【人】 将軍 かんぅ[なんだこの可愛い生き物。 なんだこの可愛い生き物。兄者がやばい。 やばくない時期あった? この白竜はお人よしというよりも流され上手なのかもしれない。引き摺られていく姿とか。何となくたどり着いた湯殿。其処は見事な場だった。おとぎ話に出てくるような。このかんぅも大体おとぎ話のような存在だが、…いやどちらかというと軍記物か。軍記物と昔ばなしの合体技(ドッキング)。塩や硫黄のない其れはこの魔物の好みか。 よい湯だなー。あははん] (260) 2021/06/17(Thu) 21:15:22 |
【人】 将軍 かんぅふむ?湯女の仕事? 何を勘違いをしておるのだ。 [ぷるぷる震える白竜の前に座れば、問答無用とその高貴な装いを引っぺがしただろう。容赦がない、びりっとか音がしなかっただけましか。ましなのかなぁ…。 そのまま勢いのままに服を脱がし] 裸の付き合いをしたいだけだが? …親しい臣下は、寝室や湯殿を共にするという。 かんぅだけの王ならば親しいのでは? [まっすぐに濁りなき眼が問う。 そういう事じゃない。そういう訳じゃないんだが、かんぅの心はどったんばったん(ブレーキが効かない) しかし、かんぅの好感度を上げ過ぎた婿殿が悪いところあるよね。洗面具や湯帷子、寝具を用意しようとするなど。どっちが嫁問題が勃発しかねない処とか。じたばたと両腕両足を振り回すのも赤子のようで愛いものであったし。 諦めが早いの以外に問題はあった。 そのままよく分からない衣を全部引っぺがせば 脇に手を入れ、ひょいと持ち上げて湯の中へ。 そう小さい子を湯にいれるあれである わぁい力持ち。] (261) 2021/06/17(Thu) 21:15:46 |
【人】 将軍 かんぅ婿殿は他人の肌に触れては 邪気が入るのであったな。 かんぅは先ほど知らずとはいえ、 婿殿に触れていた。 …邪気を落とさねばならぬのではないか。 [至極まともな事を言っているように聞こえる。 今までがあれであるのに。今もあれであるのに。しかも温泉に婿殿を入れただけでは足らず、自らも脱ぐ始末。ふんっと力よく溢れる筋肉。 そしてざぶぅんと入水。 湯が、湯が溢れます!! ああ流れていく。湯が筋肉に押し流される] (262) 2021/06/17(Thu) 21:16:24 |
【人】 将軍 かんぅ安心めされよ、婿殿。 夜は長い。 [じっくりと裸の付き合いをしようぞ。と どう考えても不穏。今夜は北斗七星の近くに星が輝くか。(死兆星)*] (263) 2021/06/17(Thu) 21:17:58 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 今着席したのでお返事はもう期待薄な感じなのですが(これを書いている間に書いてくださいというツッコミはわかります でも!!!! 「我」から「私」に変わるの!!!! ずるくないですか!!!!!!! いやラサルハグくんは描写のひとつひとつがずるいんですが……大丈夫? 大丈夫じゃない。 (-57) 2021/06/17(Thu) 21:38:04 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* ラサルハグくんがめちゃくちゃこちらを持ち上げてくれるので、私は自己肯定感ガン上がりしいますがラサルハグくんはいかがお過ごしでしょうか…… (-58) 2021/06/17(Thu) 21:45:37 |
五色 冥桜は、メモを貼った。 (a22) 2021/06/17(Thu) 22:08:13 |
【人】 白竜 ヤオディ[可愛い生き物などと、見た目はおっさんだが、はるかに年下の者に思われているなどと思ってもいなくて。 おとぎ話の主人公な二人が二人して風呂場にいるというのもシュールであるが] !??? な、なにをいたすっ、変態! 痴漢! 変質者っ!! [唐突に衣類を引っぺがされて、ぎゃーぎゃー文句を言う。 かんぅの特別製の耳からしたら、全てみーみー鳴く仔猫の鳴き声程度にしか思われてなかったかもしれなかったが] (264) 2021/06/17(Thu) 22:30:27 |
【人】 白竜 ヤオディ 裸の付き合いって!! それは気心を知れ渡った後の話ではないのか!? しかも戦のさなかとかのっ 王が配下の者と同時に湯に浸かるなどあるわけなかろうっ そんなことをするのは伽を命じた相手のみぞ。 [曇りなき眼で言われても、ダメなものはダメと躰を隠しながら顔を真っ赤にして不平を言うが、相手は聞いているのかいないのか、またひょい、と子供を持ち上げるように脇から手を入れ、ぼちゃん、と湯に落としてくれた] (265) 2021/06/17(Thu) 22:31:13 |
【人】 白竜 ヤオディ なにをするっ!! まず、掛湯をせんか! [マナーがなっておらん、とぷりぷり湯の中で怒りながらずれたことをがなる。 邪気のこと、気を付けてくれてたのかと気づくが、あれは意識しておけば大丈夫な類だ。それと、長く近くにいるようになれば、気が交換されて邪気も薄まっていくものだし。 そかし、かんぅが自分もすっぽんぽんになって飛び込んできたので思考が途切れた] (266) 2021/06/17(Thu) 22:31:41 |
【人】 白竜 ヤオディどこに安心する要素があるというのだ!! [体を洗って入らんか!とかんぅの顔に、湯殿備え付けの手ぬぐいをぴしゃん!!と投げつけ、こっちに来りゃれ、と湯から上がると体を洗うぞ、とかんぅをねめつけた*] (267) 2021/06/17(Thu) 22:32:36 |
【人】 土地神 リン[ 人は皆、忘れていくもの どれほど鮮明な記憶であっても 少しずつ色あせ、衰えていくもの そういうものだと認識はしていた 彼の者にも次のにも繰り返し教えられていた だから忘れられたとて、嘆かなくてよい──と けれど記憶は褪せても性分は変わらない 風呂を好む性質や 流水のように思うまま語る様 それらは己の知る彼のままのようでいて ] 怪談話をするのはよいが 夜に漏らしたらどうする そも、 おまえと同じ姿が三人など ちぃとも怖くはないわ [ 食事を残せば化け物に目を抉られるだったか あの時も脅かされ便所に行けなくなったもの 怪談話の類は禁句であると あの時、身に染みてわかっただろうに これもまた忘れたのかと、ついと唇が尖り ] (268) 2021/06/17(Thu) 23:00:02 |
【人】 土地神 リンむ、む随分と 失礼なことを云う 育つのは時がくれば勝手に育つ そも恋も出会いも人の道理だろう? 我は此処から出られぬ 故にお前や次が送られたわけで [ 鶏ガラ云々の恨みは覚えた とはいえこればかりは仕方のないこと 己の認識で蘇芳という者は 嫁というより親のようであったから 軽口が出るのも仕方のないこと、と ため息ひとつ手綱のように着物を手で引き こちらへと行き先示し ] (269) 2021/06/17(Thu) 23:00:21 |
【人】 土地神 リン──そうか嫁ぐ際にも変わる。と ならば、そのためか [ 決して変わらぬものではないらしい 名は体を表すというのに不思議なもの 向けられた視線にゆっくり頷き ] リン、だ ──蘇芳、いや今は冥桜か この土地の思念や精の寄せ集め ──土地神のようなものだ [ 今度は忘れるな、と からかうように付け加え ] 焼くではない、妬くよ 嫉妬の類と言えばわかるか? ──まぁ、いい会えばわかる [ ざらりと土埃の残る廊下を奥へ 突き当たり、右手の扉を示し そこを開けるようにと促した* ] (270) 2021/06/17(Thu) 23:01:22 |
【人】 書生 茅[『山神さま』の笑み>>258に、ぞわりと背筋が総毛立つ。 なんだか、そう、なんだかよくわからないのだが…… ヤバイ。 と、いうことだけは、分かった。 『山神さま』はその気になれば、どんなに残酷な事でもできるのだと。 それは例えば村ひとつを滅ぼすとかいうような。 そういう類のことを、本能が漸く悟った。 けれど、『山神さま』が重ねて問う。 村は助けたいか、 お嬢さんを助けたいか。 単純な思考回路はごくごく簡単な答えをはじき出す。 そんなのはもちろん、助けたいに、決まっている。 青年はその善良さ故、相手の言葉を疑うということを知らなかった。 だから、『なるほど山神さまのいうことを聞けば、助けてもらえるらしい』とそのまま理解した。] (271) 2021/06/17(Thu) 23:12:45 |
【人】 書生 茅[助けたい、と。 こくりひとつ頷いた青年に、『山神さま』は、薄い笑みを見せる。>>258 嫁の身代わり、という単語にも、一拍の間をおいて、こくりと頷く。 嗚呼、そうか……―――― 嫁の代わりに、喰われれば良いのだな、 と、思い至る。 青年は、“そう”言ったことにはとんと疎くて、 疎すぎて、 『山神さま』の言葉の意味が、半分もわからなかった。 否むしろ、ほとんどわからなかった。 ただ、『嫁のかわりに』という以上、嫁の代わりなのだろうと。 つまりは生贄として命を捧げよと、そういうことなのだろうと。 阿呆の自覚のない青年は、わからないくせに分かったつもりになる。 つまり、 『死ね』 (272) 2021/06/17(Thu) 23:13:08 |
【人】 書生 茅………ァ、 [何の意味もなさない声が一つ、かすれて零れ落ちる。 分かっていたはずのことだった。 そう、分かっていたはずだった。 だって俺は、あの村にはきっと帰れないことを、漠然と知っていた。 それはつまり、ここで死ぬという事だった。 どうしてそうなるのか、過程についてはまるで分らなかったが、結果だけは知っていたはずだった。 どうして目を背けていられたのだろう。 視界が滲み、白く染まる。 けれど、でも、比べるまでもなかった。 片や村の人たちの命。 片や俺一人の命。 そんなの、天秤秤に載せるまでもない。 だから、答えなど、初めから…… ぐぅ、と喉元を、熱い塊がせり上がる。 けれど、吐き出すモノなんて、何もなくて。] (273) 2021/06/17(Thu) 23:13:59 |
【人】 書生 茅 わか……った。 [暫くの間の後、青年は俯き、細く吐息のような答えを口にする。 掴まれた手首も、枷の食い込む足首も、ずきずきと痛む。 痛みすらどこか、愛おしく感じられた。 脳裏に描くは夕日に向かって洞穴を後にした背中。 どうかどうか、幸せに生きて欲しい。 それは、 憧憬 に似た想いだ。その為なら…俺。 何も、怖くないよ。 って。 強がりを胸に、顔を上げる。] (274) 2021/06/17(Thu) 23:14:25 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a23) 2021/06/17(Thu) 23:17:27 |
【人】 将軍 かんぅむぅ、それは忘れておった。 すまん。 [かけ湯を忘れた事を すまんと言いながら、このかんぅ湯舟に入ったよ。 おかしい、兄者ここら辺の会話おかしいよ。ずれたままずれた方向にいくよ。兄者ぁぁ。軌道修正の軍師、軍師を用意するんだ(ツッコミ役)心の中の弟では足りない。 なにせかんぅの脳内ちょうひぃだ。 圧倒的に策(カムバック力)がない。 邪気は意識していれば大丈夫なのだという知識はないのでそのまま触れた箇所を湯で擦る勢いだったのだが] (277) 2021/06/17(Thu) 23:18:59 |
【人】 将軍 かんぅ[よしこれで一安心。 (何が) とにもかくにも、婿殿の邪気を流そうと思っていたら、めちゃくちゃ世話焼き女房が現れた。>>267である。現状、かんぅ視点だと。え、やっぱり婿殿、奥方なの。しかも世話焼きの。魔物に嫁入りしたと思っていたら、魔物が嫁入りしていた。である、かんぅの脳内では。] 体を洗う? ほう、それはそれでやぶさかではないが。 触れて大丈夫なのであろうな? [婿殿の身を案じつつも ざばぁと湯舟から上がれば 見えるは最強の肉体に宿る青龍偃月刀。 と思ったが、長いおひげが全部隠してくれました、これぞ奇跡(せーふ)。そこまで長くないと言ってはいけない。美髯がなんとかしてくれたので全年齢のままです。ということにしておこう。そうしておきましょうね。 大丈夫そうなら とりあえず、体を洗ってもらう気満々で 椅子に座れば濡れた髪が艶めく美女。 中身はかんぅだけど。] さあ何処を洗ってくれるのであろうか さあ、さあ婿殿。 [かんぅうきうき 煌めく肉体美(かんぅぼでぃ)を見せて楽しみにしている 何処もかしこも、君を待っている。 待っている(強調)*] (279) 2021/06/17(Thu) 23:19:52 |
