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リーディエは、「………………え、?」 (a0) 2022/07/20(Wed) 22:56:13 |
【人】 命灯癒光 リーディエ何が起きているのか、直ぐに理解することなど出来ず。 大きな声と、大きな音。 転がり落ちたものを瞳に映した瞬間。 「クロ………………!!!」 震える声で、 泣きそうな声で、 彼の名を呼んだ。きっと端にいたから近くではなくて。 縺れる足で2人の元へと駆け出して。 (1) 2022/07/20(Wed) 23:07:06 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエーー名前を呼ばれた。 それが分かれば、なんとか、君に見える位置で手のひらを君に向けた。 来るなよ、危ないから。 庇ってるって思われるよ。 声を出す余裕まではなかったけど。 (-8) 2022/07/20(Wed) 23:13:13 |
リーディエは、止まらない。何度か転けそうになりながらも足を止めようとしない。 (a2) 2022/07/20(Wed) 23:23:06 |
リーディエは、どうして、…どうして。どうしてどうしてどうして……!!! (a3) 2022/07/20(Wed) 23:24:12 |
【人】 命灯癒光 リーディエ (5) 2022/07/20(Wed) 23:27:29 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオクロじゃない……。 クロじゃない、 クロじゃない!!! 私は、私は!!昨日のクロを嘘だと思えないのに……!! 優しいクロを、知っているのに……。 どうして無力なの。……誰も救えないなら。 こんな力、ただの呪いでしかない……。 クロ……いかないで、 (-14) 2022/07/20(Wed) 23:34:35 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ……君がそう思ってくれるなら、クローディオは少しくらいは救われたかもしれない。 自分じゃないって説明すらできない。 何もしてなくても疑われる。 分かってるよ、俺って怪しいよな。 一人でいることが多くて、力も強くて、動揺は表には出づらい。 疑われるのも仕方ない。 ーーークローディオが少しだけ笑う様子が見えるかもしれない。 自嘲と、……寂しさで。 それもあと少しで消えるだろう。 (-15) 2022/07/20(Wed) 23:44:48 |
【人】 命灯癒光 リーディエ零れ落ちる結晶は、命の色をしている。 今なら取り返しがつく。私なら、取り戻せる。 それなのに、……どうして邪魔をするの………。 貴方達可笑しいわ。決めつけばかりで、 「…………どうして、知らないままに」 誰かを傷付けることが出来るの? 震える吐息を零して。 「 ……許さないわ、 」──…タンジー(>>7)へと掴みかかる。 「許さないわ、タンジー…………!」 ぽろぽろと零れ落ちる涙が視界を滲ませて。 許さないわ、……救えない私を。許せない……。 (8) 2022/07/20(Wed) 23:58:06 |
リーディエは、タンジーに触れた瞬間。 (a5) 2022/07/20(Wed) 23:59:59 |
リーディエは、小さな煌めきが周囲に舞う。 (a6) 2022/07/21(Thu) 0:00:45 |
リーディエは、………それは、誰かを傷つけるものではない。 (a7) 2022/07/21(Thu) 0:01:42 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジーリディが触れる間、癒しの効果が流れ込むかもしれない。 それは気力や体力。怪我等も治すもの。 布越しでさえも、上手く制御は出来なくて。 少しの接触でさえ、送り込んでしまうから。 だから誰にも触れないように。 触れたくても、触れられない。 だってそれは。………………それは、 (-24) 2022/07/21(Thu) 0:13:19 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>9 タンジー 掴み返され、振り払う……ことはせず。 いつもであれば、こちらから拒むのに。 「 その誰かがクロだと 、何故決めつけるの …!!」リディは信じるなどと、口にしていない。 誰かを庇っているとしても、それが彼だとどうして思うのか。 仮にユングフラウがクロについて口にしたのだとすれば。 「…………私は、クロを……信じているわ………っ」 苦しげに歪むタンジーの表情は、涙で見えない。 力で敵うはずもないから、この身は突き飛ばされ床に打ち付けて。 ふらつく体では立て直すことも出来なくて。 もう一度響くであろう大きな音に、嘆きの声をあげるのだろう。 (11) 2022/07/21(Thu) 0:44:12 |
【秘】 包帯 タンジー → 命灯癒光 リーディエ癒しの力は、何処までの効果を表すのだろうか。 貴方のことを振り払うために思い切り掴んで、更には突き飛ばしてまったから。間違いなく、体には影響が現れる。 服の下に隠れている、自分で作った傷を治す程度のものであれば良いのだが。 予想できぬ効果が出るのなら、この場で解ってしまうのだろう。 (-36) 2022/07/21(Thu) 0:46:41 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ突き飛ばされ、視界を滲ませる涙も零れ落ちて。 体を床に打ち付けた際に袖で目元を拭い、貴方に視線を向ける。 クロ、クロ。違う、貴方は違う。違います。 証明は出来ない。それでも、私は感じている。 この考えが間違いではないと、本当にそう思うのです。 仕方なくなんてないの。……そんなこと、 貴方の笑みが見えたなら、指先をそちらへと伸ばして。 その笑みに含む感情を僅かながらに理解出来たから。 救えなくて、ごめんなさい。 (-39) 2022/07/21(Thu) 0:51:49 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジー制御不可能な力であるからこそ、その効果に振れ幅は存在する。 小さな力であれば気力を回復し。 もう少しともなれば体力を。 更に行けば怪我を。その次は病を和らげ。 もっと、もっと。リディが倒れてしまうほどに強い力であれば。 ──死の間際であろうとも、上手くいけば。 ただ、今貴方に送られた効果は傷を治す程度のものだろう。 白い肌は更に白く……を気づけたかどうか。 だから気づくのは後になるかもしれない。 貴方の思うままに、効果を得たっていい。 (-42) 2022/07/21(Thu) 1:00:45 |
リーディエは、三度目の音の後。床を這いずるようにしてクローディオの元に向かう。 (a9) 2022/07/21(Thu) 1:02:06 |
リーディエは、「クロ、…クロ。クロ、クロクロ……いや、嫌です。どうして、」 (a10) 2022/07/21(Thu) 1:02:47 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエあぁ、その手は届かない。伸ばそうとも思わなかった。 もし次があったとき、君の番になるのは御免だから。 いいよ、捨て置いていいよ。 生きてくひとが、生きればいいよ。 せめて信じてくれた君が、健やかに生きることを願う。 伝えられや、しないけど。 (-44) 2022/07/21(Thu) 1:03:58 |
リーディエは、いつかに伸ばした指先を。 (a12) 2022/07/21(Thu) 1:44:06 |
リーディエは、………下ろした。 (a13) 2022/07/21(Thu) 1:44:19 |
【人】 命灯癒光 リーディエ床を這いずるリディは、4度目の狂気がクロを襲う頃。 ──…その動きを止めた。 「 あ、 あ ぁ、あ…………ああ 、あ ………………」ガリガリと床を引っ掻いて、小さな悲鳴を零す。 守りたいと願った結末が、 「………………皆、……、卑怯です…………ッ」 止められない私も。静止をしない人も。 決めつけて行動して、止まらない人たちも。 こんな、 「謝るなら、……クロを………………」 泣くのも、恐怖するのも。 「…………貴方達は、…… 許されない 」許されるべきではない。きっと、覚悟をしていたのでしょう。 覚悟をした上で、誰かに刃を向けたのでしょう。 そうでなくては……クロが、 死ぬ意味は、何……? (18) 2022/07/21(Thu) 2:25:46 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ「んふ」 開けられたことが嬉しくて、それだけで声が漏れる。 そうしては先に箒を持って床を履いて行く。棚の下やベッドの下も箒で掃いていく。 「ん〜ん〜」 少年はおのずから言葉を話すことはできない。あなたの話を聞くことはできるが。 (-59) 2022/07/21(Thu) 2:30:22 |
リーディエは、「モノ、待って………」 (a18) 2022/07/21(Thu) 2:48:57 |
リーディエは、また這いずるように床を移動して。 (a19) 2022/07/21(Thu) 2:50:10 |
リーディエは、「待って、ください…………………」 (a20) 2022/07/21(Thu) 2:50:25 |
