【人】 ]]『審判』 チェレスタ[いつかの、洋館での出来事。 たとえば、『世界』の証持ちたる男性と、 一度だけ言葉を交わしたことがあった。>>328 「“世界”についてどう思う?」という問いに対して、実に素朴に、] そんなこと考えてるんだ。すごいなあ。 私いつも、うまく歌うにはどうしたらいいか、 ……ってことばっかり考えてるからね! [そう答えた。返答を聞いた男性は穏やかな表情のままでいた。 彼も歌が好きならば良いと思ったが、 それを直接言葉にして伝える機会は、ついぞ訪れることはなかった] (438) 2022/12/15(Thu) 23:37:16 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[たとえば、 出会い頭に歌が上手いのか訊ねられたことがあった。>>0:531 すっかり気をよくして良い笑顔で「けっこう上手い」と答えた。 その人――『悪魔』の青年は歌を聞きたがったものだから、 チェレスタ的に当然の思考の流れとして、 「歌が好きなの?」と訊ねはした。 彼の前で歌う暇>>0:531を見つけることは、わりと難しくなかった。 といっても、これは、チェレスタが洋館に住み始めてからの主観だけど。 ただまあ、彼の、他に好きなものについては、どれだけ知ることができただろうか] (439) 2022/12/15(Thu) 23:38:27 |
【人】 U『女教皇』 キュリア[強い言葉に倒れそうになりながら >>236 思い出したのは、いつもみんなに……わたくしのことも気にかけて声をかけてくださる男性のことでございました。] 助けてもらおうかしら。 けど、ご迷惑かしら。 ああ、とりあえず、頭に空気を回さなきゃ。 [ひとりごちながら吐き気を抑えて小さく口を開けゆっくりとまずは肺の中の二酸化炭素を外へ。 ショックをうけた衝撃や謎の不安も一緒に体外に出せたら少しは楽になるのでしょうか。] (440) 2022/12/15(Thu) 23:39:03 |
【人】 U『女教皇』 キュリア[数回ゆっくりと細く深呼吸をしてみると身体に酸素が回ったのか少しだけ呼吸が楽になりました。 倒れてしまう前に部屋に戻ろうとしつつ、彼の姿を見かけて忙しそうでなかったら声をかけているかもしれません。] ……シン。 …………あの、 …………………今のこと >>11 びっくりしすぎちゃって。 えっと、だからその、話しながら頭を整理したいのだけど……もしよかったら部屋でお茶しませんか? [なにかと気にかけてくれるし話すことも多かった彼から"自分じゃない人の意見"を聞きたかった。]** (441) 2022/12/15(Thu) 23:39:21 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[たとえば、『正義』の青年が、子守唄を小さく歌っているのに合わせて、 その独特の節を、すんなり真似て歌ったことがあった。>>0:605 ……島群にルーツを持つ歌をうたったことなら他にもあった。 売店で売られていたしゃぼん玉>>0:39を吹いているうちに思い出した、 しゃぼん玉にまつわる歌とか、他のやつとか。 ただ、明確に誰かと合わせようと思って口ずさんだのはこれが初めてだったかな] …………私が生まれたのは、ええと、 北東のどっからしいよ。 [故郷のことはもとより親の顔も覚えていないから、 故郷のことを訊かれれば歯切れの悪い答えになってしまう。 その後、己が島群の歌を知っているのは、 島群出身の人に教えてもらったからだと説明した] (442) 2022/12/15(Thu) 23:44:21 |
【独】 T『魔術師』 シン/* キュリアちゃんかわよ………………………………… ベルちゃんに色々投げたいものあるんだけど、なかなか追い付いてなくて、こんな縁故先でごめんなさい…………の気持ちが深い………………[土下座] 現軸でも絡みに行きたい気持ちはあるけど、ぼくが行っても傷を抉りに行きそうだな………… (-112) 2022/12/15(Thu) 23:44:24 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ……あの辺り、行ったことないんだよね。 歌は色々知ってるくせに。 [旅芸人の一座のルーツは確かに島群にあるが、 そもそもの始まりは、故郷を追われた形だったと小耳に挟んではいる。 だから彼らは、島群には極力近付かないのだ] ねえ、島ってどんなところなんだろうね。 狭くないのかな。……ああでも、洋館よりはずっと広いか。 [チェレスタにも知らない場所はあった。 そこに思いを馳せていただけの物言いは、 故郷に帰れない青年にはどう映っていたのだろうか] (443) 2022/12/15(Thu) 23:45:45 |