【人】 五色 冥桜[人はそれほど長くは生きられない。 特に五色の人間は血が濃いため天命という法によくかかる。 芸という一物のために他の全てを欠いている者は少なくはなく。 それはこの男も変わりはない] なんだお主、怖くておねしょしてしまうのか? どうするもなにも決まっておろう。 容赦なく磨きあげてお天道様にお布団を見てもらうぞ。 しかし、 予が三人居ると次々と怪談を語ってやれるな。 寝る間も惜しむ程に聞かせてやろうぞ。 [無論、決め事など知らぬのだから尖る唇の意味も分かるものではない。 ただ不機嫌になっていっているということだけはちゃんと分かる。 分かりながらも口が止まらない] (280) 2021/06/18(Fri) 1:26:48 |
【人】 五色 冥桜 よかろう。 確かに神であればずっと予の音を聞けるな。 実に素晴らしい。 だが――。 [廊下に足跡を残しながら歩きながらリンに語る] この予の名は冥桜であって蘇芳ではないのだ。 蘇芳が知っていたことを予は知らぬし。 逆に予は蘇芳が知らなかったことを知っておる。 人の道理では親と子は夫婦にはなれぬからな。 [蘇芳の次がいたと言う。 恐らくはそれも五色の誰かだろうが大叔母か叔母か覚えておらぬが誰かが此処へ来ていたことは間違いないだろう。 ただ恐ろしく厄介なことにそいつらは大事なことを伝えてはいなかったらしい] (282) 2021/06/18(Fri) 1:27:02 |
【人】 五色 冥桜 予は焼くのも好きであるが煮つけも好みだがな。 ただ妬かれるのは敵わぬものだ。 それは予の時間を無為にするからな。 して、此処で良いのか? [そして男は自分の音を聞いてくれさえすれば満足であるため全て否定することなく新たなる設定を追加した上で、言われるままに扉を足で開けた。 何故ならこの両手はリンのために塞がっているからだ**] (283) 2021/06/18(Fri) 1:27:08 |
【人】 鬼の子 千─ 翌朝/部屋 ─ [深く、深く。 宵の降りる前から陽が昇るまで指一本も動かないまま眠り続けた。 疲労の泥底から千を引き上げたのは、何かの気配と周囲の違和感。 暗き座敷牢には在らぬ筈の他者、届かない筈の光と鳥の声。 命を確認する手が離れてから、瞼が上がるまでにはそう時間は掛からなかった。 ] (284) 2021/06/18(Fri) 3:04:44 |
【人】 鬼の子 千未だ、生きてるんだなあ…… [見慣れぬ場所、聞き慣れない声。目が耳が現へと頭を戻していった。 寝起き故か弱くかき消えるような語気は、どことなく落胆を持って響く。 上体を起こし、まじまじと自分の身体を眺め手足を動かした。 着物は目立つような穢れは無いまま、動かす身に欠けた物はなく。 そこまで理解すれば向き直り、鬼と鬼が運んできたものを問いにも答えずに交互に何度も眺めた。] (285) 2021/06/18(Fri) 3:05:09 |
【人】 鬼の子 千ひひッ、鬼様が人間の飯を作ったのかよぉ てっきり血抜きもされてない生肉でも喰ってるのかと思っていたね! お陰様で久しぶりによく寝たともさァ あんたとゆっくり喋れる程度には、元気だとも [揶揄も受け答えも、軽い調子。早速と主食に伸びる腕の動きにも鈍さは無い。 ──より近くに見ると圧巻されるものがある。 握り飯というよりは塊。米の小山を強い力で握り締めたかのようだ。 一口齧り主張の強い塩気に一瞬静止する。米粒が全て最初から潰れているのも分かった。 ゆっくりと咀嚼し呑み込んで、次は椀を手に取る。 汁を啜ろうと傾け、唇に触れたのは液体ではなくくたりとした葉。 打って変わり、大きさと裏腹申し訳程度の味しかしない。その一枚を腹に収めた後、千が改めてよく見れば椀の中身はそうした野菜で埋まっていた。] (286) 2021/06/18(Fri) 3:05:26 |
【人】 鬼の子 千有難うな。腹がいっぱいだ 二日も続けてこんなに食うことになるとは思わなかった [黙ってもう一度順番に口にし、そこで盆は鬼の方へと押される。 残した原因は味ではなく胃の大きさ。腹部を摩る動きは演技などではない。 豪快な握り飯を椀に詰まる汁気を吸いに吸った野菜たちと共に完食出来るのなら、このような身体で輿入れすることは無かっただろう。] 昨日言わなかったか? 千太郎は付けられる筈だった名前、 俺はずっと千と呼ばれて育ってきたんだがね [酷く作り慣れていない、自分の為に用意された飯に付ける文句などは無くとも その呼び掛けには怪訝そうに腕を組む。] (287) 2021/06/18(Fri) 3:06:29 |
【人】 鬼の子 千鬼様がそう呼びたいんなら構わねぇけどさ あんたには俺を好きにする権利があるわけだしなァ [名前など判別出来ればそれでいい。人間を集団という箱に放り込む時に振り分ける数字のようなものだ。 十であろうと、その後に一がついていようと大した差はない。 結局のところ、訂正はしても興味はないのだ。 相手が望むのなら、拒む理由は存在しなかった。] (288) 2021/06/18(Fri) 3:07:08 |
【人】 鬼の子 千まあ、そんな話はどうだっていいんだ そうだな、勘違いの話から始めよう あんた、俺のこと可哀相だと思っているんだろ 何でそんなことをしたのか分からねぇんだが、要するに…… 選ぶことで救ったつもりでいるんだろう? [布団から乗り出した身、相手の膝に手が乗る距離で紅色を見上げて 覗き込みながら、見透かそうと凝視しながら目を細めた。] 妖怪の癖にお優しいことで結構なんだがね、 まずそこから間違ってんのさ [皮肉に口角を歪める「か弱く哀れな鬼の花嫁」は、紅鉄坊の反応を眺めながら話を続ける。] (289) 2021/06/18(Fri) 3:07:27 |
【人】 鬼の子 千そういう上っ面はいいんだよ 俺は俺を選んだあんたに興味があって、 求められたと思って、役目を果たそうと来たんだからよ [最初の一言は、どことなく吐き捨てるように。 祖母の目が悪くなってから切る者がいなくなった髪を、煩わしげに掻き上げる。] ちゃんと相応に扱ってくれよ。なぁ? [無論それは、人と人の間の婚姻で齎されるような甘やかさや絆を求めているわけではない。**] (290) 2021/06/18(Fri) 3:07:50 |
天狗は、メモを貼った。 (a24) 2021/06/18(Fri) 7:08:07 |
【人】 水分神[やはり熱くなく程よく冷まされていて 果物の甘さや、菓子の甘さとは異なる 優しい甘さに顔が綻んだ。] 何じゃ、何じゃぁこれはぁ…… あまぁ〜くて、とろとろ〜ん もっちもちじゃぁぁ…… [ただの黄色なら、年に一度供えられて ひとりで食べるおせちに 似たものが入っているが……、全然違う。 何なのじゃろうか、 口の中でもっちりと伸びるこれは。 頬に手を当て味わっているうちに消えてしまった。 妾自身もこのまま溶けてしまいそうじゃよぉ。] (292) 2021/06/18(Fri) 7:28:33 |
【人】 水分神[そうしてから、はっとする。 頬に当ててた手を下ろし コホン! と咳払いし。] あ、あー。腕は、悪くは、ないな…… [とまた、言い直した。 此奴の前では、 きりりと引き締めておらねば。 そう居住まいを正すが。 ……料理を食べる以前に比べると どうしても表情は緩んでしまっていただろう。] (294) 2021/06/18(Fri) 7:29:19 |
【人】 水分神[今日は、そう……偶々じゃ。 偶々、全部んまかったが、 直に失敗して不味いもんを 出してくる日もあるじゃろう。 其れより掃除にめげる日が 来るのが早いか。 これまでの婿は皆 長く保たんかったからな。 ひと月か。否、一週間か? 妾は、その日を待つだけじゃ。] (295) 2021/06/18(Fri) 7:29:51 |
【人】 水分神[図々しく自分に用意された全ての料理を 口に運んでもらい ぺろりと平らげたならば。 当然の如く片付けもせず 立ち上がる。] 妾は寝る お主の部屋は彼方じゃ [寝所を共にする気はない意思を伝えて 自室へと去るじゃろう。 ……妾の許可なしに夜這いにやってきた男のことも うつけ者、と追い出してやったことがある。 妾の意思は絶対なのじゃ。**] (296) 2021/06/18(Fri) 7:30:09 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a25) 2021/06/18(Fri) 8:28:06 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア叡智の素質だとか>>174聡明だとか>>254 そう評されていることなんて その表情から読み取れもしなければ 察することも出来やしない。 『Sophia』の名を冠すると言っても『ただの子供』 相手にどう思われているかを考えながら 振る舞うような知能は未だ持ち合わせていない。 (297) 2021/06/18(Fri) 8:50:40 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「面倒」>>254とはどういう意味なのか。 それに対する答えは、少ししてわかる>>255 「 ラサルハグ……え、神様!? 」 『Rasalhague』の意味を知らないから へびつかい座のことだとはわからず>>19 ただ、名前を覚えるように言葉を繰り返した。 少し覚えづらい名前だと思ったのが率直。 けれど、次に述べられた言葉に驚いて 目をまんまるとさせれば、ぽけ、と口を開いた。 (298) 2021/06/18(Fri) 8:51:01 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアこの存在感の大きさは神だと言われれば なるほど、納得出来るものだと思う。 だから、『ただの子供』は疑う気持ちを持つことなく 『 大蛇 』を『神様』だと認識する。 「 あ、えっと、 」 本当に神様がいるのなら、聞きたいことは山ほどあった。 なのに、言いたいことがまとまらなくて舌が縺れる。 焦ったようにもごもごと口を動かして なんとか言葉を出そうとするけれど、上手くいかない。 そんな私に彼は、今までのような声を静め 穏やかな声で語りかけてくれる>>256 伸ばされた手に体は震えを走らせるけれど 拒む気持ちにはならなかったから すぅ、と息を吸い込んで、彼の手を受け入れた。 (299) 2021/06/18(Fri) 8:51:22 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア少女らしい小さく、でもふっくりとした頬に 彼の手が触れる。 その温度は蛇の如くひんやりとしているだろうか。 感じる気持ちよさに思わず目を細めて。 まるで落ち着いていいというような手に 一度目を閉じれば、深く呼吸をする。 どくどくと動く心臓を抑える気持ちで 胸元で握っている手にぎゅうと力を込めると、 裏葉色の目を開いて相手の顔を見上げた。 (300) 2021/06/18(Fri) 8:52:19 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 ……毎年、神様の所へおよめ? に 村の人が行ってると思うんだけど。 村へ帰ってくることはないの? 」 大人が言うには、 「神様の手伝いをしに行っている」そう。 でも、手伝いならたまには帰ってこられないのかな そうずっと疑問だったのだ。 なにか事情があるのだろうか。 それとも、神様が厳しくて帰ってこられないのか。 伺うような目で相手を見つめる。 (301) 2021/06/18(Fri) 8:52:38 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアそろそろ夜も更けてくる頃>>256 子供から話を聞いた大人は>>111 森の入口まで探しに来ている。 森深くまでは、神の逆鱗を恐れて入りはしないから もし探しあてることが出来なければ、 大人しく引き返していくことだろう。 月明かりが木々の隙間から 『ただの子供』と『 大蛇 』を照らす。 動物の鳴き声もせず、静まった森の中。 二人だけの世界のように、視線を絡ませあって。* (302) 2021/06/18(Fri) 8:52:49 |
