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人狼物語 三日月国


246 幾星霜のメモワール

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【鳴】 番犬 グノウ

こちらの世界で俺はその運命の相手を探していた。
俺の"人生"で唯一殺せなかったその女は、
きっと俺と同じ境遇で世界のどこかに居るはずなんだ。
温度のない肌と血の流れていない身体に残る、
その感覚だけが荒唐無稽で温度のない
自動人形の中に封印されていてなお、
自分が血の通った殺人鬼である事を思い出させてくれたから。

ありとあらゆる方法で他人に近寄った。
人は、その人だけが知っている情報を明らかにされると、
急激に距離を縮めてくれる。
俺にとって言葉は警戒を解くための呪文で、
俺にとってこの図体は
警戒を解くための前準備でしかなかった。

まあ、魔女ちゃんやシヴァピッピみたいに、
簡単には靡かない人もいて、そういう相手は丁寧に丁寧に
時間を掛けて解していかないといけなかった。
そんな時には逆にこの朽ちない身体が、
その邪念を上手く包み込んでくれた。
そうして時間を掛ければ、
相手の首に手が届くか、
相手の首に手を掛ける必要がないかの二拓で、
その相手との関係は殺人鬼にとって"正常化"された。
(=1) 2024/02/10(Sat) 15:21:02

【鳴】 番犬 グノウ

武骨な武人でありながら本性は軽快。
軽薄な態度でありながら本性は沈思。
男性的な側面を持ちつつ本性は女性。
大人のような身の丈でも本性は子供。

様々な仮面を纏うには、
嘘が表情に現れないこの自動人形の身体は、
随分と味方してくれたように思う。

その仮面も、この祭りが終われば用済みだ。
グノウという名も、今の立場も捨てて、
またどこかの街で獣の自動人形として、
人々の心の隙間に滑り込もうと思う。

その時はどんな仮面を被るだろうな。
今回覚えた、何人かのような振る舞いをすれば、
少なくともそいつがこの祭りで勝ちえた信頼くらいは、
自分も勝ち得ることができるだろうか。
そしてその仮面でなら、
あの時手を掛けようとした運命の相手は、

――俺に喜んで殺されてくれるだろうか。
――俺に殺されて悦んでくれるだろうか。
(=2) 2024/02/10(Sat) 15:22:24

【鳴】 番犬 グノウ

なあ。
多分、もうこの思念の共有も、
既に切れているだろうけど。

最後にここで、
一つ言えることがあるとすれば。


もし、運命の相手がキミであるならば。
大人しく俺に、首を絞めて殺されてくれ。

世界中の、感覚共鳴者に向けて。
俺は笑顔で思念を送った。



さあ。
次は誰と会話を試みよう。
(=3) 2024/02/10(Sat) 15:23:35

【秘】 薄荷 アンジュ → 仕立て屋 エリー

「ふへへ……お願いします」

調子に乗ってお願いしちゃったけど、あなたはノリよく応じてくれた。
あなたに今買った化粧品の入った袋を持ってもらい、差し出された手を取った。
キザかもしれないけれど、そういった対応なんて縁遠いと思っていたものだから、喜ばないわけにもいかない。
薄っすらと笑みを浮かべて、あなたの眼に視線を絡める。

「一国一城の主様……まるで王子様のようですね」

自分を見定めて背中を押して、そんな自分の手を取るあなた。
なるほど、実際に直面するとこそばゆい気がするけど、いい気分だ。

「それでは参りましょう、エリーさん」

そうしてあなたに手を取られながら、自分の店まで送ってもらうことになるのだろう。
(-53) 2024/02/10(Sat) 16:47:17

【人】 薄荷 アンジュ

予定していた仕事のノルマを終えて、広場へと足を運ぶ。
相変わらず人々は楽しそうに歩いていたり、開けた場所では踊っていたり歌っていたりと様々だった。
民衆の熱気から逃げるように彼らを横目に過ぎていく。
尾引くようなローズの香りが彼女の跡を辿るようにふわりと舞っていた。
(12) 2024/02/10(Sat) 16:56:12

