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    <title>320 【身内】月に叢雲、宵の夢</title>
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    <description>320 【身内】月に叢雲、宵の夢 の発言です。</description>
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  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00081">
    <title>ディア 　　</title>
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    <description>　  　　おはな…… 　　んと、えっと、……ばら？   [　桃色の薔薇が咲いていたのは覚えている。 　 けれど今回、それが間引かれるかは分からない。 　 故に幼子はコヒを伺うように首を傾げ、 　 ついでとばかり、隠蔽するようにパン粉を引っ張った**　]  　　</description>
    <dc:date>2026-04-08T16:41:35+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　おはな……<br />　　んと、えっと、……ばら？<br /><br /><br />[　桃色の薔薇が咲いていたのは覚えている。<br />　 けれど今回、それが間引かれるかは分からない。<br />　 故に幼子はコヒを伺うように首を傾げ、<br />　 ついでとばかり、隠蔽するようにパン粉を引っ張った**　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
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    <title>ディア 　　</title>
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    <description>　  　　なにつかうか、わすれちゃったの？ 　　もー、しょうがないなー。   [　幼子の発想というものは、時に月のうさぎより跳ねる。 　 よいしょ、と台に乗って材料のある場所を探し、 　 自分が出してあげるつもりでうろうろと指がさまよった。  　 コヒはさっきバターと言っていた。 　 つまり、バターがいる。 　 それから大体は牛乳と卵を使っているし、砂糖もあって、 　 謎の粉も使っていた……ような……？  　 幼子の...</description>
    <dc:date>2026-04-08T16:38:36+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　なにつかうか、わすれちゃったの？<br />　　もー、しょうがないなー。<br /><br /><br />[　幼子の発想というものは、時に月のうさぎより跳ねる。<br />　 よいしょ、と台に乗って材料のある場所を探し、<br />　 自分が出してあげるつもりでうろうろと指がさまよった。<br /><br />　 コヒはさっきバターと言っていた。<br />　 つまり、バターがいる。<br />　 それから大体は牛乳と卵を使っているし、砂糖もあって、<br />　 謎の粉も使っていた……ような……？<br /><br />　 幼子の記憶力はコヒの期待ほど優秀では無かったものの、<br />　 大枠を組める程度の材料は用意が出来た。<br />　 出てきた粉はタルトとは無縁のパン粉であったが、<br />　 本人も｢なにかちがう｣と本能で察しているらしく<br />　 少し気まずそうな顔で机に乗せる。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00079">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00079</link>
    <description>　  　　たると？   [　幼子はきょとんとコヒを見上げ、それから頷いた。 　 フィリングね、知っていますよ、と言いたげな顔だったが 　 当の本人にまだそこまでの記憶保持量はない。 　 コヒは器具やタルトの型を取り出したものの、 　 何故か材料には手を伸ばさなかった。　]   　　…………？ 　　コヒ、なんでざいりょー、ださないの？   [　聞いてみて、幼子はハッと思いついた顔になる。  　 ───なるほど、これは。　]...</description>
    <dc:date>2026-04-08T16:34:06+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　たると？<br /><br /><br />[　幼子はきょとんとコヒを見上げ、それから頷いた。<br />　 フィリングね、知っていますよ、と言いたげな顔だったが<br />　 当の本人にまだそこまでの記憶保持量はない。<br />　 コヒは器具やタルトの型を取り出したものの、<br />　 何故か材料には手を伸ばさなかった。　]<br /><br /><br />　　…………？<br />　　コヒ、なんでざいりょー、ださないの？<br /><br /><br />[　聞いてみて、幼子はハッと思いついた顔になる。<br /><br />　 ───なるほど、これは。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00078">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00078</link>
    <description>　  [　男は、靴を脱ぐのには抵抗があるらしい。 　 ｢へんなの｣という率直すぎる目線は飛んだが、 　 脱いでくれるなら良いかと幼子はひとりで納得した。 　 幼子には靴の着脱という行為や場所への拘りはないけれど、 　 コヒが家の中では靴を脱ぐほうを好んでいるから 　 男にもそうさせたいだけだった。　]   　　そう。でぃあも、あるじ。 　　おうち、おそうじとか、してるし。   [　どうやら立派な家主という自認があるら...</description>