『ただの子供』 ソフィアは、メモを貼った。 (a26) 2021/06/18(Fri) 8:56:07 |
【独】 龍之介/* 何じゃ、何じゃぁ、かわいすぎじゃぁぁ って、俺が叫びたいんじゃあぁぁぁあぁぁぁぁぁぁッ 美味しい!を こんなに生き生きと こんなにかわいく表現してくれる なー すごい、すごすぎる 普段のツンツン、きりりッが崩れるほどに、って そのギャップがますます 美味しいを引き立たせてくれてて、 あーーーー、ほんと最高に すきっっっっ めちゃくちゃ幸せな気持ちにしてくれる でれれれーんって ずっと溶けてる _( 〃‥)_ (-65) 2021/06/18(Fri) 9:44:43 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグソフィアと出会う少し前から顕著であるが。 元来男女や年齢を問わなかった贄が 気づけば女だけになっていた。 送られてくる女は覚悟を決めた者も居れば 村を恨む者や、さらには己を討とうとせん者もいた。 大数の幸福のために少数の犠牲を。 己が要求したとはいえ抗いもせずに従い、 誉れに朽ち果てるより同族に犠牲を強いる。 実に人間らしい。 (303) 2021/06/18(Fri) 11:22:32 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグしかしそれは偶然か必然か。 腹立たしくも村の者達は 『 大蛇 』の唯一の弱点をよく突いていた。 いつしか女を嫁がせるという風習に変われば こちらが契約を反故にすることは出来ない。 『 大蛇 』は幸か不幸か、 女や子どもという生き物に少々甘いのだ。 (304) 2021/06/18(Fri) 11:23:02 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 男であれば贄として屠るだろう。 元来贄というのはそういうものだ。 しかし女の方が美味であったとしても 『 大蛇 』にとってはそもそも食事など 嗜好品に過ぎず、それが途絶えたところで 生命の危機など起こりえない。 結果として女や子供がこの世から消える そんな結末は無に等しい物となる。** (305) 2021/06/18(Fri) 11:23:59 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ子どもは純粋だ。 相手にどう見られるか考え振る舞うことの無い その姿は、取り繕われないその人間の本性を その身一つで体現してみせる。>>297 とはいえその純粋さ故の言葉に>>298 『ラサルハグ』は思わず顔を顰めて言った。 「お前達が勝手に神と呼んでるだけで 我が神と名乗ったことはないのだが...。」 目を丸くして気の抜けたソフィアを前に 『ラサルハグ』はやれやれと肩を竦める。 こんな犠牲を強いる神様などいるわけなかろうに。 なぜ己を神様だと思えるというのか。 犠牲がどう言い伝えられているのか。>>301 聞けば『ラサルハグ』は腑に落ちたような表情で 冷ややかな笑みを浮かべることになるのだろう。 (306) 2021/06/18(Fri) 11:26:00 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 正直なところをいえば 『ラサルハグ』の想定ではソフィアといえど 己が神だとはすぐには信じないと思っていた。 「嘘だ」など、そんな言葉が来るとばかり。 そう思っていたが結果は想定を超えて訪れる。 頬に伸ばした手は柔らかなものを捉えて 人間らしからぬ冷たい手は 形容しがたくも心地よい暖かな感触に包まれる。 ソフィアもまた人間であると言うのに、 抱くはずの嫌悪が現れないのは何故なのか。 言葉の詰りを流すような少女の呼吸を余所に 『 大蛇 』の興味はなおも引かれゆく。 (307) 2021/06/18(Fri) 11:28:53 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ水面に映る裏葉柳は問う。>>301 『ラサルハグ』の冷ややかな笑みは ソフィアにはどう捉えさせたものか。 『ラサルハグ』の応えは淡白なもので。 「―――ない。 当人達もそれを覚悟している。」 ソフィアの問いをただ否定する。 村の手伝いならば帰れるはず。 少女の疑念は至極真っ当なものだ。 にも関わらず帰れないということは 神の手伝いをしに行っているわけではないのだと。 少女が悟らない事を祈ることとしよう。 (308) 2021/06/18(Fri) 11:30:54 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 過去嫁いできた女達は村には戻れない事。 そして決して死んでいるということはなく 今は他の村で暮らさせていること。 少女が抱くかもしれない疑念には出来る限りを 答えようとはするだろう。 明確な疑問を抱く聡明な者には鮮明な答えを。 元来世界とはそうあるべきものなのだから。 少女は『神』とやらを軽蔑するだろうか それとも別の感情を持つのだろうか。 それもひとつ、『ラサルハグ』の興味であった。 (309) 2021/06/18(Fri) 11:32:41 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ少女の問いに答えきったあたりだろうか。 次第に『ラサルハグ』の口数は減るも 『ソフィア』と『ラサルハグ』だけの世界は ひたすらに静寂が続く。>>302 そこは一切の立ち入りを許さない領域。 月明かりは互いの姿形を鮮明に照らし、 まるで嘘偽りを許さぬと暴き明かすように。 それは人間を嫌悪する『ラサルハグ』にも 思わぬ感情を与えることになる。 (310) 2021/06/18(Fri) 11:35:15 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ 森の中で薄く照る裏葉色の少女は 美しいという形容が相応しかろう。 主と容姿が瓜二つだからでは無い。 それに、主の瞳は裏葉柳ではなくロベリアだ。 何も知らないであろう少女は 何物にも染まらない芯を感じさせるも 何物にも染まりそうな魅力を持つ。 不意に『ラサルハグ』は触れた頬を優しく撫で その髪を指先で梳いていく。 『ソフィア』を指先に刻むがごとく、触れる。 (311) 2021/06/18(Fri) 11:36:53 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ思わずそう吐息混じりの声で囁いた後。 絡み合っていた視線を最初に解いたのは 『ラサルハグ』だった。 人間よりも鋭敏な五感はたとえ森の入口であっても 人間達が森に立ち入ったことにはすぐに気づく。 恐らくはソフィアを探しに来ているのだろう。 そうだ。この少女には帰るべき場所がある。 にも関わらず村の者達はこの場所に来る前に 引き返していくのだ。 それはつまり『神』を恐れたからで あの者達にとっては村娘よりも神の怒りが怖いと。 『 大蛇 』にはそう思えてならない。 (313) 2021/06/18(Fri) 11:41:25 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ『ラサルハグ』はソフィアに視線を戻し。 「どうやらお前を探しに来た者がいる。 しかしここには辿り着けないようだな。 まったくもって...救いようのない連中だ。」 『ラサルハグ』は呆れたようにため息をつく。 もし少女が不安がるようならば必ず村に帰すと 宥めることにするだろう。 『 大蛇 』は立ち上がれば その片手をソフィアに差し出して。 「こう夜が更けていては 本当に蛇が子どもを攫いかねん。 お前を村まで送り返してやろう。」 そう、少女の答えを待つのだ。* (314) 2021/06/18(Fri) 11:46:39 |
【人】 龍之介[どきどきしながら見守っていると、 また嬉しいお言葉が 食べ終わったばかりの口元から飛び出してくる。>>292 その表情が、反応が、>>291>>292 とんでもなく可愛らしくて 此方まで溶け落ちてしまいそうだ。 (……もっと見たいな、) 急くような気持ちに後押しされて 次も差し出してみれば 見つめている自分の方が 幸せになれてしまうようなお顔とお声で、 褒めてくださるものだから>>293 どうしようもなく浮かれてしまう。 こんなに、 ”嬉しい” だけで心が塗りつぶされたのは何時ぶりだろうか。 思い出せないから、 初めてのことかもしれない。] (315) 2021/06/18(Fri) 11:47:24 |
【人】 龍之介[そうしながら思い出すのは 先程の幸せそうなお顔。 (…あぁ、そうだ! ほんのり甘くした豆乳を 寒天でぷるんと固めて、きな粉をまぶす。 黒蜜を添えても良いかもしれない。) 思いついたら 居ても立っても居られなくて さっと掃除を終わらせ すぐ下ごしらえに取り掛かった。] (318) 2021/06/18(Fri) 11:47:59 |
【人】 龍之介[此処に来る前は 弟が村で不自由なく暮らしていけるようっていう 息苦しい使命感だけだったのに… あの御方に 喜んでいただきたい、という ある意味、自分の欲のためにする努力は ────こんなにも楽しい。 失敗すれば、 追い出されてしまうかもしれないという 不安と緊張もあるけれど それを上回る 楽しみな気持ちを胸に沸き立たせながら 水に浸した大豆を すり鉢で静かにすり潰した。] (319) 2021/06/18(Fri) 11:48:03 |
【人】 龍之介[全ての準備を整え終えたなら 沐浴を済ませ 教えていただいた自室で ことん、と 電池が切れたように眠りに就く。 待ち遠しい明日を 駆け足で迎えに行くような気持ちで。]* (320) 2021/06/18(Fri) 11:48:07 |
【人】 龍之介[翌日だけでなく 来る日も、来る日も… 追い返されてしまわぬ限り、ずっと 龍之介は 喜んでいただきたい一心で 嬉々として片付け、新しい献立を考案し ふぅふぅと息を吹きかけては にこやかに差し出して ミクマリ様に尽くし続けた。 それは、もう ”生き甲斐”と言っても過言ではないくらいに 活き活きとした瞳で。]** (321) 2021/06/18(Fri) 11:48:15 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* そう、蛇と医術の神と聞いた時からアスクレピオスかな?? と考えていたら当たっていましたね! 私にしては珍しい。 いつも思いますが西さんは見識が広い方だ。 (-67) 2021/06/18(Fri) 12:17:51 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* やることが多くて感想を残せていないのが悲しい……リアル▲ ずっとずっとかっこいいと思っています、時間がある時に頑張りたい 他の人も読めていない (-68) 2021/06/18(Fri) 12:19:16 |