【墓】 仕立て屋 エリー

>>+14>>+15 プリシラ
「へぇ……強いんだね、プリシラは。
 羨ましいよ。僕はそんなに強くなれないから」

だって、この悪夢で起きた地獄のような出来事が今も自らを苛んでいるのだから。
過去を思い出さなければ、こんなに心が壊れそうになんてならなかっただろうに。

「……でも、うん。承った。
 仕立て屋は仕立て屋らしく、最高のドレスを仕立ててみせるよ。
 目に焼き付いて離れない、そんな鮮烈で美しいドレスを」

眩しい。そんな感情を抱きながら、無意識に胸元を掻き毟った。
(+16) 2024/02/10(Sat) 17:47:18

【墓】 栄枯 プリシラ

>>+16 エリー

「強いわよ。魔女なんですし。
 ……というより、慣れてるのもあるわね。
 数ある嫌なことの中で、きっとこれが最後だから」

やはり人によっては奇妙に映るかもしれない。
あれこれ言っていても結局は耐えてしまってるから。
だから率先して立つ。好き放題する。

「ええ、ありがとう……!楽しみにしているわ。
 何度も言うけど無理はしないでね?

 辛いことを強いてしまうようであれば意味がないわ」
(+17) 2024/02/10(Sat) 18:53:43

【墓】 宝石集め カリナ

>>12 アンジュ

「あ、アンジュ。なんだかいい香りがするわね……」

通りすがったあなたを見かけた女は頬についたパンくずを拭い話しかけに近寄った。
見知った仲であってもこの祭りの間は互いに稼ぎどき、それでも時間が取れればと約束していたあれは成せるだろうか。

「よかったら一緒に食べ歩きしたいんだけど、どう?
 あなたのために買いすぎたわ」
(+18) 2024/02/10(Sat) 19:38:19

【人】 寡黙 エミール

>>11 ディルク

指摘したのはなんとなくだ。
別に、そこに興味が少しだけ湧いたという話し。
それもこの祭りに毒された気がしていて、気持ちが少なからず動くようになったことを自覚してバツが悪い思いだ。

さて、道中で飲み物くらいは買っただろうか。
適当な話しに適当に答えながら着いた頃、眼前に広がる町並み、広場が賑わう様子を見下ろして、より自分が置かれている立場がわかりやすく見える。

自分は最初からからこんな距離感で、賑わう祭を眺めていたらしい。

「……悪くない。
 普段はここに来ようなんて思わないしな……」

蟲使いはどうだか知らないが、自分は街中よりも、森で動物とともに居るほうが好ましい。
村から外に出ようと思わなかったのも、人との関わりを最低限にしていたからだ。
手に持った飲み物をぐいっと喉に流し込んで、隣に立つ男に流し目を送って小さく鼻を鳴らした。

「……アンタは、普段は何してるんだ。冒険者でも?」
(13) 2024/02/10(Sat) 20:28:49

【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン

「私が知ってる男より空気が読めるわ」

もしかしてと思った予想は当たっていたみたいだ。
でも追求するのはやめておこう、自分だってきっとそういう選択をした。
それに自分は、あなたに対して嫌な感情を持ちたくないのだ。

そして痣が光ってもまた同じ祭りに参加した者同士話せたら嬉しいと思っている。

「そうやって大事なものがあるって思われてる時点でその人も嬉しいに決まってるじゃん」

「楽なものには誰だって気が行く。
 だから精々全部納得できるような行動をし続けることね」

「……報われて頂戴? 私は違う方法で自分の夢を叶えるわ」

全部勝手な期待。エゴの押しつけをしながら、自分の現状を納得させるように頬を叩いた。

「よし、あとはあなたから気になる事はある?
 特にないっていうなら……私からは美味しいパン屋の情報を教えてこの話は終わりよ」
(-54) 2024/02/10(Sat) 20:53:00

