人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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視点:


[ 何もされないと思っているのか、
 されてもいいと、思っているのか。

 どっちだって、いい。もう手遅れなので。
 絡まる指ごと持ち上げて、顎に触れ、
 僅かに向きを変える。

 君の瞳に映る自分の姿ったら、ない。
 ぐずぐずに煮溶けた果実よりも、甘そうだと
 他人事のように、思ったのはひととき。
 
 すぐに見えなくなってしまったので。 ]

 こんなに距離縮められると、
 何されても文句言えないと思う。

[ それこそこのまま攫われてしまっても。 ]

 それでも文句あるなら、聞くけどね。
 
[ これ以上ないくらい、そう例えば
 一生忘れないだろうなと評する、タルトを
 食べた時のような、幸せな顔でわらう。

 特別な時間、特別な場所、
 特別な景色の中に、君がいる。

 
――そういえば肉食だとか、誰かが言ってたな。
]

 そういえば、アレ聞いてて、
 普通に接してくれてたの……。

 めっちゃくちゃ恥ずかしいな

[ 特に第一回のアレ。
 彼女に言ってみました、とかいうお便りもくるアレ。
 
 実践したカップルが
(大変身近に)

 居たらしいが
 それは俺の預かり知らぬところ。 ]

 一枚だけ、いいかな記念に
 ここ、来たときはいつも一枚だけ撮ってるから

[ それからしばらく、なにもしないを満喫したか
 ぽつぽつと話をしたか、どちらにしても
 夕方になる前には、帰り支度をしようと
 したはずで、その前に、スマホ片手に問いかける。

 ――いつもは自分、映さないんだけどね。

 叶うなら、湖を背景に、君と二人、顔を並べて。** ]

【人】 店員 チエ

――ハンバーグが生まれるさなか――

ええ? いいの。

[>>222新しい服を増やして古いのを処分。
 その手伝いができるのは悪くない気分で、冗談交じり受け止めたけど。]

いいの……?

[間を空けてもう一度聞いてしまった。
 チエの色に染まっちゃうな、とか、なんかすごいセリフじゃないか?
 服の話だから、まだいいけど。
 照れるような困るようなで、指先がくるくる髪をいじる。
 ああ、手、洗わないと。]
(241) 2023/03/10(Fri) 20:02:32
 

[ 荒れていた頃の話は、特段面白いものでもない。
  少し夜遅くまで行き場所も居場所もない者同士、
  友人たちと他愛ない話を交わしていただけだ。
  そんな誰かと過ごす夜も特に心震わせるなにかもなく、
  ただ、ぼんやり生きているなあ、と思う程度の。

  好意を寄せられたことがない、……と嘘は言えまい。
  が、当時は「友達として好きだよ」だとか。
  店員になってからは、お客様、と敢えて呼んだりとか
  そんな手段で回避してきた。
  だから彼の内心の心配事は無用だったりするのだけれども

  例えそれを知っても大咲は
  彼が抱えてくれる独占欲に、擽ったそうに笑うだけだ。 ]

 

 

[ 誕生日を祝うという習慣がない大咲でも、
  これから先、彼の誕生日は忘れまい。
  うさぎの穴で「ハッピーバースデー」もしっかり覚えた。
  祝うなら。せっかくなら、二人きりがいい。
  "特別な人"に祝われる未来は薄らとしか想像出来ないけど
  きっと泣きたいくらい素敵な日になるのだろう。

  好きなものが少しずつ増えていく。
  してみたいこと、知りたいこともそれ以上に溢れて
  両腕だけじゃ抱えきれないかもしれない。

  始まりたての今でさえ、そんな風に考えてしまって
  ──でも、生まれて初めて
  誰かとの未来を考えるのが楽しくて、胸がきゅ、となる。

  これが
なんだなぁって
  いつかの日、投げられた問いへの答えを
  大咲はようやく得られたような気がした。 ]

 

【人】 店員 チエ

や、でも、やっぱ欲しい服買うのがいいと思うよ?
せめて最初はさ、最初はボクが選んでもいいけど。

ボクだって、シャミさんが自分で欲しいって思って買う服、見たいし。

[今までが全部そう? そう言われちゃったらそうかもしれない。
 でも、きっと違う世界があると思う。
 そういう風に気持ちを変える手伝いが、したい。]
(242) 2023/03/10(Fri) 20:03:10
 

[ 飛び込んだ先で零した拙い話を
  彼は抱き締める腕に力を込めながら、ただ聞いてくれた。
  そうして紡がれた「応援してる」という言葉へ
  うん、と確かに頷いて返す。

  速崎を理解出来ていなかったなら、また知り直したい。
  あの日どうして自分まで傷付いたのか。
  きっとそれは、何てことはない出勤途中の雑談の最中
  彼の親へ抱いた想いが大咲の本心だったからだ。
  お金が無くても子供がお腹を空かせることがないように、
  そうやって大事にされてきたことを、知っていたから。

  自分の目には些か眩しい、素敵な家族。
  内心抱いた親への共感と 彼への羨望。
  「かわいそう」が、羨ましがった自分への刃に聞こえて ]

 

 

[ でもあの日、栗栖が言っていたように
  速崎は一線を超えないことが出来る人だ。
  そしてそれをちゃんと言葉にした栗栖も、
  大咲にはやっぱりあの日と変わらず強く映る。

  だから。大咲も、頑張りたい。
  ──結局、クッキーの連作も実質未完成なのだし? ]


  ……ふふ。ありがとう、ございます。
  私も、そうやって傍にいてくれる
  神田さんのこと、…すき、です…。


[ 少しの間、安心出来る腕の中で言いたいことを整理して。
  抱き締めたまま傍で待ってくれる彼を、
  ようやく整え終えたこころのまま、見上げてから。 ]

 

 


     [ くちびるから
いた、名前は。 ]


 

 

[ 無防備に見えるのならそれはきっと
  向ける相手が貴方だからなのでは、ないだろうか。
  二人して同じ角度に首を傾いでいることへ気付けば
  お揃いですね、と囁くように、仕草を示し。

  それから──
  ケトルのお湯よりも先に熱くなった体温に
  「不意打ち成功」とばかり、わらって ]


  約束、しましたからね。


[ 夜綿さん。
  ──と、もう一度、形を得るように名前を呼び。 ]

 

 

  手、繋いでてくれるんですか?
  うれしい。


[ 断られる想定をしていないのに敢えて問いかけるのは、
  ちょっとだけ狡かったかもしれないけれど。
  目論見通り返ってきた了承へ、はにかんで。

  それから、それから。
  二人で食べた瑞野の杏仁マンゴータルトは美味しくて、
  タルト生地はフィエのだな、と気付いたり。
  艶を与えるナパージュがフルーツを傷めていないから
  そんな情報だけで、瑞野の掛けた手間が伝わってくる。

  食べ終えれば、お風呂と──彼の服を貸してもらった。
  薄付きのメイクを落とし、スキンケアと髪を乾かし終え
  不意に はた 、と気付いたのは ]

 

【人】 店員 チエ

……え。ボク?

