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ダーレンは、変わらない様子でいる。少なくとも、そのように見える。 (c1) 2024/02/08(Thu) 21:11:40 |
【秘】 飄乎 シヴァ → 掃除屋 ダーレン そうだよな、そうだよな。そういうことがあってやっているんだろうな。薄れゆく意識の中で聞こえた言葉に、一人納得していた。 ──起きた後、彼はあなたを避けることはないが探すこともしない。 何も変わることはなかった。裏切られたとも思っていない。会っても普通に接する気でいるし、大会の応援にだって平然と顔を出す気でいたのだった。 この時には。 (-4) 2024/02/08(Thu) 21:23:04 |
ダーレンは、流星のようなそれを、少し離れた場所で眺めていた。 (c5) 2024/02/08(Thu) 22:35:57 |
【墓】 掃除屋 ダーレン暫くその様を眺めた後、祭りの会場を見て回る。 いつものように目的なく───ではなく、自分には似合わないような華やかな装飾を求めてのこと。 幾らかは事前に用意してあるとは思うのだが、高い場所に映えるものはどうしたって目が届かないものだろうので。 「ああ…あー…よくわからねえから、華やかなもんなら何でも。 傷まない括り付け方もあるんだろ?……いや、やっぱ付けられるだけにしといてくれねえか」 「金は出すから……」 不器用だし、交渉も苦手だったものだから。すべて終えるまでは時間がかかっていたようだけれど。 雑貨屋も花屋も、複数の店を回ることとなっていた。 鮮やかな荷物を抱える男の姿は、やけに目立っていただろう。 ───服の首元からちらと見えていた痣も、ほのかに光を放っているのが見て取れるだろうし。 (+4) 2024/02/08(Thu) 23:39:41 |
ダーレンは、広場の高いところを装飾で華やかにする手伝いをしている。声援を浴びながら。 (c6) 2024/02/08(Thu) 23:46:54 |
【秘】 寡黙 エミール → 掃除屋 ダーレン貴方の痣が光る前。お触れが出る前日の夜。 一人の男……貴方をどこかで見かけた。 最初にあの少女の痣を光らせたその日から、これ以上、誰かを監視する気になれなくて目を背けていたけれど。 愛着を見出してしまったその隙が、もしかしたらあの人も。 そんな風な興味が湧いてしまって、その後ろをついていく。 「…………」 貴方が何かしようとするのなら、その意図を聞きたい。 例えそれが、痣を光らせることになったとしても。 それでも、……他人のことを知ってみたいと思ってしまったのだ。 (-28) 2024/02/09(Fri) 0:18:15 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 寡黙 エミール「おい」 ついていけば、段々人気のない場所へと向かっていく。 暫くそのまま、路地の方まで歩いていたかと思うと。 後ろを振り向いて声を掛けた。 たん、と長いモップの柄が地面にぶつけられて 軽く音を立てた。その表情には敵意などはない。 「お前、教会にいたやつだろ」 「何の用だ?」 (-29) 2024/02/09(Fri) 0:28:33 |
【秘】 寡黙 エミール → 掃除屋 ダーレン「…………!」 暗がりでよく見えてなかったが、貴方が持っていたのは長い柄のついたモップ。 仕事帰りだっただろうかと、そんな事を思っていたら急に声をかけられて立ち止まった。 特に何も考えてはいなかった。 等と言って理解してもらえるだろうか。 体の良い理由が思い当たらず、少しばかり視線を宙に向けて、唸る。 「特別用があったわけじゃない……。 ただ、この夜更けに何をしているのか、……興味が湧いて」 「その……」 コミュニケーションが基本的に不得意な男は、言葉が続かない。 (-33) 2024/02/09(Fri) 0:53:38 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 宝石集め カリナ「いい男なもんかよ」 何も気にはしない、とまではいかなかった。 