【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ/* 人間の事を「考える事をやめた」とか「自分の都合が悪くなれば鞍替えも厭わない下衆」とか、散々なこと思ってるラサルハグくんはそれでも主の言う事が正しいのか知りたくて人間に期待を持つようになるという.....。 [その結果人とは違う様子を見せたソフィアに傾倒する蛇] (-69) 2021/06/18(Fri) 12:27:47 |
【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ/* 子供相手に美しいとか言ってるの犯罪臭やばいけどラサルハグくんなら許される。可愛いソフィアが悪い(責任転嫁) (-70) 2021/06/18(Fri) 12:28:48 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア村を守る代わりに贄を差し出せと言われ 最初は男女ともに差し出していたが>>303 いつからかそれが女性だけになったのは、 神として崇められ始めたからか、 大蛇が従っていたという医学の神に準えたのか、 それとも……。 思惑はどうであれ、成人した女を一人>>304 毎年神へと嫁入りさせる習わしが村には出来ている。 決して多くない村人の数を補うために 遠くない親族同士で契りを交わす時もあるとか。 (322) 2021/06/18(Fri) 14:47:28 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア*** 顔を顰める様子を見れば>>306 自分が怒られたかのように身体を震わせた。 「 えと、ごめんなさい……? でも、色んなことを村にしてくれる すごい人なんでしょう? 」 神様という言葉は人が呼ぶ敬称でしかない というのなら、自分から名乗っていないのは頷ける。 顰めた顔がどういう理由からのものか よくわからず、オロオロと眉根を下げる。 (323) 2021/06/18(Fri) 14:48:15 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア神様だとは信じても、人ではないだとか 蛇だとかは、未だによくわかっていないもの>>307 触れた手の冷たさに内心びっくりしながら 先程までとは違うような、 どこか冷ややかに感じる顔を見上げる>>308 「 ……覚悟。 」 神の元へと手伝いをしに行くには 重い覚悟が必要なのだろうか。 一体なにの手伝いをしているのか、 それを聞いてもいいものだろうか。 『ただの子供』はただの子供でしかなく 深く疑うことを知らない。 聡明というには遠く、見える世界しか語れないのだ。 (324) 2021/06/18(Fri) 14:48:41 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア (325) 2021/06/18(Fri) 14:49:03 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア話が途切れ、静寂が辺りを包み込むと>>310 いつの間にか、手を当てている胸の鼓動が 落ち着いていることに気がついた。 今でも大きな存在として、重圧を感じるけれど、 話している間にすっかりと慣れてしまった ということだろうか。 彼の髪は燃えるように赤いのに 瞳は湖面のように静かで>>311 真逆な色合いを不思議そうに眺めていると 頬に当てられていた手が白縹の髪を撫ぜていく。 (326) 2021/06/18(Fri) 14:49:23 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 え? 」 囁き声が一瞬理解できなくて>>312 聞き返すように声を上げれば すい、と彼の目線が私から離れた>>313 褒められたのかな、いや、気の所為かな。 流れ星のように通り過ぎて行った言葉を なんだか雰囲気の硬くなった彼に聞けないでいる。 (327) 2021/06/18(Fri) 14:49:38 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアどうしよう、そう思っている間に視線がまた こちらに帰ってきたけれど>>314 その表情はどこか不機嫌そうに見えて やっぱり、聞く時ではないと感じた。 「 人が来たの? 探しに来てくれたんだ。 神様はそういうこともわかるのね すごい。 」 安心したように息を吐けば漸く笑みを浮かべる。 神様が優しい人だからといって、森の中で 知っているものがいない状態は、やはり心細かったのだ。 (328) 2021/06/18(Fri) 14:49:58 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 いいの? ……ありがとう! 」 送ってくれると差し出してくれた手を そっと小さな手でとって。 すっかりと打ち解けた気持ちの神様と帰路へつく。 村で他の村人と顔を合わせたのなら こっぴどく怒られることだろう。* (329) 2021/06/18(Fri) 14:50:07 |
『ただの子供』 ソフィアは、メモを貼った。 (a27) 2021/06/18(Fri) 15:02:55 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグたとえば『ソフィア』が見える世界だけを語り、 深く疑うことを知らなかったとして。>>324 犠牲 だとすれば、この話を知るにはまだ早いのだろうか。 今教え伝えることが正しいのか否か。 『ラサルハグ』はその答えを知らずにいる。 「いや...謝るな。お前じゃない。 少しばかり昔を思い出しただけだ。」 すごい人 (蛇だが) なんて大層な存在ではないとここで否定したところで意味はなく。 『ラサルハグ』はソフィアの質問には答えず ただ狼狽える小さな身体を宥める。>>323 (330) 2021/06/18(Fri) 16:32:30 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ「覚悟」の本当の意味 即ち、死 を恐らくソフィアはまだ知らないだろう。>>324 本来ならば教えなければならないのだ。 「覚悟」と犠牲が皆の平和を作っていると。 知らぬことこそが『 大蛇 』の逆鱗。 知らねば、知らしめる他ないのだから。 (331) 2021/06/18(Fri) 16:34:17 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ しかし『ラサルハグ』は少女に残酷な仕打ちを しようなどとは毛ほども思えない。 彼女が犠牲となった者を忘れていないから。>>325 『ラサルハグ』が望む在り方を少女は実現している。 『 大蛇 』が牙を向く道理も残酷な 事実を突きつけることも、この少女に対しては不要。 ともなれば『ラサルハグ』が取る行動は 厚情に満ちたものとなっていく。 (332) 2021/06/18(Fri) 16:35:57 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ(世界がお前のような人間で溢れていれば 私もあんな過ちは犯さなかったかもしれない。 お前のような子を、私はずっと.....。) (333) 2021/06/18(Fri) 16:39:51 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ「あぁ。元気だ。恐らくはな。 今は違う村に住ませているせいで 正確な事までは私にも分からぬ。」 他の村へと送った後のことは『 大蛇 』にも 正確には辿ることが出来ない。 とはいえ訃報はすぐに届くはずなのだから つまり皆不幸の道はまだ辿ってはいないのだろう。 だがこの小さな子どもに真実を全て打ち明けるには 幾許かの時を要する。 「いつかまたお前と会う時があるとして お前が今よりも大きく育っているならば その時は.........お前に全てを話そう。」 つまりはまだ幼子に話せることでは無いのだと ソフィアは納得してくれるだろうか。 そのVまたVを数奇な巡り合わせが連れてくると、 それは『ラサルハグ』にとっても誤算に違いない。 (335) 2021/06/18(Fri) 16:42:03 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ*** 戸惑いを声に漏らすソフィアがこちらの機嫌を気遣い 口を噤んでくれているとなどとは気づきもせず、 横槍は結局『ラサルハグ』の呟きを曖昧に溶かす。 「便利なことばかりじゃない。 聞きたくなくても耳を塞げぬのは 時として拷問に近しいものだ。」 安堵に微笑む少女に『ラサルハグ』も苦笑が浮かぶ。 たとえ少女に対する厚情はあれど村に情はない。 もしも己の険しい表情がその身を竦めさせていたと 知らされたとしたら。 『ラサルハグ』は密かに反省をすることになるだろう。 (336) 2021/06/18(Fri) 16:46:02 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグこの少女を前にすると妙に調子が狂うのは、 己の考えている人間の枠組みから外れた少女が 『ラサルハグ』の知る常識を覆していくからか。 少女の手を引いて村を目指す間 『ラサルハグ』の放つ雰囲気は幾分も柔らかく。 さしずめ少女の陽気に当てられたというべきか。 (337) 2021/06/18(Fri) 16:47:47 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグしばし歩み続けた先。 森をぬけて村の入口が見えるところまで来れば 『 大蛇 』はソフィアの手を離す。 「私のことは他の者には言うな。 言えば混乱を招きかねん。」 村人達のことをよく知らない『 大蛇 』は 神様を知っているという理由でソフィアが 奇異の目に晒されることを危惧していた。 少女の反応を伺いつつも ソフィアから離れるように一歩後ろに後退り。 (338) 2021/06/18(Fri) 16:50:29 |
【人】 『 大蛇 』 ラサルハグ「これに懲りたら...もう森には近づくな。 さもなくば、今度はお前を攫うぞ。」 ソフィアにそう言い残して 『 大蛇 』は少女に背を向ける。 『ただの子ども』はこの日を境に 『神の招待を知る子』であり 世界でただ一人の『蛇に魅入られた娘』となる。 ── ▷ 蛇と花嫁 ──** (339) 2021/06/18(Fri) 16:51:53 |
【独】 『 大蛇 』 ラサルハグ/* 後ろに後退りとか頭痛が痛い並の狂言だからおちつけ。 ラサルハグくんのイメージが壊れるぞ。 (正体を招待と変換するガバ) (-76) 2021/06/18(Fri) 16:58:33 |
【人】 天狗[助けたいか、という問いには予想通りに「是」が返る>>272 天狗の言葉を疑う様子もなく、身代わりという言葉にも頷いて あの村の人間の中にこんな真っ当な者もいたかと驚くが やれ、疑われないならいいように言いくるめてしまえば 暫くは「愉しめる」だろうとほくそ笑む 小僧が元々村の者ではないなど、村そのものに興味のない天狗は知らず 小さく声を零し、表情がどこか諦めたようなものに代わり どこか思いつめたような声で承諾を返すのに、あぁ、と天狗は思い出す 村人の間では嫁とは「贄」だ>>273 還らぬ娘たちがどうなったかという噂は天狗にも届いている それを訂正する気などはなかった、恐れを抱くくらいが丁度いい] (340) 2021/06/18(Fri) 17:08:08 |
