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【人】 グレイス彼を想う彼女と 彼女を想う彼と。 彼と彼女が同じ時を重ねることは、 もう叶わなくなってしまいました。 二人は終わった、と思っているようですが。 終わってはいませんよ。 むしろ、 追憶 の物語はここから。 (1) 2022/02/16(Wed) 4:12:21 |
【神】 アンネロズ[ 気づいたらベッドの上で眠っていた。 貴方と着ていくはずだった服を着たまま。 この服で寝ることなんてないという違和感には 気づかなかった。 気づきたくなかった。 エドとの約束の時間は……?! そう思って、 近くに置いてあるはずの時計へと視線を移す。 ] (G0) 2022/02/16(Wed) 11:06:34 |
【神】 アンネロズ[ 何かがおかしいという違和感に蓋をしたまま。 異様に 静かな病室から出たの。 廊下には誰もいない。 人の気配がしない。 物音ひとつ、立たない。 両親も、担当医もおしゃべりな看護婦さんも。 いるべきはずの人たちが一人もいない。 怖くなって、私は 走って 外に飛び出した。 ] (G2) 2022/02/16(Wed) 11:08:26 |
【神】 アンネロズ[ 外に出ても同じだった。 街そっくりの風景が目の前に広がるのに 拭いされない違和感が、私を嘲笑うの。 人も動物もいない。 静かな、あまりにも静かな街。 最初に目指したのは海の近くの公民館。 演奏を聴くはずだった場所に行っても 誰もいなかった。 ねぇ、あなたはどこにいるの……? 私は、 りかいがおいつかなくて。 ]エド……どこに、いるの……。 [ 縋るように名前を呼ぶ。 ] (G3) 2022/02/16(Wed) 11:10:34 |
【神】 アンネロズ[ ぽたり、と頬に水滴が伝って 地面を濡らしていく。 空を見上げても雨雲なんてないのに。 視界が滲んでははっきりして、また滲む。 そんなことを繰り返しながら私は呼び続ける。 ] エド……、 おねがい へんじ、して………… [ 頬を濡らしながら、あてもなく 街を歩き続けても、貴方は見つからない。 どうして、どうして、どうして……? ] (G5) 2022/02/16(Wed) 11:12:53 |
【神】 アンネロズ本当は分かっているでしょう? 此処は生者の世界じゃないの。 アンネロズはもう現実に生きていないの。 此処にはアンネロズ以外誰もいないの。 そう。両親も、友人も、医師や看護師も。 私が知らない人たちもみんなみんなみーんな。 (G8) 2022/02/16(Wed) 11:21:13 |
【神】 アンネロズ [ 向き合いたくない事実から 必死で目を背けたいと願っても この状況がそれを許してはくれなかった。 ガクリ、と膝から頽れた私は 事実の理解を拒否するように ただ、泣いていたの。 ] (G10) 2022/02/16(Wed) 11:24:58 |
【神】 アンネロズ ごめんなさい……。 わたしっ……わたしが、いわなかったから……。 ゆるしてなん ていわない からっ もういちど、だけ……あなたに…… (G11) 2022/02/16(Wed) 11:25:54 |
【神】 アンネロズ[ 泣いても泣いても誰も助けてはくれない。 当たり前よね、此処には私以外いないもの。 ふらり、と立ち上がって歩き始める。 あてもなく歩こうとしていたはずなのに 結局私は、また、病院へと戻っていた。 すべてがはじまった、この場所に。 ] (G13) 2022/02/16(Wed) 13:54:42 |
【神】 アンネロズ[ 何度確認したところで、誰もいない事実は揺らがない。 涙を拭わないまま、ふらふらと。 記憶の糸を辿るようにして、中庭へと辿り着く。 風景だけは、現実と瓜二つだったから 私があの日座っていたベンチも当然わかる。 貴方と私が出会い、話した場所。 最初は貴方が声をかけてくれたわよね。 やぁ、こんにちは、って。 ] (G14) 2022/02/16(Wed) 13:55:16 |
【神】 アンネロズ[ すとん、と腰を下ろして辺りを見回しても あの日みたいに貴方が来ることはない。 そんなの当たり前なのに。 それでも私は始まりを求めた。 貴方が来なくても、脳裏には あの日の 記憶 ≠ェ鮮明に映し出されていく。 ] (G15) 2022/02/16(Wed) 13:56:19 |
