人狼物語 三日月国


203 三月うさぎの不思議なテーブル

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ね。もっかいキスしても良い?**


 

【人】 店員 チエ

丸い花がたくさん房に。
やっぱ見たことないかも。花自体は。

[>>132絵とかでは見たことあるかも、くらい。
 実物の記憶はないや。]

……髪に?

[なんとなくシャミさんのまとめ髪を見てから――あ、と気づく。
 自分の髪につけてた髪飾りに、触って。]

似合うと思う?

[いつもはつけない、黄色の花。
 でも、かわいいって言うなら、気になるじゃない。]
(139) 2023/03/12(Sun) 15:50:13

【人】 店員 チエ

……ね。
ミモザの花、見に行きたい。

今度出かけるのだけじゃなくて、さ。

[営業時間中にするには、プライベートなやり取りかもしれない。
 けど、もう胸に秘めたままにするには、難しい。]
(140) 2023/03/12(Sun) 15:53:32

――鴨南蛮の日――

 あー成程。
 それは家じゃ中々出せないね。
 「贅沢を飲んでる」って感じがするもんな……。

[那岐から正解が出されても、境地に辿り着くことはできない。
得たければこの店に来るしかないという訳だ。
どうか末永く続いていて欲しい。
繁盛し過ぎて座る席がないというのも困るのだけれど。]

[新じゃがは好きだ。
皮ごと食べられるのが良い。
自分が作った味噌汁にも皮ごと入れていた。

料理に関する勘なら任せて欲しい。
身を乗り出すようにして、緑がかった油の中を泳ぐ赤・黄・緑を見つめる。
にんにくの香りは満腹感を覚え始めた自分の脳を狂わせる。

帰りの事を考えているかって?
仕事柄、取材のはしごもある身、歯ブラシセットは常備しています。大丈夫。]


 こっちは七味は良いかな。

[油の泡が弾け切らない内に撮影を終え、柄の長いフォークを貰う。
アンチョビがかかったじゃがいもの色合いに目を細め、はふ、と口の中へ。

鴨南蛮で和風の味に満たされていた口が一気に気分を変えた。]

 あっふ、あふぃ、 はふ、あー……
 アヒージョ食べてると油たっぷりなのに
 涎すごい出てくるから口ん中大変になるよね。
 だがそこがいい。

 っ海老……ぷりっぷりで最高。
 頭も尻尾もつけたまま出してくれるのが
 ホント、ナギちゃんだなぁ……
 食べない部分も「旨い」って感じさせるのが上手。

[アスパラも噛めば撓むのではなく気持ち良く折れてくれる。
色味の面だけではなく食感的な意味でもバランスが良い。

「ナギちゃんだなぁ」の後に、少し前なら何の衒いもなく「スキ」!と勿論LIKEの意味で言葉を放ったのだけれど、意味合いが違えど今では出し惜しみする気持ちが出て来た。
それに、]

 遅めの時間だと注文減ってる分、料理の手元がよく見えて良いよね。
 さっきの、「チャンス」って、こういう意味?
 違う意味?

[そう話しかけられる位置にいる人の耳も割と気になることだし。**]

[鴨南蛮は醤油の出汁の香り。
 鴨の深みも口に残るだろうから。
 揚げ物の方は少しさっぱりと。

 思わずと零れた反応だろう音。
 今までとは違うのは、味覚が覚えたからか。
 親しい神田の癖が移ったのかもしれない。]


  そうですね。後、生姜も少し。


[彼とも答え合わせをして、頷きながら。
 少し酒の入った様子を仕事の合間に垣間見る。

 口元に運ばれていく箸を見ながら、
 ふと、過去に話した友人との下世話な話を思い出した。]

[――食事と性欲は密に繋がっている。
 その傾向も、食べ方で分かるらしい。


 初めて彼と出かけた日。
 初めてバイクに乗って、彼の家で過ごした日。

 次の約束を仄めかされて、
 彼が感心して止まなかった料理を二人で
 腹の中に収めた後。

 片付けの申し出に甘えて、
 柔らかなソファの心地よさに心ゆくまで沈んで。
 ダメになる理由をしっかりと覚えさせられて、
 狭い家に同じものが欲しくなったと零したりもした。]

[別れ際に、名残惜しそうに触れられた指先が。
 頬を撫でるのを少し擽ったく感じながら、
 見上げた時に瞳に覗いた微かな欲の色。]


  ……――、



[不謹慎にも、触れた柔らかな感触を思い出して。

 微かに、息を呑んだ。
 頬が、熱い。

[煩悩を振り払うように手元に集中した。
 神田さん、生憎と俺が作った料理に
 理性を保てる効能ないかもしれません。

 観たいもののリクエストには鈍い反応を見た時は。
 駄目かな、と思ったものだけど。
 後に見えた照れるようなリアクションを見たら、
 了承と捉えてもいいのだろう。

 戦隊モノは、子供の頃に少ししか
 見た記憶がないぐらいに薄い。
 それでも、本人の解説付きでそれが恋人であるならば、
 その時間が楽しいことは保証されている。]

[少し斜に構えた、後方から見守るような存在。
 それが俺の小さな頃に見た『ブラック』のイメージ。

 夜桜を見やすいように明るい街灯の下。
 まだ見たことがないもう一人の『ブラック』の方は、
 拗ねたような声で、可愛らしい嫉妬を見せた。


  ……ふ、


[分かりやすい反応に思わず、頬が緩んだ。

 握りあった手が彼の口元へ運ばれていく。
 だから、此方からも。
 運ばれた手の甲を、彼の唇にトン、と触れさせた。]


  心配しなくても、
  妬くようなことにならないですよ。


[斜めに曲がった機嫌は治るだろうか。
 笑っているから、きっと、大丈夫。]

[葉月の酔い方は目にしたことがある。
 あれは度数の問題もあるだろうから、
 毎回ああなる訳じゃないだろうけれど。

 自身も酒があまり強い方ではないから、
 共感する気持ちが強いのは否めない。

 『お母さん』と呼ばれる高野の姿を
 想像して、また笑いを押し殺しながら。
 彼が口にしたのは、あの日のこと。

 夜桜に視線を移していく彼を追って、
 見上げたら、ピンクの隙間に浮かぶ
 薄白い月が見えただろうか。]

[落とされる呟きに、微笑みを返す。
 脳裏に浮かぶのは、あの時流れていたBGM。]


  そうですね。
  桜も、――月も。


死んでもいい、
とは返さない。
 九死に一生を得る狭間を彷徨ったあなただから。]

[それから、]



  配信を観る日は、泊まってもいいですか?



[少し、躊躇いながら口にしたそれは。
 無事、受け入れられただろうか。*]

【人】 厨房担当 ゲイザー

[ケータリングの件で遠藤に心配を述べた速崎だったが、その頭の中身は、あちらこちらに引っ張られてもいた。
 それは嘉数が口にした自己嫌悪のことだったり
――ケータリングの手伝いの件>>105とは未だ線で繋がっていないまま。

 またそれは、いま、近くの席にいる人のことだったり。

 ……これで大咲のことも頭にあったならばバグを通り越して頭が爆発していたかもしれないが、その気掛かりは今はない。
 ゆっくりと、気長に、その時>>4:n4まで待てばいい。]
(141) 2023/03/12(Sun) 17:12:51
メモを貼った。

【人】 厨房担当 ゲイザー

[こうして速崎は、一呼吸してから、漸く栗花落>>103の方に顔を向ける。
 あれから栗花落に避けられているとは思わなかったけれど(実際、まさに今、席が近い!)いつか誰かさんが言っていた、別の誰かさんの勇気と根性を思い起こしながら。]


 あのさ、ツユリん――…
 この前いきなり、映画一緒に観たい、とか
 言い出して、びっくりさせちゃいましたよね。
 ナンパとかして……本当にすみませんでした……。


[実際のところ、「栗花落に気がある」と当人に思われていなかったこと>>48には気づかぬまま。その一方で、『うさぎ』のことで家で何を言われたのか>>3:476>>3:477も知らぬまま。
 あの夜の店員としての非礼に、頭を下げた。]
(142) 2023/03/12(Sun) 17:14:37

【人】 厨房担当 ゲイザー


 その上で、こんなこと言うのも
 ちょっと筋が通らないかも、ですが。


[今は客という立場故に、勤務時よりも多少気は緩んでいた。
 日が異なればれっきとした店員であることは明白なのだが、それはこの際置いといて――。
 頭を上げた後、口角を笑みの形に上げて言葉を続ける。]


 私、1日だけ、有給残ってるんですよ。
 ツユリんのお休みに合わせて、私も休み取れるんで、
 一緒に、あの映画、観に行きませんか?
 私も……映画観る時は、いつも、ひとりだから、
 一緒に観てくれる人がいるの、すごく、嬉しいんです。


[気が緩んでいるとはいえ、誘いの内容が内容なので、躊躇いを示すように言葉は途切れ途切れになり]
(143) 2023/03/12(Sun) 17:27:19

【人】 厨房担当 ゲイザー


 その。最悪、チエりんとか他の人とかが、
 スケジュール合わなくて、ふたりっきりになっても
 私は嬉しい……、けれど、ツユリんは、嫌、かな。


[念のためにそう添えてから、少しだけ俯く。
 ここで葉月の名を挙げなかったのは、彼自身があの晩に辞意をちゃんと伝えていた>>38からだ。

 上目遣いの瞳は、ちらっとカウンター上の、パクチー抜きのムース>>108とバター焼き>>109の皿へと泳ぐ。
 ――私とおんなじムース、頼んでたんだ。
 要らないその一言は、胸の奥に仕舞いこんで。**]
(144) 2023/03/12(Sun) 17:27:44
厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a28) 2023/03/12(Sun) 17:30:24

[ すっかり流されていたと思った話題は
 鴨南蛮を綺麗に空にし、竜田揚げも
 あとひとつ、というときに戻ってきたので
 こういうとこ、記者の気質なのかなぁとか考えながら ]

 そうだね

[ 軽い肯定で答えただろう。 ]

 神田くんも最近遅いよね
 目的は一緒?

 
[ 堂々と関係性を認める言葉を使わずとも、
 視線がカウンターの中に向かえば、
 察せるものはあっただろう。

 聞きすぎることを厭うような友人のことは
 信頼しているので。

 視線も、細まる目も、嘘はつかない。* ]

 ああ、言われたら生姜、
 分かる気がする。

[ 今までも、カウンター席から調理する姿を
 眺めることはあった、相手が誰であれ。
 生放送を見ている、そんな感覚で。

 けれど、今はそれだけじゃない。
 好きな相手が、料理が好きだから
 興味を持つようになり、解説本などを
 読んでいるうちに、より興味を持って、
 調理する姿を見るようになったので。

 単純に手際に見惚れていることのほうが
 多いのだけどね。

 仕事だから。いいや、それ以上の手間を
 彼らは難なく、こなしてくれるものだから。
 見ていて楽しいのも、本当だけど。 ]

[ 自分の出演作に、興味を持ってくれるのは
 俺が君の調理する姿を見ていたい、それと
 近しいもの、なのだろうか。

 それ以外にも出演作はいくつもあるが、
 あれが、原点。故に巧みな演技力など
 期待できるものではないけれど。 ]

 じゃ、次の休み、連絡して。

[ つい先日、目覚ましい仲間の活躍により
 配信が開始されたことは知っている。
 仲間のSNSにも大きく告知が出ていた。

 余計な一言も、添えられていたが。
 "仲間の活躍はいつでも嬉しいです"だとか。
 あの仲間という言葉は、自分にも向けられている
 事はすぐに察することができたよ。

 その情報に紐付けられていた
 当時の記念写真は、五人で撮ったものだって
 山ほどあった筈なのに、六人で写ったもの
 だったから。 ]

[ 小さな笑い声。

 引き寄せた手の甲が、唇に触れる。 ]

 なら、いいけど。

[ 心の狭い所、見せてしまった。
 みっともないな、と胸中で呟く。

 けど、ただの男なので。
 そういう所も、たまに見せてしまうだろうな
 これからも。 ]

 心配はするよ、俺が好きになった君だからね
 でも、ほんとに良いやつだから

 紹介は、したい。

[ 本当に俺の恋人は、俺の機嫌を取るのが
 上手で困る、餅焼く暇も、ないくらい。 ]

[ 夜と言えども、気候は温暖。
 花散らすほどの風もなく、おだやかなもの。

 告げた言葉の意味は伝わっただろう。
 繋いだ手はそのままに、

 ゆっくりと下ろし、こちらも少し応えるように
 力を籠めた。 ]

 はい、もちろん。
 その日まで届くかな

[ 答えた後で、脳内でリフレインした。
 少し躊躇うようにして、問われた言葉 ]

 ダメになるためのアレ
 もう一つ、注文しちゃったんだ。

[ 歩みは止めないままで、何気ないことを
 話すように、努めては見たけれど、 ]

 すごいドキッとした。
 

[ 誘われているようで、つい口にしてしまった。
 その日は遠くない。休みの日を確保する算段は
 既に立ててあるから。

 うるさい心臓の音までは
 聞こえていないと思いたい。* ] 

 ― 過日:うさぎ兄妹の戯れ ―



[ ところで成人男性がついてくる事故物件(疑惑)の、
  ついてくる、はどっちの意味なのだろうか。
  文字通りひとり同居するということなのか
  漢字に変換すると憑いてくる、になったり──?
  ……ホラーが苦手な大咲は考えるのを止めた。

  ご機嫌取りのような、親しみを込めるような
  そんな優しさで数度頭を撫でられれば
  笑うように目を細めた彼が、首を傾げて。 ]


  ……えっ


[ 反撃。……ではない。ようだ。
  良い感じの恋バナ出てこないかなぁとかいう企みは消え
  まごついている間に、瑞野の視線は、ある一点へ。 ]

 

 

[ 視線の先、少し遠くに見えるのは
  つい最近なにかと世間様で話題の彼しかいない。
  無意識なのか、それとも意識しているのか
  …恐らく前者であろう笑みを、妹はしっかり目撃した。 ]


  ……はぁい。
  待ってます、話してくれるの。

  美澄くんの面倒は……が、がんばります……。


[ アルコール度数18度のカクテルを初手に堂々作ろうとは
  何とも肝の据わった期待の大型新人だ。
  兄の教育方針を受け継ぎ、神妙な面持ちで頷いた後。

  きっと彼にしか聞こえない小さな声で。 ]

 

 


  あの。
  ……これ、まだ、瑞野さんにしか言ってないんですけど

  最近、……なんですけど
  好きな人に、彼女にして貰えました
  …ちょっと浮かれてても、見逃してください、ね?