【人】 天狗[最後に笑って見せたのは強がりか諦めか ああ、そうまでして助けたいのかと余計な関心をする>>274 この純粋な小僧を弄んで染め上げて、安心しきったところで村を襲ったなら こいつはどう思うだろう、嘆くか、それとも天狗の毒に狂うて解らなくなっているか など、天狗の本質は隠したままに] 安心しろ、殺しゃしねえから 嫁っつーのはお前、一緒に暮らすもんだろうが 俺を愉しませろ、ってことだ 意味が解ってねぇみたいだがな、ま、すぐにわかる [いつもなら頂に近い住処に連れて行き、そこでことを成すのだが 状況をわからせるためにここで処女を奪ってやろう 小僧でも処女というのかは知らぬが、まずは此方を見るその顎に手をかけて 逸らせぬようにしてからその目を見据える その奥に宿る不穏な色に、無垢であろう小僧が気付くかどうか] (341) 2021/06/18(Fri) 17:11:11 |
【秘】 天狗 → 書生 茅 いい答えだ いいか、下手に抵抗するなよ? 声を上げるのは許してやる、その方が興がのるからな [言いおいて、くつりと笑いながら顎を掴んていた手を白無垢の袷にかけて、グイ、と広げ 露になった首筋に噛み付くかのように強く、強く吸い付いて] これで、お前はワシのもんだ 逃がさんぞ、安心せぇ、ワシが飽きるまで「かわいがってやる」 (-77) 2021/06/18(Fri) 17:13:09 |
【人】 天狗[くつくつと笑いながら、小僧の首筋に朱く所有の印を刻む その意味を多分小僧は知るまいが、その後に耳元に寄せて零した言葉は、おそらくもっと意味不明だったろう 「簡単に、壊れてくれるなよ」 **] (342) 2021/06/18(Fri) 17:13:56 |
天狗は、メモを貼った。 (a28) 2021/06/18(Fri) 17:22:44 |
【独】 天狗/* すまない寝落ちた!!!!!(土下座) ちょっとさくさく行き過ぎたかなと思いつつ 遅筆ペアなんでプロローグのうちに印までは行っておきたかった!!! やりたいことが多すぎるから、初回はさくっととは言ってるんだが、果たして…… なお、イメ曲はまだ決まっていない模様(おい (-78) 2021/06/18(Fri) 17:27:26 |
【人】 土地神 リン[ 楽の音の様に男が話す その響きは耳に好いもので 怪談話しに、身体の作り方 果ては国産みの神の話しへと 男の語る話は止める間も無く流れていき ──ふ、と思う 蘇芳はこんなにもお喋りだったかと 記憶の底を探っても思い出せない なぜなら彼の嫁は話すより もっぱら笛吹くことを好んだから 道具が笛から三味線にかわり 口が自由になった分、数が増えた 引っ掛かりをそう解釈しようとすれば ] 冥桜であって蘇芳でない ……それは、名を変えれば ──当然のこと、だろう? [ 応える声音に疑問が滲む 己を蘇芳ではないと云う男 その面差しをしっかりと確かめようとして ] (343) 2021/06/18(Fri) 17:46:34 |
【人】 土地神 リン[ ──ガラリ 扉の開く音に、ハッと息が止まる 足で扉を開けるなど 蘇芳であれば決してしない 己に詫びて一度おろし それから、手でもって開ける 必ずそうしていたのだから ] ……そうか、違う。か あぁ、そこでよい 次のは寝ているからな 騒いで起こすと叱られる [ 扉を開けば広がるのは そこには、がらんとした広い部屋 調度のたぐいはあまりなく あるのは黄ばんだ紙束の乗った文机と火鉢 それに屏風の向こうに置き畳みがある程度 障子から差し込む橙の光が 板敷の床に積もった埃を明るく照らし ] (344) 2021/06/18(Fri) 17:46:57 |
【人】 土地神 リン起きていた時は もっと、綺麗にしていたが 寝ているところ 箒や雑巾掛けするのは…… [ そも、己は食べずとも不自由はせず 綺麗にせずとも病にかかる心配もない ならば騒いで起こしてしまうより 起きるまでと思うのも当然の結果であり ] 緋扇、これが次の嫁の ────冥桜、だ [ 置き畳の上、横たわる黒髪へ 妬くなと揶揄っても、やはり応えはない* ] (345) 2021/06/18(Fri) 17:47:21 |
【独】 書生 茅/* ところでさみぃさん???枷取るの忘れたでしょそうだね???僕は枷ついたままでも良いんだけどね??? よーし、枷ついたままにしよーっと(わくてか (-82) 2021/06/18(Fri) 18:00:04 |
【独】 書生 茅/* ところでだいちさんにしては頑張ってると思いません? 何をって、相方に即堕ちしないことですね(そこ さみぃさん相手だと開幕2ターン以内で堕ちたりするからさ…(めそらし でもね、だいち知ってるんだけどね。 茅くんって、堕ちるってターンを踏まずにいきそうなんだよね(どこに (-83) 2021/06/18(Fri) 18:01:40 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* こういう展開ならやっぱり、最初に嫁入りする描写を入れない方が良かったかな〜〜! 迷ったんだよね 村の男に嫁入りしたくなってきた、これはラサルハグくんが嫌なのではなく展開的な美味しさで。 RP村むつかしくてたのし〜〜! 贅沢な悩みをしている (-85) 2021/06/18(Fri) 18:41:17 |
【人】 白竜 ヤオディ いたっ いたたっ 強く擦りすぎだ、このバカ力めっ [おかしい。手と湯で擦っているだけだというのに、なぜか白い肌が赤く染まっていく。どういう原理なのだろうか。 何もかんぅに触れられたから肌が“ぽ”というわけでなく物理攻撃を受けているのと同じダメージを受けているのだ。 肌は特性:うるおいボディであるのに。(ヤオディはきっと水属性)ちなみに同じ水属性でも、特性:さめはだではないし、竜だからといって過去に跳ねるしか能がなかったわけでもない*] (346) 2021/06/18(Fri) 18:54:16 |
【人】 白竜 ヤオディ[かんぅが肉体もメンタルも強すぎて、自分ちなのに全然安心ができない。 顔にてぬぐいを投げつけても微動だにしないし。 いや、あんなことでダメージくらわれたら心配にしかならないのだけれど。 まさか自分以上に魔物っぽいかんぅに脳内嫁認定されていると思ってもみないが、なぜかノリノリのかんぅが勢いよく湯からでてくる] わあああ! [少しは前くらい隠さんか!と思ったら、まるでなんかの映画かアニメのようにエフェクトもどきが入って大事なところは隠してくれる。便利である。なぜ自分の方にはその機能がないのだろうか。 座って洗ってもらうつもり満々の男の後ろに回り込む] (347) 2021/06/18(Fri) 18:54:32 |
【人】 白竜 ヤオディどこって、背中以外ありえないだろう? 他のところは己で洗え! [かんぅボディは傷だらけ。自分と違って状態異常を直す効果は内容だ。 まったくもう、と図々しい相手だが、背中をごしごしとこすってやろう。 そういえば、身近な存在は水生生物ばかりなので、湯をあみ、こすって体を洗う習慣を持つものはいない。 魔物は一人で産まれ、一人で生きる。 こうして自分以外の人の体に触れたのもいつぶりだろうかと考えながら、背中を洗っていたが] ひ、広すぎる……。 [かんぅの背中はこすってもこすっても洗い終わらない。 ようやく全部を入念に擦りあげたと思った時には、すっかり息が上がっていた*] (348) 2021/06/18(Fri) 18:55:04 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a29) 2021/06/18(Fri) 19:04:39 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 「やっぱり貴方は怪物だわ」←これ言いたいセリフ 私毎回文を書く前にごちゃごちゃ考えるので筆が遅いことに気がついた (-88) 2021/06/18(Fri) 19:41:59 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* この時間から眠たくて困ってる!!! 書きたい!!書きたい!! 書かせて!!!! 今展開をこのあとどうしようかを考えています 別れたあとどうしようか…… 1.時を飛ばす2.事件を起こす3.通う (-89) 2021/06/18(Fri) 19:46:33 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 通うのは鬱陶しそうだからあまりやりたくない…… 時を経過させるのもどうだろう……嫁に選ばれる理由がどこかに欲しいよね、作りたいよね 事件、最初は友達さらわれた!助けてー! にしようかなとは思ったけど、神様だからって頼られたら嫌だよなってPLは思ってます、PCはどうかな、なにもわからない (-90) 2021/06/18(Fri) 19:48:02 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 頭が……働かなくて……こまった! どうして…… 脳みそ緩んでしまってる。 ダイスで決めていいですか? 参考程度にします(3)1d3 (-91) 2021/06/18(Fri) 19:49:30 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 通うか………………鬱陶しがられないかな、大丈夫かな。 サンドイッチ持って行ってピクニックしたい夢は確かにありますが………… 神様ってそんなに気軽に会っていいのかな? ってPLなのかPCなのかわからない何かが言っています 眠いんだね? わかる! (-92) 2021/06/18(Fri) 19:50:50 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 一瞬仮眠を取ろうと思いましたが、仮眠と言って本格的に寝る未来しか浮かばないのでどうしよう 話を詰めていこう 通う 1.今はひとりですか? 2、ご飯は食べますか? 3.作ってきました、一緒に食べませんか? 4.村人に見つかる(わー! 頭悪そう (-93) 2021/06/18(Fri) 19:52:41 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* だめだ! 眠いあまり褒めるでもなし適当な独り言を言ってしまっている。灰を汚してはならない 寝ます!!!! (-94) 2021/06/18(Fri) 19:53:37 |
【人】 五色 冥桜[その声色は失意の音をしていた。 男と蘇芳は違っていて当然であるのに落胆が見えるのは前と蘇芳の罪であろう] 違うとも。 変わるのは、違うのは名ばかりではない。 生き様も変われば性別が変わることもある。 或いは生き方が違うからこそ名も違う。 例えば豆腐だ。 絹ごしと綿では同じ豆腐でも味わうが違う。 [リンを抱く腕に力を込めて抱き寄せると男は更に語りゆく] 予は笛を嗜みはするが好むのは絃だ。 笛は音でのみ語れる絃は合わせて詩で語れる。 蘇芳と予ではそうした好みが違う。 ちなみに名前は変われども中身が同じものもある。 鰤と言うのだが――それは追々としよう。 随分と騒いでしまったからな。 [反省の色が見えぬ声であるが本当に反省はしていない] (349) 2021/06/18(Fri) 20:28:48 |
【人】 五色 冥桜[>>344がらり開いた扉の先。 やたらと部屋が広く感じるのは調度があまりないのと、人の気配がないからだろう。 埃臭く、黴臭い。 その部屋は一体いつからそのままであったのか。 屏風の向こうで寝ていたそれは緋扇と言うらしいが長い黒髪を見ればなるほど確かに五色の人間なのだろう] 嫁の冥桜だ。 それでは妬いても歯ぎしりも立てられまい。 [恐らくは布団も黴ているだろう。 恐らくはその身も朽ちているだろう。 色白も過ぎればやがては黄変していく身から流る黒髪は精気のないそれであろうことは窺える。 次が嫁が着たのだから役目は御免。 なのにそこに在るということは――そういうことだろう] (350) 2021/06/18(Fri) 20:28:55 |
