人狼物語 三日月国


37 【恋愛RP】夏の夕べ【R18】

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高橋 大輔14人が投票した。

高橋 大輔は村人の手により処刑された。

時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
犠牲者はいないようだ。殺戮の手は及ばなかったのだろうか?

全ての人狼を退治した……。人狼に怯える日々は去ったのだ!

【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─


[へーそんな顔でも笑うんだ。>>2:522
最後の黄色いボールがポケットに入ったのを、面白くなさそうな顔で見送って。]


  ……あーあ。

  そこでまたはぐらかしたら、
  左肩ぶっ叩いてやるつもりだったのに。


[残念、と肩を竦めた。

そして俺は、俺の中の僅かな変化に気づく。
いつかのような空虚感をもう覚えないことに、不思議な心地で目を細めながら。]
(0) 2020/08/01(Sat) 0:05:05

【人】 英 羽凪


  フられないといいね、羽井さん。
  ……勝負は俺の負け。悔しいけど楽しかったっす。

  で。何賭けたんすか?


[笑いながら。
羽井さんへすたすたと近づけば、右手を差し出そうか。*]
(1) 2020/08/01(Sat) 0:05:12

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

  っ、

[願い通り、彼の唇に到達した。
 それから、ぬるりと、侵入ってくるものがあることも、
 ――予想の範疇だよ。

 わき腹をなぞる指先が優しいのがまた妙に、癪に障る。
 ずるい、ずるいよ、三上さん。

 唇が離れると、熱い息を吐いて、呼吸を整える。
 誘ったくせにキスの最中に呼吸もできないのか、って
 なんで勝手に目が潤んでるんだろ、って
 ……格好つかないな。]

  三上さんのこと、
大好きだから、
逃げないっ

[だから、ねえ。
 ずっと一緒にいて、何かあったらまたお話を聞いて、
 隣で支えになりたいけれど
 ……
それが無理なら、せめて――――
]*
(2) 2020/08/01(Sat) 0:30:07

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[真珠ちゃんの余裕が無さそうな様子にそういうことに慣れてなさそうな印象に、胸に灯るのは
独占欲

 それは
衝動
とは違って。

 
その言葉
をくれるなら、今は。

 そっと腕を絡ませて抱き寄せて
 耳朶を掠めるように唇を寄せて]

俺も、真珠ちゃんが
大好きだよ

だから、今はキスだけで我慢しよう。

[どうしてもと求めてくれるなら、今すぐに全部奪い去るけれど*]
(3) 2020/08/01(Sat) 0:53:57

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[追撃がどう来るか、と期待と身構えと、ない交ぜに。
 ――けれど、訪れたのはふわりと優しい腕と、温かい胸元。]

  ――――っ……
  じゃあ、どうして、「ファンでいて」なんて…
  ……近くに居られないなら、
  …せめて、一晩の思い出だけでも、って……思って…

[しゅん、って彼の腕の中で小さくなって、
 しどろもどろに言葉を紡ぐ。
 「どうしても」って求める理由が、
 遠くなったような気がして。]*
(4) 2020/08/01(Sat) 1:10:04

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―


[>>2:528 彼の言う、言葉は飾るほど伝わらないに応えるのなら。]


 私は他人の持論なんて知ったこっちゃないから、そういうの言われたって賛同するつもりはないけど……

 そーゆー人だっての、持論を聞く前からなんとなく分かってたから

 言ってることダイレクトに伝わってくるのは……

 最初は仕事着仲間としての親近感から
 話して、ラーメン食べて……打ち解けて、もっと飾らない言葉を聞きたくなって
 そうなったら、あとはスーツ脱がせるしかと


[そういう理由でこのプールに呼び込んで。
 こうして薄布同士で近くにあって――ただ、見上げてみても、なお。]
(5) 2020/08/01(Sat) 1:11:29

【人】 悪の科学者 清平 一華



 こうして私服姿にして会って――
  似合うも――
  綺麗も――
  飾らぬ言葉で言ってもらえたのに

 …――でも、全部言わせた手応えが、私には無い


[さらに秘められたものがあるとして。
 それは聞いて心地よいものかはわからないけれど。
 でも――彼について知りたいと思う心もまた、飾って仕舞っておくことはできなかった。**]
(6) 2020/08/01(Sat) 1:11:47

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[微笑んで、好意を告げた>>526ら。
あなたはどんな顔をするかしら。
また、不敵に笑うのかしら。
それとも……?

私は羽井さんを見上げて。
空を見て。]


あなたにね……。

私の感動したものを、見せたいって。
思う程度に好きだよ。

あなたが良いと思った場所に、行ってみたいって。
思うように好き。

あなたを知りたいって思う。


あなたが好きよ。


[ふんわりと微笑んだら。]
(7) 2020/08/01(Sat) 1:16:38

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……ねえ。

肩を痛めたって、大丈夫?

どうしたの?


[ふと、心配そうに、そう尋ねた。*]
(8) 2020/08/01(Sat) 1:16:45

【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……俺がフられると思うか?


[ボールとキューを片付けながら自信満々に言ってのける。
そもそもなぜ告白する前提なのかこの小僧を問い詰めたい衝動を抑え込む。]


  何って、諭吉1枚。
  ほら、さっさと出せ。


[差し出された右手に握手することなく、逆に手を出して1万円を要求する。]


  まさか真由美を賭けて勝負、とか思ったか?


[女を賭けるとかそういう趣味の悪いことは真似はしないし、ビリヤードの賞品にするような、そんな安い女じゃないだろう。
ただ、勘違いできるように仕向けなかったかというと、そういうことだけど。]
(9) 2020/08/01(Sat) 1:17:37

【人】 羽井 有徒

 
 
  気に入ったか?ビリヤード。
  もし気に入ったらやってみろよ。
  
  次は”いいところ”まで行けるかもしれないぞ。


[余裕たっぷりに笑って。
だけど、センスがいいのも本当のことで、練習と経験次第ではすぐに追いつかれるかもしれない。
なんて思って、そう思い出した。


  もう一つ答えてなかったな。

[真剣な顔と声。>>181

「こんな怪我してて、
  真由美さんになんかあったとき守れるんすか。」


はぐらかした答えをちゃんと伝えておこう。]
(10) 2020/08/01(Sat) 1:18:34

【人】 羽井 有徒

 

  ─── 守るさ、どんなことをしても。


 
(11) 2020/08/01(Sat) 1:19:41

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[よしよし、と髪を撫でる。]

俺"が”君に相応しくないと思ったから。
諦めようとしたけど、両想いなら、逃がしてあげられない。

これからずっと傍にいてもらうよ。
もう離してあげない。もう俺の真珠ちゃん。

ねえ、名前、呼び捨ててかまわない?
俺のことも、れおって呼んで。

[甘えた声で囁きながら、耳朶に唇で触れた*]
(12) 2020/08/01(Sat) 1:26:57

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[どうしてこの人はそういうことを言うのだろう。
どうしてそんな柔らかな笑みで言えるのだろう。]


  ……なぁ

  ……言ってて恥ずかしくならないのか?


[茶化すような言葉、だけど掌を目の上に当てたまま、下向いていた。頬があつい。]
(13) 2020/08/01(Sat) 1:37:28

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………ギンザンから落ちた。


[だ か ら。
どうしてこの人は、人の格好悪いところばかり暴こうとするのか。ずっと今まで築いてきた格好良い「羽井 有徒」があるはずなのに。]


  あ、ギンザンは何ともない。
  俺が不注意で勝手に落ちただけだから。


[ハァと大きくため息をついて、今度は照れたように笑って真由美を見つめた。]*
(14) 2020/08/01(Sat) 1:37:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

本当のことだもの。


[揶揄うような言葉>>13に、なんでもない事のように答えて、笑ってたのに。]
(15) 2020/08/01(Sat) 1:46:33

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[続いた言葉>>14に血の気が引いた。
馬の背の、高さを知ってる。
口を開いて何か言おうとするけれど、言葉になどならなくて。
笑顔なんて消えた顔で、小さく口を開けて羽井さんを見詰めた。]


…………。


[体が、動けてるのは、知ってる。
下から、上まで、羽井さんを見て。
照れたように笑うその顔を見て。]


…………ぁ。

病院……行った?


[青い顔で、そう、尋ねた。*]
(16) 2020/08/01(Sat) 1:46:43
羽井 有徒は、メモを貼った。
(a0) 2020/08/01(Sat) 1:48:20

【人】 羽井 有徒

── プール ──

[血の気の引いた青い顔。>>16
色んな顔が見たいとは言ったけど、そういう顔はさせたくなかった。]


  行ったよ。
  異常なし、頭にも骨にも。


[もちろん異常があったらここには居られなかったけど。
”運”がよかったのだろう。
ただ、パーカーの袖口や、空いた胸の隙間から左肩のテーピングが見え隠れしている。]


  ……心配か?


[そんあ不安そうな顔。
だけど、本気で心配してくれているのが嬉しいと言えば怒られるだろうか。]*
(17) 2020/08/01(Sat) 1:56:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんの顔をじっと見て。
その言葉>>17が、耳に入って来るのに時間がかかった。]


頭も、骨も。


[鸚鵡返しのように言葉を紡いで。
息を吐いたら、急に耳の周りで血が巡り始めたようだった。
気付くと固く握りしめていた手は、白くなっていて。
ゆっくりと、指を開くと、震えてた。
声が聞こえて、声のした方、羽井さんを見て。]


…………ちょっと。

びっくりした。


[心配かって問いかけに、そんな言葉。
急に心臓が煩くなって、胸元に手を置くと、ふっと息を吐いた。*]
(18) 2020/08/01(Sat) 2:04:48

【人】 成瀬 瑛


[ 本当に教師という職業は大変だと思う。

  特に、真面目で面倒見のいい先生は。
  卒業すらしていない、ほんの数ヶ月だけの生徒にも
  こうして真剣に向き合って叱ってくれる。

  ……大人につれて、怒ってくれる人って
  減っちゃうからね。

  本当に、教師なんてブラックで、割りに合わなくて。
  ─── 涙が出るくらい、ありがたい。 ]
 
(19) 2020/08/01(Sat) 2:24:32

【人】 成瀬 瑛

   
生徒

[ あたしに合わせてくれる歩幅、
  目線の高さ。

  実際に教卓を挟んだ期間は短くとも、
  貴方はね、本当にいい先生だ。


           お前は独りじゃない。>>2:490


  ……言葉の全てを素直に受け入れることは、
  まだできないけれど。

  そうだね。
  両親とどうしても上手くいかなくて。
  世界に自分しかいないと思っていたあの頃も
  あたしを見てくれた人は、きっといた。

  それはクラスメイトかもしれないし、
  クールに見えて心に熱いものを持っている教師。
  はたまた駅ですれ違った、悪いお兄さん。

  あたしが気付いてないだけで、
  他にもいたかもしれないね。
  ううん。いたんだよ、きっと。>>0:223 ]
  
(20) 2020/08/01(Sat) 2:24:54

【人】 成瀬 瑛



  ジャン先生。
  ご指導ご鞭撻、ありがとうございました。


[ しばらく先生の言葉に耳を傾けた後。
  真面目な顔で、頭を下げる。 ]


  ……今まで心配と迷惑をかけて、
  ごめんね。


[ そして謝罪と共に、ゆっくり顔を上げてから
  照れたように舌を出す。

  あたしは高校を途中で辞めちゃってるから。
  卒業式には出席していない。

  だからあたしの卒業は、きっと今だった。 ]
 
(21) 2020/08/01(Sat) 2:25:09

【人】 成瀬 瑛



  女心ぉっっ!!!



[ 乱された髪の毛には、厳重に抗議して。>>2:503
  仕返しとばかりに、あたしも彼の髪をかき回す。
  それからおまけに、堅苦しいネクタイも解いて、
  ボタンも何個か外してしまおう。

  今から食べるの、ラーメンだよ?
  そんな格好してたら見てるこっちが暑いって。 ]
  
(22) 2020/08/01(Sat) 2:25:21

【人】 成瀬 瑛



  ……よしっ!それじゃ、行こっか!
  “ジャンくん”。


[ そうしているうちに、目的の店も見えてきた。>>2:490
  駆け出すと、少しだけ先行して。
  こっちだよって振り返りながら手招きする。

  あたしは卒業したし、ジャンくんの装いも崩した。

  ならあとは、新しい友人同士。
  気楽に食事を楽しもうか。 ]*
  
(23) 2020/08/01(Sat) 2:26:10

【人】 英 羽凪

─ 遊技室 ─



  どっちかっていうと
  愛想尽かされないといいね、の方だったんすけど。

  へーその言い方だと、
  付き合ってないっての、ほんとなんだ。


[墓穴掘ったね、羽井さん。>>9]
(24) 2020/08/01(Sat) 2:27:26

【人】 英 羽凪

[なんて笑ってたら、賭けの要求に真顔になった。]


  うわー前言撤回。
  見た目通りガラ悪いっすね。
  真由美さんに言いつけてやろうかな。


[しないけど。
それはそれで見た目通り過ぎてインパクト薄いっす、とか言いたい放題言いながら。
右手を引っ込めて、諭吉をぺしり。

ちなみに勝負に真由美さんを賭けてとか、まったく考えてなかったし。仮に持ち出されたら、勝敗関係なく却下したよね。
モノじゃないし。]
(25) 2020/08/01(Sat) 2:27:45

【人】 英 羽凪



  なら、羽井さんの連絡先ちょうだい。
  また勝負したくなったら、連絡するんで。

  気が向いたら他にも面白い遊び、教えてよ。


[もう一度右手を出してみようか。>>10

ちょっと本気で練習してみようかな、ビリヤード。
趣味もなかったし、ちょうどいいかも。
ダーツもやってみたいな。
そっちはすぐに羽井さん追い越しちゃったりして。]
(26) 2020/08/01(Sat) 2:29:22

【人】 英 羽凪

[そして。
教えてくれたもう一つの答えには満足気に笑い。>>11



  ──── 上手くいくといいっすね。



[片づけを終えた遊戯室を後にした。**]
(27) 2020/08/01(Sat) 2:31:06

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−昼間−

[俺の言葉がどれくらい届いているかは成瀬にしか分からないが、どう受け止めるかは成瀬の自由だ。

それでもこうして頭を下げてくれるのなら、少しは届いているのだと思う。

指導だ授業だと言いながら、結局は俺がただ昔出来なかったことの清算をしたかっただけなのもあるから、むしろ礼を言うのは......。]


   俺の方こそありがとう。

   あー...過去の事は過去の事だからもう気にすんな。


[結局伝えたいことは全部伝えたし、本質的には自己満足なのだから。彼女の未来に対するお節介な心配はこれ以上は野暮だ。

わしゃわしゃしてると何故か猛抗議された。
ついでに仕返しにわしゃわしゃされるし、ボタンは外されネクタイも緩められる。教師としては有るまじき格好だ。

教師と教え子の関係は、ここで終わりということなのだろう。]
(28) 2020/08/01(Sat) 3:03:07

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[自分の数歩先を行く背中はどこか微笑ましい。振り返り手招きする姿を見ると、自分まで卒業して1歩上に進んだようなきもちになる。

と、そこで言い忘れたことがあったことを思い出す。]


   あぁ、そうだ。
   これは教師としてじゃなくて
   個人的な話だが...