[ つられるように流した視線。
  きっとそれだけで、相手が誰かも悟られるかもしれないが。

  最後の一撫でをにこにこご機嫌で受け取って
  "早く
が咲きますように"と
  その背中を見送るのでした。* ]

 

― 鴨の日にて ―



[ 大咲が速崎からの返事を受け取ったのは、
  店長への言付を依頼した翌々日のこと。
  便箋のサイズと比べれば短い簡潔的な返事でも
  "縁は切れない"ことを実感出来る内容に
  どこかほっとした面持ちで読み終えてからは
  少なくとも、仕事中のやり取りが微妙な空気になったりとか
  そんなことは起こらなくなった。

  ────そして鴨肉の日、うさぎの穴にて
  白うさぎたる大咲は、あまり厨房には立てなかった。
  決して自信喪失などではなく、理由は幾つかあるが。 ]


  ( だ、大丈夫かな、美澄くん…… )


[  ちらっと縋るように此方を見る新人うさぎ。
  絡む視線に色濃く滲む不安の色。
  ひとつめの理由、即ちカクテル作りの独り立ち。 ]

 

 

[ 「作って良いよ」とカクテル指導役の大咲は言ったものの
  そんな子犬のような目で縋られると、つい。
  付かず離れずの距離に立ち、谷底へ子ライオンを落としつつ
  カクテル作りを見守っていた …が。

  どうやら、先日のような惨劇は起こらない様子。
  ソーダできちんと"割る"ことを覚えたうさぎ一羽へ
  零したのは安堵の息。 ]


  セーフ……。


[ 雲行きが怪しければ即座に止めに入るつもりだったが、
  今後もその心配はせずに済みそうだ。
 
なおこの桜カクテルの追加注文は、
葉月の食レポ赤ペン先生により無しになった様子。
先生とはいつの時代も厳しいものである。
 ]

 

 

[ 見守りを終えた白うさぎは、お客様に捕まることが多く
  神田の来店にも暫くの間気付けなかった。

  ランチが美味しかったから夜も来ました、と言われたなら
  笑顔で礼を返し、夜営業の説明をして。
  そうしているうちにオーダーが別卓から入り
  一押しの具材は? どんな調理がオススメ?
  お姉さんが好きな料理は? なんて名前なの? …とか
  一個一個丁寧に聞いてくるなぁこの人達……と思いつつ
  律儀に接客していたら気付けなかったという有様。


  しかし、実った恋へご機嫌な大咲は、
  無意識に全ての「ワンチャン狙う客」を絶妙に躱した。
  ある意味"魔除け"の効果である。

  高野と食事をする神田の姿をふと見捉えた時、
  「あ」と微笑んだのも一因かもしれないが。 ]

 

 

[ 過日の車の中、「もう大丈夫」と口にした大咲に対し
  彼は大丈夫か問うことをせず、未来の話をしてくれた。
  "一緒に作る"なら、きっと大丈夫。
  作りたいと思う気持ちを尊重してくれる優しさに甘え、
  「えへへ、楽しみです」と大咲は微笑んだ。

  どれだけ時を重ねても、あの記憶は良い思い出にならない。
  代わりに大好きな人と素敵な想い出を作るのだ。
  ケーキ作りの最初の一歩は、彼と。 ]


  未来の約束ができるのって、……しあわせですね


[ 急がなくても時間はたくさんあるから。
  ひとまず直近の昼間が休みの日だけを教えることにして
  お揃いを買いに行くお誘いへ、頷いた。
  選ばせてくれるなら、彼の服も勿論見立てたい。
  それに合わせたデート服を新調するので。 ]

 

―― 勘のいい人 ――

[贅沢を飲んでる。
 下準備を請け負った身としては嬉しい一言。
 
 良質な素材を使うことは当然であっても、
 見栄えのする視覚に捉われてしまうのは人の性。
 ベースとなるものに気づく人は意外と少ない。
 
 そこに気づいてくれるのが神田だ。
 彼のような人が店の常連になってくれることが、
 誇らしく、より腕に磨きを掛けたくなってしまう。]


  黒原以外にも、大咲がデザートを担当する
  機会を増やそうっていう話が出てるんです。

 
[不意に、そんな話をしたのは。
 昼と夜の狭間でディナーに出すデザートの
 準備をする彼女の姿を見る機会が増えたから。] 

[それが、目の前の人の影響があったとは。
 まだその時は知らなかったもしれないし。
 大咲から既に聞いていたから、話したのかもしれない。]


  秘蔵は教えられませんが、
  大咲ならぽろっと口にするかもしれませんね。


[最近柔らかくなった彼女は、
 その時どこに居ただろうか。
 軽く視線を向ければ反応があっただろうか。

 そんなやりとりを交わした後に運んだアヒージョも
 しっかりと食レポを貰って、

 『ナギちゃん』と親しみを篭めて呼ばれることにも、
 躊躇いを感じなくなってきたのは、いつからか。]

[口されることのないLIKEに、
 こちらから向けられるのはI owe you one.
 気づかなかった心配りとは、また別に。
 いつもこの店に足を運んでくれるお客様へ。

 アスパラを食む姿を楽しみながら、
 不意に高野へ飛んだ問い掛けには、
 チャンス?と、首を傾げたことだろう。**]

 

[ そんなことを不意に思い出しながら。
  貝沢と栗栖が退店するのをしっかりばっちり見送って、
  おや、あの感じは……? と訝しみつつ
  大咲は白いリボンを揺らし、まなじりを緩めた。 ]


  ……春だなぁ


[ グッドラック、といつぞやの貝沢が葉月の背を押したように
  今度は大咲が心の中、頑張れ、とエールを送ろう。* ]

 

メモを貼った。

【人】 厨房担当 シャミ



 えっ


[似合うと思う? 判断を委ねられるような問い>>139に瞬いた]


 うん……思う……
 

[チエの顔を見る。耳の後ろ、髪飾りのあるあたりに視線を彷徨わせた]
(145) 2023/03/12(Sun) 18:32:03

【人】 厨房担当 シャミ



 見にいく?
 ミモザの木、生えてる公園とかあるはずだから


[花屋で見るのではなく、一緒に見にいく。
そういう口ぶりに笑った。

気軽に誘ってくれることが嬉しい。友達と遊びに行くような距離感を抱いてくれていること。
デートという呼び名をつけたずるさも咎められることもないから。
ぬいぐるみをくれたのはどうしてなのと、聞いてしまいそうになる]


 じゃあ……咲いてるうちにいかないとね
 見頃がいつなのかとか調べてみよう
(146) 2023/03/12(Sun) 18:32:30

【人】 役者 セロ

―Madam March Hare カウンター―

[筒状の切り身にナイフをいれれば、とろりとしたムースとソースが溢れてくる。凝縮されたヒラメとホタテの旨味が、口いっぱいに広がる。添えられたサラダがソースに合うこと!]

 ふわふわ…とろとろ…おいしい…

[バター焼きは、外はかりっと中はふわふわ、レモンをかければさっぱりと。添えられたカリカリベーコンも野菜も、とても美味しい。お酒を飲みたくなるが、明日は学校なので我慢我慢……。]

 おいしいー!
(147) 2023/03/12(Sun) 18:41:02

【人】 役者 セロ

[カウンターの方は、なにやら店長の話で盛り上がっているようだ。
 うんうん、あの人可愛いよね。

 ヒラメとベーコンに夢中になっていると、ゲイザーが声をかけてくる。何やら真剣な表情に、食べていた手をいったん止める。
 ナンパの言葉にハテナを浮かべるも、続いた言葉に以前のやり取りを思い出した。]>>142

 ああ…うん、いいよ。 
 友達と映画行くことってあんまりないから、楽しみ。

[友達でもない、仲のいい店員と客。それでも彼女と友達になれるなら、なれたら嬉しい。そう思って快諾した。直接感想を聞けるチャンスでもある。]

 チエさんたちも予定合うといいけどね。こういう仕事だと難しいかな。

[彼女の真意に気づくことはなく(可能性など考えもせず)、素直にその誘いに応じた。]**
(148) 2023/03/12(Sun) 18:41:54
役者 セロ は、メモを貼った。
(a29) 2023/03/12(Sun) 18:43:36

【人】 厨房担当 シャミ

─ リベンジの結果 ─

[ええ? ごちそうさまですか?>>136]


 ねえー……やっぱり、硬めに仕上げて冷製でだそうとすれば良かった


[崩れてしまったムースのリカバリに苦労した話を少しして]


 うん、忙しいは忙しい
 そのおかげで、ここの流儀とは違うけど時短とか、手を抜くべきところがわかって──まあ慣れてはきたかな

 むしろメンタル的にきつくて困ってたんだけど、それはちょっと味方ができてね


[心配してくれてる? と笑った]
(149) 2023/03/12(Sun) 18:44:04
 ― 合間にて ―



[ デザートの担当者は、現状のうさぎ穴では
  主に黒原、いなければ大咲以外で作れる面子が。
  といった具合だが あのクッキーの日を切欠にして
  「クッキーはもう平気。それ以外は、きっと近いうちに」と
  出来る範囲でデザート担当の機会を増やす話は出ていた。

  それでも、例えば。
  他の人のデザート準備を少しばかりでも手伝ったり。
  デザートプレートの仕上げのデザインを考えたり。
  そんな些細なことだが、それさえ今まで避けていたこと。

  クッキーは、もう一人でも準備出来るようになった。
  長年続いてしまった苦手意識の克服の為に
  まずはクッキー系のレパートリーを増やそう、と
  そんな話も兼ねての、デザート担当機会を増やす計画。

  それ以外も、少しだけでも手伝えているのは
  一から彼へのケーキを焼いた時、
  彼に美味しいと思って貰う練習も兼ねたいから。
  ……何せ、何年も作っていないので。初心者なのだ。 ]

 

【人】 厨房担当 シャミ



 アイリッシュシチューですね
 少しお時間いただきます……と見せかけて、もう作ってるからね、ちょっとだけ待ってて


[鍋の方へ*]
(150) 2023/03/12(Sun) 18:45:45
 

[ 彼氏、出来ました。と打ち明けた瑞野には
  そんな心情も話していた。
  ソースアートのコツを教えて貰うおねだりもして。 ]


  ( ……? )


[ 不意に視線が瑞野から飛んできたのを受け取れば
  首を傾げ、にこ、と微笑みを返して手を振った。

  丁度その時は新規に近い男性客二名の接客対応中。
  てててっと話へ混ざりには行けなかったが。* ]

 

 ― その後、閉店間際 ―



[ カクテルのオーダーについ目を配ってしまったり。
  常連様よりは新規様の対応が長引いたのもあり、
  大咲が神田の方へ近付けたのは閉店間際だった。

  白いリボンとうさぎの耳を揺らし、
  ひょこり、カウンターの方へ近付いて ]


  神田さんっ、こんばんは!
  さっき瑞野さんたちとなにかお話してました?