【人】 U『女教皇』 キュリア--過去回想・売店-- ["証持ちの子供にすら気をかけてあげられる" という世間体とやらのおかげで、 洋館に移動する当日のわたくしには生活に困らない程度の資金とお金を入れるための小さな袋とさらにその袋を肩に掛けて置くための長い紐が付いた蓋付きの袋が与えられておりました。 わたくしは運がいいことにそれらは過去に読んだ物語に登場していたから知っていました。 たしかその資金はエム、お金を入れるための袋はオレット、エムを入れたオレットを入れて肩からかける袋はボケット。 ……正解している気がしません。なぜかしら。 物語の本をもう一度読み返さなければ。 館についてどれくらい経ってからだったかは定かはないのですが、 ある日「初めてのお買い物」に挑戦いたしました。 理由はなんだったかしら? ……ああ、そうだ。ドアに引っ掛けてしまって上着の裾が切れてしまったから繕おうとして、けど上着の色にあう糸がなかったから、それを探しに売店まで行ったのでした。 その時に、なぜか懐かしさと悲しさを思い出して胸がチクリと痛んだのです。 そのおんなのこはわたしと入れ替わりに売店に入って参りました。 すれ違った瞬間に香った草花の香りが何かを呼び起こさせたのか、その後に話す声を聞いて何かを感じたのか。 詳しく説明できる状態ではないくらいに心臓が激しく……バクバク?どきどき?高鳴っておりました。]** (444) 2022/12/15(Thu) 23:45:48 |
U『女教皇』 キュリアは、メモを貼った。 (a70) 2022/12/15(Thu) 23:47:57 |
【人】 ]]『審判』 チェレスタ[チェレスタの過去は確かに色々あったが、 かといって、己を不幸だと思っているわけではない。 なぜなら、歌があるからだ。 歌があれば痛みを消せる。 歌があれば新たなつながりを生み出せる、 それに歌がある限り生み出されたつながりは消えない。 神様がくれた贈り物なんかよりもよっぽど強い、存在証明の手段。 ―――それが歌だってことにしたかった。 だが、歌があってもどうやら世界は、 『箱庭の神』にとってはいらないものらしい。 身勝手な神様に対しては、『審判』の身勝手な怒りが内側で炸裂しているのだけれど、 それを除いたうえで、チェレスタの中にあるものといえば――] (445) 2022/12/15(Thu) 23:48:43 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ ほんの少し遡って、先程のこと。 私にそれを聞かせてくれたのは、 シンだったか、それともフォルだったか、他の誰かか。 誰ぞの話でしか聞いたことがなかった 『世界』の証持ちが現れた…らしい。 教義的には一大事に違いないな、と 只ならぬ様子の職員たちを目にしつつ 指示された通りに玄関ホールへと向かう。 ひとつ屋根の下に住んでいても全員が集う機会なんて、 直近こそ昨日だけれど、普段はなかなかない。 ある種壮観…と思った、その時はまだどこか俯瞰だった。 それが喋りだすまでは。>>6 ] (446) 2022/12/15(Thu) 23:49:19 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ ああ、もう、うんざりだ。 裡に湧いた感情が魂の叫びであることはわかった。>>7 彼 は―― そう、彼なのだと思う。 記録にはほぼ残っていないけれど、私はそう感じている。 『隠者』はどうやら、それを心底恨んでいたらしい。 愛したものを奪った不完全な世界。 誰のことも咎めることも出来ず、戒めることも出来ず、 作っておきながら管理もできずに崩壊させたカミサマ。 勝手なことばかり。…勝手なことばかりだ。 それを「愛」だとか宣うことが何より許し難い。 うん、そこについては「私」も同感するほかない (447) 2022/12/15(Thu) 23:50:44 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ ……瞳はまずシトラの姿を探した。当たり前に。 けれど――今ばかりは、その傍にいてはならないと そう思ってしまったからああなった。 私には帰る故郷も残してきた家族もありはしない。 世界がどうなったって、たぶんきっとどうでもいい。 けれど彼女は、そうじゃない。 私では、あの子の選択のためになることを言えない。 ] (448) 2022/12/15(Thu) 23:50:59 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ 私の思考と選択とは、別物だ。 何を思い、何を感じ、何を考えても 私の答えは決まりきっていて、 おそらく 変わらない。あの子の選んだ世界。あの子の選択と運命を共にする。 ただ、それだけなのだ ] (449) 2022/12/15(Thu) 23:51:36 |