   もしここの誰かに言ってないこととかが
   あるなら、今のうちちゃんと伝えとくといい。

   また今度が来ないことだってあるかもしれない
   からな。


[それは俺自身にも言えたことで。
もし成瀬に深く尋ねられたなら俺も夜にそういう予定がある、と正直に話そう。

そうしたら、これで本当に長々しい説法は終わりだ。
だってもう目の前にラーメン屋があるのだから。]
(29) 2020/08/01(Sat) 3:03:40

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[ラーメン屋に着くと。]


   せっかくだから奢る。
   トッピングなり替え玉なり餃子なり
   好きなだけ頼め。

   あ、でも自分で食える範囲でな?


[友人同士となれば奢る奢られるの関係もないのかもしれないが、遅めの就職祝いってことにしよう。]**
(30) 2020/08/01(Sat) 3:05:03

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−プールサイド−

[どうやら持論についてはバレていたようだ。>>5
一華さんの洞察力が高いのか、単純に俺がわかりやすいのか、あるいは両方なのか。

そこで中途半端に賛同をとならないのは彼女の芯の強さに見える。賛同を求めたわけではないから、彼女のスタンスに嫌な気などは起きない。

これは女の勘なのか。>>6
何かを、見抜かれた気がする。多分俺が嘘をつかずとも心の内を語らないことなどとっくにバレている。

見抜かれた上で隠せば、それはただのペテン師だ。]
(31) 2020/08/01(Sat) 3:06:10

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


[言葉を発する前に差し出したのは、ここに来る時に持ってきていたもうひとつの袋。
中身にあったのは紫の薔薇が5本入ったハーバリウム。
彼女に鑑賞の趣味がもしなければ無駄になるものだと気づいたのは用意したあとのことだ。]



   俺がここに来た理由はこれです。
   あなたの誕生日を祝いたいと思って。

   勿論、薄氷さんとの交流も理由ではありますが


   一番の理由は、あなただ。


[渡す機会がいつでもあれば良かったけど、「あの時渡せばよかった」じゃ遅すぎるから。]
(32) 2020/08/01(Sat) 3:07:15

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ



   本当は.........


[一瞬口ごもったけど、大した話じゃない。
だから変にハードルが上がる前にさっさと話してしまいたいのに。躊躇いが喉を絞める。]


   本当はプレゼントを渡したら
   すぐに自宅に帰ろうと思っていました。

   黙っているつもりでしたが...
   

[正直なところ、驚いた。
そこまで興味を持ってくれるほど俺は深みのある人間だとは思っていなかったから。

逃げようと思えるのに逃げられなかったのは、俺が今日の昼、卒業した教え子に説いた話が巡り巡って自分に返ってきているからだ。]*
(33) 2020/08/01(Sat) 3:07:58

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[まるであやされるみたいに、
 優しい指先が髪をすべる。
 プール上がりのキシキシの髪のままじゃなくてよかった]

  へ───…それ、逆…

[三上さんがそう思う理由。
 いつか、教えて貰うことはできるのだろうか。
 それだって、今の彼を構成する要素の1部なのだから]

  うん。…ずっとずっと離れない。
  呼び捨てで呼んで。……………れおくん。

[あまい声と耳にかかる吐息がくすぐったくて
 身を竦める。
 けど、そばにいて良いんだ、ってわかったから
 背に、腕を回して、ぎゅう、って抱きしめた。]*
(34) 2020/08/01(Sat) 3:08:44

【人】 成瀬 瑛


[ 結局あたしはホテルをチェックアウトしそびれて
  仕事のない休日を再び迎える。 ]


  でも、今日こそ帰るから。


[ これ以上、仕事から離れるのは良くない。
  憮然とした表情で、備え付けの鏡に言い聞かせる。

  ……これ以上、たっぷり寝て、
  美味しいものを食べて。

  あたしを“瑛”として見てくれる人達と触れるのは
  あたしにとって、甘すぎる毒だ。 ]
 
(35) 2020/08/01(Sat) 4:09:42

【人】 成瀬 瑛


[ なのに、あたしは糊の効いた浴衣を着ている。
  浅葱色に椿の花を散らせ、耳上で上下に分けた髪を
  結い上げ、軽くほぐし、フラワーゴムでまとめて
  カラン、と小さく下駄の音を響かせた。

  お祭り行くって、約束したから。
  浴衣着て来いって言われたから。


  そうやって、優しい人がくれた理由に、甘えて。

  …… 浴衣は流石に借りたけど。
  着付けも、ヘアアレンジも、自分でできる。
  どれも初めてのことでは、ないから。 ]
 
  
(36) 2020/08/01(Sat) 4:10:52

【人】 成瀬 瑛


[ 祭り会場の河川敷は、やはり人で賑わっていて。
  あたしは少し、気後れする。
  人混みではなく、道行く人達の楽しげな顔に。

  屋台が提供する娯楽や食事は、お馴染みのものから
  少し奇をてらったものまで様々で。

  あたしもかつてはその風景の一部だった。
  そういう依頼を受けたなら。
  甘えるように男性の手に腕を絡めて、
  好きでも嫌いでもないりんご飴をねだった。

  そうやってあたしは、生きてきた。 ]
    
(37) 2020/08/01(Sat) 4:11:06

【人】 成瀬 瑛

 

  ───っ、


[ 何となく、息をするのが苦しくなって。

  人混みから逃げるように、
  あたしは川辺に沿って河川敷を降る。

  人の気配が薄くなるにつれ、祭囃子も遠のいて。
  気付けばあたしは一人しゃがんで、
  揺らめく水面をぼんやりと眺めてた。
  ああ、これでは祭り会場とは言えないかもしれないな。

  …… でもほら、河川敷っていうのは嘘ではないし。

  なんて、やっぱり言い訳ばかりだね、あたしは。 ]**
 
(38) 2020/08/01(Sat) 4:13:15

【人】 羽井 有徒

── プール ──


  ……真由美?


[落馬したと聞けばそれは驚いて当然で。
怪我の程度とか、そう、身を案じるというより、何かもっと違う何かを心配しているような。]


  どうかしたのか?


[まるっきり笑顔の消えてしまった真由美の様子が少しおかしくて。
ハッキリとはわからないけど、“ショックを受けすぎている“、そんな風に見えた。]*
(39) 2020/08/01(Sat) 6:58:45

【人】 羽井 有徒

── 遊技室 ──


  ……というか。
  何で付き合ってると思ったんだ?


[そう誤解させるようなことがあっただろうか。
花火のことだろうか。
であれび、むしろ、一緒に乗馬したり食事したりしているハナの方がよっぽどだといえるのたが。]


  ここで出会って、何度か顔を合わせただけだよ。


[本当に、ただそれだけ。
一緒に過ごした時間は長くはない。
たまたま乗馬で一緒に回ったり、やはりたまたまBARで会って沢を一緒に歩いたぐらい。
それだけでしかない。

─── キスは未遂に終わったしな。]
(40) 2020/08/01(Sat) 7:18:17

【人】 羽井 有徒

 
 
  毎度あり。


[ハナから賭け金を受け取って、そのまま無造作にポケットへと突っ込んだ。ガラの悪さには「うるせー」なんて言って。
でも終始笑顔のまま。]


  ………好きにしろ。


[言いつけてどうするつもりなのか。
そもそも付き合ってないってそう言ったばかりなのに。と言いつつ、少し表情が固くなった。]
(41) 2020/08/01(Sat) 7:19:52

【人】 羽井 有徒

[そんな他愛もないやりとり。
やはり自分はこの青年を好ましく思っているらしい。
生意気で、可愛げのない。
でもさっぱりとしていて、気のいい青年だ。
きっと弟がいたらこんな感じなのだろうか。]


  だが、断る。


[なのに、連絡先の求めはキッパリと拒んだ。
出し惜しみしているわけでも、嫌なわけでもないが。]


  知りたかったら、俺から何か欲しかったら。
  賭けろよ、そして勝て。


[不敵な笑顔を向けながら、差し出された右手を握る。
ビリヤードでなくても、何でもいい。]


  楽しかった。


[今度はハナの得意なもので勝負するのもいいかもしれない。]
(42) 2020/08/01(Sat) 7:21:29

【人】 羽井 有徒

[遊技室を離れひとり呟いた。]

 
  “運“、……次第だな。


[脳裏に浮かぶ彼女の笑顔。
約束もないのに、だけどきっとそこにいる確信があって、足はBARへと向かっていた。]*
(43) 2020/08/01(Sat) 7:22:23

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ナイトプール ―
[ 幾分か待たされて、頼んだカクテルが出てくれば
 それを受け取って、清平とヴェレーノの話が
 一区切りした頃を戻ってきた。]

  二人ともお待たせしました
  ご注文のダーティーシャーリーとジンフィズでございます

[ なんて、店員のような口調で
 冗談交じりの笑顔と共に、手渡した。

 ハーバリウムを手にする清平を目にすることがあれば、
 プレゼントの相手が清平であったことに少しの驚き。

 ちらりとライトグリーンに視線をやって、
 渡せて良かったですね。と自分まで嬉しそうに笑っただろう。

 甘酸っぱいカクテルを口にして、
 思ったより甘くて、美味しいなと薄暗いのを良いことに
 ケーキを食べていた時の様に、へにゃりと笑って
 さて、2人の様子次第では、ここで別れるのありなのかな**]
(44) 2020/08/01(Sat) 7:27:46
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a1) 2020/08/01(Sat) 7:46:20

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[洞察力は特に自信は無いし、彼は世間的には気難しいタイプだろう。
 だから両方どころかどちらでも無く――彼のことだけ分かる、としか言いようがなかった。
 だから勘というわけでも見抜いたのでもない、彼を理解して交流を重ねる上で、足りてないものがあるという飢餓感が近いかもしれない。]


 …?


[ただのその不明分の中身は分からないので、手荷物をあまり持ち込まないプールサイドで袋を渡されるとは思っていなく。
 開けていい?となんて聞かずすぐに開ければ――紫の薔薇が漂う円筒が。]


 え、誕…っ?


[今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。
 驚いて彼を見上げれば――>>32]
(45) 2020/08/01(Sat) 7:59:18

【人】 悪の科学者 清平 一華

[今日が誕生日なのは教えたと知られたの中間ぐらいで伝わっているが……祝ってもらえる発想はほぼ無かった。
 驚いて彼を見上げれば――>>32]


 あのとき…
 あなたにも五代目にもプールの話を振ったけれど
 教え子さんとの交流も理由になったけど……

 私も、一番来てほしかったのは、あなたよ
 ありがとう、プレゼントは嬉しく頂戴する


[なんて答えると。
 しゃがみ込んでハーバリウムをプール際すれすれに置いて。
 次いで、ざぶんとプール内に自身が飛び降りれば――プールの縁に両腕を畳んで敷いて、その上に自分の頭を載せて。
 ハーバリウムが、本当に間近に見えるような感じで寛いでみせて。]


 …帰るのは止めようがないけど

 祝ってくれるなら、私の希望ひとつ聞いてほしい
 頼んだ飲み物が来るまで、一緒に見ない?


[プールサイドの器具の配置から、このハーバリウムをできるだけ近くで見ようと思ったら、顔の高さまで持ち上げるか、サイドテーブルに置いて変な姿勢で覗くか――あるいはこのようにプールに入って見るか。
 その中で、最も一緒に見るを重きを置けるもの……という解釈で、そういう願いを口にした。

 ハーバリウムの正面に陣取っていた身を体半分横にずらして。
 温かな水と、暖かな内の灯火に見を漂わせながら、限り有る時間を使うことにした。**]
(46) 2020/08/01(Sat) 8:00:39

【人】 灰原 詩桜

 
─ナイトプール─
 
[先生からも似合うと言われたけど>>2:505
 やっぱり先生がしっかり褒めるのは私じゃないし
 私は私で、先生の似合うの一言より
 好きな人からの可愛いの一言に>>2:513
 ふにゃって頬が緩んじゃうし嬉しくなっちゃう。
 ふふふ、とご機嫌でニコニコしてしまう私は
 ノンアルコールのシンデレラをお願いした。
 お酒は、二人きりの時にしよっと。

 先生と清平さんは良い雰囲気だったかな?

 私は、智詞さんの隣でシンデレラを口にする。
 なんだか先生を見る智詞さんが微笑んでいたから>>44
 何か相談に乗ってたのかな…?って
 わたしもニコニコ、二人を眺めてた。

 でもガン見も良くないよね。
 カクテルを口にしてへにゃって笑う智詞さんに
 私は軽く腕を絡めながら首を傾げる。]
 
(47) 2020/08/01(Sat) 10:55:54

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── プール ──

[名前と、どうかしたのか?って声>>39が聞こえて。
羽井さんを見詰める。
小さく首を振って。
自分でもどうしてこんなにショックを受けているのか分からない。]


…………。


[胸元から覗くテーピング>>17
手を伸ばすけれど、触れることはしないで。
羽井さんを見上げると、薄っすらと涙が滲んだけど。]
(48) 2020/08/01(Sat) 10:56:40

【人】 花嫁の友人 市村 真由美



無事で、良かった。



[本当にそれだけ。それだけなんだけど。
見上げた羽井さんに、薄っすら滲む瞳のまま。
ようやく破顔してみせた。

心配。するよ。
するに決まってるじゃない。*]
(49) 2020/08/01(Sat) 10:56:51

【人】 灰原 詩桜

 
   美味しそう……どんな味ですか?
   私のはすこしサッパリした甘さです。
 
 
[飲んでみます?なんて差し出したりして
 こちらはこちらで楽しむ空気を作っちゃお。

 遊びたい気もするけども
 こうしたしっとりした空気の中。
 ナイトプールが清平さんのいう通りなら
 私たちは私たちで。
 先生と清平さんは先生と清平さんで
 しっとりまったり楽しむのが
 オツ、なのかもしれないしね?]*
 
(50) 2020/08/01(Sat) 10:57:28
村の更新日が延長されました。

村の更新日が延長されました。

【人】 灰原 詩桜

 
─家族の反応─
 
[旅行の後。

 別れた経緯を両親に話したら
 「いや別れて正解だろ」
 と、元彼に怒りながら同意してくれました。

 ホテルで新たな出会いがありましたというと
 「良かったわね!」
 と母は言ってくれました。

 父はすこし複雑そうな顔で
 相手のことを聞こうとしたので
 智詞さんの名刺を渡してみたら>>0:598
 詰まらなそうな顔をしながらそれと睨めっこしてた。
 何よー、と声にしたら「貴方のことが心配なのよ」と
 お母さんは笑っていたけど。
(ちなみに元カレの事は嫌いだったみたい。
 何か大人にはわかる地雷の片鱗があったのかもね?)

 更に後日。
 矢鱈とガタイの良い中年男が薄氷古書店をひっそり訪れて
 いつの間にか常連になっていたらしい話を知って
 私は家で悲鳴をあげたと思う。]
 
(51) 2020/08/01(Sat) 11:41:05

【人】 灰原 詩桜

 
   
何やってんのお父さん!?