    <dc:date>2026-04-08T16:30:49+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />[　男は、靴を脱ぐのには抵抗があるらしい。<br />　 ｢へんなの｣という率直すぎる目線は飛んだが、<br />　 脱いでくれるなら良いかと幼子はひとりで納得した。<br />　 幼子には靴の着脱という行為や場所への拘りはないけれど、<br />　 コヒが家の中では靴を脱ぐほうを好んでいるから<br />　 男にもそうさせたいだけだった。　]<br /><br /><br />　　そう。でぃあも、あるじ。<br />　　おうち、おそうじとか、してるし。<br /><br /><br />[　どうやら立派な家主という自認があるらしい。<br />　 掃除といっても濡れ布で床を好き放題に拭いてみたり、<br />　 小さいホウキで汚れてもいない場所を掃いたり、<br />　 どちらかといえばままごと遊びに近いのだが。<br /><br />　 あなた、おそうじしたことないでしょ？と<br />　 幼子特有の狭すぎる世界観が瞳にぷかりと浮かぶ。<br />　 どう考えても花畑を世話してくれる人が、<br />　 家の掃除とは無縁なはずもないのだけれど<br />　 幼子の自慢したいという欲の方が強かった。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00077">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00077</link>
    <description> 　ディア、今晩は花のタルトを焼こうか。 　ジョバンニは花畑の管理の為に花を間引いたりも 　しているんだ。  　裏の花はみんな食べられる毒のない種類だから、 　バターで炒めてフィリングに混ぜるのと、 　焼く前に上に飾るのと、一緒に選ぼう？   [コヒはなるべく魔術ではなく人間と同じように 料理をするようにしていた。 ディアが人間に擬態したいと思った時に、 魔術を乱用しない訓練を受けている方が便利だろうと 考え...</description>
    <dc:date>2026-04-07T22:16:42+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />　ディア、今晩は花のタルトを焼こうか。<br />　ジョバンニは花畑の管理の為に花を間引いたりも<br />　しているんだ。<br /><br />　裏の花はみんな食べられる毒のない種類だから、<br />　バターで炒めてフィリングに混ぜるのと、<br />　焼く前に上に飾るのと、一緒に選ぼう？<br /><br /><br />[コヒはなるべく魔術ではなく人間と同じように<br />料理をするようにしていた。<br />ディアが人間に擬態したいと思った時に、<br />魔術を乱用しない訓練を受けている方が便利だろうと<br />考えたからだ。<br /><br />食器棚に仕舞ってある型や器具を取り出し、<br />材料はディアが出すのを見守る姿勢。<br />さあ、覚えているかしら。**]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00076">
    <title>植物学者 ジョバンニ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00076</link>
    <description> 　おっと、悪かったな。 　オレくらいデカいとチビっこに見えてんだよ。  　ディアもこの家の「あるじ」だもんな。 　靴を脱ぐのはオレには結構抵抗があるんだけど―― 　折角の機会だ、コーヒーの時間には脱いで 　お邪魔させてもらおう。   [ディアはコヒと同じ感覚なんだろうか。 オレにとっちゃ靴下なんてのはパンツと同列の、 つまりは下着なので無暗に見せたくはないんだが、 しょうがない。  今までは玄関先でもらって...</description>
    <dc:date>2026-04-07T22:15:21+09:00</dc:date>
    <dc:creator>植物学者 ジョバンニ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />　おっと、悪かったな。<br />　オレくらいデカいとチビっこに見えてんだよ。<br /><br />　ディアもこの家の「あるじ」だもんな。<br />　靴を脱ぐのはオレには結構抵抗があるんだけど――<br />　折角の機会だ、コーヒーの時間には脱いで<br />　お邪魔させてもらおう。<br /><br /><br />[ディアはコヒと同じ感覚なんだろうか。<br />オレにとっちゃ靴下なんてのはパンツと同列の、<br />つまりは下着なので無暗に見せたくはないんだが、<br />しょうがない。<br /><br />今までは玄関先でもらってた飲み物を<br />この「親子」と一緒にテーブルについて飲めるなら<br />オレの細やかな羞恥心は捨てるべきだ。<br /><br />約束をして、一度花畑に向かう為に家を出た。*]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00075">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00075</link>
    <description> 　そう。出来るよ。 　ディアはとても賢いから。   [理由に「賢い」を選んだのは、我慢した時としない時の コヒの感情の変化等を予想して、選べるという確信が あったから。  それとは別に、コヒは子ども扱いをあまり好まずに、 大人ぶる一面があると感じているので、 言い聞かせるような言い方よりは、出来ることを 信じているのだと伝える方が効果的だと判断したのもある。  続いてのジョバンニからの質問は結果的に空中分解...</description>
    <dc:date>2026-04-07T22:14:15+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />　そう。出来るよ。<br />　ディアはとても賢いから。<br /><br /><br />[理由に「賢い」を選んだのは、我慢した時としない時の<br />コヒの感情の変化等を予想して、選べるという確信が<br />あったから。<br /><br />それとは別に、コヒは子ども扱いをあまり好まずに、<br />大人ぶる一面があると感じているので、<br />言い聞かせるような言い方よりは、出来ることを<br />信じているのだと伝える方が効果的だと判断したのもある。<br /><br />続いてのジョバンニからの質問は結果的に空中分解した。<br />コヒからもフォローの回答はおきない。<br />どっちかに決めることに意義を感じるいきものなら、<br />性器を両方後付けしたりしない。<br />こだわる必要はないのだから答えなくても良い、という<br />考え方である。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00074">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00074</link>