[ 鴨肉美味しかったですか〜? と、明るい声音。
  名前で呼ばないのは、まだ今はお店の中だから。

  夜にお店へ来ているということは、今日は無理じゃない日。
  早く手を繋ぎたいなぁと思いながら
  「店員の白うさぎさん」は何気ない調子で問いかけた。* ]

 

メモを貼った。

[こつ、と額に当てられる温度はすぐに離れたけれど
火照ったままの顔は引かずに。
笑う彼を一頻り睨み、話題は家族のことへ。]

………うん。ぜひ。いつか会いにきてよ。
瑛斗のご両親にもそのうち会ってみたいしさ。

[そういえば高校卒業以来
何人かと付き合ってはきたけど
今まで彼氏をちゃんと親に紹介したことってなかったんだよねえ。
パパはわーわー言いそうだなあと浮かんで苦笑したけど
まあまあ、その時はその時で考えるとして。]

【人】 厨房担当 シャミ

─ ラムのシチュー ─


[鍋にじゃがいも、にんじん、輪切りの玉ネギ。
すっごくいい骨つきラムだから焼いて食べるのが至高だけども、シチュー肉にしても当然すごく美味しい。
つぶしたにんにくはほんの香りづけ。
パセリの茎、ローリエやローズマリー、タイムなどを使ったブーケガルニを使い、
味付けは塩胡椒。
とてもシンプルなアイルランドの肉じゃが。
今回は大根も入れてしまう。煮込みに大根、優勝。


炒める工程はない。じっくりことこと、アクをとりながら。
そうやってじゃがいもも煮崩れてほろほろになるまで煮込んだものが
こちらになります

正式なアイリッシュシチューの定義とは。みたいな話をはじめると異論が多いようでわからないのだけど、でも牛乳入れちゃおう。

加熱された牛乳の匂い、なぜか胃もたれするからそこまで積極的に使わないのだけど、出来上がったシチューに含ませて低温でゆっくり温め、コクを足す。生クリームやホワイトソースだと重くなり過ぎる。このくらいで]


 どうぞ、ラム肉のアイリッシュホワイトシチューです
 聖パトリックのお祝いということで。こちら、骨入れにどうぞ
(151) 2023/03/12(Sun) 19:08:08
2023/03/12(Sun) 19:08:11

[そうしてアクセサリーの話。
付き合ってすぐ指輪ほしいって急すぎるかな?なんて
少し恥ずかしくなりながらの申し出は
快諾されたようでほっとする。

ぱ、と安堵に笑みを浮かべて。]


良かった!!
うん、じゃあ私が瑛斗に贈るね。

一応向こうで参考に
デザインの写真みたいなの見せて貰えるらしいよ。
多少どんなのがいいか考えといたほうがいいかなあ。


[なんて言いながら一緒にお弁当を片付けて。]



 ……、


[続いた台詞に一瞬固まる。
少し引いた顔の熱がまたぶり返して。]



………………ここ、外…、だよ?



[困ったのと照れたのが入り混じったような顔で
眉を下げて、赤い顔でじ、と彼を見つめる。

ダメ、って言わないのが
きっと答えのようなものだけど。
**]

厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a30) 2023/03/12(Sun) 19:18:34

【人】 厨房担当 ゲイザー


( ……あれ?
  もしかしてナンパだと思われてなかった??
         
そっか。……そっか。  ……だよなあ……。
 )


[栗花落>>148の反応に疑問符が見えた気がして今更そう気づくも、その件については脇に置いて。
 映画の件を快諾してもらえたことに、安堵からの笑みが零れた。
 それから嘉数の方を一瞥して――とりあえず、今はスケジュールを尋ねる時ではないと判断した>>139>>140>>145>>146。]


 うん、うちらの仕事もそんな感じですね……。
 チエりんの予定も、後で聞いておきます。
 うまく休みが重なるか合うかしたらいいですけど。


[三人ででも、一緒に観に行けること自体は悪いことではなく――]
(152) 2023/03/12(Sun) 19:43:26

【人】 厨房担当 ゲイザー



 ( 
寧ろ……来てくれ……チエりん……
 )


[映画の感想を伝えることも含めて楽しみな思いと、栗花落を騙してしまっているのでは……という罪悪感のあいだで、こんな思考が過ってもしまう。
 しかしこればかりは嘉数の休日都合も絡んでくるので、自分ではどうしようもない。ああ、本当に、どうしようもない!]
(153) 2023/03/12(Sun) 19:44:25

【人】 厨房担当 ゲイザー

[店の屋根の下では見えない、夜の星に願いを掛けるばかりでも仕方ないので――。
 快諾して貰った後になってから、少しだけ、今の正直な思いを栗花落に伝える事にした。]


 そういえば、この前のシュネーバル、
 まだ自分では買えてないんですけど……。
 実はあれ食べた日、かなり、ツラかったんですよね。
 っていうか、ぶっちゃけると、クリリンに
 さっぱりフラれてきた日だったんです、ね。


[今日のラム肉が栗花落にその人のことを想起させていた>>76、とは特に考えないまま]


 そんな時、だったからかな。
 シュネーバルがすごく、美味しくて、美味しくて。
 お店の味ってのは解ってるんですけど、
 なんだか、ツユリんに慰められちゃったみたいで。
 嬉しかったんです、ね。 ……それだけ、なんですけど。


[オチがあるようでいまいち締まっていない話を、努めて明るい笑顔のまま零した後、その先の言葉にまた詰まる。]
(154) 2023/03/12(Sun) 19:45:57
 ― 過日・誰も知らない大咲の話 ―



[ 車で彼に家まで届けて貰った、その後のこと。
  ランチタイム営業に客として赴く気分でもなかった大咲は
  "特別な人と一緒に住む"未来を想像し、
  いつもと変わらない筈の、からっぽの自宅を見渡した。


  ──…実家、か。
  想いの糸を結んだ日に交わした何気ない会話の中で、
  実家というものを曖昧に答えたことを思い出す。
  まだ母がそこにいるのか、分からない。
  もしかすれば再婚のひとつやふたつ、しているのかも。

  実家を出たあの日、大咲は新しい住所を教えなかった。
  母も最後まで尋ねては来なかったから
  別に今更、大咲が恋人と同棲しようと何をしようと
  肯定も否定も寄こされはしないだろう。 ]

 

 

[ だからこれ以上、触れる必要はない。
  ……本当にそれでいいのかな。

  お菓子作り全部が平気になって、
  作る時の記憶もぜんぶ、彼に塗り替えて貰えても。
  "多分縁が切れた、もしくは切られた"のか分からないような
  宙ぶらりんで、いいのかな。


  …………よくないよなぁ。
  幸せにしたい、と心から告げてくれる彼の誠意を
  このあやふやさのまま答えるのは不誠実だ。 ]

 

 


  [ ────なにも詰まっていない、空っぽの。
    ケーキのスポンジみたいな人生だったと思う。

    そこに、うさぎ達やお客様が
を与えてくれて。
    何の彩りもないスポンジに、
    彼がクリームやフルーツをめいっぱい添えてくれた。
    混ざり混ざって、
になった。

    今の私は、その
さを
    ちゃんともう知っている。 ]


 

 


  ────────……向き合わないといけないのは
  こっちも、だよねぇ……。


[ 大咲真白は、母を嫌っても恨んでもいない。
  どんな最終回答が来ても、
  高校まできちんと卒業させてくれたことを感謝している。

  ……大咲はその日の昼。
  とある番号へ、ひとつ、電話を掛けた。* ]

 

【人】 厨房担当 ゲイザー



 ( ……あの日、あの甘さに、
   助けられたから、だけ、なのかな。 )


[――おそらく、それだけではない筈。
 けれども何が、今の迷いの元になっているのか。
 栗花落の声の響きが、直にその声を聞いていない時であっても、ふわりとしたエフェクトを帯びて脳裏に反響する。*]
(155) 2023/03/12(Sun) 19:48:52
[俺の両親に会うのはもちろんOK
きっと喜んでくれるんじゃないかな?
それとも変な反応するのかな?
全く想像つかないけど、玲羅ならきっと大丈夫。

指輪の話しを快諾したら、安心したみたいだったから。


…………俺もね。

指輪、贈って良い物か迷ってたから。
背中押してくれて助かった。

玲羅のそういうところ、とっても好き。
これからもよろしくね?

デザインに拘りは無いけど。
出来れば何時も身に着けてたいから。
奇抜過ぎないのが良いな。


[俺の意見も述べました。なんだか嬉しいね。]

[質問の答えは、解答になって無い気もしたけど……


確かにここ、外だね。


[言ってる事はもっともだ。
だから俺は右を見て、左を見て。
それから掌で二人の顔を隠して。
一瞬だけ唇を触れ合わせた。]

次から気をつけまーす。


[気をつけるだけね。守れるとは言ってない。
困ったものだね。]


幸せだなーとか。好きだなーって思うと。
キスしたくなっちゃう。

……困ったね?


[くすくすと笑って。立ち上がろうか。]

[俺は玲羅に手を差し出した。]


じゃあ、指輪作りに行こ?


[それから素直に恋人繋ぎに移行したんだけど……
じわじわ照れるのを抑えられなかった。

キスより手を繋ぐ方が恥ずかしいってどういうこと?!!

俺は耳まで赤くしながら玲羅に情けなく笑いかけて。
それから幸せそうに目を細めて。
軽くなったお弁当箱をもつと。
バス停までの道を、2人で歩き始めた。**]

 ― こらそこ、ゼミじゃありませんよ! ―



[ あんまり喜ばしくない花丸ではありますね。
  そして先生も無事に赤点決定なので、
  めでたく(?)クビになってしまうわけですが。 ]


  えっ 
やだよそんな同士!



[ 鈍感天然同士ってことですか!?
  事実どころか大咲の方が多分鈍感だった気もしますが
  いやでもそれはやっぱりちょっとご遠慮したいな!?

  大咲はちゃんとあの日、気付いて一回遠慮しましたので。
  しっかりノーと言える大咲真白を示しておいて。 ]

 

 

  ……ん。ありがとう。
  そうだね、栗栖くんになんかアドバイスしてたもんね?


[ 残念ながら所々のワードが、その、…アレだったので
  大咲は会話の全貌を実は知りませんが。
  言葉のインパクトしか覚えていない。 ]


  うーん……おもちねぇ。
  栗栖くんには妬いたりしない……と、思う、けど。
  だってデートの相談乗ってたの、聞いたもん。

  でも、栗栖くんとも貝沢さんとも
  せっかくの"素敵なご縁"、続けていきたいからさ。
  妬かせちゃったら、ちゃーんと好きって伝えるよ。


[ 自分の嫉妬心はちゃっかり棚上げしながらも
  元・赤ペン先生がこんな会話を繰り広げたのは
  きっと鴨肉の日より後日のことだっただろうね。* ]

 

【人】 店員 チエ

ほんと?

[>>145似合うと思う。聞いて、そっか、とくふくふ笑う。
 この店にいる限りは、生花も黄色い花も挿すことはない。
 Madam March Hareの外側の嘉数知恵を想像してくれているかもしれない、と思えば、それだけでどこか嬉しくなった。]

うん、行きたい。
公園でも?

[だというなら、本当に見てなかったんだろう。今までのボクは。
 これからはきっと、探してしまうけど。]

見頃、いつなんだろ。
ミモザサラダよく出るのは、今くらいだよね。

[だとすると、そろそろだろうか。
 近く出かける予定が増えるかもしれない予感に、またひとつ幸せが灯る。]
(156) 2023/03/12(Sun) 20:01:42

 あはは。
 うん。 ――ありがとう。
 十分だ。

[高野の立場、そしてその視線の先の相手のことを思えば、あからさまな答え方はしないだろうと思っていた。

「目的は一緒」、だから通じる。
信頼されている。
それが嬉しい。]

 ああでも今日はちょっと遠いんだよね〜……。

[具材がなくなったスキレットに映る顔はほんの少し拗ねている。
今日、彼女に近づく客、多すぎない?

魔除けの効果、重ね掛けしようと決意する内心。

仕事の邪魔はしたくないし、自分の相手だけしていられないことはわかっているけれど、遠い時。
きっとこの複雑な心境は高野ならわかってくれると思って。]

[那岐の料理を手放しで褒めるのはいつものこと。
寡黙な彼がそれに多くの口数で答えてくれることはあまりなかったが、最近はよく話してくれるような気がする。
「目的が一緒」の彼の影響かどうかは知らない。
これまで自分の独り言のようにしてきた料理の感想を受け取る反応に自分が漸く気づいたというだけかもしれない。]

 うーん、
 「ぽろっと口に」出させたくはないなぁ……。

[秘蔵の醤油について言われたなら苦笑を返す。
想いを担保に彼女の領分を侵す男にはなりたくない。

両想いを言葉で確認した日、「うさぎの穴は例外」とつけることを忘れなかったくらい、この職場を愛している彼女だ。
そしてそんな白うさぎの姿にも惚れている自分だから。]

 食べたくなったらここに来るよ。

[そしてそして愛しているのは白うさぎだけだけれど、紺色うさぎの味も自分の命を形成するのに欠かせない一要素なので、白うさぎを捕まえたからと巣穴を覗かなくなることはないのです。]


 そっか。
 じゃあその時を逃さないようにしないと。

[デザート担当の話を聞けば、口角をあげて黒板を見遣った。
あれからはまだ、そこに「大咲」の文字は咲いていない。

準備や仕上げのヘルプに入る機会が出て来たという話は本人から既に聞いていた。
今まで避けていたそういう仕事に関わるようになった彼女の心境を那岐が聞いているかは知らないが、これまで作らないことを責めずに、作り始めることに対しては好意的でいてくれるのだろうということは伝わった。]


 
……応援してる気持ちに嘘はないのに、

 
独り占めできないのが寂しかったりして。



[那岐の視線に微笑み手を振る真白。
花が咲いたように可愛いその笑顔は、どうかその男性客に向き直る時には仕舞っていてほしい。
ほら、間近で見た客がドキっとした瞬間が見えた。]


 
…………眼光鋭くするトレーニングって知らない?高野さん。

 僕が睨んでも牽制どころか目が悪い人にしか見えない気がするんだよね……。


[視線ひとつで悪い虫を退散させる少女漫画のヒーローは、自分とは縁のない存在だと思っていたが、あまりに可愛い彼女が出来たら切実に番犬属性が欲しくなってしまった。

想いを担保に彼女の領分を侵す男にはなりたくないのに、純粋な客でいられない悋気。]

――閉店間際――

[それから何度もヤキモキして、カクテルの教育係になったという新人にもハラハラした。
何せまだ彼が客だった時、泣いている彼に優しく接している真白を見ているので。
「あんなん好きになるしかないじゃんね」と傍から見ていて思ったものだ。
実際のところはどうかは知らないが。]


 落ち着いた?マシロちゃん。
 鴨南蛮も、海老のアヒージョも最高に美味しかったし、
 今メロン頂いたとこ。

 今日はずっと忙しそうだったね。
 お疲れ様。メロン、シェアする?