そーだな、水切りヨーグルト凍らせてあるから、メロンと合わせて、蜂蜜とかかける?
甘いのもあっていーでしょ。

[>>223食べ専じゃだめですか、と一瞬表情に浮かぶ。
 手伝ってと言われれば手伝うし、教えてもらえることは吸収しようと目で意識で受け止めるけれど、ここ暫くの間、賄い等々に置ける積極性はやや下がっていた。
 作っても、本当に簡単なもの。さらっと、誰でも出来るようなものだけ。
 理由を聞かれても、きっと怒られるから秘密。
 ちょっと疲れててさ、なんて誤魔化していた。
 ほら、本来そっち側の人間じゃないからさ。]
(243) 2023/03/10(Fri) 20:03:53
 


  ( ……いやちょっと待って、 あの、
    これ冷静に考えたら結構すごい状況では…? )


[ 今更か。今更ですごめんなさい夜綿さん。
  少し前の別れ際に告げられた懺悔を思い出し
  自分の今の状態を振り返って考えてみる。

  彼氏の家。今夜は一緒に寝たいと言い出した自分。
  お風呂上がり、借りたスウェットは当然大きくて、
  上だけでワンピースのようになるから、と
  それだけ着ている。所謂これ、彼シャツですか? ]

 

 

[ 約20cmの身長差、平均より華奢な骨格の大咲。
  普段好んでいるだぼついた袖も今だけは気恥ずかしく、
  何食わぬ顔でお風呂を借りた礼を言おうとしたのに
  いざ対面した時の大咲は、
  風呂上がりとは言い訳出来ない顔の赤さ。 ]


  …………ぁ、あの、……
  まだあります、か。
……したごころ……



[ 声は紡ぐにつれか細くなっていく。
  いやでは、ない。こわいとも思わない。
  ほんとに自分と「そういうコト」がしたいと考えているのか
  窺うようにちら、と見上げて。 ]

 

 


  ……その。
  なんだろう、えっと、…夜綿さんになら わたし
  別に、どんなことされても、いいんですけど。


[ 寧ろそんな欲を抱くくらい好きでいてくれているなら、
  うれしいとも、思うのだけど。
  せっかくなら 最高に可愛い自分でデートして
  その思い出のまま、とかは、贅沢でしょうか。

  そんな風に言葉を途切れ途切れ、続けてから。 ]

 

【人】 店員 チエ

[いっそ、そんなに料理しない人間になったら。
 別の人を手伝いに雇う気になってくれないかな、なんて。

 たぶん多方面から怒られるので、絶対に言えない*]
(244) 2023/03/10(Fri) 20:04:34
 

[ 近寄って、くい、と控え目に彼の指先を引いた。
  乾かしたばかりの髪がさらりと肩から流れて
  微かにシャンプーの甘いにおいがする。 ]


  
…… "すこしだけ"、は、だめですか。



[ キスしたいですと、明け透けに言えない代わり。
  リップが落ちてもなお薄桃に色付くくちびるを、
  そ と貴方へ指し示したけれど。

  ……果たして、結果は。* ]

 

メモを貼った。

[痛みはなくとも、一生残るであろう傷跡は。
 見る度に過去を思い出させるだろう。

 それは、例え今の生活を気に入っているとしても。
 途切れた輝かしい未来の先を、
 きっと一度は想像しただろうから。

 みっともないとは思わない。

 けれど演じる者としては、
 役を制限されてしまうであろうこと。

 その言葉を選んだことから、分かる。
 負い目と感じていること。

 今も演技に関わる仕事を続けているのだ。
 出来ることなら、消したいだろうに。]

[その場では掛ける言葉が見つからなくて、
 押し黙ってしまった。

 彼のように言葉を尽くせるような俺じゃない。
 言葉にするにはどうしても時間が掛かってしまう。

 だから、代わりに。
 先に伝えたかったリスナーであることを話せば、
 僅かに見開かれた目に笑った。

 微かな動揺が、はっきりと見えるぐらいに。
 徐々に見えていたとしても。

 今は、それよりも。
 掌から伝えられる温度を分け合いたかったのと、
 此方からも言いたいことがあったから。
 揶揄うこともなく、目を細めただけ。]

[一瞬だけ、時を止めたように落ちた沈黙。
 彼との間の沈黙が苦しくないことは、
 今までにも何度か経験したから知っている。

 問い掛けに返された応えは、
 何故か、敬語だったから。
 ふ、と息を吐き出すようにまた、笑って。

 顎に指をかけられたなら、見上げる角度が変わる。
 瞳に相手の姿しか映らない程の距離。

 身を引くことはしないまま。
 溜息にも似た吐息と共に零された言葉に、
 小さく歯を見せたなら。]


  文句はないですけど、

  
[春を運ぶ風が吹く。
 さらりと揺れた前髪は、彼のものと重なって。]



  さっき言いかけたこと、言っていいんで。
  ちゃんと、聞きたいです。


数多のリスナーに向けてではない。
 誰かにリクエストされた訳でもない。

 他の誰にも真似できないものを。
 彼自身が選んだ言葉で。俺だけに。
 文句の代わりに、まずは最初のおねだりを一つ。]



 
   
聞かせて。



[吐息が掛かるほどの距離。
 囁く声は、甘く蕩けるデザートのように。

 いつもの優しくて落ち着いた声を待ちながら。
             視界を
に、染めていった。]

[写真は普段から映る方ではなかったけれど。
 記念、と言われたら応じただろう。

 静かな湖畔は、
 ゆっくりとオレンジに移り変わっていく。
 
 手先が器用なことを昔、褒められたこと。
 その従姉妹が杏であること。
 彼女を慕って、Madam March Hareを選んだこと。
 好きなものはサーモンと苺だということ。

 少しずつ、自身のことを話して。
 互いを、知っていく。
 これからまでも。そして、これからも。  **]  

 ― そして、朝 ―



[ 仕事柄、朝には強い──つもりだったのだけれども。
  急遽の休日出勤や速崎への蟠りへの疲労ゆえか
  それとも好きな人と手を繋いで眠ることへの、安心感か。
  今日も夜シフトだということもあって
  結論を言えば、大咲は盛大に体内時計が狂っていた。

  起こしてくれる声がする。
  夢心地の中──というか実際に夢だと思い込みながら
  寝ぼけた顔でのんびりと起き上がった。 ]


  ……ん、む……?


