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![]() | 【人】 黒山羊 ニグラス[ 魂はすっかり肉の器に定着した。 これできみとの約束が果たせるね、と薄く笑う。 細めた視界に入るきみの表情は、 嬉しそうでもあり、また少し哀しそうでも あったかもしれない。 もしかしたら、私を喰って全てを腹に収める 高揚を押し殺しているのかもしれない。 いずれにせよ、どれが当たっていても 間違っていても構いはしなかった。 きみの望みを叶えることができる、 それが今の私にとって何より嬉しいことだった。 一緒になろう。なれる。 ずっとずっときみの傍に居る。 きっとこれが私のあいで、こいだった。 ] (2) 2026/03/16(Mon) 13:06:42 |
![]() | 【人】 ジャック[ 君が好きだった。君が愛おしかった。 誰よりも、何よりも、一番大切だった。 ずっといっしょにいようね。 そう願ったのは、もう何年前だっけ。 君と過ごした時間はかけがえのないもので。 多分もう二度とは得られないもので。 ────だからこそ、忘れたくはなくて。 ] 愛してるよ、ニグラス。 [ そうして、きみとひとつになった。 あの高揚と、興奮と、悲嘆と、絶望は、 ] (3) 2026/03/16(Mon) 18:38:12 |
ニグラスは、[意識は、溶けるように闇へと。]** (a0) 2026/03/16(Mon) 20:03:24 |
![]() | 【人】 ニナリス[ 紅が、ずっとこちらを見ていた。 一心不乱に見つめているようなときもあれば、 ただ慈しむような柔らかな視線のときもある。 ……欲を湛えた熱っぽい視線が、 一番多かったかもしれない。 その瞳が捉えていたのは誰だったのか。 ──紅は、まだずっとこちらを見ている。 ] (4) 2026/03/16(Mon) 20:07:16 |
![]() | 【人】 ニナリスホットカフェモカ、ショート、店内で。 [注文を告げる。ほどなく、渡されたトレーを抱え、 店内のざわめきから少し離れた、窓際の席に腰を下ろした。 通りに面した大きなガラス越しに行き交う人々が見える。 マグカップの縁に口を寄せ、甘い香りを吸い込む。 一口含んで、ふう、と小さく息を吐いた。 視線は自然と窓の外へ流れていく。 急ぎ足のサラリーマン、買い物袋を提げた親子、 信号待ちで足踏みする学生たち。 誰もこちらを気に留めない。 ただ、世界が勝手に動いていくのを眺めているだけ。 この時間が、好きだった。 もうひと口、カップを傾ける。 カフェモカの甘さが舌に残る。 その甘さに溶けるように、意識はゆるやかになる。 外の景色は、今日も変わらず流れていく。 ふと、誰かと目があったような気がした。 ──あの視線を、思い出すような。 まだ温かさの残るカップを両手で包み込みながら、 ただ静かに、通りを眺め続けていた。 ]* (5) 2026/03/16(Mon) 20:08:41 |
ジャックは、[思い出を口の中で転がすように、そっと味わって]* (a1) 2026/03/16(Mon) 20:16:55 |
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![]() | 【人】 フラウア[何故かは分からない。 けれどここは何か違うような、そんな気がしていた。 誰かをずっと、探しているような気がしていた。 そんな心地を抱えて20年。 何かを埋めるようにして過ごした日々は、 決して褒められるようなものではなかった。] んー、もう飽きちゃったから遊ばない♡ [そう言って断れば、頬に熱い刺激が走った。 次いで来る痛み。こちらを睨む視線は湿り気を帯びて。 あぁ、もう、こんなのばかりだ。 醒めた視線を向けて嗤ってやれば、女は消えた。] やる気なくなったし、サボるかぁ……。 [元からさして持たないやる気は地の底へ。 仕方ないとばかりに、近くのカフェへと足を運んだ。] (7) 2026/03/16(Mon) 20:34:39 |
![]() | 【人】 フラウアどうしよ……、なにかオススメありますか? [店員が女性なのを見れば、愛想良く笑って尋ねる。 勧められたのは、甘そうな──カフェモカ。 じゃあそれで、と頷いて頼んだそれが来るのを待つ。 空いてる席はないかな。 そう、何気なく視線を店内へと巡らせた。] (8) 2026/03/16(Mon) 20:37:16 |
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![]() | 【人】 ニナリス[ふと、店内に視線を戻す。 カウンターに男性がひとり立っている。 オーダー品を待っている様子だった。 当たり前にある、何気ない風景。 普段であればすぐ外に戻してしまうはずの視線は、 なぜかそちらに吸い寄せられるように 留まってしまった。 (知り合いではない、はず……だけど。) 記憶力にはいまいち自信がないが、 それでも相手の姿に見覚えはない。 なのに、視線を外すことはできない。 カップに手を両手を添えたまま、 暫く──いや、ほんの僅かの時間だったかもしれない、 フード姿の男性を真直ぐ見詰めていた。]* (10) 2026/03/16(Mon) 21:15:20 |
![]() | 【人】 フラウア[男は特段、視線に敏感というわけではない。 見られるということにも慣れているからである。 けれど、その視線は何故だか焼き付くような心地がして。 普段ならばこちらを見つめる瞳を無視するのに、 向けられるままそちらへと視線を送った。] (11) 2026/03/17(Tue) 1:02:40 |
![]() | 【人】 フラウア[気付けば足はそちらへと向かおうとしていた。 飲み物を、と声を掛けられて一度止まり なんとか取り繕って受け取る。 けれどすぐにまた視線は彼女の方へと戻った。 ゆっくりと歩いて、歩いて。 傍にたどり着いて漸く息をしていないことに気付く。 一目惚れ?まさか。そんなものは無縁だ。 それならば、一体これは、何なのだろうか。] ……ねぇ、隣空いてたりする?* (12) 2026/03/17(Tue) 1:04:50 |
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見学枠は定員に達しています。