:54:23

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
こっちもまだ全部出してないし大丈夫だよ(不穏)
 →なに〜なんなの〜こわいよ〜〜〜!!!(好き)

先に大体腹割っといた方がお相手さんが動き易いかなの気持ち。
でも酷いよね…これから2年も騙すんだよ…罪悪感ヤバない…?
嫌われてもいいけど傷つけたくないよ〜〜〜〜〜
とベルちゃんが申しており…
うん、どう折り合いつけるか考えておかないと。

ちな完璧じゃないと知られて治安悪いナハトをお出しされたら死ぬ自信がある
普通に優しくても死ぬし更にナハトの抱える地獄をお出しされたら死ぬので何が来ても絶対に死ぬんだ俺は詳しいんだ

●今日の予定
 ・現在で世界滅びかけて やっぱりひとりじゃんて気付く
 ・完璧の定義(証としての完璧<<<二人でひとりの完璧)
  ↑
 ・でもそうなると最初にお出しした想定と真逆になるので、
  ここは丁寧に語りたいところ
 ・プロで一応お歌練習してたんだよのソロルで〆ッ
 ・今日は早よ寝ろ
(-36) 2022/12/14(Wed) 9:03:22

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
クリスタベルさんへ 好きです
悪魔さんと…末永くお幸せに…なってほしい……

「アリア」が獲得したものをメモしておかないと
後々激しく困りそうな気がする 絶対困る(確信)
しかしロルも書きたい時間足りないうぐぐぐ
(-37) 2022/12/14(Wed) 9:25:50

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
日本語崩壊案件発見奴〜

>>84
×墓の中の猫にいる猫の生死を問う思考実験
◯箱の中にいる猫の生死を問う思考実験
猫ちゃんいっぱいだねえ〜そして墓はアカンのよ
(-38) 2022/12/14(Wed) 9:41:40

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[心が粉々に砕けそうだった時、
そうならぬよう抱きしめてくれた腕を、

僕は一生忘れない。]
(123) 2022/12/14(Wed) 10:28:34

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―3年前―

[やっと会えた、って誰かが喜んでいる気がする。>>0:330

僕は確かに、無償の愛を誰からも貰えなかった。
でも、憐れみと同情は時々貰えていたんだ。>>0:331

だけどね、この時は流石に、それすらも信じられなくなっていたのさ。

君が駆けつけてくれなければ、何もかもに絶望して、そのまま死んでしまっていたかもしれないね。]
(124) 2022/12/14(Wed) 10:29:14

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[一緒に帰ろう、と抱き上げられる。>>0:332
普通には育ってこなかった子供は、子供扱いされることに戸惑いはあっても嫌がることはなく。

遠慮がちながらも落ちないように、抱き上げてくれた人にしがみついた。]


あ、でも……


[どこかへ行ってもいいのかな、と子供は迷う。
羊たちと牧羊犬とお別れもしていない。

……でも、いいかな、とも考えた。
だって僕はあの村に、もう「幸運」を運んだ筈だ。

小屋に鍵をかけられていたから、羊たちにも会わせてもらえないかもしれない。]
(125) 2022/12/14(Wed) 10:30:53

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[温かい人から出てくる言葉は、どれもこれも温かい。>>0:333

実は夢か幻なんじゃないだろうかとすら思えてくる。]


……ほんとう?
僕が行ってもいいのかな……

そこなら、悲しくなさそうだなぁ……


[涙のあとを残したまま、やっと子供は笑った。
もしもこれが、ケガをした自分が死ぬ間際に見た幻でも、幸せ気分だからいっか、なんて考えて。

安心したせいで、眠ってしまった。
とても痛くて、疲れていたのだ。]
(126) 2022/12/14(Wed) 10:31:52

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[運命の輪は本当に在るのかもしれない。

幸運と不運を乗せ、くるくる回る。
不運の後には幸運が、幸運の後には不運が。

では、不運の後に幸運を得たら、その次は……*]
(127) 2022/12/14(Wed) 10:32:47
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a19) 2022/12/14(Wed) 10:39:46

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
クロから時々出る語尾の「〜さ」は婆ちゃんがたまに言ってたからって、過去ログだけでわかったかなー>>0:607

ささやか設定。
(-39) 2022/12/14(Wed) 10:43:44

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
もう100超えてる……:( ;´꒳`;):

中の人全然分かりませんね。
はたけさんがフォルスかなってぐらいの感覚しか分かりません。
(-40) 2022/12/14(Wed) 12:21:00

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―その後―

[夢でも幻でもなかった洋館での暮らし。
それまでの生活とはあまりにかけ離れていて、戸惑うことも多かった。

先生と一緒にお野菜を育ててみたり。>>0:391

その隅っこの薬草に触ろうとして、勝手に取っては駄目だと注意されたり。>>56

祈祷室でお茶を飲んでみたり。

ただ、今まで自分の為の時間というものがなかったから、仕事をしていないと落ち着かない所もあり。]


マドカー、何かお手伝いすることないかな?


[基本的に皆のことを「さん」づけで呼ぶ中で、自主的に敬称をつけない特別な一人。来たばかりの頃は、マドカによくついて回っていた。

時々、この生活は夢なんじゃないかと不安になることがあって、そんな風に感じた時などは特に引っ付いていた。三年も経てば、さすがにその回数は減っていったが。]
(128) 2022/12/14(Wed) 16:07:56

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
やりたいことリスト
優先順

フォルレス
誕生日会ダイジェスト・ヒナギク拾い
神様への反応
クリスタベルレス
前世窓
アリア・クリスタベル拾い
プロセラとかエーリクになんか投げたさ
(-41) 2022/12/14(Wed) 16:08:01

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[クロにとっては、多少距離があっても呼びかけに応えてくれるだけでありがたい。証持ちを理由にいじめられたりはしないし、洋館の職員もクロを存在しないように扱ってきたりはしない。

だから、恩返しをしたい。
今度は洋館の皆に幸運を運びたいと考える。
特にお世話になっているマドカには一番。

そしてその幸運は、裏で誰かが不幸にならなければ良いなと思っていた。


そう、思っていたんだけど。]
(129) 2022/12/14(Wed) 16:09:14

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[アリスの誕生日の翌朝、館に誰か来たのだという。
尋常ではない雰囲気に、何だろうと玄関ホールへと急いでいった。]


だれ……?


[世界の証持ち。誰かが漏らした声で、正体は知れた。
消えた証持ちの話くらいは耳に挟むことはあったけど。

……あれっ、22人揃ってないかな?と気づき、目を丸くした。

瞬間、頭の中で何かがはじけるような感覚。>>6
(130) 2022/12/14(Wed) 16:10:06

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。


[思わずその場に座り込んだ。
多分、かつての運命の輪は。神が、好きだった。

喜ぶ感情が湧いてくる。
会えて嬉しいと訴えてしまう。

その感情に支配されかけ、幸せな世界を作ろうという言葉に、即頷きかけて。続く言葉ではっと我に返った。>>9


えっ……
(131) 2022/12/14(Wed) 16:11:32

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[一度に説明をされ、選択を迫られ。
質問一つ出来ぬまま、神は去っていってしまった。
世界の崩壊の音が聞こえてくる。
与えられた時間はあまりに少ない。]


マドカ……、マドカ。


[こんな時に真っ先に呼んでしまうのは彼の名だ。
不安は隠せなかっただろう。


幸運を得ようとすれば、やはり別の誰かの不幸を避けられないのだろうか……?**]
(132) 2022/12/14(Wed) 16:12:42
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a20) 2022/12/14(Wed) 16:19:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:売店クソ野郎 ──


[その日も街でのんびり"遊ぼう"と
 出かけていく。

 これは遊びだ。

 盗ったものは基本的に全部返却しているため、
 自分に必要だろうが必要なかろうが
 すべてがターゲットになる。

 閉店時間までにこっそりと返す技術、
 そろそろ板についてきたんじゃないかな?

 騒ぎになると大変だろうから。
 別に俺は幾ら騒ぎになっても気にしない。
 『証持ち』の評判は、
 悪くなるってレベルじゃなくなるだろうけど。]
 
(133) 2022/12/14(Wed) 17:23:06

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『悪魔』は街に行く時に証を隠していない。
 だいたい注視するか視線を逸らして舌打ちをするか。

 どこで遊ぶかの基準は主に店の状況だ。
 "やりやすそうな店"というよりは……
 "物盗りをナメている店"である。
 俺がやらなくてもやられてそうな。
 だから何度か同じ店になったりもした。

 今日選んだ店も前に来た事があった。
 別に必要に感じない小さな雑貨だ。
 洋館の誰かは好きかもしれないが。

 自分のあとに誰かが入ってきたのは気付いていたが
 気にしすぎては本末転倒だ。

 しばらく眺めていた手に取った雑貨。
 元に戻すふりをしてフッと袖の奥へと滑り込ませようとし、

 ……止められる。
 そちらを向くとへらりと笑う男の顔>>0:575。]
 
(134) 2022/12/14(Wed) 17:23:20

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ………


[思わずその顔を凝視して、
 その言葉を聞いて思わずいやそ〜な顔をして>>0:576
 クソデカため息を吐き、
 袖へと入れられず握りしめたままだったその雑貨を元の場所へと置いた後、掴まれたままだった手をぺっと払った。]

 これも気に入ってたんだけどな?
 それに他の店の方がよさそうなんて
 店の中で言うなよ。

 店主に聞こえてたらどうするんだ。

[嫌そうな顔の理由を適当につけて、
 店主の方をチラ見、軽く頭を下げ、少し考えて。

 先ほど置いた雑貨を手に取ると会計をした。
 そうして外に出て、『力』の方を見る。

 歩き出して、肩を組まれた。
 『力』のポケットに今買った全然要らない雑貨を押し込む。(確定)
 ぶっっっさいくな犬の木製クリップだ。]
(135) 2022/12/14(Wed) 17:23:46

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 で、どこに向かってんだ。

[状況が状況なので、
 いつもよりちょっと愛想が悪い。
 外面職人は職人なので相手を選ぶのだ。

 選ぶのだが。]


 はは。黒猫じゃないから却下だ。
 それなら蝶の栞の方が好きだよ。

 良いんじゃないか?
 近くにある春色の花のブローチもよさそうだけど。

 その辺はお前次第だろ。


[まあまあとかなんとか言われて結局はなし崩し。
 乗せられてしまった感はある。

 射的の銃を押し付けられてなんでこんな事を?と思いもしたが、正直射的が嫌いな男なんていないだろう。自信の有無は置いといて、あれば心が疼くものである。
 奢りのようだし付き合う事にする。
 因みに蝶の栞は五発中発目で成功している。フン。]
(136) 2022/12/14(Wed) 17:24:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[そこで終わりと思っていたのにデートはまだ続くらしい。
 そろそろ帰ってクリスタベルの顔が見たい。

 でもインクを盾に取られると仕方がない。
 軽く視線をやって、は〜、しかたない。と声に出した。

 じゃあデートらしくカフェにでも行くか?
 長居する気のない珈琲一杯だけの注文で。


 そうして訊ねられた問いが
 今回のデートの本題であるのだろう。
 ふ、と口元に笑みが浮かぶ。]


 デートの予行練習を俺でするなよ。
 全然楽しくないな。

[そう笑った顔は、
 とてもとても"楽し気"だった。]
(137) 2022/12/14(Wed) 17:24:38

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 お前こそ。
 …… たのしい?

[そうして聞き返す。
 彼にもまた、主語のない問いを。

 正直この問いに何の話題が返っても問題はない。
 ないけれど。
 そのへらりとした笑みに、
 ずっと訊ねたかった事でもあった。*]
(138) 2022/12/14(Wed) 17:24:56

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:売店にて ──


[売り上げ等どう考えても赤字だろうから
 この売店は道楽だと気付いている>>0:580

 けれど潰れてもらっては困るし、
 単純に商品が魅力的だ。

 デートを思い出す問い>>0:581に笑って、]


 楽しくないような玩具を
 『力』が売ってるわけないだろ?

[そう返しておいた。
 恐らく何に使っているかの想定はつけられてそうだ。
 以前に窃盗技術も見られているし。

 ……あれは昔齧った大道芸、手品の応用だ。
 盗みにもイカサマにも相性が良く、それに気づいた時から鍛え続けた自分がもつ唯一の"専門技術"だ。
 クリスタベルにすらそれがあると明言はしていない武器である。


 そこを踏まえたら使用方法はまあまあ限られてくるだろう。
 それでも商品を売ってくれる辺り『力』のスタンスは測りかねているけれど、売ってもらえる事に文句はなかった。
 『力』は侮れないと思っているし。]
(139) 2022/12/14(Wed) 17:55:12

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 そっちは楽しそうで何より。

[商売をする彼にそう笑った。]
(140) 2022/12/14(Wed) 17:56:05

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『力』は侮れない。
 それ故に窃盗のターゲットには成り得なかった。
 店主から善人オーラが出ていないのもまああるが。

 それに無断で商品をもっていっても、
 何となく後で取り立てに来そうだなという気もしている。
 そんな事をするのは俺くらいだろうし。(自覚)

 だからせめて花畑での昼寝の邪魔をする>>0:582
 気持ちよさそうに眠っている時間をもっと邪魔してやりたい気持ちもあるが、まあそこまで時間を割く義理もないな、と思う。*]
 
(141) 2022/12/14(Wed) 17:56:30
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a21) 2022/12/14(Wed) 18:02:25

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:悪魔さん―

[悪魔に対して警戒心が薄いのは、いい印象を受け取っていることと、元々人を信じやすい性質、その両方のせいだろう。>>0:647

そして呼んでほしい呼び方があるなら、素直にそうする素直な子供である。>>0:648

悪魔からの返答を聞けば、じーっとその目を見つめて。]

……うん、確かに!
特別な名前で呼び合うの、楽しい気がする!

[ぱっと笑顔になって、疑問は解消された。
ちょろ……素直な子供であった。
しかし、証持ちであること……自身に対して肯定的な考え方が増えたともいえよう。]
(142) 2022/12/14(Wed) 18:07:39

【人】 ]『運命の輪』 クロ

でも僕、「ゼロ」も嫌いじゃないよ。
ほら、僕の名前と二文字で似てるし。

[共通点は「ロ」の一文字である。

とはいえ、悪魔という呼び方をやめることはなかっただろう。ゼロがクリスタベルのことはしっかり呼んでいるのを聞いて、おや?と思うことはあったが。

自分もマドカに「さん」をつけていないから、クリスタベルだけは特別なのかな?と勝手に納得した。*]
(143) 2022/12/14(Wed) 18:08:33

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―回想:哀れなるくろひつじ>>0:649


[その頃のクロは、まだ洋館に来て一年目、
プレゼントをもらえること自体が嬉しかったので、そもそも要らないと思う人がいることを想定していなかったのです。

羊のぬいぐるみはとても良いものだと認識していたのもありまして。

ちょっとしたすれ違い。]
(144) 2022/12/14(Wed) 18:09:12

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[雑に黒く染まった哀れな元・白羊のぬいぐるみは、つぶらな瞳でゼロを見つめ返していた。>>0:650

その横で、クロは切羽詰まった顔でゼロを見ている。
今度こそは大丈夫だろうかと。

食い入るように見ていた。]
(145) 2022/12/14(Wed) 18:10:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……うん!
が、頑張った!良かったー。

[すごくかっこよくなったと笑顔で受け取ってもらえて、安心と共に息を吐いた。かっこいい、君みたいだと褒めてもらえて]

どういたしまして!!!

[子供はにこにこ、大喜びだ。
ちょっと悪いお兄さんらしいけど、凄くいいお兄さんでもあるじゃないかと子供は思った。

こういった気遣いに気づかぬうちは子供であるが、大人になるうちに気づくこともあるだろう。とりあえず、運命の輪は「プレゼントには相手の好む羊を選ぶ」ということを学んだ。

誕生日にもらった謎にかっこよさげな置物は、何かはわからなかったが謎にかっこよい所を気に入って、ちゃんと部屋に飾られている。**]
(146) 2022/12/14(Wed) 18:12:43
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a22) 2022/12/14(Wed) 18:15:20

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
クロ可愛いな〜〜〜〜〜〜〜!ありがとう!
綺麗なまとめだからこっちもこれで〆で良さそう

ユグほんと面白い 好き
これにもなんか返したいんですよねえ
アリス誕生日に絡めてなんか返せるかな

クリスタベルかわいいね きちんと今を保とうとしてくれるのありがたいですねえ どっちにしろこっちの内心をぐちゃぐちゃにするつもりはあります(あります…)
前世に絡めたくあるけど本編絡みでもありそうなので、ここの優先順位は迷うんだよねえ あの順番の真ん中は雑多だ〜

色々混ぜこめそうだからとりあえず1d移行ログからかな
(-42) 2022/12/14(Wed) 18:23:06

【人】 XIV『節制』 シトラ

── 一週間前・お茶会の準備


[ アリアちゃんの後を追って辿り着いたのは、食堂。
 手慣れた様子で迷いなく目的の何かを見つけたらしい
 彼女が手にしたのは、紅茶の茶葉だった。>>0:632

 もしその場に既に他の誰かがいたなら、
 アリアちゃんに倣って挨拶を。
 時間とお腹に余裕がありそうだったなら
 お誘いもしてみた、かもしれない。

 ふわり、鼻先を優雅な香りが擽る。
 祈祷室でカルクさんが淹れてくれるのと同じ、
 みずみずしくて甘い、心安らぐ香り。

 アリアちゃんの淹れてくれる紅茶は
 なんだか凄く身体に良いものを飲んでる、って気がして
 そちらはそちらでわたしはとても好きなんだけど……
 本人は気にしているようだった。

 茶葉を探してくれた彼女と並行して
 戸棚から取り出したティーセットをテーブルへと置き ]
 
(147) 2022/12/14(Wed) 18:23:22

【人】 XIV『節制』 シトラ



  あ、あのね……!
  わたし、淹れてみても……いい、かな?

 
[ 祈祷室へと足を運んだ折、
 どうしたら美味しく紅茶を淹れられるのか
 どういうお菓子を合わせるのがおすすめか、
 思いきってカルクさんに尋ねてみたこともあった。

 『紅茶を美味しく淹れてみたい』
 火の起こし方はもちろん
 お湯の沸かし方もわからなかったわたしには、
 最初はただ淹れるというだけでも至難の業だった。

 それを美味しく、なんて夢のまた夢。
 ──そう思っていた頃から気付けばもう三年、
 今は、味に支障のない程度には淹れられると思う。

 初めて洋館に足を踏み入れたとき
 慣れない環境に不安で怯えていたわたしにも、
 カルクさんは声を掛けてくれた。>>0:119]
 
(148) 2022/12/14(Wed) 18:24:48

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 初めましてのご挨拶を交わした際
 人見知りな上に滑舌の悪いわたしは
 初めて彼の名前を呼ぼうとして、


 『かるるどらさ……っ
ちが、ちがう そうじゃない……

  かうくろ………… 
っじゃ、なくて

  
  かるくろらさ…………

    ご、ごめんなさいぃ…………!!』


 ……と、どうしても正しい発音ができなくて
 カルクさんとお呼びさせていただくに至ったという
 今思い出しても泣き出したくなるような過日がある。

 そんな失礼を最初に働いておきながらも、
 アリアちゃんが調合や他の用事で忙しい時や
 悪夢に魘されて眠れないまま夜を明かした早朝、
 祈祷室の末席に膝を抱えて座らせてもらう頻度は
 みんなの中でも割合高い方だったと思う。
 
 どれほど懺悔を重ねても
 罪悪感がなくなるわけではなかったけれど、
 それでもお祈りを捧げている間は
 少し呼吸が楽になるような気がした。 ]
 
(149) 2022/12/14(Wed) 18:25:13

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ お湯の温度は、一番茶葉が開く温度に。
 カップは、予めお湯を注いで温めておく。
 茶葉の量もティースプーンできっちり量って、
 蒸らす時間も、砂時計を使って……

 一つ一つの作業を教わった通りに丁寧に。
 進めていく途中、アリアちゃんから
 思いも寄らない発言が飛んでくれば>>0:634 ]


  んぇっ!!?
  あ、……あるには、ある…………
け、ど…………

  でも、あの、
  自分では美味しい……と、
思う…………
んだけど、

  みんなが美味しいと思う……かは……………………

  それに、紅茶に合うか、どうかも…………
  

[ わたしの故郷の村に伝わっていた、
 特別な日にだけ食べさせてもらっていたお菓子。
 工程が複雑で料理初心者には非常に難易度の高かったそれに
 挑戦し始めたのは本当につい最近のことだ。

 レシピを調べて、材料を取り寄せてもらって
 夜な夜な試作を重ねている話は
 アリアちゃんにだけは、していた。]
 
(150) 2022/12/14(Wed) 18:25:39

【人】 XIV『節制』 シトラ



  ちょ……ちょっとだけ、持ってくるから
  味見、してみて……くれる…………?


[ アリアちゃんからGOサインが出たならば
 1から作ったテオブロマチョコレート
 お茶菓子に加わったでしょう。]*
(151) 2022/12/14(Wed) 18:25:46
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a23) 2022/12/14(Wed) 18:32:35

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
かわいいのがみえた
ですよろしくおねがいします
(-43) 2022/12/14(Wed) 18:44:03

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
カは固定しておく方がいいかな


なお明日午前中一人になってしまったので
暇だったら職場でひたすらろるがきできるかもです

暇だったら(大事なことなので二度
(-44) 2022/12/14(Wed) 18:51:15

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
そういえば黒の名前の由来は
元チップの名前のガルベンが黄色という意味らしいので、じゃあ黒羊の黒色にしようかねとー

中央アジアらへんの言語わかんなかったけどアジアなら英語よりは日本語のが近いかなみたいな理由

適当につけられた名前なのでかっこよくはならなかった
(-45) 2022/12/14(Wed) 19:01:49

【人】 XI『正義』 マドカ

[歴代の『正義』は、決して長生きではなかった。

 それは例えば事故死だったり。
 あるいは病死だったり。
 若しくは……自死だったり。

 記録上はなんであれ、
 どうしても、長生きできない。

 濁りひとつない澄んだ水に、
 魚が生きていられないように。

 彼らの抱く『正義』は、
 いつも命に優しくなかった。

 ……まぁ、そんなこと、
 僕は
当然知らない
のだけれど。]
(152) 2022/12/14(Wed) 19:58:49

【人】 XI『正義』 マドカ

[洋館に招かれて7年。
 僕より先に洋館に居た者も勿論いるが、
 僕が招かれてからやってきた者たちも多い。

 むしろ、この数年で急にバタバタと集まった、
 そんな印象すらある。

 基本的に僕は、年下の子達を可愛がった。
 年上の人たちには、
 特別甘えることこそなかったけれど、
 極々年相応に接したと思う。
 
もしかしたら、相手によっては年上でも
可愛がっていたかも。


 僕は、まるで当たり前の『人間』のように
 育てられたから。

 そう言う振る舞いを、
 基本的には身につけていた。

 けれど時折、うまく行かないことがある。]
(153) 2022/12/14(Wed) 19:59:18

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     ダメだよ、それじゃぁ。
     
幸福
ばかりを積み重ねたら、
     きっといつか、均衡が崩れる。
     そうしたら、それ以上の
不幸
が訪れる。

     ひとりだけが、
せなのもいけない。
     皆、同じように
不幸
を背負わなくちゃ、
     だって、そうじゃなきゃ、
     
不公平
ってものでしょう?

     そう言うものなんだ、この世界は。


     どんなものでも、
     精巧なバランスの上に成り立ってるんだから。


 
(154) 2022/12/14(Wed) 20:00:57

【人】 XI『正義』 マドカ

[既に傷を持つ者には、見せることのない妄執。
 逆に、『正義』の認める傷を持たぬ者へ、
 それ・・は牙を剥いた。

 『
』をその身に刻みながら、
 誰からも疎まれず、平穏に過ごして来た者がいるなら。
 その過去に傷がないことを知ってしまったなら、
 きっと一度は詰め寄ったことだろう。


 どうして君は、『人間』の子供みたいな
 生き方をしてきたの?
 魂に刻まれた『罪』を償わなくては、
 別の誰かがその代償を支払うことになるのに
僕のような目に合うのに

 運命から逃げることは、許されないのに
僕らは『証』を背負う存在なのに
。]
(155) 2022/12/14(Wed) 20:01:26

【教】 XI『正義』 マドカ

あの子
『運命の輪』
が、幸運と不運を繰り返す存在なら、

 
『正義』
は、幸福と不幸を裏表にさせる存在だった。

 それら
幸不幸
二つは常に釣り合っていなければならない。

 誰かの
幸福
不幸
と、別の誰かの
幸福
不幸
もまた、
 釣り合わなければならない。

 均衡が崩れることが、どうしても赦せなかった。

 22人でバランスよく保たれていたはずの均衡が、
 一人を欠いて崩れ始めた時、

 
『正義』
『正義』
公平の定義
った。]
(/1) 2022/12/14(Wed) 20:01:52

【教】 XI『正義』 マドカ

[例えば球体を作ろうとした時。

 粘土や張子で作るなら、
 足りない部分を補えば良い。

 けれど、例えば木片から削り出した球が、
 凹んで欠けて、歪になってしまったら?

 足すもの
代用品
も存在しなかったなら?


 反対側を、削るしかない。

 そうして反対側を削ったならば、
 歪になった球体が、
 余計に歪さを増すだけだとしても。



 そうして、かつて、『正義』は────、]
(/2) 2022/12/14(Wed) 20:02:09

【教】 XI『正義』 マドカ

[もしも、『正義』が『運命の輪』のように、
 変化を受け入れることができたなら、

 もしかしたら、『正義』は────、


 なんて、
 そんなたらればは、何の意味もない。

 その不寛容さこそが、
 『正義』に与えられた性質のひとつだったのだから。

 『正義』はかつて、
 均衡が崩されることを、ひどく嫌悪し……


               
れていた。]
(/3) 2022/12/14(Wed) 20:02:26

【人】 XI『正義』 マドカ

[パーティの翌朝のこと。

 僕は、割といつものように、後片付けをしていた。
 用意したプレゼントは、ちゃんと完成して、
 アリスはそれを喜んでくれた。

 他にも同じような張子を
 プレゼントしたことがある相手はいたけれど、
 デザインは毎度異なる。

 21人も揃えば、
 毎月誰かしらの誕生日はあるのだから、
 そろそろプレゼントにも悩むなぁ、なんて、

 そんなことを、のほほんと考えていた。]
(156) 2022/12/14(Wed) 20:02:42

【人】 XI『正義』 マドカ

[楽しいことがあった翌日、
 決まって目覚めた僕の枕には赤いシミがある。

 無意識に、口の中を歯で傷つけてしまうのだ。

 なんて地味な、自傷行為。

 治療も求めなければ、薬も求めない、
 だからもしかしたら、誰も知らない。
 
気づいている人も、いるのかもだけど。
(157) 2022/12/14(Wed) 20:02:56

【人】 XI『正義』 マドカ

 

  [
ヴェルト
が帰ってきたって聞いた時、


      僕は真っ先に、走っていったんだ。]

 
(158) 2022/12/14(Wed) 20:03:23

【人】 XI『正義』 マドカ

[7年前、君が僕を迎えにきた時、
 僕は初め、君に酷い態度を取った。

 焼けた島の真ん中で、
 嫌だここから動かない、と駄々を捏ね、
 それから彼らの墓を作ると言って聞かず、
 焼け落ちた家の名残から、宝物を探すと言い張って、
 何もかもが燃え尽きていることを確かめて、
 泣きじゃくった。

 君はそんな僕に根気よく付き合ってくれて、
 最終的には、僕は君に手を引かれるようにして、
 洋館までたどり着いたんだ。

 洋館に辿り着いてからも僕は、
 『証』を持つ者としては自分が
 何となく不出来な気がしていて、
 しばらく君にくっついて回ったっけ。

 それも、君が姿を消すまでのことだけど。


 おかげで僕は、いやがおうにもここ洋館に
 馴染むしかなくて、
 時折問題は起こすものの、
自分的には
些細なもので、
 まるで空気みたいに、そこに居るのが当たり前って
 そんな存在に、なりつつあった。]
(159) 2022/12/14(Wed) 20:03:43

【人】 XI『正義』 マドカ

[普段の僕は、明るく朗らか。
 誰に対しても基本的に穏やかで、
 人当たりも良い。

 大して誰の印象にも残らずに、
 人畜無害を形作っている。

 
時々目の色が変わっちゃうのは、
まぁ、ご愛嬌ってことで。



 帰ってこないヴェルトは、
 僕の知らないどこかでどうにかなっちゃったんだと、
 言葉にしなくても、半ば諦めていた。

 それなのに、君は。
 帰ってきてくれたなら。


 言いたかったんだ。伝えたかったんだ。

 ねぇ、僕、ここでちゃんとやってるよって。
 泣きじゃくる僕の頭を撫でてくれた君に。
 ずっと。]
(160) 2022/12/14(Wed) 20:04:06

【人】 XI『正義』 マドカ

 

      [ そ れ な の に ]

 
(161) 2022/12/14(Wed) 20:04:28

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     ……ヴェルト?