[ 無意識に繋いで寝たはずの手の温もりを探し、
  数瞬だけ指先を彷徨わせ。
  あれ、私今起こされた? と思い至った瞬間

  大咲の意識はすぐさま覚醒した。 ]

 

 

  ── … お、はよ、ございます
  ぇと もう起きます……。


[ お願いしてお泊りしたことは覚えている。
  だから思わず声に滲んだ戸惑いは、この状況にではなく
  誰かが一緒にいる朝の慣れなさへ。
  顔を洗い、まだ眠りたいと訴える頭も起こし
  朝食が並べられたテーブルを見ては、ぽかん、と。 ]


  …………作ってくれたんですか?
  私のために、……一緒に食べるために……?


[ 結んだ約束がまたひとつ、叶えられていく。

  朝起きた時、ひとりじゃなくて。
  昨日作ったままの状態で残されたご飯ではない、
  特別な人が、自分の為に用意してくれた、温かいご飯。 ]

 

 


  はじめて、です
  朝起きた時ひとりじゃないのも、朝ごはんがあるのも
  一緒に食べてくれる人がいるのも。

  ……それが、夜綿さんで、うれしい……。
  ありがとうございます、夜綿さん。


[ 気付けば目元が熱くなって、頬が濡れていた。
  揃いではない食器が何故か逆に愛おしく映って
  そこからは少しだけ、泣き止むのを待ってもらう時間。

  彼の家、彼のスウェット、彼が作ってくれたご飯。
  程無くして泣き止んだ大咲は照れたようにはにかみ
  いただきます、と一緒に手を合わせた。 ]

 

 


  ─────── …おいしい、


[ いつもの、静寂で空虚な味ではない。
  玉ねぎと新じゃがという素材に、春、を感じたり。
  ……それに、いつか聞いた速崎の
  スターゲイジーパイ伝説が頭を過るお味噌汁。
  敏い彼にはきっと何かしら悟られている、と分かっては
  けれど"料理"で示すことへの心遣いも理解っている。

  ふわふわの、真っ白な卵白も用意されているとなれば。
  ──導かれた脳内での答えに、また滲みかけた涙を
  さっぱりとした味付けのきゅうりを噛んで、
  どうにか泣かないよう努め また「おいしい」と咲った ]

 

 

[ 彼のように豊富な語彙も、表現する言葉もない。
  何せ自分の感じていたことさえ碌に形作れない体たらくだ。
  代わりに、彼の想いとこころと温もり
  全てを受け取るように、愛おしさを声音に込めて。

  今日の更新されたSNSのことは知らずとも
  目に見える今が、大咲にとっての全てだ。 ]


  ……好きな人がいて、美味しいご飯を作ってくれて。
  なんか、そんなの一度経験しちゃったら、
  帰りたくなくなっちゃいそうです。


[ なんて。
  でも、いつか、帰る場所が同じになればいいだとか。
  そんな話は気が早いと思われてしまうでしょうか。 ]

 

 

[ けれども今日は夜からシフトがあるし、
  フリーのライターとはいえ彼にも納期やらがあるのでは?
  突然我儘で泊まらせて貰ったのもあって
  あんまり長居するのも気が引けた。 ]


  夜綿さん、あの
  一着だけ……スウェットとか、貸してくれませんか。

  家で、ひとりで寂しくなった時とかに
  ……夜綿さんを感じられたら、いいな、とか……
  その あの 思っちゃった、というか……


[ もちろん、余裕があればで良いんですけど!!

  ……そんな必死の補足は
  照れ隠しなのは、多分、もうきっとバレてしまうかも。* ]

 

[二人きりの部屋にケトルが沸騰間際にがたがた揺れる音。
駅にも程近い自宅には、遠く電車の音も聞こえる。
それよりも小さな筈の彼女の呼吸音が耳に絡んでくらくらする。

「神田さん」と呼ばれた時には、名前呼びの約束のことは頭から抜けていた。

だから完全不意打ちで、心の準備もあったものでもない。
身体の内側に真っ白な閃光が走り抜ける。]

 ……心臓、もたないから、不意打ちは控え目で。

[此方がこんなお願いをすることになろうとは。
大げさではなく早鐘を打つ鼓動は、離れ切っていない胸板から伝わるだろう。]

[懺悔しよう。
杏仁マンゴータルト、食べた筈なのに味を殆ど覚えていない。
カメラロールを見返してみたら写真は残っているから食べたのは確かなのだけれど。

薄い素材は心許ないだろうと自分にも少しオーバーサイズのスウェットを準備したら、入浴後の彼女はワンピース姿だった。
狙った訳ではないとわかっていても、余った袖や裾から伸びた足にぐっときてしまうのは赦してほしい。

真っ赤な顔、ああ漸く気づいたのかな、と苦笑する。]

 「まだ」って何?
 今日だけでもー何回も理性ごりっごりに削られてるよ。

[リュックからはまだドラッグストアの不透明袋を取り出していない。
一応、と自分に言い訳をして買うくらいには、抑えておく自信なんてなかった。

けれど。]


 ……すっごい殺し文句だなぁ。
 うん、そう思ってくれてるの、嬉しい。

[続いた言葉の最初は、とんでもなく煽られるものだったけれど。
「それ」を前提として、彼女には希望があって。]

 僕はね、マシロちゃんを幸せにしたいんだ。

[自分を一番幸せにしてくれる彼女に、一番の幸せを。]


 今日が「その時」じゃないって思ってること、
 教えてくれてありがとう。

 割と、こう、ぶっちゃけ、
 今の格好だって最高に可愛いから正直グラグラしてるけど、
 僕が君を一番幸せにする日は今日じゃないって、
 ちゃんと言ってくれたからね。

 嬉しいよ。


[所謂「据え膳」のシチュエーションであることに気づいても、「嫌われたくないから」と男の意のままになることを選ぶ子ではなくて良かった。
「今は違う」と言っても、自分が彼女を嫌わないと信じていなければ出ない言葉だと思う。
こんな甘え方を彼女が他ならぬ自分にしてくれるのが嬉しい。]

[宣言通り手を繋いで寝ようと手を差し出そうとしたところで、指先が引かれる。

ああその「少しだけ」で終われると思われている自分の信頼が首を絞める音がする!]