 
 
[「本を選んでただけですぅ〜」だとぉ?
 ぜんっぜん、可愛くないからな!!!]*
 
(52) 2020/08/01(Sat) 11:41:28
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a2) 2020/08/01(Sat) 11:48:37

【人】 雅楽 雅

 ― ホテル 廊下 ―

 [小さい子相手のことだから、リア充イベントと
 いうよりかは微笑ましい感じのものだったと
 思っているけど。
 私自身が熱を出したからって、
 心配されるということがなかったから、
 そういう憧れもあったのかもしれない。

 妹さんと一緒に来ていると知ったら、
 そのこともきっと眩しく思うだろうな。]  


  お節介な時見ユエさん……
  あ、私は雅、雅樂雅で す…
 

 [聞かれて視線を向けて、改めて距離を実感して、
 恥ずかしさに目を伏せる。>>2:496
 時見さんはそういうのないのかなと思った。]
(53) 2020/08/01(Sat) 12:08:52

【人】 雅楽 雅


   ……時見さん?  


 [だからその彼が、私の言葉に微妙に笑っているのが
 わかったのも距離が近かったからかもしれない。
 フリでも偽善でも、それが出来るのは凄いよ。
 私はいつも最初はそうあろうってしても
 途中で苦しくなって結局、破綻してたから。


 
  星もよく見えると思う……し。


 [屋上庭園の情報を追加しつつ、時見さんの判断を待つ。
 そうして、了承を得られたなら、 ]


  ───はい!


 [熱で赤みのさした顔を
 嬉しそうに綻ばせたのだった。]
(54) 2020/08/01(Sat) 12:08:55

【人】 雅楽 雅

  ― 屋上庭園 ―

  
  …あ、ありがとう。

  大丈夫です……、時見さんのほうこそ、
 疲れてないですか?


 [ベンチに降ろして貰って、差し出された
 コーンスープを受け取る。>>2:525
 こちらを伺う時見さんの視線を感じながら、
 温かい缶を口に運んだ。]

  
  ───…うん、


 [目を閉じる時見さんの隣、
 飲みかけの缶を傍らに置く。]
(55) 2020/08/01(Sat) 12:09:14

【人】 雅楽 雅


  
  …ちょっとこれ、外しますね。
 


 [特に何とは言わず、そっとウィッグを外す。
 自由に解放された白い髪が風に揺れる。
 
 淡くライトアップされた庭園。  
 夜闇と静寂と、顔を上げれば、東の方角に空を
 横に切り裂く光帯のような銀河が見えた。*]
(56) 2020/08/01(Sat) 12:09:17

【人】 羽井 有徒

[とても、感情にまっすぐな人。
想いに素直で、楽しい時はニコニコして、嬉しい時は笑って、悲しい時に涙を浮かべて。
そんな人が、自分の怪我でこんなにもショックを受け、こんなにも安堵してくれている。]


  ………真由美。


[だからこそ、こんなにも心を揺さぶられる。
本当に、とても素敵な人。

涙を浮かべたその笑顔が余りに可愛くて。
右手を伸ばし、真由美の首筋に掌を当てる。
今度は逃さないって意思表示。]


  ……キスしていいか?


[今度もまた、答えを待たずにゆっくりと顔を近づけていった。]*
(57) 2020/08/01(Sat) 13:09:19

【人】 灰原 詩桜


─大浴場─
 
[宿泊最終日のとある時間。
 未だ明るい時間帯に私は大浴場で
 のんびりと湯船に浸かっていた。

 そう言えば色々と
 大浴場を使って来なかったな…と思い至ったから。
 広々とした湯船で手足を伸ばして
 ゆーーっくりとお湯を楽しむことができるのは
 やっぱり疲れが取れて良いものだ。
 バタ足まで激しくはしないけれど
 伸ばした足を湯船の底の方でゆらゆらゆらり。
 互い違いに上下させれば湖面が揺らめく。]
 
 
   はあー……良い気持ち。
 
 
[今晩は花火大会。
 その前にこうしてのんびりリフレッシュ。
 自分を磨いておこうと思う。

 もし誰かとお話しできたら
 きっと楽しいお風呂になりそうだね!]*
 
(58) 2020/08/01(Sat) 13:26:12
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a3) 2020/08/01(Sat) 13:43:55

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[首筋に、手が触れて。>>57
一歩縮まった距離。
伸ばしていた手が、羽井さんの胸に触れた。]


…………。


[昨日と同じセリフ。
私は返事をする代わりに、踵を上げて。
近付いてくる顔に、顔を寄せて、唇を重ねた。*]
(59) 2020/08/01(Sat) 13:54:05

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅を終えた後日のこと ―
[ あれから、ユエに教えてもらったSNSで
 毎日のように詩桜とメッセージのやり取りをしたり、
 ユエに動画の感想を送ってみたり、
 人との交流を楽しめるようになっていた。

 店でいつものように、レジ前の所定の位置に座って
 客がいないときは、本を読んで過ごしていると
 ふいに視線を感じて顔をあげれば、
 ガタイの良い中年男性が立っていた。]

  いらっしゃいませ、何か、お探しですか?

[ 以前より柔和な顔で微笑んで、応対をした。
 
 まさか、詩桜の父とは知らず、
 その時は挨拶もしなかったけれど。


 それから度々、やってくるその男性はやがて常連客に。
 本を買わなくてもいい、他愛のない
 世間話もするようになって。
 
 さて、何時頃、この客人の正体を知ったでしょう。

 知らされたら、驚愕と、
 挨拶もせずに申し訳ないと謝罪をしながら
 改めて、結婚を前提に娘さんと
 お付き合いさせていただいています。と報告しただろう。*]
(60) 2020/08/01(Sat) 15:27:58

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 我が家の反応 ―
[ 初めてできた好きな人。
 初めて家族に、それを報告した。

 誰と付き合っても、傍に置いても、
 一度も家族には告げなかったけれど。

 今回は、本当に愛した人だったから。

 父母は、良かったね。と泣いて喜んでくれたけど。
 
 妹だけは、本当に大丈夫??歳の差とか考えたの?
 ジェネレーションギャップとかあるかもよ?
 
 と、なかなか受け入れ難かったらしく。
 そんな風に問い詰められたりともした。
 
 直接、詩桜に会せないと、
 言葉だけでは伝わりそうもなかったので
 ――妹に口で勝った試しがない


 だから、どこかのタイミングで、顔を合わせたいと
 声をかけただろう。顔を合わせた時は、拍子抜けするくらい
 あっさりと認めてくれたのだが。
 ――裏でたまに、大好き自慢をしてるとかなんとか。
*]
(61) 2020/08/01(Sat) 15:28:34

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[話せないことは現状墓まで持って行くつもりだが、彼女の懐が深いことを知った時に打ち明けるのだろう。

 背中に手が回されれば、唇が当たる部分にくちづけを降らせる]

良い子だ。

[通じ合う気持ちと、触れ合う熱に
 気持ちが高まっていく。

 丹田に力が籠る感じがした。]

真珠、
愛してる


[少し身を離して、愛らしく色づく唇に、掠めるようなくちづける。

 表情を、息遣いを、体温を、感じながら。
 髪を、まつ毛を、頬を、鼻を、耳を、唇を。唇で、その貌の、味を、熱を、感触を。確かめて。]

今日はここまで、ね。

[乱れた呼吸を整えつつ、微笑む。
 他の部分も確かめたくはあるが、一度知れば、会う度に求めずにはいられなくなりそうだから、自分にブレーキをかけた*]
(62) 2020/08/01(Sat) 16:02:07

【人】 羽井 有徒

[柔らかな唇の感触、重なる呼吸。
真由美に聞こえてしまうのではないかと思うほど、心臓の鼓動が高鳴っている。

─── それは、まるで初恋のよう。

触れ合った唇を離して。
だけど近づいたままの顔と顔。
真由美の瞳をそんな間近で見つめたまま。]
(63) 2020/08/01(Sat) 16:51:07

【人】 羽井 有徒

 
 
  探し物、見つかったかもな。


[─── この街に来て一番の笑顔でそう言った。]*
(64) 2020/08/01(Sat) 16:51:47

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[くすぐったいよ、とばかりに肩を竦めてキスの雨を受け止め
 良い子、と評されれば>>62はにかんで微笑んだ。]

 
あたしも
だよ、麗央くん。

[瞼を伏せて口づけを受けると、
 あたしの首から上をぜんぶひとつずつ丁寧になぞっていく様に
 どきどきしたり、くすぐったがったり、――嬉しくなったり。
 
 あたしに
を教えてくれる唇を
 さいご、指先でそっとなぞって。]

  …ん。
(65) 2020/08/01(Sat) 17:53:09

【人】 大学生 早乙女 真珠

  ……あ、あの、さ……
  き――今日、ここに、泊って行っちゃ…ダメかな…
  つ、続きがどうとかじゃなくて!!あの、あのね。

  ……今、自分のお部屋に帰って、
  明日の朝起きたら、今日の出来事はすべて夢で
  麗央くんはまた遠い世界の人で、って
  ――現実だってわかってるけど、
  ……そのくらい、夢みたいな出来事で。

  あの、でも、…えと。
  ふ、不都合があるなら、帰ります。

[いっぱいいっぱい、キスしてくれた。
 ここまでね、って伝える麗央くんの声と、息。
 言葉は濁したけれど……わかってないわけじゃ、ないから。
 だから麗央くんが
せっかくブレーキかけたのに
って思うなら
 ちゃんと帰るよ。良い子だもん。]*
(66) 2020/08/01(Sat) 17:53:58

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

[>>53綺麗な名前だと思った。

意識は完全に病人の介抱だったから、彼女が目を逸らした仕草でようやく照れるのだろう。
なるべく輝く表情と熱のせいか赤くなった頬から目を背ける。今更ながらおんぶの方が良かったか?

あ、そうだ。]

 俺妹と来てるので「時見」が2人いるんですよね、このホテル
 なので下の名前で呼んでもらえると

[付け足して、庭園へ向かっただろう。]*
(67) 2020/08/01(Sat) 18:06:46

【人】 灰原 詩桜

 
─家族の反応─
 
[お父さんは所謂体育会系というか脳筋な所がある。
 新聞や漫画、雑誌は読んでも
 あまり本を読んでいる印象のない人だった。

 そんな人が、新しくはない文庫本を買い始めた。
 別に気にも留めなかった。
 それが一冊、二冊、三冊…と増えていっても
 楽しいシリーズでも見つけたのかな?と。

 だから、そのことに気づいたのは
 三ヶ月くらい経った頃だったと思う。
 お父さんの書斎の屑籠を片付けるように言われて
 ゴミ袋を片手に部屋に行った時に
 屑籠にあったレシートか、
 それとも本に添えられた栞かカバーか。
 それが、薄氷古書店のものであると気づいて……。


 家での叫びに至る。>>52


 週一ペースで通っていたらしいし
 本人は頑なに本を探していただけと主張するし。]
 
(68) 2020/08/01(Sat) 18:07:21

【人】 灰原 詩桜

 
   もう、子供じゃないんだから
   そう言う心配の仕方やめてよう!
 
 
[ちょっと涙目になりながらも気を取り直して
 照れ臭そうに笑うお父さんと
 どうにも渋い顔になってしまう私とツーショット。
 それを智詞さんに送信した。]


 『父がお店に通っていたらしいです。
  この人です。

                詩桜』

 
[お父さん悪いことしてないぞ!
 …との事だし、
 実際良いお客さんだったようです。
 無理難題言わないし、ちょっと脳筋だけど、
 ちょっと脳筋なだけで。
 もっと鍛えたほうが良くないか?
 というお父さんの言い分は黙殺しました。]
 
(69) 2020/08/01(Sat) 18:07:52

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 いえいえ、今日はほんとに何もせず過ごしてたからむしろ体力使わなきゃなくらいで
 あとそこまで年離れてないと思うし、さっきの口調でいいよ

[>>55彼女をベンチに下ろした際はそんな言葉を返しただろう。
それでも彼女が敬語で話すなら、自分もそちらに戻すつもりで。

同意の声と缶を置く音、そして外すという宣言>>56を聞いて、一度閉じた目を開いた。

遥か遠くに輝く、何年も何万年もかけて地球に届いた歴史の光の下、もうひとつの月が地上に現れる。

白のそれは、ライトアップされたそこでは銀糸に見えて。
薬の副作用という彼女の言葉とその姿が繋がり、逡巡するが。]
(70) 2020/08/01(Sat) 18:08:17

【人】 灰原 詩桜

 
[そして、その後日。
 性懲りもなくお店に行ったそうですね?
 しかも今度こそ私の父だと名乗りながら
 ガハガハ笑いつつお土産のボンボン・ショコラを差し出し
 娘がお世話になっています、ですって!?
 でも、その後伝え聞いた言葉に>>60
 私は顔が真っ赤になっていた。]
 
 
   え、  あっ、   ……そのっ?
 
 
[それはあの時、私が
 プロポーズめいた言葉を言ったから?>>-142
 それともその後に彼からも
 プロポーズの言葉、もらえてたんだろうか。

 もしまだ言ってなかったら
 お父さんから聞きたくなかった! と
 私は次に会う時かなり拗ねてたことでしょう。
 だって、やっぱり言ってもらいたいもの。

 でももし、既に
 そんな素敵な言葉を貰えていたなら。

 真っ赤になって狼狽る私をみて
 お父さんはやけ酒飲んでいたかもしれない…ね?]**
 
 
(71) 2020/08/01(Sat) 18:08:34

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ……綺麗、だね

[その単語を我慢することはできなかった。]*
(72) 2020/08/01(Sat) 18:08:47

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[胸に触れた手から伝わる、鼓動が速くて>>63
ただ触れるだけのキスなのに、胸が熱くなる。
唇が離れて、離れた距離は降ろした踵の分だけ。
触れ合いそうな距離で、あなたが少年のように笑った>>64。]


…………そう。


[くすぐったい。この胸の内をどうしよう。
もう一度踵を上げると、唇と頬の間に口付けて。
身を寄せて、あなたの肩口に、頬を乗せた。*]
(73) 2020/08/01(Sat) 18:24:08

【人】 成瀬 瑛


[ それは浴衣に着替える前に、汗を流そうと思った時。 ]

  あっ。


[ 湯船で手足を伸ばしてくつろいでいたのは、
  今となっては唯一顔と名前が一致する
  高校時代のクラスメイト。>>58
  そのまま声をかけようとして、思い出す。

  ─── 結果報告、を。>>1*16
  あたしは結局できていない。


  彼女がまだあたしに気付いていないのなら、
  身体だけ洗って、素知らぬ顔で出て行こうか。
  そんなずるいこと、考えなかったと言えば嘘だけど。 ]
 
(74) 2020/08/01(Sat) 18:57:05

【人】 成瀬 瑛


[ それはできない。
  あたしは彼女に、大切なことを言わないと。

  身体についた泡をシャワーで洗い流すと、
  意を決して、立ち上がり。
  ずんずんと、湯船へ向かう。

  とぷん、爪先からそっとお湯に浸かり
  そうして日頃の疲れを癒す彼女の耳元に、
  そっと囁こう。 ]
  
(75) 2020/08/01(Sat) 18:58:29

【人】 成瀬 瑛

  
      ─── happy birthday

                 貴女の存在への祝福を
(76) 2020/08/01(Sat) 18:58:33

【人】 成瀬 瑛


[ 知ってる。
  あたしがもたもたしていたせいで。
  彼女の誕生日は、二日も前に終わってしまった。

  それはあたしの自業自得なんだけど。
  綺麗なお姉さん、市村さんを始め
  きっと多くの人が彼女をお祝いしたんだろうなって

  ……なんて想像するのは、
  詩桜ちゃんの交友関係を知らないあたしでも
  難しくなかったので。 ]
 