リーディエは、結晶に両手を伸ばした。 (a21) 2022/07/21(Thu) 2:50:50 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* お返事ありがとうございますですわ〜!! 生きていたらそのタイミングにしたいなと更新後の返事を決めましたが、えぇ……生きている間でのご対応願えるかしら………… 時間は巻き戻すものよ…………戻れ………………戻していいかしら………………? 問題があれば 一方的に 後の話を送り付けるわ!お手隙の際にご確認とお返事をいただけると嬉しいのよ…… 48本の撫子flower (-60) 2022/07/21(Thu) 2:53:15 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ/* お返事ありがとうございますですわ〜!! 確認できた時間が更新間際だったのもあり更新結果を見て行動しようと思っていましたので遅くなり申し訳ございませんわ……! もし可能であればクローディオの処刑後以降での訪問をしても宜しくて……? 問題があればワルゴちゃんの都合のいいタイミングを狙いたいわ! お手隙の際にご確認とお返事をいただけると喜びますの …… 43本のロベリアflower (-62) 2022/07/21(Thu) 2:54:15 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノル「……だからこそ、」 壊れる前に、手を伸ばそうと。 したところで、意味はなかった。 結局残せるものなんて、 「あら……私も、ですか。どうしましょうか…………旅を止める同じ箱庭の住人か、あるいは手伝いをする妖精か」 お似合いなのは前者かもしれない。 叶わない約束を、未来への希望に。 「………………秋にも、」 ユンの考えた企画がある。楽しいことはまだまだ沢山。 「ねぇ、ノル。…………楽しみですね」 (-63) 2022/07/21(Thu) 2:57:32 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ「……ふふ、調子がいいですね」 なんてふざけるような言葉を返すが、笑みは柔らかなもので。 「そう、ですね。……えぇ」 だからこそリディは、 (皆と話をしたかった……) 大好きで、仲良しでいて欲しいのは同じ。……同じだった。 崩れてしまう前に、掬いたかった。 「あら、いつだってモノはしっかりしてます。 ……言葉はわからずとも、そう感じますから」 貴方だけが知るあの子の本音。 いつか知れる日は来るだろうか。 ……きっと、来ない。 (-64) 2022/07/21(Thu) 2:58:11 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ「……どうでしょうか」 こればかりは、否定も肯定も出来ず。 貴方の言葉に僅かに頷いて、薄れた素っ気なさに何だか胸がくすぐられるような気持ちに。 「…………出来ることなら、」 知れるといいなと、そう思うのです。 分かり合えないと刃を向け合うよりも。 分かり合えるかもしれないと、手を取りたい。 そうありたかったんです。……本当に。 指摘されてようやく、自身の手に視線を落とし込めた力を緩めた。 痛みは多少なりともあるが 貴方が死ぬよりも優しい痛みだ。 (-65) 2022/07/21(Thu) 3:00:04 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>21 モノ 渡された赤を両手に乗せ、強く握りしめる。 泣く権利がないのは、きっとリディ自身。 それなのに、涙が止まらなくて。 力のせいで不自由な体が腹立たしくて。 「 ありがとう、ございます……………… 」震える声で告げたお礼は、酷く弱々しいものだった。 逃げるように去っていくノル(>>22)の姿は、見えなかった。 言葉はきっともう、 届かない。 (23) 2022/07/21(Thu) 3:05:48 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー無理をしているのは、私よりも。 貴方が考えをめぐらせる間、リディは待っていた。 静かに、その考えを遮ることなく。 部屋に促されれば、「お邪魔します」の声をひとつ。 それから、足を踏み入れ 奥へと進む。 その間、両手は胸の前に組まれていたことだろう。 「……あの、ですね。大した話では、ないのですけど」 と、視線が絡み合う前に言い訳のように呟いて。 「………………ベリー兄様は、どう思いますか」 遠慮するような。それでいて、はっきりとした調子で。 貴方へと問いかけた。笑みを浮かべたままに。 (-66) 2022/07/21(Thu) 3:07:19 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ嬉しそうな様子は理解出来た。 言葉は分からずとも、それだけは。 さくさくと進む掃除の様子を眺めながら、机の上のノートを閉じて。 「…………ねぇ、モノ」 柔らかな声で貴方の名を呼んだ。 話せないことは理解しているが、言葉を理解出来ることもまた、知っているから。 (-67) 2022/07/21(Thu) 3:07:50 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ「うん?」 ちゃんとあなたの言葉に振り返る。 この平穏な空間が心地良い。 どこか掃除したいところあるかな?といつも聞くように首を傾げて。 (-70) 2022/07/21(Thu) 3:36:36 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ「……出来ることなら、か。 俺も、出来ることなら知りたいと思うよ。 知ったら、対処も思いつくかもしれないからさ」 どこまでも現実的。どこまでも効率的。 それでも、これは思いやりと呼べるようなものだろう。きっと。 それを向けることすら叶わなかったけれど。 指を組むのが緩んだのを確認して、一度頷いた。 気を付けなよ、なんて付け足して。 その頃には素っ気なさは戻ってしまうのだけど。 そんなことを、話したのだ。 だからクローディオも、君のことは疑ってなかった。 (-71) 2022/07/21(Thu) 3:37:07 |
【秘】 鳥籠 ワルゴ → 命灯癒光 リーディエ/* もちろん!いつでも大丈夫ですわ〜!!! クローディオくんの処刑後はその事実も知らないまま お部屋に籠っておりましてよ! いつでもおいでになってくださいまし! PLが夜に居れたり居れなかったりする関係で お返事遅くなっちゃうけど許して頂戴! (-74) 2022/07/21(Thu) 6:17:43 |
リーディエは、重い体をようやく起こし、僅かにふらつきながらも立ち上がる。 (a23) 2022/07/21(Thu) 10:49:14 |
リーディエは、枯れた涙のあとを拭い、クローディオを見下ろしている。 (a24) 2022/07/21(Thu) 10:50:48 |
【人】 命灯癒光 リーディエクローディオを見つめる視線はいまだに逸らされず。 ユングフラウ(>>26)を映しているようで、そうでないような。 「都合が、いい。…こんな時は動けるんですね」 どうせ思考は届く。だからこそ呟くように声にして。 「ユンが誰かのためになんて言って、クロに狂気を向けて。 そのくせ、逃げるようにユンをおいてどこかへ行く」 言葉を止めない。止まらない。例え何を言われようとも。 感情が溢れて 止められない 。結晶を握りこんだまま徐々に握る力は増し。 絶望と嘆きと、 「………… 秋は来ないわ 」吐き捨てるように告げた後、何処かへ向けて歩き出した。 体を引き摺るようにあるから、歩く速度は決して速くないが。 庭へと向かおうとしていると、気づけるものもいるかもしれない。 (27) 2022/07/21(Thu) 12:50:53 |
リーディエは、壁伝いに廊下を歩く。…考えていることが必要となるかは、分からない。 (a27) 2022/07/21(Thu) 12:53:36 |
【独】 命灯癒光 リーディエ……痛い、体が 酷く 力を使うといつもこう。 主を食い殺そうとするような。 それでも。 止められなかった。 私の命に代えても、クロを救いたかった。 私よりもきっと、生きるべき存在だから。 それはクロだけではなくて……私以外の、 (-78) 2022/07/21(Thu) 13:04:24 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔 ▙ ▜▓▗ _ えへへ……〕貴方のやわらかな笑顔に引かれるようにして、張り詰めていた表情が少し緩む。 きっと、そんな風に笑い合えた、最後の時間。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 言葉もね、少しずつだけど、覚えて上手になってるから。そのうち、リディとワルゴと三人で、女の子同士の話で華が咲く日も……来たりしてね?〕 〔⿻▫__ リディがキャッキャウフフなのは……あんまり想像できないなぁ。〕 くすくす、とは声が出ないのだけど。 ワルゴとモノはともかく、物静かな貴方も混ざれば案外賑やかになれるのかな、なんて想像して。 そんな未来が、守りたくて。 そんな未来は、守れなかった。 (-80) 2022/07/21(Thu) 15:08:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ振り返る貴方に微笑みかける。 その笑顔に含まれるものが何か、明確な答えは告げず。 「……私ね、ここにいる皆が好きです」 それはきっと、他の子達も同じ。 「『お父様』も……主様も、」 好きでした。 目を伏せ、何かを思うように僅かに黙し。 「…………少しだけ、触れてもいいですか?」 それは、ここへ来て初めて貴方へお願いするかもしれない。 誰かに触れることを避け、触れられることも避けていたから。 今までは耐えていたのに、今は凄く苦しくて。 壊れてしまう前に、温もりを欲しがった。 (-83) 2022/07/21(Thu) 19:08:19 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ現実的で効率的。それこそが貴方の素敵なところ。 リディはそんな貴方が好きだった。大切だった。 …その言葉に含まれる他の意味も含めて。 間違いなく思いやりと呼べるものだ。絶対に。 「……えぇ、」 気をつけるようにします。と最後までは言わずにいたが。 ここへ来て取り繕うことなく、本当の意味で微笑んだ。 それから、…それから。 「ねぇ、クロ。……ひとつだけ、お願いをしてもいいですか?」 普段はあまり我儘を言わないリディからの、貴方への。 全てが壊れてしまう前に、欲しがったのは……。 (-84) 2022/07/21(Thu) 19:14:18 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴクローディオが物言わぬ死体となり、暫く後の事。 もしかすると既にフィラメントもそうである頃。 リディは貴方の部屋を訪ね、コンコンコン、と3度のノック。 今の状況では誰かわからないことは警戒を得るかもしれないと。 「ワルゴ、いますか?」と、問いかけもひとつ。 その声はいつも通りのようで、そうではなくて。 扉を開けば、土で汚れたリディがドアから少し離れた場所で立っていることだろう。 断りがあるまでは、一定の距離を保ち続けるつもりだ。 /* ありがとうございますですわ〜!それではよろしくお願致します! お返事はPL様のお手隙の時で!無理はなさらず!! (-85) 2022/07/21(Thu) 19:21:33 |