    <description>　  [　びし、と短い指で男の足を指差すと 　 幼子はまるで家主のような顔で返事をした。　]   　　くつ、ぬぐなら、いい。   [　譲れないラインであったらしい。 　 ぷくっと頬を膨らませ、 　 幼子はコヒの足にしがみついて顔を背けた。**　]  　</description>
    <dc:date>2026-04-06T19:48:10+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />[　びし、と短い指で男の足を指差すと<br />　 幼子はまるで家主のような顔で返事をした。　]<br /><br /><br />　　くつ、ぬぐなら、いい。<br /><br /><br />[　譲れないラインであったらしい。<br />　 ぷくっと頬を膨らませ、<br />　 幼子はコヒの足にしがみついて顔を背けた。**　]<br /><br />　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00073">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00073</link>
    <description>　  　　のめる。 　　みるくいっぱい。  　　……いま、みためよりって、どういういみ？   [　今貴方は私を馬鹿にしましたか？と 　 言わんばかりの顔で幼子は男を見上げた。  　 靴を脱がない様はコヒとは逆だ。 　 こちらの許可を得ようとする男の言葉を聞き、 　 コヒからも説明が飛んでくるのを耳に入れ 　 幼子は少しの間考え込んだ。　]  　</description>
    <dc:date>2026-04-06T19:46:03+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　のめる。<br />　　みるくいっぱい。<br /><br />　　……いま、みためよりって、どういういみ？<br /><br /><br />[　今貴方は私を馬鹿にしましたか？と<br />　 言わんばかりの顔で幼子は男を見上げた。<br /><br />　 靴を脱がない様はコヒとは逆だ。<br />　 こちらの許可を得ようとする男の言葉を聞き、<br />　 コヒからも説明が飛んでくるのを耳に入れ<br />　 幼子は少しの間考え込んだ。　]<br /><br />　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00072">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00072</link>
    <description>　  　　……ばいばい、がまん？   [　ぶすっとした顔は不満をありありと表現しているが、 　 幸いなことに、幼子は文句が長引く性質ではなかった。 　 そう言われるなら仕方ない、と唇を尖らせて 　 つま先でつんつんと床を蹴る。  　 坊ちゃんか嬢ちゃんかと聞かれ答えなかったのは、 　 警戒心ではなく単に脳が追いつかなかっただけだ。 　 誰かを理解し、コヒの様子を伺い、名前を名乗る─ 　 という手順は幼子には重労働だ...</description>
    <dc:date>2026-04-06T19:45:59+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　……ばいばい、がまん？<br /><br /><br />[　ぶすっとした顔は不満をありありと表現しているが、<br />　 幸いなことに、幼子は文句が長引く性質ではなかった。<br />　 そう言われるなら仕方ない、と唇を尖らせて<br />　 つま先でつんつんと床を蹴る。<br /><br />　 坊ちゃんか嬢ちゃんかと聞かれ答えなかったのは、<br />　 警戒心ではなく単に脳が追いつかなかっただけだ。<br />　 誰かを理解し、コヒの様子を伺い、名前を名乗る─<br />　 という手順は幼子には重労働だったのである。<br /><br />　 とはいえキャパシティが追いついていたとして、<br />　 「どっちとかない」と言う他ないのだが。　]<br /><br />　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00071">
    <title>植物学者 ジョバンニ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00071</link>
    <description> 　オレは基本裏の花畑にいるよ。 　夕方帰る前にコーヒーを飲む時だけ、 　コヒとディアのウチに入れてもらってもいいか？   [掌にコーヒー豆の入った麻袋を置いて、 いつものように靴を脱がないまま扉を開ける。  後ろで、コヒが「ジョバンニは裏の花畑を綺麗にお世話 してくれてるんだよ」と説明しているのが聞こえた。*]</description>
    <dc:date>2026-04-04T22:45:34+09:00</dc:date>
    <dc:creator>植物学者 ジョバンニ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />　オレは基本裏の花畑にいるよ。<br />　夕方帰る前にコーヒーを飲む時だけ、<br />　コヒとディアのウチに入れてもらってもいいか？<br /><br /><br />[掌にコーヒー豆の入った麻袋を置いて、<br />いつものように靴を脱がないまま扉を開ける。<br /><br />後ろで、コヒが「ジョバンニは裏の花畑を綺麗にお世話<br />してくれてるんだよ」と説明しているのが聞こえた。*]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00070">
    <title>植物学者 ジョバンニ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00070</link>
    <description>  　おっ　コーヒーが飲めるのか？ 　見た目よりおませさんだな。   [バチバチに警戒してんなと思いきや、土産につられる なんて、やっぱりまだ子どもなんだな。 結局坊ちゃんか嬢ちゃんかわかんねーままだが、 名前があんならそれで呼ぶか。  <ruby>ディア<rt>親愛なる人</rt></ruby>だなんて、 オレの友達は結構ロマンチストだったらしい。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T22:45:23+09:00</dc:date>