(77) 2020/08/01(Sat) 18:58:41

【人】 成瀬 瑛



  お祝いが一番最後になっちゃったの
  少し悔しいからね。
  プレゼントは来年の分ということにして。

  363日早い、21歳のお誕生日おめでとう。


[ これなら、一番乗りだよねって。
  子供みたいな理屈で笑いながら。

  今年の誕生日は出遅れたし、
  これから先の未来だって、
  特別な人と共に、特別な日をお祝いするんだろうけど。

  プレゼントに指輪を検討した身として、
  来年の分だけお願いしますって、我儘を。 ]
 
(78) 2020/08/01(Sat) 18:58:55

【人】 成瀬 瑛


[ それから、いつぞやの通り魔のように、
  言うだけ言って、お風呂から出ると
  あたしを除いて一つだけ使われていたロッカーに
  常に忍ばせておいた紙袋をそっとかける。>>1:593

            
アンバー

  どうか貴女という名の宝石が>>1:590
  いつまでも輝き続けますように。 ]**
 
(79) 2020/08/01(Sat) 18:59:11

【人】 羽井 有徒

[身を寄せて真由美の体温を知る。
水着だけが隔てる肌と肌の触れ合い、背中に手を回して微かに抱きしめた。]


  ……ヤバイな。


[肌を寄せ合う平穏と、その女を腕に包む熱情が同居する矛盾。
理性を総動員してようやく腕を解いて、少しだけ身体を離す。引き剥がした肌に失われていく体温が惜しい。]


  思った以上にやられてる。


[向けたのは苦笑いにも似た笑顔。
でも、細めた目には以前の様な皮肉めいた色は浮かんでいなかった。]*
(80) 2020/08/01(Sat) 19:10:04

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[唇をなぞる指先に、ちゅ。と音を立てて。]

うん、帰さないよ。
せっかくベッドが広いんだし、一緒に寝よう。

どこにでも行っていいけど、ここにいる間は、ここに帰っておいで。真珠が誰のものか思い出させてあげるから。

[彼女が自分を忘れるなんて思ってもないけど。]

好きに過ごしていいけど、明日、近くで花火大会があるらしいから、それは一緒に見よう。

[部屋に置いてあるパンフレットに花火大会のものが混ざっていた。]

ここでも見えるみたいだけど、外に行く?

[外に出た方が臨場感があるだろうし、ここに居たらふたりきりで見られる。どちらも一長一短だから、彼女が好きな方を選んでもらおう*]
(81) 2020/08/01(Sat) 19:35:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[優しい力で抱きしめられて。>>80
幸せそうに唇に笑みが浮かぶ。

えっとなんだったかしら?
大人で、金もあって、余裕があって、恰好良くて、なんでもできて>>2:502、格好良い「羽井有徒」>>14さん。

私の知ってるあなたは、馬が好きで、蛍を星に例える人で、手が早くて、慌てたように連絡先を渡してくれる人。
羽井さんの腕の中で、そっと胸に手を寄せて。
ゆっくり目を閉じて居たけれど。

引き剥がされて、離れた肌に。
空調の効いたプールの空気が流れ込む。]
(82) 2020/08/01(Sat) 19:38:37

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

…………そう?


[苦笑いを浮かべるあなたに、微笑んで。
空を見たら、月と星が綺麗だった。
プールに浮かんでみたら、自分が星の中に居るように、思えるだろうか?
でも……]


その腕じゃ、水に入らない方が良いわね。
……今日はもう帰る?

素敵な場所を、教えてくれてありがとう。
あなたと一緒に見られて、良かった。


[微笑んで、そう尋ねた。*]
(83) 2020/08/01(Sat) 19:38:49

【人】 雅楽 雅

 [意識して、顔が見れなくなった私の気持ちが
 伝染したのか、同じように時見さんも私から
 視線を逸らすような気配を俯きながらも
 感じていた。>>67
 
 妹さんの話を聞けば、仲が良いんですねと、
 目を細めて、けれど、微笑を浮かべながらも
 その表情に悲しみが滲むのを
 抑えることが出来ずに。]

 
  …わかった。
  じゃあ、ユエさんって呼びます。


 [申し出に頷いて、庭園へと連れて行って貰う。]
(84) 2020/08/01(Sat) 19:41:51

【人】 雅楽 雅

 
   本当に?


 [体力を使わなきゃというユエさんを見つめる。>>70
 口調のことを指摘されれば、あ、と今更
 気付いたように瞬いて、短い逡巡の後、
 静かに頷いた。]
  
  
  …うん、見てると、吸い込まれそうになる


 [ユエさんも同じように宇宙を見上げていると
 思って話す。>>72
 目を開けたのなら、今の私の姿も見ただろうけれど、
 不思議と、どう思われるかとかいう不安を彼には
 抱かなかった。]

  
   ───…あの星達と一緒になれたらいいのに
  …でも、どんなに手を伸ばしても届かない
  遥か遠い、過去の残光

  
 [お昼の雨で空気が澄んだのか、
 銀砂は空に無数に広がっていた。*]
(85) 2020/08/01(Sat) 19:41:54

【人】 羽井 有徒

[ああ、本当になぜ今怪我をしているのか。
せっかく真由美と夜のプールにいるというのに。]


  というか。
  ……随分ときわどい水着だよな。


[普段は、といっても数回しか見たことはないのだけど、落ち着いた清楚といってもいい感じの装いなのに、水着だけはかなり大胆なデザインで。]


  眼福だ。


[満足そうにそんなことを言うけれど。]


  いや……もう少し一緒に居たい。


[水に入れないならプールサイドに座っててもいい。
それとも別の場所だっていい。
大事なことは、真由美と二人で共有するってことだから。]*
(86) 2020/08/01(Sat) 20:01:32
アイドル 三上 麗央は、メモを貼った。
(a4) 2020/08/01(Sat) 20:11:24

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[満足そうな水着の感想>>86に、にっこり微笑んで、腰に手を当てて見せる。]


ご期待>>2:483には、お応え出来たかしら?


[なんて笑ってみせて。]


二十歳の女の子にプールに誘われたの。
同じ土俵で勝負したら、勝てないでしょ?

……布面積だけなら、ビキニより多いのよ?


[なんて種明かしをして朗らかに笑ってみせた。]
(87) 2020/08/01(Sat) 20:19:34

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[もう少し一緒に居たい>>86って、言ってくれるなら。]


じゃあ、足だけでもプールに浸かる?


[なんて。2人で並んでプールサイドに座ろうか。
私はあなたの隣に座ったら、自分の手をあなたの手に重ねて。
水の中で足を揺らしながら、空を見てた。
柔らかな間接照明と、ガラス張りの天窓の向こうの宙と。]


…………綺麗。

ね?


[羽井さんを振り返って、微笑みかけて。
重ねた手が、温かかった。*]
(88) 2020/08/01(Sat) 20:19:43

【人】 大学生 早乙女 真珠

― 909号室 ―

[了承の返事>>81にぱあっと表情が華やいだ。
 と同時に、少しほっとしたような心地もした。]

  ううん、麗央くんのオフが――あと2日だっけ?
  その後どうなるかわからないならなおさら、
  迷惑じゃない限りずっと近くに居たい。

[解散、はもう決定事項なのだろうか。
 どうなるにせよ、オフから戻れば、
 麗央くんは忙しい日々が続くだろうことが容易に想像できて。
 自分の存在――「彼女」の存在が
 今の麗央くんにとって爆弾なのは、間違いないだろうから
 解散の件のほとぼりが冷めるまでくらいは、
 会わない覚悟だってできてるつもり。]

  ――明日、花火大会があるの?知らなかった!
  ……でも麗央くん、外、出てだいじょうぶなの?

[まあ、ホテル内外、色々動いてるんだろうけど。
 女の子と二人で花火?
 ――アイドル的にそれって大丈夫なんだろうか。

 そりゃあ、
 浴衣デートとか、したい気持ちは、ないでもないけど…]*
(89) 2020/08/01(Sat) 20:21:30

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[解散するにせよデュオになるにせよ、忙しくはなる。全部終わったその時にキス以上をと。
何らかのフラグがたった


うん、2日。じゃ、ずっと居て。

[プールでご一緒した真由美さんと恋バナとかしたいのでは、と、好きにしていいと言ったのだけどね。一緒にいられるなら当然嬉しい。]

行こう。そして、また見たいと思ったら。今度はふたりで泊まりに来よう。

[こんなふうにホテルの顧客は増えていくのだろうか?]

帽子はかぶると思うけど。

[髪を隠すとReoとバレにくいのだ*]
(90) 2020/08/01(Sat) 20:37:38

【人】 灰原 詩桜


─大浴場─
 
   んぅ? あ、成瀬さん。
 
 
[なんか珍獣を見たときたみたいな声出された。>>74
 だから流石に気づいたよね。
 ヒラ、と手を振りながら私は湯船の中。

 うん、体を洗って?お湯に入って。>>75
 此方に向かってやってきて
 
ちょ、耳元弱いんだからやめなさい。

 ちょっとギョッとしながらも。]
 
 
   ……ありがと?
 
 
[それは素直にお祝いの言葉だったから>>76
 自然と笑みが浮かべて彼女を見た。
 少しくらい遅れても気にしない。
 言葉だけは当日もらわなかったっけ?
 なんて、そんなことを思ってたし。

 でも、お祝いの話を聞いて>>78
 報告は……? と思ったけど。]
 
(91) 2020/08/01(Sat) 20:38:11

【人】 灰原 詩桜

 
   貰ってばっかりじゃなあ。
   成瀬さんの今の連絡先教えてくれたら良いのに。

   私の連絡先は、当分変えないから。
   気が向いたり困ったりしたら
   連絡してみてね?
 
 
[そんなふうに、忙しそうに立ち去ってしまう
 成瀬さんを見送りつつ声をかける。
 その後暫くしてから
 ロッカーのプレゼントに気づいた私は
 へにゃ、と気の抜けた笑みを浮かべていたんだ。

 そうだね、目元のオシャレなんて
 考えたこと無かったんだ。
 でも、あの人をまっすぐに見つめる時に
 目元もオシャレにできたら素敵だね。

 そんな風に彼女のプレゼントを受け取った私は
 いつかどこかでこれを使おうと
 お風呂上がりに調べることにしたのでした。]*
 
(92) 2020/08/01(Sat) 20:38:42

【人】 灰原 詩桜

 
─カフェテラス─
 
[…そんなわけで。
 アイスティーを傍にスマホで調べ物する姿あり。

 アイメイクの仕方なんて知らないもん!]**
 
 
(93) 2020/08/01(Sat) 20:39:01

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールの後 ―

[いったん自室に戻り、トランクを開けて、唯一入っている荷物――持ち出した研究資料を少し読み返す。
 記載されている成分と数値を確認、記憶すると、トランクを閉じて部屋から出る。

 >>2:414 >>2:428
 約束して待ち合わせていたドラッグストアで詩桜と会えば。]


 やー、待たせてごめーん
 さ、買い物買い物


[狙いは、約束していた虫よけスプレー。
 棚に並ぶいくつかの商品を手に取り、書かれている成分とその量を確認し、見比べて――]


 この中ではこれかしらねー
 このへんの蚊ならまず寄って来ないわ、ドクターとして保証する

 数ヶ月前に蚊について研究したからね
 蚊がいちばん嫌がる配合にいちばん近かったやつだから効果覿面よ


[なんてお墨付きをつけて彼女――新しい友人?に勧めた。
 資料に書いてあったのは、まさにその研究の結果であった。]
(94) 2020/08/01(Sat) 20:40:33

【人】 羽井 有徒

 
 
  ああ、期待以上。
  ホテルのプール全部に連れまわして自慢したいぐらい。
 
 
[普通はほかの人には見せたくないんじゃないかって?
そういう思いもないことはないけど、でも、こんなに綺麗なら独り占めするのは勿体ないだろ?]


  アハハ、……二十歳とか、それは無謀だ。


[朗らかに笑う真由美に合わせて一緒に笑う。
本当張り合ったのなら無謀だっただろうな、
─── その二十歳の小娘は。
]
(95) 2020/08/01(Sat) 20:41:02

【人】 悪の科学者 清平 一華

― 回想:「蚊」の研究 ―

[怪人のモチーフとして蚊が用いられることはある。
 高い機動性、及び隠密性に加え、吸血行動。
 そしてそのためにエキスを注入する行動――これに対する拒否反応が痒みになる――

 所属していた組織でもこのコンセプトは採用されて、屈強な素体に蚊のDNAを組み込み、新たな怪人を生み出すこととなった。
 その際、蚊の強い部分を余すこと無く発揮させる一方、弱点はできるだけ潰さなければならない――どれだけ強かろうが、蚊そのものだと殺虫剤で秒殺されるからである。
 そのため殺虫剤はもちろん蚊取り線香などの成分を分析し、これに対する抵抗力を付与する工程が必要になるのだ。
 その中にはもちろん虫除けスプレーの分析も含まれており、その結果を参照すればこの近辺の蚊に対して特に有効なスプレーは何か……という転用ができたわけである。

 さて、このような様々な工程を経て、新たな怪人が誕生することになった。]
(96) 2020/08/01(Sat) 20:41:23

【人】 羽井 有徒

[それから二人並んでプールの縁に座って。
足をプールの水につけると、少しひんやりとした感触、溜まった熱が抜けていくかのように。
でも重なる手に、また熱が籠っていく。]


  綺麗だ。


[ここのプールはいつも利用している。
だから、星空が綺麗だなんてこっととっくに知っていたのに。]


  こんなに綺麗だったなんて知らなかった。


[あたたかな手を優しく握りしめた
そうして微笑む真由美にそっと顔を近づけていく。
重ねた唇が、温かかった。]*
(97) 2020/08/01(Sat) 20:42:33

【人】 悪の科学者 清平 一華

 その名も、
  モスキート怪人
   

   ちょう しゅう  か
  【 長   州   カ 】 


 …――なお、登場時のインパクトもあって最初は活躍を見せたが、結局は必殺の吸血は阻まれて…「刺してないですよ」と言い残して爆散した。

 余談であるが、苦労した割に実入りの無い敗戦だったにも関わらず、前線指揮幹部からは好評だったらしく――【モス怪人:長州ガ】【スキッド怪人:長州ィカ】とか妙なシリーズ化が組まれることになった……ナニコライカコラ。**]
(98) 2020/08/01(Sat) 20:44:03

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[連れまわしたい>>95なんて言う羽井さんに笑って。
そう言う自信家なところ、嫌いじゃない。
一緒に居て、心地良いから。

並んで座ったプールサイド。
綺麗だ>>97って。
その言葉だけでも十分だったのに……

続く言葉に、ふいに胸を突かれた。
近付いて来る顔を、薄っすら目を開けたまま見つめ続けて。
重なった唇が離れても、私はあなたを見詰めていた。
私はこの人に、ちゃんと伝えられているだろうか?
自分では、よく分からない。
好きだと伝えた時、下を向いたあなたの顔>>13は赤かったけれど。

表情は作らないで、ただ、あなたを見詰めて。
吸い込まれるように、その目を見たら。]
(99) 2020/08/01(Sat) 21:03:00

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[改めて、ぎゅっと抱きつく。
 大変なことはたくさんあると思うけど、
 その度に、支えになれたら、って思うし
 麗央くんから元気をもらえたらいいな、って思う]