【秘】 鳥籠 ワルゴ → 命灯癒光 リーディエワルゴは部屋に居て、ノックの音に振り向いてか 扉越しにもカシャンという金属の揺れる音が聴こえる。 すぐに返事が無いのは、誰なのかと警戒をして。 「………」 暫くの沈黙の後、小さな足音 扉の前に来たのだろうが、開かないまま。 「誰?」 警戒と疑心の篭った少女の声は、扉越し。 (-86) 2022/07/21(Thu) 19:38:31 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ貴方の表情の和らぎにほっと息をひとつ吐き出した。 心配だったの。私以上に動揺していた貴方が。 「えぇ、えぇ……そうですね。いつか、いつの日か。 ……そんな日が来ればいいなと、そう思います」 キャッキャウフフは、どうだろう。 話の内容によるかもしれないなんて。 その時はきっと、皆が驚くのでしょうね。 その想像が本物になる日も 未来に有り得た、はずだった。 いつの間にか暗い雰囲気は僅かながらも緩やかになり。 貴方と話す時間を心から楽しんで。 ──この日は、そうして過ごしたのだろう。 全てが壊れてしまうことを、知らずに笑って。 (-87) 2022/07/21(Thu) 19:44:55 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ君がちゃんと微笑んだことに少し安心した。 肩の力が抜けたようにも見えたかもしれない。 クローディオはあんまり自分のことを気にしてない。 だから、他人にどう見えようが素っ気なかったし、みんながいいならそれでいいかなって思ってる。 思ってた。 「お願い?何」 だから、滅多に我儘言わない君のお願いにも、二つ返事。 出来ることしか自分には出来ないから、一旦は確認する姿勢ではあるけど。 (-88) 2022/07/21(Thu) 19:46:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ──そして、現在。リディの表情に笑みはない。(>>28) ただひとつの目的のために、重い体を動かし続けている。 貴方には伝わるはずだ。悲しみや怒りの中に痛みがあること。 それは心だけでなく、不自然に引き摺るようにある体も。 貴方が俯き、黙り、謝罪を零していたことへの反応も返さず。 でもきっと、伝わってしまう。分かっている。 誰のための謝罪なの? 責めるように呟くのではなく、本当にただの疑問のように。 謝ったところで今は覆らない。 意味の無い言葉。 移動の間。何も話さないようであれば、暫くして庭へと辿り着く。 視線は……そこにあるであろうスコップに。 見つけることが叶えばまた歩きだし、その道具を手にするだろう。 大きなスコップは多分きっと、リディには似合わないけれど。 (-89) 2022/07/21(Thu) 19:47:13 |
【秘】 手探り ノル → 命灯癒光 リーディエ「……妖精さんにしたら?箱庭の人よりセリフ多いよ」 まずおすすめの理由は適当なんだけど。 「あと、落ち着いたキャラじゃないから面白そう」 読む様子が面白そう。明るめのキャラだよね。 そして頷き。 「ね。楽しみ。どんな感じにできるかな?また相談、しないと」 このときは確かに楽しみにしていた。 本当にできたらいいなって思っていたら、自然とにこにこできる。 その未来には手が届かないこと、忘れていられるの。 (-90) 2022/07/21(Thu) 19:56:37 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ警戒しているであろうことは理解出来た。 だから、足音が聞こえるまで静かに待ち続け。 扉の近くから声がすれば、少し迷うように近付いた。 「リディ……リーディエ、です。 ……扉は、開けずとも構いません」 ゆったりとしたペースで名を告げ。 「………クロ、クローディオが……亡くなりました」 ひとつの事実を、貴方に送る。 扉越しであることに僅かな安心を得た。 歪む表情を見られずに済んだから。 (-92) 2022/07/21(Thu) 20:34:16 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオその安心を僅かなりとも理解出来たならきっと。 きっと、リディはその笑みを深くする。 貴方のことも、心配でしたから。 貴方がそうであることは皆が理解していたはずだ。 それでも、だからこそ……なんて、言いたくない。 ユンに向ける優しさを、どうしてクロには。 どうして、……嘆いたところで、もう。意味は無い。 「……少しだけ、触れてもいいですか?」 人との接触を拒んでいたリディからの、ひとつの我儘。 それは、貴方に触れること。 消えた命を見た。だからこそ、全てが壊れ行く前に。 …後悔を、しないように。 (-93) 2022/07/21(Thu) 20:45:37 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノル「…ふふ、それではそうしましょうか」 適当な理由でも貴方が選ぶならとその提案に乗る。 陽気な妖精の感情を掴むのは難しそうだ。 練習をすれば上手くやれる……といいが。 貴方の頷きに、自然と緩やかな笑みが浮かぶ。 「沢山相談しましょう。…いい思い出になるように」 今の状況では都合のいい夢のような未来だとしても。 信じていた、またやり直せると。 欠けた歯車を戻す方法なんて、そんなものがある訳ないのに。 (-95) 2022/07/21(Thu) 20:58:56 |
【秘】 包帯 タンジー → 命灯癒光 リーディエ「……僕も。みんなと一緒で、楽しかった。 ずっと、そうだったら……良かったな。 」全て過去形、もう戻れない。 だって、ここに居る子たちの中に、『許せない事』をした子が居ると思ってしまっているから。 「リディ……、 話し掛けてくれて、ありがとう。」 このまま此処で別れたなら、きっと次に会うのはあの大広間だ。 /* 秘話返信、飛びましてすみません。こちらスルーOKです! (-97) 2022/07/21(Thu) 21:25:32 |
【秘】 鳥籠 ワルゴ → 命灯癒光 リーディエ「──ッ!」 扉が、勢いよく開く。 頭に布を掛けて居ない籠の少女は、 表情の無い籠であなたを見上げて。 困ったように、怖がるように、惑うように、 暫く頭の向きを迷わせた後。 「なんで」 「どうして」 「誰が?!」 声に篭るのは、憤り。 あなたの服を掴んで、縋るように問い詰める。 (-98) 2022/07/21(Thu) 21:26:12 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエそう、もう何も。 この時にはそんなこと、……いや、心のどこかではもう覚悟もあったかもしれない。 「……いいよ」 僅かに空いた間は、珍しいなって。それ以上も以下もない。 両手が土で汚れていたから、服で雑に払い拭ってから右手を君に差し出した。 畑仕事や森の探索で、ゴツゴツした荒れ気味の手だ。 お世辞にも綺麗と言えないような。 もしかしたら、ささくれた指先に、キラキラと輝く赤色が見えたかもしれないけど。どうだろう。 君がどこまで見てるかによる。 (-99) 2022/07/21(Thu) 21:33:51 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ開いた扉を避ける時、僅かに体をよろめかせた。 もしかすると、付着する土が零れ落ちたかもしれない。 鳥籠をじっと、笑みもなく真っ直ぐに見つめ。 「 ユンの手紙に、誰かを庇おうとしてるのは誰かって。 そうノルが言って……その少し後、ノルがクロを花瓶で… 」震えそうになる声をどうにか保つように、小さくゆっくりと話す。 「 それで、止めようと……したんですが。タンジーが、どいてくれなくて。 ベリー兄様は動けなくて………モノも、それで…… 」吐き出す吐息は既に震えを含んでいたかもしれない。 「 ユンも後から来ましたが、…止められなくて。 ノルが三回、タンジーが一回……頭を、強く 」「 クロ、は……笑っていました。さいご、に 」あの笑みの意味を、彼らは理解出来たのだろうか。 握りしめていた手を貴方の前に出し、その手を開く。 傷だらけになってしまった手のひらの中にあるのは、赤い結晶だ。 「………何のために、この力はあるのでしょうね」 もう片方の手を貴方に添えれば、煌めきがその場に現れて。 いや、服を掴む頃……既にその光は僅かに舞っていたはずだ。 それは癒しの光。気力や体力。怪我や病等を治す力の。 その光の源は?……………。 長く触れるようであれば、リディの顔色は悪くなるばかり。 (-100) 2022/07/21(Thu) 22:01:22 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 包帯 タンジー過去の話として語る姿に、何も言えなかった。 僅かながらでも、リディもそれを理解していたから。 貴方を否定することなど、出来るはずもなかった。 首を横に振り、寂しげに笑みを浮かべる。 「時間を下さりありがとうございます、タンジー。 ……どうか、無理はなさらないで」 心から笑うことはきっと難しい。 それでもまたいつか、貴方の笑顔を見ることが出来ると。 信じていたかった……もう叶うことのない夢を。 その夢が見続けることが出来たなら、どれほど幸せだったか。 壊れたものはもう、戻らないのだと。そう知るのは少し後のお話。 /* お気になさらず 〆で大丈夫ですわ〜 (-101) 2022/07/21(Thu) 22:20:38 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ差し出された手に、こちらからも手を伸ばす。 輝く赤はきっと見えた。追求は、せずにいたけど。 拭わなくても良かったのに、とは思うものの口にはしない。 病人のように白い両手は、貴方の右手を覆うように重ねられて。 途端に。リディと、貴方の周りを舞う煌めきが現れるだろう。 それは癒しの光。気力や体力のみならず、怪我や病も治せるだけの。 …正しくは制御不可能で、その効果はとき様々だが。 今、貴方の手を綺麗に癒すだけの力は……もしかすると。 「……………ありがとう、ございます」 笑みの浮かぶ顔は多分、少しだけ色を変えた。 僅かに滲む冷や汗に、唇を噛み締めた。 (-102) 2022/07/21(Thu) 22:29:56 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエ「う?うん」 モノオキもここにいるみんなが好きだ。この平穏な生活が好きだ。だからみんなが好き。そう頷く。 お父様? 「うん」 そう答えるとあなたのそばに近づいていく。撫でられ待ちの猫のようだ。 モノオキは撫でられることがいいことだと知っているし、あなたは撫でてこないなと思っていた。 (-107) 2022/07/21(Thu) 23:49:55 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔⿻▫__ ごめんなさい……〕 貴方は許さないと知っていて。 一番伝えたい相手には届かないと知っていて。 無意味な音を、繰り返し垂れ流す。 〔⿻▫__ あ……〕 大きなスコップを手にした貴方を見て、声を零す。 だけど、今両手は塞がっていて。 痛みだって、代わりに持ってあげられない。 〔⿻▫__ 似合わない、なぁ。〕 そのまま、貴方にそれを持たせたまま、ついていく。 きっとこれは、二人だけの葬列。 (-108) 2022/07/22(Fri) 0:05:19 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ煌めく光。初めて見た。君に触れるのは初めてだ。 