[君の姿を一目見て僕は、どこか呆然と呟いた。

 君は、きみ
ヴェルト
じゃなかった。

 
幸福は、不幸と共にやってくる。
(162) 2022/12/14(Wed) 20:04:46

【人】 XI『正義』 マドカ

[とっさに僕は、感情
■■
を殺した。
 僕は、僕たちは、
 『彼』の言葉を聞かなければならなかった。

 だって、知っているのだ。
 理解
わか
っているのだ。

 あの人が、僕たちを心の底から愛していること。
 一度疑ったとして、
 目の前にしてみれば、それこそが真実でしかない。

 彼の人が愛するのは、
 『人間』ではなく、『証』
Gift
持つ存在なのだと。


 
『正義』
が覚えている。
 彼こそが、僕たちを絶対的に愛してくれる、
 親なのだと。]
(163) 2022/12/14(Wed) 20:05:01

【人】 XI『正義』 マドカ

[間違えた子供を赦し、

 やり直しのチャンスを与えるのは。

 親だからこそできる、

 無償の愛の証明だろう。



 『正義』
にとって、『神』は絶対だった。



 『ヴェルト』が消え、『神』が帰還した。
 果たしてどちらが幸福で、どちらが不幸なのか?

 ……切り分けることに、意味などない。]
(164) 2022/12/14(Wed) 20:05:16

【人】 XI『正義』 マドカ

[また、完璧な箱庭を。
 今度は、誰一人欠けることなく。

 『神』の提案には、悩む余地がなかった。

 そもそもこの世界には、不平等が多すぎる。
 誰かが理不尽な死を迎えるのなら。
 いっそ。>>0:201>>0:202

 考えることは、7年前から変わらない。

 そんなことを思っていたから、
 きっと僕が『世界』
に向けていた眼差しは、
 いっそ陶酔に近いものだったかもしれない。

 けれど間近から、よく知った声に呼ばれ>>132
 ハッとしたように見下ろした。
 座り込む彼の隣に自然としゃがみ込み、
 視線を合わせる。]
(165) 2022/12/14(Wed) 20:05:30

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     どうしたの、クロ。
     大丈夫……落ち着いて?


[クロが洋館に来て3年。
 頻度が減ったとは言え、そっとくっついてくれば、
 その度に何かをしていてもちょっと手を止めて、
 向き合ってきた。

 勿論、クロに対してだけじゃない。
 他の子が僕に何かを求めるならば、
 僕はその度にきちんと向き合ってきたつもりだ。

 ……基本的には。

 今だって、クロの不安に気づいたならば、
 僕は君の頬を両手で包むようにして、撫でる。

 もういつかみたいに抱き上げることこそないけれど、
 人の温もりというのは心を宥めるものなのだ。**]
(166) 2022/12/14(Wed) 20:05:49

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
表690pt、窓148pt。合計900弱。

ほとんどソロルで何やってんの?
いいえ猛者たちほどではありません。

どこに絡んで良いかよくわからないから誘い受けしてて良いですか……(雑魚(誰も釣れない、知ってる

ところでクロが可愛すぎてどこにもお嫁に出したくありません(正気に返って
あとは、まぁ、フォルスがさぁ……なんかもう流石なんだよね……追っかけしたい(殺意が磨けない不具合
(-46) 2022/12/14(Wed) 20:10:47

【独】 ]Y『 塔 』 プロセラ

/*
いいぞ!いい壁だ!素晴らしい!!

これでわたしの連投が目立たなくなる!!
いや!もとからわたしめだってないな?
あんしん。
(-47) 2022/12/14(Wed) 20:15:50
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a24) 2022/12/14(Wed) 20:16:24

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 『愚者』の誕生日 ──

[誕生日パーティは、
 まあまあ成功したんじゃないか。
 最後までは居なかったけど。

 『証持ち』が21人揃うパーティは、
 それだけで壮観なのだろう。
 本当に揃っていたかは、さて。

 自分はというと一週間前に告げた焼き菓子を、
 前日に適当な店で買ってきておいた。
 プレゼント用、今日食べなくても問題ない。
 誕生日当日なんて、どうせ誰かが作るだろうと。

 『運命の輪』はまた羊を渡しているんだろうか。
 『愚者』が好む羊とはどんなものか>>146
 それはちょっと気になったので確認はした。

 歌を聞き終えるまでその場にいるかは迷った。
 聞くのは嫌いじゃないし。
 でもアレ本人が歌うのならば
 こちらに構う暇もないだろうと暫くは聞いていた。]
(167) 2022/12/14(Wed) 20:16:56

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[『太陽』は未だ未練がましい視線を
 向けてくるだろうか>>0:627
 当日になったらもう切り替えているかもしれない。
 地団太を踏まれても心が揺らぐ事はなかった。
 はははと笑って流してかわりに差し入れだと喉飴を渡しておいたのが功を奏していると良い。]

 
(168) 2022/12/14(Wed) 20:17:22

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


ソレ吊された男と目が合ったら
 寄ってくる前に笑顔で逃げるだろう。
 クリスタベルが引き止めるならば別だけど。]
 
(169) 2022/12/14(Wed) 20:17:29

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[本当に。本当に、あいつは俺を気にしている。
 俺もあいつを気にしている。だからこそ遠ざかる。

 アレの真意>>22を探る気が起きない程、
 深く、深く、深く、深いところに澱がある。

 仲良くなんてなれる気がしない>>21
 俺が『悪魔』であいつが『吊された男』である限り。]
 
(170) 2022/12/14(Wed) 20:17:52

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[それでもそう作ったのはあいつかみさまだろう?>>22
 
(171) 2022/12/14(Wed) 20:18:06

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[ああ、でも、……

 あいつが『吊された男』でなかったとしても、
 仲良くはなれなかったかもしれない。

 言葉に直接されたかどうか>>0:241
 だがあの表情が大嫌いなのは
 『悪魔』じゃなくてもきっとそうだ。

 『』はもう救われている。
 『クリスタベル彼女』に。

 俺は"憐れまれる対象"ではない。
 誰からもだ。

 だから『証持ち』は不幸をな過去を持つべきだという考えをこちらに見せてくるのなら>>0:200
 傷持つものと持たぬものを分け>>155
 俺を傷を持つものにわけるのならば。
 まあ俺は自分の過去をクリスタベル以外に言う事はないから、
 調べない限りは持たぬものと思われるかもしれないけどね?
 その場合は君の話を笑って聞いて、肯定してあげよう>>154

 『正義』の事も内心では嫌いだし、
 すぐ泣きそうになる『節制』の事も好きじゃない。
 わざわざ表立って言うことはないけれど。

 真っ当な商売も、健気に生きる人間も、
 明るい声も能天気な子供も名前を呼び合う空間も、
 楽しそうな他人と暮らす洋館だって、
 本当は、全部全部大嫌いだ。]
(172) 2022/12/14(Wed) 20:20:16

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[  大嫌い、 "だけど"、 ]
 
(173) 2022/12/14(Wed) 20:20:29

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……
 
(174) 2022/12/14(Wed) 20:20:38

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[好きなものは一握りなのに、
 嫌いなものが多すぎる。

 それは、俺が、……… 
この世界を呪っているからだ
。]
 
(175) 2022/12/14(Wed) 20:20:55

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[自分の生まれた日が解らなくてよかった。
 恐らくそれは世界を呪うだけの日だから。

 君たちと会えた日を誕生日にしてよかった。
 俺が祝う事が出来る、唯一の日だから。

 『愚者』の誕生日を終えた夜でも、
 思いを馳せる終着点は、やはりクリスタベルになる。*]
 
(176) 2022/12/14(Wed) 20:21:10
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a25) 2022/12/14(Wed) 20:30:36

]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a26) 2022/12/14(Wed) 20:37:36

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ アリスの誕生日パーティーは恙無く終了した。
 有志による祝いの合唱は、アリスの歓喜を受け
 オルガンの演奏も間違えること無く無事終了。
 ほっと胸を撫で下ろした。
 
 多くの者から祝福を受けたアリスの嬉しそうな表情は
 あまりにも純粋で眩しく、心から喜んで貰えたのだろうと
 思えた。

 来年には更に成長した姿を見られるのだろうと、
 まるで親のような思いを抱きつつも
 次の瞬間には、明日から平穏な日々に戻り
 寂しくもある、など考えている間に
 末っ子の楽しい記念日は終了した。*]
 
(177) 2022/12/14(Wed) 20:39:55

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 『世界』の帰還 ──

[ パーティ―の翌日。
 日課である神への祈りを捧げてから
 余韻が残ったまま中央へと向かう。
 通り掛かる人達に挨拶を交わし
 昨日の話に花を咲かせていた。

 平穏な日常が始まる──はずだった。

 ヴェルトの帰還は、まさに青天の霹靂。
 信じられない思いと、待ちに待った時がついに訪れた
 喜びと感動が交互に沸き起こる。
 数年前にはどこかで死んだ扱いになっていたものの>>2
 信じることも出来ず、いつの日か戻ってくると信じていた。

 七年も経てば変わって見えただろうか。
 少なくとも当時少年だった男からすれば
 憧れの恩人は当時の記憶のままに見えた>>4

 
 今すぐ会いたい。話したい。
 この期間、ヴェルトさんは何をしていたの?
 僕は大人になったんだ。
 ヴェルトさんの知っている生意気な子じゃなくなったよ。
 話したいことが山ほどあるんだ。
 立派になったと褒めてもらえるだろうか。


 淡い期待と希望を抱え、駆け付けようとしたものの、
 生憎すぐに彼は姿を消してしまった。]
 
(178) 2022/12/14(Wed) 20:41:22

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ やがて洋館の玄関ホールに召集が掛かり
 証持ち達が一堂に会することになった。

 改めてヴェルトの姿を見るが、遠くから見た時とは何か──
 いや、先程からそうだったのかもしれない。
 恩人への盲目で気付けなかっただけで、

 七年も経てば大人になるのは当然だ、と
 自らに言い聞かせていると、恩人が口を開いた。>>5


 
同時に。



 魂が鈍器で殴りつけられたような
 脳に直接染み込むような
 通常の理解と違う感情が入り込む。
 ]
 
(179) 2022/12/14(Wed) 20:42:17

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 

   
( この人、ヴェルトさんではない……? )

 
 
(180) 2022/12/14(Wed) 20:42:38

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 同時に、瞬時に悟ってしまう。
 恩人の姿をした『箱庭の神』が降臨したことを>>6>>7

 
 毎日祈りを捧げていた神。
 神が降臨したとあらば、畏れ多く平伏し
 感涙し言葉を失うものだと信じていた。

 しかし、いざ神を眼前にしてみると
 そのような感情は欠片も湧かずにいた。
 ヴェルトの外見だからなのか。
 あまりにも急すぎて脳の処理が追いつかないのか。



 しかし神について思案する時間も無く 、
 神の本心から嬉しそうな様子も>>8
 全て真実であると理解出来てしまう。



 
心臓近くの
黄金の波紋
が、熱を帯びた気がした。
]
 
 
(181) 2022/12/14(Wed) 20:43:37

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 箱庭に居た『教皇』デセスパール
 
自らを失う瞬間まで

 自分自身を、神を恨んでいたことを。
 
 
理性を失ってからは

 ただ破滅のみを願ったことを。

 憎んでいたはずの神と

 同じ願いを持ってしまったことを。]

 
(/4) 2022/12/14(Wed) 20:44:05

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 唐突な神による二択の提言が出ると>>9>>10
 言葉を失ってしまう。

 この世界はあまりにも不平等で不幸>>0:616
 証持ちが誕生するだけで
 自分自身も周囲も不幸になる現実>>34


 なら、一度この世界を壊す提言も、納得出来なくはない。


 同時に、自分達の選択で世界を滅亡させることは
 あまりにも重過ぎる。

 男のことを思い、泥を被った両親も。
 様々な土地で今を生きる、何の罪も無い普通の人間も。
 人間だけではない、動物達まで
 自分達以外全ての命が、大地が、刈り取られて行く。

 破壊されたものは何であれ
 簡単に戻すことは出来ない。
 戻すことが出来たとしても
 同じものをもう一度
 完全に作り直すことは出来ない。]

 
(182) 2022/12/14(Wed) 20:44:31

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 提言した期限の短さに絶句し>>11
 去っていった神に、声を掛けることも何も出来ないまま
 暫くホールに残り、ぼっと考え込んでいた。**]
 
(183) 2022/12/14(Wed) 20:44:46
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a27) 2022/12/14(Wed) 20:51:35

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 特別人が嫌いということはなかった。
 酷い目に遭った記憶ならばもはや彼方、
 私を構成する大半は森での静穏な日々であるから。

 あの森は、彼は、そして彼を集い訪う者は、
 この腕の痣を晒してなおやさしかった。

 彼自身が身寄りのない人であったし、
 思えばもしかすれば、そんな彼を頼っていた人らも
 私が知らないだけで、社会的弱者だったのかも…と
 そう思い至ったのは、わりと最近のことである。

 言葉を、学を、生きる術を教えてもらった。
 とんだ失礼と承知しつつも、
 あの子の方がより辛い境遇だろうと思うこともある。
 そう感じる程度には、
 私だってきっと、比較的には恵まれていた方なのだ。

 とはいえ結局のところ、
 幸だ不幸だなんて当人の主観でしかない。
 不自由ないことが幸福とは限らない。逆もまた然り。
 幸せそうに見えるだとか不幸そうに見えるだとかも、
 あくまで外野が勝手に見たいものを見ているだけ。
]
 
(184) 2022/12/14(Wed) 20:55:40

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 彼は今、あの森の麓に眠っている。
 身寄りはなくとも慕われていた人々の手で、
 綺麗な墓所を用意されて。
 彼が亡ければただの証持ちでしかない、
 私にも、その所在を教えてもらえて。

 三ヶ月か、半年か、一年に一度か、
 そのくらいの頻度で外出許可を得て
 主を失ったあの森の家に戻ることがある。
 必要もなくなったのに掃除をして、森を歩いて、
 二、三日を過ごして、最後に墓所へ向かうと
 誰かが置いた花束がいつも先にある。
 私も、傍らに花束ひとつを添えていく。

 そうやって、互いの無事を確認しあっている。
 そのくらいの距離できっとちょうどいい。 ]
 
(185) 2022/12/14(Wed) 20:56:10

【人】 IX『隠者』 アリア



      この才も想いも借り物であるのなら、
      「私」とはいったい何なのだろう。


 
(186) 2022/12/14(Wed) 20:56:37

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:洋館の『魔術師』


[ それは師を亡くして数日が過ぎた頃。

 葬礼も終わり、そのために集まっていた人も去り、
 本当に独りになって、本当に何もなくなった。
 ただ生きているから徒に夜を明かした。
 何度目かの朝。そんな、日のことだった。

 別れを告げたばかりの相手を惜しむには早すぎて、
 あるはずのない来客を訝しむ気持ちはあった。
 わざわざここを訪れる者とは即ち、
 そこにいるのが証持ちであることを知っている者だ。

 扉を開いた先にあるのは悪意なのかもしれない。
 けれどもう、どうでもよかった。

 ……と思っていたから、何周も回って予想を裏切った
 その人の笑顔と明るい声色に私は呆然としたし、>>0:440
 今でもそれが強く印象に残っている。 ]
 
(187) 2022/12/14(Wed) 20:57:08

【人】 IX『隠者』 アリア




  ―― 迎えに、ですか


[ 確かに聞かされていた。そういう場所があるらしい。
 本当ならきっと、そこが私のようなもののあるべき場所。

 ここは私のいていい場所ではなかった?
 いつから、こうする算段をつけていた?


 回る思考は動かない表情の向こうに溶かした。 ]
 
(188) 2022/12/14(Wed) 20:57:36

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それからというもの、彼は私をよく構った。>>0:442

 といっても、元々彼は洋館の古株として
 皆のことを考えて何となしに尽力しているようだった。
 その一環に過ぎないのだろうと捉えていたけれど、
 けれど、けれどそれは、
 あの森にあったのとはまた違う、ひとの温もりだった。

 きょうだいどころか家族らしい家族がないわけだけれど
 もし兄というものがいたらこういう感じだったろうか。


 証持ちの面々だけではない。
 職員も多数過ごしているこの洋館は、
 あの森とは違って賑やかで――居心地は悪くない。>>0:633
 そう思っていた。思っている。

 時が流れるうちに何かが失われても。 ]
 
(189) 2022/12/14(Wed) 20:58:31

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 三年前。
 『彼女』が現れて、私の近くにあるものはひとつ減った。

 私はといえば、納得していた。
 いわばあるべき場所へ戻っただけなのだ。

 私の中にある何かは叫ばない。知らないから。
 ただ後世に生きる、その後の『彼女』の記録を知る私が
 その方が当たり前なのだと腑に落ちる思いを覚えた。

 だって、『魔術師』は『女教皇』の側にある存在だ。

 私達証持ちとはそういうものでしょう。

 そういうもの、だっていうのに。 ]
 
(190) 2022/12/14(Wed) 20:59:17

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 他の誰へ向けるものならばともかく、
 それがこちらへ向けられるものである限り、
 私には見えてしまうもの。ではないだろうか。

 歪んでほどけていったもの。>>0:448
 置かれた距離の向こうにいるひと。
 
そこで苦しそうにしているのは誰?
>>0:449 ]


  ―― どうぞ。

  ただの気休めです。
  少しはほっとするんじゃないですか。


[ いつだったかばったり顔を合わせた時、
 避けようとされたとしても半ば強引に持たせようとした。

 からからと鳴る小さなドロップ缶。
 ただの薬草飴だ。それらしい味がするけれど、
 味がするだけで、少しばかり喉に効く以上の効用はない。
 数もそこまで多くはない。市販のドロップスと、同程度。
 普通に消費してさえいればすぐに底をつくはずの内容量。 ]
 
(191) 2022/12/14(Wed) 21:01:29

【人】 IX『隠者』 アリア




  効くとは思いますよ。
  「私」が作ったものなので。


[ ……という真実は、質されなければ闇の中。
 偽薬とはそういうものであるからして。
 少しでも気が安らぐきっかけにさえなればいい。
 身勝手な祈りに本物の効用などあるべきでない。

 では、と一方的に踵を返そうとするのは、
 この時も、今も、何も変わらない。
きっと遠い前世も。
]
 
(192) 2022/12/14(Wed) 21:04:35

【人】 IX『隠者』 アリア


   
[ その葛藤が尊いと、そう思うのかもしれない。 ]

 
(193) 2022/12/14(Wed) 21:07:07

【人】 IX『隠者』 アリア



  変質したことそれこそが、
  かつてそこにあったのは「私」であった証明だった。

  それは冷たくてさみしいのに、
  ほんのすこしだけ、あたたかく感じられる。 *


 
(194) 2022/12/14(Wed) 21:08:04

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[アリスを祝う合唱隊が、女声合唱に限るものではなく可能な限り全員で歌を歌いたいという計画と知れば、ユグは一も二もなく頷いてその計画に賛同した。
 歌の練習もしたけれど、何よりも人を集めるのに精力的に動き回る。
 歌でなくとも、手拍子でも、カスタネットでも。
 アリスへの祝意を中心として証持ちたちがひとつの計画に参加する。これほど素敵なことが他にあるだろうか。

 一度
ユグの参加を懸念して
断られたとは知らず、ゼロにも声をかけようとした。
 声だけはかけるに至ったか、それすらも避けられていたか。当日になっても諦めなかったが、最終的な結果は旨の知るとおり>>169

 それでも、ひとり参加者が増えるたび、心から喜んだのは事実。]
(195) 2022/12/14(Wed) 21:18:24

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そうだ。
 僕らが
ちょっと
我慢をするだけで、箱庭はひとつになれる。
 魂の反発も拒絶も、気持ちの問題だ。
 神話の昔、 箱庭の子たちは諍いを表出させて、すべてを壊してしまった。
 けれど僕らは彼らではなく、ひとは過ちから学べるもので。
 今度こそ僕らがひとつになれば、 いつかの刻と約束をした幸せな世界が叶うのだ。]
(196) 2022/12/14(Wed) 21:18:50

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[僕らが争わなければ、崩壊は起きず。

 誰も僕らを傷つけることなく。

 神は微笑み。

 そこに幸福だけがあるはずだ。]
(197) 2022/12/14(Wed) 21:21:53

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[だから。
 彼の来訪はまさしく福音のようだった。]
 
(198) 2022/12/14(Wed) 21:22:19

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[にわかに騒がしい朝。
 身支度を済ませ、カルクドラから借りた本を読んでいれば、職員のひとりがどこか不安げな表情を浮かべてホールに集まってほしいと伝えに来た>>3
 断る理由もなく従う。そうやって集められたのが、21人。
 前に、知らない顔が立っている。

 それが意味するところを、知っている。]
(199) 2022/12/14(Wed) 21:22:39

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[『世界』はもう戻らない、どこかで死んだのではないかという口さがない噂。
 それらを話半分に聞いていた。
 もしも亡くなったのならば、生まれるのを待てばいい。
 洋館に集まった21人は自分を含めてまだ若く、5つで引き取られてきたアリスの例からすれば、次代の『世界』が生まれこの洋館にやってくるまでの期間を待つことくらいは叶うだろう。
 むしろ、その間を平穏無事に過ごし心安く暮らせる絆を作り待つことこそが自身の至上命題なのではないかとすら思っていた。

 その『世界』が、目の前に立っている。
 顔は知らなかったが、疑うべくもない。
 22人の証持ち。様々な思いの入り混じった空気。]
(200) 2022/12/14(Wed) 21:23:06

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[この場において、ユグの全身を支配する感情は。

恍   惚

それのみであった。]
(201) 2022/12/14(Wed) 21:23:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[そのひとの声が鼓膜を打った瞬間>>5から、笑みはより深まった。
 瞳いっぱいに喜色を浮かべ、うっとりと頬まで紅潮させて。
 幾星霜離れた恋人に出会ったかのような心地で、かの人を見。]
(202) 2022/12/14(Wed) 21:24:03

【人】 XII『吊された男』 ユグ



["壊してしまおう"の言葉には、僅かにはたと瞬いたものの。]


 
(203) 2022/12/14(Wed) 21:24:47

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
灰ログを書く余裕さえロストしそうなのですが
これだけは言わせてください

このクレイジーサイコ神様コン(自称)のユグ氏が
いったいどなたなのか
わたしは気になって仕方がありません
エピローグが楽しみです(まだ1週間先だが?)
(-48) 2022/12/14(Wed) 21:24:59

【人】 XII『吊された男』 ユグ

はい。喜んで。

あなたのお望みのままに。

[選びなさい、と言われる間もなく、かの人の望みを承諾していた*]
(204) 2022/12/14(Wed) 21:25:06
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a28) 2022/12/14(Wed) 21:27:17

【教】 IX『隠者』 アリア


[ それは深い闇だった。

 とうに温度を失った抜け殻を抱きながら、
 ずっとずっと考えていた。

 考えて、考えて、考えて――

 そうして思った。

 死とは唯一の不変。永久の安寧。魂の救済なのだと。
 あの子にとって救いはもうそこにしかなかったのだ。
 
そう結論付けてなお、受け入れることなどできなかった
]
 
(/5) 2022/12/14(Wed) 21:28:26

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
ちょっっっっっっっっっとまってほしい

>>172
ナハトーーーーーー!!!!!!!????????
それはそういうことなんですかそういうことなんですか!!??

クリスタベル彼女ってそういう  アッ(絶命)

ここが私の墓です永遠に推しますありがとうありがとう



叫ばないとロル書いてらんないですこれは卑怯
もらうばっかりで何にも出来てない困った嬉し過ぎるけど
うおーギア上げてけーーー頑張ってロル書けーーー!!!
(-49) 2022/12/14(Wed) 21:28:58

【教】 IX『隠者』 アリア


[ 世界はとっくに壊れているのに、
あの子はもういないのに

 どうしてそれでも回るのか。

 失われた命を、あの子を、僕を置き去りにしておいて。
 どうしてどうしてどうして。
 くだらない混乱はいつまで経っても終わる気配もなく
 取り返しの付かない死はやがて過去になり風化する
 誤りも罪も罰も忘れられてしまえばただ死んだだけだ
 そうやってただあの子の存在が消えていくこんな世界で
 のうのうと生きて息をする有象無象の全てが憎くて、
 疎ましくて羨ましくて妬ましくて妬ましくて妬ましくて――


 ふっと気付いた。

 どうせ混乱は果てまでも転がり続けるだろう。
 どうせ壊れる世界なら、僕が壊したって変わらない。 ]
 
(/6) 2022/12/14(Wed) 21:29:26

【教】 IX『隠者』 アリア


[ わかってほしかった。
 この闇を。痛みを。絶望を。

 …… もしかしたら、

 彼女なら、彼女だけは、理解してくれるかもしれない。

 
の眼をした怪物はそう思った。
 何故って、彼女もまた、自分だけの光を持っていたから。

 けれど――少なくとも、
 彼女はその手で、怪物と成り果てたそれに幕を引いた。

 当然だったのかもしれない。
 だって彼女の「光」は、まだそこに生きていたのだから。 ]
 
(/7) 2022/12/14(Wed) 21:30:20

【教】 IX『隠者』 アリア



 
『僕は僕の、君は君のなすべきことをした。それだけだよ』


 
(/8) 2022/12/14(Wed) 21:31:24

【教】 IX『隠者』 アリア


[ それはかつて友であったきみへの、最期の贈り物。
 たとえ落ちる砂をひととき止めただけだとしても、>>0:13
 きみの決断は正しいのだと保証する肯定。

 …… でも、僕の言葉なんかでは
    きみの心を軽くすることはできなかったらしい。

 まあそれは、当然といえば至極当然のことなんだけどさ *]
 
(/9) 2022/12/14(Wed) 21:32:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
――売店:カルクドラと


[ カルクドラとよく話すようになったのは
 ヴェルトが居なくなってからだったように思う

 そう感じているのはあくまでも俺の体感だけれど
 彼はヴェルトと一緒に居る印象が強かったから。

 似た時期に住み始めた事もあって>>38
 不思議な親近感のようなものはあった。

 見かければ挨拶もしたし
 時には軽い話題を持ちかけたり
 今と然程も変わらない、そんな日常

 尤も相手から返るものについては
 今とは少々、大分――かなり色が違ったが。 ]
 
(205) 2022/12/14(Wed) 21:36:05

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それでも、七年
 七年もあれば変わっていく
 日々少しずつ、人も、環境も、何もかも

 俺が祈祷室に足を運ぶ頻度は多くなくとも
 たまには祈祷室で茶をしたり
 たまには売店奥で茶をしたり
 帰省の折には珍しい茶葉を土産にしたり

 彼と過ごした時間はきっと、証持ちの中でも多い方
 思えば長い付き合いになったものだ ]
 
(206) 2022/12/14(Wed) 21:37:22

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ だからもし、三人で商品を選ぶ内
 彼がなんらか視線を送ってきたなら


 「 そーだカルクドラ
   実は相談したい事があってさ
   この後、ちょっと時間いーかな? 」


 何かをこぼしたい時 助けを乞いたい時
 カルクドラを頼る人間は多い>>42

 頷いたなら、ユグには一言謝って
 彼に暫しの間相談にのってもらおう ] *
 
(207) 2022/12/14(Wed) 21:38:38
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a29) 2022/12/14(Wed) 21:44:55

T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a30) 2022/12/14(Wed) 22:03:54

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
>>207 いーよ!
(-50) 2022/12/14(Wed) 22:04:01

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
シャルがどうしたいかは
概ね方向性は決まっているので、

フォルやチェレスタへのお返事と、
あと、シトラに何か投げたいけど
どう投げたらいいかなぁ。

みんな絡むのうまいんだよなぁ。
『恋人』『悪魔』ペアが好きです。

隠者節制、審判太陽の女子会もよいですね。
入るすきがない!といいつつ、チェレスタは
ゆるりとかまってくれそうってしんじている。

体調悪い人はお大事にです。

…好きです。

別の人あての発言みつつ。
(-51) 2022/12/14(Wed) 22:08:08

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:三年前、『彼女』との出逢い


[ その日。私は偶然にも出遅れて、
 新しく来たというその子を迎える流れに乗り損ねた。

 辿り着いた時にはもう彼女は幾人と挨拶を交わしていて
 私は、……私は、その姿を目にして立ち竦んだ。
 懐かしい。私もそう思った。>>0:659
 けれど同時に真っ黒な感情が思考を塗り潰していった。