  じゃあ、ずっといる。

[真由美さんは、会おうと思えばいつでも会えるじゃん。
 それに、真由美さんもなんだか忙しそう>>88だし
 ……と、知る余地がある訳では無いけれど。]

  ──ほんと!?行きたい!
  えへへっ、そうだね!また泊まりに来ようね、ふたりで。

[帽子の件は確かに、と彼の髪を見て。
 かなり強くブリーチしてるだろうに、
 こんな綺麗な髪、すごくない?…ヘアケアのコツも聞こう]
(100) 2020/08/01(Sat) 21:09:16

【人】 大学生 早乙女 真珠

[明日の予定も決まったし、って、ことで。
 そう言えば晩御飯食べたっけ?
 まだだったなら、ルームサービスでもいいし、
 どこかに食べに行くのでもいいよ。

 それから、お風呂に入って
 ………………スッピン晒すの、めちゃくちゃ躊躇って。
 しばらくバスルームから出るだの出ないだの、
 押し問答していたかも知れない。

 パジャマ?1度自室に帰って持ってきたか──
 もしくは、麗央くんのTシャツとか借りたかも。

 まっさらなシーツの上に、ごろん。
 手を伸ばせば届く距離に麗央くんがいるのが
 とっても、嬉しい。]*
(101) 2020/08/01(Sat) 21:19:55

【人】 羽井 有徒

[届いている。
その言葉が、その微笑みが、何よりも誰よりも胸の内側を強かに打つ。]


  ……知ってる。


[悪戯のような笑顔を見せて。
肩に腕を回して抱きよせると、その綺麗な髪に口づけを落として。]
(102) 2020/08/01(Sat) 21:24:39

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― ナイトプール ―
[ 清平は、ハーバリウムを眺めていたかな。
 二人の様子を微笑ましそうに見つめながら、
 甘いカクテルを口にする。

 甘さに笑っていると、どんな味かと問われて>>50]

  パイナップルと、ココナッツの味だね
  甘くて、少し爽やかで――でも、甘い

[ 飲んでみる?と互いに、飲み比べをした。
 シンデレラは、オレンジの味が爽やかな甘さが心地よい。

 ヴァージン・ピニャ・コラーダは、南国風で
 夏のこの季節にはぴったりだけど、
 シンデレラよりは濃厚な甘さ。

 どっちも好きだけど、詩桜はどっちが好きだったかな

 二人の様子を鑑みながら、
 あっちの方で雰囲気を楽しんできますね。
 なんて、言って二人と別れたかもしれない。

 その時は、またあとで
 ――もしくは、自由解散?かなと付け加えたかも*]
(103) 2020/08/01(Sat) 21:40:38

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――……
  それは

[>>85語り口はまるで過去を悔いるかのようだった。
後悔は誰しも等しく持つものだが、その言葉が彼女のそれが重い物であると示しているような気がする。

再び見上げてみればどれだけ手を伸ばそうとも決して届かない星々が広がる。
過去の残光。あの光の数だけの後悔が、この世の広がっているのだろう。

それでも。]
(104) 2020/08/01(Sat) 21:48:46

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ちょっと困るなあ

[言葉と息を吐いた。]

 ……雅さんがあの星と一緒だったら、
 俺は多分、この空を見られなかったし

[響く言葉なんて俺の中にはなくて。
ただ率直に『そう思ったこと』をありのまま伝える。]

 ……俺が綺麗だなって思ったのは雅さんだけどね

[最後に一言添えて。]
(105) 2020/08/01(Sat) 21:49:17

【人】 羽井 有徒

[しばらく、そうしていた。
緩やかに時間が流れていっても、確かに帯びた熱は冷めることがなかった。
でも視界に入った時計はだいぶ時間が過ぎたことを示していた。]


  そろそろ戻ろうか。
  足もふやけてきたしな。


[冗談を口に、だけど名残を惜しむように、抱いた肩を二度三度と摩って。]


  それに。
  これ以上は我慢できそうにないからな。


[ふっと目を細めて笑った。

だってそうだろ?
男と女がプールで、男に下心が無いはずがあろうか。
いや、無い。
それなのに今も理性を保っていることを自分で褒めてやりたいぐらいだった。]*
(106) 2020/08/01(Sat) 21:57:01

【人】 アイドル 三上 麗央

━909━

[抱きついてくるのを受け止める。ここにいる間にたくさん甘やかしてあげよう。自分がそうしたいから。]

ん。ありがとう。

[髪に唇を押し当てる。ふわりと香るのはなんの匂いだろう。このホテルのトリートメントはこんな匂いだっだろうか。君の匂いだから気に入っているのかもしれない。

 食事は何を食べたかより、誰と食べたかが重要だとは誰の言葉だっだろうか。その言葉を実感する日が来るなんて。

 食事中にお互いの事を話して、
 雑誌のインタビューの内容がほぼ嘘なこととか、子供舌なこととか、高校の時に憧れてた先輩がいた事とか、小さい頃に優しいお姉さんに遊んでもらっていた事とか、彼女が質問をしてくれるならそれに答えて。
 彼女がここに来た経緯とか、家族のこととか聞けただろうか。

 お風呂に入ったっきり出て来ないから、中で倒れてないか心配になって、出て来ないなら押し入るって騒いで、恥ずかしがってた事を知ったらひとりのお風呂で尊みを感じてじたばたして。

 Tシャツ1枚の彼女がベッドに横たわれば、何気ない振りをしつつ隣に入るのにどれだけ苦労したか。

 電気の光量を落として。]
(107) 2020/08/01(Sat) 21:57:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[寄り添って、2人で過ごして。
気が付けば、時が流れてて。
戻ろうか>>106。と、羽井さんが口にした時。
そっと擦られた肌に小さく笑って。]


…………。


[冗談めかした言葉に、大げさに目を見開いくるりと視線を一回転してみせて。零れた笑いに口元を隠した。
そっと掌を羽井さんの頬に添えると、顔を寄せて口付ける。]


明日の花火、楽しみにしてるね。


[近しい距離でそう言うと、名残惜しいけれどそっと身体を離して。
部屋までは、送ってくれるでしょう?*]
(108) 2020/08/01(Sat) 22:12:25

【人】 羽井 有徒

[如月町主催の花火大会。
明日の約束、正直に言うとあのときははっきりと約束したって思ってなかったけど。
社交辞令のようなものだってどこかそう思っていた。]


  ああ、楽しみだ。
  真由美の浴衣姿もな。


[笑って別れると、服に着替えてプールの出口で待って、それから真由美を部屋まで送っていく。
さすがにホテルの中で手を繋いだり、そんな若いカップルみたいなことはしなかったけど、エレベータの中で二人きりになったときぐらいは肩を抱くぐらいは。]


  はい、到着。


[901号室、BARでマスターに告げていた部屋。
まさかそこが真由美の部屋じゃないなんてことがあったら、さすがにショックだったが、そんなことはないだろう。
……ないよな?]*
(109) 2020/08/01(Sat) 22:23:25
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a5) 2020/08/01(Sat) 22:30:39

三上 麗央は、高橋 大輔が悪の秘密結社に狙われていると確信した。
(a6) 2020/08/01(Sat) 22:32:55

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[浴衣姿が楽しみだって。
じゃあ……]


羽井さんは、どんな格好してくるの?
……グレーに、黒のストライプ。とか。

浴衣、似合いそう。


[素直な気持ちを告げたなら、部屋まで送ってもらおう。
エレベーターで肩を抱く羽井さんを見上げて、小さく微笑んだ。
901号室は私の部屋ですよ。ええ。
何を心配してるのかしら。可愛い人。]


おやすみなさい。また明日。


[送ってくれた羽井さんにお礼を言って。
また、明日を約束して。
それからドアをパタンと閉じた。

ドアを閉めてもしばらくは、唇に微笑みが浮かんで居たでしょう。]
(110) 2020/08/01(Sat) 22:37:23

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[バスタブにお湯をためて。
ゆっくりと身体の疲れを解して。
バスローブに身を包んで、お肌を整えて。
スプリングの効いたベッドに腰かけて……]


『おやすみなさい。』


[もらった連絡先>>2:4に、メッセージと自分の電話番号を添えて、送信した。
少しだけ画面を見詰めて微笑むと、ベッドサイドに、スマホを置いた。*]
(111) 2020/08/01(Sat) 22:37:34

【人】 大学生 早乙女 真珠

─  909号室 ─

[抱きつけば受け止めてもらえる。
 蜃気楼のようにすり抜ける、なんてことがなくてまたひとつ
 現実なんだ、って認識が増える。

 ふわりと香ったのはきっと、ヘアミスト。
 少し甘さのある華やかな、
 けれど派手すぎないフローラルな香り。
 気に入ってるんだよ、って話も、出来たかな。]

  ――あぁ、そういう話って…ほんとなんだ。

[これは、インタビュー内容がほとんど嘘だって話への反応。
 それから、先輩の話、お姉さんの話、色々聞いた。
 あたしも話した。なんでここに一人でいたのか、ってこと。
 友達の「風邪」への疑惑。
 でも、今はもう気にしてないこととか。
 ――家族のこと?お父さんと、お母さんと、妹の4人家族。
 妹は高校生だけど出来が良くて、父母の関心はそっちだから
 大学を卒業したらさっさと家を出たいこととか。

 お風呂から中々でなかったのは本当にすみませんでした。
 よくよく考えてみれば心配になるよね……
 と、麗央くんが入浴中お部屋のベッドの上で一人反省会。
 その頃お風呂で麗央くんが何を考えていたのかは知らないまま

 Tシャツを貸してもらえば、彼の香りに包まれたようで、
 おもわず袖口とかに鼻をつけてすんすん。
 はた、と視線が合えば、へにゃりと相好を崩した。]
(112) 2020/08/01(Sat) 22:46:35

【人】 羽井 有徒

[ひとりきりで自分の部屋へと戻る。
二つ下の階、それだけの距離なのにふたりだけの時よりもずっと遠くに感じられた。

随分と熱を上げている。
浮ついた気持ち、それを心地よいと思う心。
本当に、思春期の男子かって。

苦笑いもどこか柔らかな笑み。

部屋でベッドに身を転がしていれば、メッセージの着信を報せる音。手を伸ばしてスマホの画面を覗く。


『おやすみまた明日』


その、たった八文字に明日を楽しみにする気持ちを乗せて、送信の文字をタップした。]*
(113) 2020/08/01(Sat) 22:48:10

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── 花火大会の朝 ──

[朝、目が覚めて。
どこかまだ、ふんわりした気持ちで枕元のスマホを手に取った。]


『おはよう。』


[短いメッセージだけど、送るとつい唇に笑みが乗る。
ワンピースは一枚でスタイルが決まるし、きちんと見えるから好き。
ラウンジで朝食を食べたら、今日は浴衣を選びに行こう。
借りる浴衣のイメージはもう出来ている。
濃い藍染の浴衣に、白い蝶が舞うような、そんな浴衣を選ぼうと、思った。**]
(114) 2020/08/01(Sat) 23:05:05

【人】 羽井 有徒

── 7月26日/花火大会当日 ──

[部屋に備え付けられた時計がアラームを鳴らした。
外はとうに明るい朝の6時ちょうど。

バスルームに入りシャワーを浴びる。
左肩の調子を確かめてみるが、動かせば少し痛みはあるものの昨日ほどではなかった。
どうやら症状は軽いらしい。]


  これぐらいなら何かあっても、ちゃんと守れるぞ?


[生意気な顔を思い浮かべて笑う。
それからバスルームを出てジャージに着替えると部屋を出て一階へ。

「おはようございます、今日も早いですね。」

ロビーにいるスタッフの一人とあいさつを交わすと、外へでた。
真っ青な空の色、天気は良好。
軽いストレッチを行ったあと、いつもはジョギングだが左肩のこともあって今日はゆっくりと歩き出した。]
(115) 2020/08/01(Sat) 23:07:44

【人】 羽井 有徒

[スマホにメッセージの着信。
一度立ち止まって届いた内容を確認する。

『おはよう。』

たったそれだけの短い文。
でも、それは昨日まではなかった一文。

むかしの偉い人は言いました。
1を10にするのは難しくない、0を1にするほうがよっぽど難しい、と。

目を細めてそのメッセージを眺めた。
……老眼じゃないぞ?


『おはよう、朝早いんだな』

彼女のメッセージに少しだけ付け足しただけの一文をすぐに返信して、再び歩き出した。]*
(116) 2020/08/01(Sat) 23:11:58

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1か月後 ―
[ 旅を終えて、家族に恋人ができたことを報告して
 妹も含めて、詩桜のことを受け入れてくれた頃のこと。
 まだまだ残暑厳しい夏の終わり。
 『見せたいものがあるから、うちに来て貰えないかな?』

 そんな誘いのメッセージを詩桜に贈った。
 父母は、休みを兼ねて、北海道に取引に行き。
 妹は、司書の仕事に出かけている。
 そして、店は――臨時休業にした。]

  詩桜さん、いらっしゃい
  今日は、夜までは二人しかいないから
  気楽にしていいからね

[ 空色の開襟シャツに、白いズボン。
 いつかと似た格好で彼女を迎えれば、家の中へと招き入れた。
 昔ながらの日本家屋。
 ギシギシと軋む廊下を通り過ぎ、縁側を通って
 
 ここで、妹と子どものプールでふざけて遊んだことがあるんだ
 線香花火もしたっけか――そんな想い出話をしながら


 階段を上り、家の奥へ、奥へと進んでいく。
 2階のある一室。襖を開けると、和室ばかりの中
 そこは、唯一、洋室に改築されている
 曾祖母の部屋だった場所。

 今は、古書や資料、着物が綺麗に並んでいる、
 倉庫代わりの場所になっていた。]
(117) 2020/08/01(Sat) 23:18:55

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 本棚の横に、飾られた一枚の写真の前までやってくると
 詩桜を振り返る。]

  この写真の中にいるのが、私の曾祖父と曾祖母
  曾祖母――ソフィア大お婆様は、私と同じ色の人で
  私が、この色で生まれてきたルーツの人だから
  君には、見せて――おきたかったんだ

[ 家族の中で、唯一同じ色の人。
 写真の中で微笑む彼女は、銀色に近い金髪で、天色の瞳をした
 とても美しい女性だ。

 ソフィア――叡智という意味のその名は、
 智詞という名の由来でもあったりした*]
(118) 2020/08/01(Sat) 23:19:02
古書店店主 薄氷 智詞は、メモを貼った。
(a7) 2020/08/01(Sat) 23:21:18

【人】 雅楽 雅

 [届かない光に手を伸ばして。
 伸ばして伸ばして、伸ばし続けて、
 ある日その光はフッと消えた。 
 遥か昔に、とうに燃え尽きて消えていた星の残光を
 そうと知らずに求め続けた。

 とっくにもう無かったもの。
 あるいは初めから無かったのかもしれない。

 けれどあると信じた。
 頑張っていれば届くと願った。

 いつか、私も一緒になれると。]



  ……困る?