今治すものといえば、普段気にも留めない、ただの小さなささくれだったけれど。 自分のものとは全く違う、白く細く柔らかな手に包まれた途端、どこかふっと手元が楽になった、ような。 手に視線を下ろし。 そして君の顔に向け直す。 「……具合悪い?リディ。大丈夫?」 自分の手とか、どうでもいい。ただ苦しそうな君が気にかかる。 (-110) 2022/07/22(Fri) 0:17:02 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ平穏な日々は、生きる上で希望だった。 代わり映えしなくたって、幸せだった。 どうしてこうなってしまったの……? 考えれば考えるほど、苦しさが増していく。 守りたいものを守る力が欲しかった。 近づく貴方に手を伸ばし、バケツの上から緩やかに撫でる。 でもそれだけで、リディの力は零れてしまうから。 だから──キラキラと舞うように光が現れて。 貴方に僅かな癒しの効果を。気力や体力の回復、とか。 (-111) 2022/07/22(Fri) 0:28:27 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ「…許されることと許されないこと、どちらが残酷なんでしょうね」 答えは求めていない。それでも口にするのは、貴方だから。 分かっているのに謝るばかりの貴方が、 憎い。 「止められるのは、"貴方"だったのに」 だけど、ひとつ口にするとぽろぽろとほかの言葉も溢れて。 口にする度に心にヒビが入り、 死にたくなるのに。 何かに耐えるように口の端を結び直し、スコップを引き摺る。 カラ、……カラカランッ。 先が砂を滑る音と、金属の軽快な音が響いていた。 眠りを妨げるものがない場所を探し、視線を動かす。 そんなことをした事がないから、適当な場所をとも言えるけど。 (-115) 2022/07/22(Fri) 0:52:34 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ貴方の問いかけに、僅かに両手に力が込められた。 まだ。もう少しだけ、あと少しだけ。 好きな人達に触れることが出来ず。触れられることも出来ず。 ずっとそう過ごすのは、嫌だった。 少しして──ゆっくりと、貴方の手を離し。 「……、……ふふ、」 ようやく触れられた。本当はもっと、もっと。 それが出来ればよかったのに。 微笑みの後、 痛みに耐えるように 目を閉じた。足を動かせばふらつきそうで、動くこともままならないけど。 それでも満足そうにしているのは、きっと貴方にも分かる。 (-118) 2022/07/22(Fri) 1:07:20 |
リーディエは、皆が寝静まるであろう時間に部屋を抜け出し、庭へ。 (a32) 2022/07/22(Fri) 1:11:57 |
【独】 命灯癒光 リーディエ屋敷の壁に、凭れるように座り込む。 息をするのも苦しい。痛い。 ただ弱るだけなら、まだ耐えることが出来たのに。 もっと強い体なら、この力を沢山使えて。 それで、もっと皆と触れ合えたのに。 「 ……………死にたい、 」久しぶりに零したその言葉は、闇の中に溶けた。 生きる希望が、崩れていく。 (-119) 2022/07/22(Fri) 1:17:05 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔⿻▫__ だって、父様……〕 過ぎってしまったら、止められなかった。 酒瓶を振り下ろせるだけの、上背と膂力のある者。 その、条件を満たしていたから。 〔 ▙ ▜▓▗ _ よくないっ……〕それから突如として上げた声は、貴方への返答ではなく。 思わず反論した、という風情の後、暫し固まり……きょろきょろ、と見回したあと、見下ろすのは腕の中の兄。 (-120) 2022/07/22(Fri) 1:17:40 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ手は、君の手の中のまま。 振り払おうともしないし、離せとも言わない。ただよく君の様子を窺っているだけ。 そして離れて、満足そうな様子を見て、どうしてもそれを咎めようとは思えなかった。 君が間違ったことをしたとも、思えなかった。 ふらふらの君を見るのは、あまりいい気分ではないけれど。 「……日陰で休んで、それから戻った方がいいよ。危ないから」 連れて行くよって言えないのが、歯痒い。とても。 (-121) 2022/07/22(Fri) 1:27:30 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ「だからクロだと考えたのですか?」 そうして決めつけたのですか。貴方達は。 視線をそちらに向けぬまま、淡々と言葉を返す。 …ように聞こえるだけ。 声を荒げれば、また泣いてしまいそうで。 突然の声には一瞬、足を止めて。 「……ふふ、何が良くないんでしょう」 先程よりも冷えた声で返し、また足を動かす。 零れた笑い声さえも、酷く冷たい。 どうしよう、屋敷の裏手辺りがいいだろうか。 何処にしようか。…もう誰も、クロに触れないで。 (-122) 2022/07/22(Fri) 1:32:55 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ惚けたように立ち尽くして、スコップを持った貴方に取り残される。 それでも、どこかへ、声を投げ続ける。 ……心を壊したようにしか見えないかもね。 〔 ▙ ▜▓▗ _ だからって……クロが責めない理由に、ならない……っ!〕流れ出したら、止まらない。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 許さないでよ……痛かったハズの、君が……!悔しかった筈の、君が……〕〔 ▙ ▜▓▗ _ 僕が、下手くそだったから……引鉄を、引いちゃったのは、僕でしょ……〕〔⿻▫__ じゃあ、どうすれば良かったかなんて、わからないけど……〕 〔 ▙ ▜▓▗ _ 教えてよ、クロ兄…… 僕達、これからどうすればいいの……?〕〔 ▙ ▜▓▗ _ ごめんなさい、ごめんなさい……〕 (-124) 2022/07/22(Fri) 1:58:15 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエモノオキに今、怪我はない。だからそれは見た目に大きく変化を及ぼさないのだろう。 壊れたものを治す力か、それともバケツにあたる不慣れな撫でか。少し暖かく、くすぐったく感じる。 悪い気分ではない。 「んふふふ。」 穏やかな笑い声。少しだけいつものような時間。モノオキはこんな日々が好きだ。 (-125) 2022/07/22(Fri) 2:14:43 |
【秘】 鳥籠 ワルゴ → 命灯癒光 リーディエ「───…………」 どこか、現実離れしたようにも聴こえる言葉に 平穏はもう返ってこないことを、予感する。 ひとごろしを探すことは、 ……ひとごろしを増やすことにも、なる。 ひとごろしを放っておくからではない。 疑って、怪しんで、それでころしてしまう。 自分もそんな激情をいだいたくせに、 そんな当たり前のことを、 自分は飲み込めてなかったらしい。 『───冷静さを失わないで』 だれかの言った言葉を、おもいだして。 あなたを掴んだ手が、ゆっくりと下ろされた。 「そう、」 「そっか、」 「……………………そっか」 感情を処理できてない言葉が、ぽつり、ぽつり。 俯いて立ち尽くす籠に、表情はない。 「…………リディは」 「ひとごろしじゃないわよね?」 (-126) 2022/07/22(Fri) 6:20:05 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 骨頭 クローディオ当たり前に触れ合うことが出来ないのは、呪いのようで。 ずっと、ずっと……我慢してきた。 痛みを伴うから?……そうじゃない。 今のクロのように、心配をさせてしまうから。 咎められなかったことに安心した。 間違いだと言われなかったことにも。 「……………えぇ、」 へたり込む前に、ふらふらと後退して。 それで日陰に入って、その場に。 一度座ると、地面にくっついたように動けなくなった。 「クロ……ありがとう、」 我儘を聞いてくれて、嬉しかったの。 貴方の温もりを感じる、最初で最後の時。 (-127) 2022/07/22(Fri) 6:34:33 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウまだ、体は調子を取り戻せないのに。 それなのに、貴方との距離が出来ていく。 「……そうやって、殺すんですね。 責めない理由にはならないなんて、馬鹿みたい」 鈴の音が鳴るように、くすくすと柔らかい笑い声を零し。 「──…どうして私にはできないと、そう思うの?」 ザクリ。地面の具合を確かめるようにスコップを刺す。 「……あぁ、許されることが貴方には苦痛ですか? 私の感情よりも、……苦しんで欲しいわ」 生きて苦しむの。それが、償いというもの。 それから、呼吸ひとつ分間を置いて。 「ねぇ、そうして自分を責めると少しは楽になりますか? …きっかけは主様。間違えたのは皆。忘れないで、」 貴方だけじゃない。皆が、間違えた。 今更何を言ったところで、壊れたものは戻らないけど。 ザク、ザク。砂を掬い、穴を作る。 不慣れな作業は重い体には辛くて、それでも──止めない。 (-128) 2022/07/22(Fri) 6:52:59 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキ触れられず、触れてもらうことも出来ず。 ずっと我慢して、でも。…それが嫌だった。 差し伸べられた手を握ることが出来たら。 そしたらもっと、違った未来が見れた? …もしもを語ったところで、今は変わらない。 ほんの僅かな力の行使でさえ、やっぱり 体は痛むから。 少ししてから、撫でるのを止め。離れた。 心配させないように、できる限り笑顔を見せて。 「……モノ、ありがとうございます」 満足感。…他者へ触れられることは、幸せだ。 例え自身の力が牙を向こうとも。リディは今を後悔しない。 (-129) 2022/07/22(Fri) 7:00:59 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ離れる貴方を見て、こちらも手を離す。 ふらつく体は止められないから、壁に寄り手をついて。 「…言葉にするのは、きっと……簡単です」 問いかけに対し零すのはそんな言葉。 「救えなかった私を、ワルゴはどう見ますか。 ………見ているだけの人も、ひとごろし……なのか」 手を下す人。ただ見ているだけの人。止められない人。 悪いのは、誰だろう。 口の端から 僅かに苦しげに 吐息を零し。それでも貴方を見つめる視線は逸らさずに。 本当にしていないかどうかも、言葉だけでは分からない。 クロが振る舞いや見た目で判断されたように。 そうした疑心が、平穏を壊し。