    <dc:creator>植物学者 ジョバンニ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br /><br />　おっ　コーヒーが飲めるのか？<br />　見た目よりおませさんだな。<br /><br /><br />[バチバチに警戒してんなと思いきや、土産につられる<br />なんて、やっぱりまだ子どもなんだな。<br />結局坊ちゃんか嬢ちゃんかわかんねーままだが、<br />名前があんならそれで呼ぶか。<br /><br /><ruby>ディア<rt>親愛なる人</rt></ruby>だなんて、<br />オレの友達は結構ロマンチストだったらしい。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00069">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00069</link>
    <description>[ジョバンニは子どもからすると途方もなく大きく見えるだろう。 背が高いだけで屈強な体つきでもなければ顔も全く怖くは ないのだが、違いに敏感な子どもは瞬時に彼が「違う」と わかったらしく、わかりやすい警戒と拒否を示す。  普段はとびっきり甘やかすコヒだったが、 その態度を見ても男を追い返さなかったので、 ディアはきっとそれもショックだっただろう。 それでも挨拶の為に一歩踏み出した成長をコヒは喜んだ。]   　...</description>
    <dc:date>2026-04-04T22:45:06+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
[ジョバンニは子どもからすると途方もなく大きく見えるだろう。<br />背が高いだけで屈強な体つきでもなければ顔も全く怖くは<br />ないのだが、違いに敏感な子どもは瞬時に彼が「違う」と<br />わかったらしく、わかりやすい警戒と拒否を示す。<br /><br />普段はとびっきり甘やかすコヒだったが、<br />その態度を見ても男を追い返さなかったので、<br />ディアはきっとそれもショックだっただろう。<br />それでも挨拶の為に一歩踏み出した成長をコヒは喜んだ。]<br /><br /><br />　お名前、よく言えたね。<br />　次は「ばいばい」の我慢を覚えようか。<br /><br />　彼はわたしのはじめてのお友達だから、<br />　ディアをもっと見せびらかしたいんだ。<br /><br /><br />[とはいえ、本能的な拒否はコーヒーのように簡単に<br />薄めることはできないから、徐々に慣れてくれればと<br />思っていたのだけれど、土産が功を奏したようで、<br />説得する必要はなさそうだ。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00068">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00068</link>
    <description>  　わたしにも入れてくれるの？ 　やさしいね。ありがとう。   [表情からすると対抗心のようだったが、 存外気の強い子どものその心を刺激する心算はなく、 更に色が薄まった飲み物を飲む。  「ミルクをいっぱいいれるのが大人」という理論なら、 ディアよりも薄い色のコーヒーを飲むコヒは大人という ことになるのだけれど……そこは言わぬが花だろう。  そんな風に、たっぷりと甘やかす生活が始まった。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T22:44:37+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br /><br />　わたしにも入れてくれるの？<br />　やさしいね。ありがとう。<br /><br /><br />[表情からすると対抗心のようだったが、<br />存外気の強い子どものその心を刺激する心算はなく、<br />更に色が薄まった飲み物を飲む。<br /><br />「ミルクをいっぱいいれるのが大人」という理論なら、<br />ディアよりも薄い色のコーヒーを飲むコヒは大人という<br />ことになるのだけれど……そこは言わぬが花だろう。<br /><br />そんな風に、たっぷりと甘やかす生活が始まった。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00067">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00067</link>
    <description>[子どもの一人称は「わたし」だった。 コヒと出逢う前から星々の前でもそう称していたのか、 そう教わったのか、或いはコヒを真似たのか。  与えた名を自分に馴染ませようとしているのか、 一人称が「でぃあ」に変わる。 その様子を見て、愛し子と名付けたのは本当に正解だったと コヒは目を細めた。]   　ミルクが好き？一緒だね。 　ディアが持ちやすいようにピッチャーで出してるけど 　瓶にはまだあるからいっぱい飲んで良...</description>
    <dc:date>2026-04-04T22:44:22+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
[子どもの一人称は「わたし」だった。<br />コヒと出逢う前から星々の前でもそう称していたのか、<br />そう教わったのか、或いはコヒを真似たのか。<br /><br />与えた名を自分に馴染ませようとしているのか、<br />一人称が「でぃあ」に変わる。<br />その様子を見て、愛し子と名付けたのは本当に正解だったと<br />コヒは目を細めた。]<br /><br /><br />　ミルクが好き？一緒だね。<br />　ディアが持ちやすいようにピッチャーで出してるけど<br />　瓶にはまだあるからいっぱい飲んで良いよ。<br /><br /><br />[薄める為の言い分が可愛らしい。<br />ここまでの色をコーヒーと呼んで良いものかは<br />知らないが、コヒが咎めないのでこの場のこの飲み物は<br />コーヒーで確定する。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00066">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00066</link>
    <description>　  　　…………でぃあ。 　　ばいばい。   [　早く帰れと言わんばかりの不貞腐れた態度だった。 　 同族ではないと本能で察しているのだろう。 　 そんな子どもらしいといえばらしい無礼さも、 　 男が土産を出す気配を察せば、少しばかり薄まった。　]   　　こーひー？   [　欲しい、と身を乗り出し、男を見上げた。 　 それから可愛らしく整えられた衣服の裾から手を出して 　 ｢ください｣と言わんばかりに手のひらを広げる...</description>