【神】 アンネロズ ねぇ、エド。 私ね、貴方の秘密は誰にも言わなかったの。 きちんと約束は守ったわ? 私ね、貴方が話しかけてきてくれて 本当に、嬉しかったの。 ただ、楽しくお話してくれることが、何よりも。 (G16) 2022/02/16(Wed) 13:59:25 |
【神】 アンネロズ[ あの日から、死ぬまでの。 貴方と過ごした時間の記憶が鮮明に蘇る。 貴方の声も、表情も、仕草も。 全部全部、覚えてるのよ? ] (G17) 2022/02/16(Wed) 14:00:09 |
【神】 アンネロズ 私ね、貴方がお見舞いに来てくれるたびに 舞い上がっていたのよ。 貴方が帰っていくのを見送るたびに 今度、のことを考えていたの。 私ね、ずっと寂しかったの。 友達だった人たちは皆、お見舞いに来なくなって 退屈して、でも、さびしかった。 貴方がいてくれたから。楽しい日々を過ごせたのよ。 貴方と過ごした日々は 何にも代えがたい宝物だった。 (G18) 2022/02/16(Wed) 14:02:14 |
【神】 アンネロズでも―――――。 我儘を言うなら、貴方ともっとお話ししたかった。 我儘を言うなら、貴方と色んな場所へ行きたかった。 我儘を言うなら、貴方の演奏を聴きたかった。 我儘を言うなら、貴方に抱きしめて欲しかった。 我儘を言うなら、貴方と口づけを交わして―――。 (G20) 2022/02/16(Wed) 14:04:17 |
【神】 アンネロズ[ 記憶の中では貴方が隣にいるはずの場所へ 今は誰もいない、ただの空間へ手を伸ばす。 ] エド、ごめんなさい…。 大事なことを隠したままで。 私の事、嫌いになったかな。 私の事、忘れてしまうのかな。 貴方は今、どんな顔、してるのかな。 もし泣いているのなら、私と同じね。 (G22) 2022/02/16(Wed) 14:08:48 |
【神】 アンネロズ ねぇ、エド。 前みたいに、お話してくれる? 私の事、嫌いにならないでいてくれる? アンネ、って。 いつもみたいに、呼んでくれる……? (G23) 2022/02/16(Wed) 14:10:58 |
【神】 アンネロズ[ 記憶の中の貴方に聞いても 貴方はいつも笑ってるんだもの。 ずるいわ、私は涙が止まらないのに。 ねぇ、その笑顔をもう一度見たいの。 ] あいたいの……。 [ 届くはずのない想いを、いつまでも零していた。 ]** (G24) 2022/02/16(Wed) 14:11:28 |
【人】 イングラハム朝、私が目を覚ましたのは自室のソファー。 時刻は朝の4時とかなり早く 深いため息と共にグアテマラの煮汁を 乱暴に喉に流し込むと窓の外に映る朝日を眺めていた。 今日は自身のピアノ教室の教え子の発表会で その分私の仕事も多いということで こんな時間に目を覚ましているというわけだ。 (4) 2022/02/16(Wed) 22:12:52 |
【人】 イングラハムあの日をきっかけに 私はピアノというものが嫌いになった。 絶対に傷をつけないと誓った指先は 今となっては誇りなき傷にまみれて カッターの切り痕や何かを殴り抉れた 指の甲を隠すために常に手袋をしている。 公演やコンサートでピアノを弾くことも 誰かの前で演奏を披露することも 今に至るまでもう二度と、ない。 (5) 2022/02/16(Wed) 22:13:46 |
【人】 イングラハム学校を卒業してからというものの 私はこの街を離れるつもりでいた。 海も、ピアノも、その残骸を全て捨てて。 しかし数奇な運命は突如として 私に演奏を教わりたいとわざわざ隣の街から やってきた子どもによってもたらされた。 「私は誰かの前では絶対に演奏しない」 そう突き放すように私が吐き捨てても それでもと食い下がる子どもに 私はとうとう白旗をあげることとなる。 (6) 2022/02/16(Wed) 22:14:43 |