そして、破滅を導くのだろう。 (-130) 2022/07/22(Fri) 7:13:05 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔 ▙ ▜▓▗ _ 待って……待って……っ!〕距離が離れたことに気がついて、追いかける。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 違うの、今の、リディに言ったんじゃなくて……声 が、クロが…………!〕抱きかかえた身体は動かぬまま。肢体はくったりと力無きまま。 壊れた彼は、壊れたまま。 だけど、声がするのだと主張する。 妄言だと、思われて仕方ない内容を。 それは、たまたま、貴方が口にしたことと同じで。 〔 ▙ ▜▓▗ _ 『生きろ』 って……〕それを口にすることで、貴方がどう思うのか。 声の主が、それを貴方に聞かせることを望むのか。 そんなことを考えずに、だけど貴方に伝えたくて、ただ口走る。 (-131) 2022/07/22(Fri) 7:16:16 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ貴方の言葉で、再度動きを止める。 何を言ってるの?そんなことあるはずが。 「あ、なた………ッ」 この状況でよくも。…と吐き捨てようとしたのに。 続きの言葉は紡がれず、くしゃりと顔が歪む。 ユンならそれが出来るのかもって、そう思ってしまったから。 話が噛み合わない と、そう思っていたから。手にしていたスコップを滑らせ、地面に転がる音が鳴る。 それと同時に、表情を隠すように両手で顔を覆って。 でも、許せなかった。妄想の中に逃げること。 だから、噛み合わないなんて。そう思いたくなくて。 「……生きていたくないです…、クロ………」 疑心と争い。もう戻れない平穏を思い、震える声で呟いた。 (-132) 2022/07/22(Fri) 9:02:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントゴリラ・ゴリラ・ゴリラ(遺伝子組み換えでない)様へ 7/21 2:53:15の秘話の追記ですわ〜!! もし宜しければ、部屋への訪問を追加で…… 軽く生存時と、死亡後のお話を希望したいわ! ただもし既に、他の方がメモを見た。 あるいは、貴方の死体を運び出した。 等あれば、こちらはお断りいただいても大丈夫よ 勿論前者も状況によってはそれで問題なし…! お手隙の際に合わせてご確認よろしくお願い致しますですわ〜 94本の麦仙翁flower (-133) 2022/07/22(Fri) 11:15:56 |
リーディエは、眠れない夜を過ごし、今は森の中。 (a33) 2022/07/22(Fri) 11:52:30 |
【独】 命灯癒光 リーディエ「こほっ……、」 スコップを引き摺りながら森の中を歩く1人の少女。 歩くペースは速くないし、時折木に手をついて休憩する。 ここ数日で、体の不自由さが続いている。 「………あと、何年」 生きることが出来るのだろうか。 本当はもう、生きていたくはないけれど。 戻らない時の中、生き続けるのは苦痛だけれど。 誰かに触れる度に理解する。 呪いのような力が、何を食らうのか。 だからこそ、思い出を抱いて 最期まで。 皆と一緒に。……いたかった、な。 (-134) 2022/07/22(Fri) 12:02:45 |
【秘】 鳥籠 ワルゴ → 命灯癒光 リーディエ「…………」 あなたの問い掛けに、籠頭は俯くように傾いて 答えに窮するように、暫くの間。 あなたの具合を慮ることの出来る、心の余裕は無かった。 ご主人が、だいじな家族が、だれかに殺されて、 その疑いがひとごろしを生むのは、分かってしまう。 だからこそ、それを止められないのもしかたがないと 思うから、見ている人を、止められなかった人を、 悪いと言い切ることは、できなかった。 ……悪くないと言い切ることも、できなくて。 わかんない、と言うように ふるふると頭を横に振る。 「これじゃ、このままじゃ、」 「ひとごろしをさがすために、みんな」 「…………みんな、ひとごろしに……なっちゃうのかしら」 「そしたら、……そしたら」 「ご主人を殺した人が、分かっても…………」 「…………」 ぽつ、ぽつと不安そうにつぶやく言葉は けれども震えることは無い。 それ以上の言葉は出てこなかったのか、 そうして俯いていた。 (-135) 2022/07/22(Fri) 12:11:13 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ大した話で、ないならば。 きっとそんな無理に笑ったりはしない。 貴方は触れられるのを拒むから、 抱きしめても上げられないことがもどかしかった。 「……それは。」 「……何に対して………?」 誰が主人を殺したか、なのか。 それとも。 その誰を、どうするか、なのか。 あるいは。 もっと別の、なにかなのか。 (-136) 2022/07/22(Fri) 13:21:07 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔⿻▫__ リディ……〕 クロを抱いたまま、数歩歩み寄る。 〔 ▙ ▜▓▗ _ ダメ……ダメだよ、リディ。生きてて、許さないでいてよ……。だって、クロ、最期まで皆の食べる物のこと心配してたんだ……畑、頼むって……。〕 皆が生きるための糧のことを。 それからそっと項垂れるように、こつん、と異形の角を貴方の肩口に触れさせる。 普段絶対に触らせないそれを、今だけは確実に心の底からを伝えたくて。 〔⿻▫__ 僕はもう、誰にも……居なくなって欲しくない……〕 そうしたのは、一瞬だけ。 〔 ▙ ▜▓▗ _ リディ、クロと一緒にいてくれる? 〕抱いていた身体を近くの木の根元に寄りかかるように座らせるだろう。それから、貴方が取り落としたスコップを拾い上げ、穴の続きを掘り始める。 畑仕事を手伝って教わっていたから。足掛けを踏んで深く土に食い込ませては、てこの原理で土を掻き出すやり方は、クロがするのと同じ仕草の筈。 (-137) 2022/07/22(Fri) 14:04:05 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ/* もちろんよろしくてよー!! 今のところ誰もメモなど見てないし死体も動かしてないですわー!! なので問題なくてよー!! (-138) 2022/07/22(Fri) 14:24:16 |
【秘】 骨頭 クローディオ → 命灯癒光 リーディエ「どういたしまして」 やっぱり言葉は素っ気なくて。 でも、君を置いて何処かになんていけなくて。 君が動けるようになるまで、日陰にいる君を見下ろしていただろう。 ーーー見守って、なんて言い換えてもいいかもしれなかった。 そうして、最初で最後の時は、ゆっくりと過ぎていった。 (-139) 2022/07/22(Fri) 16:26:44 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* お返事感謝だわ〜! 問題なければ、 第一発見者→メモ発見(懐にしまって神窓開示)→死体移動(引き摺り)をしたいわ 生きてる時にお部屋に訪問したけどすれ違ってしまって 次に訪問した時には……が綺麗な流れかもしれないわね 勿論他に提案があれば遠慮なく! 次のお返事後に何やかんやをするわね!(予定) (-140) 2022/07/22(Fri) 16:43:01 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ/* 問題ありませんわ〜!その通り行きましょうですわ〜! ワクワクですわ〜!(邪悪お嬢様) (-141) 2022/07/22(Fri) 16:45:32 |
【秘】 ガラクタ モノオキ → 命灯癒光 リーディエあなたに首を傾げた。 「うん、ふふ」 あなたの痛みはわからないけれども、子供は笑顔が好きだから、笑い声を出した。バケツのほっぺたを触って揺らしている。それだけで幸せを表している。 「あー、ふふ。」 満足したからこそまた掃除に戻る。ピッカピカとはいわない、いつもの部屋になるはずだ。モノオキが好きな平穏とともにあった部屋へ。 (-142) 2022/07/22(Fri) 19:30:51 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 鳥籠 ワルゴ問いへの反応があるまでは見つめ続けて。 首を振る様子に、笑みを浮かべた。 「…難しい問いかけをしてごめんなさい。 でもきっと、大事なこと」 焦りは思考を鈍らせてしまうから。 今考えることで、貴方は貴方自身の答えを選べているはずだ。 選択肢は2つだけではない。 今貴方が、こうして思考してくれることに安心した。 「…分かりません。一度起こってしまったことを、止められるのか」 不安げな貴方に不確かな大丈夫を与えることは出来なくて。 素直に、思うままに口にした。 「……何が確かな事なのかさえも、もう分からないんだわ。 誰も彼も。……でも、どうか……………」 貴方は、罪を背負うことなく生きて欲しい。 この先。どうなるか何も分からない中で、そんな願いをひとつ。 本当はもっと、皆で話すべきだったの。 それに気づいたのは、大切なものが壊れてから。 (-144) 2022/07/22(Fri) 20:49:25 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー「……何に対してだと、お考えですか?」 問いへの答えは返さず、こちらからも問いかけて。 「…ベリー兄様が思うものを答えていただいて構いません」 じっと瞳を見つめ、再度答えを待つ。 もしも返せないようなら。 暫くしてから手を伸ばし、貴方に触れようとするだろう。 普段は拒むその行いを、自らで覆す。 (-145) 2022/07/22(Fri) 21:06:15 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ聞きたくない。…そう思うのに、耳を塞ぐことはせずにいた。 貴方の口からしか聞けない、今はいないクロの言葉。 許さないことは、酷く苦しいの。 きっと許されないことと同じくらい。 苦しいの。 顔を覆っていたから、拒むことは出来なくて。 ほんの一瞬、貴方の思いとともに──キラキラと、光が舞う。 それは、癒しの光。リディの力。 ビクリと身を揺らして、それで。 過ぎったものは、恐怖。 それと、触れられたことの喜び。 考えはごちゃごちゃしていて、正確に伝わるかどうか。 縫い付けられたように暫し。その場で固まって。 下ろされたクロに、覆う手を外し視線を向け。 そうして、ふらつきの残る足取りはそのまま彼の隣まで進められ。 「………貴方は、許すのでしょう」 崩れ落ちるようにその場に座り込み、彼の手を握りしめた。 ……光は、現れない。死者を蘇生する力は、持っていないから。 生きていれば。…私なら、救えたのに。 …この命を代償にしても。 