[シェアは珍しくないこと。
取り分けて別の皿、或いは手付かずの部分を少し新しいカトラリーで。

けれど今日はちょっと焼き過ぎた餅が黒焦げになりかけなので。
自分のフォークで刺した一切れを差し出すのだ。

苗字で呼ぶというけじめをつけてくれている彼女を困らせてしまうだろうか?*]

【人】 店員 チエ

……うん。
もう一回、もう一回チャンスちょうだい。

[何のチャンスかわかるのはボクだけだろうけど、気にしない。
 ボクの中で区切りが付けば、それでいいの。]

ね、シャミさん。
今日、帰る前、ちょっと時間ある?

……相談、したいこと、あってさ。

[息が詰まりそうで、苦しい。
 けど、これは越えたいハードルだ。
 越えなくちゃ、いけないハードルだ*]
(157) 2023/03/12(Sun) 20:17:03
店員 チエは、メモを貼った。
(a31) 2023/03/12(Sun) 20:19:45


 話してた内容はね〜、
 秘伝のつゆがおいしいって話と、
 マシロちゃんがデザートに関わるのが増えたって話と、

 マシロちゃん目当ての客を追っ払える程の視線の強さをどうやったらトレーニングできるかなって話……?

[真白の視線が自分を見る時にぱあっと明るくなることで、密かに想う客は引き下がってくれるだろうけれど、自分がもう少し「強そう」ならばしつこい客から護れるのかなというのは最近の目下の悩み。

まあ見た目が強そうになったらそれはもう別人ビジュアルなので、好きでいてもらえるかという別の不安もある。*]

【人】 厨房担当 ゲイザー

― リベンジムースとアイリッシュシチューと ―

[あんしんしてください。ケイは まだ 食べる気だ!!>>149……というのはさておき。
 硬めに仕上げて冷製にすれば、というのに頷き。
 崩れたムースのリカバリ譚を聞き、ほっと胸をなでおろした。
 苦労したとはいえ、本当に、挽回できて良かったと安堵する。]


 いやはや、流石、うちらのシャミーだ。
 っていっても、うちとは流儀違う分野なんだから、
 「うちらの」ってのもちょっと違うか。


[それでもとにかくすごいや、と、「慣れてはきた」という言葉を聞きながら、ふっと笑う。
 メンタルの方でも――ちょっと「味方」が出来た、と聞いてぱちぱちと瞬くも]


 それなら良かった、けど――
 
(158) 2023/03/12(Sun) 20:31:03

【人】 厨房担当 ゲイザー



 ――…うん、良かった。
 ひとまずは心配ないみたいで、さ。


[遠藤がその人と交わす言葉もその中の花の色も、このカウンター席からは聞き取れないけれど。
 もし「味方」が本当にその人であるならば――その事実は自分の口よりも、遠藤本人から告げた方がいいに相違ない。
 その人の髪に咲いた花飾り>>139を一瞥した後に、笑う遠藤にゆるい笑みを返した。]
(159) 2023/03/12(Sun) 20:31:18

【人】 厨房担当 ゲイザー

[――そして]


  
うん、流石、うちらのシャミーだ。



[「もう作ってる」>>150に二度目の賛辞を繰り返したが、こちらは紛れもなく「うちら」の流儀。打ち消しは伴わない。
 さあ、程なくして、聖パトリックのお祝いのラムシチューがやってくる!>>151*]
(160) 2023/03/12(Sun) 20:32:06
[納得したのか、していないのか。
 語尾についた『けど』には微かに、
 見えない残り香のようなものが垣間見えたが。

 胸中まで察することは出来なかったから、
 笑うだけに留めておいた。

 それとは反面。

 彼の中で如何程評価が高いのか。
 彼自身の真贋に自信があるのか。
 言葉の端に躊躇いのなさそうな声には、
 笑う声も、苦笑が交じる。]


  葉月さんの恋愛対象、
  女性だと思うんで大丈夫だと思いますよ。
  

[いつかの誤解が本当ならば。
 それに聞こえないようにしても
 聞こえてしまった彼の想い。
 暫くは消えることはないだろう。]

 通じたようで良かった。
 そうじゃなくても、君は目がいいから
 気づいたとは思うんだけどさ。

 気づかれるのと、自己申告は
 また違うもんでしょ

[ 十分だ。と言う彼には、
 通じるものがあったようだ。

 モテる恋人持つと苦労するよね。
 拗ねたように、彼女との距離を気にする
 神田くんの気持ちはよく理解できる。 ]

[紹介が、どんな形であれ。
 高野がそのつもりなら、頷きを返す。

 少し面映ゆい気持ちはあるけれど。
 こそりと打ち明けられた大咲の顔を思い出す。

 密やかに伝えられた報告は嬉しかったものだから。
 それがまた伝染していくように。
 人へと繋がっていくのかもしれない。]


  ……届く?


[泊まりの許可を得た後に返された言葉に、
 一瞬、意味が掴みきれずに問いを重ねれば。
 新たに増やしたという家具は、
 以前に彼の部屋で気に入ったもの。]


  もう一つって。
  …………まさか、俺の分?


[一人暮らしの家に。
 二つある意味はそれ以外には思いつかなかったから。]

 遠いだけならいいんだけどね
 皆の、君の大事なうさぎさんを、
 どんな目で見てんの、アレ。

 同じことされてたら、静かにキレるな俺。

[ 彼の気にする先には、白のうさぎさん
 彼女の親切さに漬け込むような
 些かしつこいように見える。客の風上にもおけない。
 対する彼女はうまいこと、躱しているようだが
 それを目の前で見るのは辛かろう。 ]

 
……あっても教えないよ。

 神田くんはその、明るいとこがいいんじゃん。

 ところでなんで俺が知ってると思ったの?

[ 肩をぽんぽん、と叩く。

 大好きで大事な場所に、
 大好きで大事な人がいる。

 その場を壊すようなことはしたくない、
 それは我ら、共通の願いであろう。

 餅が黒焦げにならぬよう、手伝えれば
 良いのだが、自分にもこの場を打開できるほどの
 策もない。 ]

[並ぶソファに二人で沈む姿を想像して。
 堪え切れずに、声を立てて笑った。]


  っふ、はは……二人で駄目になるんですか?


[その姿があまりにも可笑しくて、
 笑いを抑えるのに少し、苦労したから。
 次に落とされた言葉には、すみません。と。
 断りを挟んでから、拾っただろう。]


  ……してもらっていいですよ。


[予想外の話に、
 さっきまでの緊張が解けてしまったから。]

[ ない、とは言ったけどそうだな。
 たまたまその場を通る事があるのなら ]

 賑やかですね
 でももう少しだけお静かにお願いできませんか

 どうしてって、
 実はその、好きな人に告白しようと思ってて

[ だとか、人たらしのような事を
 言ってみたりはしたけれど、効果は如何程
 だっただろうね。

 白うさぎさんと目があったら?
 人差し指を立てて、 ]

 内緒にしてね、店員さん

[ だとか言っていたかもしれないな。
 嘘も方便とは言うけれど、事実にしてしまえば
 嘘じゃなくなるわけなので。* ]

 
 

  
ソファよりも、
   ――駄目にされたい人がいるんで。




[声を潜めて、甘く。耳元に囁いて。

 その日、
 駄目になるソファが使われるかどうかは、
           もう少し、先の話。]

[そうして迎えることになる次の約束の日は。
 ランチタイムとディナーの準備だけを済ませて、
 早上がりした、夕刻の頃。

 その日を指定したのは、
 オフの日に翌日の仕事を気にして
 その日泊まるよりも明日の休みに向けて
 時間を取った方が、気にしなくていいと思ったから。

 さて、あのソファは間に合ったかどうか。**] 

【人】 厨房担当 シャミ

[チャンスが何なのかはわからなかったけど、相談と聞けば否やもない>>157]


 ん、帰る前だね
 いいよ
 今日は最後までいるけどいい?


[答えて、大根に目を落とす]
(161) 2023/03/12(Sun) 20:54:50

【人】 厨房担当 シャミ

[なんだろう、と考える。
今度のデートのこと? それなら嬉しい
預かっているトモのこと? 大切にしている気持ちはあるけど
最近まかないに気持ちが向いてないこと ……深く考えたくなくて、鍋をゆるりとかきまぜた。
勤務内容に関わることなら店長であるアンに相談するのじゃないか、などと、思考は逃げを打つ。

好きな子がいるって話じゃないよね……? 一緒に映画を観にいくような。

それでもきっと笑うだろう。この店に関わる誰かが相手なら、だって、みんな愛しているもの。
片思いをそこに紛れ込ませるのは慣れている]
(162) 2023/03/12(Sun) 20:56:34

【人】 厨房担当 シャミ



[でも「自分じゃないもの」に、なろうとしているんだろうか。
疎まれないために? 信頼されて好かれたいがために?
いつもの笑みを湛えて、へえいいね、応援するよって   ]


 おっと


[鍋の中で大根が崩れる。
もう良さそう。スープをたっぷり煮含めた春大根をザルにあげた*]
(163) 2023/03/12(Sun) 21:01:24
――後日の話――

[栗栖が自分の彼女と鈍感天然同士という新しい関係をスタートさせたのはこの相談の前だったか後か。
ていうか僕に対するより喋り方がくだけてるよね?
嫉妬心、いつ何で燃えてしまうかわからない厄介なもの。

それでも折角話してくれるのに、冷たく接するなんてこと、しないけれど。]


 ミートボールパスタの日にもういい雰囲気だなって思ってたし、
 3人で食事した日の「デート」の相手として想定してるのは彼女だろうなってのは察してたけど、
 あれからどれくらいかな……結構慎重派だったんだね。

 おめでとう。
 栗栖くんが楽しめるデートを、彼女が楽しんでくれるの最高じゃん!
 あの散歩道、僕も大事な子と一緒に歩いたよ。

[声を潜めてくれる配慮がくすぐったくて笑う。
隠したい訳でも隠さないと面倒が起きる心配もないから、堂々と普通の声音で。
見ない振りを通した偉い栗栖には褒章どころか他人の惚気話まで聞かされる貧乏くじがついてきました。]


 そうそう、登山まで待てなかった。
 正直に「手を繋ぎたいです」って言っちゃった。


[恰好のつけ方は自分もまだまだ勉強中。
教えられるレベルには達していない。
でも多分、彼女に素直に言えるのが僕ら兄弟の長所じゃないかな。
自己肯定感あげてこ!]


 登山は中々ね、マシロちゃんの休みの都合もあるから、
 秋くらいに紅葉観に行けたらいいかなって。
 近くまで車で行くけど、4人乗れるから都合が合えば
 一緒に行く?紅葉狩り。


[ダブルデート。
数か月先だって、自分のところも彼のところも続いていることを信じて疑わない笑みで誘った。**]

【人】 厨房担当 ゲイザー

[遠藤の言葉通り、本当にちょっと待つ間にラムシチューは到着する>>151
 器から昇るあたたかさと、ラムと牛乳とハーブと、ほんの微かなにんにくの香り。
 ごろごろと入った骨付きラムに人参と大根、輪切りの玉ねぎとほろほろのじゃがいもが、器の中で乳白色に浸っている。]


 ありがと、シャミー!
 それじゃ、聖パトリックのお祝い、
 お腹いっぱい、いただいちゃいまーす。


[お土産のチョコレートとは見た目も中身も異なる「お祝い」に、頬も目も緩ませながら一口掬う。
 露を口に含むだけでも、じんわり、舌から旨味が沁みていく。
 スプリングラムの脂と牛乳のコク、ブーケガルニと胡椒、にんにくが絡み合う芳香に、野菜の旨味が沁み込んだ塩味。]
(164) 2023/03/12(Sun) 21:15:55

【人】 厨房担当 ゲイザー



  
……しあわせ。



[この時、肉そのものを頬張っていた訳ではなかったのだが、ふっと誰かさんの幸せそうな顔が過った――抱かれるのは、あたたかな微笑ましさ。
 それから、スプーンとフォークでラム肉を骨から削ぎ落し、掬ってぱくりと口に含む。
 元よりやわらかな肉の煮込みは、噛めば簡単に口の中で解けていく。]


  
しあわせ。



[二度目の呟きと共に、やわらかな玉ねぎと人参を、崩れてしまいそうな大根を、既に崩れているじゃがいもを、一口、一口、頬張っていく。
 骨はちゃんとカトラリーで骨入れに移し、また一口、一口……。
 具材がなくなっていくシチューの露を、スプーンで丁寧に掬い、啜らずにこくりと飲み下す。]
(165) 2023/03/12(Sun) 21:17:12
 

[ カクテル教育は大咲もここ別の意味でハラハラしていた。
  何せ初手度数18度、ぐでんぐでんに酔い潰れた葉月という
  地獄の様相と文化圏の違いを思い知っているので。
  甘くて飲みやすいカクテルが
  "レディ・キラー"と呼ばれることの、良い説明例だ。
  故に遠藤もスパッと言うべきところを言ったのだろう。 ]


  はい、もう落ち着きました!
  今日はちょっとなんか、料理の余裕あんまりなくて。

  美味しそうなの食べてるのは、見えてたんですけど。


[ 瑞野の鴨南蛮は大咲も食べたい。
  今度賄いで似たようなものを作ってくれないだろうか。
  いやそれ以前に、ここでは白うさぎとはいえど
  彼に軽く一品くらいは作りたかった。

  そんな後悔を声音に乗せて。 ]

 

 

  メロン!
  今日の店長のおすすめですよね、食べたいです!


