82 【身内】裏切りと駆け引きのカッサンドラ【R18G】
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飢えた狗 ムルイジ 注目
| 買う命のない金を背負わされて渡り歩いた賭場で。 雑に賭けて大きな負けと勝ちを繰り返すたび、 取り囲むギャラリーは増えていった。その賭け方に"美学" という名前がついたとき、オレはただのギャンブラーになっていた。
その生き方は俺の悲しみも辛さも上から同じ七色の極彩色で塗り替えていき、 痛みを刺激で忘れている内に、傷口はいつしか塞がった。 何故金が欲しかったのかも曖昧になるほど、 ギャンブラーとして名を馳せたころに――信じられないものを見た。 治ったと思った傷口が、開く音がした。
切欠(きっかけ)は、お前の言う通り、 そこに"お前の知りもしない他人"を重ねたからだ。
だがそれよりも痛かったのは。 それが"興味"に変わる萌芽を己の中に感じた瞬間だ。 きっとそれは、亡くしたものよりも深く、 オレが何かに執着しそうだったから、傷が開いたんだ。 何もかも捨てた振りをして、賭博師の仮面の下で。 何もかもが台無しになることをただ待っていたはずなのに。
ただ "似てるだけの顔の女" を。 ―― "オレが覚えるもん" かよ。 2021/07/07(Wed) 21:45:41
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