穴を掘る音を聞きながら、冷たくなったクロの体に身を寄せた。 生きているうちに出来なかったことを、酷く後悔しながら。 (-146) 2022/07/22(Fri) 21:31:32 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントこれは、クロと貴方の死が訪れる前のこと。 リディは皆と話がしたくて、それぞれ姿を探していた。 だから、貴方の部屋を訪れるのは随分遅くなって。 それで、きっとその日はすれ違ってしまったのだろう。 諦めるように踵を返し、自室へと戻るリディの姿があったはずだ。 そうして今また、リディは貴方の部屋の前。 コンコンコン、と3度のノックと。それから。 「リディです。……フィル、いますか?」 貴方を警戒させぬようにと、名乗りをあげる。 /* お返事ありがとうございますですわ〜!それではいざ! 参りますわよ!対戦よろしくお願い致しますですわ! 生きてるうちの話をし出すと更新が来そうだものね…… (-147) 2022/07/22(Fri) 21:42:11 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「はいはい、おりますよ〜」 *扉の向こうから声が聞こえます。 「鍵は開いておりますから、入って頂いてよろしいですよ〜」 *とのこと、らしいです。 * あのようなこと があったばかりと言うのに、不用心かもしれません。 (-148) 2022/07/22(Fri) 21:48:19 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → ガラクタ モノオキやっぱり貴方は、思う以上にしっかりしていて。 言葉を紡げない代わりに、素敵な表現を有している。 だから、貴方の幸せはちゃんと伝わる。 そうして笑みを深くして、掃除に戻る貴方を見つめるのだろう。 ずっとこの時間が続けばいいのにと、願いながら。 いつもの部屋になれば、お礼をひとつ。 「いつも通り、綺麗ですね。…モノ、"ありがとうございます"」 人との縁の中で大切な言葉。伝えられるときに、伝えるべきこと。 あと何度、貴方に告げることが叶うだろうか。 (-149) 2022/07/22(Fri) 21:51:21 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント聞こえた声に、ほっと息を吐く。 誰かが死ぬのはもう、見たくない。 貴方達が生きていることが、リディの生きる希望だから。 扉の取っ手に手をかけ、ゆっくりと開いた。 自分一人が入れるくらいの、小さな幅を。 そこから覗くように身をその内側へと差し入れて。 「お邪魔します、ね………フィル」 もう一度貴方の名を呼んだ。 (-150) 2022/07/22(Fri) 22:12:53 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「はい、いらっしゃい」 *電球の彼は、机で本を読んでいました。 *あなたの方へと振り向いて、いつものように。 *まるで、 あんなこと はなかったかのように。「どうしました、リディ?」 「私に何か、御用でしょうか?」 「あ、もしかして寂しくなっちゃいましたか?ロマンスってやつですかね〜?」 *何を言っているのでしょうか。 (-151) 2022/07/22(Fri) 22:33:50 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントその姿を確認すれば、もう半身も内側へと。 開く時と同じようにゆっくりと閉めて、貴方の近くに足を進める。 「……大したことでは、」 ありませんが。と言おうとして。 それで。続いた言葉に目を丸くさせ、ぱちぱちと。 「寂しい……のは、そうかもしれません………が」 ロマンスとは?疑問とともに首が傾いた。 それでもその元気そうな様子が、リディの心を和らげるようにあるから。 だから無理をした笑みではなくて、心の底からの笑みを貴方に見せた。 (-152) 2022/07/22(Fri) 22:46:16 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「ふむ、良い笑顔です」 「リディは美人さんですからね〜。笑っているのがよく似合いますよ〜」 *笑うあなたを見て、電球は小さく灯りを強めました。 *喜んでいるのが、とても分かりやすいでしょう。 「……それで、実際のところは如何しましたか?」 「私が話を邪魔しておいてなんですが」 (-153) 2022/07/22(Fri) 22:56:01 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント「あら……ふふ、ありがとうございます」 美人さんだなんて。 照れを隠すようにお礼を告げたけど、いつもの白い肌はほんのり赤らんでいて。 貴方にはきっと伝わるのだろうと、そう思った。 ずっとこうして居られたらいいのに、…ずっと。 「……………フィルは、……大丈夫ですか?」 それでも動き出してしまったものを止めることは出来ないから。 問いかけをひとつ。それから。 「……どう、思いますか」 またひとつ………。全くといって、いい話題とは言えないだろう。 (-154) 2022/07/22(Fri) 23:07:17 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「私ですか?見た通り、大丈夫ですよ」 「見つけた時は、流石に取り乱してしまいましたが」 「あれで取り乱さないのは、さすがに無理ですよ」 *敬愛する主さんが、あのような姿で発見された。 *……そんなの、取り乱さない訳がないのです。 「ま、今は冷静ですよ。ショックであることには変わりませんが」 *冷静さは、大事ですから。 *取り乱していては、見えるものも見えなくなるので。 「そして、ふむ」 「どう思うか、ですか」 「………………」 「もしも、館の外に犯人がいない。この中に犯人がいるとして」 「まだ終わりでないのならば」 「……私は近いうちに殺されてしまうかもしれないですね〜」 *なんてことを、いつもと変わらない口調で言うのです。 (-155) 2022/07/22(Fri) 23:18:11 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント見た通り。そう見えても、本当にそうとは限らない。 だから問いかけた。 心配だったから。 「……そう、ですね。えぇ、取り乱さないわけが、無い」 冷静さが大事、というのもまた……同感だ。 見えるものも見えなくなり。答えを間違えてしまう。 それが破滅の道だと、そのときは気づけやしない。 「………………………どうして、」 変わらない口調で告げられた内容にはこの言葉だけが零されて──静かに俯いた。 皆の中の誰かが殺し、誰かが死ぬ。 そんな状況は見たくなくて、でも。 叶わない。 (-156) 2022/07/22(Fri) 23:41:45 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「そうですね〜」 「仮に私が犯人であるとしたら、私のような異能は邪魔ですからね〜」 「そして、私のように冷静である者も、です」 *淡々と、理由を告げていきます。 *自分が犯人だとしたら、自分のような者から狙っていく、と。 「私の異能は、使い方次第ではセンサーのような使い方も出来ますからね」 「それを知る人間は極わずかではありますが、私はこの異能で犯人を探すつもりですから、バレてしまうのは時間の問題です」 「私のように、意識的に冷静でいられる人間がそのような力を持っているならば、尚の事です」 「ですから、もしも終わりでないのならば」 「――と、そういう考えな訳です」 *自分がすぐにでも死んでしまうかもしれない。 *そんな事実を、恐怖を、与えさせないような口調で。 *ただただ、あり得る未来を語ります。 *後にソレが、現実となるのですが。 (-157) 2022/07/22(Fri) 23:51:05 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント「犯人を見つけて、殺すつもりがなくても………」 そうなってしまうのだろうか。 でも、誰かに相談する前に事を起こしてしまった人間は。 止まらない……止まれないのかもしれない。 冷静である貴方に、力のある貴方に、凶弾を向けるほど。 追い詰められ、冷静さを見失って。 俯くその表情に、もう笑みはない。 それが本当に起こり得るなら、起こり得てしまうなら。 狂気を持つ人間を止めるまで、終われない。 それは簡単なことではなくて、きっとその手を。 (-158) 2022/07/23(Sat) 0:06:27 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「殺すつもりがなくとも、そうなるでしょうね」 「もしこれが終わらずに、まだ誰かを殺してしまうとするならば」 「――止まることなど、もう出来ないでしょう。箍から外れた歯車は、外力なくしては止まれない」 *だからこそ、その外力を取り除くことが、何よりも重要視されるだろうから。 *――だから、自分はきっと早い段階で狙われる。 「…………」 「そんな顔をしないでください、リディ」 「あなたには、笑顔がとても似合います。そのようなお顔は、似合いません」 「私はまだ生きていますし、死ぬと決まった訳ではありませんから」 「今は可愛らしい笑顔を見せていてください。ね?」 *なんて、ぴかぴかと明滅しました。 *これがきっと、電球の彼なりの笑顔なのでしょう。 (-159) 2022/07/23(Sat) 0:17:55 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント考えたくはないことだ。 だけどこの後、貴方の言葉通りに事は起きてしまう。 壊れたものは直せない。欠けた歯車は戻らない。 どうか何も起きませんように、と……願う。 俯いた視界でも明滅は感じられて。 だから、顔を上げて笑ってみせた。 少しの無理も含む、不器用なもので。 「………お答えいただき、ありがとうございました」 ひとりひとり、考えていることは同じようで。 けれど違って。 だからこそ、こうして行動して良かったとそう思うの。 何も知らないままで疑い壊すのは、嫌だから。 (-160) 2022/07/23(Sat) 0:39:39 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「……ええ、その笑顔がやはり良い」 *きっと、電球の彼は、その無理をした笑顔に気付いていましたが。 *それでも、その笑顔が好きであると言いました。 「いえいえ、私の言葉で何がどうなるなんてことはないと思いますが」 「参考になれば幸いです」 *電球の彼は、再び小さく明滅しました。 「……ああ、そうだ。お帰りの前に一つだけ」 「リディ、怒りは視界を狭めます。冷静さを失えば、残された何かを見つけることも出来なくなります」 「だから、もしも何かがあっても」 「見失わないように、冷静に、自己を保って」 「そうすれば、きっと何かが見えるはずですから」 「――なんて、ちょっとカッコいいっぽいことをお伝えしておきますね」 *茶化すようにそう締めて、電球の彼は再び小さく明滅しました。 (-161) 2022/07/23(Sat) 0:47:40 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメントこの先、笑顔を保てるかどうかは分からない。 でも今は、…今だけは。 「…誰かの言葉を聞くと、選択肢は広がるのですよ。 私だけでは見えないものも、見えることがあるのです」 悩んでしまった時も、道に光が差すかもしれない。 「………えぇ、」 貴方の言葉にひとつひとつ頷いて。 心に深く、深く……刻んでいくの。 許さないのは罪を抱えて生きて欲しいと願うから。 だからきっと、大丈夫。……大丈夫。 「ねぇ、フィル。また……お話しましょう」 いつもは触れようとしないリディは最後に、貴方に手を伸ばした。 叶うならその手に触れて、握手するみたいに。 刹那、貴方を癒す光がキラキラと瞬くことだろう。 満足気に。けれど僅かに顔を強ばらせるリディの姿も、一緒に。 それはリディの異能。気力や体力、怪我や病を癒す小さな煌めき。 (-162) 2022/07/23(Sat) 1:08:48 |