[ シェアするのは珍しいことではない。
  が、ピザの時のように店員としての遠慮を示さず、
  素直に食べたいとねだるのは恋人だからだ。

  合間に話をしていた内容を聞けば 
 三つ目には「ぁー……」と
  思い当たる節がないわけでもない大咲は
  むむ、と悩ましげな声を上げ ]


  もっとスマートにお断りする練習、します…ね…?


[ 彼氏が出来てから、自分磨き、というものを
  更に努め始めた効果がちょっと、良くない方にも
  作用していたりするのかもしれない。 ]
 

 

  視線の強さ……は……よく分かんないです、けど
  神田さんのために可愛くなりたくてああなっちゃうなら
  今度から、神田さんのものだって印で も  ……


[ ──いや待ってください大咲流石にこれは気付きます
  自分でもなんか言ったなって分かります。
  差し出されているメロン一切れが
  新しいカトラリーではなく、貴方が使っていたものだとも
  しっかり気付いているんですからね ]


  …………メロン、ください……。


[ 小さく口を開けて、あむ、と。
  彼の手を引いて自分の口元まで運び、そのまま口に含んだ。
  ここだと何かしら料理してしまうことが多いから、
  メロンそのままの味もシンプルでとてもおいしい。
  果汁が喋って乾いた喉を潤してくれる。
  そのままさっきの言葉も流れますように。 ]

 

【人】 厨房担当 ゲイザー


 
しあわせ! 
 
 美味しかった〜! ごちそうさま、シャミー!


[満面の笑みで骨以外を完食した速崎は、この時ばかりは、映画館への誘いで自ら抱いた戸惑いを忘れられていた。]


 ……アイベラの星も、イニシュモアの波の音も、
 タラの丘の緑も、 ちゃんと、観てみたいな。


[いつかの日には語れなかった、アイルランドの自然のこと。
 そんな独り言も、シチューの余韻と共に零しながら。**]
(166) 2023/03/12(Sun) 21:18:51
 

[ 苗字で呼ぶというけじめを付けているのに
  彼の手ずから、同じフォークで一口食べるなんて
  閉店間際で客も疎らとはいえ、これは境界線超えだ。

  でもなんだか マーキングしてくれているみたいで
  不謹慎だけれど、ちょっとうれしい、と
  思ってしまったものだから ]


  私、そのままの神田さんが好きですよ
  
それ以上かっこよくなっちゃったら、
……お仕事中に線引き出来なくなりそうで、や、です



[ まあ、春は出会いと別れの季節とも言う。
  一過性のものだろう。たぶん。
  見た目で彼を好きになったわけじゃないから、
  鍛えたいと思うなら止めないが。

  それより先に、例えば、……帰る場所が同じになれば
  お互いの香りが移り合って、虫除けにならないですか。 ]

 

 

  今日、賄い食べずに帰るし仕込みもないので。
  一緒に帰りましょう。


[ 待っててください、と紡いで微笑めば
  鴨肉がまたもやバズった日の帰り道を
  今日も手を繋ぎながら帰れるはず。* ]

 

厨房担当 ゲイザーは、メモを貼った。
(a32) 2023/03/12(Sun) 21:24:47

【人】 役者 セロ

―Madam March Hare カウンター―

[チエの予定はゲイザーが確認してくれるというので、任せることにする。
 そして、あの時のプレゼントが彼女の慰めになったのなら]

 そっか、うん。よかった。

[図らずも彼女が持ち直すその手伝いがでたのならなによりだった。
 鞄からメモ帳を取り出し、一枚切り取り連絡先を書いてゲイザーに渡す。]

 一応連絡先、渡しておくね。**
(167) 2023/03/12(Sun) 21:26:06
 

[ ところで、本日の絶妙ラインを攻めてくる人に関して。
  そろそろ「お客様」を強調するかぁ、と考えていた大咲を
  面倒事からさらっと救ってくれたのは
  兄のように慕う瑞野の、視線の先にいる人物。 ]


  ── ぇっ


[ あのMVが瞬時に脳内再生され、瑞野の顔を思い出し、
  まさかまさかと心が湧きたつ心地がした。
  お客様方にはそれが「イケメンに照れる店員」と見え
  ついでに、格好いいセリフをするりと零せる
  高野にも敗北感を覚えたらしい。静かになった。

  聞きたい。ものすごく聞きたい。
  どうかその相手が、優しい紺色うさぎでありますようにと。

  が、目が合った彼が人差し指を立て、紡ぐ台詞に。 ]

 

 


  …………ッな、ないしょに、します……
  がんばってください……


[ 拝啓、瑞野お兄ちゃんへ。

  もしかすると、貴方が見つめながら微笑んでいたこの人。
  料理名をあんまり覚えらない時の柔らかさだけではなく
  実は、色々すごい人かもしれません。

  助けてくれたお礼と、桜咲け、のお祈り両方。
  大咲は思わず胸の前で掌を握った。* ]

 

役者 セロ は、メモを貼った。
(a33) 2023/03/12(Sun) 21:31:01

[ 恋愛対象、で言うと。
 自分たちを棚に上げられないのだけど。 ]

 そこは俺もそう思う。

[ 顔見知り程度の関係はそこそこ長く
 続いていて、つい最近友達に名乗りを
 上げたところだが、以前は派手に遊んでるな
 と思ったこともあるくらいだから。

 まぁしかし、せっかく掴めたチャンスの帰り道に
 いついつまでも剥れた顔を見せていては
 もったいない、ので。 ]

 もし君が誰かにそういう目で
 見られたとしても、すっぱり断れるくらい
 良い男で居たいね。

[ ――ここまでのやりとり、決して男らしい
 ところは見せられていないけど、総合点を
 狙っていきながら、愛しい夜に似合いの
 愛おしげな表情を浮かべよう。 ]

 そう、届く。
 あはは、そうだよ、他に誰が使うの

[ サプライズにするような考え方は、
 あまり、ない。相手がそれを望めば別だけど。
 
 まさかと言われればたまらず
 笑い出す。遅れて君も。 ]

 そ、二人してダメになる。
 一つじゃ狭いな、と思ったときには
 ポチってた。

[ 今日は、よく笑うな。こんなに笑ってくれるなら
 最速での配達を頼んだ甲斐もあるというもの。

 お店でのクールな対応しているところも、
 後輩の面倒見ている兄貴分なところも、好きなんだけど

 こういう君を、見られるのは特権、だと
 思っても良いのかな。 ]

[ すみません、と断りを挟まれて
 ま、そういうのはこれからゆっくり

 とか、考えてた俺は完全に
 油断してたよ。 ]

 え

[ してもらっていい

 ドキッと。に返された言葉である。
 続いて囁き入れるようにされた言葉に、
 動揺から足を止めてしまうくらいには、油断してた。 ]

 ……すごい事、言うなぁ

[ 一気に体温が上がったので、
 繋がれた指も、顔も、熱くなる。
 これでは鼓動が早まるのも、隠しようはない。

 本人曰く、甘えたい方、という事らしいが
 これもその延長上の言葉だろうか。

 あれから何度もその言葉の意味を
 探ろうとしたし、実践できるなら
 していたと思うが、どうしたって
 敵わない。 ]

 そういうとこも、
好き
だよ

[ もう店内での出来事なんて、すっかり
 忘れてしまっていたのだけど。

 何度でも君に、
をしそうな夜だった――。* ]

―― 次の休み ――

[ 翌日を休みにし、日中は仕事をすると聞けば
 自分も昼までに仕事と予定はすべて済ませた。
 
 部屋の掃除を終え、食材の買い出しも
 スーパーにね、行きました。

 それからもしかしたら、初心者でも
 簡単に作れるものを、いくつか
 作ったりもしたかもしれない。

 漬けておくだけのピクルスとか
 ちぎって和えるだけのキャベツと塩昆布の
 サラダとか。

 今日はね、ダメになる日って決めているので
 足りないものは、出前も辞さない。

 泊まりなら、といくつか酒も用意してる。
 昼過ぎに例のアレも届いた。 ]

 ……おかえり
 これたまに、店で皆が言ってるでしょ
 言ってみたくて。いらっしゃい、どうぞ

[ 感極まって、来たばかりだというのに
 ぎゅう、と抱きしめてしまったけれど、
 いつまでも玄関先には居られないので
 早速、だめになりそうな方へご案内。* ] 

メモを貼った。

【人】 厨房担当 シャミ

 

 お肉で幸せになるの流行ってるのかな?


[大声と満面の笑み>>166にこちらもにっこり。
ギネスも出そうか]


 ケイにはこれからもごちそう作ってもらわなきゃいけないし
 今日は幸せ満喫してリフレッシュしてね


[遠い、異国の地に思い馳せる、素朴で滋味深いシチューにもまた魔法がかかっている]
(168) 2023/03/12(Sun) 21:44:47

【人】 店員 チエ

いーよ。
ボクも最後までいるし。

[>>161スープを吸って煮えていく大根。
 甘い香りが優しくキッチンに満ちていく。
 春大根はよく煮込んだほうがおいしいよねぇ。]
(169) 2023/03/12(Sun) 21:49:11

【人】 厨房担当 シャミ

─ 未来のことへ ─


[ランチタイムのスタッフへの申し送りノート。
昼の予約の情報はそこにかかれている。

日付、ツユリさんとそのお祖母様の2名の予約。喜寿のお祝いだということ。
  ドイツにお住まいで、リクエストは日本の美味しいお魚。
  好き嫌いのリサーチ結果>>49もあれば書き込んで。

願わくは、よいお祝いと美味しい思い出となるように。
託して残してある*]
(170) 2023/03/12(Sun) 21:50:45

【人】 厨房担当 シャミ



 んんんー


[厚切りの大根は、やや大きめのひとくちサイズにコロコロと切っていく。
崩れやすいので気をつけて。
煮込まれて染み込んだスープは鶏のブイヨンに昆布出汁をブレンドしたもの。
舌でも潰れるほど、じゅわっととろける大根を、切って、しっかり水気を拭き取る]


 いける? いけない……?
 うーん、真白、真白ーおねがい


[
揚げ物ヘルプコール
だ!
衣は片栗粉に塩胡椒。
大根の水分が滲み出てしまう前に全体に。揚げ出しだからうんと薄付けではなくしっかりまぶし、素早くフライヤーへ]


 衣だけ、カラっとすればいいくらいで
 ありがとうありがとう
(171) 2023/03/12(Sun) 22:06:37

【人】 厨房担当 シャミ

─ 大根が無限に消えるやつ ─


 おまたせしましたツユリさん
 しみしみ大根の揚げ出しです


[春大根でなにか、のご注文へ>>76
ムニエルと前後する品だからさっぱりと食べられるように、2種の盛り付けで。

揚げたてのカリっとじゅわっとをそのまま楽しんでもらう分は、一味をほんの少しだけ振ってスナック風。

衣もちもちのとろとろ揚げ出しは、お出汁とポン酢のつゆ。ネギにラディッシュにスプラウトをたっぷりかけて**]


 お熱いので気をつけて
(172) 2023/03/12(Sun) 22:08:42
客 葉月は、メモを貼った。
(a34) 2023/03/12(Sun) 22:09:03

【人】 厨房担当 シャミ

[大根の揚げだし、食べちゃう。
だって衣はすぐに内側からの水分で柔らかくなるんだ。揚げたてを味見しないとね。味見だよ]


 はふ


[本日提供されるだろうデザートは。
ブルーベリーとラズベリーがあるからおすすめはフィエが用意してくれたタルト台での提供か、それともレアチーズケーキだろうか。
パンナコッタも美味しいよね*]
(173) 2023/03/12(Sun) 22:15:19
厨房担当 シャミは、メモを貼った。
(a35) 2023/03/12(Sun) 22:19:22

店長 アンは、メモを貼った。
(a36) 2023/03/12(Sun) 22:22:19


 そう?
 一回誤解しかけたよ。
 返しがあまりに大人だったから
 すぐに勘違いってわかったけど。

[高野と二人隣の席で食べた日に誤解しかけたのを思い出して苦笑する。
そこから「そうじゃないなら……?」と推測していた部分もあるので、名探偵には程遠い。]

 色んなこと踏まえたらね
 完全に言わないって選択肢もある筈なのに。
 ……嬉しいよ。

[教えて貰っていれば、これから先彼等が困りそうな時に何かしら助け船が出せることもあるかもしれない。
アリバイ作りだったり、隠れ蓑だったり。

此方からは「お幸せに」等のわかりやすい言葉は言わない。
新規客もちらほらいる今日の店内、悪意が潜んでいないとも限らないから。]

[だが自分の方ならば是非大っぴらにしてほしい。
そう、わかってくれるか、同士よ。]

 キレてないように見える?
 こういう時は、能天気な顔つきを恨むよね。

 高野さん、ほら、途中まで敵だって信じさせる眼力の説得力がさ……

[若い時でアレだし、とテレビで見たシーンを思い出す。
肩を叩かれると、唇を突き出してぶすくれた。

演技力の高いイケメンの助け舟はいつだってほしいですありがとう。
助けてもらっておいて、その場面で彼女が「イケメンに照れる店員」みたいな顔をした時に一瞬お腹の底がぐるっと蠢いたのはごめんね!]

