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【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィスたた、と裸足特有の足音を鳴らしながら、誰かを探すようにかける。 どこにいるだろう。城…… いや城はなかろう流石に恐らくきっと。いやでもバトルフィールドとか景色投影できてたな怖い。 ともあれ、あなたの姿を探す。 見つければ加速、踏み込み、思い切り飛び込んでいくだろう。あなたの様子にもよるが、ドロップキックやらその辺になると思われる。 (-298) 2021/10/04(Mon) 23:52:34 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ気配に気づき振り返ったのは反撃が可能かどうかというほどに足裏が間近に迫った時だった。反射的に得物を掲げようとして、回転する思考が幾つかの問題点を挙げ始める。 ・間に合うか? ・キック程度で足を灼き落とすのは流石に問題があるのでは? ・治療費用を何度も同じ囚人に使ってたまるか ・私なんでこんな武器使ってるんだろ ・剣自体そんな便利なもんでもないのに… ・間に合わない ゴモシャ、と、鈍くもつれるようにして2人分の体重が床に叩きつけられる。青いコートがはらはらと広がり、深い湖が波打つようなドレープの輝きをつくった。 「………………何の 真似だ」 男が、なにやら呻いている。 ここは城などではなく、普通の廊下である。強いていうならばベンチと観葉植物がある。 (-302) 2021/10/05(Tue) 0:03:10 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス振り返ったあなたが、こっちをしっかり捉えてあまつさえ剣に意識まで向けたのに、何も行動を取らずにいたのを見た。 見たので、キックは空中で(間違いなく空中で、体勢を変えるのを見たはずだ)ただあなたへと飛びかかる動きへと変わった。 結果、ゴモシャ、となった割にはダメージは少なかったかもしれない。少なかったらいいな。背中とか尻は打ったかもしれないけど。 あなたの上で馬乗りになりながら、男はふふんと機嫌よさそうに笑って。 「話したくなった。ついでに遊ぼかなッてェ。せっかくだし」 なんにせよ飛びかかる必要は感じられないだろう。どこにも。 (-304) 2021/10/05(Tue) 0:09:24 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 不覊奔放 ナフ貴方がキャンディを噛んでいる間も。 その生物のが発する咀嚼音全てを聞いて尚笑顔を崩さないことに成功した。指示さえ出せば感情は感情として理解しつつ、貴方や環境に合った表情を作ることは造作もない。貴方の推測通りだ。 若葉色は一つも違和感なく、貴方を写したまま。 今の彼はちょっとおしゃべりないい子。 人形は大事に抱かれ、手櫛で髪を整えられながら彼の側にいて。 「やりたい、良かった。」 あなたの行動原理から、この笑みを偽装するのは難しいと推測した。やりたくないことをやりたいと言うプログラムはないだろうと。 即ち、この件について、貴方を信用するということ。 「じゃあナフ、楽しもう。僕も楽しみ。」 「仲良くなれるといいなあ。」 緩い、呆けた、マイペース。そんな印象を残す満面の笑みで返すのだった。 新しい友達を所望するいい子の笑顔を。 (-305) 2021/10/05(Tue) 0:14:12 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「…………蘇生もしたばかりだというのに、躾が必要か?…… ……いや、私は彼ほど簡単ではないぞ。貴様の暇潰しに傷などつけられてたまるか」 はあ、と息を吐く途中で幾つか咳き込む。受け身は取っていたとはいえ、ダメージ・ゼロとはいかない程度には速度がついていたわけだ。 とにかく。貴方も知るように、彼は貴方に苦痛を与えるためならば『何もしないことを選ぶ』のも辞さない人間である。この場もまた、そのような判断によって反撃を選ばなかったのだと、貴方なら思い至るだろうか。 