リーディエは、多分きっと、誰も気付かぬうちに森から屋敷近くへと。 (a35) 2022/07/23(Sat) 1:10:01 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ「はい、またお話しましょう」 「私は、お話するのが大好きですからね」 *電球の彼の手に触れれば、そこは暖かく。 *生きていますから。 *キラキラと瞬く手に少し驚いて、そして彼は小さく明滅したでしょう。 *その後は、小さく手を振ってからあなたを見送ります。 *そして、再び読書へと戻ったでしょう。 (-163) 2022/07/23(Sat) 1:15:10 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント/* 前半戦ありがとうございましたわ〜!! このまま後半戦(死の第一発見)をお願いしようかしら 出だしは秘話で、その後にアクションと白を何かしら使って… メモもなんかうまくやりたいわね……出来るかはおいといて 何かいい提案があればお伺いできると嬉しいですわ 問題なければ……発見!行動!フィル〜!! (-164) 2022/07/23(Sat) 1:27:05 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ/* 問題ないですわ〜!!! メモと万年筆を見つけて頂いたら、謎が深まったりなんやかんやしたりしそうでワクワクって感じですわ〜!! よろしくお願いますわ〜!!! (-165) 2022/07/23(Sat) 1:31:17 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント"また"の約束からそう時間も経たない数日後。 大広間で起きた狂気の先の悲劇と、埋葬の後。 生者の1人を訪問して。 翌日。森から帰り、屋敷の中を歩く頃。 クロの死を知らないであろう貴方に、伝えるべきだとそう考えて。 貴方の部屋へと訪れるリディの姿があるだろう。 ノックは三度、名乗ることも忘れずに。 以前と同じ方法で、貴方の声を待つ。 (-166) 2022/07/23(Sat) 1:45:47 |
リーディエは、軽い金属音を鳴らしながら屋敷内を歩く。 (a36) 2022/07/23(Sat) 1:47:26 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*ノックに対して。 *暫く待っても返答はありません。 *待っても待っても、返答はありません。 *先日の電球の彼の様子を考えるのであれば、すぐにでも返答があるはずなのですが。 (-168) 2022/07/23(Sat) 1:48:06 |
リーディエは、一度自室により……それからは、鳴らすは足音のみ。 (a39) 2022/07/23(Sat) 1:53:04 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント待っても、待っても。貴方の声はない。 「……………フィル、」 不安げに名を呼んで、速くなる鼓動に胸を押さえた。 ここに来る前、スコップを手にしていた。 それは今はこの手にないから、金属音も止んでいて。 先日の会話が、脳裏に過ぎり。……。 漏れる吐息は震えている。それを理解するものはいないけど。 唇を噛み締めて、何かに耐えるように眉根を寄せて。 扉の取っ手に、手をかけた。鍵は……空いているのだろうか。 (-170) 2022/07/23(Sat) 1:58:44 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*鍵はかかっていませんでした。 *以前来た時のように。 *きっと電球の彼は、ずっとそうしていたのでしょう。 *扉は、何の抵抗もなく開きます。 *扉を開けば、読書をしていた机が、すぐにでも見えるでしょう。 *そこに突っ伏している、彼の姿も。 (-171) 2022/07/23(Sat) 2:02:55 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント手をかけた取っ手を引く。 前の時とは違って、扉は大きく開いた。 見えた姿は、眠っているようにも見えて。 明かりが消えているならば、手探りに電気をつけ。 1歩。また、1歩。 ──赤く染まる背と、万年筆と。 それから……1枚のメモを見つけた。 (-172) 2022/07/23(Sat) 2:16:25 |
リーディエは、フィラメントの部屋の扉を大きく開いた。 (a40) 2022/07/23(Sat) 2:16:40 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「フィル…………嫌、…いや……ッ!! 」そのまま奥へと足を進めたものだからきっと。 きっと、リディの叫ぶ声は廊下にも響いたはずだ。 (30) 2022/07/23(Sat) 2:19:33 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*部屋の明かりも、電球の彼の明かりも灯っておらず。 *血に染まる背は、止め処無く溢れ出る鮮血で染まっていて。 *電球の彼の明かりは、もう二度と灯らない事が、否応にも理解できるでしょう。 (-173) 2022/07/23(Sat) 2:20:27 |
【人】 命灯癒光 リーディエフィラメントの背に触れ、「どうして、」と何度も呟きを落とす。 分かっている。触れても光が見えないということは、もう。 でも、それでも。この事実を認めたくなくて。 「フィル、フィル……ッ。どうして、こうなるの…………………」 触れる手は力が入り、フィラメントの服に皺を作る。 それはもはや、触れるというよりも掴むようで。 震える吐息を零し、その背に額を付けた。 血に濡れようとも構わなかった。 ノル(>>31)の声には反応を返せないまま、暫くはそうして。 (32) 2022/07/23(Sat) 2:47:51 |
リーディエは、足元の万年筆に視線を向ける。苦しげに、でも涙は零さずに。 (a41) 2022/07/23(Sat) 2:49:09 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント真っ赤に染まった背に縋るように呟いた。 それは本当に小さくて、ノルにはきっと聞こえない。 「……またって、約束したのに」 この約束が奇跡を起こせばいいなって。 今度はちゃんと、笑顔を見せれるといいなって。 そう思っていたのに。……もう何も、叶わない。 「置いてかないで………………、」 叫ぶ言葉はまるで冷静さを含んでいないように見えただろうけど。 涙を流さずに耐えて、今の状況の理解に努めた。 視線は、万年筆。赤く濡れたそれに向けられた。 貴方の言葉、忘れないわ。忘れないから……。 (-176) 2022/07/23(Sat) 2:54:45 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*視線を向けた万年筆のペン先には、赤い赤い血が塗れていました。 *が、気付いたでしょうか。 *万年筆のペン先と、電球の彼の背中の傷口は、形が一致していないのです。 *どうしてこんなものが落ちているのでしょうか。 *これを残したのは、犯人でしょうか、それとも――。 (-178) 2022/07/23(Sat) 3:14:16 |
【人】 命灯癒光 リーディエ万年筆をじっと見つめ、何かを考えるように暫し黙する。 そして緩りと、掴んでいた服を離しそれに手を伸ばした。 「…………何故、」 赤く濡れたペン先。 今度は視線をフィラメントの背に向け、目を閉じた。 その時、聞こえたモノオキ(>>33)の足音。 目を開け、制止しようと手をそちらに向けるけど。 既に血塗れた自身の姿に、果たして意味があるのだろうかと動きを止める。 誰かが止めるのなら、その方がいいのだろうと。 代わりに、他にも何か手がかりは無いかと視線を向け。 本と、一枚のメモを視界に映す。 今度はそれに手を伸ばそうとして、赤く染まった指先を眺め。 「…………誰か、これを」 この場にいる人間に向けて、呟いた。 誰も手にしないようであれば服で赤を拭い、今度こそ手を伸ばす。 そうでなければ、読み上げて欲しいとその人に告げるだろう。 リディにはもう、そのメモの内容は見えているが。 それでも皆に伝えるべきだと思うから、そのように。 (34) 2022/07/23(Sat) 12:07:37 |
【秘】 無線通信 ユングフラウ → 命灯癒光 リーディエ〔⿻▫__ それでも……〕 それでも、苦しいからこそ、貴方は生きてくれると、思っていて。 だから、これは自分と貴方、どちらをも縛る鎖だ。 刹那待った光が、生命の証左のようで。 〔⿻▫__ 綺麗。〕 恐怖と喜びの入り交じった複雑さ、さえも。 それからは、暫し、ただ、土を掘る音が響くのだろう。 獣に荒らされないように、深く深く。人の大きさの穴を掘り終える頃には、すっかり汗ばんでいて。 〔 ▙ ▜▓▗ _ リディ。〕寄り添う貴方が別れを済ませるのを見計らって、声をかけるだろう。 別れの時間だ、と。 (-180) 2022/07/23(Sat) 13:32:11 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 無線通信 ユングフラウ貴方は酷い人だ。とても、酷い人だ。 都合がいいと、やっぱり思ってしまう。 縛る鎖を作り、生きることを望んでくる。 それは呪いだ。 異能と同じ、呪いのよう。 光は、貴方から離れれば少しして消えたはずだ。 その時はきっと、思考は定まらなくて貴方に伝わらなかった。 それに安心したし、伝わらなくていいと思っていた。 綺麗な光のまま、貴方にとって"良いもの"であればいい。 伝わらなかったのは何か。それは、この異能の代償について。 人を生かす力。そんな奇跡に、代償が無いはずもなく。 響く音に耳を傾けて。返されない熱に哀しんで。 あの日。幾人かに問いかけ、返された言葉を思い返して。 疲れきった体を癒すように、その場に座り込んでいた。 そして。見計らうようにかけられた声に、言葉は返さない。 …クロ、 大切な存在。欠けることなく、ずっと一緒に居たかった。 リディはやっぱり、クロを疑ってはいなかったから。 無実であるはずの失われた命に、やるせない気持ちが渦巻いていた。 …待っていて。私が死ぬ、その日まで。 (-183) 2022/07/23(Sat) 14:17:08 |