    <dc:date>2026-04-04T21:59:58+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　…………でぃあ。<br />　　ばいばい。<br /><br /><br />[　早く帰れと言わんばかりの不貞腐れた態度だった。<br />　 同族ではないと本能で察しているのだろう。<br />　 そんな子どもらしいといえばらしい無礼さも、<br />　 男が土産を出す気配を察せば、少しばかり薄まった。　]<br /><br /><br />　　こーひー？<br /><br /><br />[　欲しい、と身を乗り出し、男を見上げた。<br />　 それから可愛らしく整えられた衣服の裾から手を出して<br />　 ｢ください｣と言わんばかりに手のひらを広げる。　]<br /><br /><br />　　ありあと。<br /><br /><br />[　コヒに数日で可愛がられたこの幼子は、<br />　 男の土産を自分のものだと思い込んでいる節があった。**　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00065">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00065</link>
    <description>　  [　数日後、幼子はなんだか騒がしい男を見て眉を寄せた。 　 坊ちゃんか嬢ちゃんかと自分を見てくる視線に、 　 自然と小さな体はコヒの後ろへ隠れていく。  　 これがコヒの言っていたともだち、と理解をしても 　 ちらりと自分を見やるコヒに気づいても 　 幼子はぷいっと顔を背けた。　]   　　ごあいさつ？   [　やらないといけないの？と言いたげな声色だったが、 　 渋っていても諦められるものではないと 　 幼子な...</description>
    <dc:date>2026-04-04T21:55:38+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />[　数日後、幼子はなんだか騒がしい男を見て眉を寄せた。<br />　 坊ちゃんか嬢ちゃんかと自分を見てくる視線に、<br />　 自然と小さな体はコヒの後ろへ隠れていく。<br /><br />　 これがコヒの言っていたともだち、と理解をしても<br />　 ちらりと自分を見やるコヒに気づいても<br />　 幼子はぷいっと顔を背けた。　]<br /><br /><br />　　ごあいさつ？<br /><br /><br />[　やらないといけないの？と言いたげな声色だったが、<br />　 渋っていても諦められるものではないと<br />　 幼子ながらに理解と察知はしたらしい。<br />　 じとっと男を眺め、コヒの服を皺になるほど握りしめ、<br />　 ぽて、と1歩足を踏み出した。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00064">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00064</link>
    <description>　  [　大人と言い張った割にチャイルドチェアはピッタリで、 　 世話されるのも当然のような顔で受け入れた。 　 くんくんとコーヒーの匂いを嗅ぎ、 　 苦そうな気配を察知してはミルクに手を伸ばす。　]   　　おとなはね、みるく、いれる。 　　いっぱい。   [　だばだばと有り得ない勢いでミルクを注ぎ、 　 もはやミルク味のコーヒーまで進化を遂げたところで 　 幼子は満足気に薄茶を飲み干し、おいしいと笑った。  　 向...</description>
    <dc:date>2026-04-04T21:51:47+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />[　大人と言い張った割にチャイルドチェアはピッタリで、<br />　 世話されるのも当然のような顔で受け入れた。<br />　 くんくんとコーヒーの匂いを嗅ぎ、<br />　 苦そうな気配を察知してはミルクに手を伸ばす。　]<br /><br /><br />　　おとなはね、みるく、いれる。<br />　　いっぱい。<br /><br /><br />[　だばだばと有り得ない勢いでミルクを注ぎ、<br />　 もはやミルク味のコーヒーまで進化を遂げたところで<br />　 幼子は満足気に薄茶を飲み干し、おいしいと笑った。<br /><br />　 向かい合ったコヒの方が自分よりミルクが少なければ、<br />　 負けたと思ったのか、勝手にミルクを入れ始める。<br />　 そして明らかに自分よりも甘そうな見目になったところで<br />　 ｢小さいねぇ｣と勝ち誇ったように唇を持ち上げた。*　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00063">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00063</link>
    <description>　  [　コーヒーの由来たる薀蓄手前の発言は、 　 幸か不幸か、生憎と幼子の耳には右から左だった。 　 一応は｢ふーん｣と返事をしているものの 　 明らかに海馬に刻まれている様子はない。  　 ありがとう、と礼を言われれば 　 幼子はきょとんとしてから、にこっと笑った。 　 何故礼を言われているのかはあまり分からなくても、 　 良いことをした、とは思っているらしい。　]   　　のめるもん。 　　でぃあ、おとなだから。...</description>
    <dc:date>2026-04-04T21:51:42+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />[　コーヒーの由来たる薀蓄手前の発言は、<br />　 幸か不幸か、生憎と幼子の耳には右から左だった。<br />　 一応は｢ふーん｣と返事をしているものの<br />　 明らかに海馬に刻まれている様子はない。<br /><br />　 ありがとう、と礼を言われれば<br />　 幼子はきょとんとしてから、にこっと笑った。<br />　 何故礼を言われているのかはあまり分からなくても、<br />　 良いことをした、とは思っているらしい。　]<br /><br /><br />　　のめるもん。<br />　　でぃあ、おとなだから。<br /><br /><br />[　何の根拠も無いまま無駄に胸だけを張り、<br />　 幼子はコヒが飲み物をいれてくれるのを大人しく待った。<br />　 暴れず、ぐずらず、ちんまり座ったまま<br />　 出されたコーヒーカップをきらきらと見つめる。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00062">