【秘】 白昼夢 ファリエ → 薄荷 アンジュ

「分かりました。
 その時はまた探しに来ますね。
 明日になったらどうなっているのか……楽しみです」

薬を懐に仕舞って頭を下げた。
これから女は孤児院に戻り、言いつけ通りにあなたの特製薬を服用する。
そうして夢見がちな少女のように穏やかな眠りに就いたのだった。


それが夢を絶つ毒とも知らず。
(-55) 2024/02/10(Sat) 21:51:03

【墓】 白昼夢 ファリエ

>>9 エミール

「忘れちゃだめですよ?」

終わったことはどうにもならない。
現実逃避じみたやり方だとしても、不確定の未来に思考を明け渡してしまえば気は紛れた。

「お手数をおかけしました。
 ……孤児院に行くんでしたよね。今日も子供達をよろしくお願いします」

勢いをつけて立ち上がる。
跳ねた髪が落ち着くころにはもう孤児院の先生としての顔を張り付けていた。
すれば世間話でも交えながら孤児院までの道を辿り、祭りの最中の日常を過ごしたことだろう。
(+19) 2024/02/10(Sat) 22:00:21

【独】 白昼夢 ファリエ

/*これほまに ほまにどうかえしたらいいんだ……?せいじょ……
(-56) 2024/02/10(Sat) 22:10:56

【人】 遊蕩 ディルク

>>13 エミール

問われて視線は街から貴方。
手にした飲み物は未だ口を付けずに。

「…んー、イメージ通りのこととか」

適当に人を誘って食事したり、
適当に人を誘ってデートしたり。
別に女の子に限らず今のように男でも。

「あとは冒険もそう。ソロで暇つぶしにね。
 体を動かすにも丁度いいからさ」

「そっちはどうなの?普段ここに来ないって言うけど」

それじゃあどこに、どのように。
名前以外は知らないばかりで、問いが浮かぶ。
最も、興味というよりは話のネタとして。
(14) 2024/02/10(Sat) 23:05:14

【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ


「──────何、それ」

あなたが言っていることを聞いて。
女は欲しがった答えを手にしたのに、どうしようもなくこの胸は空虚のまま。

「どうしてそうなるの?」

否定したかった。
この世界を嫌いだなんて、ファリエは一度も
思えなかった

祝福も協力者による"救い"も。
全部あなたの善かれと思った贈り物なのだとしたらあんまりに皮肉だ。
だってそれは縛り付けられた檻の中で与えられる烙印のようなもの。
受け入れられるのなら、きっと初めから帰りたいなんて思わない。
(-57) 2024/02/10(Sat) 23:28:26

【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ

世界がより良くなったとして。
世界に人が住み着くようになったとして。
世界を人が愛するようになったとして。
世界は孤独じゃなくるかもしれない──けれど。

「それじゃあ誰も……リッカを好きになってくれないよ……」

ファリエはただ。
ただ……抱きしめたかった。
怒りも、絶望も、困惑も、ない交ぜになった混沌とした心を置き去りにして。
空気に溶けることもできない身体も脱ぎ捨てて。
すれば残るのは"ファリエ"だけ。

それは全部があなたからもらったもので、確かにあなたが望んだものなんだよ。
あなたに愛されてあなたを愛したファリエを、透明になんてしてしまわないでよ。
(-58) 2024/02/10(Sat) 23:29:29

【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ

「あーあ…………わたしたちって。ひとりぼっちとひとりぼっちで。
 ひとりぼっちになりたくなかったのに」

投げやりに唇を震わせる。
頬を伝う雫に白雪のような煌めきは無いけれど。
冬の静寂でも冷めないあたたかさがあった。
零すべきでは決してないそれは、もはや行き場を失うしかない。

「ひとりぼっちにしかなれなかったんだね……」
(-59) 2024/02/10(Sat) 23:31:14

【秘】 白昼夢 ファリエ → 聖女 リッカ



──ねえ、リッカ。
私がみんなと違ったらそうはならなかったのかな。

でもね。
あなたもみんなとおんなじ。わがままなんだよ。
誰だって幸せはエゴでしかないから。

だから。
幸せを痛くないかたちにしたかったんだよね。




ほらやっぱり。
私はあなたが好きだやさしいと思うんだ。


(-60) 2024/02/10(Sat) 23:35:05

【墓】 仕立て屋 エリー

>>+17 プリシラ
「数ある嫌なこと、か……
 どんなことがあったかはわからないけど、そうなるといいね」

そうなるのなら、あなたにとってはいいのだろう。
自分はそうなることはできない。
咎を背負ってしまって逃げることができなくなったから。

「まぁ、無理をするつもりはないよ。
 仕事程度なら無理にはならないしね。
 むしろ、作業をしている方が気が紛れるよ」
(+20) 2024/02/11(Sun) 0:10:34