[シェアと言えば彼女は疑わないだろうと思っていたのだから自分は狡い。
無邪気にお裾分けをねだる声色が本当に愛おしくて、この声を聞いている店内全員の耳を塞いで聞こえなくしてやりたい衝動に駆られる。]

 や、マシロちゃんは悪くない、
 ちゃんと断ってるのにしつこい奴はね、
 どんな断り方をしても聞かないからね、

 物理的に君から離す方法を高野さんに相談してたってわけ。

 さっきはありがとね、高野さん。

[スマートに邪魔をするのが似合う男に、僕はなりたい。]

[だからまずは眼光を鍛えるかという話だったのだが。
最近ますます可愛くなった僕の白うさぎさんは、本当にすごいことを言うね?!?!

思わず息を呑んで言葉に詰まったのは仕方がないだろう?!?!?!

固まってしまった腕が導かれ、フォークの先が小さな口に包まれる。
手に伝わる彼女の歯が果肉を攫う感触。

今はもう自分の口の中にはメロンは残っていないのに、甘い。
真白が嚥下するのと同時、喉を鳴らす。]



 
…………僕がもう線引きできなくなりそうなんだけど。



[やっと出た言葉は掠れていた。
店内で「好き」と口にする彼女は今は線引きをしているつもりなのか?

かっこよくなるどころか後退していないだろうか。
顔から熱が引かない。]



 マシロちゃんこそ。
 可愛さを発揮するのは僕の前だけにしてよ。
 
いますぐ印、つけたくなっちゃうでしょ。



[まだ店内、念仏のように唱えつつ。
もう閉店にしませんか、だめですか。

早く白うさぎさんを連れて帰りたい。*]

そう、なんだ?

[彼もまた贈っていいものか悩んでいたのを知れば。
通じ合っているようで何だかくすぐったくなってしまう。
言ってみてよかったな、としみじみ。]

ふふふ。こっちこそよろしくね。

じゃあ仕事中でもつけれるくらい
シンプルなのがいいかなあ……
出来ればずっとつけててもらいたいしさ。

[なんて、話しつつも。
問いかけには赤くなりながら答える。]

[公衆の面前だと言う理性が躊躇いを生んだけど
したくないってわけじゃなくて……
じゃあ、と退かれてしまったらそれはそれで
ちょっと寂しくなってしまっていた、気がするから。

きょろりと周囲を確認した彼が
もう一回軽く唇を触れ合わせて
困った、なんて大して思ってなさそうに
くすくすと悪戯っ子の顔で笑う。

触れ合った柔らかな唇は、
ちょっとさっきのお弁当の味がした。]


 ……もぉ。


[トクトクと早い心臓の音を感じながら
赤い顔で唇を尖らせるけれど。

自分の眼差しも声も
本気で咎めてるわけではないのはきっと
すぐに分かってしまっただろうな。]



………あとで、二人きりの時にもっとして?



[だから、
立ち上がる前に くい、と彼の服の袖を引いて。
耳元で甘く囁こうかな。]

[そうして再び手を繋ぎ、
公園からまたバス停まで歩き出す。

相変わらず手を繋ぐだけで気恥ずかしそうにしてる彼に
キスはさらっと出来るのになんでよ、って
おかしくなって笑ったりしながら。

真っ赤な顔で眉を下げて笑う彼を見てるだけで幸せで
のんびりとした歩調で来た道を戻った。
バスに乗って、少し歩いて。
目的の店に着くのはちょうど予約していた時間頃。]

【人】 店員 チエ

――プレートがcloseになったあと――

[言う、と決めてしまえば、思いの外心はすっきりしていた。
 これで振られてもいーや。そのほうが、きっとぐずぐず誰かが座を奪うまで待つより、ずっといい。
 すっきりついで、久しぶりに賄い作ろうかと思い立ったけど、緊張で手を切りそうで、今日まで食べ専させてもらうことにした。
 代わりにホールの清掃は請け負おう。
 今はとことんきれいにしてやりたい気分だ。
 鼻歌交じり、テーブルを拭いて、床を掃除して。
 ああ今度、大河に何かお返しはしないとな。
 どうしどうしようもない愚痴を聞かせて、絡んだお詫び。]
(174) 2023/03/12(Sun) 22:43:02
[アクセサリー作り教室の店舗に到着。
受付の人に2枚の招待券を渡し、
予約していた貝沢だと話せば
すんなり個室へと通された。

「本日はどのようなものをご希望ですか?」と尋ねられたので
ペアリングを作りたいのだと素直に答え
それなら、とリングの作成コースを勧められた。

プロのクラフトマンが側でアシストしてくれるから
未経験でも綺麗な形のものを作れるらしい。
作ったリングは当日すぐ持ち帰れるのだそうだ。]

素材の種類はシルバーとゴールドがあって、
形状とか仕上げの種類も色々選べるみたい。

鏡面仕上げってのがピカピカしてるやつで、
槌目仕上げがデコボコしてるやつ。
マット仕上げってのもある。

瑛斗、どんなのがいいと思う?

あ、指輪の裏に刻印してくれるサービスとかある。
せっかくだからして貰おうよ〜。

[なんて相談しながら進めていったことだろう。**]

【人】 店員 チエ

[賄いは誰が何を作ってくれたんだっけ。
 さっきの揚げ出し大根美味しそうだな、ってねだったら、もらえたろうか。
 揚げたのはマシロちゃんかもしれないけど、そこは美味しければ個人的にはヨシ。

 気合は充分、って言えたらカッコいいけど、ま、正直緊張で壊れそうだ。
 いつ言うかとか、ちゃんと言えるかとか、落ち着けない要素が多すぎる。

 でも、もう、後には引けない。
 引く気もないし、何ならここが壁際だ。
 とっくに引いたあとの今。
 もう、前に出るしかない。]
(175) 2023/03/12(Sun) 22:47:41

【人】 店員 チエ

[息を吸う。吐く。……呼吸がちゃんと出来てる気がしない。]

あの。
さっきの。時間。
今。……いい?

[呼び出す声は、言葉を忘れたみたいにカタコトで。
 それでも、あなたが席を立ってくれたなら。
 あるいは本当に帰り際、店の外で立ち止まってくれたなら。]
(176) 2023/03/12(Sun) 22:49:50

【人】 店員 チエ

あのさ。…………

[切り出したけど、言葉が告げない。
 しっかりしろ。しっかりしろ馬鹿野郎。ここしかないぞ。
 頭をぐしゃぐしゃかき乱して、緊張とか忘れるつもりで。]

あのさ!

あの、シャミさんの、ケータリングの手伝いの話!

あれ、やっぱり、ボクじゃ、……だめかな?

[やらせてください、と力強く言い切ってやろうと思ったのに、結局なんだか尻すぼみだけど。
 ……だけど、言った。言ってやった。最低ラインには辿り着いた。]
(177) 2023/03/12(Sun) 22:52:50

【人】 店員 チエ

……ずっと、見てた。シャミさんのこと。
最近もだけど――ほんとは、はじめて店に来たときから。

[言葉を口にしながら、あれ、これでよかったんだっけと冷静な自分がどこかで言う。
 こんなこと言うつもりだった? いや、でも、いいや。事実だ。]

それで、この店で働きたいって――あ、ストーカーとかじゃないんで、それはほんと、安心してほしいんだけど、

[いややっぱりこれじゃないな。ちょっと待った。仕切り直し。]
(178) 2023/03/12(Sun) 22:55:59
 ああ、あれか。
 人の心なんて見えないもんだし
 あんな美人さんと勘違いされたなら光栄だよ。

[ あのときは聞かれた質問の意図を読めず
 こちらも、勘違いしたって話しはいつかしよう。
 SNSの更新を一度やめた理由までまだ、きっと
 聞いていないから。 ]

 そうだねぇ、ノーリスクってわけには
 いかないよねぇ。俺はともかく、
 面白可笑しく騒がれるのはちょっと。

[ 時代を思えば、カミングアウトなどは
 なくもないのだろうけれど。そこまでの覚悟を
 今相手に求めるつもりはないので。

 力になると言ってくれる時がきたら
 有り難く友人の手を借りるとしよう。 ]

 いや、だいぶ来てるね。
 ……君は、笑って余裕ぶってるといいよ。

 あっはっは、そうだね
 真顔は怖いってたまに言われる。

[ キレてないようにはとても見えない。
 ぶすくれたその顔も笑ってしまうが、
 自分もそこそこ、怒っているのでね。

 店員の迷惑考えないような、
 仲間と呼ぶに値しない、客に対しては。

 ――で、思いついたのがあれなわけ。
 少なくとも、あいつ今から告白するらしい
 で、視線をこちらに集められれば、と考えたわけだが。 ]

[ おやおや、こちらも勘が良い。
 
 目があった時、その表情から感じたのは
 助けてもらえたというときめき
 じみたものではなく、

 相手だれですか?と言いたげな
 興味がいっぱいに見えたので。 ]

 ごめんね、お兄さんたち
 ほんと、ありがとう

[ ナンパ男たちに、敗北感を味合わせる
 つもりはなかったのだが。結果的に、
 ウサギの逃亡を手助けできて、
 店内が静かになるなら、問題はなかったかな。 ]


 うん、がんばります

[ 好きな人に、好きだよということが告白になるなら
 いついっても、何度言っても、良いものなので。 ]

[ そしてそれが結果的に、
 餅を黒くしてしまったなら、更に自分に
 感じ取れるような顔を見せてくれたなら
 笑ってしまったし

 心狭いのは俺も変わらないので
 同盟組むなりしませんか、とか

 言っていたかもしれないね。 ]

 いえいえ、嘘ついたわけじゃないので。

[ しかしその黒くなった餅、長くは持たまい。
 この光景が見えていたなら ]

 なかよしだねぇ

[ そっと存在感を消す努力をしたけど
 存在が物理的にもでかいので、
 成功したかは、わからないな。* ]

【人】 店員 チエ

とにかく!

ボクは、この店のみんなが好きで。
中でもシャミさんが、個人でも仕事してるって知って。
忙しいのにすごいな、って思ってたんだけど。

[それ自体の思いは、変わらない。
 今でも尊敬している。Wワークは楽じゃない。]

……すごいだけじゃなくて、当たり前だけどしんどい時もあるって知ってさ。
でも、それで苦しくっても、シャミさん、店、休まないでしょ。
しんどいなら助け合いとかできたらな、って思ったんだけど、ボクの手じゃ、他のみんななら助けられることができなくて、……手が届かないな、って思ってた。
(179) 2023/03/12(Sun) 23:02:50

【人】 店員 チエ

この前、手伝いを募集してるって言ってたときも、きっとボクじゃない誰かが行くんだろうって思った。そのほうが力になるって。
ナギさんとかマシロちゃんとかケイちゃんとか、タイガとか。
その"誰か"になれないって決めつけて、羨んで。
ひとりで腐ってたら、もう大丈夫、って言われてさ。

……ずっと、ずっとボク、馬鹿じゃないのって、自分のこと。

[思い出すだに、馬鹿らしい。
 このとき思い切ってしまえば、今こんなことにはなってないってのに。]
(180) 2023/03/12(Sun) 23:08:02

【人】 店員 チエ

だけど、やっぱね、ムリだ。

このままいるのは、ムリ。

どんだけ考えても、ボクはその席を他の誰にも渡したくない。
スタッフの誰かでも、うさぎのぬいぐるみでも。

[あっさりと、笑う。
 振り切って、笑えた。]
(181) 2023/03/12(Sun) 23:10:34

【人】 店員 チエ

それだけじゃなくってさ。
買い物して、ご飯も食べに行こ。
ミモザの花も見に行こう。

お花見はそろそろシーズンオフかな。葉桜でもぜんぜんいーけど。
水族館とかいって、いっそどれが一番おいしそーかみたいな話しようよ。

[やりたいこと、いくらでも溢れてくる。
 振り回すかもしれないけど、ついてきてほしい。
 だって。]
(182) 2023/03/12(Sun) 23:12:30

【人】 店員 チエ

ねえ、シャミさん。
ボクはもっとずっと、あなたの傍にいたい。


[本題の、さらに本題。
 堂々宣言して、――やや間。]

……なんて。
キモかったら、すっきり振っていいよ。

一方的に言い切っちゃって悪いけどさ。

[そして一方的に、勝手に大変すっきりした*]
(183) 2023/03/12(Sun) 23:14:44
― いつかどこかの後輩と ―

そうそう、お肉大好き栗栖くん。
あれ、喋ったことなかったんだ。
二人ともよくうさぎに来るしとっくに知り合いかと。
紹介して欲しいならするけど。

[隠すことでもない
(し、彼の方もまた堂々としているので
相手が誰かまで普通に話す。
そして喋ったことがないと聞けば少し意外ではあった。
ほら、同性にも人懐っこい彼なので。
よく神田さんや葉月くんと楽しそうにじゃれてるのを見るし。]

それよりこれ、じゃーん!見てみて!
ペアリング作っちゃった〜♡いいでしょ〜!!