 身に巣食う
絶望
が、いつになく燃えていた。
 次の瞬間には、私はもう背中を向けていた。

 どうして。どうしてどうしてどうして。
 らしくない感情は、ともすればあの子シトラの時より荒れる。
 
けれどそもそも、「らしい」っていったい何だっけ。

 目にするだけでどうにもならなくなって数回、
 そのうち私は、自然とひとつの結論を導き出した。]
 
(208) 2022/12/14(Wed) 22:10:57

【人】 IX『隠者』 アリア



   [ 彼女には近付かない方が良いのだと思っている。 ]

 
(209) 2022/12/14(Wed) 22:11:12

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それこそシンが私に対して置いた距離と同じように、
 私はその子に、キュリアに対して距離を置く。

 時折遠くからふたりが話しているのを見かけるかもしれない。
 
それを羨ましく思うのが「誰」なのか、私はもうわからない。

 そういう時はどうしてか懐かしさに似た感情を覚えて、
 足を別のところへ向けることにしたと思う。

 そんな個人の意識を超えても交差する接点が
 この三年の間に存在したとすれば――

 その時は、それでも、
 会話するくらいならば出来たはずだ。
 さすがにそこまでじゃない。…たぶんだけど。 *]
 
(210) 2022/12/14(Wed) 22:12:32
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a31) 2022/12/14(Wed) 22:14:35

XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a32) 2022/12/14(Wed) 22:15:05

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 邂逅/『審判』――

[チェレスタと出逢ったのは、5年前のことだ。

 洋館の人たちとは話しかけられた時以外は、
 こちらから話しかけることもなく。
 いつものように『塔』の居る中庭に向かおうと、
 ぱたぱたと足を鳴らしていたところだった。

 目の端に立ち止まったままの女性が居て、
 自然と意識がそちらに向いた。

 初めて私を見た時のチェレスタは、
 驚いたような、泣いてしまいそうな、
 ともすれば、笑いだしてしまいそうな、
 とても複雑な表情をしていた。>>27

 今の今まででも、そんな表情をした人を見たのは、
 彼女だけだったように思う。]
(211) 2022/12/14(Wed) 22:20:59

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[不思議と、嫌な感じはしなかった。

 自身も足を止めて、方向を変え、
 彼女の元に向かった。興味からだった。
 今思えば、その時から既に
 惹かれるものがあったのかもしれない。

 伸ばされた手は自然と手に取った。

 これは『塔』との出会いがあった影響もある。
 伸ばされた手は取ってもいいのだと、
 刷り込まれたみたいに、自然と握り返した。

 歩き出す彼女に、また問いかけた。]



  
『どこにいくの?』



[その声に目を見開くようにして驚いた彼女は、
 その時、何を思い、何を見つめていたのだろう。]

 
(212) 2022/12/14(Wed) 22:21:52

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタと名乗る彼女はかつての『審判』だったという。
 箱庭昔話でも『太陽』と隣合わせてよく語られる。
 
 証持ちなのにどうして洋館に住んでいないのだろう?
 それも気になったけれど、]



  
『……おうた、うたうの?』



[興味を惹かれたのはそちらの方だった。
 尋ねれば彼女は微笑み、花畑へと連れて行ってくれた。]

 
(213) 2022/12/14(Wed) 22:22:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク


[花畑に広がる彼女の歌声は、遠くまで澄み渡り。

 花の蜜を吸いに訪れた蝶が、
 まるで彼女の歌に誘われるかのように辺りを舞った。

 花は風に揺れているのか、音に揺れているのか。
 楽しげに肩を揺らしているように見えた。

 義父母が、町の子供が、童謡を歌うのとは違う。

 魂に直接触れてくるような歌声は、
 包み込んでくれるような温もりと、
 感じたことのない、母の胸の中を想わせた。]

 
(214) 2022/12/14(Wed) 22:23:26

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[歌い終えた彼女は、しばらく沈黙した。
 私もまた、拍手や賛辞などを送る術を知らなかった。

 彼女を見上げれば泣きそうな顔をしていたから、
 何かを言おうとして、言葉に詰まる。

 沈黙の後に、響いた音。>>29

 その音に弾かれるように顔を上げた。

 ――――味方。
 そんなこと言ってくれる人は誰も居なかった。]



  
『……ほんとう?

  じゃあ、じゃあ。
  チェレスタといっしょにいれば、
  わたしもチェレスタのようになれる?

  きれいなうたを、うたえるようになれる?』



[誰かの心を、震わせられるような歌を。]
(215) 2022/12/14(Wed) 22:24:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク




 
[表情の乏しい少女が、
 初めて高揚したような瞳を彼女に向けた。]




 
(216) 2022/12/14(Wed) 22:24:55

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[それからは、彼女が洋館に訪れる日が待ち遠しかった。

 今まで他の証持ちには
 自発的に話しかけることのなかった少女が、
 年下には比較的人当たりの良さそうな
 タナトスやマドカ、フォルスなどの袖を引いて、

 
『チェレスタは今日はここにくる?』


 と、尋ねることもあっただろう。

 洋館の扉が開く音に、誰よりも早く
 反応を示すようになったのはそれからのことだ。

 静かな場所に立ち竦んでいたままの少女は、
 彼女と出会ったことで少しずつ変わっていった。]

 
(217) 2022/12/14(Wed) 22:25:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[南東の地域のほんの一部しか知らなかった彼女の世界は、
 チェレスタから耳にする世界を聞いて広がった。

 南東よりももっと華やかな地域があること、
 のどかな農村のような地域があること、
 移動しながら暮らしを続ける人たちが居ること、
 寒さが厳しい場所に身を置く人々。

 住まう場所も変われば着るものも食べるものも違う。
 聞く度に新しい話を教えてくれるチェレスタは、
 なんでも知っているかのように思えて、
 チェレスタが話す世界は、いつもキラキラしていた。]


  
『チェレスタ、眠いの?
  じゃあ、今日はヒナギクの部屋で一緒に泊まろう!』



[夕暮れにきらめく彼女の横顔が名残惜しくて、
 そう引き止める日も、少しずつ増えていった。]

 
(218) 2022/12/14(Wed) 22:27:51

【独】 ][『月』 エーリク

/*
縁故先ふたりとも大変人気で忙しそうなので
明日は縁故以外の人に話しかけたい気持ちでいきる
おやすみ
(-52) 2022/12/14(Wed) 22:28:12

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[だから、彼女に習って自身も歌うようになり。

 少しずつ明るさを取り戻した私に、
 政府から広告塔の仕事の話が出た時は、
 私もキラキラした世界をこの目で見れるのだと喜んだ。

 その時、彼女は珍しく笑わずに真剣な表情をしていた。

 一度だけ、彼女の口から聞いたことがある。
 証持ちは『特別』だけれど、迫害の対象でもあること。
 
 ――――知っていた。
 私も両親に疎まれてきたから。それだけは。

 心配そうに目を伏せるチェレスタの手を>>31
 私が両の手で引き寄せ、包み込む。]

 
(219) 2022/12/14(Wed) 22:28:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

  
  
  そういう人たちが居ることも知ってる。
  でも、私が人前に出ることで
  『証持ち』の印象が変わるなら意味はある。

  まだ見つかってない『証持ち』の子にも、
  私の声が届くこともあるかもしれない。

  それに、チェレスタみたいに、
  私の、自分自身の目で、世界を見てみたいの!

  ……
『大丈夫』

  私にはチェレスタが教えてくれた歌があるもの!


 
(220) 2022/12/14(Wed) 22:30:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[少し冷えていた彼女の手を温めるように
 きゅっと握り込んで、彼女の口癖を借りた。
 

 私は知っている。 


 世界は、酷いばかりじゃない。
 美しいものだって、数え切れないほどにあるのだから。*]

 
(221) 2022/12/14(Wed) 22:31:06
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a33) 2022/12/14(Wed) 22:38:52

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:うつろう月



  どうしたんですか、それ。


[ それは彼にとっては不運だったに違いない。
 声を向けた薬師もどきは、指先の傷に目を向けた。>>0:224

 わかっている。わかっている。
 証持ちの身にはその程度ないも同然であることを。
 それでも見つけてしまうのは、きっと性、あるいは職業病。
 ここが洋館でなくて彼が只人なら傷薬を押し付けたけれど
 そうされずに済んだことだけは、幸運なのかもしれない。

 しかしまあ、おそらく彼にとっては
 大変厄介な存在に目を付けられてしまった、と。
 そういう感じではなかろうか。どうだろう。 ]
 
(222) 2022/12/14(Wed) 22:41:52

【人】 IX『隠者』 アリア




  どうせ詰め込むなら
  もう少し効率的に詰め込んだらどうですか。


[ 洋館を抜け出そうが外でどう過ごしていようが
 そこについて文句を言うことはないけれど、
 もしも傷を付けて帰ってきたり不調に陥るなら
 そこには文句を言った。

 放っておいてくれ?
 顔色悪く見えるその顔を恨むことですね、とか。
 言ったかもしれないしそんな事実はないかもしれない ]
 
(223) 2022/12/14(Wed) 22:42:08

【人】 IX『隠者』 アリア




  仕方がないひとですね。


[ たまたま袖を掴まれることがあったならば、>>109
 そのたび気が済むまで放っておくだろう。

 それ以上なんて必要なさそうだと思っている。
 その認識に万一間違いがあるなら修正してほしいものだが。

 厄介なお節介は、概ねただ目を光らせている。 *]
 
(224) 2022/12/14(Wed) 22:42:36

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
一人だけ圧倒的『光』をやってる感がある。
いや、過去はアレだけど。

現状だとヒナは世界存続を望むけど、
多数決圧倒的負け!って感じもしてるし
PL的には滅んでもいいかなとおもってるよ☆
(-53) 2022/12/14(Wed) 22:43:55
IX『隠者』 アリアは、メモを貼った。
(a34) 2022/12/14(Wed) 22:44:40

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
書きたいと思ったことだいたい書けた?
そろそろシャルレーヌさまに話しかけるのが
やりたいことリストの一番上なってる?
なってる気がする いやクリスタベルさんの倒れた話もある

た、足りない…あとさすがに出遅れ感も厳しい めそ……
(-54) 2022/12/14(Wed) 22:48:15

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
なんかたぶんなんですけどフォルのあの話が大きすぎて
アリアの方針が今のところほぼ確なので
一周回って現軸に対しては待ちを貫くさんになりそうで
お困りのシトラちゃんなどいらしたらごめん寝の体勢…

そして書きたいことを書き散らすと配慮がロストするので
書いてからエーリクさんにだ、大丈夫? しています
わたしは先に我に返ってくれ 寝ます……
(-55) 2022/12/14(Wed) 22:51:39

【人】 XIV『節制』 シトラ

── パーティーの翌日


[ 満を持して、アリスさんへカーディガンを贈った。
 この日の為に日夜練習してきた歌も、
 自己採点で72点と言えるくらいには歌えた。

 アリスさんの嬉しそうな顔を、眺めて
 ──こんな穏やかな日が
 ずっと続いていけばいいな、って

 そんな風に願ったのは いけないことだった? ]
 
(225) 2022/12/14(Wed) 22:52:49

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 俄かに騒然とし始めた洋館の異様な空気
 わたしを部屋へ呼びに来たメイドさんの、
 普段とは違う表情と、声色>>3

 向かった先、
 玄関ホールに見慣れない金の髪。>>4


  初めて見るひとだ。
  ……綺麗なひと、


 そう思った次の瞬間
 知らないはずの声で発された言葉が>>5
 わたしの全身をぞくりと粟立たせた ]


  …………っ、


[ かみ、さま。神様だ。
 このひとが、
 わたしを、わたしたちをつくったひと。

 何の疑いもなくそう受け止めているわたしに
 疑問も違和感も一切抱かなかった。]
 
(226) 2022/12/14(Wed) 22:52:56

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 失った言葉の代わりに大粒の涙が零れ落ち始める。
 心臓が痛いくらいに早鐘を打ち始める。
 やがて、身体が小刻みに震え出す。
 両の脚のバランスが、崩れる。

 どうにかして均衡を保とうと
 無意識にアリアちゃんへと手を伸ばそうとして、
 もう片方の手でそれを制すと同時、胸を抑えて嗚咽した。
 
 とめどなく溢れ出て
 この心を覆い尽くすのは、懺悔 ]
 
(227) 2022/12/14(Wed) 22:53:06

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ずっと祈りを捧げ続けてきた神様そのひとに逢えたのに
 悪い夢を見ているような気持ちでその言葉を聴いていた。
 沈黙も喧噪も一太刀で断ち切るような
 アリアちゃんの凛と通る声も>>46
 首肯も否定もできずにただぼんやりと聴いていた。
 
 世界を壊して、箱庭で
 本当に
皆で
幸せになれるの?

 あんなに小さなアリスさんが、
 怯えて誰かに助けを求めている。>>@0
 呆然としているシールさんも、
 何かを怖れるような顔をしている。>>@1
 世界の破壊を「面白い」と歓迎する
 トリスさんみたいなひともいる。>>@2
 無条件に神様に賛同するひとたちも。

 少なくとも、わたしは
 この世界を見捨てて箱庭へ行って
 幸せになれるとは思えない。でも、

 でも。
 みんなは、どうだろう。 ]
 
(228) 2022/12/14(Wed) 22:54:04

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ アリスちゃんが話しかけたフォルスさんを
 じ、と見つめてから
 此方へ来たアリスちゃんへと視線を移す。
 澱みなく告げられる言葉をすべて
 声が途切れるまでただ黙って聴いて、呑み込んだ。>>55]


  う、ん
  …………、わかった


[ ひとりで考えてもきっと答えは出しきれない。
 ひとりが不安になるにはまだ早い。
 与えられた時間はたった一日、
 時間に限りがあるのは彼女も同じ。

 向けられた笑顔がどこかぎこちない。
 わたしに気を遣ってくれている表情だ。

 そう気付いてしまったら、
 涙を止められない
 いつまでも泣いてばかりな自分が、恥ずかしくて ]
 
(229) 2022/12/14(Wed) 22:54:17

【人】 XIV『節制』 シトラ



  …………わたし、
  すき、だよ アリアちゃんの、お茶

  また、……あとで


[ 階段を颯爽と昇ってゆく背を見送って
 暫くの間、その場に立ち尽くしていた。

 もしも誰かに袖を引かれることがあったなら>>104
 そっと握り返そうとは、したでしょう ]**
 
(230) 2022/12/14(Wed) 22:54:29

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 回想:誕生会 ──


[ 誕生会の歌の集い。
 女性だけの方が、とか全員で歌いたい、とか。
 風に乗って届く声に迷いつつ参加表明してみたけれど。
 練習からは少しずつ少しずつ足が遠のいていた。

 自主練しておくから、なんて言い訳してみたけれど、
 最終的にはやっぱり不参加で、なんて発案者のチェレスタ
 にも参加メンバーにも悪いことをしたなとは思ってる。
 もしユグに歌でなくともと参加要請されたなら、>>195
 その時は余った楽器を担当したかもしれない、けれど。


 音楽は好きだし、家庭教師に声楽を教わったこともある。
 でも、正直今の自分の声は好きになれない。
 高いままの声も、丸みを帯びていく体も、
 女性に近づいていく自分が嫌だった。
 こんなのはちっとも わたしたち じゃない。 
]
 
(231) 2022/12/14(Wed) 23:02:40
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a35) 2022/12/14(Wed) 23:03:34

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それでも暗い気持ちを片付けて、
 用意していた赤い靴>>0:30を贈れば
 彼女は喜んでくれただろうか。
 
 眩しかった。
 外界に解き放たれた可憐な蝶、
 これから世界を知っていく無垢な5歳の女の子。
 狂うことでしか自分を保てなかった、
 いつかの誰か>>0:106>>0:107を思い出すような気がして
 直視出来なかった。

 
 御礼を言われたら、
 「素敵な靴が素敵な場所に連れて行ってくれますように」
 と寿いで。……本当に、そうなればいいと願っている。 ]
 
(232) 2022/12/14(Wed) 23:03:42

【独】 IX『隠者』 アリア

/*
大事なのに書き損ねた備忘録なんですけど、
最初にシトラの様子を窺うことをしなかったのは
シトラの自主性全肯定botな自分の在り方が
今回ばかりはシトラの重荷になってしまいそうだと思った
という理由です 今度こそ 本当に 寝……
(-56) 2022/12/14(Wed) 23:03:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 21人が一同に介した──かどうかは指折り数えたわけ
 ではないけれど、思い思いの方法で彼女がこの世に生を
 受けたことを祝っている。
 ……暗い気持ちを何度片付けても、ここにいる限り
 ずっと湧き上がってくるのだろう。

 ナハトが退席するなら>>169、引き止める代わりに
 一緒に誕生会を後にしようか。

 本当は、彼が避けているあの子に
 「今日のこの子とお話する権は完売だよ?」
 などと牽制してあげてもよかったし、
 皆でお祝いした方が、彼女も喜ぶだろうに。
 
  ……自分のことしか考えてなくて、本当に嫌になる。 ]
 
(233) 2022/12/14(Wed) 23:05:34

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 賑やかでなんだか疲れたから助かっちゃった、
 なんて嘘に言い訳を重ねたら、嫌われないだろうか。
 いつもみたいに笑ってくれている?
 
 彼がどんな気持ちでどんなことを思っているか>>172
 こんな風に見上げるだけじゃちっともわからなくて。
 
 色んな気持ちをないまぜにして、
 「ナハトもお疲れ様」と夜色の髪をそっと撫でてみる。

 ……二、三言葉を交わしたら部屋に戻るだろうか。
 もう少し、とは言い出さず、彼の言葉を待ってみた。 
* ]
 
(234) 2022/12/14(Wed) 23:06:55
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a36) 2022/12/14(Wed) 23:10:25

【人】 U『女教皇』 キュリア

(誕生日パーティーの日)

[誰かがこの世に生を受けたことはこんなにも幸せなものなのだと誰かのお祝いのたびに思うのでございます。]

(いつか自分の誕生日も喜べるようになれるのでしょうか。
お祝いしていただいたのに上手く喜べず、みんなを失望させているかと思うと……ごめんなさいって言いたくなります)

[アリスのお誕生日パーティーもとても楽しいひと時で、アリスもみんなもとても楽しそうでした。
アリスの嬉しそうな表情はとても眩しく見えました。]
(235) 2022/12/14(Wed) 23:15:06

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
戻ったら可愛い恋人(名称)がいた
それを爆弾と認識してくれるところが愛しいですね!!!!!

爆弾ですよ 爆発するかはやり取りしだいだ
(-57) 2022/12/14(Wed) 23:15:32

【人】 U『女教皇』 キュリア

--今日--

[アリスのお誕生日の幸せな空気がまだまだ残っているかのような翌日、玄関ホールに呼ばれました。]

「やあ皆。久しぶりだね」>>5

[その方を見たのは初めてだったので"はじめまして"と挨拶しようとした矢先のことでございました。
目の前にいる男性が一言発した瞬間、言葉がヒュッと喉の奥に引っ込んでいく感覚に襲われました。]

……!

[この方を見たことはありません。
見たことはないはずでございました。

けれどわたくしはこの方を存じております。
なぜかとてもよく覚えているのです。]

「選びなさい、わたしの愛しき子ら」>>11

[一つ一つの言葉が脳を強く揺さぶってきます。
激しい頭痛とめまいに襲われて立っているのがやっとの状態で、ただただ小さく一度頷くことだけを、どうにか。]
(236) 2022/12/14(Wed) 23:24:52
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a37) 2022/12/14(Wed) 23:26:50

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 回想:『悪魔』の君と ――

[僕は君のことを、
 どこまで知っていたのだろうか。

 君の出自を知っていたのなら、
 僕は憐みのつもりは微塵もなかったけれど、
 君の痛みに寄り添おうと試みたのかもしれない。
 拒絶されたら深追いはしないけれど。

 君が既に救われていることを知っていたのなら、
 君の不幸と幸福は既に完成されている、
 僕には何も言うことは無かったろう。

 けれどもしも、僕が何も知らなかったのなら。
 きっと、何もしなかった・・・・・・・
 ただ、面白みのない善人面をしていたことだろう。]
(237) 2022/12/14(Wed) 23:31:05

【人】 XI『正義』 マドカ

[……まぁ、多分。
 君は僕より後に洋館に来たから、
 僕は何かしらほんのり察していたんじゃないかなぁ。
 きっと、更なる不幸を強要することはない程度には。


 
それはそれとして、
フォルスと
デート
に出かけているのを
見かけたならば、

僕は自然と君を避けていたかもしれないね。
*]
(238) 2022/12/14(Wed) 23:31:29

【人】 XI『正義』 マドカ

―― 回想:年下の少女 ――

[年下の子に対しては、大抵優しく接した。
 特に、親の愛情を受けられなかった子供には、
 代わりの愛情を与えたいと思った。

 それはかつて、僕が受け取ったものだから。]


     文字を覚えたいの?
     いいよ。
     じゃあ、まずは本を読んであげよう。


[言葉を覚えたいのなら、文字を覚えたいのなら。
 触れるのが一番だ。

 そう考えた僕は、少女
ヒナギク
に最初、
 本を読み聞かせた。

 少しずつ触れさせて、少女が好むものを探る。
 好きこそものの上手なれ。
 僕の故郷の言葉だ。]
(239) 2022/12/14(Wed) 23:31:50

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     はい。
     これ、あげる。


[暫くして僕は、少女にノートと鉛筆を贈った。
 少女の好みはまだそこまで分からなかったから、
 やや子供じみたデザインだったかもしれない。

 少女が、友人が来るかどうかを尋ねれば、
 僕は笑って彼女の手を握る。]


     どうかな。
     聞きに行ってみようか?


[きっと、職員の誰かなら知っているだろうと、
 僕らに比較的好意的な誰かを捕まえに、
 少女を誘ったかもしれなかった。**]
(240) 2022/12/14(Wed) 23:32:49

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 誕生日 ――
 
[洋館に来るまで教養というものを知らなかった。
 実の両親はもちろん、
 証持ちの子供に学を与えることなど考えもしなかった。

 老夫婦に引き取られた後も、
 私塾にいけるような環境下ではなく。
 人とあまり話さないせいか、言葉もたどだどしかった。

 文字や計算を知り、流暢に喋れるようになったのは、
 洋館に訪れてから先人の証持ちたちに教わったからだ。

 誕生日を祝うことも、証持ちの誰かに教わった。]

 
(241) 2022/12/14(Wed) 23:34:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[ヒナギクは広告塔の仕事をしているが
 給金というものはもらったことがない。

 街や仕事へ出てものが欲しい時は、
 メイドの人や、付添の人に払ってもらい、
 その場で現物支給という形を取っている。

 だから、アリスの誕生日には、
 私設合唱団(withオルガン)の歌声を聴きながら、
 アリスの手を取り、ダンスを踊った。

 エスコートするように手を引いて、
 彼女の歩幅に合わせてタップして、
 小さな彼女の身体を抱え上げ、くるくると回った。

 ダンスをしながら自分も歌を歌った。

 小さな彼女が笑ってくれることを
 心の底から喜び、微笑み、声を上げて笑った。]
 
(242) 2022/12/14(Wed) 23:35:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[合唱団の輪に入ることを躊躇う人が居れば、
 手を取って招き寄せただろう。
 例えば少し距離を置いているエーリクを>>106
 ユグが声を掛けた誰かも増えていたかもしれない。>>195

 最後にもう一度と、ゼロにも声を掛けてみたけれど、
 歌声の代わりに渡されたのは喉飴だった。>>168

 喉飴はしっかりちゃっかり頂いておいて、
 気のせいかすっきりした喉で。
 
『んも〜〜〜〜〜!!』
と牛のように呻いて
 クリスタベルと共に去るゼロの後ろ姿を見送ったのだった。]
 
(243) 2022/12/14(Wed) 23:36:31

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― そして、翌朝 ――


[前日の騒ぎで夜更かししたせいで、
 寝ぼけ眼で廊下に出てみれば、妙に騒がしかった。

 メイドさんに聞けば『世界』が帰ってきたらしい。
 箱庭の22人が揃うのは初めてのことだという。

 喜ばしいことのはずなのに、妙な胸騒ぎを覚えた。

 そうして、支度を整えホールに向かえば、
 知らない男性が、まるで我が城であるかのように
 笑みを湛え、中央に鎮座していた。





 22人もいるホールに、一滴の水が落ちる。>>5
(244) 2022/12/14(Wed) 23:37:00

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク





[ その音だけでぞわりと肌が粟立った。 ]




 
(245) 2022/12/14(Wed) 23:37:27

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[息を呑み、思わず口元を抑え、
 距離を取るように後退った。

 満面の笑みを浮かべて、
 愛子のように語りかけられるのに、
 どうしてか恐ろしいもののように見えた。

 幸せな世界を作る?
 世界を壊す?

 何を言っているの?

 そう口に出したくても出せない。

 だって、
 
この人なら本当に出来てしまうだろうから。
(246) 2022/12/14(Wed) 23:38:06

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[選ぶ時間をくれただけでも、譲歩なのかもしれない。
 去っていく後ろ姿をただただ眺めていれば、

 とん、と膝下にぶつかる何かに気づいた。
 怯えたアリスの身体が震えていた。>>@0

 そっと彼女の肩を抱き、引き寄せる。]


  ……びっくりしたね、アリス。
  

[そうして、何とはなしに彼女の姿を探した。]


  
  ……チェレスタ、どうしよう。
  アリスが……、


[こんな時にいつも頼ってしまうのは、
 やっぱり彼女の他には居なくて。**]
(247) 2022/12/14(Wed) 23:38:36
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a38) 2022/12/14(Wed) 23:42:14

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a39) 2022/12/14(Wed) 23:52:31

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― アリスの誕生日においては ――


[一緒にお祝いの歌を歌うという企画について。
あくまで各人の自主性を尊重するスタイル――、
言い換えるなら「やりたい人この指とまれ!」でゆるく協力者を募集していくスタイルだ。
途中で練習から足が遠のいてしまう者がいても、>>231
深く問い詰めたり、追っかけて引き止めたり、なんてことはしてなかった。

とはいえ、ヒナギクらとのやりとりでちょっとだけ前向きになったこともあり、
出張お手伝いから帰還した日、食事の集まりかどこかで、確かにこう言ったのだ]

男のひともオルガン以外の楽器も……、
賑やかしもまだまだいてくれると嬉しいかな?