 ああもう、敵わないな。
 なんでこんな可愛いかなあ?!

 

[勇気を長引かせるつもりなんてない。
瞼を軽く伏せながら顔を近づける。
シャンプーの香りに喉が鳴ったのは気づいても気づかない振りをしていてほしい。

合わせた目線でそっと同時に閉じるように合図をして。]


[触れた先の柔らかさを、自分はきっと一生忘れないだろうと思った。]

 


 ……マシロちゃんのうさぎクッキー、
 粉砂糖が白くて、「白うさぎさん」だなって思ったら、
 キスしたくなったこと思い出した。

[触れ合わせた後の空気がくすぐったくて、くつくつと笑ってしまう。
数秒触れていたのに離したら寂しくて、何度かつい啄んでしまった。
先程より赤味が増した唇に、「味見が大口でごめんね?」と親指で触れて艶を拭う。

おやすみ、と手を繋ぎ直して布団に入った。
眠れたかは、自分だけの秘密だ。*]

メモを貼った。

 ― ところでうさぎのじゃれ合いは続く ―



[ アリスブルーの新人うさぎと事故物件(疑惑)の話は横目。
 
すみません白状します、混ぜてほしかったです。
  だって私、そんな風に言われたことないもん!


  とは、問われない限り出て来ない本音だが。
  時折スタッフ同士で飲みに行くことも、
  グループチャットで会話することもあった三年間の中。
  茶化さず、素直に心情を吐露したのは
  そういえばこれが初めてのような気がした。

  数度瞬いて自分を見つめる瑞野に返す視線は、
  完全に兄を取られた妹気分の拗ねた色。
 
じきにその対象はひとり増えることになる。
 ]

 

 

[ ぽん、と置かれた手の先は。
  あの騒動の時みたいに肩ではなく、今度は頭。 ]


  ……えへ。
  はぁい、瑞野お兄ちゃん。

  代わりに妹の大咲にも、相談とか
  してくれていいんですからね?
  例えば…………恋とかの……?


[ 速崎から既に話を聞いているとは知らないけれど。
  「オニイチャン」という自称へ満足げに笑い、
  お返しとばかり投げた言葉は
  つい、MVを何気なく見せた時の瑞野の顔を思い出して。

  言い詰まったのは、わざとじゃないです、本当に。
  大咲はしれっとした顔を貫き通しました。えらい。 ]
 

 

[ 続けられた言葉と、流された視線の先。
  入社早々、既にある意味大物の気配がする新人うさぎ。 ]


  ……もしかして、カクテル教育係、私ですか?
  ちょっと……いや、うん、頑張りますけどね……?
 

[ 足すか掛けるかじゃなく割ることを覚えて頂きたい。
  早速頼られますよ、ええ、任せてくださいお兄ちゃん。

  しかし大咲も谷底に子ライオンを落とす親ライオン。
  教育方法はしっかり兄の背を見て育つので
  後日、 徹底指導した後輩くんの縋りには
  にこにこ、教育の成果を見せて貰うことになった。* ]

 

メモを貼った。

[ 傷も過去も、あるから今がある。
 なかったことにするなんて、
 自分で自分を恥じているようで、
 嫌いになってしまいそうだったから。

 自分自身がそこそこ気に入っている
 俺という人間を、選んでほしかった。

 見てくれとか、よそ行きの大人ぶった
 気さくな青年、ではなく。
 
 言葉をかけられることはなくとも
 がっかりしているようでなければ、良かった。

 代わりに返された情報については
 後ほど、詳しく聞くとしよう。

 言葉を交わし合うように、
 触れ合った指先から熱が伝わり合えば
 目を細める君につられ、微笑んだ。 ]

――「いただきます」――

 あは。ちょっと寝惚けてる?
 初めて見る顔だ。
 可愛いけど、顔は洗いたいよね?
 行っといで〜。

[朝からハイなのはお察しというやつだ。
彼女の方は初めての家の慣れない布団でもぐっすり眠れたようで良かった。
来客用の布団、浮かれて買った甲斐があった。

洗面所に彼女が向かう間にお茶を入れる。
湯呑はないのでマグカップだ。]

[ 肝心なときに、決まらない俺を
 君が笑う。

 格好付かないけれど、君が笑うなら
 今はそれでよかった。

 のに、な。

 逃げも止めもしないばかりか、
 小さく歯を見せて
 ねだるように言葉を口にする
 鼻先が触れ合うほどの距離、
 囁く声が、鼓膜を震わせ、心臓まで
 蕩かせそうに、甘く。 ]

 すきだよ 那岐くん
 ずっとずっと、俺の隣にいて。
 友達じゃなくて、恋人として。

[ 紡ぎ終わると同時に、
 二人の距離はゼロになる。 ]

[二人分の朝食を作ることは、彼女のお泊りが決定した時から決めていた。]

 明日二人で何食べようって考えるの楽しかったよ。

[呆気にとられたような彼女に向かって微笑む。

約束したから、というのもあるけれど。
約束がなくても、こうしたかった。

彼女が自分の目の前で「いただきます」と同時に手を合わせるのを、恥ずかしながらずっと妄想していたもので。]

 ありがとう、これも宝物にする

[ 応じてくれたなら、最高の一枚を
 スマホで撮り、嬉しそうにスマホを
 仕舞い込んだ。 ]