[先日作ったばかりのリングを嵌めた薬指を
ひらひら後輩に見せびらかしてドヤる。
本日の玲羅はやや酔っている。]

店員 チエは、メモを貼った。
(a37) 2023/03/12(Sun) 23:15:59

[そして彼の方も彼の方で上手くいっているようで。
最高だったのだと言うデートの首尾を聞けば
よかったねえと目を細めつつ。]

あーでもさ。
相手って、…彼、だよね?

[と、少しだけ声を潜めて。
いや、誰かもほぼ予想はついてるんだけど
彼がどこまで伏せてるのか分からない以上
あんまり大っぴらにするものでもないかなと思って。

言いながらちらりと厨房を見遣ったりはしたかもだが。]


別に業界的に珍しくもないし、
だからどうこうとかはないんだけど。

高野くんが男の子に恋するとは思ってなかったなあ。
前に好みの女性云々とか言ってた気がするし。
あれってカモフラだったん?


[日本酒のコップを傾けながら
率直な感想を述べたりしていた。**]

 

  なるほ、ど……?
  物理的に……。


[ 彼の目論見通りシェアと言われれば迷わず飛びつきつつ、
  「悪くない」と投げられた言葉へ小首を傾げた。
  あ、さっきの高野さんみたいな助け方ってことか、と
  思い至るのに少しの時間も要しただろう。
  高野への礼は、もし予想が当たっているのならば
  今度会った時にちょっとした形で渡そうか。 ]


  んむ。
  ……次からはメロンのシェイクとかもいいなぁ……。


[ そんな風にメロンの使い道を突然考え始めたのは、
  零れてしまった羞恥方向の失言を流すため。
  ……しっかりばっちり届いてしまっているけれど
 
何も食べていないのに彼の喉が鳴る音がしたのも
気付かないほど、まだ鈍感なわけじゃ、ない。
 ]

 

 


  ────……
ま、まだだめ、です



[ 何度目か分からない"待て"の合図。
  うさぎのクッキーからずっと待たせている自覚はあるし
  線引きしようとして、
  でも想いがどうしても溢れて、出来ていない自信もある。

  つけてほしいんです しるし。
  ……とか、さすがに我慢させ続けてこれを言うのは
  自分でもちょっとどうかと思うのは、自覚済みです。 ]

 

 

[ そして。
  助けてくれた高野にも彼が餅を黒くしたとは露知らず
  組まれた同盟も与り知らぬところではあるものの。

  なかよしだねぇ、と存在感を消してくれようとしている
  高野にようやく気付いたのなら。 ]


  ──────…… ッぁ、ぁの、

  ご ごめんなさい本当に気付かなくてっ
  いま完全に夜綿さ……っちが、神田さんに意識が、
  わ、わたし、わたし……ぁぅ……


  ……っ店長に呼ばれた気がするのでいってきます!!


[ 瞬時に顔と耳を赤く染め、
  特技の脱兎を久しぶりに披露する羽目になるのだった。* ]

 

 ― 閉店後 ―



[ 流石にクローズ作業を終え、仕込みも順調にクリアし
  後は店長業務のみとなれば顔の熱は引いていた。
  待ってくれていただろう彼に
  「今から向かいます」と連絡し、足早に歩いた。

  もう夜でも随分暖かくなってくる季節だから
  今日はオープンショルダーのフレアワンピース。
  デコルテ部分がホワイトベージュのニット生地で、
  風が吹いても寒くはない。

  ただの通勤なのに、こんなに可愛い服を選ぶのも
  全部彼の為だけだ。
  いつ見ても かわいいって思われたいから。 ]

 

 

  夜綿さん。
  この前言ってたお買い物デートの日なんですけど、
  一番近い日だとここが一日オフで──


[ さっきの店内での発言はすっかり忘れました、みたいな。
  寧ろ何も言ってませんよ? という風に
  買い物デートの約束の話を繰り出して。

  空いている日を教えながら、そっと
  今日の帰り道も、貴方のあたたかい手を握ろうと。* ]

 

メモを貼った。

―― 鴨の日 ――

[可愛い妹の早い春の報告を聞いた日。
 自身にも小さく芽吹いた芽は、
 春の風と柔らかな夜の月明かりの下、花開いた。

 すぐに報告するのも気恥ずかしく、
 まだ仄かに色づいた程度の花だから。
 大咲にはまだ告げられていない。 

 けれど、その日以降。
 大咲から『彼氏』の話を聞く機会も増えたように思う。

 視線に気づいた大咲に軽く手を上げて応えながら。
 新規客らしい男達には冷めた視線を向けておいた。
 
 これは、大咲に限らずの話だが、
 
うちの店員は可愛い人が揃っているので、

 同僚としての牽制を含んでおく。

 ――――合意の上なら、吝かではない。]

[大咲には、誰とまでは聞かなかったけれど。
 あの日、彼女が向けた視線の先に居た神田から、
 苦笑と共に真面目な回答が返ってきたならば。

 なるほど、

 ……と、腑に落ちる部分があったかもしれない。
 言葉の裏に彼女のへの気遣いが見えたから。]


  ……失礼しました。
  今の話は、なかったことに。


[キャスケットのつばを上げて、軽く一礼を向け。
 気を悪くするでもなく、来訪を約束してくれることに
 ほっと静かに安堵を漏らす。]


  いつでも、お待ちしています。
  

[そう、締め括ろうとして。
 聞こえた潜められた声に気づいたら。


  
  神田さんも、苦労しそうですね。


[と、一言だけ。付け足して笑った。
 可愛い妹をよろしくとは言わない。
 その答えは先程の彼を見れば、十分だろう。**]

―― 休日に向けて ――

[ディナーに向けての仕込みを終えた後。
 汚れたエプロンと着替えを鞄に放り込んで、
 一度自宅へ戻り、洗濯機に入れて
 代わりに翌日の着替えを取り、
 とんぼ返りのように鍵を締めて出掛けた。

 陽が落ちていく中、帰路に着く人たちとは
 反対方向へ向かって地下鉄に乗り、
 以前は、バイクで訪れたマンションへ向かう。

 入り口でインターフォンで呼びかければ、
 すぐに応対してくれただろうか。
 開けられたセキュリティドアを抜けて、9階へ。
 彼の部屋に向かったら。

 玄関で挨拶と共に、抱き竦められて。


  ……っ、



[不意打ちに少し目を瞠ったものの。
 応えるようにそっと、腕を背に回した。]

 

  ……ただいま?


[店で『おかえり』は、口にしたことはあるけれど。
 その言葉を口にしたのは、実家以来だったろうか。
 擽ったさに、くすりと笑みを零して。
 すり、と甘えるように肩口に頬を寄せた。]

[少しの間、温もりを堪能してから離れ。
 お邪魔します、も、やっぱり言ってしまったのだけど。

 短い廊下を抜けて、リビングへと通されたら。
 まず、目についたのは前に話していたソファ。


  ふ、届いたんですね。


[振り返って笑い、鞄を置いたら。
 まずは触感を確かめるように触ってみようか。*]

【人】 店員 ミスミ

[速崎さんが食べていたアイリッシュシチューの香りに、いいな、自分も食べたいな、なんて思いながらラムと野菜を交互に打った串をひっくり返して塩を振る。
この串達ははづきさん>>77>>91のオーダー分だ。
ラムも色んな食べ方があるのだが、スプリングラムならその柔らかい肉をシンプルな味付けで食べるのが一番うまいと自分は思っている。

そのさらに合間で、今日のちえさんの様子をちらりと見ればコバンザメの日>>104>>105>>106よりも少し元気があるのだろうか。
あの日は結局、片付いたキッチンを使うのは忍びなかったので事務室のポットでキャンブリックティーを用意して千絵さんの気が済むまで話を聞いた。
大丈夫ですよ、俺はちえさんの味方です。
男同士の秘密、というよりも俺とちえさんの間の秘密、って思っているんだけど。

店長がまだ事務室にいたなら、お裾分けもしたし、怒られないうちにそこそこの時間で切り上げた記憶はある。
小学校の頃、いつまでも教室で遊んでいたら先生に早く帰れ、と言われたあの頃を思い出したなんて、そんなこと*]
(184) 2023/03/12(Sun) 23:35:51
店員 ミスミは、メモを貼った。
(a38) 2023/03/12(Sun) 23:37:06

―― 先輩と ――

 顔はしってるんだけど、話し込んだ
 ことはなかったかな。挨拶くらいは
 したことあったかも。

 雰囲気がさ、華やかな子だよね

[ して欲しいならする、とそれはそれは
 さらっと口にした先輩は、続けて
 みてみて、と自慢げにしていたか ]

 それ作ったやつ?
 へぇいいじゃん、手作りだって
 わかんないかも。

 満喫してんね、カップル。

[ やや酔っている彼女はひらひらと
 作ったばかりのリングを嵌めた指を振る。 ]

 
そう


[ 潜めた声での質問にはこちらも
 同じような声量で答えた。
 けれどさらりと、言い淀むようなことはなく。 ]

 大っぴらには言えないことだけど
 名前言わなきゃ、大丈夫でしょ

[ そう答えながら。
 業界人だったから、ではなく
 彼女自身が気にしないタイプで
 あることには感謝したかもしれないな。

 人によっちゃ、顔顰めてもおかしくないので。
 先輩にそうされてたら、珍しくしょんぼりする後輩
 の顔が見れたかもしれないが、あってほしくはない事柄。 ]

 俺も誰かに恋するとは思ってなかったよ。
 それに、ふくふくした顔で笑う女性がタイプ
 ってのもホントだったし。

 彼女も居たことはあるけど
 忙しさにかまけてるうちに、消滅してったし

 追おうと思わなかったから、
 今少し、悪い事したなって思ってる。

[ それなら仕方ないね、ではなく、
 彼女たちは、追ってきて欲しかったの
 かもしれないとか、自分が人を愛して気づく事は
 とても多い。

 まぁその子達が本当に自分のことを
 好きだったかどうかは、怪しいけれど。

 なにせ火傷の痕を見る前に、去っていくか
 火傷の痕を見て去っていくかの二択だったので。 ]

 で、どういうとこ好きになったの?
 
[ 夜は長い。もしかしたらその内、彼氏も
 現れるかもしれないし、その前にそれくらいは
 聞いとこうかな、と思ったけれど、彼氏が
 現れるようなら、邪魔せずに、またね、と
 言っていたかもしれないな。* ]

【人】 厨房担当 シャミ

─ 閉店後 ─

[息を吸い、吐いて。
バッグから取り出したハンドクリーム。
その蓋を開けたところで声がかかり、席を立った>>176]


 いいよ、何の相談かな


[ああ、綺麗な髪が。
掻き回す指を見ながら、本題の話題に耳を傾け]
(185) 2023/03/12(Sun) 23:47:27

【人】 厨房担当 シャミ





   手伝い?


[笑みを浮かべる]
(186) 2023/03/12(Sun) 23:47:49

【人】 厨房担当 シャミ

[心配してくれるの。今日も、ゲイザーと失敗の話をしていたから?

でもいいんだよ、ぬいぐるみをくれたから助けになっているんだよと、見守ってくれるピンクの(君に似た)うさぎのお礼を言えば良い──

息を吸って、]
(187) 2023/03/12(Sun) 23:48:14

【人】 厨房担当 シャミ



 うん、……うん


[息を吐きながら、肯く。
料理を作る姿を見て、ここで働きたいと思ってくれた?


力不足だから助けにならないと思って、それで気が進まないようだったの?

言わなかったっけ、サーブをするスタッフがもう一人いるだけで凄い助かるって、私言わなかったんだっけ。
だってチエが隣に立ってくれるだけで。

いや、出来るなら一緒に料理をしたいとたしかに、同じ世界を分かち合いたいと思っていた]
(188) 2023/03/12(Sun) 23:49:18

【人】 厨房担当 シャミ



 ええと……ちょっと待って
 待ってね


[情報量が。多い。
胸がいっぱいになる。全部聞いてから、飲み込もうと下を向いた]


 それはつまり
(189) 2023/03/12(Sun) 23:51:29

【人】 厨房担当 シャミ



 傍にいてくれるの。
 傍にいたいっていう理由で?
 助けが必要そうだから、じゃなくて

 それって


[黙る。ハンドクリームが出てきてしまっているのに気付いて、手のひらにとる]


 ええとね、じゃあもしかして
 ……本物のデートだって思っても良いの?