[賑やかし、といったところでパンパンと手を叩いたのは、
手拍子オンリーでもいいと言いたかった、というやつ]
 
(248) 2022/12/14(Wed) 23:56:54

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[それからだろうか、『吊るされた男』の青年――ユグが人集めに積極的になったのは。>>195
時折垣間見える彼のスタンスについては否も応も唱えず、
一歩引いた見方をしているチェレスタだが、
そのスタンスから来てるのであろう彼の行動については、素直に感謝したい心境であった。

  ゼロはまあ、
  いつか私の前でほんのちょっとだけ浮かべかけた顔を、
  今度はものすごい勢いでするかもね。>>0:533
  ……と思いはすれど口には出さず。


その一方で、形に残るプレゼントも用意していた。
穴に息を吹き込んだり、逆に吸いこんだりすると音の出る楽器だ。
アリスが初めて触る楽器になるのだから、直感的に音が出せるものが良さそうと思ってのこと]
 
(249) 2022/12/14(Wed) 23:57:50

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



[高い音、低い音、オルガンの伴奏。歌に合わせて鳴らされる音。
さまざまな音が混じり合って、ひとつになっていくのを、
夜ごと夢想した。それだけでも十分楽しかった。

一座のルーツである地ではこの、様々な音が一つになったものに、
「音」を「楽しむ」と書いて「音楽」という名前がついている。
まさにぴったりな名前といえよう。

……大丈夫、私はちゃんと、音を楽しむことができている]

 
(250) 2022/12/14(Wed) 23:59:29

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──回想・誕生会前・売店でフォルと

[ 彼に怒られた記憶はない。
世間知らずで物を知らない私を
 優しく嗜めることはあったかもしれない。


 フォルは優しい。それは今も昔も変わりなく─]

 ええ、わかったわ。
 次は必ず話すから。

[ そう、フォルの手にかかれば
 なんでも楽しくなって、怖くなくなるだろう。]

 そうね、今更、よね。

[ フォルの笑顔につられるように弱々しく笑った。
いつだって頼って甘えているのに、時々こう遠慮してしまうのは、なぜだか自分でもわからなくて。]
(251) 2022/12/15(Thu) 0:00:44

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[――やがて、夢想は現実となった。


様々な個性あふれるプレゼントが並び、
この日のために組まれた合唱団の演奏に、
彩りを添えるかのように明るい色がくるくると踊り。>>242
いつしか歌声がもうひとつ増えて。

最後の一音まで、明るく。
伸びやかに。かろやかに。華やかに。涼やかに]


   ……改めて。誕生日おめでとう、アリス!
   今日という日が一生の思い出になりますように。*

  
(252) 2022/12/15(Thu) 0:02:49

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ アリスのプレゼントの話。]

 …フォルがおじさんだったら、
 私だっておばさんだわ。
[ 珍しくむくれました。ちょっとだけだけど。]
 でも、フォルだって私だってアリスと同じ年だったことはあったから。

[…アリスと同じ年頃というと洋館にはじめて来た頃で、それは大雨を降らせてしまった頃のことになるから、話題になったら困る…けど牽制したら余計に?と、一人赤くなったり青くなったりしたけれど。]


 甘やかしてるのは、フォルの方よ。
 …いつもありがとう。
 ふふっ、次も期待しているね。

[ 楽しみにしているのは本当。
 生誕祭の合間でも今年は何を用意してくれているか、はやく洋館にいって会いたいと願っている。
 幼い頃に贈ってもらったペン>>59で教えてもらったあなたの名前や自分の名前を書いたっけ。
 今はもう使えなくなったけれど、
 お揃いだもの。大切にしまってあるわ。

 あなたがくれた物は全部、私にとっては宝物なの。
 白いウサギのキーホルダー何気ないおみやげも例外ではなく。]
(253) 2022/12/15(Thu) 0:04:31

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 明日の約束>>60には力いっぱい頷いて。]

 わかったわ。
 早めに出るなら早寝しないとね。
 私の行きたい所も?何処が良いか考えておくわね。

 夜のライトアップ!素敵ね。
 日が落ちて冷えそうなら上着も用意しないと。

 ――楽しみだわ。

[ フォルと一緒なら、“楽しい”は約束されている。]
(254) 2022/12/15(Thu) 0:04:57

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 歌声を披露した後。]

 さ、30点。
 そ、それって何点満点?

[ 拍手を送ってくれているから1000点満点ってことはないと思いたい。優しいフォルだから30点満点って言ってくれるかも?いずれにせよ「精進します」と神妙な顔でこたえ、当然ながらアンコールは丁重にお断りいたしました。だから尚更、もっと聞きたかったら、と前のめりに合唱隊に勧誘するのでした。]

だって私がフォルの歌を聴きたいんだもの。


[ 遠くの喧騒にかき消されるほどの、小さな願いは、ゴリ押しすることもなく叶うのだろう*]
(255) 2022/12/15(Thu) 0:07:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:ゼロという名の  ──

[『悪魔』が洋館に来たのは五年前。
 男が洋館に来て二年後のこと。
 『恋人』─クリスタベルと同時に来たのだから
 当時のことはよく覚えている。

 クリスタベルと上手く会話出来なかったことを
 引き摺っていた頃、同時に来た彼ならば
 何か知っているだろうかと聞こうとした矢先、
 先に彼が呟いた。]


  僕の名はカルクドラ。名前で呼んでくれていいよ。


[ 洋館に来て早二年、たったの二年。
 『教皇』と呼ばれる>>0:514ことは
 未だ違和感が拭えずにいた。
 勿論、呼び方の強制まではしないが。

 少しの間続いた沈黙に首を傾げていると>>0:515]
 
(256) 2022/12/15(Thu) 0:18:44

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
  …………は?


[ 彼の言葉の、笑顔の意味が理解出来なかった。
 少なくとも自ら選んでいる気は無い上に
 何か嫌味な雰囲気を感じ、言い返そうと思った時]

  
  八つ当たり? 何の?
  ……よく分からないけど、うん。


[ この場では相手のペースに乗せられたままで
 終わったのだが、実際彼は再び祈祷室に訪れた。

 特に追い返す理由も無いので、普通に茶をして
 与太話をして、時には荷物持ちが欲しいから、と
 買い出しにつき合わせたりもした。
 
最後は、彼がすんなり納得したかは不明。
ちなみにお駄賃は幾らか渡していた。


 男もまた、彼に嫌悪感は特に感じなかった。
 噂に聞く行動や評判に、過去の自分自身を
 思い出すこともあり、何か近いものを
 感じたのかもしれない。]
 
(257) 2022/12/15(Thu) 0:19:52

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ だからこそ、目に見えて祈祷室に立ち寄らなくなると
 偶然洋館内で見つけた時には、チャンスとばかりに
 肩を掴んで引き留めて]


  最近来ないけど忙しいの?
  そろそろ来ないと用意しておいた君の好物が腐るよ?


[ と、冗談を含ませた笑みを浮かべ問うたこともあった。
 彼が来ない理由を聞き出せても聞き出せなくとも
 「そろそろ僕が寂しくて寂しくて仕方がないのでは?
 久々においで」と、冗談交じりに誘っていたことだろう。*]
 
(258) 2022/12/15(Thu) 0:20:33

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
── 『悪魔』という名の ──


[ 経典によると『教皇』は『悪魔』のことを
 快く思っていなかったとされている。
 『愚者』を殺し>>0:156
 『吊るされた男』と対立した者。

 時に言い争っている様子が記されてもいた。


 .

 .
 .


 .


 しかし経典後半部分(箱庭混沌時)の記録によれば
 彼らが共に行動する姿が、幾度と見られたとか>>0:515
 
 理由までは、未だ解明されておらず。**]

 
(259) 2022/12/15(Thu) 0:20:49
X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a40) 2022/12/15(Thu) 0:27:13

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──回想・誕生会前・チェレスタと>>45

[ 久しぶりの彼女と再会を果たせたのは
 どこかの廊下だったろうか。
 会えた喜びで笑みを浮かべながら口にしたのは、
 歌の練習がんばったから、良かったら明日にでも聴いてほしいこと、フォルが誕生会の合唱にカスタネットで参加したいと言っていたから、いっそ歌い手として勧めたいこと等。]

 オーディション…それは一体…。
 でも、フォルならきっと大丈夫ね!?

 あ、あと、明日フォルとお出かけするんだけど、お勧めスポットとかあれば教えて…?あ、外出の目的は、フォルがアリスへのプレゼント探す、そのお手伝い、なんだけど。


[ 最後の頼みはごにょごにょと小さな声で**]
(260) 2022/12/15(Thu) 0:30:37

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[神様あの人が去ってしまうなら、ほぅ、と熱に浮かされたような息を吐いて。
 それからようやく、歓喜のままに他20名の姿を見た。
 ああついに僕らの幸福がやってきたのだ、と言わんばかりに。

 けれど。]

――…………ええ、と。

[そこに満ちていたのは、喜びだけではなかった。]
(261) 2022/12/15(Thu) 0:34:10

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[どこか怯えたようなアリス>>@0の姿。ヒナギク>>247が抱き寄せて、チェレスタを呼んでいた。
 トリスは楽しそう>>@2だったけれど、シールは自失している>>@1ようにも見える。
 アリア>>50はフォルスの答えを求めていた。フォルスの見る夢>>0:235は、ユグの思想に少し近いところがあるような気がしていて、彼の答えなら自分も気になる。
 エーリク>>104は立ち尽くし、シトラ>>230の袖を引いている。そのシトラは、アリアの薬草園に行くのだろうか。
 マドカ>>165とクロ>>131は喜んでいそうだけれど、戸惑いも交じっているようにも見える。
 カルクドラ>>183は沈思黙考しているようだ。キュリア>>236は随分と困惑しているようで、かの人の問いを受け止めるので精一杯、に見える。

 他にも、それぞれ。悲喜こもごも、という言葉はこのために作られたのではないかと思うほど。]
(262) 2022/12/15(Thu) 0:34:34

【人】 XII『吊された男』 ユグ



[あんまりにも、ばらばら。]

 
(263) 2022/12/15(Thu) 0:35:14
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a41) 2022/12/15(Thu) 0:36:12

【教】 XII『吊された男』 ユグ


『どうして僕たちはひとつになれないのでしょう』

 
(/10) 2022/12/15(Thu) 0:36:44

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
dだめだああ意識が何度もとんでた
今日中にタナトスのとこくりまで進みたかったのに

ねますおやすみ
(-58) 2022/12/15(Thu) 0:37:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ


[――このままでは、何も変わらない。]
 
(264) 2022/12/15(Thu) 0:38:25

【独】 III『女帝』 シャルレーヌ

/*
マドカメモをみた。

マドカには詰め寄られてしまうのかな。
でも、シャルは痛い目はみてないけれど
ある意味人間扱いされてないからにゃー。

力と仲良しだから、避けられちゃうかな?
…力と仲良し…(*´ω`*)
[ひとりお花畑にいる気がして申し訳ない]
(-59) 2022/12/15(Thu) 0:39:57

【人】 XII『吊された男』 ユグ

……その。
アリスは、大丈夫、ですか。

[昨日輝かんばかりの笑顔だったアリスの瞳が、不安げないろに染まっているのは心苦しく。
 ヒナギクにそっと、問うてみる*]
(265) 2022/12/15(Thu) 0:40:28

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ >>0:84

 ねえ、と 呼びかけに応える声はない。
 ずっとずっと呼んでいたのだから知っている。
 それでも呼び続けるのは ──…… ]
 
(266) 2022/12/15(Thu) 0:42:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ それは わたしたち らしくない。

 今までそれわたしたちが当たり前過ぎて、
 だからこそ答え合わせをしながら日々を過ごしていた。

 わたしたち であることが何より絶対で、
 生きることを肯定して欲しかった人たちはもういない

 二人でひとつであることが完璧で必要で、
 
欠けた半身を求めることがいつしか手段になっている

 それがどれだけ苦しくても続けなくてはいけなくて。
            ──────なんのために?


 わからない。
  わからない。
    わからない
 

          ……違う、そんなのは嘘だ。 ]
 
(267) 2022/12/15(Thu) 0:43:48

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 本当はわかっていた。
 認められなかっただけだ。
 
 わたしたちの欺瞞を私自身が知った時に>>82
 わたしたちを羨ましいと、完璧だと言ってくれた人が
 私から離れていくことを恐れた。

 ……いいや、違う。

 わたしたち でいられればそれでよかったのに、
 あんなに諦めることが上手だったのに、 
 自分たちから離れて忘れていくのは嫌だった。>>0:522

 離れたくない、と言ってくれた時に>>0:360
 「わたしたちもだよ」と言葉で返すことが出来なかった。

 こんなことを考えるのは わたしたちらしくない。
 この身の外に、わたしたちより大切なものがあるなんて
 あってはいけないと無意識に蓋をした、気持ちが。 ]
 
(268) 2022/12/15(Thu) 0:44:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 自惚れではなく、絶えず親愛を注いでくれる人。
 彼の愛は揺籠の中の安らぎを守るみたいに優しくて。

 でもそれは わたしたち だからで。  
 
 わたしたちの夜、わたしたちだけのナハトなんて
 黒猫を愛でるなら許されるだなんて線引きをして。
 きみが特別だとか大切だとか必要だとか、
 そんな言葉は一度だって言えなかった。 ]
 
(269) 2022/12/15(Thu) 0:45:30

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
 
[ きみが傍にいてくれるのは、
 『恋人』で、二人でひとつの完璧なわたしたちで、
 名前をつけて、誕生日を贈ったわたしたちだから。

 わかってる。本当にそれだけしかない。
 
 だけど、私は、 
 この胸に証がなくてもあなたの運命でありたかった。 * ]
 
(270) 2022/12/15(Thu) 0:46:09

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
なんかもう初期設定と追加設定とやりたいこととやらなきゃいけないことと好きな気持ちがごった煮になったようなものをお出ししてしまった…
そして言葉足らずなのは相変わらず過ぎてもうフィーリングで読んでとしか言いようがない…

あのさ、P様からくださった設定守ろ………
兄(片割れ)への依存が手段になってるんよ…………
守ろうとはしたんだよ頑張ったんだよ…………

ナハト沼にそっと埋めてくれ……………
(-60) 2022/12/15(Thu) 0:54:52

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
投げてた設定と違うやんという抗議の声が聞こえる(幻聴)
全ては最高に最高過ぎたご自分を恨むのです……

とりあえず落ち着かないから、
ちょっと投下ペース落ちてる今独り言でひっひっふする。
落ち着いたら現在に行くから待ってて神様…右ストレートでぶん殴る


>あ〜いいですねえ!フフフ、とてもかわいい。ありがとうございます 大好き!(定期)
 →怖いんだが!!????やだ…掌で転がされてる…
 
それはさておきロルうまうま過ぎて永遠に見てたいな…?
PCの魅力とか好みとかも勿論あるんだけど、それをさて置いてもほんと好き…
そして倫理観の軌道修正自分でやってくれてるごめんなさい。
(-61) 2022/12/15(Thu) 0:59:26

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
あ。ヒナギクねとった。
(-62) 2022/12/15(Thu) 1:02:01

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館玄関ホール/答え ──

 
[ >>6 >>7
 本能、いや魂での理解が思考に浸透するにあたり、
 得るはずのなかった答えを知った。
 証持ちは欠けたることなく集まったのだ。
 『恋人』のこれは、双子の片割れにはなく
 私だけに与えられた烙印。

 結局、完璧なんてなかった。
 わたしたちは可哀想な女の子が作り出した都合よい幻想。
 何もなくなった。
 私の内にも外にも、何も。
 
 どうして私だけ完璧につくってくれなかったの?>>82
 私は苦しむ為に生まれてきたの?

 答えを持つ唯一はきっと答えない。
 この場で語ったことこそ全て。
 沈黙こそ肯定答え
 愛しているなんて反吐が出る。 * ]
 
(271) 2022/12/15(Thu) 1:19:56
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a42) 2022/12/15(Thu) 1:23:43

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a43) 2022/12/15(Thu) 1:26:56

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
神様反吐が出るとか八つ当たりしてごめんね!
もーベルちゃんボロッボロだね(ロルとか誤字的にも)

とりあえず明日の予定決めて寝ようね。

・玄関ホールからどうしようね?
 もう世界と心中するくらいのお気持ち。
 世界に何もないし自分も何にもないし
 苦しむために生まれたなら死ぬしかないじゃない
 あとナハトに嘘ついたのごめんなさいしよ?

・誕生日プレゼント貰ったの返したいしあげたいな
 最初に貰ったお花の話ももっと掘り下げたい

・なにかお話出来るきっかけあるかなーーー
 アリアは体調悪そうしんどそう負担かけたらいけない
 みんな忙しそうだよなあ…(簡易メモ見てる)
(-63) 2022/12/15(Thu) 1:55:07

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ アリス。
  小さなアリスの誕生日はきっと、
  賑やかで楽しいものになるだろう。


  シールもそばに居たのなら、 
  楽しんでおいでと彼らの頭を撫でた。
  君達の育てた野菜をとどけたら
  俺は退散するつもりだった。



  先生は来てくれないの?と、
  小さなアリスから寂しげな声が漏れるから
  ちょっと心は痛んでしまってね。
  シールまで物言いたげだ。

  うん、困ったね。 ]

 
(272) 2022/12/15(Thu) 3:04:04

【人】 XIII『死神』 タナトス



 ……わかった。

 でも、行けるのは合唱が終わったあとだよ。
 先生が歌うと館の照明が何故か落ちてしまってね。
 迷える友達の悪戯かな。
 カルクドラ先生の名演奏を台無しにしてしまったら
 申し訳がたたないんだ。

 
[ いつものように。
  いつかのように。
  目線は彼らにあわせて微笑んだ。

  納得するような、しないような表情だけど
  必ず行くよの言葉には、納得してくれたみたいだ。 

  もう一度頭を撫でてやって、
  俺はその場をあとにして。]
(273) 2022/12/15(Thu) 3:04:51

【人】 XIII『死神』 タナトス





[ 『 誕生日 』  が君が生まれた日なら


  は一番遠い方がいい。



  そう、願うが故の
  言わば願掛けのようなものだよ。


  誕生日、と聞けば
  俺はいつもユグの事を思い出すんだ。 ]



  
(274) 2022/12/15(Thu) 3:05:23

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 迎えに行くよう、彼ら政府に伝えられた時。
  彼の身の上を聞いたうえで
  最初に俺が抱いたのは同情心のようなものだった筈だ。

  だからこそ、あの言葉を選んだ筈で。

  出会って、心から安堵した。
  ユグが生きていることに。


  君だけは 死なないって
  俺の魂は どこかで信じていた。 

  安堵と、悲しみと。

  理由は俺にはわからない。  ]
  

     
(275) 2022/12/15(Thu) 3:08:16

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
わ〜いせんせいだ
(-64) 2022/12/15(Thu) 3:16:26

【教】 XIII『死神』 タナトス




  わかりません。
  わかりません、……わかりません。


  ……どうして、
  
  

(/11) 2022/12/15(Thu) 3:19:07

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ ユグはとても強かった。
  最初こそ俺が手を貸したけれど
  ユグは生きること全てに真摯だった。


  俺に同じ事はきっとできない。

  
  先生、なんて呼んでくれるけれど
  俺は、

  俺の方が君を尊敬しているくらいだったよ。
  ユグがいるなら大丈夫。
  ユグは大いなる祝福を知っているから。

  彼が返してくれたローブ。
  別にそのまま使ってくれても良かったけれど
  新たな白を纏う君を、
  俺はそっと応援したいと思ったから

  あの日受け取った何の変哲もないローブは
  また俺と共にある。]
 
(276) 2022/12/15(Thu) 3:23:23

【人】 XIII『死神』 タナトス


[ 約束したから、誕生日会の終盤には顔を見せた。



 

 多分俺は願っている。
 願っていたと思う。


 終わりが、訪れないことを。


 それはあり得ないことを
 俺が一番、よく知っている筈なのにね。

 ]
(277) 2022/12/15(Thu) 3:24:09

【人】 XIII『死神』 タナトス





[ 予感は、あったのかもしれない。 ]




 
(278) 2022/12/15(Thu) 3:25:00

【人】 XIII『死神』 タナトス






 ヴェル、  ト





[ 愚者の誕生日のその翌日。


  『 世界 』の帰還。


  なにかの感情を思い出す前に、
  時は動き出した。 ]

 
  
(279) 2022/12/15(Thu) 3:27:16

【人】 XIII『死神』 タナトス




 ヴェルト どうして そんなことをいうんだい
 君は ……君は、



 あなたは、



[ いつものように 頭を撫でようとしたんだ。
  おかえり。何してたのか聞かせてよ。
  話したいことがたくさんある。


  手だけ伸びた。
  ついた癖とやらは厄介だね。

  でもそのままヴェルトの頭に
  俺の手はのせられることはなかったんだ。 ]
(280) 2022/12/15(Thu) 3:27:47

【人】 XIII『死神』 タナトス



[ 近く遠くで、ユグの肯定が響く。>>204



  思わず、瞬いた。 ]


 
 
(281) 2022/12/15(Thu) 3:33:10

【人】 XIII『死神』 タナトス






  『 死 』が 溢れてしまう



[ 誰かに届いたか、
  ――届くことはなかったのか。


  思わず落ちた言葉に、
  自分でも気づかずにいた。 ]**
  

(282) 2022/12/15(Thu) 3:43:42
XIII『死神』 タナトスは、メモを貼った。
(a44) 2022/12/15(Thu) 3:47:56

【独】 XIII『死神』 タナトス

/*死!!
死とかついてるけど光属性になってやんよ!
と思っている時期が入村前の俺にもありました。

俺の光は多分アクセサリーとかにつかう
蓄光ビーズかなんかなのかもしれません
(蓄光できてない)

クリスタベルちゃんとかゼロくんは
なんか見応えがあるなあと思います

マドカもすきです正義の……ふえんこ……
向けられる側かどうかあやしい

悪カルクドラがみたいです あくくどら
しかし中身がなんか意図して対立って
いったいどうやって……とかなっている

と思ったところで俺の脳裏に浮かぶ人がいるんだけど???
まさか対立相手だったら……どうしよう(?)


あかんねないと
このむらは俺の睡眠を狂わすタイプの村だ
(-65) 2022/12/15(Thu) 4:08:04

【独】 XIII『死神』 タナトス

/*そう
思い浮かぶひとは確定でユグではない
とおもう(チップが)

俺の中ではユグというかユスティってなかなか
某誰かさんの顔です
(-66) 2022/12/15(Thu) 4:12:47

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 回想:洋館/クリスタベルの17歳の>>74、 ──


[彼/彼女は毎年その時期に里帰りしている。
 両親と過ごしているらしい。
 自分は勿論着いていく理由はないため留守番だ。

 だから当たり前のように、
 今年も彼/彼女は帰るのだと思い込んでいた。]
 
(283) 2022/12/15(Thu) 4:16:36

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[誕生日の数日前からクリスタベルの様子がおかしい。
 帰郷の予定を聞く事はない。
 彼/彼女は、今年も帰宅の準備をしていただろうか?

 誕生日当日>>75
 約束の時間になっても現れない彼/彼女を迎えに
 部屋へと向かい、ノックする。

 コンコン、

 招き入れられたが
 彼/彼女は、こちらを見ない。
 雨の音が静かに降る。]
 
(284) 2022/12/15(Thu) 4:16:47

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 …クリスタベル?

[名を呼んでも反応はない。
 明らかに様子がおかしい。
 もう一度名前を呼ぼうとしたとき、
 彼/彼女が口を開いた>>81

 17年前、それは彼/彼女が産まれた日だ。
 こんな日、と彼/彼女の向こうに見える窓を見る。
 雨が、降っている。

 出会ったあの家、──コールリッジ邸?
 もう、帰れない。何かあった事だけは解る。
 何か、されたのだろう事も。

 またなくした。
 なにをなくしたんだろう。
 完璧な君がなくすものなんてあるんだろうか。

 あなたも、

 ──も? 置いて、 っ、!

 反射的に反論をしようとした時、
 彼/彼女の身体が傾いた。]
(285) 2022/12/15(Thu) 4:17:30

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

 クリスタベル!

[崩れ落ちる前に支え、そのまま抱えてベッドへ運ぶ。
 すぐに職員に告げ医者を手配してもらい、
 くるまでベッドのすぐ傍に居た。

 顔色が悪い、表情が険しい。
 指の甲でそっとその頬を撫ぜる。
 自分から彼/彼女へ触れる事は極稀だ。]
(286) 2022/12/15(Thu) 4:17:51

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 おいて、
 いくわけないだろ……。

[小さく呟く。
 それが彼/彼女に届いたかは解らないけれど。
 彼/彼女が倒れた時に落とした報告所を拾って、
 読んで、

 ああ、と思った。
 握りつぶされた跡は、
 クリスタベルの気持ちなのだろう。]
(287) 2022/12/15(Thu) 4:18:14

【教】 ]X『悪魔』 ゼロ


 君たちは完璧気の毒だったのに。
 すごく美しかったのに。

 最後が相打ちだなんて、
 まるでそいつが片割れみたいじゃないか。

 ちょっと妬けるな。
 せめて俺に殺されてほしかったな。
 その首に鎖をかけて、
 どこにもいけないようにして、
 幸せのままに、 ……… なんて、

 もう何を言っても無意味なんだけど。
 ざ〜んねん。>>0:551

 一人で死ね服毒自殺でもすれよか完璧だったのにね。
 
(/12) 2022/12/15(Thu) 4:18:55

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 『隠者』の薬ね。

[医者の見立てを聞き原因を端的に呟くと>>84
 まるでその言葉が悪意みたいに響いて一度口を噤んだ。

 安静という事で部屋を出る。
 命に別条がない事だけは明言させた。
 そうして彼/彼女が復調するまで毎日部屋へ通う。
 だいたい部屋の前までだけれど。
 今日の様子を聞いて、口を噤んだり安堵したり。

 その期間、街へ外出する事はなかった。
 ずっと部屋に閉じこもって、自分もぼーっとしていた。
 何かを考えていたのかもしれない。]
(288) 2022/12/15(Thu) 4:19:08

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[クリスタベルが回復し、顔を合わせる事が出来た時、
 彼/彼女が忘れたというから>>122
 今まで通りにいようとしているから、]

 そっか、

[とだけ。
 そうして今までと同じように自分もふるまう。

 だって別に、
 よく考えたら俺にとって不都合は何もないのだから。]
(289) 2022/12/15(Thu) 4:19:46

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

[彼/彼女の帰る場所がなくなってよかった。
 毎年の留守番もこれからはなくなるだろう。

 またなくした、…。
 彼/彼女が産まれた時になくしたもの。]


 …………


[思い当たる事は、
 本当は別々に生まれてくるつもりだった>>0:273

 どうだろう。

 あってもなくても、
 クリスタベルはクリスタベルだ。

 その後、
 街の図書館で双子について調べ始めたのは、
 誰にも言う事はなかった。*]
(290) 2022/12/15(Thu) 4:20:13

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── パーティの夜 ──


[昨日はその理由が嘘でも本当でも>>234
 自分と一緒に中座してくれる事が嬉しかった>>233
 頭を撫でて貰えたのも。
 結局彼/彼女の事を考えていた誕生会、
 こうして二人でゆっくりできる時間があるのは嬉しい。

 だから、疲れたならお茶でも一杯ゆっくり飲んでく?と誘う。

 誕生会も"楽しかった"けど、
 やはりこうして二人で過ごす時間の方が、大事に思う。

 きっと大した話はしなかった。
 クリスタベルとなら沈黙も気持ちがよかった。

 この空気を、*愛している*]
(291) 2022/12/15(Thu) 4:23:07

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── パーティの翌日 ──


[洋館が慌ただしくなって居た時には>>3
 すでに起きていた。

 ただならぬ気配を感じている。
 この空気は、よくない。

 身一つで生きてきた本能が言っている。
 この空気は良くない。

 けれど呼び出されればそれに応じるしかなく、
 ならばとクリスタベルと共に在ろうとした。]
(292) 2022/12/15(Thu) 4:56:21

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


[よくない、と]


 [ おもって、いたのに、]


[一目見た瞬間に解る。
 びりびりとした本能が、
 その人が神だと言っている>>7

 声に、 あ。と思う>>8

 最初に感じたのは呆れだ。
 次に感じたのは怒り。
 箱庭を崩壊させた切っ掛けの魂が、
 あれをまた再度作ろうというその言に呆れ、
 軽い怒りを覚えたようだ。]
(293) 2022/12/15(Thu) 4:56:43

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 本気で言ってんのか?
 懲りないな…??


[経典を思い返し、
 幸せになれると思っているその様子に顔を顰めた。

 そうして喧嘩を売っても絶対に勝てない。
 事実だろうその感覚が自分を弁えさせる。

 世界なんて滅びればいいと思っている。
 クリスタベルと共にいられるならば、
 それだけで問題はないけれど。

 箱庭に閉じ込められるのはどうだろう。
 ああ、でも、
 大嫌いだと思うものが減ってくれるのか。
 神様が去った後、しばらくそちらを見ていたが。

 考えるような沈黙、そして、]
(294) 2022/12/15(Thu) 4:57:15

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 …… っふ、

[小さく笑う。
 じわじわとおかしくなってきた。
 だから笑い声は大きくなって、ホールに響く。]
(295) 2022/12/15(Thu) 4:57:25

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ふふふっ、あっはははは、
 なるほどなぁ。

 『証持ち』ってのは、
 何をしても許されるってのは知ってたけど。

 世界を滅ぼしても許されるなんて、
 さすがに考えもしてなかったな!

[感想が一番似ていたのは『戦車』だろう。>>@2
(296) 2022/12/15(Thu) 4:57:39

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 あ〜面白い。
 そして、…とてつもなく馬鹿げてる。
 ほんとうに。

 でも困ったな、迷う迷う。
 世界は全部滅びたらいいと思うけど、
 誰かさんと一緒に閉じこもるのはごめんだし。

[チラと見るのは『吊された男だれかさん』。
 パーティ前日まで誘ってきやがった誰かさんだ。
 一度は逃げきれず会話を交わすことになったけれど、
 結局やっぱり相容れない。という結論。
 「顔を合わせるだけならしてやってもいい。」
 「歌ってる時は俺の所に来れないだろ?」

 とか喧嘩腰になった誰かさん『吊された男』だ。]
(297) 2022/12/15(Thu) 4:59:25

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……クリスタベル。
 どうしたい?