【人】 寡黙 エミール

>>+19 ファリエ

「……あぁ、わかった」

忘れない、と頷く。
とってつけたような先生の顔は気になるが、子どもたちの前では笑ってないといけない。
それはわかるから、先生というのは難儀な職業だなと呟いた。

「泣きたいときは泣けば良い。
 ……”先生”してる時は無理でも、また……付き合う。」

別に今まで泣いていた訳では無いが、愚痴を言いたいときは言えばいいとそう思う。
だからそう告げたけれど……それが最後。
その後は他愛もない話をして、ぎこちない顔を少しほぐすようにして孤児院へと向かった。
待ちかねたように出てきた子供たちにもみくちゃにされながら、その日は祭りから離れてのんびりと過ごしただろう。
(15) 2024/02/11(Sun) 0:49:06

【人】 薄荷 アンジュ

>>+18 カリナ
「カリナさん、こんにちは。
 今日はちょっとだけオトナっぽい感じに背伸びしています。商売人ですから、身だしなみはきちんとしたいので」

駆け寄ってきたあなたを見止めると歩みを止める。
あなたからの誘いに、ああそうだったと言いたげに反応した。

「勿論良いですよ。食べ歩きに行きましょう。
 ……既に色々食べていらっしゃったようですね。香ばしいパンの匂いと甘い匂いがしますから」
(16) 2024/02/11(Sun) 2:14:05
プリシラは、「それなら、期待して待ってるわ」とだけ笑って、忙しなく次の目的地へと向かうだろう。>>+20
(c9) 2024/02/11(Sun) 8:24:11

【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ


誰とも遊んだことなんてないくせに、
見よう見まねで世界ゲームを創った創造者ゲームマスター

みんなと遊びたかっただけ。
みんなと過ごしたかっただけ。
 ―――ひとりぼっちで、いたくなかっただけ。

自分を好きになって欲しいなんて、
きっと、思ったこともなかった。
それ以前の、問題だったから。
(-61) 2024/02/11(Sun) 10:37:51

【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ


あなたの言葉に、そう思って。
聖女はまたあわく微笑んでいた。

いつか自分も、誰かに愛してもらえるかしら。
でもいまはまだそのときじゃないって。


だけど、聖女はみんなを愛していた。
いなくなったひとりひとりの顔も忘れないほど。

だから、―――ううん、その中でも、聖女は。


(-62) 2024/02/11(Sun) 10:39:05

【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ


 「 ファリエ 」

濡れた涙に、聖女の指先が
触れた

この冷たい冬の夜空の下、そんなものも感じさせない暖かな手だった。
聖女がそう望んだから。
だからこの手は、そんな、子供みたいな体温の手。




 「 ファリエは ひとりぼっちじゃ ないわ 」

「 ――― だって わたしが いるもの 」  



そのままあなたの頬に手を添え微笑うのだ。
あなただけは。ひとりぼっちじゃないよって。


(-63) 2024/02/11(Sun) 10:41:30

【秘】 聖女 リッカ → 白昼夢 ファリエ


星空を見上げた、ちいさな転生者こども
そのすがたに何かを重ねて、聖女はその夜自らの姿を露わにした。

"それ"が、何だか知っていたから。
"それ"は、とても寂しいと知っていたから。
"それ"を、放っておけないと、そう思ったから。

だから、あなたは"聖女のお気に入り"。
 ……あなたと聖女は、おんなじだったから。


 「 わたしが いるわ。 ……ファリエ 」



ダメ押しのようにまた告げて。
ふわりと浮いた身体は、あなたと視線を合わせている。
淡く光る聖女の身体と、あなたの痣と。
その上に、星々が一面に瞬いている。
きっと、あの日とおんなじに。


(-64) 2024/02/11(Sun) 10:42:43

【秘】 宝石集め カリナ → 仕立て屋 エリー

「引かないでっていったのに聞く?」

絡み酒が少し入ったような酩酊の気分の最中、触れられた手に首を傾げていれば認識阻害のスキルに目を瞬かせて、わと声を出す。

「これ、レアスキル? 初めてお目にかかったわね」

「浮かれすぎたかしら? そんな緊張しないで。
 正直意外だったし良いことだなんて思わないけど……。
 必要だった技術に非難なんてしない、ここはそういう世界よ」

「私だって盗賊ギルドってバレたら、近寄られなくなるの。名前で損してるの」

誰かに言われたそんな言葉を使ってあなたを元気づけるような声掛けをする。盗賊とか暗殺の字が恐いのではと、情報屋や護衛とかもう少し存在するではないか。
この世界では仕方のないこと、立場が違えば自分もする必要があったかもしれないと、口には出さないが覚悟しようとしたことを思い出して。