   
 [隣で息を吐くユエさんをゆっくり振り向く。>>105
 植えられた木々や花々の呼吸が聞こえそうな程に
 静かな庭園に彼の声が溶ける。]
(119) 2020/08/01(Sat) 23:33:19

【人】 雅楽 雅


  ───


 [瞬き。]

   
  …ユエさん、流石にお世辞が過ぎる。


 [柔らかく解いた表情が淡いライトにゆらめく。
 白髪を照らすのは夜天の月。]
   
  
  この髪を見るとみんな驚くもの。
  “普通”じゃないって、今日もそうだった。


 [ホテルのひとは丁寧に対応してくれたけれど。
 花畑から帰った時、私を見て、
 ロビーがざわめいていた。>>2:400

  
   でも……

 
 [だから。] 
 
(120) 2020/08/01(Sat) 23:33:22

【人】 雅楽 雅


 

   ───ありがとう、嘘でも嬉しい。
    
 

 
 [その気持ちに、感謝を伝えよう。*]
(121) 2020/08/01(Sat) 23:33:25

【人】 英 羽凪

─ 幕間・遊技室のあと ─



[遊技室を出た後。
思ったよりもかいた汗の分、水分補給に自販機コーナーへ。
取り出し口から拾い上げたペットボトルを開けながら。]


  ちぇー。見透かされた感じ。


[拗ねた顔で呟いて、冷えたライチ水を一口。

まあダメ元だったけどね。
あれ、勝ったらねだろうと思ってたものだし。>>42

さて次は何の勝負を仕掛けてやろうか。]
(122) 2020/08/01(Sat) 23:40:21

【人】 英 羽凪

[ごくごくと半分くらい飲み干して。
大分乾いた汗を、シャツでぬぐう。]


  ……”運”次第、ねぇ。


[まあ大丈夫なんじゃないかな。>>43
真由美さんは、羽井さんを放っておけない気がする。
なんとなくだけどね。

弟の勘ってやつ。
結構よく当たるんだよ、これが。*]
(123) 2020/08/01(Sat) 23:40:32

【人】 英 羽凪

─ 花火大会 ─


[約束通り向かった河川敷の祭会場にて。]


  ……うわ。
  めちゃくちゃ混んでる。


[俺は、思い切り顔を顰めた。

ひしめく屋台と人混みの熱気に、早くも帰りたくなる。
けど、約束は約束だ。取り立てる前からめげてどうする。

大体、そもそも瑛が悪いんだ。
何も言わずにいなくなろうとしやがって。
なんか、思い出したらまたムカついてきたぞ。

眉間に皺を寄せた俺の今の格好は、借りた細縞が入った渋い紺色の浴衣と、白の角帯。
はぁ、と小さく息をついて気合を入れたなら。
慣れない下駄を鳴らして、祭会場を歩き出した。]
(124) 2020/08/01(Sat) 23:40:47

【人】 英 羽凪

[──そうして探すこと、数十分後。]


  あー……見つからねぇ。


[というか、浮かれた空気に乗じた客引きや逆ナンが地味にうざい。
連れがいるんで、といい加減断るのも疲れきて逃げ出したのは、祭会場から少し外れた橋の上。
遠く聞こえる祭囃子と減った人混みに、ホッと息をつき。
欄干に寄りかかって、しばし休憩を。]
(125) 2020/08/01(Sat) 23:41:37

【人】 英 羽凪

[見つけられんのか、この中から。
それこそ運次第だろ。

考えるだけでげんなりする。でも諦めるつもりはない。
小休憩を終えれば、よし、と再び祭会場へ戻ろうとして。
ふと見下ろした川辺に人影が見えた。

そういえば出会った時も、水の近くだったっけ。>>0:385


  …………、まさかな。


[ひんやりした水辺の空気が、誘うように汗ばんだ頬をなぜていく。]
(126) 2020/08/01(Sat) 23:42:02

【人】 英 羽凪

[カラン、と下駄を慣らし。
橋を渡って、河川敷に降りる。]


  ……そこで何してんの?


[薄暗がりに浮かぶ、浴衣姿の女の子。>>38
いつかのように声を掛けながら、俺も隣にしゃがみこめばその顔を覗きこんで。]
(127) 2020/08/01(Sat) 23:42:28

【人】 英 羽凪



  見つけたぞ。瑛。


[どうだ、と得意気に笑った。**]
(128) 2020/08/01(Sat) 23:42:40

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 ――……

[>>120帰ってくる言葉に瞬きを返す。
その疑問は純粋なものだった。]

 ……他の人が『普通じゃない』って思うことと
 俺が『綺麗だ』って思うことは関係ないと思う、んだけど

[お世辞扱いされたせいか少しだけムキになって言葉を重ねた。

彼女が失ってしまった光の大きさは分からない。
この言葉も空気より軽いものかもしれない。

それでも、これだけは。]
(129) 2020/08/02(Sun) 0:12:28

【人】 動画投稿者 時見 ユエ

 嘘じゃないけど
 嫌な思いしてないなら良かった

[本当に嘘じゃないんだけどなあ、なんて。
地上の月に視線を向けた。]**]
(130) 2020/08/02(Sun) 0:13:02

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[メッセージを送ったら、すぐに返事>>116が来て。]


『羽井さんもね。』


[そう返すと、唇が綻んだ。
朝食を食べたら、浴衣を選んで。
濃い藍染の白い蝶の浴衣に、白い帯を合わせ、髪をアップに結い上げると簪>>2:82を刺した。
透かし細工の蝶がひらひらと揺れて、大きな青いガラス玉が涼し気に揺れた。
せっかくだから、今日は一日、浴衣を着て過ごそう。
…………でも。]
(131) 2020/08/02(Sun) 0:31:04

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

『羽井さん。今、どこですか?』


[やっぱりね。私だって浮かれてるのよ。
せっかく着た浴衣。
一番に見せたいって思ったって、良いじゃない?*]
(132) 2020/08/02(Sun) 0:31:10

【人】 羽井 有徒

[あんなに頑なに拒んでいたのに。
あんなに認めることに怯えていてのに。
受け入れてしまえば、そんなことはもう過去のことで。


  ─── コン、コン、コン


901のドアを三度叩いた。

ウォーキングを早めに切り上げて、というより途中からジョギングになってたけど。
つまり、急いでホテルに戻ればその足で真由美の部屋を訪れた。]


  ルームサービスです。


[扉の前に立って、そんな風に巫山戯てみせた。]*
(133) 2020/08/02(Sun) 0:36:59

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[ドアが3回ノックされて。
聞こえてきた声は、待ち人の声。
見ていたスマホをテーブルに置くと、ぱっと立ち上がってドアを開ける。]


羽井さん。


[喜色満面の笑顔を浮かべたら。
どうぞ入って、と、部屋に案内するけれど……
ジャージ姿の羽井さんに]


運動して、もう、肩は大丈夫?


[それだけは、心配そうに尋ねたら。
くるりと浴衣で回って見せて。
あなたに笑いかけたでしょう。*]
(134) 2020/08/02(Sun) 0:45:10

【人】 羽井 有徒

 
 
  …………


[言葉を失った。
見惚れるということがどういうことか。
真由美が何か言ったけど、それも耳に入らなくて、目が離せなくて、そう、見つめるということ以外何もできない。
くるりと回る真由美の浴衣姿。]


  ……………………


[何か、言わないと。
その浴衣姿を見せたかったのだから。]


             いい。


[でも、絞り出した声はその一言が精一杯だった。]*
(135) 2020/08/02(Sun) 0:52:44

【人】 成瀬 瑛


[ ─── 数分後。

  川の側で座り込みながら、時間を潰す。
  手持ち無沙汰になったので、葉っぱで船を作ったり、
  平べったい石を、何回跳ねるかチャレンジしたり。
  来るわけが、ないのにね。
       
祭会場

  あたしはあそこにいないんだから。


  ───── 十数分後。

  …… なんであたしは、待っているんだろう。
  再びしゃがみ込みながら、不思議に思った。
  祭りはすごい人混みだったから。
  スマホ無しに人ひとりを見つけるは、大変だ。
  諦めても、おかしくないよね。

  …… モテそうだしなぁ。
  綺麗なお姉さんに声をかけられて、なんてことも。
  あるかもしれないし。 ]
  
(136) 2020/08/02(Sun) 1:00:04

【人】 成瀬 瑛


[ ────── 数十分後。

  ね。そろそろ、諦めたかな?
  なら、あたしも帰っていいかなって。
  頭ではそう思っているのに。
  足は、座り込んだままで。

  手持ち無沙汰な両手で、
  川の水をすくったり、落としたり
  またすくったり……していたら、

  そんなあたしの背後で、からんって。>>128
  下駄が土を蹴る音が響いた。 ]


  ………… すごいなぁ。


[ 誰かなんて、確認するまでもなかったから。
  振り返らないまま、呟く。 ]
 
(137) 2020/08/02(Sun) 1:00:24

【人】 成瀬 瑛



  見つかっちゃった。


[ 得意げに笑う顔には、>>124
  汗が玉になって張り付いていて。
  それを見て、あたしは泣きそうな顔で笑った。 ]
 
(138) 2020/08/02(Sun) 1:00:40

【人】 成瀬 瑛



  …… あのね。

  あたしが分かりにくい場所を指定したのは、
  羽凪くんに見つけてほしかったのと。
  
見つけてほしくなかったから。



[ こちらを覗き込んでくる瞳を見つめて
  観念したように呟けば、
  一陣の風が、川面を渡った。

         …… そう、それは
         あたしが君を知りたくなかったのと、
                 同じ理由。>>2:48 ]

(139) 2020/08/02(Sun) 1:01:33

【人】 成瀬 瑛

  

  あたしは、羽凪くんとご飯を食べるのが好きだし。
  話をしたり、一緒にいることも好き。

  それでもね。

  君を、好きにはなりたくなかったから。


[ そう言って、ぱっと両手を離せば、
  手の上に溜めていた水の塊が弾け、
  はらはらと水面に飛び散った。 ]**
  
(140) 2020/08/02(Sun) 1:01:56

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

−プールサイド−

[誕生日を聞いた時点でいつかは祝うことを考えるが、これが1ヶ月後なら無理な話で、実際に祝えたかどうから分からないものだった。
そう思えば、実際に祝えている今この時間は幸運そのものであるはずなのに。>>45]


   俺に来て欲しかった...........
   お互い......口下手なのかもしれませんね。


[来て欲しいと思ってくれていたと知れば、ついつい笑ってしまった。>>45>>46
俺は俺でこうして物で伝えようとしたし、酷く遠回りなことをしている。

言葉を飾っていないだけで、行動は着飾って洒落てしまっているのだと我がことながら思う。]


   .........わかりました。


[わずかな迷いの後、頷いて彼女の申し出を受け入れた。
帰るのを止めないで欲しいとか、そんなことは思っていない。
ただ、彼女の希望なら断れない自分がいただけ。

でも同じようにプールに飛び込めば彼女に温水を浴びせてしまうから。
そうならないように気を付けながらプールに入って。

勿論身長のせいで高さは合わないけど、それでも身体をズラし正面の場所を半分譲ってくれたら、彼女の隣に並ぼう。
合わないなら、屈んで合わせればいいだけだ。]
(141) 2020/08/02(Sun) 5:12:10

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[飲み物が来るまでと、そう分かりやすい区切りをつけてくれたのは彼女の優しさだったのだろうか。それともそれは俺の考えすぎか。]


   ハーバリウムは1年位はこのままで
   形を保つそうです。

   
いや、でも流石に5本もバラを入れたのは
少し欲張りだったか.........。



[苦笑いを浮かべる。
本数にも色にも意味はあるが、結局込めた意味は似たような言葉で口に出しているのだからあまり関係はない気がしてきたからだ。]


   初めて、真剣に人へのプレゼントを考えたんですが
   案外、喜んで貰えるのは悪い気がしませんね。


[その気持ちはきっと子供の頃に学んでおくべきだった事で。心が暖まるような、そんな感じと言えばいいのか。]
(142) 2020/08/02(Sun) 5:17:58

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[彼女と並んで観るハーバリウムは、まるで彼女のように綺麗で美しい。

ハーバリウムを彼女に見立てた時点で、彼女に対して俺が何を思っているのかは分かりきっている。


それでも言葉に出さないのはどうしてか、それもよく分かっている。

しばらく俺は無言になってしまったが、先に口を開いたのはどちらだったのだろうか。]


   昨日お昼をご一緒したあとから
   あなたのことを頻繁に考えるようになりました。

   俺はまだあなたの事を全然知らないですし
   上手く言葉に出来ないんですが...

   俺とこうして居てくれるあなたは...
   この薔薇のように綺麗だと、そう思います。


   だから...よければずっとそのままの
   一華さんでいて欲しい。


   それが、今の俺の願いです。


[言葉をまとめられないという己のみっともなさを誤魔化すように微笑みを浮かべる。

飾らない言葉を聞きたいと言ってくれた彼女にだから、言い方がおかしくなってしまおうとも、遠回しになったとしても。嘘をつくような真似はしたくなかった。]*
(143) 2020/08/02(Sun) 5:22:13

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[羽井さんは、話しかけても反応が無くて。
どこか固まってしまったみたいにぎこちない。]


…………羽井さん?


[問いかけて、小首を傾げたら、小さく一言>>135聞こえてきた。
思わず吹き出して、笑ってしまうけれど。
羽井さんは再起動出来たかしら?
私はあなたに近付くと、小さく背伸びして、頬に口付ける。
微かに汗の香りがした。]


おはよう。羽井さん。


[あなたの顔を覗き込んで。
古来より、呪いはキスで解くものだから。
あなたの時間が動き出すまで、私はあなたを見詰めていよう。*]
(144) 2020/08/02(Sun) 6:23:37

【人】 雅楽 雅

 
  それは、そうだけど……

 
 [お世辞でもよかった。
 嘘でも嬉しいと思った。

 だから、少し怒ったように言葉を重ねるユエさんが
 不思議だった。>>130

 彼の何を知っているわけでもないけど、なんとなく
 彼は些細なことでムキになったりしなさそうで。
 もちろん、怒ったみたいだといっても十分、
 穏やかなのだけれど。]

 
  …そんな、拘らなくても。


 [嘘じゃないと繰り返す彼に思わず笑みが零れる。]


   変なの、ユエさん。      


 [彼の目には私は、どんな風に見えているのだろう。]
 
(145) 2020/08/02(Sun) 6:29:33

【人】 雅楽 雅

 [ゆっくりゆっくり流れる時間。
 飲みかけのコーンスープに手を伸ばす前に私は
 巾着からショコラオランジュのキャンディを
 ひとつ取り出した。]

 
  …今は持ち合わせ、これしかなくて。
   
  
 [良かったら、とユエさんに差し出す。
 緊急おやつとして、甘いものは何かしら
 いつも持ち歩いていた。*]   
(146) 2020/08/02(Sun) 6:29:36

【人】 悪の科学者 清平 一華

― プールサイド ―

[彼が隣に来てくれること自体が稀有な話で。
 ワガママを聞いて貰うだけ考えていたから、そうして貰えるだけでも、彼の優しさを満面に受けられるつもりだったのに。]

 
 …………。


[ 口下手だから何も言えず、暗さと水中からの赤いLEDで隠せてしまったけれど。

 彼が、水を跳ねさせないようそっとプールに入ってきたことが。
 水中だから姿勢変更は苦痛はないにしても、ハーバリウムの位置に合わせて屈んでくれることが。
 ――彼の気遣いで温水を浴びなくて済んだ代わりに、さらに優しさをぶっかけられた。 ]
(147) 2020/08/02(Sun) 6:58:04

【人】 羽井 有徒

 
 
  あ、おはよう、真由美。


[頬へのキス。
その感触に惚けた頭がようやく動き出す。]


  すごく、いい。
  浴衣もとても似合ってるし。
  まとめた髪も浴衣姿にあってて。
  ……いい。


[雰囲気があって、それから何というか艶と言うか。
不思議なことに昨夜の大胆な水着姿よりも、この浴衣のほうが色気がある。]
(148) 2020/08/02(Sun) 6:58:06

【人】 悪の科学者 清平 一華


 私の仕事は1年単位なことが多いからちょうどいい
 これが崩れる前に結果を出そうって思えば研究ももっと頑張れる――大切に、いつも見えるところに飾るわ

 それぐらいは欲張りでも何でもないわよ、気にしないで
 ……まぁ薔薇の数だけじゃなくて、もしも色まで5つだったら、ちょっとやりすぎかなと思ったけど


[青桃赤緑黄とかさぁ。
 先日までと違って、今度はそういうのと戦うかもしれないし――なんてまでは言わなかったけれど。
 ――え、並び方が変? 今はこうなのよ。

 なので紫が5本ということに根拠があるとは思わず。]
(149) 2020/08/02(Sun) 6:58:11

【人】 羽井 有徒

 
 
  浴衣、買いに行かないとな。
  真由美は今日なにか用事は?