【人】 イングラハム子どもに白旗をあげてから数年。 私は今年で二十五の歳を迎える。 ちょうど昔の痛みも折り合いがついてきた頃で 今はこの教え子の面倒を見ることで なんとか生き長らえることが出来ていた。 (7) 2022/02/16(Wed) 22:15:37 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君のことを忘れたことなんてない。 それでも、「そんなこととあったね」と 平気なフリして誤魔化していたのは 君を思い出してしまうことが、辛いからだ。 (-4) 2022/02/16(Wed) 22:17:41 |
【人】 イングラハム覚醒した頭を働かせて 独り言を呟くと私は机に向かう。 ピアノを教える傍ら、作曲という 新しい日銭稼ぎに辿り着いた私は 日銭の素を紙面へと混ぜ込んでいった。 そうだ。私にとってはもう こんな物は食い扶持を探すための 方法の一つでしかないのだ。 (9) 2022/02/16(Wed) 22:21:06 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ君を救うことが出来なかったこの指先も 君を癒すことが出来なかった音楽も 全て、等しく、無価値なんだよ。 ** (-5) 2022/02/16(Wed) 22:22:50 |
【独】 アンネロズ/* なんかもう書き始めてて思うんだけどアンネがやべー奴になってる気がしてやばい。 でも数年間ずっと誰もいない空間で彷徨ってたらおかしくもなるよね????大丈夫だよね????? (-7) 2022/02/16(Wed) 23:20:43 |
【神】 アンネロズ[ あの日からずっと。 私はこの世界を彷徨っている。 貴方への強い未練という名の鎖が 此処へと私を縛り付けている気がするの。 諦められるわけないじゃない。 死んでも良かったわけ、ないもの。 此処はどれだけ歩いても疲れないし 喉の渇きも飢えも感じないから 私は至る所を見て回った。 そして、街の何処にも人が居ないと 確信してしまってからは 私は病院から離れることはなくなったの。 ] (G25) 2022/02/16(Wed) 23:38:07 |
【神】 アンネロズ[ 病院が一番、貴方との思い出が詰まった場所だから。 貴方との思い出をなぞるだけの虚ろな時間を 何度も何度も繰り返しているの。 ] (G26) 2022/02/16(Wed) 23:39:08 |
【神】 アンネロズ[ そんな空っぽの私は、 いつものように中庭へと来ていた。 そしていつものように、ベンチへと座ろうとして。 ふと、声が聞こえた気がしたの。 大好きな、貴方の声が。 貴方の事、何度も思い返しているから それはきっとただの幻聴。 ] (G29) 2022/02/16(Wed) 23:41:41 |
【神】 アンネロズ[ でもね。幻聴だったとしても 私はそれに反応してしまうの。 茜色の空の下。 びゅう、と風が吹いてスカートがはためいた。 ] (G30) 2022/02/16(Wed) 23:42:10 |
【人】 グレイス逢魔が時。 昼から夜へと移りゆく狭間の時間。 普段なら、起こり得ない何かが起こり 重なるはずのない二つの世界が重なる時間。 彼女の呼び声が彼に届く瞬間が 確かに、訪れるのです。 それは届かないはずの想いが 世界を越えて届くとき。 散ったはずの 蕐 の香りが漂えばそれは蝶を惑わせ、引き込みますから。 (10) 2022/02/16(Wed) 23:43:27 |
【人】 グレイスその声に気づいてしまったのなら。 何処か、懐かしくも感じる声に振り返ったのなら。 その時がきっと、 始まりの時。 あぁ、でも…………。 空間が重なることがあっても。 生と死の事実が覆ることはないですから。 逢瀬は一体何をもたらすのでしょうか。 二人の行く末は 追憶 の先に。 (11) 2022/02/16(Wed) 23:48:03 |
【神】 アンネロズ[ 何処か、懐かしい気配を感じた気がした。 気のせい。そのはずなのに心がざわつく。 私は、記憶の中のアンネを演じるのをやめて ただのアンネロズとして。 貴方の名前を、呼んだの。 ]* (G32) 2022/02/16(Wed) 23:48:55 |
【人】 イングラハム日銭の素が黒に彩られれば 私は万年筆を戻して一息をつく。 時刻は朝の8時 発表会まではまだ十分に時間があった。 上着を羽織ると私は外へと足を進め 刻と共に段々と変わりゆく街並みに その身を投じることにする。 そして向かう先は病院。 今はあそこに私の母親がいるのだ。 (12) 2022/02/17(Thu) 14:47:12 |