「殺されそうになるまでは味方よ。
 私に依頼が来たら返り討ちにするわ、覚悟して?」

そんな事はできなくとも、言うだけ、酒の勢いは女の気分と調子をよくさせ続けていた。
(-65) 2024/02/11(Sun) 12:20:16

【秘】 仕立て屋 エリー → 宝石集め カリナ

「……だって、モンスターじゃなくて人を殺めたなんて。
 穢れた手で服を作ってるなんて、引かれても仕方ないかなって」

叱られるのを恐れる子供のように俯いていたけれど、あなたの言葉で視線を戻す。

「必要だった技術……ていうかカリナ、盗賊ギルドだったんだ。
 何? 人の心盗むのが得意みたいな?」

元気づけてくれたあなたに、軽いお返しとばかりに冗談を。
共感だけでなく、理詰めで無理矢理納得させられるのはなんだか心地いい気もした。

「それは困るな。
 カリナ暗殺依頼が来たらまず保留にしてカリナと相談しないと」

ま、今は依頼を蹴る程度の蓄えは余裕であるのだけど。
穢れた手で今更ゴミ掃除をするくらいならと足を洗えていないのも事実だ。
そしてカリナは宝石であってもゴミではない。
そんな依頼がきても、受けるつもりは毛頭ないのだ。
(-66) 2024/02/11(Sun) 15:52:29

【墓】 宝石集め カリナ

>>16 アンジュ

「大人っぽく? なにか大事な取引の最中なの?」

単に背伸びをしているだけならば可愛らしいと思う。
自分も気に入った香りを教えようかと思いを巡らせつつも、今日もたらすのは団子の方だ。
あなたの身の振る舞いと違って風情には欠けさせたそれは大っぴらに見せびらかすようなものではないとわかっているのだけれど。

「忙しそうだったら差し入れしようとしたのよ。
 あとは、昨日ちょっとご飯食べてなかったからお腹すいてて……」

一気に食べたら太るかもしれないわねと、体型に変化がないことをお腹を撫でて照れながら笑いかけた。
(+21) 2024/02/11(Sun) 16:38:09

【人】 薄荷 アンジュ

>>+21 カリナ
「あ、いえ全然。こう……お祭りの期間ですから、華やかなほうが雰囲気としては良いかなって。
 小さいですし未熟な身ですが、それっぽく見せた方が売り上げも伸びるかななんて」
 
 概ねあなたが思考を巡らせた内容と合致するものだった。
 自分なりの効率的な手法でもあるのだけど。
 とはいえ、もう仕事も終わったところ。色気より食い気、花より団子のタイミングだ。

「あ、ありがとうございます。
 実はアドバイスを受けて、店構えや出している品物を変えてみたら結構繁盛してて、今日もてんやわんやでして」

ご飯を食べ損ねていたことも思い出して、真似するようにお腹を撫でて苦笑いを浮かべた。
(17) 2024/02/11(Sun) 20:24:48

【人】 寡黙 エミール

>>14 エミール

「外の世界は暇つぶしになったか?
 行こうと思えば行けただろうが、あんまり楽しさとか必要ないと思ってたからな……」

適当に人と接する代わりに動物と接していたと言えば想像は容易いだろうか。
獣使いなだけあって、動物は好きで癒やされる。
動物は自分たちで生活もできるから、深入りし過ぎないで済む。
少し心配になるのは、魔物よけがなくなった後の老人くらい。

「だから俺は村で動物や年寄の相手しながら、月に数回ルフトまで買い出しに行かされる毎日だった。
 まぁ、ルフトまで来たら知り合いのガキどもに会いに孤児院に寄るのが気晴らしっちゃ気晴らしだったが……」
(18) 2024/02/11(Sun) 20:42:52
 


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