 じゃ、帰ろうか
 夜はもっと冷えるから。

 今朝さ、聞こえなくてもいいやって
 思ったんだけど。

 夢、今日一つ叶ったんだ。
 
 好きな子、乗せて走って見たかったんだ。
 だから今日、……今、すげー、最高の気分
 
[ 帰り道も安全運転を約束し、
 走り出す。――行きと同じ道、
 夕日に照らされて、また違う景色に見える
 いつもの道が、夢見るように、鮮やかだった。 ]


 うん。
 朝ごはんは自分で作る主義だけど、
 こんなに喜んでもらえたの、初めて。

 あー……やばい僕、すっごい浮かれてる。

[夜が過ぎ、朝となっても真白は自分を名前で呼んでくれる。
それだけでなんだか胸がいっぱいで頬が緩みっぱなしで。
彼女が泣き止むのを待つ間、自分もゆっくり表情筋を躾けていった。]

[ 帰りはドライブインには寄らない代わりに、
 コンビニに一度バイクを止めて、 ]

 予約はしてなかったけど、
 夕飯もどっかで、って思ってたんだけど
  
 離れ難いんで、ウチ、来ない?

[ そう問いかけたが答えはどうだったか。
 君の職場に行くルートも少し、考えてたんだけど ]

 もう少しだけ、独り占めさせてよ

[ あそこ行ったら、皆のお兄ちゃんに、
 なっちゃうからね。* ]

[出汁に使った昆布は途中で取ったが、煮干しは入れたままだ。
そもそも煮干しは出汁に使うなら頭とワタを取った方が良いのだろうが、これはスターゲイジーパイを模しているので。]

 インパクト重視で一旦そのままにしたけど、
 煮干しは食べにくいから取っちゃうね。

[手を合わせる前に彼女の器から顔を出していた煮干しを抜き出す。
言わなくてもきっと意図は伝わっているし、
そもそも自分の推察が的外れだった場合は、単に「味噌汁おいしいね」で済ませれば良い話だ。

「いただきます」と声を重ねて向い合せで箸を持つ。]



 おいしい?良かった。
 好きな子が料理人だと緊張すんね!


[そっと零された言葉に身体を振るわせて安堵の溜息を吐く。
勿論味見はしたし、自分の舌には自信があるが、それとこれとは別の話だ。

メインも芙蓉蟹のジェネリックとばかりカニカマを使っている。
次に作る時には鮭とか鯖とかを用意しておこうと思うが、食卓に込めた願いを思えば今日はこれで良いと自分に言い聞かせた。]


 帰んなくていーよ。

[思いの外真剣な響きになってしまった。]

 ていうか、「ここ」に帰っておいでよ。

[言ってから、それを切望している自分を実感する。
単なる徹夜ハイの譫言ではなく]

 住んでみて窮屈だったら別の部屋探すから、
 完全な「お引越し」はちょっとだけ待ってもらうことにして。

[気の早さを競おうか。]


 今日は昨日買ったお泊りセットの残りを置いて帰って、
 それがなくなる前には「いつもの」をこっちに持ってきてもらって。

 新しい衣装ケース……クローゼット?は
 次の休みにでも。

[彼女がもし「ちょっと言ってみただけ」なら、引かれてしまうだろうか。
使われないなら衣装ケースは新しい本棚として使おう。
そんな計画。]

[夜から仕事だという彼女を車で送っていくことにした。
少しでも独り占めの時間を長引かせたくて。
荷物を纏めて出ようとしたら、彼女から思いもよらないお願いが。]


 へっ?!
 ス、スウェットでいいの?
 寂しくなったら僕がいるけど、  って自分のスウェットに嫉妬してどうする僕、
 えーと、

[ちゃんと毎回洗濯はしているけれど、臭くないかな。
少し焦る。
夜に着ていたものをそのまま持って帰る?
いやそっちは僕が欲しいな?!


えーと、
えーっと、]

 じゃあ、選ぶ……?

[てんぱった結果、変なことを口走った気がする。
彼女に二択を迫るのか?!*]

メモを貼った。

――鴨肉の日――

[ひとつの恋が成就しようとしている時、「やあ、空いてる?」と来店する。
テーブル席は良い雰囲気。

「えっあの二人まだつきあってないの?」なんて、空気の読めないことは言わない。]

 店長、こないだそば入れといてって頼んでたからあるよね?
 あるでしょ?!

 鴨!と来たら!

 鴨南蛮そば!!くださいな!!

―― 初鰹の日 ――

 鰹かぁいいね
 え?鴨肉もあるの?

 鴨、好きなんだよなぁ

[ 珍しく、悩んでしまったので、
 注文はまだしていない。手元には
 とりあえず、の定番ビールがあるだけ。

 なにやら春めいた匂いのするテーブルには
 顔見知りの姿

 ああ、デートってお肉の彼だったの
 ふぅん、って楽しげな視線と、会釈だけは
 投げた。

 だってずいぶんめかし込んでいるからね。
 気づいちゃってもしょうがないでしょ。 ]

 ロースト、……南蛮……

[ まさに今来た彼の言うように、
 南蛮そばにも心惹かれる俺はまだ、
 メニューを悩んでいる。* ]

 

  やだ、……って言ったら、どうします?


[ 少し遠くに、まだ終電を迎えていない電車が走る音
  帰れない時間ではないことを今更実感したけれど
  その時はまだ お泊りへの情緒は中学生より下だった。
  だからかもしれない。
  早鐘を打つ心臓に気付いていながら、
  差し出されたお願いへ、そんな意地悪を言えたのは。

  杏仁マンゴータルトの味もしっかり記憶でき、
 お風呂を上がるまでは至って普通の顔で過ごしていたが。
  恋と女心というものを知れても、
  彼の理性を己が危ぶませていることは分からなかった。
 
何せこちらは初恋で、初めてのお付き合いなので。
 ]

 

 

[ 浮かべられた苦笑に、いよいよ顔が沸騰しそう。
  手を頬へ宛がい、うさぎ林檎のような顔を隠そうとして、
  ろくな言葉も出て来やしなかった。 ]


  り、りせい、


[ 削ってるんですか。私が。一体なにで。
  あ、いえ答えなくていいんです、しんでしまう予感がする。
 
  理性が何を言わんとしているかくらいは分かります。
  でも、私、やっぱり少しおかしいかもしれません
  ……理性を削られてくれるくらい、
  好きでいてくれるのがうれしいと 思ってしまう、ので ]