[花火大会は夕方からだから、それまでに浴衣を買っておかないと。浴衣姿の真由美と行くならせっかくなので揃えたい。
似合いそうって言ってくれていたし。]*
(150) 2020/08/02(Sun) 6:58:28

【人】 悪の科学者 清平 一華

 ……私は、ちゃんと喜んであげられていたのかな
 真剣に受け取ったのは初めてだったし

[なんて言いながら、改めてハーバリウムを見つめれば。
 その薔薇は、様々なLEDの光を撥ねて――色付いて、煌めいて、ときには妖しく、あるいは儚くその表情を見せた。
 この花を好きとは言ったけれど、こういう風に見られる、こういう風に成れる、こういう風に思われるものとは知らなかった。]


 …………。


[しばらく無言で見つめて。
 先に口を開いたのはどちらだったか。]
(151) 2020/08/02(Sun) 6:59:01

【人】 悪の科学者 清平 一華


 …本当だったら、来てほしかったなんて言ってないわ

 仕事着のように、あなたがそういう人だって分かってたつもりだけど
 ちょっとだけ、不安だったから

 …

 …――私は、そのままの自分でいられていない
 だって、あなたのことを考えるようになったから
 
 願いは叶えられていないけれど、それが私にとって「よければ」だから


[ハーバリウムから視線をずらし、彼を見やれば、照れ隠しか微笑んでいるようだ。
 そのまま見つめて――すぐにハーバリウムに視線を戻せば。]
(152) 2020/08/02(Sun) 6:59:13

【人】 悪の科学者 清平 一華


 弱点は放置せず改良していきたいけれど……
 今は…お互い口下手でいいわ

 だから……………。


[口下手だから。
 代わりに少しだけ彼のほうに身を寄せて、ハーバリウムを眺めたまま頭も彼の方に倒し気味で。
 こうしていられる時間を区切ってねだった2人の世界を、もう少し――もっと、できるだけ。**]
(153) 2020/08/02(Sun) 7:00:31

【人】 悪の科学者 清平 一華


[と思ってたら。>>44]


   はえーよ  

         **
(154) 2020/08/02(Sun) 7:00:50

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[動き出した羽井さんに微笑んで。]


おはよう。羽井さん。
……運動して、身体は大丈夫?


[一番の気がかりを、再度尋ねて。
それから褒めてくれた言葉に、嬉しそうにはにかんだ。
彼の言葉が嘘ではないと、今しがた証明してくれていたものね。]


今日はね。素敵な恋人と花火を見に行くの。
それ以外は何も予定は無いわ。

……浴衣、一緒に見に行っても良い?


[見上げた羽井さんに、そう答えて。
選ぶのは羽井さんになるだろうけれど。
色んな表情の浴衣をあててみるところ。
見たいなって、思ったんだもの。
それから一緒に居たいなって。
*]
(155) 2020/08/02(Sun) 7:19:26

【人】 羽井 有徒

 
 
  もちろん、真由美に選んで貰うつもりだったからな。


[何かほかに用事があれば一人で行くつもりだったけど。
そうじゃないなら誘うつもりでいたし、できる限り一緒に居たいと思っていた。]


  シャワー浴びて着替えてくるから。
  30分後にロビーで待ち合わせしよう。

  でも、その前に───…


[真由美の手を引いて抱き寄せると、腕の中に収めて唇をふさいだ。
汗臭いかもって一瞬思ったけど、そんな迷いは本当に一瞬。
擦り合わせたり啄んだり、重ねた唇を吸えば、二人の合間にチュっとリップ音が小さく鳴った。]


  ……我慢できなかった。


[唇を離せば、ちょっと照れ臭そうに微笑んだ。]*
(156) 2020/08/02(Sun) 7:39:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[抱き寄せられて、腕の中に納まって。
啄むようにキスをする間、羽井さんの頬にそっと手を当ててた。
照れ臭そうな表情>>156が、可愛らしくて愛おしい。]


ロビーで待ってるね。


[目を細めて、そう伝えると。
私からも背伸びして、キスをした。
手を振って、彼が部屋から出て行くのを見送れば……

唇に手を当てて、小さく笑う。
自分がこんなに浮かれるとは思ってなかった。
不可思議な感覚に、むずむずする。
羽井さんの照れ臭そうな表情を思い出して
微笑みながら、落ちた口紅を丁寧に引き直した。]
(157) 2020/08/02(Sun) 7:56:14

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── ラウンジ ──

[待ち合わせよりずいぶん早く、ラウンジに行けば、今日は浴衣や甚平を着た人たちがチラホラと見受けられる。
夜になれば、もっと増えるのだろうか。

通り過ぎる人の流れに、見知った顔を見付ければ、お辞儀をすることもあっただろうけれど。
此方から声をかけることはしないで。

読みかけの本を開いて、羽井さんが来るのを待った。
……本を開いて居るのに、視線は文字列を滑ってしまって。
読み進むのに、苦労して、結局パタンと閉じてしまった。
のんびりと、人の流れを見ていただろう。*]
(158) 2020/08/02(Sun) 7:56:23

【人】 羽井 有徒

 
 
  ハァ………


[シャワーを頭から浴びながら大きなため息をついた。
浮かれてる、控えめに言っても完全に浮かれてる。
初めて女と付き合うってわけでもないのに、こんなに気持ちが浮ついているのは初めてのこと。]


  会ってからまだ何日も経ってないのに。


[昔の
エロい
偉いひとは言いました。
恋はするものではなく、落ちるもの。]


  がっちり……嵌ったな。


[如月町─── つい2、3日前までは何も特別なことなんてない、ただの街だったのに。]
(159) 2020/08/02(Sun) 8:13:17

【人】 羽井 有徒

── ラウンジ ──
 
 
  お待たせ。
 
 
[濃い色のジーンズに白のオープンカラー。
少しシャワーを長く浴びたせいか、真由美はすでにそこに居た。
やっぱり綺麗だなってあらためて思う。]


  お祭りって感じがするな。


[真由美だけじゃない。浴衣姿の客を何人か見かける。
中には二人そろってというカップルらしき姿も。
いつもとは違う装い、いつもとは違う雰囲気、その空気に充てられたように手を差し出した。]


  ……行こうか。


[今日は1日中、真由美を独り占めだ。]*
(160) 2020/08/02(Sun) 8:13:49

【人】 羽井 有徒

[また、怪我の具合を聞かれたなら。]


  朝のは散歩だよ、ただの。


[真由美の浴衣姿を見たくてちょっと走ったってことは内緒にしておこう。]


  ん、まだちょっと痛みがあるな。
  力を入れたり、走ったり跳ねたりしなければ大丈夫。


[実際のところ静かにしていれば少し病む程度で、動きに支障があるほどの痛みではなかった。]


  素敵な恋人が隣にいてくれるなら、
  痛みなんて感じない、……かもしれない。


[恋人、そう恋人。
言われてその事実に初めて気づく。
だけど、そのことがその響きが、不思議なぐらい自然と胸に馴染んだ。]*
(161) 2020/08/02(Sun) 8:19:12

【人】 灰原 詩桜

 
─旅から一ヶ月─
 
[初めて彼の家を訪れて
 彼の家族に紹介された時は緊張しきっていた。
 顔を隠したままは失礼だろうからと
 ちゃんと前髪をとめて、若草色のワンピースを着て。
 お土産にテーマパークのチョコクランチを持参した。
(大学の隣の駅に大型テーマパークがあるんだ!
 今度、智詞さんとも一緒に行きたいな…)


 『初めまして。
  智詞さんとお付き合いさせて頂いております。
  灰原詩桜です。よろしくお願いします。』


 緊張しながらご挨拶。
 多分変なことはしてないと思うんだけど……。
 大好き自慢ってどんなだったかな?>>61
 私は智詞さんが大好きですけど!
 けど、認めてくれたようで本当に嬉しかった。
 どこの図書館にお勤めですか、とか
 オススメの本とか色々詞葉さんに聞いてしまった。
 色合いは違うけれど私の目の色にも臆せずに
 普通に接してくれるのは本当に嬉しくて。
 やっぱり、智詞さんのご家族だなあって。]
 
(162) 2020/08/02(Sun) 8:40:48

【人】 灰原 詩桜

 
[そして今度はその時とは違う。
 智詞さんのお宅に二人きり。
 今日は白のTシャツに重ねて
 ハイウエストのサロペットワンピース。
 お土産は手作りのパンナコッタにしたから
 先に冷蔵庫に入れさせてもらっちゃった。]
 
 
   ……ソフィアおばあさま。
 
   初めまして、灰原詩桜です。
   智詞さんとお付き合いさせていただいてます。
 
 
[智詞さんに見せてもらった写真の中、
 美しい女性が微笑んでいる。>>118
 智詞さんと同じ色彩のひと。
 その写真に話しかけてから、両手を合わせて
 そっと目を閉じた。

 そうして少し沈黙する。
 この人がいたから智詞さんがいて、
 智詞さんがこの色で私と巡り合ってくれた。
 その色だけに惹かれた訳ではないけれど
 確かに出会いのきっかけになったから。

 感謝の想いを祈りに乗せて。
 そうしてから智詞さんと手を繋ぐ。]
 
(163) 2020/08/02(Sun) 8:41:16

【人】 灰原 詩桜

 
   智詞さんの名前は、
   ソフィアおばあさまから頂いたんですか?

   繋がっているって、良いですね。
   ……私もその繋がりを紡げるかな。
 
 
[……なんて。ちょっと恥ずかしいことを言ったかも。
 だけど、ふふって照れ隠しに笑って
 私はもう一度写真の天色を見てから隣の天色を見上げた。

 私の目の色は、分かっている範囲では
 誰からのものかわからない。
 九州の方では生まれる確率がわずかに上がるらしいけど
 そちらの地方の人間もいない。
 突然、遺伝に関係なく。
 そんな生まれ方もあるらしいとしったから
 あまり気にしてはいないけど。

 そうした繋がりがある、分かっているのが素敵で
 それを見せてくれたのが嬉しくて
 私は愛しい天色を見つめて微笑んでいた。]**
 
(164) 2020/08/02(Sun) 8:41:46

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

── ラウンジ ──

[素敵な恋人が隣に居ても、痛い物は痛いと思うんだけど……
と、すこーしジト目>>161
けれどすぐに微笑んで。
飛んだり跳ねたりしないように、見張っておきましょう。

そんな一幕を思い出していたら、羽井さんがやって来て。
立ち上がると、手を重ねた。
きゅっと握ると、また少し、胸が騒いだ。]


私が浴衣を選んでも良いの?


[先程の言葉>>156を訪ねながら。
どんな浴衣が似合うだろう。
ワクワクと歩く。

黒やグレーが多いように思っていたけれど。
紺や白も良く似合う。
今日の羽井さんの出で立ちを見て、目を細めた。]
(165) 2020/08/02(Sun) 8:46:08

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[浴衣を買いに来た着物屋さんで。
私は真剣な顔で浴衣と羽井さんを見比べて。

藍染は、私と被ってしまうから。
並んで歩くのに、候補から外して。

黒も……、似合うけれど。
羽井さんの顔を見て、外した。
黒を選ぶには、何時も隣に居てくれる人は、優しい表情をしているから。]


やっぱりグレーかなぁ……。


[本麻の涼し気なグレーに、黒い柄物の帯を合わせて。
羽井さんの耳に光るピアスが黒だから。
黒を一点入れたくて。
白い帯より黒い帯が似合うような、柔らかな色のグレーの浴衣を選んでみた。
あなたが私に見せてくれる、柔らかな表情とも、合うと思ったから。
(166) 2020/08/02(Sun) 8:46:35

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

……どうですか?


[思わず真剣に選んでしまったけれど。
お洒落な羽井さんの、お気に召すかしら?*]
(167) 2020/08/02(Sun) 8:46:47

【人】 羽井 有徒

[着付けを積ませて真由美にお披露目。
二人で選んだ、というよりほぼ真由美に任せて選んだ浴衣。
柔らかなグレーの浴衣、黒の帯を合わせて、足元は草履。
あとサングラスを外して頭には帯と同じ色のハットを被った。]


  ……どうかな?変?
  俺は結構気に入ったけど。


[和装とはあまり縁がないから着慣れていない。
そのせいか本人としてはどうもコスプレしてる気分になってきていた。]


  ちょっと、こっちに来て。


[と、真由美を手招きして、鏡の前で二人並んでみれば悪くないように思う。]


  うん、いいな。
  真由美の浴衣姿と並んでも大丈夫だ。


[せっかく二人でいるのだから、隣に立ったときに真由美の浴衣と合うならそれがいい。]*
(168) 2020/08/02(Sun) 9:22:12

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[思わず張り切り過ぎてしまっただろうか。
試着に向かった羽井さんを見送って、ほぅと息を吐く。
広げた浴衣を片付ける店員さんを見つめながら
試着室から出てきた羽井さんを見て、……見て……]


……サングラスを通さない、素顔も。素敵ね。


[今まで見ていたサングラス越しの瞳がそこにあって。
吸い込まれるように見詰めた私は、微笑んだ。]
(169) 2020/08/02(Sun) 9:31:57

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[それから私は、浴衣の試着だったことを思い出して。
はっと小さく苦笑しながら、浴衣を着た羽井さんの全身を見詰める。
縦のラインが強調される浴衣は、羽井さんが着るとどこかモダンな感じがして。
呼ばれるままに、隣に並んだけれど。
鏡に映る2人を見て、それから現実の方の羽井さんを見て。]


似合ってる。


[そう微笑んだら、少しだけ頭を傾げて。
鏡の中の羽井さんに寄り掛かった。
……うん。
自慢して回りたいくらい素敵。*]
(170) 2020/08/02(Sun) 9:32:04

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


   
   じゃあ...毎年手入れをするか
   新しい物を送るようにしましょうか。


   そうですか?なら気にしませんが...
   そんなカラフルだと目に毒ですね。
   変なサブリミナル効果を疑われそうだ。


[サブリミナル効果を駆使して洗脳、なんてことが有り得たらまさに悪役になってしまいそうだと思う。>>149

薔薇はどちらかと言えばヒーロー戦隊というよりプリキュアに出てきそうな気がするのは気のせいだろうか。


薔薇は本数で花言葉が変わるんですよと、そんなことを彼女に言うのはまだ先の話だ。]
(171) 2020/08/02(Sun) 9:38:13

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ



   ひょっとしたら邪魔だから要らないと
   思わせてしまうかもと思っていたので...