【人】 五色 冥桜 お主、リンよ。 寝ているところを掃除してもこやつは起きぬよ。 人は皆、永らく眠る時が来る。 そうなると多少のことでは目覚めはせぬ。 [部屋の中へ足を踏み入れる。 床に溜まった埃を踏みしめ文机の前へと向かった。 そこに置かれた紙束には何が記されているのだろうか。 すぐには読めはせぬが間近に紙を寄せ目を凝らせばその内見えることもある] それにな。 起きた時にこの有様では困り顔にもなろうものだ。 あと廊下もであるしお主、いつから掃除しておらぬのだ。 ああ、もしや飯も喰っておらぬのか? だからこう小さいのだな。 風呂には入っておるのか? 予は目は悪いが他のものは結構敏感だぞ? どうれ、匂いを嗅いでやろうか。 [ほれと顔を近づけリンの視界を男は自身で埋めてしまう*] (351) 2021/06/18(Fri) 20:29:10 |
【人】 天狗―― これまでの嫁と天狗の話 ―― [天狗は今まで一人たりとて「自分の意志で」嫁を手にかけた事は無い 「嫁とは共に暮らすもの」その言葉に偽りもない 夜伽の相手として、慰み者として手元に置くための嫁だった 何しろ、天狗は「多少」その欲が強かったので 人と比べると強すぎたので それを満たすためにも、嫁は殺すつもりなどないのだ なかったのだ では、何故数年に一度嫁を求めるのか 嫁になった娘は何故入れ替わりに戻らないのか それはひとえに、天狗自身の質のよるものなのだ] (352) 2021/06/18(Fri) 20:54:00 |
【人】 天狗[数多の魔性が特性として持つように 今は天狗となった悪童も体液に妖力を含んでいる 時に薬となり、時に毒となるそれは 当たり前だが唾液にも精にも含まれ、嫁相手には媚薬として働く 抵抗しようが拒もうが、それを受けてしまえば大抵の女は堕ちるのだ 虜になった嫁を、天狗は昼となく夜となく弄んだ それ故に、嫁は短命になってしまうのだ 何しろ、天狗の妖力は人を蝕む毒でもあったので] (353) 2021/06/18(Fri) 20:55:30 |
【人】 天狗[ある嫁は、度重なるまぐわいの果てに衰弱して死んだ ある嫁は、堕ちていく自身に耐え切れず自害して ある嫁は、快楽に溺れ狂い果て天狗を貪るだけの抜け殻となり ある嫁は、受け続けた妖力で異形になり果てた 壊れてしまうのだ、もって数年、早ければ数日で 心の底で天狗を拒み続けている以上、その力とは相容れず それが自らの質のせいとわかっていた、それでも 今度の嫁は壊れずにいてくれやしないかなどと、在りもしないことを思い 「壊れてくれるな」と口に出せるはずのない思いで嫁を娶る 天狗を受け入れてくれる「ヒト」など、何処にも それは天狗自身も気づかない事だけれど] (354) 2021/06/18(Fri) 20:56:47 |
【人】 天狗[逃げ出した嫁もいたが、山の頂は獣と魔性の住まう領域 皆、麓に下りる前に攫われ腹の中に納まった 壊れた嫁を哀れんで解放したところで辿るはいずれ同じ道 それでも、何も知らぬ村人にとっては 天狗がとり殺して食らうのと同じこと**] (355) 2021/06/18(Fri) 20:57:40 |
【人】 将軍 かんぅ[やだ、かんぅ強すぎ>>347 湯から出れば大きな声が上がった。 まるで恥じらう乙女のようであると勘違いするには十分だったかは定かではない。けれど、こうして傍によれば婿殿の肌の白さがよくわかる。かんぅの観察眼は逃さない(かんぅあい)その肌が弱く、すぐ赤くなることも。 まるで白兎のよう。 決して獲物と思ってはいけない 白竜というよりも小動物 水属性とは叫び声のことではないか疑惑] ほう、背中を洗ってくれるのか [このかんぅ、すっごい。 婿殿に洗ってもらえるのなら、花嫁冥利だとほるほる。流されている婿殿めちゃくちゃ流されている。そもそも背中を洗う必要なんてないんだ。という声はない。何せ二人っきり。 花婿と花嫁が水入らず。…不穏な二人っきりだな。 背に感じるのは人の体温。 とは異なるもの。] (356) 2021/06/18(Fri) 21:25:03 |
【人】 将軍 かんぅ[そういえば、戦ばかりの身。 こういった穏やかな時を過ごすのもよいものだと考えていたが、その考える間はすごく長く感じた。婿殿の体力がミジンコだったからかもしれない。おお、婿殿。ここで息を上げるのは危険です。どう見ても危険が危ない>>348 一人で生まれ、一人で生きる身だったから 危機管理能力に乏しいのか。 いや元々、不運なのかもしれない 息を上がらせる婿殿の髪を梳くように撫で] 感謝いたす。 [と、慈しむように指を通し、 白を指から落としていく。綺麗な婿殿である。この美しい婿殿がかんぅを綺麗にしようと磨きあげてくれたのだ。かんぅの好感度きゅんきゅんである。違うそうじゃない。とか、いやまてとか静止は静止とならないのは、多分もう自業自得じゃないかな。まな板の上の竜を前に、此方も背を洗おうと。 ひょい、っとまた抱き上げたと思ったら 風呂椅子の上に座らせた。 ああ、またやったよ。 また力こそ正義しちゃっているよ] (357) 2021/06/18(Fri) 21:25:36 |
【人】 将軍 かんぅかんぅも背を洗おうぞ。 [泡泡、泡。 細く白い背を洗う手は意外に優しい。 これぞ、厳しい人が見せた不意の優しさ。厳しい人ってどういう意味だっけと言ってはいけない。そう普段とは違う。そんなもえ(ぎゃっぷ)を目指しています。 まだ知り合ったばかりと言ってはいけない。 あそれそれ、背を沢山あらうぞ。 ついでに泡まみれ いっぱい、優しくもこもこに。*] (358) 2021/06/18(Fri) 21:28:12 |
天狗は、メモを貼った。 (a30) 2021/06/18(Fri) 21:49:13 |
【人】 白竜 ヤオディそ、それならよかった。 [まさか彼が不穏なことを考えているとは思わず、感謝の言葉をきけば素直に喜ぶ>357 髪を梳くように撫でられ、くすぐったそうにほほ笑んだら、また抱き上げられた。 まるで童のように彼は自分をひょいひょいと扱う] 余の方はいらぬ。 幼子ではないのだから、自分で洗えるわ! [目の前の男はどう見ても幼子ではないが、背中を流したのはなんだというツッコミはいらない。 気付けば泡でもこもこにされて、強引に洗われていくが] (360) 2021/06/18(Fri) 22:19:30 |
【人】 白竜 ヤオディ あまり擦るでないぞ。 また肌が傷む [人と竜という違いはあるとは思うが、どうしてこうかんぅと自分は違うのだろうと不思議になる。 むしろ自分が普通で、かんぅが丈夫すぎるのが異常なのだろうけれど。 我の肌はそれこそ、玉のように滑らかで大事な肌なのだからな、と威張ろうか。しかし] (361) 2021/06/18(Fri) 22:20:50 |
【秘】 白竜 ヤオディ → 将軍 かんぅ[背中を洗うつもりで彼が、背を逆に撫でるものだから、びくんっと体を揺らしてしまった。 今は人の姿をとってはいるが、元々竜の体。 鱗を逆さまに撫でられるのは苦手だったりする。 もっとも逆鱗は顎の下なので違うものであるが] かんぅ殿、もうよい………っ [はぁ、と熱い息を漏らして、ゆだりそうになっているだけだ、と自分にも言い聞かせた*] (-95) 2021/06/18(Fri) 22:21:11 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア神様にとって、昔とはどのくらい前の話なのだろう。 横道に逸れやすい思考は、言葉を聞いて そんなことを考えた>>330 「 そっか、……ありがとう。 」 謝らなくていいと、そう言ってくれるのは 優しさだと感じた。 だから返すのはお礼。気にかけてくれたことに。 問いに答えが返らないのは、 もしかして『神様』と、 呼ばれるのが嫌なのかなって思ったけれど。 名前で呼ぶのは敬っていないように感じて やっぱり私は神様と呼ぶことにした。 (362) 2021/06/18(Fri) 22:27:48 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア “覚悟”という言葉の意味を>>331 彼が推測するように、私はまだ知らない。 あの村に住んでいるのなら負うべき責任を 負わずにのうのうと生きている。 それは私だけではなく、私以外の人たちも。 でも、他がそうだからって、 決して許されることではないのだろう。 (363) 2021/06/18(Fri) 22:28:27 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア (364) 2021/06/18(Fri) 22:30:12 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア「 違う村に住んでいるの? なら、そっちにまで行けば会えるのね。 」 どうして元の村に戻れないのかはわからないけれど お手伝いを終えた人は普通に生活しているらしい。 よかった、と安堵の息を吐きつつ。 疑問を口に出そうとしたら、先手を打つように 今はダメだと言われてしまった>>335 (365) 2021/06/18(Fri) 22:31:25 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアなんで? そう思わないわけじゃなかった。 けれど、視線を合わせた水のような瞳が こちらを穏やかに見ているように感じたから。 意地悪を言っているんじゃなく、 本当に必要だからそう言っているんだろうって 私は素直に、彼のことを信じようと思ったんだ。 (366) 2021/06/18(Fri) 22:31:45 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア*** 聞きたくないのに聞いてしまうというのは なるほど、確かに大変なことに思う>>336 安堵に緩んだ表情を神妙なものに変えて どう言おうか迷った結果、 「 じゃあ、出来るだけ、 うるさくしないようにする。 」 自分一人の努力でどうにかなるものではないと 子供の私に気づくことは出来ない。 (367) 2021/06/18(Fri) 22:32:08 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアそうして、少しゴツゴツとした 大人の硬い手に引かれるまま歩き始めれば>>337 一人で闇雲に歩いていた時とは裏腹に 気分は上がり始め、機嫌良く 木々の隙間から空を見上げた。 見えるものは少ないけれど。 綺麗に見える星の数々。 もし『Rasalhague』の意味を知っていれば 探すなんてこともしていたかもしれない。 (368) 2021/06/18(Fri) 22:32:26 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア夜の森、最初は怖かったけれど 今は楽しくて、好きになりそう。 上を見上げていれば転けてしまいそうに なったりもして。 その時は彼に迷惑をかけたかな。 「 あ、 あそこ! 」 森を抜けて村の入口が見えれば 思わず歓声を上げて喜んだ>>338 周りには運がいいのか大人の姿はなく 私たちの姿は見られていないみたい。 (369) 2021/06/18(Fri) 22:32:43 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアするりと手が離れれば、もう この楽しい時間は終わりなのだろう。 名残惜しげな顔をしながら彼を見上げたけれど 月の光が邪魔をして、その表情は伺えない。 「 ……そっか、神様に会ったって言ったら みんな驚くものね。 」 「こんらん」の意味はわからなかったけれど 言いたいことはなんとなくわかる。 手伝いに行った人達がどうなったか 友達たちに言いたかったけれど、きっと言えば あまり良くないことが起こるのだろう。 (370) 2021/06/18(Fri) 22:33:03 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア (371) 2021/06/18(Fri) 22:33:20 |