 

 

[ でも、彼からの言葉は、きちんと聞き続けた。
  いやじゃない。こわくもない。
  そういうコトを、したくないってわけでも、ない。

  自分から据え膳のお皿へ乗っかりに行ったようなものなのに
  彼は肝心なところで鈍感な自分の、
  我儘を「嬉しい」と言ってくれる。
  他の誰でもない、"大咲真白"を幸せにしたいから、と。 ]


  ……ううん。私の方こそ、ありがとうございます。
  その……全然、気付いてなくて
  本当に脈無しだと思ってた分、夜綿さんが
  私をそう見てくれる実感がなかった、と、いうか……


[ 寧ろ、恋にケリをつけるくらいの気持ちだったから。
  うさぎのクッキーを「美味しい」とさえ言って貰えれば
  この恋が結ばれなくても、前を向いて生きていけるって。

  いつの間にか心に住んでいた、特別な人
  ──ああ、恋ってほんとうに私をばかにするのかも。 ]

 

 

[ 仕事終わりの──連勤明けで疲れた私じゃなくて
  お休みの日に、最高に可愛い私を見せたいんです。
  髪型もメイクも服もちゃんと納得行くまで仕上げてから
  胸を張って 貴方の彼女です、と言えるように。
 
私だって他の子を牽制したい気持ち、あるんですよ。


  そんな我儘は、貴方だから自然に出てきたこと。
  きっと嫌いも面倒くさがったりもしないって分かってる。
  ちゃんと言わせてくれる優しさが、あたたかい。 ]


  ……店長に、近いうちに二日間、お休み貰います。
  それまでは……その
  ぐらぐらして、私のことばっかり考えててください

  その代わり、……というとアレかもしれませんけど…。


[ 上手く言葉が出てくれなくて、でも、
  精一杯、精一杯。

  指先を引く前に。 ]

 

 


  わがままで、今日は待たせちゃうので
  ……一番幸せにしてくれる日は
  夜綿さんの すきに して、ください

  私も、それがいちばん、しあわせ です…。



[ 言いたいことはちゃんと言いましょうって
  私も過去に散々教訓は得ていますからね!

  ……キスしたいですとか、そういう率直な物言いは
  経験不足なので代わりの仕草でどうにか、こうにか。
  今はまだ、ご勘弁願えればと思いますが。
  指先を引いてお願いした「少しだけ」の信頼ひとさじ、
 なぜか貴方の"かわいい"のコップが溢れたらしい ]

 

 


  …………私のことかわいく見えるのは
  夜綿さんと過ごす私だから……かな……?


[ 好きな人を好きだと思っているだけなので。
  でも、よく言うじゃないですか。

  人が一番きらきらしたり、輝く時って
  好きなものを見つめている時なんだよ、って。
  あれ、わりと真理かもしれません。

  桃色に染め上げた私の顔に影が差す。
  合図を受け取り、桜が落ちる時のように穏やかに瞼を閉じ
  聞こえてしまう喉の音が、我慢を示すようで。 ]

 

 



       [  
さで心が満たされる。  ]



 

 

[ 初めてのキスはレモンの味がするという噂話は、
  どうやら嘘の様子。
  耳まで真っ赤になった私は、彼がくつくつと笑う声へ
  満足に反応も出来ないまま。 ]


  ……白って、何色にも染まるんです、よ


[ 今は貴方のおかげでまっかです。
  しかも何度か甘さとやわさを教えられてしまえば
  最後はつい、「ぁ…」と寂し気な声さえ零れ落ちるのに。

  親指が私の唇へ触れれば、もう、大咲は敗北です
  ──ほんとに理性とやらはぐらついてるんですか?
  全然余裕ありげに見えて、なんだか悔しいような
  味見だけにさせたのは私なのに
  …………最後まで食べて欲しいと思う、のも、ああもう ]

 

 


  ……お、おやすみなさいっ!


[ 恋って滅茶苦茶な感情ばっかり!

  変なことを口走らないよう、手を繋いで布団へ潜り込む。
  疲れ切った体は少しの間の後
  静かな寝息を立てて、眠りの海へ。* ]

 

[ ――ところで。

 別に態度をいつもとなにか
 変えているわけではないのだけど、
 杏の姿を見かけたら
 いや、見かける度、

 ちょっと落ち着かない表情をしていた
 男が一人、居たそうな。

 あちら、ご存知なのでしょうか。
 ご存知でしたら挨拶すべきでしょうか。
 
 そんな風にそわそわしているの
 どう見られていただろう。* ]

 ― いただきますと、それから ―



  ぅ……ちょっと、ねむくて
  かお、あらいます……


[ 自宅なら二度寝を決め込んでいるかもしれない。
  しかしここは彼の家だし、起こして貰った立場なので
  朝から元気な彼に後押しされ、顔を洗う。
  尚、テンションの理由は「朝に強い」と思い込んでいた。
  徹夜してもペースが変わらないタイプである、
  ……それも想像に至らない理由のひとつかもしれない。

  初恋の大咲には。
  据え膳を前にしても人は別に眠れるという
  考えがまだ、堂々頭の中に存在するのだ。 ]

 

 

  浮かれてるのは、私もです
  ──……うれしい。好きです。


[ 自然と、好き、が零れ落ちた。
  泣き止むのを待ってくれる彼に甘え、少しの時間を貰い
  一緒に手を合わせてからご飯を食べる。

  インパクト重視。
  そんな優しい嘘をつけるところが、すきです。
  まだ言わない私と、尊重しながらも示してくれる貴方

  ──私、ちゃんと向き合っていきたいです。
  けいちゃんにも、自業自得の私自身にも、
  こうやって道をそっと照らしてくれる貴方にも。 ]

 

 

[ 料理人だと緊張する、と言われれば
  ふふ と微かな笑い声を零し ]


  特別な人が作ってくれたものなら、なんだって。
  美味しくないわけ、ないですよ


[ それに、料理人の自分も二回目のうさぎクッキーは
  情けないくらい緊張して震えてしまったのだし?
  うさぎの穴の先輩面子に比べればまだまだひよっこ。
 
カクテル作りは自信ありますけどね!