【人】 イングラハム彼女を思い出したくない 思い出したくないと願うのは 彼女を忘れられない何よりの証拠。 私にとって病院という居場所は そういう感傷に浸る場所でしかなかった。 生憎と五体満足健康な私が病院の世話に なるなんてことも有り得ず。 病院からコンサートを 依頼された時には全てその場で断っていたからだ。 (13) 2022/02/17(Thu) 14:47:56 |
【人】 イングラハムだが、そこはもはや想い出の地ではなく 時を重ねて変わり果てたただの病院。 時が過ぎれば否が応でも訪れる機会が来て 私は陰鬱な気持ちを隠しきれないまま なんの縁もない病室に顔を出すことになる。 母が交通事故で入院することになって 息子としてその見舞いに訪れる、ただそれだけ。 どうせあと一ヶ月くらいで退院するような話、 死にはしないと言うのに、大袈裟もいいところだ。 (14) 2022/02/17(Thu) 14:49:42 |
【人】 イングラハム「じゃあ、帰るから。 何か必要があるならまた連絡してくれ。」 如何にも見舞いらしい安物の蜜柑を渡せば 私は足早に病室を後にする。 病室に居ると腹が立つんだ。 昔、救えなかった悲劇を思い出すから。 至って健康な怪我人を見ると腹が立つんだ。 本当に死の瀬戸際にいた者への 冒涜に見えてしまうのだから。 (15) 2022/02/17(Thu) 14:50:35 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ恋をした女の子に会いにくる 純粋なピアニストなどもうここにはいない。 彼の魂はとっくの昔に腐り果てた。 最愛だった君が、この世を去ったと時を同じくして。 (-10) 2022/02/17(Thu) 14:53:29 |
【人】 イングラハム発表会まではまだ時間がある。 だが時間を潰そうにも病院にそんな場所 あるはずも無い。 ...いや、正確にはひとつあった。 彼女と初めて出会ったあの中庭。 それは最愛で最悪な、夢の始まりの場所。 背に腹はかえられぬと 誰もいない中庭のベンチに腰かければ 深く、深く、ため息をついた。 (16) 2022/02/17(Thu) 14:54:29 |
【秘】 イングラハム → アンネロズ「約束も守れぬ青臭い馬鹿な男だと、さ。 いや、君はそんなこと、しないな。 ......私がそうあってくれと臨んだだけだ。」 (-12) 2022/02/17(Thu) 14:56:23 |
【人】 イングラハム空を見上げた私は実に醜い有様だ。 天国にいる彼女には とても顔向け出来そうにない。 名前だって、笑顔だって、 なんだって忘れることは出来ないのに 彼女との想い出は窶れた記憶となって 時を重ねると共に細部から形骸化が始まる。 あぁ、そうだ。彼女が呼んでくれた「エド」は とっくの昔に死んでいたんだ。 (18) 2022/02/17(Thu) 14:57:04 |
【秘】 イングラハム → アンネロズいつものように自責の念に駆られていると ふと、声が聞こえたような気がする。 よく聞き馴染んで、忘れかけていたあの声色。>>G31 ついに私は幻聴まで聞こえるようになったのか。 私がどれ程アンネのことを引き摺っているかを 君にも悟られてしまいそうだ。 (-13) 2022/02/17(Thu) 15:00:12 |
【神】 アンネロズ……っ、え……? エド……? [ 記憶の中の貴方とどこか雰囲気が違う。 それだけは分かったわ。 夢幻なのか、それとも……。 私は、目に映る光景に驚いて何も言えない。 それでも、愛おしい貴方の名前だけは 辛うじて声に出すことが出来たの。 ] (G36) 2022/02/17(Thu) 19:02:33 |
【神】 アンネロズどうして、―――――。 [ どうして、とつい口にしたけれど 本当はどうして、なんてどうでもよかった。 貴方に逢いたいという願いが叶うのなら どんな形でも構わない。 でも、いざ逢えると言葉に詰まるの。 伝えたいことはたくさんあるのに いいえ、たくさんありすぎるのね。 何を言えばいいのか、わからないの。 ごめんなさい、って謝りたい。 逢いたかった、って伝えたい。 元気にしてた?って聞きたい。 ねぇ、私の事、覚えてる? って。確かめたいと、思うのよ。 ] (G37) 2022/02/17(Thu) 19:04:20 |