「処理速度が速ければ、その分刺激も少なく感じるものか」 (-309) 2021/10/05(Tue) 0:21:56 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 気分屋 ルヴァ嗚呼、しっかりと理解できる。あなたはその立ち振る舞いを最善として選び、今問題なく運用できているのだろうと。 今よりも前のあなたと話していたからこそ、確信といっていいほどに理解した。 この男は、あなたの嫌う人間どころではなく、足りなく、不完全な、獣か化け物だ。そうとった方がきっと扱いやすい。 そして、やりたくないことをやりたいと言う選択肢は確かにない。あなたの思う通り。 「ン」 笑顔のまま頷いた。 それが、男の言う『仲良く』と一つも違わないのだろうと、推測しながら。 (-310) 2021/10/05(Tue) 0:22:04 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフきっと、どちらも溺れている。今ここで熱を分け合う互い以外に溺れようもない。互いが互いに溺れるこれを何と呼ぶのかは未だ分からぬまま。 「ん、っふ……、ぅ、」 漏れ出る声は鼻にかかっていてどこか熱に浮かされているようだった。あなたの顔が近づいたことには気を良くして喘ぎの中に笑みを混ぜ込んだ。あなたの髪が頬を撫でてもくすぐったさに意識が向かないほど、あなたに組み敷かれた男はその柘榴色に溺れている。 だから、手に遮られた口付けにもどかしさを感じ、自らそれを取り払う。それによって先程よりも啼いてしまう分に関しては今度はこちらから口付けようと。 「……はァ……っあ、ッ、は……」 笑い混じりの喘ぎには腹の底に溜まり疼く熱が滲む。あなたの視線が言葉以上に思いを伝えるものだから男もまた心地良さを覚え、女の蜜壺は既にしとどに濡れているにも関わらず奥底から蜜を零す。 あなたの指を迎え入れしっかりと咥え込んでいく内側をあなたは感じることだろう。男の呼吸に合わせ収縮を繰り返すそこは更に貪欲に快楽を求めているようにも思えるかもしれない。快楽を得たいが故にあなたの行動を阻害したくない己の意識とは反し、腰は快楽を逃しきれずに悩ましげに揺れているばかり。男の肌にはすっかり朱が差していた。 密着しているからこそ触れ合う昂りに、男の反り返っている下腹の熱が先走りをあなたに塗りたくる。熱く硬いそれはあなたが自分に欲情している証左でもあるが故に、男の秘所はきゅっと締まる。ああ、それを、私に、 「ほしい。……ナフ、お願いだ、早く、」 焦がされる。あなたに焦がされるのであれば、理性を飛ばしてしまっても構わないと思える。だから。 (-311) 2021/10/05(Tue) 0:31:30 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「だからァ、顔とか蹴らンかったじゃん。 多分そうだろーなとは思う、別にィ、簡単だったとか思ってねーけどォ」 躾けられる筋合いはない、と言わんばかり。そんなことはない。看守に飛びかかっているのである。 けれどあなたの思惑通り、それ以上なにかするほどの熱意も削がれたらしい。そしてそれはあなたの思惑通りなのだろうとも理解した。それに反発するように、あなたの上から退きはしないままなのだが。 「処理速度ォ?……かんがえたこともねーやそンなン」 (-312) 2021/10/05(Tue) 0:33:17 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「顔を蹴っていたら……前言通りの拷問を行っていただろう。貴様の判断は正しいな」 麻酔付き・視覚聴覚封印拷問。彼以外にはそんなに重くもないペナルティだろうが、彼に限ってはそれなりの脅しになる……というのも、なんだか手応えの無さに呆れてしまうけれども。 ぺち、と自分の上の男の腿を叩くが、さほど大きい抵抗はしない。彼との会話を優先させてみようかという意図だった。なにせ、躾はいつでもできる。というか、いつでも彼が歓迎することだろう。……なんだかなあ。 「貴様は常人よりも出来はいい。でなくば、『大きな犯罪』というものは犯せない。