[そうして次に訊ねるのは彼/彼女だ>>271。]

 俺は君たちさえ傍にいてくれれば、
 どちらでも構わない。

[そう告げて、手を差し出した。
 この場で語ったり考えるのが嫌ならば別の場所へ行こうという誘いも込めて。*]
(298) 2022/12/15(Thu) 5:00:37
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a45) 2022/12/15(Thu) 5:10:53

【独】 ][『月』 エーリク

/*
起きたら女神様が見えた………優しい………ありがとう
(-67) 2022/12/15(Thu) 8:01:54

【独】 XI『正義』 マドカ

/*
夜のゴールデンタイムはやっぱり重くなるな…
まとめて落とすならやっぱりシルバータイム…(何を言ってるんだ貴様は
(-68) 2022/12/15(Thu) 8:24:20

【人】 ][『月』 エーリク

―― 回想:アリアと ――

 ………、ちょっと慣れないことをして

[ 彼女に見つかったのは不運に違いなかった。
 親しい人への接し方など忘れてしまった自分だから
 声を掛けられても何度も、本当に僕に用か
 と重ねる事も多かった。

 ――そのうち、面倒な子だ、関わらないでおこう
 そう思われるとばかり、思っていたこともある。

 傷や病と見るや、放っておくことができないたちなのか
 彼女は度々こうして、めざとく見つけると、
 声を掛けて>>222きて
くれた


 嫌な気持ちではない。断じて。
 ただ、その気遣いに、優しさに、
 返せるものの持ち合わせもなければ、
 上手に断ることが出来るほど大人でもないため
 困った、という表情そのままに見つめることしか
 出来なかったと思われる。故に不運。
 もしかしたら互いにとってという枕詞がつくかもしれない。 ]
(299) 2022/12/15(Thu) 8:29:16

【人】 ][『月』 エーリク

 それを今、探っているところ

[ 効率的に、そうできれば苦労はない。
 幼い頃よりやたらと足腰が強く疲れ知らずの
 丈夫さは折り紙付き、だろう。多分、ここにいる誰も彼もが。

 谷から底へ落ちたらどうなるかは
 知れないが、――まぁ多分死ぬのだろう。

 二階から落ちても無傷であることもあるくらいだ。

 洋館へ来てから一度飢えで死にかけたことも、
 あなた知っていただろうか。

 だとしたら放っておいて貰えないとしても
 自業自得に違いないだろう。 ]
(300) 2022/12/15(Thu) 8:29:48

【人】 ][『月』 エーリク

[ 誰かと、それこそ貴方や、
 他の証持ち、来訪者や住人と、
 穏やかな時間を過ごしている間、

 あれが見えなくなることや
 本来の性格そのままに、年相応の
 表情があらわれて、心が安定することに

 気付けていれば、良かったのだけど。
 
 どうもその近すぎる正解には、
 たどり着けないままだった。 ]
(301) 2022/12/15(Thu) 8:30:31

【人】 ][『月』 エーリク

 なおる?

[ 良い家に産まれた子であるゆえに、
 皿を洗い続ければ、指先が謎に切れて血を流すことも
 赤子を抱き続ければ腕と腰とを痛めることも、
 彼らが意外と力が強く皮膚くらい上手に切り裂くことも
 木材と接していれば、刃物を上手に扱えなければ
 怪我をすることがあることも、先程知ったばかりである。

 それでもこの手が、何かをしていなければ
 不安で、押しつぶされそうで。
 
 何も考えずにただ目先のことを、片付けることだけが
 今自分にとって、大事なことで。
 
 であれば、この手はどうあっても、
 治らなければならなかった。

 座った位置から近づく貴方を見上げるように問いかける。
 貴方曰く>>223、血色の悪い顔色で。 ]
(302) 2022/12/15(Thu) 8:31:48

【人】 ][『月』 エーリク

[ そうして、彼女は目を光らせて>>224くれているのに
 人の信じ方なんて分からないものだから。

 ただそこにいてくれるありがたさにも、
 その時ばかりは放っておいてくれる優しさも、

 当たり前に受け取れるものになりつつあって
 大事なものの一つに数えるような

 ありふれた幸せ、尊いものだと考えられるような
 利口さは持ち合わせていなくて ]

 ……… ごめんね

[ いつだって、叱ってくれていいのに
 僕はあなたにも、ありがとうすら
 言えていない。* ]
(303) 2022/12/15(Thu) 8:32:24

【人】 ][『月』 エーリク

[ 誰かが誰かと話している。
 そのくらいの認識はあった。

 ただたまたま近くにいたシトラが
 会話を終えたあと、同じように立ち尽くしていたから

 ――だと言えれば良かったのだけど
 残念なことにただ、近くにいたのが君で、
 僕に見つかってしまったのも君だった。

 握り返そうとする手の気配>>230に、
 概ね無意識で、気づき、先に少し強い力で
 その手を握った。

 そのまま暫し、時間にしては五分ほど
 無言で手を握っていた。

 もしかしたら、痛いと言われていたかもしれないが
 それに気づくことが会っても、五分後のこと ]
(304) 2022/12/15(Thu) 8:40:32

【人】 ][『月』 エーリク

 ……ごめんね

[ そういつものように口にした。
 痛いと言われることがなかったとしても、 ]

 力つよかったね、痛くなかった?

[ そう問いかけた。
 その先の言葉はまだ上手に滑り落ちてくることは
 ない。ただ下手は下手なりに ]

 ――驚いたね

[ ともすれば、他人事のように口にしたことは
 あったかもしれない。* ]
(305) 2022/12/15(Thu) 8:41:07

【独】 ][『月』 エーリク

/*
誰かに世話を焼かれないと生きていけないエーリクくんと
放っておけない薬師のアリアさんは相性がとても良いだろうとは
思っていたけどこちらから話しかけると

面倒見て♥ 
って事になりかねないなと思っていたら
向こうから来ていたのでありがたさしかなかった。
すきです。
(-69) 2022/12/15(Thu) 8:43:05
][『月』 エーリクは、メモを貼った。
(a46) 2022/12/15(Thu) 8:44:50

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
『恋人』
>>0:28
>>0:274

『悪魔』
>>0:151
>>0:156>>0:157>>0:158
>>0:551

『隠者』一部
>>0:14
(-70) 2022/12/15(Thu) 8:47:47

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
プロセラーーーーー!?!?
生きてるーーーーーーー!?!?!?!?
(-71) 2022/12/15(Thu) 9:05:21

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
正直 正直さ

皆の前世も気になる…!!うおおおお

でも詳しく書いちゃうと、きっと前世も魅力的でそっちでもRPしたくなっちゃって、負担がすごいから出来ないんだろーなと思う。w

現世だけでも大変だもんね(時間と人数と把握的な意味で)
(-72) 2022/12/15(Thu) 9:38:56

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
初代「運命の輪」は強気勝気傲慢ねーちゃん予定。
性別なしもありかもしれないかな。
マイルドヤンキー?ポジティブ。クソつよメンタル。


おや どうしてこうなった?
(-73) 2022/12/15(Thu) 9:48:09

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
PLは正直世界崩壊したらどうなるか気になるなーワクワクなんだけど、なんか嫌な予感するな……とも思うwwwww

PCは、ほしねPにもらった設定通りです!
(-74) 2022/12/15(Thu) 9:50:13

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
よくよく考えたら世界の色んなところいけてるのに「世界が好きか?」の問いにはいと答えられないの、あまりにもどこかの誰かと逆
(-75) 2022/12/15(Thu) 10:16:15

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
そういえば、クロは勘違いしたけれど、
PLはゼロがプレゼントいらなくて突っ返したのはわかっていました。www

でもこのままじゃ引き下がれんよなあ?
と思ってクロに勘違いしてもらいました。www
(-76) 2022/12/15(Thu) 10:22:02

【独】 XVU『星』 エト

/*
いやまーじでそろそろ息したいからしなければ(真顔
ずっとどうも出来てない
せめて現在軸だけ先に書くかー?
それですらすぐ書き終わるか怪しいが…
(-77) 2022/12/15(Thu) 10:29:59

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―アリスの誕生日―

[頑張って作った紙の鎖。>>0:20
盛り上げ隊長であるシン(勝手に認定>>0:526)に手伝ってもらいながら、会場を飾り付け。余った紙で紙吹雪も作っていて、まいたりした。

証持ちによる合唱団は……一人で勝手に歌うことは出来ても、人に合わせて歌うのは自信がないのでありまして、しかも徐々に声変わりし始めてきた時期でもありまして。遠慮気味だったのだが。

ユグに誘われて>>195
口パクでもいい?と聞いたりしたけど、そういう誤魔化しは良くないということで、端っこでカスタネットを打っていた。

なお、アリスが欲しがって渡した羊のぬいぐるみの色は
(黒の場合、ゼロに渡したあの無残な黒い羊よりは染色の腕もあがっていた)



そんな、お祭り気分で楽しく過ごした次の日に、世界崩壊の選択を突き付けられるなんて、予想できるわけがない。*]
(306) 2022/12/15(Thu) 11:32:01

【独】 XVU『星』 エト

/*
よく見たら…が広がってて笑う
私は一旦その領域から抜け出ないといけない…
(-78) 2022/12/15(Thu) 11:42:33

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―現在:玄関ホール―

マドカ。

[どうしたの、といつもの声で名前を呼ばれ、頬を撫でられればほっとした。>>166


世界が、壊れちゃうって、……怖い、


[壊して、最後には消えてしまうのだろうか。
単純に滅亡が怖かった。

皆も当たり前にそうだろうと思ったのに。
そんなことはとんでもないと、考える間もなく存続の選択を選ぶに決まっている……と咄嗟に思ったのだが。

「面白い、最高だ」と戦車が笑う。>>@2
 隠者が考える素振りを見せる。>>54
「喜んで」と吊るされた男が承諾する。>>204
「全部滅びたらいい」と悪魔も笑った。>>297

思っていたのと違う反応があることに、クロは目を瞬かせた。]
(307) 2022/12/15(Thu) 11:58:40

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……マドカは?

マドカは……どっちがいい?



[落ち着きを取り戻したクロの声は、まだ僅かな怯えがあったが。なるべく冷静になるよう努めて、マドカに問いかけた。**]
(308) 2022/12/15(Thu) 11:59:58

【人】 Y『恋人』 クリスタベル


[ 私に返す彼の呟きが>>287届いていれば、
 きっと涙が出るほど嬉しかっただろうけど。

 やっぱり私のものじゃないことを理解して、
 諦めたように笑うことしか出来なかっただろう。

 一番に諦めたのは私。
 私のことは幾らだって諦めてきた。
 私が生きることさえ、他ならぬ私が許さなかった。]

 
(309) 2022/12/15(Thu) 12:03:47

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 忘れた、なんて体のいい言い訳>>289に、
 それでも誤魔化されてくれたんだと思った。
 それからの様子は変わらないけど、それだけはわかった。

 わたしたちはそんな優しさを当たり前のように享受して、
 彼に返せるものなど何もないのに幸せみたいに笑うんだ。
 揺籠の幸せ、ひとりぼっちの幸せ。
 あなたもこのままを幸せと感じてくれている?
 だとしたら、嬉しくて、ほんの少し寂しいと思った。 ]

 
(310) 2022/12/15(Thu) 12:04:53

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ それから、いつものように街に出かける彼に>>290
 いつかみたいに連れて行って欲しいとお願いしてみよう
 と思ったけれど、何だかそれはいけない気がした。
 
 私にとっては運命だったあの日みたく、誰かと出逢うこと
 もあったかもしれない──なんて彼の真心を疑うのは冒涜
 だけど、彼がほんとうにしあわせになれるなら、その方が
 いいと思った。完璧でないと知り離れていくくらいなら ]

 
(311) 2022/12/15(Thu) 12:05:26

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙の意図を汲んで、もう少しの時間をくれる。>>291
 誕生会の賑わいを遠くに聞きながら、
 彼と過ごす時間が愛おしく思う。

 あとどれだけの時間を共有出来る?
 なんて考えると泣いてしまいそうだけど、
 たった独り涙に暮れるしかなかったこともあったろう彼に
 こんなものは見せられない。

 彼の孤独は私などでは届かない深いところにある。 ]

 
(312) 2022/12/15(Thu) 12:06:11

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 沈黙にはわたしたちは必要なくて、
 私だけが知る、あなたと私、二人の時間。
 嘘を吐き続けるのは苦しい。>>267
 でも彼が離れていくことを思う方が、よっぽど苦しい。

 誕生日の夜。
 手の中で温くなる紅茶に、ナハトになった日を
 誕生日にと贈った日が>>0:502思い出される。

 貝型の焼き菓子マドレーヌはないけれど、
 あなたもあの夜を思い出している?


  ねえ、 と心の中で呼びかけてみる。

 ナハトは私があげたものじゃないけれど、
 それでも名前を呼んでいいかな? ]

 
(313) 2022/12/15(Thu) 12:07:10

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 呼びかけに、我に返る。>>298

 証持ちとして完璧で、わたしたちは幻想で、
 そんな答えと唐突に突きつけられた絶望とともに、
 喉に迫り上がるどうしてを噛み殺し飲み下した肚が熱い。
 反吐が出る、なんて八つ当たり>>271をしたとして、
 私がひとりで生まれたひとりきりなのは何も変わらない
 というのに。



 クリスタベル、と
 わたしたちいないものを呼ぶ声が届く。

  可哀想な人。
 あなたが親愛を傾けた彼/彼女はもういない。
 私が作り出した幻想は神が殺した。

 それでも呼ばれるままに見上げれば、
 叶わない願いに笑みを浮かべることしか出来なかった。 ]
 
(314) 2022/12/15(Thu) 12:09:13

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

  ……一緒には行けない


[ 差し出された手を取ること、
 これから先を共に歩むこと、その両方に頭を振った。

 本当はどれだけその手を取ることに焦がれたか。
 でもそれは私のものじゃない。 ]


  あなたをナハトと呼ぶ、
  あなたが完璧だと言ってくれた存在まぼろし
  もうどこにもいない。
 
(315) 2022/12/15(Thu) 12:09:54

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ だから、ごめんね?

 明日会う約束を断るようなさりげなさで届いただろうか。
 本当のことを知って、あなたから離れていくくらいなら、
 せめて自分の手で終わらせたかった。]
 
(316) 2022/12/15(Thu) 12:10:05

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それだけを言い終えると、
 あとは何者の呼びかけにも応えず自室に戻るだろう。
 いくらか聞き咎めた人がいたかもしれないが構わない。
 どうだっていい。
 世界も箱庭も私自身もどうなろうと構わなかった。
 ■がいないなら、なんだっていい。 * ]
 
(317) 2022/12/15(Thu) 12:10:45

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―補足>>307

[……悪魔のその時点での真の正しい反応は「迷う」「どちらでも構わない>>298」であったが。

そもそも「滅びたらいい」という発言自体がクロにとって驚きであったので、そちらの方が印象に強く残ったのだ。*]
(318) 2022/12/15(Thu) 12:13:20

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
クリスタベルが最高に切ないぜ
恋人特有のRPすぎるねすごいね

恋人と悪魔の行方にワクテカが止まらないぜ(野次馬)
(-79) 2022/12/15(Thu) 12:15:28
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a47) 2022/12/15(Thu) 12:18:25

Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a48) 2022/12/15(Thu) 12:27:49

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
昨日の灰が本当に力尽きててろれつ回ってなかった
落とすとき何度も意識飛んでた

つかこれ>>/4
カルクドラ視点とデセスパール視点が混在してる気がする
箱庭時代の神は破滅願ってないし

だめだーーーー
とりあえずロルの書きだめはちょこちょことできた
タナトスちゃんに非常にわかりにくいことになってて
申し訳ないというかほんとほんとごめんなさ い
(-80) 2022/12/15(Thu) 12:28:31

【独】 『箱庭の神』 ヴェルト

/*
音沙汰ない人たちは大丈夫かなー?と思いつつ、
一応24h以上不在の場合はメモで申告というルールがこの村にはありまして……
そういえば分かりやすくルールとして書いてなかったな……

どうしてこれがあるかというと、
今回ゆるをつけなかったので、
24h以上(というか48h近く、ぐらいの気持ち)不在って普通のRP村だと、少なくとも連絡ないとあれ?ってなるラインな気がしていて
心配になるよね、っていう

まあ今回は身内村だからそのへんの心配はあんまりしてないけど、
むしろ楽しめてる……???という方が心配になる……

連絡くれてる人、頑張って発言してくれてる人はありがとう、ありがとう……拝む……
(-81) 2022/12/15(Thu) 12:42:39

【独】 『箱庭の神』 ヴェルト

/*
ヴェルト、最初は『箱庭の神』そのものであるとふんわり考えてたんだけど、
じゃあ『世界』(の魂)はどこに行ったんだろうな……っていうのがあって
だから『世界』は神様と近かったとかいう設定を足したんだけど、
もしかしたら融合した存在なのかもしれないですね

わりと設定がガバすぎて頭を抱える
世界が滅びたり滅びなかったりした結果どうなるかも決めてない
箱庭の子の感情は消えるか薄くなるかするんじゃないかな……?どうなんだろう

『恋人』に関しても、ぼんやり兄もそうなんだろうか……と思ってたけど、
確かに神にそう言われたらそれは否定だな なるほどな
素敵なRPですね……
(-82) 2022/12/15(Thu) 12:47:13

【独】 ]]『審判』 チェレスタ

/*
ヒナギク、ロルがうまい こっちが欲しそうな言葉をクリティカルで投げれる手合い(ぽやぽや)
(-83) 2022/12/15(Thu) 12:50:36

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 崩壊の鐘の音を鳴らしたのは『悪魔かれ』でした
 それは構いませんでした

 彼がどれだけ血に染まろうと罪に塗れようと
 わたしたち 
──それに彼
がいればどうでもいい
 
 最後に三人ふたりが残ったなら
 きっと完璧なままに終わらせてくれる
 彼がそれを望むなら それでもいいと思っていました ]
  
(/13) 2022/12/15(Thu) 12:53:05

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ それでも、永遠だと思っていた箱庭に
 わたしたちの完璧を 都合のよい夢を重ねて しまって

 終わるならそれは完璧などではなかったということ? ]
 
(/14) 2022/12/15(Thu) 12:55:15

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 

    恋人たち
    手を取り合り寄り添う二人
    言葉を重ねて心を通じ合わせ 
    健やかなる時も病める時も分かち合う
    互いに違うものだからこそ尊い

    ひとりきりの愛など自慰と何が違う?
    喜びも悲しみもない予定調和
    自分を騙し続ける一人芝居
    満たされていて幸せな振りをして
    本当は誰かに愛されたかっただけだろう?
  
 
(/15) 2022/12/15(Thu) 12:56:45

【教】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ わたしたちの欺瞞を嘲笑う声がする
 それは箱庭の誰かの声 ?

 まぼろしが見せたのは 胸裡で育てていた不信もの

 ああ それはきっと 疑心を燻らせていた
 『魔術師かれ』に すり替わる


 『隠者』の毒が見せるまぼろしよりも、
 ずっと上手にありもしない敵を形作るでしょう  * ]
 
(/16) 2022/12/15(Thu) 12:58:07
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a49) 2022/12/15(Thu) 13:00:47

【人】 ]『運命の輪』 クロ

―僕とあの子―

[初めてあの子に出会った時の感情はぐちゃぐちゃで自分にもわからなかった。一気に押し寄せてきたもの。


驚き。怒り。嘆き。恐怖。
悔しさ。苛立ち。諦め。


浮かんでは消え、また浮かぶそれらに困惑し、自分でもどうしたいのか、どうしたらいいのか、わからなくなって。ただ呆然と立っていることしか出来なくて。

向こうも何かを感じ取ったのか、すぐに走り去っていった。>>0:639
(319) 2022/12/15(Thu) 13:17:06

【独】 ]X『悪魔』 ゼロ

/*
ここで断ってくれるの嬉しいねえ!!!
あとちゃんと今までに諸々の材料を置いてくれているのも最高なのでめちゃめちゃ助かってます!!
断られる前に17歳回想書いておいてよかった〜

>>/13
す〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜き
(-84) 2022/12/15(Thu) 13:17:22

【人】 ]『運命の輪』 クロ

[皆に優しくしたいのに、シトラにだけは近づくのを躊躇してしまう。それが何なのか。

洋館で学ぶうち、「運命の輪は節制に殺された」という教えを知る。死の間際に、色んな感情が頭をよぎったのだろうか。自分はそれを覚えているのだろうか。

しかし別に、自分はあの子には何もされていないのだ。
シトラから危害を加えられたわけじゃない。

なのに、姿を見るだけで、一言で言い表せない感情が湧きあがる。どうしたらいいかわからなくて、こちらからも距離を取ってしまっていた。]


…………


[泣いていたり、悲しそうにしている所を見かければ、頭を撫でてあげたい気持ちも湧く。しかし、昔、村に居た頃のように拒まれたら怖い、という気持ちもあった。>>0:607

前述の感情も合わさってもう更にごちゃまぜで持て余す。]
(320) 2022/12/15(Thu) 13:18:56

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[けれど、シトラの誕生日には、きちんと羊のぬいぐるみを用意していた。正直苦手だけれど、嫌い……とまでは、思っていない。多分。それに、一人だけあげないのは余計に溝が深まりそうで。]


ねぇねぇ羊さん。
僕は泣いているあの子を撫でられないんだ。
だから、僕の代わりに慰めてあげてほしいのさー。


[自分色の黒にするのは憚られ、羊の色は問答無用で白。彼女を撫でる代わり、白羊を存分になでなでして。

意を決して迎えた彼女の誕生日。
小脇にモフモフを抱え、決戦へと挑んだ。]
(321) 2022/12/15(Thu) 13:20:24

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……はい。

[そっと差し出す、白い羊。>>0:639
色んな感情を心の下の方に押し込めて、「プレゼントを渡す」「誕生日を祝う」それだけを考えるようにした。

シトラも驚いている様子。今まで距離をとってきたのだ、当然か。緊張していたが、何とか任務完了して、内心で息を吐いた。

もう少し、もう少し。
前世なんか知らない、僕だけの感情を。]

あ……あんまり泣かないでよね。

[どうにか絞り出した言葉は、慰めのつもりなのに、メソメソするのを直せと非難しているようにも聞こえたか。]


……おめでと。

[そうして、そそくさとシトラから離れてしまったのだった。**]
(322) 2022/12/15(Thu) 13:22:45

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― 回想/パーティーの1週間前 ――


[1日半ぶりの再会をシャルレーヌはとても喜んでいる様子だった。
おかえりを言うことができた後。
彼女の話>>260に耳を傾ければ笑みとともに頷いた]

よくがんばりましたー。
成果は、うん、明日聴くとして、頑張り過ぎはあんまりよくないからね?

[ついつい歳下の子を構うような振舞いを見せてしまうが、
彼女とチェレスタ、同い年。
この辺りは持って生まれた性格とか環境の違いも出てきてるんだろうか]

  カスタネット……いったいどうして……。
  それはそれで面白そうだけど。

[『力』の青年、フォルスの発想は時折ぶっ飛んでいる。いい意味で。
しかしシャルレーヌの望みが歌い手としての推薦ならやることはひとつ]
 
(323) 2022/12/15(Thu) 13:26:55

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


  オーディションといってもね。
  ちょっと歌ってもらうだけよ。

[シャルレーヌがそう言うなら破壊的な歌声ではなさそうか……などと、
つらつら考えていたが、続いた言葉に瞳を瞬かせ]

  フォルスとお出かけって、
  それって、つまり、
デート
……あっ。

[声がちょっと大きくなりすぎた。慌てて辺りを見回す。
別に冷やかしたいわけじゃなかったからね。
目的はプレゼント探しのお手伝い、とのことなので、ちゃんと真面目に考えておすすめのお店をいくつか教えた。
そのうちのひとつに、仲の良い二人組向けのお揃いのものをよく取り揃えている、
アクセサリー屋さんがあったというのはまったくの余談である*]
 
(324) 2022/12/15(Thu) 13:27:58

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[一方、『魔術師』の証持ちたるシンが、
ただいまの風景をちらっと見ていたことを全く気付いていなかったが、>>0:461
チェレスタの中での(勝手な)認識では、ちょっとした遠出から帰ってくれば、
そのうちひょっこりと顔を出してくるのが彼だ。
今となっては見慣れた、楽しそうな笑顔とともに。

「楽しかった?」という聞き慣れた問いには、]

  今回も楽しかったよ。

[と答えたことだろう。あとは、]

  お祝いの歌、楽器で参加するのは君的にどう?
  カスタネット、とか……、いやまあ、
  君に似合いそうなのは島群風の鈴のような気もするけど。

[いい感じのところで提案ひとつ添え。
シャルレーヌの話を聞いた影響がもろに出ている]
 
(325) 2022/12/15(Thu) 13:30:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[洋館にただ遊びに行ってた頃と比べて、
外の話はしなくなってしまった。
何せ、一座が洋館最寄りの街か、あってその近隣区域にいなければ、
チェレスタは出張お手伝いに行かない。

とはいえ、身振り手振りも交えて演目内容を語る姿は、
いつだってとてもとても楽しそうだ。
そこに本当の気持ちと真反対なものはひとつもない。
だから大丈夫。


  パーティー1週間前の日は、
  おおむねこんな風に過ぎていったわけだ*]
 
(326) 2022/12/15(Thu) 13:31:41
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a50) 2022/12/15(Thu) 13:31:49

【人】 ]]『審判』 チェレスタ

―― パーティーの翌朝 ――


[チェレスタの朝は早い。
いくらアリスの誕生日パーティーのおかげで普段より遅く寝たとしても、
どうしても決まった時間に目が覚めてしまう。
一座にいた頃いつも起きていた時間だ。

朝ご飯にはまだ早い。
それでも身支度をすると外に出る。中庭あたりで楽器の演奏でもしようと思ってのこと。
チェレスタの演奏(時々弾き語り)を目覚まし代わりとする証持ちもきっといるんじゃなかろうか。


だが、自室を出た矢先、どこか慌てた様子の職員に声をかけられた。
そうして言われるがままやって来た玄関ホールで、>>3
一人の男の姿を見た]
 
(327) 2022/12/15(Thu) 13:32:55

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  …………。
  あなた、前に、どこかで……。

  思い出した、ヴェルト、さん……だね。


[『世界』の証持ちたるその人と、
洋館に遊びに行くようになって間もない頃、一度だけ言葉を交わしたことがあった。>>0:4
あれは、そう、ささやかな、『この世界』にまつわる話――

だが、それだけだ。つながりといえば。
だから、帰還を喜ぶ気持ちにも、どうして今頃帰ってきたのかと詰め寄る気持ちにもなれなかった。
舞台袖で演目を見ている気分で立ち尽くしていた。
しかし己の役割はそうではないの舞台劇の主役だと、“彼”の一言で思い知ることになる。>>5>>6]  
 
(328) 2022/12/15(Thu) 13:34:04

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  …………。
  何それ。
  私たちは、貴方のオモチャなんかじゃないのよ……。


[すべてを聞き終えて、ようやく絞り出した言葉がそれだった。
なんたることか、魂の奥底から湧き出てきた強い感情>>7とは怒りであった。
『箱庭の神』への怒り。
それがどういう類のものであるか、手に取るように分かってしまう。

混乱の中、何かを引き金に狂わされ、
これがあいつの為だと嘯きながら、『月』を殺してしまったことも含めた、
己の咎を創造主になすりつけようとしている]

 
(329) 2022/12/15(Thu) 13:36:28

【教】 ]]『審判』 チェレスタ



[後悔という名の痛みから逃れる手段はいくつかあって。
そのひとつが、誰かの、何かのせいにすることだ。

そうして、『審判』は、自らのしでかしたことから目を背け、
目を開きもしないまま、死んだ]

 
(/17) 2022/12/15(Thu) 13:37:25

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[『箱庭の神』から告げられた言葉が天上からの音楽だとすれば、
(チェレスタには全くそのように感じられなかったが)
『箱庭の神』が立ち去った後の今のざわめきは正しく不協和音だ。

怒りのこもった言葉の後とは思えないくらいに、
つきものが落ちたかの様子でぼんやりと佇んでいたが、
名前を呼ぶ声に振り返る。>>247
心ここにあらずといった表情を取り繕うこともなく]

  …………。
  あ、……ヒナギク。
  アリスが……?
 
(330) 2022/12/15(Thu) 13:40:27

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[そこにはヒナギクに抱き寄せられているアリスの姿。>>@0
はっ、と目を見開く。何をやってたんだという苦々しい感情は押し込めて、]

  怯えてる。かわいそう。
  あの子には刺激の強すぎる話だった、し……。
  どこかで休ませてあげたほう、が、いいかも。

[気休めにしかならないかもしれないが。
徐々に大きくなる笑い声を聞けば尚更、>>295>>296
一度ここから遠ざかるべきではないかと思う。
遠ざかって、それからどうする?]
 