【神】 アンネロズ[ 私の事を忘れて欲しくなかった。 でも、きっと両親は 貴方に忘れていいと告げると分かってたの。 痛みを覚えていて欲しいなんて そんなの身勝手だということも。 ] (G38) 2022/02/17(Thu) 19:04:55 |
【秘】 アンネロズ → イングラハム[ 物語の主人公なら。 「私の事は忘れて幸せになって。」 なんて、言えるのかしら。 貴方と共有した物語のあの子なら。 そう、言えたのかしら。 ] (-14) 2022/02/17(Thu) 19:05:32 |
【神】 アンネロズ[ でも、貴方には笑っていて欲しい。 幸せに暮らしていて欲しい。 消えない傷をつけた張本人が 何を言っているんでしょうね。 そんな想いを全部ぜんぶ伝えたいと願うのに。 口から出る言葉は、ただの私の気持ち。 死者が抱いていた 叶わないはずの想い。 ] (G39) 2022/02/17(Thu) 19:08:59 |
【神】 アンネロズ[ 貴方の前では笑っていたい。 生きているときは ずっとそう思ってた。でも今はもう、そんな虚勢を張れないみたい。 はらはらと、涙があふれていく。 ] さびしかったの…… [ その場から動けず、泣きじゃくりながら、 貴方の名前を何度も何度も、呼んだのよ。 もう離れ離れになりたくない。 そんな想いが名前を呼ぶたびに溢れていた。 ]* (G40) 2022/02/17(Thu) 19:13:57 |
【独】 アンネロズ/* 上手く返せてる気がしなくてこう…… 自分の表現力とか技量に泣いてますよね…… いやなんかもうね……完成度が高いんですよ…… センスで殴ってくるんですよ西さん…… (-17) 2022/02/17(Thu) 20:07:30 |
【独】 アンネロズ/* 書いててめちゃくちゃ楽しくて、どうしよう書けないー!!!とはならないので自由に書かせてもらってる有り難さは噛み締めてるんですが、それにしても西さんのロルクオリティ高すぎません???? 私それに見合うものかけてる????(ふあん) (-18) 2022/02/17(Thu) 20:17:03 |
【神】 イングラハムもしも君にもう一度会えたなら どれほど僕は救われるだろうか。 君と歩めたはずの未来を言葉で描くことも 僕の心を癒すには充分な薬。 けれど、そんなことは夢物語だ。 アンネが戻ってくることなんて有り得ない。 (G41) 2022/02/18(Fri) 0:45:06 |
【神】 イングラハムまるで狐にでも化かされたように 僕は情けない声で君の名を呼ぶ。 君はあの頃と何一つ変わらない姿で 僕の記憶をその香りがくすぐる。 最初に思い至るのは、夢。 後悔がもたらした幻想とも言うべきか。 僕が僕も知らない場所に迷い込むなんて そんな可能性にたどり着ける訳もなくて 混乱する頭が互いに、暫くの静止を生んだ。 それでも頭の中では分かっていた。 彼女が帰ってきたなんてことはないと。 (G44) 2022/02/18(Fri) 0:47:58 |
【秘】 イングラハム → アンネロズけれど人間は都合よく理解したくなる生き物で。 僕も例外ではなく、彼女が僕の元に来てくれたと 都合の良い解釈をして、彼女の元へと歩を進める。 (-21) 2022/02/18(Fri) 0:49:15 |
【神】 イングラハム君の今の涙が嬉し涙だとして。 君がこの世を去った時には 違う涙を流したのだろうか? さびしかったと僕を呼ぶ声は、 その答えになるのだろうか。 君の傍に居ることが出来なかった僕には その真相を知る術がなくて。 あの日叶わなかったことを叶えようと 傷だらけの指先で君の涙を拭おうと手を伸ばした。 (G45) 2022/02/18(Fri) 0:50:09 |
【独】 アンネロズ/* アンネの気持ち難しすぎてうわぁぁぁって今なってるんですが 悩みすぎると私の持ち味消える気がするので悩みすぎないようにとか思うんだけど、脳直で返したら困るの西さんなので板挟みというか…… 私知ってる、だいぶ相手に甘えた書き方してる…… (-23) 2022/02/18(Fri) 21:49:54 |