  思わず言ってしまった「帰りたくなくなる」という言葉へ
  返って来たのは、存外、真剣な響き。
  ぱちぱちと瞳が瞬いた。 ]

 

 

  ──い、いいんですか?


[ いつか一緒に住もうね、とか。
  そういう未来の約束が結べたりするのかもと
  期待していなかったといえば噓になるが。
  気の早さ選手権、エントリーは二名、敗北者は大咲。 ]


  私、ご存知の通り仕事も夜遅くまでだし……
  コスメとか服とか、かわいいアクセサリーとか。
  つい集めちゃうから 場所も取ってしまうかも、ですよ?


[ いや、そうなったら彼が言う通り
  一緒に"お引越し"の物件を探せば良いだけなのか?
  幸い買い物以上に仕事の時間が多いから
  貯蓄はあるし、家具の買い足しも余裕だけれど。 ]

 

 

  えっと、その、
  とりあえず今日は、お泊りセットの残り…置いていきます
  ……私 本気にします、よ?


[ 大咲のスキンケアやコスメはいわゆるライン使いだ。
  薄桃にオフホワイトカラーのパッケージに
  リボンやクリスタルが飾られた、
  百貨店のコスメ売り場で人気のブランドのひとつ。

  結構、その、お部屋をメルヘンに変えてしまいそうですが
  本当に良いんですか、と確認して ]

 

 

[ 車で送ってくれるという提案は、有難く受け取った。
  もう少しだけでも二人でいたくて。
  下地だけでも持ち歩いておくんだった…と後悔しつつ
  家を出る前に、お願い一つ。

 
何故か二択を迫られた。

  選ぶ? 偉ぶってなにをですか!? わたしが!?
  スウェットか夜綿さんかを!? ]


  え、え、あの
  それは両方欲しいので、選べないです……?


[ 動揺が伝染してなぜか語尾に疑問符がつきましたが
  こちら、大咲の本音です。* ]

 

メモを貼った。

メモを貼った。

【人】 店員 チエ

――逃げそこねた食べ専は>>266――

どうだろ?
数はそんなに出てないけど、もともと入ってる数次第かな。
ま、なくなったらなくなったで、フローズンヨーグルトの蜂蜜がけってことで。

[結晶化した蜂蜜と、ぽってり冷えたヨーグルト。
 充分おいしいよ、きっと。
 
それくらいで、許してよ。
]
(289) 2023/03/10(Fri) 23:43:42

【人】 店員 チエ

――閉店後――

[>>267ピンクベージュは、こっちの抱えてたワンピースより、先に見た。
 見て、そして。]

んー……

[ほんのり、難しい顔。
 すらりと長い脚がきれいだ。ヌーディなカラーは、素肌に馴染んでよく映える。
 映えるからこそ――少し悩んだ。
 あのワンピースを着ていたモデルを、思い描く。
 彼女が履いていた黒のローヒールパンプス。白い肌にスカートのグリーン、パンプスのコントラストがとてもきれいだった。
 でも。でもこのサンダルを履きたいという気持ちを、失くしたくない。
 これを履いた姿を、見たい。
 ワンピースを変える? ……いや、ボクはボクで、意識を変えられるかどうか。
 そうしたらこのサンダルを活かす方向で――うん。よし。]
(291) 2023/03/10(Fri) 23:50:13

【人】 店員 チエ

いいと思うよ。
シャミさんの肌の色に、似合う。

[それは本音。
 本当にきれいだなって思うから、似合わないだなんて絶対思ってほしくない。]

ボクはさ、このワンピース。
どうかな。……嫌いじゃない?
かわいい系、イメチェン、似合うと思う。
シャミさん色白いし、これくらいコントラストのはっきりしたワンピース、いいと思うんだ。

[どうかな、って。
 サンダルとの相性の話はしない。モデルが黒い靴を履いていることも、触れない。
 どこがかわいいか>>3:82っていう話だけ、しよう。
 色も好き。シルエットが好き。少し重みがでるくらいたっぷり布量のあるサーキュラースカートがきれいに広がるのが好き。
 胸元の刺繍が好き。襟のフリルが好き。モデルが持ってるモノトーンのスカーフもかわいい。
 好き、がいっぱいあふれて止まらない。自然と顔は緩んでいた。]
(294) 2023/03/10(Fri) 23:51:53
["恋人"を始めるための最初の願いは、叶えられる。
 いつか耳にした台詞よりも、

 ずっと身近に感じられるような。
 純粋で素直な言葉に。

 また一つ、ラジオでは聴けない彼を知る。

 最後まで言葉が紡がれたか、どうか。
 語尾は掠れて――……、]


  
……――――、



[掌とは違う柔らかさを唇に感じたなら。
 ゆっくりと瞬きを一つして。
 ふわりと、同じくらいの柔らかな笑みを浮かべる。

 僅かに苦味の走るブラックのコーヒーの味は、
 自身だけではなく、彼の唇にも残して。]

[彼の手元には宝物がまた一つ、増える。
 俺もくださいね、とさらりと共有を申し出て。 
 
 落ちてきた夕陽が湖に溶けていく。
 その頃には、風も少し出てきていただろうか。

 帰ろうの、一言に。
 少し名残惜しさを感じながらも、後に続く。

 砂利を歩きながら、夢と語る内容に。
 最高だと、笑う横顔に。

 小さく、息を呑んだのは。
 その横顔に少し見惚れたから。]


  ……一度だけじゃないんでしょう?
  