   こうして受け取ってもらえただけで十分です。


[心の中で「うわ、要らねぇ」って思われたりしたら今すぐ川にに身投げするレベルの失態だ。そうならないのなら俺は「喜んで貰えた」と勝手にそう思わせてもらうことにする。

そして、一華さんが不安を少しでも滲ませたら、それだけはちゃんと言葉にして伝えようと思う。>>151]
(172) 2020/08/02(Sun) 9:38:43

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ


   じゃあ...俺は貴重な体験が出来たわけだ。

   すみません、要らぬ不安を増やして。


[来て欲しかったと、言われずに終わる可能性だってあったわけだから。>>152
教え子達に振り回されたと言っているが、俺もこの人を振り回してしまったかもと思えば大概だ。]



   それは.........。
   俺が責任を取らなければいけませんね。

   でもあなたに考えてもらえるのは、光栄なことだ。


[なんたって願った張本人がそれの邪魔をしてしまったのだから。そうして変化してしまう彼女を好意的に見る俺も俺なんだ。]
(173) 2020/08/02(Sun) 9:41:31

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[彼女の視線はハーバリウムへと戻って。>>152]


   俺はただ、ありのままのあなたで
   いて欲しいと思っています。

   だから...その「よければ」がありのままなら
   俺も嬉しいです。


[視線はハーバリウムに戻ったのに、ほんの少しだけ彼女が何を思っているのか雰囲気で伝わってきたような気がするのは、俺が段々と彼女を気にかけるようになったからなのかもしれない。]


   人間、弱点の一つや二つある方が可愛げが
   あっていいと思いますよ。


[なんて言っていると彼女が身を寄せてくれる。>>153

普段の俺なら、きっと彼女に申し訳ないと思いつつ避けてしまったかもしれない。
でも今は、避けるなんてことは絶対に有り得なかった。]
(174) 2020/08/02(Sun) 9:42:34

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[ふと彼女が何かを言いかける。

「だから......」
>>153

しかし、その続きを聞く前に薄氷さんが頼んだ飲み物を持ってきてくれた。>>44

自分の事のように笑ってくれる彼には気恥しそうにありがとうと小さな会釈を返して、グラスを受け取る。]


   すみません、薄氷さん。
   ありがとうございます。


[柔らかな雰囲気のまま彼が灰原の元に戻って言ったのなら。

思い出したように一華さんの方に向き直って、ひとつ彼女にお願いをしよう。
後で薄氷さんにも同じお願いをすることになると思うけど、最初に頼むのは彼女がいい。
俺はそう決めた。]
(175) 2020/08/02(Sun) 9:46:40

【人】 教師 ジャン・ヴェレーノ

[俺はこれから、彼女の隣でいままで避けてきた「未来」のことを話していこうと思う。]**
(176) 2020/08/02(Sun) 9:49:27

【人】 羽井 有徒

 
 
  そりゃそうだ。
  自慢の恋人が選んでくれたからな。


[さすがに小さな声で店員には聞かれないように。
寄り掛かる真由美の腰にそっと手を添えて。
鏡の中の真由美に柔らかく微笑んだ。]
(177) 2020/08/02(Sun) 9:49:59

【人】 羽井 有徒

[試着した浴衣を一式購入し、折角だから着たままで居ることにした。着てきた服はホテルに届けてもらうことにして。]


  少し歩こうか。


[素敵な恋人を自慢して回るわけじゃないけど。
如月町を2人でゆっくり散策するのもいい。]


  こうしてみると和装もいいな。
  ちょっとハマりそうだ。


[着物屋で浴衣以外も眺めたが、生地や柄が多様で、着物だけでなく帯一つとっても様々なバリエーション豊かで、組み合わせなんかを考えるのも面白そうだと。

でも本当は違う。
話はもっと単純だ。
真由美との浴衣選びが楽しかった、ただそれだけ。

乗馬といいこれといい、自分は案外単純にできているらしい。]*
(178) 2020/08/02(Sun) 9:51:08

【人】 灰原 詩桜


─浴衣姿─
 
[着付けは自分でできるので
 それは部屋でやることにして
 浴衣とそれに伴う小物を借りてきて、いざ。


 浴衣は、最初、智詞さんのシャツに金魚がいたから
 そういうのも良いなと思っていたけれど
 私が金魚……子供っぽすぎない?
 そんな思いから、ちょっと悩んでしまっていた。
 簪は先に選んでしまったから、
 これに合わせるのが良いと思う。
 私の簪は玉簪の一本挿し。
 天色に白と桃、薄橙の桜が咲いたもので
 ひと目見てこれが良いな、と選んでしまった。
 ここに桜があるから他の花は……うーん。
 単品で見れば可愛いし好きなのが多いけれど
 ちょっとそこは真剣に悩んでしまう。
 少しでも大人っぽくて、
 智詞さんの横にいておかしくないようにしたかった。
 だって正確な年齢は知らないけれど
 ジャン先生と同じくらいかな…と思ったら。
 やっぱり、背伸びしたいと思ったのです。]
 
(179) 2020/08/02(Sun) 9:52:29

【人】 灰原 詩桜

 
[そんな私が選んだのは
 白地に細くストライプが入った生地。
 大きく紺色の金魚が何匹も泳いでいて
 その柄によってストライプの色が
 白や紺、空色に変化しているもの。
 それに菖蒲色の帯を締めて、メイクをする。
 さっき貰ったばかりのブルーアイシャドウを
 瞼に薄付けして、目尻だけ少し濃い色を乗せた。
 リップはほんのり色つけして艶を出す。
 そうして、髪の毛を櫛で梳くと
 長い前髪を後ろに流して
 簪でまとめて額を出した。
 ちょっと長さが足りなくて垂れてきた分は
 目立たないところでヘアピンで留める。
 マジマジと、そんな私の顔を鏡で見た。
 薄青に彩られた東雲色。
 くるりと回ればいつもとは違う姿。
 お茶のお稽古の時にも似た姿はする。
 でも、今は……………。]
 
(180) 2020/08/02(Sun) 9:52:48

【人】 灰原 詩桜

 
   ……うう、メイク、変じゃないかな……?
 
 
[お稽古の時には基本ノーメイク。
 アイメイクなんてしたこともなかった私は
 ちょっと不安。ちょっと期待。
 巾着に手荷物とあるものを入れて
 「用意できました」と連絡を入れて
 あなたに会いに行くのです。]**
 
(181) 2020/08/02(Sun) 9:53:11

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

― 旅から1ヶ月 ―
[ >>162家族――妹と、初対面の時の話。
 最初は、営業スマイルを浮かべていた妹は、
 少し話しただけで、仕方がないな。というように、
 寂しそうな笑顔を浮かべてから、
 
  『兄をこと、宜しくお願いします。
   ぽやっとしているところがあるから、
   しっかり見ていてあげてくださいね。』

 
 そう言って、親のような台詞を言って、認めてくれた。

 だって、兄さん本当に幸せそうに笑うから
 寂しい時も、悲しい時も、いつも傍に私はいたけど
 
 やっぱり私では、満たすことはできなかったから

 あんな風に笑う兄を私は知らない。
 あんな風に笑わせられる貴女なら、兄を任せられる


 兄が席を立って、2人きりの時にそんな話をしていたらしいと
 後から聞いたときは、妹の想いに泣きそうになってしまった。]
(182) 2020/08/02(Sun) 9:56:15

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 勤め先のこと、お勧めの本のこと、そんな話の中に
 ブラコンであることは隠すことなく、
 ――でも、妹特権で甘えます!
 ――幼少や美少年時代の写真コレクション見ます?

 恥ずかし気もなく、明るく快活に語っていた。
 写真欲しかったら、兄に内緒であげますよ。とか
 連絡先の交換もしていたかもね。

 それを、当の本人は知らぬまま。
 その後、両親にも合わせて、クランチを美味しく頂きました。
 (そうだね、一緒に行きたいね)
]
(183) 2020/08/02(Sun) 9:56:18

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ また別の時。見せたいものがあると誘った日。
 彼女は今日もお洒落さん>>163
 今回は、年相応だけどちょっと大人っぽい。
 パンナコッタは、冷蔵庫に、後で一緒に食べようね。

 写真に向かって手を合わせる横顔をじっと見つめて
 自分も写真に視線を向ける。

 貴女がいなければと、恨みそうになった時もあったけれど。
 貴女がいたから、今の自分がいるから――…]

  そうだね、ソフィアって叡智とか、知恵とか
  そういう意味がある言葉なんだ
  ソフィア大お婆様は、その名前の通り
  とても賢い人だったらしいよ

[ その分、あの時代の日本では、少し苦労をしたようだけど。
 
 それでも、前向きに、ひたむきに、生きた美しい人。]
(184) 2020/08/02(Sun) 9:56:20

【人】 古書店店主 薄氷 智詞


  うん、繋がっていて、良かったと今は思っている
  一緒に、繋いでいきたい想ってる

  詩桜さん――…

[ アンバーアイは、血筋に関係なく生まれることがあると
 どこかの本で見かけた。

 1割にも満たない希少な色を持った君が、生まれてきて
 今、自分の前に現れて、恋人になってくれた。
 それってとても奇跡的で、素敵だなって思ったんだ。

 詩桜の頬に手を伸ばして、写真側から隠す様にして
 唇にキスを落としてから、ポケットから、
 小さな箱を取り出して、]
(185) 2020/08/02(Sun) 9:56:45

【人】 古書店店主 薄氷 智詞

[ 少し頬を薄く染めて、緩く微笑めば、
 あの時、伝えられなかった言葉を贈る。

 箱を開けば、そこにはオレンジサファイアの周囲に
 小さなブルーサファイアが飾られた指輪だった。
 
――給料3か月分の値段ではないけれどね。
*]
(186) 2020/08/02(Sun) 9:56:52
灰原 詩桜は、メモを貼った。
(a8) 2020/08/02(Sun) 10:02:01

動画投稿者 時見 ユエは、メモを貼った。
(a9) 2020/08/02(Sun) 10:04:40

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[変?>>168なんて気にしてたのに。
そりゃそうだ。>>177って。
その小さな心の変化が伝わってくるようで、胸がくすぐられる。
自分で思ってるより、ずっと可愛い人。
それからね……、素敵な人。]


ええ。

私、ずっとホテルの敷地に居たから。
如月町の事は良く知らないの。

良かったら、案内してくれる?


[彼を見上げて微笑んで。]
(187) 2020/08/02(Sun) 10:06:43

【人】 花嫁の友人 市村 真由美

[着物屋さんを出た時は……
彼は手を差し出してくれたかしら?
もしそうじゃなかったとしても、素知らぬ顔で、そっと手を取って。その大きな手の指を、柔らかく握った。]


羽井さんは多趣味なのね。
乗馬に、ビリヤードに、着物?

他に好きな物はある?


[自己紹介的な話しも、今ならしても良いでしょう?
あなたが今まで見て来た町を歩きながら。
あなたの事を、教えて欲しい。*]
(188) 2020/08/02(Sun) 10:06:48

【人】 灰原 詩桜

 
─旅から一ヶ月─
 
[詞葉さんは兄である智詞さんを
 とても好きらしい、…けど。
 そんな風に思ってくれたなら>>182
 私は神妙な面持ちでしっかりと頷いていた。

 「これからは、もっともっと
  智詞さんが笑顔でいられるように。
  悲しいことは半分以下に減らせるように。
  嬉しい事はより多く感じられるように。
  努力していきたいです。」

 そんな言葉を返して、詞葉さんの手をぎゅっと握った。
 ……でもね?]
 
 
   『妹特権…、で、でも、私も甘えますから!
    私が一番であって欲しいですし……!』
   『う。それもちろん見たいです!』
 
 
[…なんて。対抗心を出しつつ絆されつつ
 なんだかんだ、きゃっきゃと仲良くなれたと
 私は思っています。
 連絡先も交換したし、
 何かあったら連絡し会おうと思うのです。
 ご両親に紹介されるのターンでは
 また、緊張してしまったけれどね。]
(189) 2020/08/02(Sun) 10:40:52

【人】 灰原 詩桜

 
[そして、それとはまた別の日のこと。
 ソフィアおばあさまのことを教えてもらって
 祈りを捧げたら、改めて名前を呼ばれた。>>185

 その呼び方に何故かどきりと胸が高鳴る。
 もう何度も呼ばれているのに。
 唇が重なって、もう、おばあさまの前だよ?
 そう笑おうとしたけれど笑えなかった。

 だって、ポケットから取り出された箱。
 その形とサイズにある物が頭に浮かんで
 目を瞠りながら彼を見上げて。]
 
 
   ……………………………っ、
 
 
[驚きに頬が染まる。
 お付き合いを始めてからまだそんなに日が経ってない。
 始まりだってキスから、告白から、
 体をつなげたのだって早かったけれど。
 こんなに早く、その言葉を口にして良いの?

 私は気づいてない。
 あの日にもう、同じ言葉を紡がれていたなんて。
 言葉が詰まって、
 目尻にじわりと涙が溜まった。
 そうして私は智詞さんにそっと左手を差し出した。]
 
(190) 2020/08/02(Sun) 10:41:27

【人】 灰原 詩桜

 
   …………卒業まで、待ちたくないなあ…?
 
 
[なんて、わがままを一つ。
 彼に抱きつきながら、ぽつりと。]**
 
(191) 2020/08/02(Sun) 10:43:01

【人】 羽井 有徒

 
 
  俺もあまり詳しくはないけど。


[見て回るほど見れたわけではなくて。
かるい散策、前に真由美に話したような何があるとかそんな程度。
それに。]


  
……だいぶ、景色が変わって見えるな。



[小さく呟いた。
誰と見るか、誰と共有するかで空気すら変わって見える。
こちらを見上げて微笑むその最たる原因を見つめて笑顔を返す。]


  じゃあ今日は如月探索だな。
  行きたいところ、全部回るぞ。


[きっとそれは今日一日では足りない。]
(192) 2020/08/02(Sun) 10:48:37

【人】 羽井 有徒

[右手に柔らかな感触。
手を握られたのだとわかって少し照れ臭い。
さっきは自分から手を差し出したのに、そのときも妙に照れ臭かったから。
でも、握られた指を一度解いて、指を交互に重ねて握りなおした。]


  乗馬も着物もここに来てからだな。


[そう笑って。
他にあるかと聞かれたら少し悩んでから。]


  真由美と二人でできる趣味が欲しいな。


[乗馬以外でって、やっぱり笑って何がいいかって聞き返す。]*
(193) 2020/08/02(Sun) 10:48:49

【人】 羽井 有徒

[知りたいし、知ってほしい。
今まで”見て来ただけ”の町を二人で歩きながら。
真由美が好きなことも、嫌いなものも、ほかにも色々。
─── まだ俺が知らない真由美のことを。]*
(194) 2020/08/02(Sun) 10:51:47
 




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