【神】 アンネロズ[ 望んでいたことが、かなったんだと。 私はそう思っていた。 自分のいいように捉えてしまうのはきっと 誰だって、同じだから。 貴方がこちらに近づいてきて、 手を伸ばしてくれる。 私も貴方の頬に触れたくて 貴方と同じように手を伸ばしかけて……。 ] (G49) 2022/02/18(Fri) 23:48:09 |
【神】 アンネロズ[ ぴたり、と手を止めた。 触れるはずだった貴方の手がすり抜けたのを 見てしまったから。それは事実の再確認。 生者と死者。この関係は覆ることは無いのよ。 わかって、いたのにな。 もう、貴方の手が触れることは無い。 あたたかさを感じることは二度と、できない。 分かっていたはずなのに。 それを実感してしまうと、零れていた涙は 嬉し涙だけではなくなってしまうの。 目の前にいるのに。 貴方に抱きしめられたいって想いは もう、叶わないとわかってしまったから。 それでも、傷だらけの貴方の指先に気づけたのは 貴方をずっと見ていたいという想いがあるから。 貴方のそばにいたいと、今でも思っているから。 ] その、ゆび…… (G50) 2022/02/18(Fri) 23:53:33 |
【神】 アンネロズ[ どうしたの、と聞こうとして止めてしまった。 隠し事をしていた私に聞く資格なんて、 無いのかもって思ってしまったから。 それと……聞くのが怖かったの。 ピアニストの貴方が、指を気遣っているはずの貴方が、 そんなに傷だらけになるなんて。 理由がなければそうはならないと思ったのよ。 だからこそ。理由を聞くのが怖かった。] (G51) 2022/02/18(Fri) 23:56:11 |
【神】 アンネロズ[ 言いかけた言葉を飲み込めば聞こえてくるのは謝罪。] なんで、エドが……… 貴方があやまることなんて。なにも…… ぜんぶ、わたしが、っ…………。 (G52) 2022/02/18(Fri) 23:59:54 |
【神】 アンネロズ[ そう、貴方は何も悪くない。 隠し事をし通した挙げ句、 何も言わずに去ってしまった私が悪いの。 だから、そんな顔しないで。 アンネ、って私の名前を呼んで、 前みたいに、笑って欲しいの……。 ] ごめん、なさい……。 約束、まもれなかった……。 ねぇ、エド。 私の事、きらいに、ならないで……… (G53) 2022/02/19(Sat) 0:06:09 |
【神】 アンネロズ[ たった一歩離れてしまっただけなのに。 それがたまらなく不安に感じてしまう。 貴方を置いて逝ったのは私なのに 貴方に置いていかれるような気がしてしまうの。 嫌よ、もう離れたくない。 たとえ触れられなくとも、もうこれ以上……。] (G54) 2022/02/19(Sat) 0:08:48 |
【神】 アンネロズずっとひとりは、さびしいの…… [ へなへなと力が抜けて、座り込む。 涙は止まらない。 泣き続けていたら優しい貴方に 心配されてしまうと思うのに。 どうすればいいのかもわからず。 ] (G56) 2022/02/19(Sat) 0:12:09 |
【神】 イングラハム「嫌いになるわけ...ない。 でも、僕は君にそう言って貰える資格なんて...。 君の病気のことも知らずに 君に寄り添うことすら出来なかった僕には...。」 (G60) 2022/02/19(Sat) 1:09:06 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズそこまで言って僕は言葉を飲み込んだ。 たとえばこれが死者との邂逅だとして 生者に出来ることは死者の未練を晴らすこと。 けれど、未練を持っているのは僕もそうだ。 結局僕が何かをしようとも、 それは僕にとっての贖罪にすぎない。 僕がここで君に為すことに、 意味など......あるのだろうか。 (-28) 2022/02/19(Sat) 1:09:51 |