やはり、バツが悪い顔は浮かべてしまうことになっただろうし。 悪い人間であることに変わりはない。エゴで、他人を不幸にしている。 けれど、それを謝りはしなかった。あなたはそれを望まないだろうと思ったから。 そしてエゴを貫いてまでかなえようとした、その願いだって。 「即物的で、他にもあったはずの大事なものを見ないふりしてるだけだ」 「自分が楽になりたいだけだ」 「あんたが思うほど、綺麗なもんじゃない」 (-36) 2024/02/09(Fri) 1:49:40 |
【墓】 掃除屋 ダーレン「手伝うって言ったのは俺だからな」 魔女らしく箒で上がってくる姿が目に入る。 赤と白のポインセチアを束ねたスワッグが、柱に提げられる。 祝福を意味する花らしい。男にはよくわからなかったが。 「は……自分のことばっかり考えてるから、天罰でも食らったんだろ」 「まあ……大魔女様の仕返しなんて恐ろしいものが回避できたことこそ、祝福であったというべきなのかもな」 祝福だなんて、それこそ受ける資格はない。 だからこそ、皮肉と自嘲交じりにそう言い返してやって。 相変わらず前向きな姿を前にすれば、まだ自分はそうなれないだろうなと思いつつ。 「そこまで言うなら…誰よりも、楽しめよ」 「誰よりもいい恰好で、いい顔で」 そこまでされたのなら、燻っている自分も前をようやく向けるような気がするから。 ここまで来てなお、我儘を言ってやるのだ。 (+7) 2024/02/09(Fri) 2:49:46 |
【秘】 掃除屋 ダーレン → 寡黙 エミール「別に」 「仕事もないし、祭りの雰囲気は肌に合わないし」 「楽しんでそうな奴にちょっかい掛けてるだけだ」 嘘ではない。 つい先ほどまでも、花の魔女に会ってきたところだった。 モップを肘に立てかけて、ぱっと手を開いて見せる。 煙草の香りがする以外には、変わったところもないのだった。 「何もなけりゃこのまま、酒でも飲みに行くつもりだけど」 「お前は尾行が趣味なのか?」 これまでもやってたのか?そんなニュアンス。 自己紹介の場にはいなかったが、テイマーであることは聞いていた。だが、それくらいなもので。 あなたの事は何も知らないのだ。 (-44) 2024/02/09(Fri) 22:40:23 |
【秘】 寡黙 エミール → 掃除屋 ダーレン「……なるほど」 確かにあまり喧騒などが好きそうには見えないが。 とはいえ、いい趣味してるなとは思う。 ……趣味。 「いや……、そんな趣味はないが。 ただ……この祭の間やることもあるからな」 その結果ストーカーまがいのことをしているわけで、疑問に思われるのは至極最もである。 「本当に酒を飲むだけなら良いがな……。 痣を光らそうとするやつもいるようだし……どういうことか、俺は知っておきたい……から、気になったものを見ておくお事にした」 (-46) 2024/02/10(Sat) 2:15:56 |
【秘】 宝石集め カリナ → 掃除屋 ダーレン「私が知ってる男より空気が読めるわ」 もしかしてと思った予想は当たっていたみたいだ。 でも追求するのはやめておこう、自分だってきっとそういう選択をした。 それに自分は、あなたに対して嫌な感情を持ちたくないのだ。 そして痣が光ってもまた同じ祭りに参加した者同士話せたら嬉しいと思っている。 「そうやって大事なものがあるって思われてる時点でその人も嬉しいに決まってるじゃん」 「楽なものには誰だって気が行く。 だから精々全部納得できるような行動をし続けることね」 「……報われて頂戴? 私は違う方法で自分の夢を叶えるわ」 全部勝手な期待。エゴの押しつけをしながら、自分の現状を納得させるように頬を叩いた。 「よし、あとはあなたから気になる事はある? 特にないっていうなら……私からは美味しいパン屋の情報を教えてこの話は終わりよ」 (-54) 2024/02/10(Sat) 20:53:00 |
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