【人】 IX『隠者』 アリア[ それを話してしまうには早すぎると思った。 「シトラがしたいようにするのが一番」 「私は何があっても、そばにいるから」 そうやって、 全てを肯定することは本人のためにならない。 私は、本当は、それをわかっている。 ひとりぶんを余計に背負わせるには、 彼女の背中はまだ少し頼りなくて。 だから、どうか、叶うなら、 ここに来てから彼女が得たものの中に 彼女を導いてくれるものがあればと勝手に願った。 *] (450) 2022/12/15(Thu) 23:52:17 |
【人】 ][『月』 エーリク―― 玄関ホール・シトラと ―― [ 控えめなのか、卑屈なのか。 もっと近くで彼女のことを見ていたら どちらであるのか、判断することは出来たのだろうか。 ――これまで、彼女がまた他の住人たちが どういう扱いを受けてきただとか、それは 想像の範疇でしかないが、少なくとも 彼女の立ち振舞や仕草などから、察せる部分は 察していたと思う。 もっとも彼女に限らず、 聞かせてくれるなら聞いていたし、 知りたいと請われたらならかいつまんで 話していたこととは思う。 ゆっくりと、静かに喋るシトラのことは 自分なりには好ましく思っていた。 それがただしく、伝わっているとは思わないけど。 ] (451) 2022/12/15(Thu) 23:53:51 |
【人】 ][『月』 エーリク[ ただ、もう既に自分の意見が固まっているもの、 笑い出すもの、真剣そうに考えると口にするものが いるなかで、自分と表向きは同じように 呆然として言葉を失うシトラがいてくれたことで 芽生えたちっぽけで矮小な仲間意識というやつが このときばかりはありがたく、正常に発揮されていたと思う。 これまでもわざわざ君を探すことは なかったとしても、そこに君が居たなら 迷いながらも袖を引き、僅かな時間を 過ごすことはあった。 ふるりと首を横に振って>>378 彼女はやはり、静かに、ゆっくりと喋りだした。 じっとシトラ>>380の目を見つめていたが やがて視線は雨粒が落ちるように、 すとんと下へ落ちる。 ] (452) 2022/12/15(Thu) 23:54:32 |
【人】 ][『月』 エーリク 考える、とは別に 感じるものは、ある。あった。 心がどこか、僕の知らないところに 飛んでいってしまっているみたいに、 僕をおざなりにしたままで、 彼の膝下に、すり寄りたい、と思いながら 同時に、 不愉快でもある。 ……説明が難しいな。 考えなければいけないことは分かっている だけど、そうして出した答えが 本当に僕のこころなのか、 今は分からない。 [ そう、とも。ちがう、とも言わなかったけれど 紛れもない本音ではあったんだ。 ] (453) 2022/12/15(Thu) 23:54:59 |
【人】 ][『月』 エーリク[ どこか納得もしている。 どこかで反発もしている。 魂の記憶に振り回されるなんて 馬鹿げてると思いながらも、 泣き縋りたくなった理由も、 恐ろしくて近寄ることが出来ない理由も、 説明なんざ出来やしない。 友人の顔を出来るように成りたい それなら、少しは説明もつくというのに。 ] (454) 2022/12/15(Thu) 23:55:30 |
【教】 ][『月』 エーリク 月と教皇は親友と呼べる友達だった 混乱の最中、月は審判に殺された。 あなたは、僕を迎えに来てくれた 惜しみなく心を砕き見守ってくれた あなたには、どう接したらいいか わからなかった。それでも互い、 歩み寄ろうとしただろうか だからそのこころは当たり前で だからそれに、納得ができない。* (/26) 2022/12/15(Thu) 23:56:20 |
【独】 XVU『星』 エト/* ところで『星』の設定知らん人から見たらエトってなんか星とか星詠みの信者的なものに見えてるとかあったりする??? だとしたらハワワ案件なので過去話早く書き上げたい ※無理せずに進めましょう (-114) 2022/12/15(Thu) 23:57:18 |
【独】 XVU『星』 エト/* 全く関係ないけどシンくんかわいいねぇ(笑顔)と見てたりする 寒さとの戦いで手一杯で余裕ないもんで実は全然縁故組以外の人はロル把握出来てないんだけど でも魔術師はなんかチップあんま見覚えない目新しさで目に入る(そこ (-115) 2022/12/15(Thu) 23:59:47 |
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