    <title>植物学者 ジョバンニ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00062</link>
    <description> [花が綻ぶように咲うのを見てつられて笑う。]   　俺が言った時はいらないっつってたのにな、名前。 　コヒ。 　呼びやすくて良い名前じゃねーか。   [ちょうど土産にコーヒーを持ってきたところだ。 淹れてもらおう。 子どもは飲めるか知らんが、飲めなきゃ何かはあるだろ。 ここにコヒの子どもとして暮らしているなら。**]</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:09:22+09:00</dc:date>
    <dc:creator>植物学者 ジョバンニ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />[花が綻ぶように咲うのを見てつられて笑う。]<br /><br /><br />　俺が言った時はいらないっつってたのにな、名前。<br />　コヒ。<br />　呼びやすくて良い名前じゃねーか。<br /><br /><br />[ちょうど土産にコーヒーを持ってきたところだ。<br />淹れてもらおう。<br />子どもは飲めるか知らんが、飲めなきゃ何かはあるだろ。<br />ここにコヒの子どもとして暮らしているなら。**]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00061">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00061</link>
    <description>  　産んでないし、わたしの胤でもないよ。 　でも、わたしの子だ。 　ご挨拶、できるね？  　この男がわたしの友達、ジョバンニ。   [ディアをちらりと見る。 前に話したことがあったろう？と。]   　そうそう、わたしにも名前ができたから名乗らなくては。  　「コヒ」って、これからは呼んでくれるかな。   [此方は友人に向かって。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:09:07+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br /><br />　産んでないし、わたしの胤でもないよ。<br />　でも、わたしの子だ。<br />　ご挨拶、できるね？<br /><br />　この男がわたしの友達、ジョバンニ。<br /><br /><br />[ディアをちらりと見る。<br />前に話したことがあったろう？と。]<br /><br /><br />　そうそう、わたしにも名前ができたから名乗らなくては。<br /><br />　「コヒ」って、これからは呼んでくれるかな。<br /><br /><br />[此方は友人に向かって。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00060">
    <title>植物学者 ジョバンニ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00060</link>
    <description>  　え、は？！ 　いつの間に産んだ？！ 　いや、妊娠してたらさすがにわかる、 　てことはよそでこさえた子か？！   [友人は人間じゃあないってことはとっくに察してたが、 こないだまでは確かに独り暮らしだった筈だ。 赤子って言うにはデカい、友人そっくりの子ども。]   　坊ちゃん？嬢ちゃん？？   [そんなところまで、こいつにそっくりだ。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:07:40+09:00</dc:date>
    <dc:creator>植物学者 ジョバンニ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br /><br />　え、は？！<br />　いつの間に産んだ？！<br />　いや、妊娠してたらさすがにわかる、<br />　てことはよそでこさえた子か？！<br /><br /><br />[友人は人間じゃあないってことはとっくに察してたが、<br />こないだまでは確かに独り暮らしだった筈だ。<br />赤子って言うにはデカい、友人そっくりの子ども。]<br /><br /><br />　坊ちゃん？嬢ちゃん？？<br /><br /><br />[そんなところまで、こいつにそっくりだ。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00059">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00059</link>
    <description> ――それから――  [友人が訪れたのは数日後のこと。 彼はもう迷わないように彼自身に誘導魔術の刻印を こっそり施しているので迎えに行く必要はなく、 今まで通りノックとほぼ同時に扉が開かれた。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:06:37+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br />――それから――<br /><br />[友人が訪れたのは数日後のこと。<br />彼はもう迷わないように彼自身に誘導魔術の刻印を<br />こっそり施しているので迎えに行く必要はなく、<br />今まで通りノックとほぼ同時に扉が開かれた。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00058">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00058</link>
    <description>[響きに乗せたコヒの想いを感じとったのか、 子どもの舌では少々上手く言えない「ディア」を 拒否する言葉は出なかった。  たくさん呼ぼう。 親愛を込めて。 いつか大きくなって子どもにとってのdearが現れても 別の愛称を選んでほしい。 dearは、このなんでもないありふれた夜を特別にして くれた「小さいさん」だけの大切な名前だから。]   　ほんとうに？   [苦いのを好むのかどうかは知らなかったが、 飲めないならば自分が...</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:06:25+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