【人】 『ただの子供』 ソフィアだって、きちんとお礼を言えてなかった。 言いたかった。 貴方のおかげで助かったんだって。 私の気持ちは伝わっただろうか。 月の光はどちらの向きか。 あなたの表情は見えただろうか。 (373) 2021/06/18(Fri) 22:34:58 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア村に帰れば、案の定とても怒られた。 友達には泣かれたし、 大人はなにを叫んでいたんだって 訝しげに見てきたり。 それでも、森で出会った彼のことは誰にも言ってない。 友達にも、両親にも、内緒の話。* (374) 2021/06/18(Fri) 22:35:12 |
【人】 『ただの子供』 ソフィア*** ─── あの日から数日後。 私は両親が仕事に行っている間に キッチンに立って料理をしていた。 そう、料理である。 パンの耳を切って(手が危うく切れそうになった) 具材を混ぜて(それっぽいものを) パンに挟んで(量の加減が難しい) 皿の上に出来上がったのは、見事なサンドイッチ。 少々形が不格好で、マヨネーズが多すぎて、 野菜が多かったり少なかったりするけれど。 これは立派な料理。 それらをバスケットに優しく入れたら、準備は完了。 持ち手に腕を通して家を出て、目指す場所は、勿論。 ── ▷ 森の入口 ── (375) 2021/06/18(Fri) 22:35:44 |
【人】 将軍 かんぅ[新(じゃんる) 使用人に放置(ぷれい)される主。大好評発売中。 かんぅだって魔物は初めてなのになぜ平然としているのか。それはきっと憧れが強いからであろう>>359ご安心ください、この白竜の前に犠牲になった魔物はいません。たぶん。 もしかしたら、知らずに踏んだ。 何てことはあるかもしれないが。 感謝の言葉を伝えれば素直に喜ぶ彼は今までに見たこともない存在だ。軽く柔らかいその肉体はかんぅの手に係れば、簡単に浮かぶ。羽のようで、触れる程に食事の心配を感じさせた。もうちゃんと食べなきゃだめよ、婿殿。 と食堂のおばちゃんが出てきそう。] (377) 2021/06/18(Fri) 22:56:10 |
【人】 将軍 かんぅ[これは新婚生活! まだ初夜もまだなのに 日常風景が出来上がっている気がするよ。婿殿、もうちょっと気づいて、素敵な肌を威張る前に気づいて、這いよる混沌。あなたの隣にかんぅになっている。 一家に一人。 白竜の妻はじめました これは売れる。本にして売ろう。 絶賛発売中*] (379) 2021/06/18(Fri) 22:57:17 |
【秘】 将軍 かんぅ → 白竜 ヤオディむ? [ゆだりそうな声が聞こえ かんぅは手をとめた。玉のようになめらかな肌が赤くなっているような気がする。その色は先ほど擦りすぎたときとは異なる色のようで。もわんもわんと全年齢用の髭が隠すもので隠せないものが立ち込めるような。 ああ、いけないここからはお子様は見ちゃいけない。 深夜営業時間になります] (-96) 2021/06/18(Fri) 22:57:38 |
【秘】 将軍 かんぅ → 白竜 ヤオディ…まさか、のぼせたのか。 婿殿! [違う。そうじゃない。 熱い息を前に、このかんぅはかんぅであった。これはいかんと気道の確保ぉぉを叫ぶ。そういう場面じゃないという静止は生憎届かない。兄者ぁぁ、其処じゃない。 此処は恋愛(いべんと)が発生するかもしれない瀬戸際なのに。何やってんだーぁぁ] …許されよ。 [指は顎の下をくいっとした。 あれである、顎がさがって呼吸困難になってはいけないとか、舌が落ちないようにとか。気道の確保のための救命行為。時代の最先端をいくかんぅは本能で其れをしてのけた。 ――問題は、それが顎の下 逆鱗に触れるということ。 それぽちっとな。] (-97) 2021/06/18(Fri) 22:58:21 |
【秘】 将軍 かんぅ → 白竜 ヤオディ[行動(こまんど)がおかしい。No1] 婿殿、大丈夫か。 息は出来るであろうか――? [本人は大真面目に。 逞しい腕にて抱き寄せ、案じながらも そのままぶちゅっと人工呼吸をしようとした。 人工呼吸、もといきっす。接吻。 こうしてお姫様は長い眠りから目覚めたのです。 めでたしめでたし。*] (-98) 2021/06/18(Fri) 23:00:23 |
【人】 土地神 リン[ 生き方の違い、名の違い その様なものを己は知らない 否、知る由もない 己の前の己もまた名は同じ 『リン』であり役目も同じ 確認こそはしたことはないが 姿形もおそらくは同じだろう それでも同一とは言えないのは 記憶を引き継いではいないからで 己になる前の己の記憶 どんな嫁と共に過ごしたのか 何を好み、何を学んだのか そればかりは己にもわからない ] (380) 2021/06/18(Fri) 23:39:53 |
【人】 土地神 リン[ 部屋の入り口で冥桜が口を開く 新しくきた嫁が前の嫁に名乗る 懐かしい光景 ただ違うのは あの時、己を抱き上げていた嫁が 今では前の嫁として褥にいるということ 淀みなく紡がれる自己紹介に そろりと名桜の表情を盗み見て その唇が青ざめていないことを確認し ] 多少のことでは──か たしかに、そうかもしれん 前の……緋扇が来た時だが あの時は、蘇芳をみて大騒ぎで それでも起きはしなかったからな [ 抱えられ、部屋から出されたのだったか その後、三日はここに入ることを禁じられた 嫁同士話すというのがその理由であり 三日が明ければ綺麗になった部屋の中 埃と共に、蘇芳の姿もまた消えていた ] (382) 2021/06/18(Fri) 23:40:38 |
【人】 土地神 リン多少のことでは、か ならばやはり起きるかもしれないぞ ──とはいえ、確かに この有り様では叱られかねん [ やきもちやきの緋扇は あれこれ世話を焼く分、口煩くもあった 近づく顔を手で制し 嗅がずともよいと首を左右に振り ] ──む、ぐ…… 食事はしようと思えばできるが 我にとって娯楽の一種よ あと、風呂は入っておる 汚れでどうこうはならんでも 同じところで寝る以上は、な [ 得意げに冥桜の顔を見遣り、胸を張った* ] (383) 2021/06/18(Fri) 23:41:17 |
【人】 書生 茅[殺さない、と『山神さま』は言う>>341 けれど、嫁入りした者たちは帰らない 嫁は一緒に暮らすものだと それならば…つまり…… 今までのお嫁様は、皆、『山神さま』と共に在るのだろうか 共に、暮らしているのだろうか?] 愉しませ……? [たのしませる、とは…? 一発芸でもすればよいのだろうか? 正直、全く自信はないのだけれど…… ピンとくるものがない癖に、青年は曖昧に頷いた。 疑問ばかりが浮かぶのに、どれ一つとして答えを得られないまま、 けれど、『山神さま』がすぐにわかると言うのだから、分かるのだろうと、そう思っていたりなどして 青年にもう少しだけ余裕があったら、「もしや生きたまま喰われ、その悲鳴を愉しむなどするのではなかろうか」なんて思いついていたかもしれないが、幸か不幸かそこまで思い至ることはなかった。 く、と顎を引かれ、正面から出会う眼差しに、元々少し大きめの眼をさらにまぁるくさせて見返す。 驚いたが、とりあえずその瞳の奥になにやら楽しそうな色を見つけ、よくわからないが『これで良いらしい』とほっとする間も無く] (384) 2021/06/18(Fri) 23:47:28 |
【秘】 書生 茅 → 天狗 うぇ……ぁ? [適当に羽織ったのみの白打掛は、もともと袷と呼べるほど合わさってもおらず、襟元をひかれれば容易く胸元を晒す。 なまっちろいだけで年相応とはとても呼べない身体だ、そもそも年もよくわからないのだが まともに食べていないのだから当然ともいえる 吐息が喉元に触れ、反射的に身をすくませたが、直後、ちりりとした痛みが首筋に走り、びくりとひとつ肩を跳ねさせた。] ッぃ……ッ、? [何をされたのかは分からない、けれど何やら『所有』を宣言されたような気がする。 青年の頭はまた疑問符で埋まる。] え……今更? [おっと口に出てしまった。 だってそうだろう、洞穴に枷で繋がれた供物である自分、それを捉えたのが『山神さま』なら、多分自分はもうとっくに『山神さま』のものなのだ。 頭は悪いが順応は異常に速い青年であるが故に、その『事実』はあっさり飲み込まれていた。 嗚呼それにしても、『かわいがってやる』の意味が文字通りならどれほど良かったか! 掴まれた手首の痛みを思えば、到底望むべくもなかったけれど。] (-100) 2021/06/18(Fri) 23:48:14 |
【人】 書生 茅[首元に、朱の華を咲かせた青年は、怪訝な顔を見せる。 『山神さま』の行動の意味が、まるで分らなかった。 耳元に落とされた囁きに、反射的にごくりと唾をのむ。] えぇ……と…… [瞬時迷ってそれから青年は。 善処します…と小さく小さく呟いた。**] (385) 2021/06/18(Fri) 23:48:27 |
書生 茅は、メモを貼った。 (a31) 2021/06/18(Fri) 23:49:08 |
【人】 鬼 紅鉄坊そうか 食事の量は少しずつ、増やしていくほうが良さそうだな [ 食わねば体力は付かないが、器より大きな物は詰め込めない。 次はもっと小さくしようと、残った量を見て思う。 いや。当人に見てもらい、その内自分で作らせるのが一番良いか。 味について語らない理由も知らず、一時巡る思考。 随分と呑気なものだったと直ぐに知ることとなる。 何か思いも寄らないことを言われるのは、 勘違いをしているらしい以上覚悟したつもりだったが── ] (388) 2021/06/19(Sat) 1:18:29 |
【人】 鬼 紅鉄坊……では、千太郎と [ 咎めるように向けられた訂正と>>287 結局はこちらに放るような態度。>>288 確実に、言うべきことは他にある。だが、それ以外何も言えなかった。 顔も知らないだろう母親の遺した想いはおろか、 自分自身にすら関心が薄いかのような様子を見せられては。 せめて自分だけは、さとの為にそう呼ぼうと決めることが精一杯。 鬼は今までずっと、生活の殆どを独りで過ごしていた。 こちらより口が回りよく喋る、あの妖怪の男やもう会えない女 あまり気が合わない数多の同胞たち、 そしていくら繕えど怯えていることに変わりない村人らとの接触は、 鬼の舌の回りを滑らかにはしてくれなかった。 ] (389) 2021/06/19(Sat) 1:18:44 |
【人】 鬼 紅鉄坊[ 残酷な程あっさりと名の話が切り捨てられ>>289 昨日は半ばで終わりを告げた話が再開した。 聞き漏らさぬよう、鬼は頭を少し前に垂れて耳を低くする。 肌にも重みにも、命の主張が感じられない白い手が、 襤褸の着物から覗く筋肉質な影色に添えられて。 近い距離で覗き込み、昏い意思を持って逸れぬ二つの黒眼。 伏せられなくなった紅色は、しかしただただ静かで揺らぎない。 汲み取れる感情など、覗きたがりにも見つけられなかっただろう。 「鬼の子」を蔑みながら、その手で転がされた村人とは違い 鬼の目線は逸れず、じっと話を聞いてから口を開いた。 ] (390) 2021/06/19(Sat) 1:19:02 |
【人】 鬼 紅鉄坊[ 芽の内に踏み躙られ、歪み伸びた枯れかけの植物が もしも正しく育まれていたのなら どんな色の蕾をどのように美しく開かせたのかなど。 躙った者は思い描きもしないだろう。 己の行いも忘れ、醜いと容易に引き抜こうとするだけだ。 つまりはそういうことなのだと、鬼は考える。 ] (392) 2021/06/19(Sat) 1:20:56 |