(331) 2022/12/15(Thu) 13:44:09

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 現在:玄関ホール ──


[差し出した手を彼/彼女ががとるか、
 とらないか。


 恐らく自分の中での区切りはここだった。


 一緒に行けない、と言われ目を瞠る>>315
 完璧はもういないと彼女が言う。]
(332) 2022/12/15(Thu) 13:59:09

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ………


[無言で彼女を見詰める。
 気軽な拒絶はどこか固く響いた気もするが、
 自分の気のせいかもしれない。

 自室に戻る彼女を結局何も言わずに見送り、
 取られなかった手を見下ろして、それを軽く握りしめた。]
(333) 2022/12/15(Thu) 13:59:48

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 …フラれたか。
 でも、それ・・を選ぶんだな。


[小さく呟く。
 苦笑を浮かべ自分も玄関ホールを後にする。
 引き止められたら会話をしたかもしれない。

 それが例え『吊された男』であっても。*]
(334) 2022/12/15(Thu) 14:00:19

【人】 [『 力 』 フォルス

 
  
―――『 世界 』




        ………今なんて?



[ 聞き返したのは冗談だと思ったから

 ――けれど彼が
 よりにもよってスミスが
 そんな性質の悪い冗談を言う筈が無い

 彼が平静を装いきれない様子を
 今まで一度だって見たことが無い
 それら一切が言葉に現実味を帯びさせる

 ざわつく風
 繰り返された声に
 見えない玄関の方を見ていた>>3 ]
 
(335) 2022/12/15(Thu) 14:05:07

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ もう帰らないと受け入れた
 ふらりと帰ってくる気がした

 また逢いたいと願った
 二度とは帰らぬ現実を少女に見た

 彼が帰ってきたというなら
 今この世界に証持ちは何人居る
 容易いはずの呼吸を脳髄が拒む

 訳がわからない
 処理が追いつかない

 ……なのに。
 全部どうでもよくなった
 それぐらい嬉しかった


  " おかえり ヴェルト "


 ――それさえ言えたら どうだって良かった ] *
 
(336) 2022/12/15(Thu) 14:06:09

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  …………。


[アリスの身を案じる姿がもうひとつ。>>265
『箱庭の神』の言葉に恍惚と頷いていた>>204のを思い出す。
チェレスタの中には彼のような“何か”は、ない。
だから内なる『審判』の怒りに流されてしまう]


  ユグ、君にとっては望むべき時が来た、
  そういうことになるんだね……。


[ではチェレスタにとってはどうなのか。
問われれば応えはするりと出てくるが、
それを、怯えるアリスや己にとっての『太陽』たるヒナギクの前で言うことはためらわれた。
だから、問うだけだ。今のところは**]
 
(337) 2022/12/15(Thu) 14:07:06
]]『審判』 チェレスタは、メモを貼った。
(a51) 2022/12/15(Thu) 14:15:10

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
三言で地獄を見せてくれる感じとても好きです
(血反吐吐きながら)
そっかーーーそうなるかーーーーー
いやあんだけ明確に拒否っといておまえな?????
いやよいやよもだよーーーわかってるだろうけどね!

いいです。最終的にはつっこめつっこめー!!するんで。
追いかける側の方が性に合ってるからね!
気張れよベルちゃん。
(-85) 2022/12/15(Thu) 14:24:02

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ

── 世界が崩れ始めた日:廊下にて ──


[玄関ホールを去った後、
 自室へ戻る気にもなれず洋館の中を歩く。

 自分は『世界』の事を知らなかったから、
 きっとまだ穏やかでいられる部分もあるのだろう。

 廊下でふと顔を上げるとその姿が見える>>12。]


 ああ、…
 返事はまだだよ。

 ちょっと考える事が出来てね。
 
(338) 2022/12/15(Thu) 14:24:11

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 なあ、お前は、
 また『悪魔』が箱庭を壊すかも、なんて
 思わないのか?


 また『悪魔』が、経典通りに、
 "あそびはじめたら"。
 今度こそ止めるつもりでもあるわけ?
 
(339) 2022/12/15(Thu) 14:24:35

【人】 ]X『悪魔』 ゼロ


 ……なんてね。

[訊ねても、
 答えは返ってこないかもしれない。

 聞きたい事はまだまだあるが、
 どうせ返事は返ってこないだろう。

 愛しいものを見るような視線が煩わしい。
 その視線が欲しい相手は一人だけだ。

 フンと鼻を鳴らして『神』の前から立ち去る。
 さて職員はどうするのだろうか。>>13

 世界なんて本当に、
 どうなったって俺は全然構わない。*]
(340) 2022/12/15(Thu) 14:25:17

【独】 T『魔術師』 シン

/*
楽器のセンス 78
絵のうまさ 76
(-86) 2022/12/15(Thu) 14:26:16

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
ぜろさん……
ぽた ぽた

ぜろさん…………
(-87) 2022/12/15(Thu) 14:27:24

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
―――玄関ホール



 [ 愛しい子が怯えている
  愛しい子が呆けている
  愛しい子が涙を流している
  愛しい子が竦んでいる
  愛しい子が声を失っている

  母たる神が嬉しそうに笑っている

  己がいつも通りに見えたなら
  それは、傍らに感じる存在のおかげだった ]
 
 
(341) 2022/12/15(Thu) 14:29:59
]X『悪魔』 ゼロは、メモを貼った。
(a52) 2022/12/15(Thu) 14:30:33

【独】 T『魔術師』 シン

/*
クロくんとユグくん
お誕生日について フォル兄さん→チェレスタちゃん
ヴェル兄さんと世界について→現軸→タナトス

ベルちゃんとゼロくん
マドカくん
シャル姉さん
(-88) 2022/12/15(Thu) 14:31:32

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
 [ 刺激を歓迎する声
  福音に陶酔する声
  高らかにわらう声

  視界を閉ざして享受すれば
  微かな笑みがこぼれかけ


  ―――留め置くように届いた>>46 ]
 
 
(342) 2022/12/15(Thu) 14:32:33

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 

  [ 神でも
    魂でも他の何でも無い。
    今、繋ぎ留めたのはアリアの言葉>>53 ]

 
 
(343) 2022/12/15(Thu) 14:33:02

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ 外れる事無く 逸らす事無く交わる
 静謐をもたらす青と緑の眼差し>>54 ]
 
 
   ―――朝、部屋に行くね
 
 
[ 遊びに行くね、と 阿呆を繕う事はなくとも
 それでも、きっと 笑顔で見送れた>>55 ] *
 
(344) 2022/12/15(Thu) 14:35:40
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a53) 2022/12/15(Thu) 14:44:47

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
ところで悪魔のカードをふと見たんですけど、
一組の男女を紐だか鎖だかで繋いでいるんですね

ゼロ>>/12はそれになぞらえていたりするのかな
(-89) 2022/12/15(Thu) 15:32:08

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
浦島草flower

つか>>0:14
K.Zサンドスターって ku Zu 砂星 音 のことか!!! 
(-90) 2022/12/15(Thu) 15:39:55

【独】 X『教皇』 カルクドラ

/*
花っぽくない……もっと花っぽいの……
葡萄flower銭葵flower紫苑flower
(-91) 2022/12/15(Thu) 15:41:29
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a54) 2022/12/15(Thu) 15:44:44

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[アリスの様子は気がかりだった。
 昨日、あんなにも楽しそうにしていたのに。
 突然の世界――ひいては神様の来訪に不安を抱いたのなら、それを宥めてあげたかった。何も憂うことなどなく、これは喜びなのだと伝えたかった。

 その間にも、様々な思惑は行き交う。]
(345) 2022/12/15(Thu) 16:35:28

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[耳についたのは笑い声>>296。それから視線>>297
 『誰かさん』などと言いながらこちらを見てくるのだから意地が悪い。
 昨日も、一昨日も、そうだ。

 アリスの誕生日。愚者たる彼女を悪魔が祝福する姿がそこにあれば、いつかの悲劇も遠のくのではないか。それをかたちで示せるのではないか。
 そう思って何度も追いかけても、言葉交わせたのは一度だけ。
 しかも得られた答えも芳しくなく、歌ってる間なら僕が避けられるから顔を出す、というような話。
 とはいえ、その理屈は否定しかねるところもあり、せめて顔を出してくれるなら、と了承したのだけれど。
 結局クリスタベルと中座したのを知っているし(歌い終えたからかもしれないが)、今もそうだ。

 どちらでもいい、なんて曖昧な意見を出しながら、クリスタベルに手を述べている>>298。]
(346) 2022/12/15(Thu) 16:35:46

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[いっそ、そこまでゼロと想い合うなら、クリスタベルも彼の参加に協力してほしいものなのだけれど。
 全面的にゼロの味方らしいクリスタベルは、僕らを近づけない方向には動くことがあっても、近づけてはくれない。
 共同生活なのだから、クリスタベルだってゼロが過ごしやすいほうがいいだろうに。
 あのふたりについては、どうして、とどうすれば、が胃の腑の中に溜まるばかりだ。

 その手が繋がらず、ごめんね、フラれた、という言葉でふたりが別々にホールを離れても>>317>>334
 珍しいこともあるなと思うばかり。
 
ゼロと言葉交わす絶好の好機だったとは知らない。
 たらればの世界だ。
]
(347) 2022/12/15(Thu) 16:36:03

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
あっ〜〜
ユグSU♡KI
(-92) 2022/12/15(Thu) 16:38:47

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[怖い、という声も聞こえた。クロだった>>307
 見えにくいかもしれないが、その感覚は少しだけわかる。
 壊す必要はないと思っていた。僕らがひとつになれば崩壊は起きず、幸福で、人々もこちらを敵視せずに平穏に暮らせると思っていた。
 だから、ほんの僅かの逡巡――否、驚きのようなものはあったのだけど。]
(348) 2022/12/15(Thu) 16:39:20

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[けれど、僕らが傷つけられてきたのは確かで。
 僕の仲間が蔑まれてきたのも事実で。
 そうでない証持ちたちも、ここに隔離されるように集められているのが現実で。

 そんな不平等で、僕らが愛されない世界など不要だと。
 他ならぬ
あのひと
が言うのなら。]
(349) 2022/12/15(Thu) 16:39:44

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[僕の答えはひとつしかなく。
 
愚かにも
皆そうだと思っていたのだ。]
(350) 2022/12/15(Thu) 16:40:07

【人】 XII『吊された男』 ユグ

[だから、チェレスタの問い>>337には素直に心情を吐露する。]

――皆、そうなのだと思っていました。
あの人を待ち望み、お言葉に心震わせるのだと。

あなたも、違うんですね。

[憤るような声を聞いていた>>329
 同意なら、『君にとっては』などと言わない。]
(351) 2022/12/15(Thu) 16:40:23

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――このままでは、また。

[壊れてしまう、と小さく零した**]
(352) 2022/12/15(Thu) 16:41:10

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
――回想:あたたたかいてのひら



[ 午睡に励む怠惰の頭を撫でるてのひらを
 穏やかな空の下で享受していた ]


   あ〜〜
   相変わらず……先生の、手はすや〜


[ きもちいーねえ
 穏やかに目を瞑るひととき ]
 
 
(353) 2022/12/15(Thu) 16:45:35

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ こちらからは、いつもでは無かったけれど ]


   んー
   お返し〜♡


[ 手を伸ばしてタナトスの頭をなでる
 そういうひとときも この場所には在った ] *
 
(354) 2022/12/15(Thu) 16:46:20

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
    
―――現在:ホール



[ 歩み寄った先。
 なでなでとタナトスの頭を撫でた

 目が合ったならへらりと笑う
 合わずとも、今少し。

 "先生"にはほど遠いだろう
 自分の頭は撫でないからわからずとも
 タナトスとは 撫でてきた場数が違いすぎるから ]
 
(355) 2022/12/15(Thu) 16:48:15

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ それでも。

 閉じた世に届いた音を
 伸ばした手を見ていた
 何をも撫でる事の無かった手を。

 いつも誰かに与えていた手が
 俺にも幾度と安らぎを与えた手が彷徨うなら――

 己如きの手が何を生み出す事の無くとも
 今この手を伸ばさない理由は無い。


 伸ばさずとも伸ばされる手があるだろう
 もっと傍で寄り添う手があるだろう

 長居をするつもりはない
 いつもの ほんの束の間の戯れの如く ] *
 
(356) 2022/12/15(Thu) 16:50:38

【独】 XIV『節制』 シトラ

/*
みんな……すごいなあ…………
(-93) 2022/12/15(Thu) 17:03:07

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
しんさんに ひろってもらいたそうとは おもいながら
ちょっぴり ちょっぴりだけ……
じゃまは していない……はず
していたら とけざうさぎ

かるくどらさんのもとで つみをざんげします
(-94) 2022/12/15(Thu) 17:03:29

【人】 [『 力 』 フォルス

 
 
   
―――それから



[ マドカはその時どこに居たか
 誰かと共に居たなら 頃合いを見計らって ]


  やー、マドカ
  びっくりしたね〜


[ 些かも阿呆で脳天気な声をかけた ]
 
 
(357) 2022/12/15(Thu) 18:49:59

【人】 [『 力 』 フォルス

 
[ マドカにこちらから近付く事
 珍しいといえば珍しい行為である自覚はある

 吐く事はなくとも、
 傍に居るだけでその身に支障を来すなら
 いたずらに近付いて苦しめる趣味は生憎と無い

 過日のプレゼントを始め
 用があれば向こうから来れる事は知っている
 避ける事もなくとも無理に近付く事も無い。

 だからそれは、見る者が見れば珍しい行為 ] 
 
(358) 2022/12/15(Thu) 18:50:15

【人】 [『 力 』 フォルス


[ 彼はどんな様子であったか
 それでも今ばかりは、構わずに ] 


  マドカの時間、俺に少しくれない?

  いや、ホラ 君ともお茶してみたいな〜って
  最後かもしれないしさ


[ 笑って ]


  売店に居ると思うから
  気が向いたら遊びに来てよ


[ ホールを後にした ] *
 
(359) 2022/12/15(Thu) 18:50:42
[『 力 』 フォルスは、メモを貼った。
(a55) 2022/12/15(Thu) 18:56:27

【人】 X『教皇』 カルクドラ

──回想:南の香り──

[ アリアは五年前に洋館に来た。
 思えばこの五年前は四人も新顔が増えていた。
 クリスタベルとゼロにはろくに出来なかった分
 アリアとヒナギクには、初めての後輩ということもあり
 余計張り切って先輩面をしていただろう。]


  僕も最初来た時は戸惑ったよ。
  西地域には、留学で来たことがあったけど
  人も物も建物も多過ぎて、田舎の南出身者には
  目が回りっぱなしだったよ。

  うん、賑やかでいろいろな人がいて退屈が無くて。
  ……僕もそう思う。


[ 彼女が初めて訪れた際>>0:633入れた紅茶は
 甘味とまろやかさに特化したバナナ味のミルクティー。
 これが南地域の名産品のあることには気付いただろうか。
 同郷であることが判明したならば、
 故郷の話で盛り上がったかもしれない。]
 
(360) 2022/12/15(Thu) 19:08:25

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 彼女自身は祈祷室にあまり訪れる方では無かったが
 男の方も、ハーブや香草を貰う為
 彼女の元を訪れることが多々あった。

 眠れず悩んで来る子がいたり
 急に体調不良者が発生した時の為
 祈祷室にも薬は常備してあるが、
 それらは大半、彼女に調合してもらったものだ。

 より良い睡眠、リラックス、メンタル改善効果もある
 スペシャルブレンドの数々は、彼女に監修も受けていた。
 売店で売り出せば小遣い稼ぎになるかもしれない、と
 笑って話していたこともあっただろうか。*]
 
(361) 2022/12/15(Thu) 19:08:55

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 

  ええ、勿論止めませんよ。
  私も手伝いましょう。

  ……私の力は、その為にあるのですから。


[ 『教皇』デセスパールは既に気が触れた『隠者』の言葉に
 笑みを浮かべ、同意した。>>0:10>>0:11>>0:12


 握られた杖先に埋め込まれたタンザナイトから
 美しくも妖しい  ── 
暗色
を灯して。*]

 
(/18) 2022/12/15(Thu) 19:09:03

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 人を好きになるのに理由は要らない、とは
 使い古された良い人の言葉であるが

 なら、人を嫌いになるのに
 理由は要るのだろうか?

 何をした訳でも無い。された訳でも無い。
 それでも、苛立ちを覚えてしまうのは
 何の理由があるのだろうか。

 相手の何が悪い訳でもないけれど、どこか苦手。
 生理的に苦手。
 そのような人が居ることは、珍しくないだろう。
 ただ、表に出さないだけで。


 少なくとも、今の僕は
 タナトスのことが“苦手”なのだと思う。

 前世からの因果、なんて陳腐な理由を盾にして。
 過去の行いを、認めたくなくて。

 過去の『教皇』デセスパールの行いに『僕』カルクドラは関係ない。]




 
  ──なら、何故僕は今でも
    タナトスを避けようとしている?]

 
(362) 2022/12/15(Thu) 19:12:54

【人】 X『教皇』 カルクドラ

── 回想:君の僕の思い出の場所 ──

[ 男が館に来た時、既に『死神』が居たことを知った。
 『死神』の証持ちは誕生し難いはずだが
 最初に感じた正直な感想は
「何故いる?」
だった。

 彼が男に会わないように注意したのと同じく
 男も彼に会わないようにした。>>86
 全員が集まる会合等では、なるべく離れた席に座り
 目を合わせることもせずにいた。

 まるで子供のような意地の張り合いを続けていた。
 それは、七年経った今でも変わらぬまま。]
 
(363) 2022/12/15(Thu) 19:21:30

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
カルクドラの簡易メモの「ちょっとだけよ…」に笑ってしまった。

私もご飯食べてお風呂入ったらがんばるぞ!!
(-95) 2022/12/15(Thu) 19:21:59

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 当時のことを謝り、赦してもらえるのだろうか、
  
  
自分が彼にしたことを思えば
  僕が彼の立場ならば、きっと赦さないだろう。



 今の自分には関係ないから、少しずつ修復していきたい。

  
箱庭の『教皇』は僕ではない。
  修復も何も、一からやり直せば良いのではないか。



 だが、どの顔で彼に向き合える?
 それ以前に、彼を前にすると
 魂がざわつき、否応無しに苦しくなるんだ。

 
その苦しさは、何の苦しさなのだろうな?
]

 
(364) 2022/12/15(Thu) 19:22:18

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 倉庫──綺麗に改装されたばかりの祈祷室で
 男は部屋の整理をしていた。
 全体が水色ベースで空、もしくは海を思わせる雰囲気。
 その時洋館に訪れていた女性──
 シャルレーヌだったかチェレスタだったか。
 彼女に貰ったシオンの花を飾ろうとした頃、扉が開いた。

 不在時以外は基本施錠していないので、
 扉が急に開くことは珍しくない。
 しかし、来客の姿が予想外過ぎて
 花を思わずテーブルの上に落としてしまう。>>89。]


  …………。


[ 小さく狭い空間で
 舞い落ちる花びらのみが揺れ動いていた。]
 
(365) 2022/12/15(Thu) 19:22:45

【人】 X『教皇』 カルクドラ

[ 声は出なかった。

 何故君がいるんだ。
 何の用?

 肯定的な反応を必死に探しても出てこない。
 存在しない訳では無い。
 きっと、胸の奥の見えない奥深くに隠れてしまっている。
 時間をかけて探し出せば見つかるはず。

 なのに、なかなか出て来ない。]

 

  …………。


[ 回答を探している間に、掛けられる声>>90

 暫しの間沈黙が続く。

 今までごめん。
 ありがとう。
 そうだね。  
 うん。
 ……。
 …………。

         ]

 
(366) 2022/12/15(Thu) 19:23:20

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
 

     ……そうだね。

 
 
(367) 2022/12/15(Thu) 19:24:00

【人】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ たった一言を探し出し、発するまでに
 数時間掛かったかと思うほどに、数秒の経過を長く感じた。

 怒りの表情、声色は無く共に硬いまま。
 他の人達に当たり前に見せている
 普段の柔らな表情や声は窺えなかっただろう。

 彼はその後どうしただろうか。
 男からは「出て行け」と言った類の言葉は出なかったが
 碌に目を合わせることは無かった──出来なかっただろう。*]
 
(368) 2022/12/15(Thu) 19:24:38

【人】 XI『正義』 マドカ

──現在:玄関ホール ──

[マドカ、と君が呼ぶ。>>307

 君は、怖い、と言った。
 僕は君に、笑いかける。

 大丈夫だよ、って、安心させるように。




    
────いったい
何が、
大丈夫だというのだろう?

 
(369) 2022/12/15(Thu) 19:26:04

【人】 XI『正義』 マドカ

[僕には、君の口にした『怖い』が分からなかった。

 だから、笑顔の裏で本当は、
 疑問符を浮かべていた。

 
世界が壊れちゃうから?
僕たちの『箱庭』があるのに?
どうして怖いんだろう?


 同時に、
マドカ
にとってはまだまだ子どものような
 君の反応を、かわいらしく思った。
 
君が知ったら、その場違いさに驚いたかもしれない。
(370) 2022/12/15(Thu) 19:26:42

【人】 XI『正義』 マドカ

 
[僕は今のところ、『証』持つ僕らと、『人間』を、
 天秤の両翼に乗せるつもりはなかった。

 
いつの頃からか、僕にとっての『人間』は、
とてもよく似ているけれども僕らとは違う生物で、
だからそもそも同列に考えていない。


 そして、『人間』は。
 『人間』という生き物は、簡単に死んでしまう。
 何の罪も咎もない『人間』でさえ、
 理由もわからないままに命を奪われる。

 ならば、『人間』の過ごす世界などいっそ、
 まとめて滅びてしまった方が『平等』だ。

    
────かつての、『箱庭』のように。



  最後に一人も残らない物語なら、きっと、

            誰も文句のない『平等
正義
』だ。]
 
(371) 2022/12/15(Thu) 19:27:19

【独】 T『魔術師』 シン

/*
頑張れぼく……生きろ……とりあえず現軸へ行く……???
(-96) 2022/12/15(Thu) 19:28:25

【人】 XI『正義』 マドカ

 

     また、22人揃った『箱庭』が生まれるなら、
     僕は『うれしい』と思うよ。


[本当に、22人は揃っているのか。
『世界』は『世界』でないのに?

 ……それ以上掘り下げてはいけないと、
 本能が強引に思考を止めた。
 歯車が軋む音がする。]



     世界が壊れちゃうのは……うぅん。

     そういう運命
さだめ
だった、んじゃないかな。


[ひどく他人事な声色で、
 笑みを浮かべたまま宣った。

 
 幸か不幸か、僕にはこの洋館の外に、
 未練など一つもなかった。

 心寄せた『人間』は、既に一人残らず死んでいる。

 それは、
でもあり、
不幸
でもあり。

 そして僕はそのことを、あまり自覚していない。
**]
(372) 2022/12/15(Thu) 19:28:50
XI『正義』 マドカは、メモを貼った。
(a56) 2022/12/15(Thu) 19:30:33

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ 長い睫毛が浮き上がり、伏せられていた黄金の瞳が薄ら開く。
 切れ長の黄金は『死神』を見据え、やがて口角を上げて>>/0 ]


  ……そうですね。


  私には人を助け、癒し、救う力など無いのですよ。
  聖者などでは無い、ただの……。


  …………。


  私が持つ“ 贈り物 ”は、何だと思いますか?


[ 死神の思いも何も、知ることは無く。
 ほんの一瞬、“慈愛の聖者”にふさわしい
 優しい笑顔で死神の姿を見据え
 白魚のような指を杖の先端に乗せ、尋ねた。]
 
(/19) 2022/12/15(Thu) 19:38:10

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 
 
  私は、貴方が羨ましかったのです。


  神が本来想定していた結果通りなら
  私達は、きっと上手くやれたはずで
しょう。
 
 
(/20) 2022/12/15(Thu) 19:38:22

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 
[ でも、現実はそうではなかったのです。 



        私自身の性質と 『贈り物』の相性が


           あまりにも合わなかったのです。]

 
 
(/21) 2022/12/15(Thu) 19:38:30

【教】 X『教皇』 カルクドラ

 
[  ──── 貴方は悪く無いのです。



      
私が間違ってつくられたのが



               全ての原因なのですから。 **] 

 
 
(/22) 2022/12/15(Thu) 19:38:40

【人】 ]『運命の輪』 クロ

─現在:玄関ホール ─

[マドカが優しい笑顔を向けてくれる。>>369
君がいれくるから大丈夫だと、僕は思う。

笑顔の裏で、自分の言葉がわからないと思われていることなど知る由もなく。>>370

叶うなら、世界は壊れないでほしいと、自分と同じだと言って欲しい気持ちはあった。


けれど]
(373) 2022/12/15(Thu) 19:51:03

【人】 ]『運命の輪』 クロ

…………。

[嬉しいという気持ちはわからなくもない。
新しい世界、というものにも興味はあった。
だが、自分が今居る世界を破壊してまでか、と問われると躊躇してしまう。

けれど、マドカはさらりと、クロの大好きな笑顔で、そういう運命だったのでないか、と告げたのだ。>>372


さだ、め……


[証の一部に「運命」の名を持つ少年は、繰り返した。]
(374) 2022/12/15(Thu) 19:53:24

【人】 ]『運命の輪』 クロ

……そっか。
それが、君の幸せなんだね。

[ゆっくりと立ち上がり。]

僕……僕は……、わかんなくなっちゃった。
色んなことが起こりすぎた。

……ちょっと、一人でじっくり考えてくるね。

[マドカの手をそっと握った。
傍にいてくれてありがとう、と礼の代わりに。

特に誰にも引き留められなければ、玄関ホールを出ただろう。**]
(375) 2022/12/15(Thu) 19:55:02
]『運命の輪』 クロは、メモを貼った。
(a57) 2022/12/15(Thu) 19:56:20

X『教皇』 カルクドラは、メモを貼った。
(a58) 2022/12/15(Thu) 20:05:54

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 陽の照っている時間帯、故郷では
 カーテンの開閉はやんわりと禁じられていた。
 皆が寝静まった夜だけ、部屋の灯りを消して
 ほんの少しだけ開くことを許された。

 見上げた夜空にはいつも、月があって
 ただ静かにわたしを見守ってくれていた。 ]

 
(376) 2022/12/15(Thu) 20:17:41

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ もし袖を掴まれる機会があれば>>109
 これまでもわたしはその手にそっと手を重ねてきた。
 彼だったから、ではなくて
 相手が誰であれ、きっと同じようにしてきた。

 手を伸ばせる対象などいなかった
 かつての自分と勝手に重ね合わせて。

 たまたまでいい。ただたまたま居合わせて、
 体よく近くに居て引きやすかったから、だとしても
 わたしを頼ろうとしてくれたなら力になりたいと願った。

 その身に抱え込んでいるのだろう何らかの不安が
 少しでも和らいでくれますように、と。
 何か話したいことがあったなら話尽きるまで耳を傾けたし、
 わたしでは役不足なら、すみやかに身を引いた。]
 
(377) 2022/12/15(Thu) 20:17:54

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 今、
 袖を引く手を取って握ろうとしたのは
 その手の主の支えになりたいと願う気持ちから、
 ……だけでは居られなかったのかもしれない。
 握り返してくれた手>>304に安堵を覚えながらそう思う。
 
 指先から伝わる温度が、束の間
 わたしになけなしの気丈さを取り戻させてくれる。
 そこに少し強めに負荷が掛けられても、
 彼の方を見上げはすれど わたしは何も言わなかった。

 その手が彼の方から離されるまで
 ただ、いつものように黙って手を握っていた。]

  
  いえ、
あの
……お気に、なさらず…………


[ ごめんね、にも 痛くなかった? にも>>305
 ふるりと首を横に振ってみせる。]
 
(378) 2022/12/15(Thu) 20:18:57

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 強く力を込めて手を握られても
 さして痛みを覚えないこの身体は
 どうしようもなく、あの神様が創りたもうたもので

 この先の明日を憂う心の方が
 ずっとずっと、痛かった。 ]


  ……そう……です、ね
  ちょ、……っと
  ……言葉が、見つから……なくて…………


[『驚いた』の一言ではとても片付けられないような
 複雑な感情がこの身には沸き起こっている。
 
 周囲へと目を向けてみれば
 早くも流れは澱み始めていて、
 調和などとは程遠い。けれど ]


  ……エーリクさんが、
  握り返して……くれ、なかったら
  わたし、きっと
  ここに立ってすら……いられなかった、です

 
(379) 2022/12/15(Thu) 20:19:13

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ やっとのことでそう口にして
 おそるおそる、言葉を続ける。]
 
 洋館を抜け出しては何処かへ行っているらしい彼は
 度々こうして誰かの温もりを求めている様子の彼は、

 ──どこか他人事のように振る舞って聴こえる彼は
 一体、どちらを選ぶんだろう。

 神様の言葉に、何を想って
 わたしの袖を引いたんだろう。

 話したくなければ話さなくても良いです、と前置いて ]


  エーリクさんは……さっきの、お話
  どう…………感じられ、ました……か

  その……世界、は、


[ 言いかけて、一度口を噤んだ。]*
 
(380) 2022/12/15(Thu) 20:19:17
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a59) 2022/12/15(Thu) 20:30:01

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
48h近く顔を出していない人達は大丈夫だろうか……。
溺れているのだろうか体調が悪いのだろうか……。

溺れていたとしたらとても分かる。だけど、
姿が見えないのは寂しいのでお話して欲しい……。
(-97) 2022/12/15(Thu) 20:31:24

【人】 XVU『星』 エト

 ー 洋館玄関ホール ー

 『世界』の君はどうしたのでしょうか

[様相だけは『世界』の君その人でした。 
彼は『世界』の君ではないと悟る感覚がありました
あれは『箱庭の神』だと訴える心がありました

心が真だと思ったから、そんな言葉が出ました。
答えを望んでのものではありません。

気にならない訳ではないのですけど
それ以上の話をなされたので>>9>>10>>11
それどころではなさげな雰囲気です。

証持ちの皆も、様々に思う事はありそうです。]
 
(381) 2022/12/15(Thu) 21:29:17

【人】 XVU『星』 エト


 世界が滅ぶ必要はありません
 
 世界はまだまだ知らない事に満ちています
 星は輝き、エトを導いてくれます
 そこには希望もあると思います

 エトは、そう思うのです

[決断の期限は明日まで
神はそう言っていました。
ですが、嘗て『世界』の君へ答えたように>>0:296
エトはあまり悩んではいませんでした。

神への反抗心的な感情はなかったと思います。
こうして現れて来られても
特に何を思うでもありませんでした。
ただエトは、エトの思う答えを話したまで。]
 
(382) 2022/12/15(Thu) 21:29:46

【独】 ]『運命の輪』 クロ

/*
それにしても、村人から距離を置かれつつも明るく暮らしてきた少年が、村全体から大がかりに嵌められる、ってなかなかエグい設定を僕にくれたねほしねさん(拝んでいる)

どういう理由でで裏切られたか浮かばなくて、プロ始まってる途中まで決まらなかったよ…w でも今思うと、「村全体から嵌められた」はあれで良かったか、ちょっと不安だね 「クロがやったよ」とか証言したやつ入れるつもりだったんだけど(嵌めの例)入れ忘れてたわ…


多少優しくしてれた人たちに裏切られた方がよりエグいよね、と思ったので親切にしてくれた人も居たことにしました(爽
(-98) 2022/12/15(Thu) 21:29:57

【人】 XVU『星』 エト



[……ですが

"皆で幸せな世界を作ろう"

その言葉だけは
何故か信じきれそうになく、受け入れられませんでした。]
 
 
(383) 2022/12/15(Thu) 21:31:35
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a60) 2022/12/15(Thu) 21:33:06

【教】 XVU『星』 エト


 
 どうしてか気に食わなくて
 でもだからってそうするつもりはなかったのに
 『女帝』を手に掛けてしまった
 箱庭が混乱に堕ちる中で殺してしまった

 不穏分子と疑われた『塔』
 無実と信じていた、救いたかった
 なのに、何かの間違いだと訴えるしか出来ず
 僕の目の前で、処されてしまった!