世界はそれを厭い、犯罪を起こせないような仕組みを長い間作っているのだからな。……だから貴様は暇なのだ。貴様の処理速度に適切な刺激は、常人にとっては強すぎ、そして多すぎる」 (-315) 2021/10/05(Tue) 0:43:00 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ溺れている自覚もない男は、自覚する分の脳味噌まであなたに注ぎ込んでいる。息つく暇もないこの状態を、溺れていると言わずしてなんと言うのだろうか? 答えは出ない。今はそれどころじゃないんだ。 「……かー、ァ、わ、い、」 笑い喘ぐあなたを、可愛いと評する。その言葉に嘘はないし、それ以外どう言えばいいのかもわからない。何かを可愛らしいと思ったこともないのだ、だからこれが本当にその言葉であっているかどうかも、わからない。もっともっと熱を帯びた、湧き上がる感情の気もするのだが、それも後回しだ。 今は、貰った口付けが大事。離れる前に追いかけ、軽く啄み、熱い吐息を二人分共有したがる。それすら許されるなら、熱く湿った舌があなたの唇をべろりと舐めようとするだろう。 いつもは多弁な方である筈だが、すっかりもう言葉は無くして、ただ荒い息を吐くだけの音を溢す。自身を濡らす先走りも、もうどっちのものかわかったもんじゃない。 指は性感帯ではない、と自認している。にも関わらず、包み込まれ濡らされ、腰を揺らして扱かれるのがこんなに気持ちがいいのか。あなたのより一層反応のいい場所を探そうと、緩やかに蠢かしていた指も、強請る声が聞こえれば一度ぴたりと止めて。 「………食い殺すぞお前ェ、ホント、」 久しぶりに発したあなたの名前以外の言葉は、全く余裕のないもの。 腹癒せとばかりに指をぐるりと回して中を押し広げてから、ゆっくり焦らすように抜き去った。口元へ今抜いたばかりの指を持っていき、てらてらと付着した蜜をあなたのよく見える位置で舐めとる。 それから。のんびり、とすらとれるくらいに慎重に、早る気持ちをどうにか押し込めながら、破裂しそうに思うほど昂った雄をあなたの中に沈めていくだろう。 (-318) 2021/10/05(Tue) 0:55:38 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「……なァそれホントやだ、ほんッとにやだ、顔蹴らン」 割と、無礼講始まって以来の…いや、普段からしてもかなり珍しい切実な声を上げた。本当に嫌なのだ、どっちか片方ならまだ痛覚やら視覚聴覚やらで暇を僅かには潰せるものの。 叩かれた、ということの理由を分からないではない。退けって言われているのだと理解できる。 それでもやだとその場に居座るのは、その位置があなたに一番近い位置だからである。 「………ンン、」 一旦、言われたことを噛み砕くために黙った。聞いてますよ、と示す唸り声を上げつつ。 「……一理あるかもしれン。本、たくさん読ンだけどォ、結局オモロいとこしか覚えてねェ。ここ最近で一番楽しかったンは昨日死んだときだったし」 そうして、噛み砕いてから、納得の声。 (-321) 2021/10/05(Tue) 1:05:18 |
【秘】 気分屋 ルヴァ → 不覊奔放 ナフ黄金虫と金蚉が違う生き物だと力説されても、興味がなければそこに大きく感情の違いを見いだすことはないだろう。 ルヴァ曰く。 人間は不完全だ。無意識で形作られ、アシメントリーで、計算に沿わない歪な身体を晒しながら己のことも良く知らず、己の制御もできずに暴走している。 そう認識している少年に獣との違いを説いても、扱いは変わらない。 表情が通じるだけ何をしているのか荒い推測をし、言葉が通じる分だけ、操作盤へ入力するように操作するのみ。 笑顔、首肯。 そしてその場の後は他愛も無い会話となるのだろうか。『お話のお礼』にカラフルマカロンvilを2つ取って、一つ渡した。 (-324) 2021/10/05(Tue) 1:12:00 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「……難儀なものだ。貴様の頭脳を求めてやまない人間は大勢居るだろうに」 まして、それを用いて為されたのはそれらが夢想する『なにか偉大なこと』のどれでもなく、人々の未来を奪う歴史的な犯罪だ。