【人】 命灯癒光 リーディエ>>35 ノル 「………フィル以外に、……誰が出来るんですか」 手にしていた万年筆を握りしめ、冷静な声色で返す。 ペンであれば偽装も出来たかもしれない。 でも、電気が走ったように焼け焦げたこれは。 真似をしようとしても、難しいものだろう。 「………………フィルも、運ばなければ……」 体格差があるであろう彼を運ぶなら、引き摺るしかない。 布団に乗せて、引っ張るとか。それなら出来るだろうか。 時間をかけてでもいいから、 「……クロの、隣に」 力仕事は得意でないけれど、眠れる場所を。 このまま放置することは出来ないからと、小さく呟いた。 まだリディとユンしか知らない、クロの眠る場所へ。 フィルも………。 (36) 2022/07/23(Sat) 14:28:57 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ「俺、は………………」 「……………。」 分からない、何を答えればいいのか。 何を答えたら満足してもらえるのか。 何を答えたら、その無理な笑いが消えるのか。 何を答えたら────疑われないのか。 「………わからないよ、なんにも………」 答えは何も出せず。 貴方が手を伸ばすなら、すこしびくっとして。 でもきっと、触れることを拒みは、しない。 (-184) 2022/07/23(Sat) 16:31:43 |
【人】 命灯癒光 リーディエ「………他の皆にも、見せてあげてください」 ノル(>>37)の顔を見ることがどうしても出来なくて。 そう告げて、椅子ごとフィルの身体を引こうとする。 どれ程時間が経ったのか分からないが、硬直はどうだろう……。 体が傾くなら焦るように抱きしめ、息を吐き出す。 更に血が自身を濡らそうとも、今更だから。 そして。ノルが読まなかった続きの言葉をリディは知っている。 その手紙に限らず、覚えているから。 奪い取る真似もしないし、読まないことに指摘もしない。 勿論先に部屋に入り、見えていたからでもあるが。 それをモノオキ(>>38)が理解できないことは考えれば分かる。 でも、託したからにはリディから口にするのは違うと思ったから。 問いかけには動きを止めて。 「……………屋敷裏です。詳しいことはユンに聞けばいい」 あるいは、時間をかけてでもフィルを運ぼうとするリディについてくるか。 とにかく、運び出そうと必死だ。止めるようであれば、止まる。 そうでなければ。もたつきはあるものの、ゆっくり。ゆっくりと。 事切れたフィルの体を引っ張り、屋敷裏を目指そうとするだろう。 (39) 2022/07/23(Sat) 19:38:28 |
【神】 命灯癒光 リーディエ「……あぁ、そうです」 ひとつ、伝えるべきことを言い忘れた。 「万年筆と、フィルの傷痕。──… 一致しないんです 」これが何を意味するかはまだ分かり兼ねるが。 共有すべきだろうと、そばに居る者たちへ。 そうでない人には、出会えば告げる。 箍から外れた歯車は、外力なくしては止まれない。 (G0) 2022/07/23(Sat) 19:47:12 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリー「…………、」 「………………意地悪、でしたね」 帰ってこない言葉に、ほんの少し目を伏せた。 そしてそのすぐ後、手を伸ばし貴方に触れる。 途端に光が瞬いて、キラキラと2人の周りに舞う。 リディの異能。人を癒す力。 それは気力、体力。怪我や病をも治す。 とはいえ調整できる訳ではなくて、触れる人間によっては。 かなりの量を送り込んでしまう。 奇跡とも言えるのに、触れられない呪いのようなもの。 その力の源は……リディだけが、知っている。 僅かに顔を強ばらせるも、その手を離さず。 「………考えることを、やめないでください。 こんな状況だからこそ。……大事だわ」 リディは、貴方を疑っているからここへ来たのではない。 でもそれは、口にしなければ伝わらないことで。 貴方の考えもまた、同様に。 「………ごめんなさい」 告げるべきことを告げれば、手を離し1歩。距離をとるだろう。 その手を掴むようなら別だが。 (-193) 2022/07/23(Sat) 20:31:12 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエ触れられる。 何かが流れ込んでくる感覚。 心臓のドキドキ感、なに?少し怖い。 勝手に元気になっていく。 少しの苦しさすら覚えるくらい 明瞭になった頭に、言葉が流れ込んでくる。 考える事を止めないで、それは。 な、に。 みんなで幸せになる方法の事? 距離が、とられて。 今なら、今ならと。思って。 手を、伸ばして。 叶うなら、その身を、抱きしめて。 「……もし、心配してくれてたなら……ありがとう。 ……リーディエも……無理しないで…… 無理して……笑わないでね………」 何を考え、告げるよりもまず。 一番気になったことを、解決したかった。 (-195) 2022/07/23(Sat) 21:00:33 |
【人】 命灯癒光 リーディエ肩を打ち付ける(>>40)音には、僅かに視線を向けた。 その頃には駆け出していただろうから、何を言うにも間に合わない。 出来ることなら、今顔の見えない子達にこそ。 フィルの言葉を知って欲しかった。 "今"の時間はもう巻き戻せないけれど、大切なことなの。 "今"だからこそ、大切なことだったの……。 手紙を託された(>>41)モノオキに視線を向け。 「……モノ、ごめんなさい。お願い、出来ますか?」 ぎこちない 笑みを浮かべ、ひとつのお願い。ノルの声には僅かに頷き、掛け布団とか……布を引くように頼んで。 そこにフィラメントを乗せて、この部屋を2人で後にする事になるのだろう。 モノオキの返事がどうあれ。 (42) 2022/07/23(Sat) 21:04:58 |
リーディエは、悲しむばかりの表情は似合わないと言われましたから。 (a45) 2022/07/23(Sat) 21:06:52 |
リーディエは、ぎこちないものでも笑顔を忘れずにいれたらいいなってそう思うんです。 (a46) 2022/07/23(Sat) 21:07:42 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 浮遊する ハグベリーその言葉の意味をどう取るかは、やはり貴方次第。 でも例え、他の皆やリディに何があろうとも。 やっぱり。……それを、忘れないでいて欲しいと願う。 手を伸ばすなら、拒むことはない。 こうした状況だからこそ、諦めることをやめたの。 力のせいで誰かに触れられないこと。寂しかったから。 代償を支払うことになろうとも。 誰かに抱きしめられるのは、いつぶりだろうか。 3歳になる頃。異能が芽生え、それからは……? ここに来てからも拒み続けて、それで今ようやく。 「……えぇ、」 返事とともに抱きしめ返し、その熱に顔をほころばせる。 でもね、笑顔が好きだと言われました。 だから忘れたくないの。……私は、忘れない。 暫くしてからこちらから背に回した手を離し、貴方に身を預ける。 光が舞い続ける程、リディの顔色は悪いものに変化していく。 それでも、拒もうとは思えなかった。だから、貴方が離れるまでは。 (-200) 2022/07/23(Sat) 21:22:44 |
【独】 命灯癒光 リーディエ一人一人の言葉が、鎖となっていく。 それは酷く苦しくて、でも…………。 生きる意味には、きっとなれた。 死ぬまでは、忘れない。 (-201) 2022/07/23(Sat) 21:29:37 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 手探り ノルフィラメントの部屋から彼を運び出すのはやはり一苦労で。 ずる、ずる……と布を両手で引っ張りながら廊下を移動する。 貴方には後ろを持つようにお願いしたはずだ。 フィラメントの体がズレ落ちないように。 階段があれば1歩1歩、慎重に。 暫くの間、無言でいたが。ふと、口を開いて。 「………私の部屋に、スコップを取りに行っていただけますか」 あれが無ければ、穴を掘ることが出来ない。 本当ならクロの時のようにユンに掘ってもらう方がいいはずだが。 わざわざ、呼びに行く真似はせずにいた。 もちろんすれ違うようならお願いするつもり。 スコップを取りに行ってくれるようならその場で足を止める。 そうでなければ、屋敷裏に着いてから改めて取りに行くだろう。 (-203) 2022/07/23(Sat) 21:40:09 |
【秘】 浮遊する ハグベリー → 命灯癒光 リーディエさて、貴方の心は分からない。 抱きしめていては、貴方の顔色さえも。 貴方を解放したのはきっと、貴方の顔がだいぶ青ざめた頃。 「……っ!?リーディエ、大丈夫!?」 心配を。 苦しかったかな、痛かったかなと。 死なないでほしいと、願う。 「休まないと………本当に死んじゃいそうだよ、リーディエ……」 お部屋、帰れる?平気? お部屋までは送っていこうか、なんて、心配げに告げて。 それでもあなたが、最初の質問の答えを求めるなら。 「……殺したくて殺す人なんて、 俺の家族の中にはいないよ。」 と。 それだけ答えた事だろう。 (-204) 2022/07/23(Sat) 21:45:38 |
【秘】 手探り ノル → 命灯癒光 リーディエ運びやすいように軽く持ち上げて、同じくらい気をつけた。 あとどこかに当たらないように。 「……埋めるんだ。うん……わかった」 頷いて、君の部屋に特に何もなければすんなり取って戻ってくるだろう。 先に運んでいってしまうかな、と思ったので、君が待っている様子には安心したように息をつく。 「……これ、どうしよう」 スコップを持っていては布を持てないし、布を持っていてはスコップを持っていけない。 フィラメントと一緒に布に乗っけるのも……いいのかな。 (-205) 2022/07/23(Sat) 21:46:16 |
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