[響きに乗せたコヒの想いを感じとったのか、<br />子どもの舌では少々上手く言えない「ディア」を<br />拒否する言葉は出なかった。<br /><br />たくさん呼ぼう。<br />親愛を込めて。<br />いつか大きくなって子どもにとってのdearが現れても<br />別の愛称を選んでほしい。<br />dearは、このなんでもないありふれた夜を特別にして<br />くれた「小さいさん」だけの大切な名前だから。]<br /><br /><br />　ほんとうに？<br /><br /><br />[苦いのを好むのかどうかは知らなかったが、<br />飲めないならば自分が飲めば良い。<br />それが親だとコヒは思った。<br /><br />魔道具を使って湯を沸かし、粉に注いで抽出するのは<br />人間と同じように自らの手で。<br /><br />飲みやすくする為のミルクも傍に置いて、<br />毛布を魔術で固く組み上げた簡易のチャイルドチェアに<br />ディアを座らせる。<br />向かい合って飲んだコーヒーは苦い筈なのに、<br />星をはちみつにして溶かしたように甘かった。*]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00057">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00057</link>
    <description>  　飲んだことあるの？コーヒー。 　あれを「コーヒー」と呼ぶのとは別のことばを持った 　人たちが名付けたんだけどね、「コーヒ・ヌール」。   [ヒはイに近く、「コ・イ・ヌール」とも呼ばれるが そういった蘊蓄は披露する機会もなく、子どもの口からは 縮めた「コヒ」という言葉がまろびでた。  この瞬間、由来からは離れ、魔術師は「コヒ」という 個体名を手に入れたのだった。]   　ありがとう。 　これで、友達にも自己...</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:06:08+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
<br /><br />　飲んだことあるの？コーヒー。<br />　あれを「コーヒー」と呼ぶのとは別のことばを持った<br />　人たちが名付けたんだけどね、「コーヒ・ヌール」。<br /><br /><br />[ヒはイに近く、「コ・イ・ヌール」とも呼ばれるが<br />そういった蘊蓄は披露する機会もなく、子どもの口からは<br />縮めた「コヒ」という言葉がまろびでた。<br /><br />この瞬間、由来からは離れ、魔術師は「コヒ」という<br />個体名を手に入れたのだった。]<br /><br /><br />　ありがとう。<br />　これで、友達にも自己紹介出来る。<br />　「わたしの名前はコヒだよ」って。<br /><br /><br />[親と認識できる呼称も捨てがたかったが、<br />呼ばれてみればこれが特別なのだとしっくりくる。<br />子どもが成長して発音が上手くなっても、自分は<br />「コヒ」のままでいる。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00056">
    <title>はじまりの魔術師 コヒ</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00056</link>
    <description>[鏡像を自己だと認識出来ないのに、 友達におとうさんやおかあさんと呼ばれるのが変だという 常識が備わっているのが面白い。  ふふ、と魔術師は笑った。]   　そうだね、友達に変だって思われる前に 　教えてもらって良かったよ。   [彼もきっと「変」だと衒いなく言って来る性質の人間で 率直なところは子どもと似ているかもしれなかった。  指を鳴らせば鏡は消えて、辺りは元の森に戻る。]</description>
    <dc:date>2026-04-04T20:05:49+09:00</dc:date>
    <dc:creator>はじまりの魔術師 コヒ</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
[鏡像を自己だと認識出来ないのに、<br />友達におとうさんやおかあさんと呼ばれるのが変だという<br />常識が備わっているのが面白い。<br /><br />ふふ、と魔術師は笑った。]<br /><br /><br />　そうだね、友達に変だって思われる前に<br />　教えてもらって良かったよ。<br /><br /><br />[彼もきっと「変」だと衒いなく言って来る性質の人間で<br />率直なところは子どもと似ているかもしれなかった。<br /><br />指を鳴らせば鏡は消えて、辺りは元の森に戻る。]
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00055">
    <title>ディア 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00055</link>
    <description>　　  　　のむ。こーひー。   [　飲めるわけがないのだが、幼子はしたり顔で答えた。 　 頬と頬がぴたりとくっつくと、 　 なんだかくすぐったいような、こそばゆいような、 　 訳もなく笑いだしたくなるような 　 色んな感情が、星の瞬きよりも色付いて重なった。　]   　　おあよ、コヒ。   [　おはよう、の言い方はすっかり溶けきっていたが 　 子どもは気付かないまま、嬉しそうに笑った。**　]  　　</description>
    <dc:date>2026-04-04T19:03:28+09:00</dc:date>
    <dc:creator>ディア 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　　<br /><br />　　のむ。こーひー。<br /><br /><br />[　飲めるわけがないのだが、幼子はしたり顔で答えた。<br />　 頬と頬がぴたりとくっつくと、<br />　 なんだかくすぐったいような、こそばゆいような、<br />　 訳もなく笑いだしたくなるような<br />　 色んな感情が、星の瞬きよりも色付いて重なった。　]<br /><br /><br />　　おあよ、コヒ。<br /><br /><br />[　おはよう、の言い方はすっかり溶けきっていたが<br />　 子どもは気付かないまま、嬉しそうに笑った。**　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00054">