結果。人類は、トラヴィスをはじめとした看守は、彼の苦痛を求めて無刺激にたどり着く。持ち主さえ真っ当ならば有効に使える筈の頭脳を、ただただ苦しめる──── 「貴様にとっては、世界の動きは鈍すぎるのだろう。だから、波打つような真似を好む。自分の起こした波の反動で楽しむほか、貴様の暇を潰せるものはないのだと無意識が学んだのだ」 (-328) 2021/10/05(Tue) 1:19:00 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 気分屋 ルヴァ不完全さの大小を問わない、というならば、確かに獣だろうが人間だろうが変わりはないだろう。 そして、男は。 あなたを、これ以上ないほど、紛れもなく人間だなぁと思いながらあなたと会話している。 これまでも、きっとこれから先もだ。 他愛もない会話は、きっとお互い、何を話したかすら記憶に残らないほど。当たり障りのないもので終わったのだろう。 尚、マカロンはありがたく貰った。おいしかった。 そうして別れの言葉もなく、その場を離れていったはずだ。 (-329) 2021/10/05(Tue) 1:19:05 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「………や」 否定の一音。 「俺の脳味噌はァ、イカれてっからァ、いくら他より出来が良くても、いらンよこんなモン」 特に自重ではなく。ただ事実を述べるように、尚且つ世間話のように曰う。 「世界を知らン。見える場所にいなかった。どこにも行けねーから、それでも行けるとこに行こうと思った。行ける場所の最終地点がここだ」 「世界に俺はいらン。ここにもいらンかもしれンけどォ、罪人いなくなったらアンタらの仕事もなくなンだろ?だから、ちょっとくらい俺も混ぜて」 (-331) 2021/10/05(Tue) 1:28:06 |
【独】 不覊奔放 ナフ「……どーいう意味だ…?」 通信機から聞こえてくるアンタレスの言葉に一瞬。 「………魔女か?」 無礼講を楽しむなら。生き返らせゲームに復帰させるという唯一の手段を持つ魔女は、序盤に死ぬべきではないだろうから。 真偽はともかく、男はそう考えた。 (-335) 2021/10/05(Tue) 1:40:03 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「折角だから、」 聞こえた声は、通信機越しではなく、恐らくあなたのすぐ後ろ。 じ、と見据えながら、一歩、二歩と近付いて。 「ちょっとだけ推測はしてるン。だからァ、教えて。なンならちょっとした取引の気分で俺ェ、今話しかけてる」 いつも人にべたべたと超至近距離で近寄る男だが、……まぁ恐らく平均より近くはあるが。 腕一本分ほどの距離を空けて、足を止めた。 (-337) 2021/10/05(Tue) 1:51:56 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 不覊奔放 ナフ「...ふむ、いいだろう。」 通信機からの声ではなくすぐそばより聞こえるならば、すぐにそちらに視線を向ける。 貴方の取引に関してはまだ、理解していないが。 「だがしかし折角だ、推測に関して教えてくれ。 それから理由を教えてやろう。」 あくまで上からに、その距離感にたじろぐ様子もなくそう告げる。 断るならばそれはそれで、理由を話し始めるだろう。 (-340) 2021/10/05(Tue) 1:59:15 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「貴様がどう思うかは、この際問題にならない。世界は君を必要としただろう。ただ、『必要とした形が違った』し、貴様もそれは呑めなかった。時代が違えば、あるいは貴様は英雄であったかもしれんが……」 それは叶わなかった。 現代においては、彼は犯罪者という形になるしかなかったのだろう。彼の『暇』は、彼にとってもだが、社会にとってもまた悲劇ではあったのだ。 「別にこの仕事が無かったとしても私の行くべき場所はどこにでもあるものだがな。 拷問官 というのは、裏にも表にも引く手数多だ」とはいえ。 