【人】 鬼 紅鉄坊同族に虐げられる人間を村から救いたいと、 山の鬼が思うことが厚顔無恥だと感じているのなら、 不快に感じたのなら謝ろう [ 反応を愉しもうとするような皮肉の棘にも、鬼は真っ直ぐに返す。 それでいて改めてはいない。 ] 私はかつて、お前の母をよく知っていた どんな夢を抱き、どんな苦しみで胸を痛めたのかも 恋い慕った男、つまりお前の父親への想いもまた 選び救おうとした理由はそこにあるのだ…… [ 続けようとした言葉は音に乗らず、僅かな話の間が空いた。 これ以上母親について語り聞かせても きっと興味を示さないだろう、示せないのだろうから。 ] (393) 2021/06/19(Sat) 1:21:15 |
【人】 鬼 紅鉄坊千太郎がどのように思わされていても、 ここにいるのが人の子を救う権利のない物怪だとしても お前を牢の中で飼い殺すことが正しいとは、私には思えん [ 表情も感情も覗い難い顔の人外であったが、 そう言い切る声は穏やかにも力強く。揺らぎなく。 想いに隠すものは一つもなく、歪んだ花嫁に全てを伝えきった。 ] (394) 2021/06/19(Sat) 1:21:31 |
【人】 鬼 紅鉄坊……さて。一つ、聞いてもいいか 花嫁と扱われる生活に、男児として思うことはないのだな [ 男であると知った時からの疑問。 今まで問わなかったのは、振る舞いを見れば答えは明白だからだ。 故に口調にも既に理解していることは表れている。 ] ならば、望むままに扱おう。私の花嫁よ [ 「選んだ」 「役目」 「相応に」 哀しい花嫁たちを妖怪達の元に送り届ける役目の鬼が、 人里で穏やかに暮らし、家庭を築く夫婦のことなどを その言葉から想起する筈はない。していい訳がない。 何を言われているのか理解しながら、態と口にした。 花嫁という肩書きの元に、「せん」を選び求める。 そんなものは助け出す為の口実でしかなかったが── 少しばかり身を引いて、立ち上がる。 ] (395) 2021/06/19(Sat) 1:21:47 |
【人】 鬼 紅鉄坊まずは共に散歩にでも行くとするか 千太郎の身体では敷地の外は難しいが…… 気分が変わるかも知れないぞ [ 未だその言葉は役目を終えてはいないのかもしれない。 屈みながら手を差し出しつつ、鬼はそう考えていた。 ] (396) 2021/06/19(Sat) 1:22:17 |
【人】 鬼 紅鉄坊── 外へ ── 昨夜は雨が降っていたから 止んだ時にはきっと、強く香っていただろうな ……ほら、六枚の弁のこの花のことだ 毎年、決まってこの時期に咲く [ 差し出した手に重なるものがあっても、拒まれても。 今繋いではいないことに変わりはない。 気遣ってしようとしたことだが、身の丈が違いすぎた。 腕を持ち上げられ続けるのは、筋肉の無い身には辛かろう。 行き過ぎては止まり、また繰り返し。共に歩くことも難儀だ。 時間を掛けて近づいたのは 昨日暮れ始めた空の下で白く咲き誇っていた花々。 あの美しい純白は、今は薄く黄色を混ぜたように色を変えていた。 ] (397) 2021/06/19(Sat) 1:22:38 |
【人】 鬼 紅鉄坊秋の終わりに実を結ぶ、それは薬の材料になる 私は実を、門の前までやって来る村の薬屋と取り引きして…… [ 語り聞かせる話がはたと止まる。 薬屋の娘を昨日、同胞の寝蔵へ届けたことを思い出したのだ。 その姉もまた昨年、花嫁となりもういないことも。 ] ……傷薬を得ているから、怪我をしたら隠さずに言うといい [ 何事も無かったように続きを語る。 あの薬屋の主には、千太郎を会わせないほうがいいだろう。 きっと辛い思いをしているから。 ]** (398) 2021/06/19(Sat) 1:22:52 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 西さんは厳かっていうのかな、偉そうって言うと悪く聞こえるんだけど、そういう語り口が上手いなぁって。 語彙の引き出しがあるというか、私は出来ないので純粋にすごいと思っています。 大蛇ロールが上手い、 >>42「鳥の声が止まり、空気の流れが変わる」 こういう描写は偉大な存在なことがわかりやすくてすき あと『 大蛇 』と『ただの子供』とかの、肩書きの文章への使い方が上手 展開の仕方も上手い。語彙がないので「上手い」とか「すごい」しか言えなくて申し訳ないんですが…… 私のロルの拾い方が上手で、「この子供は他とは違う」>>42と、私PCを意識する理由がとてもわかりやすい。 (-103) 2021/06/19(Sat) 8:37:59 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 「『 大蛇 』は『ただの子供』の内なる心を知る為に自ら人間の元へ歩みよろうとする。」>>43 この描写好き 西さんの語り口めっちゃ好きだなって何回も言います 「『ただの子ども』の小さな勇気は、どちらかと言えば村に帰るより神との謁見にあり、つまりは己を神と見てその姿を目に焼きつけること」>>127 ここの拾い方はとてもよかったし嬉しかった 私の拙い文で拾い上げてくれたことがわかって >>170これいつかめっちゃ拾いたいよね!!!! >>172ここの発言、大蛇くんの優しさが伝わってきていい文章だと思う 西さんは行間を読むのが上手いというか、相手のロルへの理解度が高いよね。>>173 欲しい拾い方をしてくれるから安心して任せられる 「躍動と道筋を知る術を持たぬ蛇は 先に示された終着地を目印にその道程をなぞる。」 >>173相手の思考を辿ることをこう表現するのは頭いいなと思う 「聡明さと危なさを兼ねる少女」 >>174そう拾ってもらえるの嬉しい〜、名前に合う子にしたいとは思っていたのよ。できるかは別として。 (-104) 2021/06/19(Sat) 8:48:02 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 「子どもの純粋な視野を持ちながら ただの子どもとは違い理解が早いのだから 実に奇妙で、不思議な子どもだと舌を巻く。」 >>254めちゃくちゃ持ち上げてもらって照れるのと同時にそんなにすごい女じゃないよ!みたいな気持ちを抱く 私そう言う描写出来ていますか? ロルの拾い方が本当に絶妙。 『ソフィア』と『アスクレピオス』の目の色を違うものにしたのはなるほどなと思いました>>255 見た目はよく似ているのに目の色だけ違う、というのはとてもエモくていいと思う、発想力に乾杯。 ラサルハグくんの拾い力の話は永遠にする 動作の入れ方も絶妙なのよね!>>256 (-106) 2021/06/19(Sat) 8:53:28 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* 「送られてくる女は覚悟を決めた者も居れば 村を恨む者や、さらには己を討とうとせん者もいた。」 >>303ここ認識が一緒で良かったと思う。 私と西さん言うほど相談はしていないので、割とぶっつけの所も結構あるのですが。西さんのカバー力が本当に高くて助かっています。 あとここの発言の「実に人間らしい」みたいなこう、人間の汚さの描写というか……そういうのをさせると西さんはピカイチだと思う >>304>>305 ここ大蛇くんのことが知れてよい発言 >>306最上段拾い方が好きって百万回言う >>307信じるか疑うかは私も迷いました! 神様というものに疑問を持つ子、どちらかな?と。 『ただの子供』ならどう考えるかなって、色々した結果です。 西さんはなんでもいい感じに受け入れてくれるので私の選択肢は合っていたかな?って気にさせるけど、それはそれとして違うルートも見てみたくなる。 >>307 「形容しがたくも心地よい」この表現好き 「なおも引かれゆく」この表現も。 めっちゃラサルハグくんが好意的にこちらのことを見てくれるのでありがたや……となっている これで恋しない方向だったらどうなっていたんだろう、塩対応されたら互いに塩になって殺し合いになるよね、とはDMで話したのですが。 (-107) 2021/06/19(Sat) 9:02:51 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* >>308「少女が悟らない事を祈ることとしよう。」 ここ確定されなかったおかげで「知らないこと」を選べたのでありがとう〜!って言っておきます >>310 「月明かりは互いの姿形を鮮明に照らし、 まるで嘘偽りを許さぬと暴き明かすように。」 私は結構情景描写はそれだけ(「月が当たりを照らす」とか)にしがちなので、「まるで」と入れてそれが意味を持っているように描写するの、とても上手いと思っています。 >>311ここ照れた 「何も知らないであろう少女は 何物にも染まらない芯を感じさせるも 何物にも染まりそうな魅力を持つ。」 少女という狭間の存在を描写するのめちゃうまです。 西さんは本当、ひとつひとつの描写に意味を持たせるのが上手。「『ソフィア』を指先に刻むがごとく、触れる。」とか。 すきだなぁと思います。 >>312 ここ照れた めちゃくちゃ持ち上げてくれる…… >>313村人について拾って欲しい拾い方してくれて顔がにやけちゃったよね。 >>314「まったくもって...救いようのない連中だ。」 ここ大人になったら「でも彼らも一生懸命なのよ」って言いたい。 (-108) 2021/06/19(Sat) 9:10:01 |
【独】 『ただの子供』 ソフィア/* >>330優しさが伺えるいいロル >>331 ここここここ 拾って欲しい拾い方本当にしてくれる!!!って思いました >>332ここは互いのロルを引き立てる発言で本当に上手 >>336 曖昧に溶かしてくれるのすきすき〜ってなりました。 表現の仕方も秀逸。 >>337「少女の陽気に当てられた」 ここの表現もすき 語彙が豊富で…… >>338釘刺すの笑いました、先回りされた!! これなかったら生贄ルートに入ってました >>339私のタイトルの仕方拾ってくれたのめっちゃ嬉しかった 私のタイトルはなんかこうニュアンスで……適当に使っているので…… 「『ただの子ども』はこの日を境に 『神の招待を知る子』であり 世界でただ一人の『蛇に魅入られた娘』となる。」 ここすきすきポイント百点 (-109) 2021/06/19(Sat) 9:15:59 |
【秘】 白竜 ヤオディ → 将軍 かんぅん? [なんだ?と全年齢用の髭の下から、刀が鞘を抜いている気配がするが気のせいだろう気のせいだと思いたい。 むしろ、魔物で同種と会う機会がない長命の種族は、性欲なるものが人より薄い。 だからこんな些細な事で欲情する人間なんて性欲の権化といってもよく、むしろ「元気だなぁ」と達観してしまうのである。 それはさておき、かんぅの勘違いはなはだしい行いに驚いている白竜様いきなり気道確保という名の顎くいをされたかと思ったら] (-110) 2021/06/19(Sat) 9:45:14 |
【秘】 白竜 ヤオディ → 将軍 かんぅ[かんぅ視点では救命活動。 しかし、ヤオディ視点では唐突に唇を奪われたという哀れな認識違い。 大事に大事にしていたファーストキス。 いやそれは結果論であって、本当は単にお相手がいなかっただけというツッコミは要らない。 しかも、会ったばかりのむさくるしき男に、となると怒りも悲しみも全ての感情が爆発して] (-112) 2021/06/19(Sat) 9:46:10 |
【秘】 白竜 ヤオディ → 将軍 かんぅ 許さない……!!! [物理で逆鱗に触れられたことより、唇を奪われた方で怒髪天を衝いた] このど変態ーー!!! [真っ裸で風呂場にいるこの状態で♂の生き物が狙う最適な相手の弱点なんて1つしかない。 ヤオディがいくら非力だといえ。 渾身の力を込めて、目の前の男のむき身の青龍偃月刀をぶっ叩いた。 うげ、生のを手で触っちゃった、と思ったのは、殴った後であったが*] (-113) 2021/06/19(Sat) 9:47:11 |
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