    <title>謎の子ども 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00054</link>
    <description>　  　　でぃあ？   [　こちらは少し舌がもたついた。 　 舌を噛みそうになり、むむ、とどうにか言い直してから 　 何度も口の中で音をころころと転がしていく。  　 幼子には、まだその名前に込められた意味は分からず 　 けれど何も察せないほどに鈍くはない。 　 ふにゃっと頬をゆるめ、ココア色の頬を赤くして 　 ようやく己の名前を飲み込んだ。　]   　　ありあと、コヒ。 　　わたしのおなまえ、でぃあ。 　　よばれたら...</description>
    <dc:date>2026-04-04T19:00:01+09:00</dc:date>
    <dc:creator>謎の子ども 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　<br /><br />　　でぃあ？<br /><br /><br />[　こちらは少し舌がもたついた。<br />　 舌を噛みそうになり、むむ、とどうにか言い直してから<br />　 何度も口の中で音をころころと転がしていく。<br /><br />　 幼子には、まだその名前に込められた意味は分からず<br />　 けれど何も察せないほどに鈍くはない。<br />　 ふにゃっと頬をゆるめ、ココア色の頬を赤くして<br />　 ようやく己の名前を飲み込んだ。　]<br /><br /><br />　　ありあと、コヒ。<br />　　わたしのおなまえ、でぃあ。<br />　　よばれたら、なあに、する。<br /><br /><br />[　覚えたよ、とアピールするように胸を張って<br />　 さっきのコヒの発言をなぞらえるように返事をする。<br />　 拙い子どもの、大人ぶった真似事だった。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
  </item>
  <item rdf:about="http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00053">
    <title>謎の子ども 　　</title>
    <link>http://heteromoon.net/wolf/foam/sow.cgi?vid=320&amp;logid=SS00053</link>
    <description>　　  　　こーひー？   [　それは人間が好む飲料だ。 　 どうやら違うらしい、と目をぱちぱち瞬かせてから、 　 むうと子どもは唇を突き出して、あい、と首肯した。　]   　　コヒ。 　　こっち、よびやすい。すき。   [　幼子の菓子より甘い滑舌でも言いやすく、 　 大人の耳にもきちんとした形で聞き取れることだろう。 　 靴を脱がされる時はされるがまま、 　 終わった時、子どもはぷらぷらと足を揺らしていた。  　 二人...</description>
    <dc:date>2026-04-04T18:59:56+09:00</dc:date>
    <dc:creator>謎の子ども 　　</dc:creator>
    <content:encoded><![CDATA[
　　<br /><br />　　こーひー？<br /><br /><br />[　それは人間が好む飲料だ。<br />　 どうやら違うらしい、と目をぱちぱち瞬かせてから、<br />　 むうと子どもは唇を突き出して、あい、と首肯した。　]<br /><br /><br />　　コヒ。<br />　　こっち、よびやすい。すき。<br /><br /><br />[　幼子の菓子より甘い滑舌でも言いやすく、<br />　 大人の耳にもきちんとした形で聞き取れることだろう。<br />　 靴を脱がされる時はされるがまま、<br />　 終わった時、子どもはぷらぷらと足を揺らしていた。<br /><br />　 二人の分が並ぶと、自分の靴の小ささが際立つ。<br />　 幼子は大人ぶってコヒのものを履き直そうとしたが、<br />　 それより先に、名付けの気配に頭を上げた。　]<br /><br />　　
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    <title>謎の子ども 　　</title>
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    <description>　  [　名前とは個体名を識別する必要がある時に付与されるもの。 　 星々が囁き合うだけなら名前など個々には不要であり、 　 魔術師にも子どもにも名が無いのは必然であった。  　  鏡の中を見知らぬ他人だと思い込み、 　 攻撃していた小さい手がスっと引っ込んでいく。 　 怯えて逃げたり大人に救いを求めるのではなく、 　 自分で追い払おうとジタバタするあたり 　 幼子は存外気が強いようだった。　]   　　ともだち、よ...</description>
    <dc:date>2026-04-04T18:59:50+09:00</dc:date>
    <dc:creator>謎の子ども 　　</dc:creator>
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　<br /><br />[　名前とは個体名を識別する必要がある時に付与されるもの。<br />　 星々が囁き合うだけなら名前など個々には不要であり、<br />　 魔術師にも子どもにも名が無いのは必然であった。<br /><br />　  鏡の中を見知らぬ他人だと思い込み、<br />　 攻撃していた小さい手がスっと引っ込んでいく。<br />　 怯えて逃げたり大人に救いを求めるのではなく、<br />　 自分で追い払おうとジタバタするあたり<br />　 幼子は存外気が強いようだった。　]<br /><br /><br />　　ともだち、よぶの？　おとうさん、おかあさんって？<br />　　へん。<br />　　おなまえ、ひつよう。<br /><br /><br />[　まるで仕方の無い子どもを言い含めるような調子で、<br />　 大真面目な顔でこくりと子どもは頷いた。<br />　 どうやらアドバイスしたつもりらしい。<br />　 見目は不思議なほどに共通点の多い二人でも、<br />　 幼さゆえか、性格面は違いが見えた。　]<br /><br />　　
    ]]></content:encoded>
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