混ぜて、と、殊勝に願うのならば、それなりの餌をやらないわけにもいかない。これは無礼講なのだから。 故に彼は、一つの波紋を投げ入れた。 (-342) 2021/10/05(Tue) 2:07:31 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「………ンン…」 男は、あからさまに困った顔をした。とはいえちょっと眉根が寄ったくらいなのだが。 「言ったら、俺ンやつ、全部バレる……から、教えてもいーなッてェ思ってるアンタから、言って欲しい」 そして、付け加える。 「推測が正しいかはァ、正直自信ない。けどォ、アンタの話聞いて、もし面白そーだったらァ…、ゲームとして、俺と情報共有して遊ばン?て言いにきたン」 (-345) 2021/10/05(Tue) 2:12:48 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 不覊奔放 ナフ貴方の言葉を全て聞き終えてから少し考える素振り。 とはいえ、既に数人が知っている状態。 隠す理由もなく、またああした発言を残す以上は。 「...これが何だか、わかるかい?」 腰にぶら下げた小さなポーチより小瓶を 2つ 取り出す。それはまだ空っぽで、手の中で揺らせばガラスのぶつかる音が鳴るだけだ。 「ただ教えるだけではつまらない。 君の思うままに、これが何で何のために使われるか。」 それを私に、告げてみてくれ。 (-347) 2021/10/05(Tue) 2:20:29 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 墓守 トラヴィス「宗教が違えば、俺も求められたかもしれンて思う」 自分の意思は関係ない。あくまで客観的…ではあるが、随分と思考が偏っているらしい、との自覚くらいはある。 「拷問官、」 あなたの思惑通り、その一言は胸中を揺らした。 聞いてますよ、のポーズである唸り声もあげることを忘れ、暫し黙り込む。 「………無期懲役ッてェ、減らせたりすンの?」 そんなことを聞いた。何になれる可能性があっても、囚人ではどうしようもなさそうだから。 (-348) 2021/10/05(Tue) 2:21:32 |
【秘】 環境破壊 イクリール → 不覊奔放 ナフ「そうそう、リクエストは助かる」 リクエストではない。 とりあえず注文は聞き届けたようだ。あとは気分と、先行き次第。 (-349) 2021/10/05(Tue) 2:24:57 |
【秘】 知情意 アマノ → 不覊奔放 ナフ情事において己に投げかけられる「可愛い」はいつも嘲りを含んでいた。浅ましい己を煽り情けない己を笑うものであった。 それ故に、あなたから告げられるその言葉に宿る熱を受けて胸中を何かが駆け巡ったことに一瞬理解が追い付かない。遅れてそれが多幸感であることに気付き、常の男とは掛け離れた恍惚に近しい微笑みを浮かべた。 そう遠く離れることのなかった唇は再度合わさることだろう。共有し合う吐息のなんと熱く情に塗れていることか。しかしその自覚でまた気持ち良くてたまらなくなる。どこまでも高められていきそうな快楽の中であなたの舌に舐め取られた唇はすぐさま喘ぎの中でまたあなたを呼んだ。 あなたを呼び、求める声が止まらない。普段寡黙で淡々とした男は今、あなたの下で色付きシーツの海と柘榴色に溺れて、荒い吐息が肌を掠めることにすら快楽を拾っている。きっとあなたはこの男の一層感じる場所を探り当てただろうし、快楽に身悶える指があなたの背でもがいたこともわかっただろう。あなたの余裕のない言葉だって心地良い男は笑う。 「ひとかけらだけ、残して……くれたら、っあ、あ……!」 この船において全く冗談になり得ない言葉だって紡げてしまうのに、言い切る前に押し広げられる感覚に大きく喘ぐこととなった。非難するように、あるいは期待するように見上げたあなたが舐め取るものが何であるかを理解しているが故に蜜壺は空白を埋めるものを求め蠢いた。 タマキ・アマノという雌はあなたという雄を求めていた。 「……っぁ、は、あ……っ、んぁ……! ……ナフ、あ、っつ、」 だから、迎え入れた雄を下腹はそれは嬉しそうに迎え入れたことだろう。内壁の襞のひとつひとつまでもがあなたを雄を抱擁した。 (-350) 2021/10/05(Tue) 2:25:35 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 中堅看守 アンタレス「わかる」 即答した。瓶が空である確認をする間もなく、それが瓶であると認識するよりも早く。 あなたが手に持っているものが二つであると分かった瞬間に、 男は答えた。「アンタ、魔女だ。それらは殺すために、また、生き返らせ…ゲームに復帰させるために使われる」 普段の間延びした口調が、淡々と言い切りの形になる。それくらい確信をもって…予想していたものをそのまま口に出した。 (-351) 2021/10/05(Tue) 2:25:36 |
【秘】 中堅看守 アンタレス → 不覊奔放 ナフ「...良い子だ。」 理解が早くて助かるというように愉しげに口角を上げ、貴方の瞳をじっと覗き込むように見つめて。 「わざわざああした発言をするわけだ。 そうした早い理解をくれることは助かるよ。」 再度小瓶を揺らし、小さくガラス音を響かせてから問いかける。 「その上で君はどういった取引をしたいんだ?」 (-353) 2021/10/05(Tue) 2:34:27 |
【秘】 墓守 トラヴィス → 不覊奔放 ナフ「あるいは、貴様にやや劣る程度の、しかし貴様の運用が可能な上司が見つけられれば。また、違った形があったのかもしれないが…… ひとところの同時代に、貴様と同じ程度の頭脳が生まれるというのは、……なかなか。望むべくもない確率だ」 犯罪者を語る上で、『親さえ』とよく謳われるのは、それなのだ。それを上手く運用できる上司。人生に関わるもの。 だが、目的を果たすのならば親である必要はない。人生をかけて頭が上がらない相手が『親』であるのが理想的、というだけで、そのような相手が他にいれば。 「……ある程度の利益をあげれば、無期懲役の撤回は可能ではある。金銭的にというよりは、社会や人類に有益なもの。今の貴様は社会悪だ。だが何らかの形で『人類に有用である』と示せれば、条件付きで自由を与えられるだろう」 同時代に、偶然に、生まれることは望めなくとも。 長い間。 牢獄で彼が燻っている間。 彼の『親』となり得る存在が、どこかで生まれている可能性はそう低くないと、トラヴィスは考えている。 (-357) 2021/10/05(Tue) 2:44:10 |
【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノあなたを嘲ることなど、一度たりともあるものか。恍惚のような笑みが網膜に焼きつく。雷に打たれたように痺れ熱を発する脳味噌が、また可愛らしいと感想を叩き出す。口にする余裕はなくとも、視線が、柘榴色が訴えている。 名前を呼ばれるたびに身体の芯まで感電したような心地になる。ゾクゾクと腰は震え、それだけで先走りの量が増えるほど。 きっと今まで…71年間全てで名を呼ばれた回数を、今のあなたが楽々超えてしまっていた。嬉しい。強く浮つく胸中が、これは嬉しいのだと強烈に訴えてくる。 もっと欲しい、もっと、たくさん、あなたが欲しい。背でもがく指がその皮膚を裂いてくれないかなんて思う。かといってそれは口に出さず、精々もっと抱き締めるようにと手を再誘導するくらいではあるのだが。 「生き返るまで待てン」 あなたが生き返るまでの間、退屈で死んでしまう。笑いながら更に冗談を返した。あなたが、押し入られる感覚で聞き逃してくれても構わないなんて思いながら。 なぜそんな事を思うのかはわからないが。 「……ッく、ァ、」 柔らかく抱擁してくる内壁の快楽と言ったら。堪らずあなたの頭を掻き抱くかのように力を込める。気を抜いたらすぐにもっていかれてしまいそうだった。 どくどくと脈打つ雄が、あなたの雌をゆっくりと侵略していく。全て収め切って、最奥をツン、と突くことが叶えば、一度動きを止めて大きく息を吐いた。 「……ッふ、ふふ……な、入っちまった、ァ」 嬉しげに、機嫌良さそうに笑いながら、ほんの少し腰を揺らす。 存在を示すように。 (-359) 2021/10/05(Tue) 2:50:57 |
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