 
(/23) 2022/12/15(Thu) 21:34:17

【人】 XVU『星』 エト


[ただ1つ信じきれず受け入れられぬ神の言葉
それは『星』としての魂の訴えがあったから

そんな事とは、エトには分からないけれど
ちら……と、伺い見た先は
『塔』の君と『女帝』の子、その人らの姿。]
 
(384) 2022/12/15(Thu) 21:36:00

【人】 XVU『星』 エト


[『塔』の君の事は
出会った当初から何かと気になってしまう存在です。

あの頃の彼は意思疎通が難しく
「また、君と会えて良かった」

彼の出迎えの際に伝えたその言葉も覚えられてはいないかもしれませんが、それでも構いませんでした。

なぜ、"また"などと言ったのか
無意識の事で、エトにも分からなかったのですが
強い親しみの感情が湧く心がその答えなのでしょう。

自身が『星』の証持ちだという事を知り
嘗ての『塔』とはきっと良き関係だった
当時のエトは、そう考えるとしたのです。]
 
(385) 2022/12/15(Thu) 21:37:35

【人】 XVU『星』 エト


[『女帝』の子は……
どうしてか、好ましくない感情が湧いてしまいます。

『塔』の君とは対照的に
嘗ての『女帝』とは良い関係ではなかったのでしょう。
そればかりか、『女帝』の子を見ると
変に力が入ってしまいどう振る舞うべきか分からないのです。
彼女以外の人へこんな感情を抱く事がないので
エトはとても悩んでしまうのです。

そんな『女帝』の子に対しても今この時になぜ意識したのか
神に対し、エト同様に良い感情は湧かないのではないか
もしそうであったら
そう思う原因の一旦は自分ではないのか
どうしてかそういう感情が湧いてきてしまうのです。

……そうとしか言いようがありませんでした。
実際の『女帝』の君の胸中なぞ分からないし
分かろうとエトから歩み寄れた試しだってありません
これはただの想像でしかないのです。]
 
(386) 2022/12/15(Thu) 21:43:21

【人】 XVU『星』 エト


[世界の命運は、エトら証持ちの選択次第。
エトの言葉だけでは決められない。
であるなら、話は交わした方がいいのかも
そう思う気持ちはあるのです。

ですが、エトは世界に希望はあると思うのです。
この世界には星詠み様がいて
今は見えませんが、輝く星だってあります。

滅んでほしいとは、とても思えないのです。]
 
(387) 2022/12/15(Thu) 21:45:44

【人】 XVU『星』 エト



 
ん〜〜


[どうしたものかエトは迷ってしまい
お悩みモードになってしまうでした。]*
 
 
(388) 2022/12/15(Thu) 21:46:19

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 回想:せんせい ――

[『せんせい』は四つ上のお兄さん。
 マドカがチェレスタと話している姿を見たことも>>0:605
 あったせいか、比較的声を掛けやすかった。

 裾を引いて教えを乞えば、
 涼やかな翠が僅かに細まった。

 その時から、マドカは私にとっての『せんせい』になった。

 いつもは大体図書室で。
 時にはカフェテリアでお茶を飲みながら。
 案内されたなら、彼の部屋でも。

 文字の読めない私の隣で。
 マドカが一文字ずつ指で文字を辿ってくれながら、
 凛とした声を響かせて本を読み聞かせてくれた。]

 
(389) 2022/12/15(Thu) 21:49:51

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[どんな話がいいか?と、尋ねられた時は。
 最初はなんとも答えられなかった。

 どんな種類の本があるのか知らなかったから。
 だから、考えて、考えて。]


  せんせいの生まれたところのはなし。


[それは『せんせい』の生まれた地域のことを
 指したつもりだったけど、言葉が足りずに
 彼自身を指しているようにも聞こえたかもしれない。

 如何せん悩みながらも、彼は色んな本を選んでくれた。

 彼の部屋に訪れることがあったなら、
 『せんせい』が目を離した隙きに
 枕の赤いシミを見つけたこともあったかもしれない。>>157
 
(390) 2022/12/15(Thu) 21:50:32

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[チェレスタの話とマドカの読み聞かせの効果もあって、
 1年もすれば、たどたどしいながらも、
 詰まらずに言葉を話せるようにはなっただろう。

 文字はまだバランスも悪いし、歪つだけれど。

 ある日、先生から贈られたノートは>>240
 女の子らしい可愛らしいものだった。

 表紙に色とりどりの沢山の花が咲いていた。

 チェレスタがよく着ている
桃色
に、
 プロセラの瞳の色の

 先生の色の、艶やかな

 
 他にも、沢山。

 洋館には何も持ってこなかったから。
 『私だけのもの』というのは珍しく。
 与えられたノートと鉛筆をぎゅっと抱き込んだ。]

 
(391) 2022/12/15(Thu) 21:51:50

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 

  ありがとう、先生。
  ……大事につかうね。


[人と親しむことで、少しずつ表情が生まれていく。
 このとき、初めて先生の前でも、
 少女は、ほわりと温かな笑顔を見せた。]
(392) 2022/12/15(Thu) 21:52:39

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
[手を握られる時は、導かれる合図。

 小さな手できゅっと握り返して、
 高い位置にある先生の顔を見上げる。]


  うんっ。

  チェレスタが来たら、
  先生も一緒におうた歌おうね。


[洋館の人たちは、
優しい。

 此処なら、虐められることもない。

 私の知らないところで、
 そんな先生にも苦手なものがあるなどと>>0:340
 小さな子供はまだ知る由もなかった。*]

 
(393) 2022/12/15(Thu) 21:53:31

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
>>388
かわいい。
(-99) 2022/12/15(Thu) 21:55:08
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a61) 2022/12/15(Thu) 21:55:13

【独】 XVU『星』 エト

/*
書いてる段階では誕生会の事も軽く触れていたはずなんだけど
気付いたら消え去っていたんだ
何を言ってるか分からねぇと思うが(以下略)

たぶん色々直したりタグ付けたりで編集してるうちにコピペ上書きしたかで消しちまったんだろうとは思うんだけど
愚者ちゃんはすまんかった…
(-100) 2022/12/15(Thu) 21:58:17

【独】 XVU『星』 エト

/*
塔と女帝はエトが動かんばかりにやりづれ〜〜ってなってたらほんとすまん…
(-101) 2022/12/15(Thu) 22:00:17

【独】 Y『恋人』 クリスタベル

/*
エトちゃんかわよ…(中身癒され中…)
とか言ってたらヒナギクもかわいいね…

これからどうしよーーーかなーーーーーと思うのが、
さっきから光属性ベルちゃんがぴょこんぴょこんしててですね。
「二人でひとつが羨ましい」
「生まれた時から一人だったから」
って語ったナハトを独りにしたくない!!!!!って絶叫するんです…ほんとそれな!!!!!!!!!!

とはいえ急に方向転換されてもって感じでしょうし、ご予定を把握してから書くとしましょうか。

ナハトの一挙手一投足が好きでつらい
村が終わったらログを製本したい
設定もロルも何から何までドストライク過ぎた…
ずっと情緒がぐちゃぐちゃになってる
(-102) 2022/12/15(Thu) 22:02:15

【独】 XVU『星』 エト

/*
なんていう気持ちはあれど
息吹き返せた良かった〜〜〜
ていう気持ちでいっぱいなのが今一番強い
ツナは一回途中でロル書けない状態なるとずるずる続くからな…

どうにか一度は復活出来たのはP村参加させてもらっておいて萎びたままずるずるは流石に自分許せなくなるの意地もあったけど(真顔
(-103) 2022/12/15(Thu) 22:08:01

【人】 XIV『節制』 シトラ

──回想・あのひとへの贈り物


[ プレゼント渡しの代理を依頼したわたしに、
 贈り物にひと言メッセージを添えることを
 フォルスさんは提案してくれた。>>14]


  い、一筆……です、か

  で、でも、わたし
  まだ、文字……綺麗には、書けないし


[ ノートが真っ黒になるまで手習いを繰り返して
 読むのに支障ない程度にまでは書けるようになっても、
 贈り物に添えられるほど綺麗に書ける自信は
 当時のわたしには、まだなかった。 ]


  はさみだって、うまくは……使えない、し


[ 包丁やはさみといった刃物の類には
 洋館に来るまで、一切触れたことがなかった。
 触れさせてはもらえなかった、が正しい。]
 
(394) 2022/12/15(Thu) 22:26:23

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 両親含め、箱庭の伝承を信じていた村のみんなは
 もしもわたしが刃物を手にすれば
 誰かかわたし自身か、あるいはその両方かを
 傷つけかねないと信じきっていた。]


  ……そっ、それに
  なんて書けば、

  …………でも、書いて……み……よう、かな

  フォルスさん、
  文章とか、飾り付け方、とか
  教えて……もらっても…………?


[ わたしシトラは『節制』本人ではないし
 あのひとクロさんだって『運命の輪』本人じゃない。

 今を生きる彼とわたしの間に、
 実際に何かが起こったわけじゃない。
まだ。
]
 
(395) 2022/12/15(Thu) 22:27:23

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ 頭ではちゃんと理解しているはずなのに、
 あのひとの──クロさんのことを考えると
 どうしても、魂がざわめく。

 ……けれど
 距離を置いていたいのだろうわたしをも
 祝ってくれるということは、
 彼本人は、誰かに祝われることを
 喜ばしく感じる方なのだ。

 でなければきっと、
 全員にぬいぐるみを贈ろうとしたりはしない。
 
 わたしのこの推測がもし合っているなら
 拒絶されてしまうとしても、
 お祝いの気持ちは届けたかった。 ]
 
(396) 2022/12/15(Thu) 22:27:52

【人】 XIV『節制』 シトラ


[ ラピスラズリの色をしたノートの一ページ目に
 三角形の形に切った色紙を並べてフラッグを、
 四角形の形に切った色紙を貼ってケーキを表現した。
 まるく切り抜ける技術は、わたしにはなかったから。

 お祝いらしい華やかな色の組み合わせを教わって
 下書きをして、一文字一文字に神経を集中させた。
 インクも筆記具も紙質も、
 その安全性を何度となく気にするわたしは
 先生の目には異様に映ったかもしれない。

 
 『クロさん
  お誕生日おめでとうございます

   あなたのしあわせを心から願っています。

                  シトラ 』



 そうして出来上がった世界に一冊だけのノートを
 フォルスさんはお願いした通りに預かってくれた。>>15
 尋常じゃない早鐘を打つ心臓を抑えて
 半歩後ろを、緊張しきった面持ちで進んだ。

 いざ本日の主役を目の前にしても、
 やっぱり自分の手で渡す勇気は出せなくて
 フォルスさんの背中に隠れようとしてしまったけれど ]
 
(397) 2022/12/15(Thu) 22:29:22
XVU『星』 エトは、メモを貼った。
(a62) 2022/12/15(Thu) 22:29:49

【人】 XIV『節制』 シトラ

  

  ……お、おめでとう……ござい、ます……っ

  よ……良かったら、その……つ
  使っ、て、ください


[ お祝いの言葉を、直に伝えられた。
 間違いなくフォルスさんのおかげだった。

 だから後日、報酬をと言われたときには
 素で頭にはてなマークを浮かべてしまったの。
 あのひとの誕生日に至るまでの道程全てが
 わたしにとってはかけがえのない報酬だったから、
 改めて別の形で報酬を受け取る理由がわからなかった。

 それでもどうしても、と
 もし店長さんが仰ったなら望む形はひとつだった。

 アリアちゃんの報酬を、弾んでください。]*
 
(398) 2022/12/15(Thu) 22:30:28

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

―― 現在:ホール ――

[『世界』の言葉に対しての皆の反応は様々で、
 喜びを顕にする人もいれば、躊躇う人もいた。
 
 その中でも、の言葉を
 あまりにもすんなりと受け入れたユグには>>204
 驚きを隠せなかったかもしれない。

 チェレスタは彼の言葉に憤りを見せていた。>>329
 彼と、彼女は、正反対。

 私は、何と言っていいのか分からないまま。
 ぶつかってきたアリスの肩を支えながら、
 二人の間でおろおろとしていた。]


  あ、うん。
  ちょっと、……怖かった、のかな?
  びっくりしたのかも。


[話しかけてくれたユグに曖昧に笑う。>>265
 こんな小さな子供に、
 いきなり世界の明日を決めろだなんて無理な話だ。]
(399) 2022/12/15(Thu) 22:31:16

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[震えを抑えようと小さな背を撫でる。
 すぐに気づいたチェレスタも様子を見に来てくれた。>>331


  ……そうだね。
  急になんて、決められないよね。

  アリス、お部屋行こっか?
  送ってあげる。


[チェレスタの助言に頷きつつ、アリスを送るつもりで。
 ただ、そうしている間にも、刻一刻と、
 『選択』は迫られていくのだけれど。]
(400) 2022/12/15(Thu) 22:31:47

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

[『望むべき時が来た。』>>337
 
 それは、一体どういうことだろう。
 ユグが望んでいた?

 全員が集まることを望んでいたのは知っている。
 彼が不和を望まないことも。>>0:176
 だからみんな集まったら仲良く暮らすんだって、
 そう思ってた。



 「またいつかの刻、皆で集まり幸せな世界を作ろう」



 箱庭から姿を消した神が残したという言葉を思い出す。
 彼は、信じているのだ。

 ――――その言葉を。>>351

 だから、
世界はどうなってもいい?
(401) 2022/12/15(Thu) 22:33:24

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
  えっと……、
  みんなが集まったのは、私も嬉しいよ。

  でも、だからって……、
  世界を壊そうなんて言われたら、素直に頷けないよ。

  ……壊さないで、って。
  お願いしたら、壊すのは止めてくれるんでしょう?
  なら、その方がいいんじゃないかな!


[壊してしまおうとも言ったけれど>>9
 止めてくれるとも言ってくれている>>10

 なら、壊すことなんて必要ない。そうでしょう?
 努めて明るい声を張りながら、それだけは主張して。]
(402) 2022/12/15(Thu) 22:34:11

【人】 XIX『太陽』 ヒナギク

 
 
  ……行こう、アリス!


[二人からの返事が返ってくるよりも先に。
 小さな手を取って、アリスの部屋へと向かう。

 表立っては、小さな震える子に聞かせなくない為に。

 もう一つは。
 返事を、聞くのが少し怖いと思ったから。*]
(403) 2022/12/15(Thu) 22:34:43

【人】 IX『隠者』 アリア


 
―― 回想:事ここに至るまで


[ 遡って一週間前。
 シトラの淹れてくれた紅茶と、>>148
 シトラの作ってくれたテオブロマと>>151
 他にもありあわせのお菓子とか、
 チェレスタやヒナギクが持ってきてくれたものがあれば
 それも一緒にプチお茶会を彩ったことだろう。

 通りがかった人がいれば巻き込まれたかもしれない。
 何にせよ女子四人かしましく、
 それは楽しいひとときだった。

 歌の練習について、
 問題はなかったように思う、>>0:217
 というチェレスタの所見はきっと間違っていない。
 どちらかといえば小器用に物事をこなせる方、
 であるらしいことは自分でも承知していた。

 見てもらおうと思ったのは念のためであったけれど、
 シトラも一緒に見てもらえるなら好都合この上ない。
 人に見てもらって大丈夫だと言ってもらうこと、
 そういう安心は、何よりあの子にこそ必要なものだ。
 多ければ多い方がきっと心強い。
 だからヒナギクにもお願いした、という裏側の思考。 ]
 
(404) 2022/12/15(Thu) 22:36:17
XIV『節制』 シトラは、メモを貼った。
(a63) 2022/12/15(Thu) 22:36:42

【人】 IX『隠者』 アリア


[ 楽しみ、と玄関ホールで口にしたヒナギクの表情は
 それこそまるで太陽のようだと思っていた。>>0:378

 私と彼女は洋館に来た時期が近いから、
 『塔』と一緒にいる笑わない少女だった頃の彼女も
 少なからず目にしていたと思う。
 今の様子からは想像できないな、とふと思った。

 「何か」を見つけたのか。あるいは取り戻したのか。
 今の方が良いなと思うことには変わりない。
 なんとなく、そう感じている。


 
しかしその面々はハードルが高いのでは?
>>0:377
 とは思ったけど。主に後半の二人について。
 どちらかがいればというか、ユグがいれば
 『悪魔』はそこを避けて通るものだと思っているので。 ]


  エーリクなら声掛けたら乗ってくれると思いますよ、
  あの人そういう人なので。


[ ひとまず、お節介がこの三年で得た知見は共有しておいた。
 結局ヒナギクか私かユグか誰かが声を掛けて
 巻き込まれていたんじゃないだろうか(確定)>>105 ]
 
(405) 2022/12/15(Thu) 22:37:30
XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a64) 2022/12/15(Thu) 22:39:20

XIX『太陽』 ヒナギクは、メモを貼った。
(a65) 2022/12/15(Thu) 22:39:22

【人】 IX『隠者』 アリア


[ あの時はまだ、カルクのオルガンだけだった伴奏。
 一週間のうちに気付けば楽器隊も増えていたかもしれない。

 私はこの歌に参加することがお祝いだけれど
 他にも自分なりの何かを用意する者は多くいただろうし。
 いつか遠くで耳に挟んだ「どーん!」が>>0:97
 パーティー会場できっと七色に弾けた。

 アリス、いい顔していたな。

 世界にはそういうものがたくさんあるのだと思う。
 胸躍る何かが、きらきらした何かが。
 以前のヒナギクや、普段のシトラや、昨日のアリスみたく
 それを知らなかっただろう者が知ってから輝く瞳が、
 たぶん好きだった。
私自身のことは置いておいて。


 これが「誰」の思いであるのかは、
 やっぱりわからない、そう思ってしまうけれど。
*]
 
(406) 2022/12/15(Thu) 22:39:39

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 

  ………………、


[ 何時も通りの無表情の『塔』がいました。
  けれど、つよくつよく握り締めた拳が震えていました。 ]
 
(407) 2022/12/15(Thu) 22:41:15

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 『何処かで見た貌』くらいの認識だった。
  なのに『知っている』と思った。
  そのくせ『ちがう』と思った。
  はじめましてと挨拶された時よりも強く
  『ちがう』と思った。

  彼の口が何かを紡ぐ。
  ちゃんと傍で聞こえているのにどこか遠く聞こえた。

  どうしよう、
  うまくいきができない。

  そう思って一瞬で
  それでもいいと思った。
  いっそ、このままとまってしまえばいい。

  もう、どうだっていい。

  元から何もかも如何だってよかった癖に
  今、改めて、心から、何故だか強くそう思った。 ]
 
(408) 2022/12/15(Thu) 22:42:22

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 

  『かえして!』って叫び出したいのに
  同時にその資格はない事を理解していた。

  むかしも、いまも、さいしょから、
  ひとかけらだってわたしのものじゃないのだから。

  もう一度?
  もういちどあの望まない形の完成を?
  満たされぬままである事こそが正常の関係へ?

  もううんざりだったから投げ出したのに。
  もう一度?

  あんなにたいせつだったあの子たちのことも
  わたしの命すら
  なにもかもすべて犠牲にしたって良いと想えるくらいに
  希った事なんかただひとつだ

  ただひとつだったのに

  ねぇ神様、どうせ叶えてくれないのでしょう?
  あなたはいつだってそうだから。

 
(409) 2022/12/15(Thu) 22:45:45

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

[ 明確な言葉に当てはめることが困難な
  訳の分からない不快感が胸の辺りに渦巻いて。

  その不快感を感情と当てはめて分析出来る程
  感情を知らないぼくには、ただ
  脂汗を滲ませて俯く事しか出来ない。

  怒って叫んで泣き出してしまえたら
  きっと少しはその不快感……絶望を
  発散することも出来たかもしれない。

  けれどぼくはおこることもなくことも知らなかった。

  けれどきっとそれでよかった。
  楽になんてなりたくなかった。

  むかしも、いまも。
  ……むかしになにかあったっけ? ]
(410) 2022/12/15(Thu) 22:46:23

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
反応しなかったからメモ二回も送っちゃった!
前世にまで触れられる余裕がありませんほしねP!!!

塔が理由で死んだきっかけ。
なんだろうな〜〜。なんにもしてももうちょっと塔の人となりを知ってから落としたいのもあり、悩み悩み……。

直近アリアのロル見てる。>>405
良いツッコミで嬉しいです!
(-104) 2022/12/15(Thu) 22:46:46

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ 顔を上げればなにかがあふれてしまいそうで
  俯いたまま視線だけ動かして、あたりを。

  どうやらこのくだらない問答に
  望まれるまま答えを出すつもりの者もいるらしい。
  ばかばかしいな、と思う。

  『どうせ叶えてくれないよ……?』

  俯いたまま唇の動きだけで声もなく囁いた。
  それともきみたちにとっては違うのだろうか?

  だとしたら、もしそうだとしたら
 どろりと、 不快感が降り積もる。

  その不快感の、感情の、正体を知らぬまま
  今日の終わりを感じる時みたいに
  ……――目の前が真っ暗になって意識が閉じた。 ]
 
(411) 2022/12/15(Thu) 22:48:42

【人】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
[ そう珍しい事でも無い。
  眠る、という行為を未だに
  いまいち上手く覚えられないぼくは
  わりと、よく、唐突に意識を手放す。

  けれど大混乱の最中だったみたいだから
  いつものこと、と呆れられるだけでは
  済まなかったかもしれないけれど。

  眠ってしまった……
  ……気絶してしまったぼくには
  いつだって、その後の事はわからない。* ]
 
(412) 2022/12/15(Thu) 22:50:19

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
シトラかわいすぎない……???(混乱)
文字はタナトスに習ったのかな〜
たまには顔出しに来てくれていーのよ!
返事したいね返事。でもいらないって書かれてるね……すや[午睡]

ハズレ
(-105) 2022/12/15(Thu) 22:59:09

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
悪魔にプレゼントしようとしたら
神様が意地悪した:;(∩´﹏`∩);:
(-106) 2022/12/15(Thu) 23:00:19

【独】 XIX『太陽』 ヒナギク

/*
あ、良かった。
エトもプロセラも来てくれた。
シンも居そうだから大丈夫かな。

プロセラタイムリ〜〜。
(-107) 2022/12/15(Thu) 23:01:47

【独】 XVU『星』 エト

/*
ぎゃーーー(((
ちょっと出来そうなら拾ってみたいが…が…みたいなあれ

ガス抜けてるから、本当に出来たら…くらいの話(白目
(-108) 2022/12/15(Thu) 23:07:14

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 

[ 自分が置いて行ったのに、
 置いて行かれたような気持ちになる。 ]

 
(413) 2022/12/15(Thu) 23:08:02

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
── 現在:洋館/自室 ──


[ 自室の机は、彼/彼女のナハトから、
 彼/彼女らへ贈られたものでささやかに彩られている。

 いつも下げているネックレスだけは、
 彼の手作りリベンジが成功した証。>>0:682

 造花の花束はそのまま水のないガラス花瓶に。
 虫の彫刻は文鎮みたいにちょんと鎮座して。
 最初のアクセサリーは真鍮の小さなトレイに。
 付けていたネックレスは、同じトレイの中に返した。
 そして、クリスとベルにと最初にくれたプレゼントは
 いつもの場所に。>>0:500 ]
 
(414) 2022/12/15(Thu) 23:08:35

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──現在・誕生会翌日

[ 多分きっと昨日の楽しさの余韻に浸って
  自室で微睡んでいただろう。

  気がつけば部屋の外が随分と賑やかだ。]

 世界ヴェルトが帰ってきた…?
(415) 2022/12/15(Thu) 23:08:59

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ 自分が通うようになる頃から洋館にいた人。
 そして7年前にふらり消えてしまった人。

 彼の帰還を待ち望んで、でも、
 もう帰ってこないものだと、
 「世界」が再び訪れる時は、
 別の姿を纏っているかもしれないと、
 そんな風に思っていた。

 慌ててホールへと向かい、彼>>336の隣に立つ。
 嬉しそうな彼の横顔を見たら、私も…
 私は嬉しかったのかしら?