【神】 イングラハム罪の意識と悔恨の支配は 僕の視界を酷く曇らせる。 それでも...座り込むアンネにに何もしないなんて そんな事、出来るはずもない。 僕は古傷の痛みに悶える身体を屈め 彼女の前でしゃがむと、小さく笑い。 (G61) 2022/02/19(Sat) 1:10:34 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ君が昔読んでいたあの本で 女の子が男の子のことを頑張ってデートに 誘っているシーンがあったね。 今ならあの子の気持ちが少しわかるよ。 いくつ歳を重ねようとも 好きな人との予定はワクワクするし 緊張だってするものさ。 (-29) 2022/02/19(Sat) 1:13:58 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ「ずっと、後悔していたんだ。 あの日君との約束を果たせなかったことを。 だから...わがままなのは承知の上で 君の時間を僕に分けてくれ。」 (-30) 2022/02/19(Sat) 1:17:10 |
【秘】 イングラハム → 愚者 アンネロズ触れられなくてもいい。 君が傍にいてくれるなら。 僕はすり抜けることを知っていながら 自身の指先を彼女の指先へと重ねる。** (-31) 2022/02/19(Sat) 1:18:45 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ でも、それでも貴方が 罪の意識を捨てられないのなら。 私と同じことを考えているのなら。 二人が抱える未練もきっと、重なっている。 あの日、果たせなかったことが、 心の中にずっと残り続けているのは きっと二人とも同じ。 ] (-32) 2022/02/19(Sat) 9:50:55 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 瞬きすれば瞳に残っていた涙がぽろりと零れ落ちて。 あなたのその優しい一言で 止められなかった涙は止まった。 したかったことが、叶う……? ] (G66) 2022/02/19(Sat) 9:52:07 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ いざ叶うってなると鼓動がうるさく感じるのは 緊張してしまっているから、かな。 他でもない貴方と。どこかに行きたいと思ってた。 私が今着ている服が あの日に来ていたものと同じなのも 約束を果たすうえではちょうどよかったのかもね。 ] (-33) 2022/02/19(Sat) 9:52:58 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハムうん……凄く、嬉しい。 私の時間は、たくさんあるの。 あの日からずっと。 私はここに 独り だったから。 (-34) 2022/02/19(Sat) 9:53:50 |
【秘】 愚者 アンネロズ → イングラハム[ それでも、貴方を呼び続けた。 貴方に逢いたかった。 今、こうして貴方がいるのは…… 私が、貴方を呼んだから……? ] (-36) 2022/02/19(Sat) 9:54:52 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 触れられないとさっき分かったのに それでも指先を重ねようとしてくれるから 貴方の想いは充分に伝わってくる。 それ故に、触れたいって思いは 増していくばかりだけれど。 ] (G67) 2022/02/19(Sat) 9:55:15 |
【神】 愚者 アンネロズ[ 貴方と手をつなぐかのように 手を握りこんでから立ち上がる。 そして、涙の痕がたくさんついた頬を緩ませて にこっと笑って、貴方に話を促すの。 ] 前からあれだけ忙しかったのだもの。 今もピアノで忙しいんでしょう? (G69) 2022/02/19(Sat) 9:56:06 |
【神】 愚者 アンネロズ[ アンネロズの罪は、 貴方に秘密を打ち明けなかったこと…… だけではなかったのね。 私はこの世界にずっといたから知らなかった。 どれだけ現世で時間が経っているのかも。 貴方がどんな思いをして生きてきたのかも。 海へ向かおうと、病院からでようとしている時に 貴方へと振った話題は どう、思われたのかしら。 やんちゃしすぎた、なんて 貴方の言葉とその指先が 物語っていたはずなのに、ね。 ]* (G70) 2022/02/19(Sat) 9:56:53 |
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