[息を吐くように、そう相槌を返す。

 叶えた夢は、これからは二人の現実リアルにして欲しい。
 一度じゃなく、何度でも。
 紺色のうさぎのヘルメットに埃が被らないように。]

【人】 店員 チエ

……で、それで、さ。
話したいことの方なんだけど。

[ロッカーから引っ張り出すのは、ピンク色のうさぎ。
 名前は……恥ずかしいから、つけてない。
 幅広レースのブラウス、ひらひらのティアードスカート。
 それからおそろいの、ピンクの花の、髪飾り。]
(295) 2023/03/10(Fri) 23:53:46


[バイクに二つ並ぶように備え付けられた、
 黒のメタリック、紺のうさぎのヘルメット。
 これからは、もっと活躍を目にすることだろう。

 四季を巡って、来年の同じ時期にもまた。
 道々で桜を探しながら、此処へ訪れられるように。

[陽が落ちてくれば温度も下がる。
 来た時よりも腰に回す腕に躊躇いはなくなっていた。

 コンビニに立ち寄った時には、
 頬が風に当たりすぎて少し冷えていただろうか。

 照明の明るさで表情を確認しながら、
 夕飯と誘いの声。

 その後に、少しだけ独占欲が見えたらなら。
 また、ついと笑みが零れてしまう。

 どうやら彼と居ると表情筋が緩むらしい。]

【人】 店員 チエ

この前、ふたりきりだとしんどい……っていうか、緊張するってときに。
うさぎ連れてきてって、言ってたでしょ。

だから、その。せめてさ。
向こうの仕事しんどいときに、この子いたらどうかな、って……
それで、遊び行くときも連れてきたらいいよ。

[そこまでは、言えた。
 何をモチーフにしたうさぎかバレバレで照れくさいは照れくさかった、けど。]
(296) 2023/03/10(Fri) 23:54:38

【人】 店員 チエ


この子、シャミさんに――あげる、


[ぽってりしたおなかを両手で包み、差し出す。
 瞬間、薄暗い感情が全身を駆け巡った。
 シャミさんの目を見られなくて、俯いて。

 あげる、と言ったくせ。
 なかなかその手を、離せない。]
(297) 2023/03/10(Fri) 23:55:21
 

  いいですけど。
  飯、どうします?

  キッチン借りれるなら、何か作りましょうか?
  コンビニで揃えられるものなら、
  少し手を抜いたものになりますけど。


[昼食を食べて以降食事はしていないから。
 そろそろ美味しいものが恋しくなる頃。

 ああ、今日のうさぎたちは
 どう過ごしているだろうか。

 紺のキャスケットは今日は出番がない。
 その代わりに、出来たばかりの恋人に。
 胃袋を掴んだという手料理を、ご馳走しようか。*]

メモを貼った。

【人】 店員 チエ

(――悔しい。
    なんで)



(なんで こんな ぬいぐるみに託して)



(本当にそこにいたいと思ってるのは 誰だよ)



――…………

[声が出ない。
 何も、言えずにいる*]
(301) 2023/03/11(Sat) 0:09:53
[どんどん自分の心臓と理性を摺りつぶすのが上手くなる彼女に負けないように理性を鍛えるにはどうすれば良いのか。

「やだ」って!!

言われたら勿論、漏れなく僕が握られたゴムのアヒルみたいな声を出すだけです。
君への恋心の大きさ以外は何もかも平均的な平凡な男でも、大好きな子には格好いいと思われたいというささやかな願いはある訳で。
それを言ってしまう時点で格好良さから離れているのは気づかない振り。]

[なにで、って――
言葉にしてしまえばそれこそそれを聞いた彼女の反応で此方が削られ切ってしまうのがわかりきっているので、ぐっと堪えましたとも。

無防備に無自覚に煽っておいて、
いざそれを自覚すると急にもじもじするところとか、
(臨界点越えると少し舌足らずになるの堪んない)

自分が必死に直接ぶつけないように抑えている慾を
向けられそうでも寧ろ嬉しそうなところとか、
(「嫌じゃない」って顔に出てるんだもんなぁ)


それをそもそも風呂上りの乾かしたての髪
(下ろしてるのも似合う。可愛い)

自分のスウェットを上だけ着て
(ちょっとよろけたらうっかり見えてしまうのでは?)

湯上りの肌を真っ赤に染めて
(化粧落とした顔にも惚れ直しちゃう)


脳内で挙げているだけで、血液の流れが偏ってしまいそうなので、深呼吸。]


 僕、結構わかりやすく恋してたと思ってたんだけど、
 マシロちゃんに気づかれないくらい隠せていたんなら、

 こんなにマシロちゃんが欲しくて堪んないって顔、
 ちゃんと君にだけ見せられてるってことだね、

[彼女自身が恋を知らなければ、向けられる感情を受け取る心の器を持っていなければ、どんなに強く想っても零れていくばかりだっただろう。
受け止めてほしいと願いながら視線を向けていたら、彼女が自身の器を手に取ってくれた。
だから今、自分はこうして受け止めてもらえている。

持ってみたら彼女もそろそろわかってきた頃だろう。
注ぐ想いに慾に、器はどんどん重さを増すばかり。

彼女が自分を好いてくれている限り、きっと器は増えていき、
いっぱいになった器は落として壊れてしまう前に、
自分達の「テーブル」を彩るように置いていこう。]

[ 欲しがられるまま。
 脚本を与えられ、演じるように吐く台詞、
 仕草ではない。

 剥き出しの、心ひとつの受け渡しは
 水の跳ねる音と共に行われた。

 瞬き、いくつか分の時を経て、
 もう一度、君の瞳に自分が映る。

 そこに写ったのは、ただ幸せそうに笑う男が一人。

 少し遅れて、やってきた苦味
 癖になってしまいそうな、味がした。 ]

[ これからきっと、積み重なっていく宝物達。
 その二つ目は、すぐに君の宝箱にも入るだろう。 ]

 そう甘やかすと、毎度、ドライブデートになるかも
 しれないよ。

 でもそうだな、連休取れたらいこうか温泉。

[ 一度だけじゃないと君が言う。
 甘えたいタイプ、という割に、そう
 甘やかすような事を言うから。

 新品のヘルメットが、替え時を迎えるくらい
 これから何度も、活躍してもらうとしよう。 ]

[きちんと言葉にしてくれるところ、本当に大好きなんだけれど。
焦らしている自覚があるならこれ以上煽らないで!
と悲鳴のような声を上げつつも、キスだけで止まれた自分はそろそろ表彰されても良いと思う。

寂しげな吐息を食べたら、一晩中
さに苛まれる羽目になった。*]

[ 行き道と同じく、すれ違うライダーに
 挨拶をする、親指を立てられたら、同じように
 返して。

 行きにも眺めた桜を、
 行きとは少し変わった気持ちで、眺めた。

 夏にはあの辺り、確かひまわりが咲く。
 秋には色付いた赤が、あった。

 それも一緒に、見れたら良いとか
 行きには"
きっと
"の遠い夢だったものが
 帰りには"つぎの"という近い現実となる。 ] 

 


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