 彼が喜ぶのは嬉しかった。
 
 でも、私は、俄には信じられない、と思った。

 けど、皆の前に立つ彼>>4は、確かにヴェルトで。]
(416) 2022/12/15(Thu) 23:09:21

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ でも、彼の隣でホッとする間もなく、彼が
 自分の知っている彼でなく、
 神その人であると理解してしまった。

 それでも、最初にきたのは困惑。
 
落ち着かない様子で傍らの彼の服の裾を掴もうとしただろう。

 世界が世界ではなく、私たちを作った神で、
 私たちが幸せになるために世界を壊す?
 でも、私たちが必要なら壊さない…。]

 そんなこと、急に言われても…。

[ それでも明日までに
 答えを出さなければいけないらしい。
 この世界の行く末は、
 ここにいる証持ちに託されたようだ。]
(417) 2022/12/15(Thu) 23:10:34

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ アリアがフォルに話しかけ、フォルがそれに答えるのを見守った。
 彼女が立ち去るのを見送った彼>>344に。]

 フォル、私にも聞かせて。後でいいから…。

[ そう懇願すれば、彼は頷いてくれただろうか。

 彼が「死神」や「戦車」の方へ向かっていくなら、
 自分はその場で佇んで、先程視線を感じた彼>>384の方を一瞥し、
 こんな時でもふんわりしてるように見える彼に
 こんな時でも息苦しさを感じてしまって、目を伏せる。]
(418) 2022/12/15(Thu) 23:11:04

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

[ あの頃の記憶はないけれど、経典で端的に何があったかは知った気になっている。
洋館に来て経典を読むまでは知らなかったけれど。


 フォルの側にいると安心するのも、
 エトを見ていると息苦しくなるのも、
 前世の因縁が原因かもしれない。

 平気になりたい。あわよくば仲良くなりたい。
 そう思いながらも、結局この8年の間、どうにもならないまま。]
(419) 2022/12/15(Thu) 23:11:43

【人】 III『女帝』 シャルレーヌ

──いつかのリクエスト

 物じゃなくてもいいのなら…。

[ 多分7〜8年前、エトが洋館に住むようになって、
 参ってしまって臥せっていた時期があった。

 そんな時にフォルから
 誕生日プレゼントのリクエストの依頼。
 フォルが用意してくれた物ならなんでも嬉しい。
 それが本音だったけれど、その時ばかりは我儘を言った。]

 死なないで。
 私より長生きして。
 ほんの少しだけでもいいから、
 私より先に死なないで…お願い。

[ 約束の指切りは叶っただろうか**]
(420) 2022/12/15(Thu) 23:12:36

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ そんな心のこもったプレゼントに、
 家の援助や洋館でのお金で
 高価なものを贈って返すのは違う気がして。

 だから手ずから用意したものを、と頑張ってみたものの
 どれも上手な出来ではなかったかも知れないけれど。
 何を用意しようどう贈ろうかと考える時間は楽しかった。

 マドレーヌの他にも焼き菓子に挑戦してみたり、
 夜色のマフラーを編んでみたり、
 洋館から花を少し分けてもらってサシェを作ったり、
 黒猫の刺繍を入れたお揃いのハンカチにしてみたり。
 引きこもりなのに無理して虫捕りなんてみた時は
 大変だったっけ。
 あの時は結局フォルスのお店で贈る物を見繕ったかな。

 ──…実は彼らが存外仲良しだと知っている。
 そんな風に彼が居場所を作ることを嬉しく思っていた ]
 
(421) 2022/12/15(Thu) 23:15:38

【人】 XII『吊された男』 ユグ

――玄関ホールで――

……そう、ですね。
僕も、世界を壊す必要はない、と思ってはいましたよ。
皆で集まって、仲良く暮らして。
それでずっと幸せでいられるなら、それでいいと。

[素直に頷けない、というヒナギク>>402に、持論を述べる。]
(422) 2022/12/15(Thu) 23:16:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 彼の境遇は知っている。
 知っているだけで、
 たった独りで幾度の夜を過ごしてきた、
 その凍えるような思い出を拭えるわけではなくて。 
 
 それでもあんなに温かな愛を与えられる人だから、
 幸せに、なって欲しかった。  
 出来れば私が幸せにしてあげたかった、けれど。

   今だって、本当は
     「生まれた時から一人だったから」
     「二人でひとつが羨ましい」>>0:350
   そう言った彼がもしこのまま一人を選ぶのなら、
   また孤独の海に沈むというのなら。
   嫌われても憎まれてでも傍にいたい。

 独善かもしれない。 
 それでも抱き締めてあげたかった。
 ナハトの帰る場所になりたかった。
 生まれてきてよかったと思わせてあげたかった。 

 なのに、どうして私は完璧クリスタベルじゃないんだろう    ]
 
(423) 2022/12/15(Thu) 23:16:14

【人】 XII『吊された男』 ユグ

ですが、もういらないと、あの方が仰るのなら。
僕らを傷つけない世界だけがあればいいと仰るのなら。
僕はそれに従おうと思うだけです。

……ヒナギクは、そうではないのですね。
世界を壊さないという意見のほうなら、皆の意見が揃うと思いますか?
神様が仰る言葉よりも、皆の納得が行くと思いますか?

[問いかけるものの、すぐの答えは求めていない。
 アリスの手を引き、彼女がホールを離れていくなら、ゆるく見送るに留める*]
(424) 2022/12/15(Thu) 23:16:17

【独】 [『 力 』 フォルス

/*
あっーーーーーーーーー!?
シャル…………
なんてことだ………………[死]
(-109) 2022/12/15(Thu) 23:17:04

【人】 Y『恋人』 クリスタベル

 
[ 仕舞った栞を取り出す。

 あの日、彼が手折って差し出してくれた花。
 花が好きだと言ったからプレゼントしてくれた。 
 ベルに、とくれた花。>>0:357

 泣きたくなるくらい嬉しい贈り物。
 あなたにそんなつもりはなかったとしても。

 これだけは、
  これだけは私だけのものだと思っていいよね? *]
 
(425) 2022/12/15(Thu) 23:17:14
III『女帝』 シャルレーヌは、メモを貼った。
(a66) 2022/12/15(Thu) 23:17:29

【独】 U『女教皇』 キュリア

/*
こんなシリアスな場でもふざけそうになりつつどうにかこうにか練ってるんだけども
9さんには近寄らない方がいいのか
それともいただいたご縁だから自分から行った方がいいのか
判断ができなくてPに泣きつこうとしている
(-110) 2022/12/15(Thu) 23:17:57
Y『恋人』 クリスタベルは、メモを貼った。
(a67) 2022/12/15(Thu) 23:18:53

【教】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
  どんなに願ったって
  どんなに足掻いたって

  あなたにとってのわたしはどこまでも何者でも無く
  あなたとわたしはどこまでも無関係だった。

  せめてその手で殺してくれたらと
  不要な疑いをすべて引き受けた。
  そのせいで混乱が深まって
  誰が殺しても誰が死んでも
  そんな事は些細なことで
  どうだってよかった。どうだって。

  満たされぬ葛藤を癒してくれる暖かな存在も
  友と呼んでくれたかけがえのない存在も

  何もかもを手放してでも
  その腕の中で眠りたかったのに

  わたしを裁いたのはあなたでは無かった。
  結局、最期の最後まで
  わたしとあなたはどこまでも無関係だった。
 
(/24) 2022/12/15(Thu) 23:20:44

【教】 ]Y『 塔 』 プロセラ

 
  次があるなら、次こそは
  こんなわたしに寄り添い続けてくれた
  たいせつなあの子たちの為に生きようと思った。
  ずっと傍にあったたいせつなものを次こそは
  見失わぬように、手離してしまう事のない様に。

  わたしのせいで散ったあの子を
  今度こそ喪わぬよう護ろうと
  わたしを信じ抜いてくれたあの子に
  今度こそ相応しい友で在れるようにと

  魂に刻み付けるつもりで祈った。

  あなたのことはここでおしまい。
  わたしでないわたしと
  あなたでないあなたがもしも結ばれたって
  何の意味もないのだし

  どうせきっと未来永劫
  あなたとわたしは、どうしたって、
  きっと、無関係なままでしょうから。
 
(/25) 2022/12/15(Thu) 23:21:42

【人】 T『魔術師』 シン

―― 誕生日会翌日 ――


[ 昨日は楽しかったね!
 そんなふわふわした雰囲気がまだ残る朝だった。
 クロくんの作った飾り、ちょっと残しておこうよ!
 とか言って、広間の壁の一角に、
 まだ貼られたまんまだったかもしれない。

 ――だけどそんな雰囲気は、じわじわと漂ってくる
 張り詰めた空気に塗り替えられていく。]


  え……?


[ 職員の人――昔からここにいるその人が、
 平静を装いながら言ったことに、ぼくは目を瞬かせた。

 たぶん上手く対応は出来てなかった。
 笑顔も半分落として、惹かれるように玄関ホールの方へ。]
 
(426) 2022/12/15(Thu) 23:22:56

【人】 T『魔術師』 シン

 

  ……ヴェル、兄、さん、


[ その姿は正しく、ぼくの大好きなヴェルト兄さん、
 その人だった。
 7年前、突然居なくなってしまったヴェル兄さん。
 誰に何も言ってくれなかった。……ぼくにだって
 ぼくにとってヴェル兄さんは、
 物心付いたときからそこにいた人だ。
 もう手を引くことはなくなっていたとしても、
 突然いなくなってしまったヴェル兄さんに、
 欠けてしまったぼくの世界の大切なピースに、

 流石に心にぽかっと穴が空いた気持ちがしていた。
 だけど表向きは、笑顔のぼくのままだったと思うよ。
 ……フォル兄さんやシャル姉さんやタナトスの前では、
 ちょっと凹んでたぼくを見せてたかもしれないけど。


 「どこ行ってたの?」と、声を掛けたかった。
 ぼくはヴェル兄さんのこと、
 生きてるって信じられてはいなかった。
 周りの職員さんたちが「死んだ」と口にするなら、
 そういうものだと、どこか諦めていた。
 だけどまた会えたなら――そんな嬉しいことってないね。]
 
(427) 2022/12/15(Thu) 23:23:43

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ――声を掛けたかった、
 手を伸ばして、その手をもう一度取りたかった。
 顔は自然と笑顔を形作る。

 だけどそれは許されないのだと、
 "彼"の言葉で理解してしまう>>5。]
 
(428) 2022/12/15(Thu) 23:24:08
XII『吊された男』 ユグは、メモを貼った。
(a68) 2022/12/15(Thu) 23:24:45

【人】 T『魔術師』 シン

 

  う、え、…………?


[ 自分のものではない、だけど強すぎる感情に、
 呑まれていく。
 頭が、心臓が、気持ち悪いぐらいに痛くなる。
 この感覚は知っている。
 嫌というほど隣り合わせにあるものだ。

 ぼくの中にいる『魔術師』が叫ぶ。
 この人は我らの『神』であるのだと。]
 
(429) 2022/12/15(Thu) 23:25:00

【人】 T『魔術師』 シン

 

  …………誰、?
  ヴェル兄さん、は、……?


[ ただ、そう言えたのは間違いなくぼくだ。
 理解しているのはぼくじゃない、
 知っているのはぼくじゃない、よ。
 ヴェル兄さんの顔して、そんなことを言わないで。

 だけどぼくの小さな抵抗は特に何になることもなく、
 『誰か神様』は話を続ける。
 ぼくらに愛してると言いながら、
 ぼくらに無茶な選択を迫ってくる。]
 
(430) 2022/12/15(Thu) 23:25:29

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ "本当にあなたは自分勝手ですね"

 誰かが心の中で零す。 ]

 
(431) 2022/12/15(Thu) 23:25:56

【独】 XII『吊された男』 ユグ

/*
シン〜〜〜!
追うの大変だろうががんばって〜〜
(-111) 2022/12/15(Thu) 23:26:10

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ むかしむかし、まだぼくが幼かった頃、
 ヴェル兄さんに、"世界"について
 聞かれたことがある>>0:4。]


  世界……?
  それって、"外の世界"のこと?

  んー……よく分からないなー


[ ぼくの世界はこの洋館で完結していて>>0:86
 だから、外の世界のことはよく分からない。
 聞かれたとしても、答えられることは、
 何もなかったんだ。]
 
(432) 2022/12/15(Thu) 23:26:26

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ただ、それが数年経って、
 7年前、ヴェル兄さんが出ていく前に
 もう一度聞かれていたなら、]


  ……もしかしたら外の世界は、ぼくが思ってるよりも、
  みんなには辛いものなのかもしれないね

  ……なんとか、出来ないかな?


[ 洋館にもだんだんと人が増え始めていた頃だった。
 証持ちが世界にとってどんなものなのかと、
 だんだんと分かり始めてきていた。
 その頃からぼくは、世界というものが
 もう少し良いものにならないかと、
 時々考えるようになった。

 ……だけどね、滅べばいい、なんて、
 考えたことなかったな。
 崩壊させる必要なんて、ないんじゃないかな……? 
]
 
(433) 2022/12/15(Thu) 23:27:07

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ みんなには、笑っていてほしいよ。

 でもみんなが外の世界で幸せなら、
 ここには居なくなってしまうの?
 みんなには会えなかったの?

 世界の在り方を考えるとき、
 ぼくはいつだって他人事だった。
 世界が辛いのはみんなで。
 世界が優しくなって欲しいのはみんなに対してで。
 "外の世界"にぼくは最初からいないんだから。

 外の世界に対しての興味や、憧れみたいなものは、
 昔はあった。
 外の世界の話を聞いたりするのも好きだったし、
 見たことない景色を夢想したことはある。
 だけど、いつからだろうね?
 外の世界はぼくにとって、どうでもいいものになっていた。

 ――ぼくには、この小さな世界があれば、それで良かった。

 じゃあ別に、世界なんて滅びても良いんじゃない?
 みんなと一緒にいられるのなら、それでもいいんじゃない?
 ……そう考えるのは、いけないことだね! 
]
 
(434) 2022/12/15(Thu) 23:28:51

【人】 T『魔術師』 シン

 

  あ…………


[ 少し昔を思い出していたら、
 大好きな兄さんの姿が、扉の向こうに消えていく。
 でも追うことも出来なくて、その場に立ち尽くす。

 だけどみんなの色んな反応が、目に、耳に、届くなら、
 ぼくはきっと、自然に笑顔を作ってる。
 近くにいたシールの肩に手を回す>>@1
 怖がってるみたいなきみを安心させるみたいに。]


  大丈夫だよ、シールくん! 大丈夫!


[ 明るく声を出してみたけど。
 ――自分でも、何が大丈夫かなんて、
 分かっちゃいないんだ。]
 
(435) 2022/12/15(Thu) 23:29:54

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ 近くにカルクくんが立ち尽くしてるようなら>>183
 その手も取ろうか。]


  大丈夫だよ、カルクくん!
  びっくりしたよねー


[ こんな状況で、いつも通り笑ってるように見える人に、
 彼がどう反応するかは分からないけどね。

 カルクドラくんも、ヴェル兄さんのことは知っているから。
 何か思うこともあったんじゃないかとは思うけど。]
 
(436) 2022/12/15(Thu) 23:30:48

【人】 T『魔術師』 シン

 
[ ぼくはヴェル兄さんみたいに、
 カルクくんを叱ることはなくて>>0:614
 ヴェル兄さんが叱るなら、
 ぼくはカルクくんには普通に接していた。
 ヴェル兄さんが出て行ってしまってからも、
 その役目を引き受けることはなかったかな。
 きみはあの頃から叱るようなことをすることは
 なくなったから。

 ぼくは祈祷室に行くことは少なかった。
 これはフォル兄さんの売店のお手伝いもそうだけど、
 そこを自分の居場所と決めて、
 そこに人が来るようになるなら、
 そこに居るのはぼくじゃなくていいと思うんだよね。
 もちろん避けてるってことはないから、
 時々行くことはあるけど!
 立派にお兄さんをするようになったきみのこと、
 ぼくは、いいことだな、って、思ってるんだよ。

 だから、今も、そのままの日常のきみで、

 居てくれたらいいのに。
*]
 
(437) 2022/12/15(Thu) 23:31:51
T『魔術師』 シンは、メモを貼った。
(a69) 2022/12/15(Thu) 23:34:37

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[いつかの、洋館での出来事。


たとえば、『世界』の証持ちたる男性と、
一度だけ言葉を交わしたことがあった。>>328
「“世界”についてどう思う?」という問いに対して、実に素朴に、]


  そんなこと考えてるんだ。すごいなあ。
  私いつも、うまく歌うにはどうしたらいいか、
  ……ってことばっかり考えてるからね!


[そう答えた。返答を聞いた男性は穏やかな表情のままでいた。
彼も歌が好きならば良いと思ったが、
それを直接言葉にして伝える機会は、ついぞ訪れることはなかった]
 
(438) 2022/12/15(Thu) 23:37:16

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[たとえば、
出会い頭に歌が上手いのか訊ねられたことがあった。>>0:531
すっかり気をよくして良い笑顔で「けっこう上手い」と答えた。

その人――『悪魔』の青年は歌を聞きたがったものだから、
チェレスタ的に当然の思考の流れとして、
「歌が好きなの?」と訊ねはした。

彼の前で歌う暇>>0:531を見つけることは、わりと難しくなかった。
といっても、これは、チェレスタが洋館に住み始めてからの主観だけど。
ただまあ、彼の、他に好きなものについては、どれだけ知ることができただろうか]
 
(439) 2022/12/15(Thu) 23:38:27

【人】 U『女教皇』 キュリア

[強い言葉に倒れそうになりながら >>236
思い出したのは、いつもみんなに……わたくしのことも気にかけて声をかけてくださる男性のことでございました。]

助けてもらおうかしら。
けど、ご迷惑かしら。

ああ、とりあえず、頭に空気を回さなきゃ。

[ひとりごちながら吐き気を抑えて小さく口を開けゆっくりとまずは肺の中の二酸化炭素を外へ。
ショックをうけた衝撃や謎の不安も一緒に体外に出せたら少しは楽になるのでしょうか。]
(440) 2022/12/15(Thu) 23:39:03

【人】 U『女教皇』 キュリア

[数回ゆっくりと細く深呼吸をしてみると身体に酸素が回ったのか少しだけ呼吸が楽になりました。
倒れてしまう前に部屋に戻ろうとしつつ、彼の姿を見かけて忙しそうでなかったら声をかけているかもしれません。]

……シン。

…………あの、

…………………今のこと >>11 びっくりしすぎちゃって。
えっと、だからその、話しながら頭を整理したいのだけど……もしよかったら部屋でお茶しませんか?

[なにかと気にかけてくれるし話すことも多かった彼から"自分じゃない人の意見"を聞きたかった。]**
(441) 2022/12/15(Thu) 23:39:21

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[たとえば、『正義』の青年が、子守唄を小さく歌っているのに合わせて、
その独特の節を、すんなり真似て歌ったことがあった。>>0:605

……島群にルーツを持つ歌をうたったことなら他にもあった。
売店で売られていたしゃぼん玉>>0:39を吹いているうちに思い出した、
しゃぼん玉にまつわる歌とか、他のやつとか。
ただ、明確に誰かと合わせようと思って口ずさんだのはこれが初めてだったかな]


  …………私が生まれたのは、ええと、
  北東のどっからしいよ。


[故郷のことはもとより親の顔も覚えていないから、
故郷のことを訊かれれば歯切れの悪い答えになってしまう。
その後、己が島群の歌を知っているのは、
島群出身の人に教えてもらったからだと説明した]
 
(442) 2022/12/15(Thu) 23:44:21

【独】 T『魔術師』 シン

/*
キュリアちゃんかわよ…………………………………

ベルちゃんに色々投げたいものあるんだけど、なかなか追い付いてなくて、こんな縁故先でごめんなさい…………の気持ちが深い………………[土下座]
現軸でも絡みに行きたい気持ちはあるけど、ぼくが行っても傷を抉りに行きそうだな…………
(-112) 2022/12/15(Thu) 23:44:24

【人】 ]]『審判』 チェレスタ



  ……あの辺り、行ったことないんだよね。
  歌は色々知ってるくせに。


[旅芸人の一座のルーツは確かに島群にあるが、
そもそもの始まりは、故郷を追われた形だったと小耳に挟んではいる。
だから彼らは、島群には極力近付かないのだ]


  ねえ、島ってどんなところなんだろうね。
  狭くないのかな。……ああでも、洋館よりはずっと広いか。


[チェレスタにも知らない場所はあった。
そこに思いを馳せていただけの物言いは、
故郷に帰れない青年にはどう映っていたのだろうか]

 
(443) 2022/12/15(Thu) 23:45:45

【人】 U『女教皇』 キュリア

--過去回想・売店--

["証持ちの子供にすら気をかけてあげられる"

という世間体とやらのおかげで、
洋館に移動する当日のわたくしには生活に困らない程度の資金とお金を入れるための小さな袋とさらにその袋を肩に掛けて置くための長い紐が付いた蓋付きの袋が与えられておりました。

わたくしは運がいいことにそれらは過去に読んだ物語に登場していたから知っていました。
たしかその資金はエム、お金を入れるための袋はオレット、エムを入れたオレットを入れて肩からかける袋はボケット。

……正解している気がしません。なぜかしら。
物語の本をもう一度読み返さなければ。

館についてどれくらい経ってからだったかは定かはないのですが、
ある日「初めてのお買い物」に挑戦いたしました。
理由はなんだったかしら?


……ああ、そうだ。ドアに引っ掛けてしまって上着の裾が切れてしまったから繕おうとして、けど上着の色にあう糸がなかったから、それを探しに売店まで行ったのでした。

その時に、なぜか懐かしさと悲しさを思い出して胸がチクリと痛んだのです。

そのおんなのこはわたしと入れ替わりに売店に入って参りました。
すれ違った瞬間に香った草花の香りが何かを呼び起こさせたのか、その後に話す声を聞いて何かを感じたのか。

詳しく説明できる状態ではないくらいに心臓が激しく……バクバク?どきどき?高鳴っておりました。]**
(444) 2022/12/15(Thu) 23:45:48
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。
(a70) 2022/12/15(Thu) 23:47:57

【人】 ]]『審判』 チェレスタ


[チェレスタの過去は確かに色々あったが、
かといって、己を不幸だと思っているわけではない。
なぜなら、歌があるからだ。


歌があれば痛みを消せる。
歌があれば新たなつながりを生み出せる、
それに歌がある限り生み出されたつながりは消えない。

神様がくれた贈り物なんかよりもよっぽど強い、存在証明の手段。
―――それが歌だってことにしたかった。

だが、歌があってもどうやら世界は、
『箱庭の神』にとってはいらないものらしい。
身勝手な神様に対しては、『審判』の身勝手な怒りが内側で炸裂しているのだけれど、
それを除いたうえで、チェレスタの中にあるものといえば――]
 
 
(445) 2022/12/15(Thu) 23:48:43

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ほんの少し遡って、先程のこと。
 私にそれを聞かせてくれたのは、
 シンだったか、それともフォルだったか、他の誰かか。

 誰ぞの話でしか聞いたことがなかった
 『世界』の証持ちが現れた…らしい。

 教義的には一大事に違いないな、と
 只ならぬ様子の職員たちを目にしつつ
 指示された通りに玄関ホールへと向かう。

 ひとつ屋根の下に住んでいても全員が集う機会なんて、
 直近こそ昨日だけれど、普段はなかなかない。
 ある種壮観…と思った、その時はまだどこか俯瞰だった。

 それが喋りだすまでは。>>6 ]
 
(446) 2022/12/15(Thu) 23:49:19

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ああ、もう、うんざりだ。

 裡に湧いた感情が魂の叫びであることはわかった私の感情ではないことはまだ判別できた>>7
 
 
は――
 そう、彼なのだと思う。
 記録にはほぼ残っていないけれど、私はそう感じている。

 『隠者』はどうやら、それを心底恨んでいたらしい。

 愛したものを奪った不完全な世界。
 誰のことも咎めることも出来ず、戒めることも出来ず、
 作っておきながら管理もできずに崩壊させたカミサマ。

 勝手なことばかり。…勝手なことばかりだ。

 それを「愛」だとか宣うことが何より許し難い。
 
うん、そこについては「私」も同感するほかない
]
 
(447) 2022/12/15(Thu) 23:50:44

【人】 IX『隠者』 アリア


[ ……瞳はまずシトラの姿を探した。当たり前に。

 けれど――今ばかりは、その傍にいてはならないと
 そう思ってしまったからああなった。

 私には帰る故郷も残してきた家族もありはしない。
 世界がどうなったって、たぶんきっとどうでもいい。
 けれど彼女は、そうじゃない。

 私では、あの子の選択のためになることを言えない。 ]
 
(448) 2022/12/15(Thu) 23:50:59

【人】 IX『隠者』 アリア


 [ 私の思考と選択とは、別物だ。

  何を思い、何を感じ、何を考えても
  私の答えは決まりきっていて、
おそらく
変わらない。

  あの子の選んだ世界。あの子の選択と運命を共にする。

                ただ、それだけなのだ ]
 
(449) 2022/12/15(Thu) 23:51:36

【独】 XVU『星』 エト

/*
>>418>>419で( ◜◡◝ )となったのに
>>/24>>/25見て顔を覆ってる今(顔覆い
(-113) 2022/12/15(Thu) 23:51:49

【人】 IX『隠者』 アリア


[ それを話してしまうには早すぎると思った。

 「シトラがしたいようにするのが一番」
 「私は何があっても、そばにいるから」

 そうやって、

       全てを肯定することは本人のためにならない。
           私は、本当は、それをわかっている。


 ひとりぶんを余計に背負わせるには、
 彼女の背中はまだ少し頼りなくて。

 だから、どうか、叶うなら、
 ここに来てから彼女が得たものの中に
 彼女を導いてくれるものがあればと勝手に願った。 *]
 
(450) 2022/12/15(Thu) 23:52:17

【人】 ][『月』 エーリク

―― 玄関ホール・シトラと ――


[ 控えめなのか、卑屈なのか。
 もっと近くで彼女のことを見ていたら
 どちらであるのか、判断することは出来たのだろうか。

 ――これまで、彼女がまた他の住人たちが
 どういう扱いを受けてきただとか、それは
 想像の範疇でしかないが、少なくとも
 彼女の立ち振舞や仕草などから、察せる部分は
 察していたと思う。

 もっとも彼女に限らず、
 聞かせてくれるなら聞いていたし、
 知りたいと請われたらならかいつまんで
 話していたこととは思う。

 ゆっくりと、静かに喋るシトラのことは
 自分なりには好ましく思っていた。
 それがただしく、伝わっているとは思わないけど。 ]
(451) 2022/12/15(Thu) 23:53:51

【人】 ][『月』 エーリク

[ ただ、もう既に自分の意見が固まっているもの、
 笑い出すもの、真剣そうに考えると口にするものが
 いるなかで、自分と表向きは同じように
 呆然として言葉を失うシトラがいてくれたことで
 芽生えたちっぽけで矮小な仲間意識というやつが
 このときばかりはありがたく、正常に発揮されていたと思う。


 これまでもわざわざ君を探すことは
 なかったとしても、そこに君が居たなら
 迷いながらも袖を引き、僅かな時間を
 過ごすことはあった。

 ふるりと首を横に振って>>378
 彼女はやはり、静かに、ゆっくりと喋りだした。

 じっとシトラ>>380の目を見つめていたが
 やがて視線は雨粒が落ちるように、
 すとんと下へ落ちる。 ]
(452) 2022/12/15(Thu) 23:54:32

【人】 ][『月』 エーリク

 考える、とは別に
 感じるものは、ある。あった。

 心がどこか、僕の知らないところに
 飛んでいってしまっているみたいに、

 僕をおざなりにしたままで、
 彼の膝下に、すり寄りたい、と思いながら
 同時に、

 不愉快でもある。
 
 ……説明が難しいな。
 考えなければいけないことは分かっている

 だけど、そうして出した答えが
 本当に僕のこころなのか、 今は分からない。

[ そう、とも。ちがう、とも言わなかったけれど
 紛れもない本音ではあったんだ。 ]
(453) 2022/12/15(Thu) 23:54:59

【人】 ][『月』 エーリク

[ どこか納得もしている。
 どこかで反発もしている。

 魂の記憶に振り回されるなんて
 馬鹿げてると思いながらも、

 泣き縋りたくなった理由も、
 恐ろしくて近寄ることが出来ない理由も、

 説明なんざ出来やしない。

 友人の顔を出来るように成りたい
 それなら、少しは説明もつくというのに。 ]
(454) 2022/12/15(Thu) 23:55:30

【教】 ][『月』 エーリク

 月と教皇は親友と呼べる友達だった
 混乱の最中、月は審判に殺された。


     あなたは、僕を迎えに来てくれた
     惜しみなく心を砕き見守ってくれた

     あなたには、どう接したらいいか
     わからなかった。それでも互い、
     歩み寄ろうとしただろうか


 
だからそのこころそれは当たり前で


     だからそれに、納得ができない。*
(/26) 2022/12/15(Thu) 23:56:20

【独】 XVU『星』 エト

/*
ところで『星』の設定知らん人から見たらエトってなんか星とか星詠みの信者的なものに見えてるとかあったりする???
だとしたらハワワ案件なので過去話早く書き上げたい
※無理せずに進めましょう
(-114) 2022/12/15(Thu) 23:57:18

【独】 XVU『星』 エト

/*
全く関係ないけどシンくんかわいいねぇ(笑顔)と見てたりする

寒さとの戦いで手一杯で余裕ないもんで実は全然縁故組以外の人はロル把握出来てないんだけど
でも魔術師はなんかチップあんま見覚えない目新しさで目に入る(そこ
(-115) 2022/12/15(Thu) 23:59:47
 




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