[笑ってしまっている、頬を抑えたいけれど。
手のクリームを摺り合わせた*]
(190) 2023/03/12(Sun) 23:54:49
[指輪はずっとつけていられる物。


決まりだね。


[そう微笑んで……]


玲羅もずっとつけてくれる?の??


[期待と不安と嬉しさと幸せが入り混じった気持ち。
多分自分は笑み崩れていた。]

[口付けを交わしたら玲羅が牛さんになった。
可愛い。なんて感じていられたのはこの時まで。
袖を引かれて小さな呟き。


も〜〜〜〜〜〜〜〜


[だから自分は彼女に勝てないんだってば。
真っ赤な顔で手を繋いで。
まあ。楽しそうだから良いか。
本当。なんでだろうね?
恋人繋ぎもその内平気になるのかな。
それくらいずっと、手を繋いで居られたらいいな。いたいな。
どうしたってどちらかの左手と手を繋ぐから。
次は指輪が当たるかもしれなね。

……あれ?左手に着けるって思いこんでるの俺だけかな?
ま。いっか。後で分かる。]

[アクセサリー作りの教室で。
様々な種類の金属に、俺は目を回しそうだけど……
大事な物にするから、きちんと選びたい。]


好きなのは金色だけど……
シルバーの方が良いなぁ。


[自分の頭の中にあった指輪のイメージ。
もろ結婚指輪だったんだけど。
バレバレかなぁ?
でもペアリングってそう言うものじゃないの?
知らないけど。だって作った事無いし。]

シルバーだと、どれがいい?

ボコボコしたのもかっこいいし。
マッド仕上げって言うのもかっこいいけど。
玲羅が着けやすいのが良い。

一番は、玲羅に何時も着けて欲しいから。
自分を魅せるのが上手な玲羅が。
自分が一番身に着けやすいのを選んで欲しい。

後刻印は絶対掘ってもらおうね。



[色々考えたら頭プスプスしてきながら。
自分の感想を話して、玲羅の意見を聞いてみた。**]

【人】 店員 ミスミ

[ちえさんと遠藤さんの間が気になりすぎていて勝手にそわそわしていたら、横から瑞野先輩に手元に集中するよう釘を刺された]

えっ、わ、あっぶな…ありがとうございます…。

[あぶない、もうちょっと火からおろすのが遅れたら折角のラムが無残な硬さになってしまうところだった。
店の雰囲気によっては金串そのままで出してもいいのだけど、この店の雰囲気にはさすがに合わない気がして、セラドンブルーがきれいな皿の上にラム、玉葱、ラム、春キャベツと盛り付けていく。
最後にトロトロになるまで別でグリルして黒くなった皮を向いてオリーブオイルと少しの醤油で旨味を足したパプリカを彩りよろしく料理の中央に。
皿の端に粒マスタードを添えて]

お待たせしました、スプリングラムと季節の野菜のグリルです。
味付けは塩と少しの醤油だけなんですけど、よかったら粒マスタードも試してみてくださいね。

[前回所望された二杯目>>27にはボストンゴールドを用意したのだが、今日のはづきさんのグラスの中身は何だっただろう*]
(191) 2023/03/12(Sun) 23:59:31
メモを貼った。

【人】 店員 チエ

あー……うん、そこのところは、今話すとちょっとだいぶ、たぶん、ボクのほうがキャパオーバーなので、日を改められたら、と思うんですけど。

[>>190助けが必要そうだからじゃなくて傍にいたいから傍にいる。
 確かにこの文脈だと前者のように取られてもおかしくない。
 そうじゃない。そうじゃないんだけど、そこまで詳細に話すのは、ちょっと感情が暴走しすぎて明日寝込みそうだから、待ってほしい。
 いまでも頭がぐるぐるして、変に敬語になってきた。]
(192) 2023/03/13(Mon) 0:11:35

【人】 店員 チエ

でも、そう。それは、事実なので、うん。
……本物のデートだって、ボクは思いたいなって、考えてます。


[あなたからの答えを明確にはまだ聞いてないと思ってるから、まずは、ボクの意見として。
 いつも以上にあがった口角、思っても良いの、って言い方。
 それを"答え"として受け止めるには、ボクはまだまだ弱気が過ぎる*]
(193) 2023/03/13(Mon) 0:11:45

【人】 客 葉月

[普段手際のいい彼には珍しい姿を見れば>>191、自然とその目線の先を追うこともしただろうか。
その先にはシャミさんとチエちゃん二人の姿があって]

……この店、ほんといろんな出会いがあるよねえ。

[そんな実感のこもった言葉を零すだろう。
口元には緩やかな笑みを湛えて]
(194) 2023/03/13(Mon) 0:13:41

【人】 客 葉月

お、めっちゃうまそう!大河くんありがとね。

[盛り付けられた羊肉を野菜とともに頬張れば、くどすぎない脂の旨味が口の中に広がった>>184]

ふおおうんま……流石だね大河くん、素材の味めっちゃ生かされてる!

[なんて、ざっくりとした語彙力のない食レポを]

(食レポ……あ、そうだ)

そうだ、ねえねえ大河くんこれ見て。

[ふと思い至り、スマホの画面を彼に見せる。
そこに表示されていたのはLINEのトーク画面だ。>>4:306>>4:307>>n0>>94]
(195) 2023/03/13(Mon) 0:14:07

【人】 客 葉月

この前作ってくれたカクテル、友達に自慢したらめっちゃ褒められてる。

なんかすげえ嬉しくなっちゃった。褒められてるの俺じゃないのに。

[口元を緩ませながらそう言った。
だって実際嬉しかったからね。俺のオーダーで、あんな素敵なものを作ってもらえて]

今日もお酒のオーダーお願いしていい?
このラム肉に合うやつ。カクテルでもそうじゃなくてもなんでも。

[前の2杯目>>191も爽やかですごく美味しかったし、大河くんのチョイスにはもう期待しかしていない俺がいる**]
(196) 2023/03/13(Mon) 0:14:31
[ 「ただいま?」と語尾があがる挨拶に、
 うん、と頷いて少しの間はそうしていた。

 甘えるようにされたら、尚更腕に力が
 入ってしまったけれど、それもわずかの間。

 部屋の中へ通したら、並んだ]

 うん、間に合ったよ。
 どうぞ、

 まずは、それでダメになってる那岐くんが
 見たいな。

[ まずは、と銘打ったのは、
 
頭を過った言葉があるから、も本当なんだけど
 今日は泊まりなのでね、時間はたくさんある。
]

[ 自分の部屋で、
 ぐでん、とダメになってる恋人って、

 言葉にはできないけど、なんか、いいよなって。
 先日はそれをじっくり眺めるだけの余裕が
 こちらになかったのもある。

 ――というか先日の彼はダメではなく
 かなり出来た恋人の姿だったので。 ]

 お腹すいてる?
 今日はダメになる日だから、
 出前取っちゃおうとか思ってるんだけど

[ 聞いてテレビのリモコンを操作すると
 いくつか入っている配信サービスの画面が
 表示された。* ]

[怒っていてもあまり怖く見えない顔は、他の感情だって上手く隠せてしまえたら良いのに。
笑って余裕ぶるにはあと何年かかるかな、高野さん。
年の問題じゃないか……。

真白の無自覚攻撃がクリティカルヒットし、耳孔の奥まで熱くなった表情は、誰の目から見ても白うさぎに懸想していることは明らかで。
会話内容を聞いて砂を吐きそうな気持ちで退店した客がいたとかいなかったとか。

「なかよしだねぇ」

それを言う余裕がある人が近くで良かった。
隣席がリア充ばくはつ派の人だったら刺されていたかもしれない。]


 ……焦らし上手。


[だめ、と告げる声色が甘い。
獣性がはみ出てしまいそうな恋人を躾けるその声に従えない自分ではないし、
そもそもちゃんとここがまだ公共の場だという認識はある。

幸い桜カクテルも飲んでいないから素面だし。]


 ――あ、逃げた。

[窘めておいて、彼女自身が少しぽうっとなっていたようで、我に返って急に慌て始める。
ほらその「ぁぅ」が可愛いんだってば!!

クスクスと逃げる彼女を見遣った後、零す。
呟くというにはあまりに聞き取りやすい声量で。]

 ほんっとに可愛いな、僕の白うさぎさんは。

[聞いてくれたっていいよ。
これは自慢だからね!]

――閉店後――

[印、なんて言葉を聞いた後にオープンショルダーの服を見た時の男の気持ち、誰かわかって欲しい。

いや、可愛いんだよ?
正直言ってすごい好きな恰好なんだけど、その、首元がね??

煩悩塗れはそっと彼女の髪に触れた。
せめてその柔らかな毛先が自分の目から彼女の肌を守れるように。]

 裾がふわってなるスカート、元々好きだったんだけど、
 好きな子が好きな恰好が自分の好みと合ってると、
 毎回得した気分になっていいよね。

[そのワンピースと並んで歩く男、今日もいつもと変わらない何本も持っている黒のストレートパンツなのだけれど。
ファッションは専門外なので、温かくなってきてインナーが薄くなってもジャケットで誤魔化す癖が抜けきりません。

買い物デートに丸一日オフを貰えるなら、しっかりとその日にコーディネートして貰おう。]


 手、繋ご。


[手を伸ばす仕草からぎこちなさが取れても、彼女の魔法を解くように言葉をかける。
一度握ったなら指は滑り、彼女の指の間、水かきを擽って指と指とを交差させる繋ぎ方を促した。]

【人】 厨房担当 シャミ



 ふふ、デート
(197) 2023/03/13(Mon) 0:23:58


 うん、そこなら取材の予定は入ってないから
 原稿作成のスケジュール調整したら、
 僕も一日空けられそう。

 どこまで買いに行こっか。
 荷物が多くなるなら車の方が良いかもしれないけど、
 洋服のブランドって正直僕は詳しくなくって、
 いつもモールの同じブランドで買っちゃってる。

[スケジュールの擦り合わせが終われば次は場所。
駐車場もあるが電車の駅からも近いところにある大型ショッピングモールの名前を挙げれば、彼女のお眼鏡に適うショップは入っているだろうか。
ファストファッションの大型店舗もあれば、女性服のブランドも何件かあった筈。
自分が買うのはいつも決まった店で、幸いサイズがあまりに平凡なもので、サイズ合わせに苦労した経験がまるでない。

男女でお揃いのパジャマが購入できるショップがあったかどうかの記憶はないので、必要があればモールのアプリでショップリストを表示させながら検討する。]

[いつもなら、足は駅へと向かう。
電車はまだ動いている時間だ。]

 マシロちゃん、渡したいものがあるから、
 ちょっとうちに寄ってもらっても良い?

[渡したいもの、は実はひとつはもう持っているのだけれど。
渡す場所はやっぱりこんな路上じゃなくて改まりたくて。

こういう時、そう遠くない位置に自宅があって良かったと思う。
一度部屋に彼女を招いても、翌日に響かない時間には帰してあげられるから。]

[そうしてマンションの5階、自室の前に着いた時、いつものようにポケットから鍵を出す仕草をして。
小さな封筒を真白の前に差し出した。

中身は作っておいた、自室の合鍵だ。]

 迎えに行くことが多いからあんまり使うことはないかもしれないけどね。
 持ってて欲しくて。
 デートの日、これにつけるキーホルダーも買おう?

[マシロちゃんが開けて、と促す。
鍵穴にぴったり嵌る鍵がゆっくりと回って、ノブを引いたらいつもの自宅の狭い玄関が現れた。

先に身体を滑り込ませ、彼女に向かって手を広げる。]


 
おかえり!


[店でも聞く言葉だけれど。
これからはこの家で聞く頻度の方が高いといいな。**]

【人】 厨房担当 シャミ



 私、ずっと片思いし続けると思ってた
 でも本当はチエには愛されたい

 だから嬉しいよ。本物のデート、しよう


[水族館も、いいね。
星を見上げるイワシの群れとか*]
(198) 2023/03/13(Mon) 0:27:19
メモを貼った。

【人】 店員 ミスミ

(冬が来たらカウル出したいな)

[一皿出し終えたところで軽くコンロ回りを片付け、整えながらアイリッシュシチューを羨ましく思った気持ちが懐かしい料理を思い出す。
自分の料理の大半はばあちゃんから教わった料理が基礎になっているけれど、これは義母が初めて自分に教えてくれた料理だ。
イギリスについて暫く、ロンドンの味にどうも慣れなかった子供の時分に、ウェールズにルーツを持つ彼女が出してくれたもの。
大仁田ネギにも似て太くて濃い甘みを持つリーキの入った羊肉のスープはやっぱりたっぷり根菜が入っていたので塩肉じゃがみたいな味だと思ったことも懐かしい。
ハウス物は一年中出回っているらしいが、国産のリーキの旬は冬に入る前だというから、シーズンが近くなったら店長に自腹でもいいから入れてほしいと頼み込むつもりでいる。

そこからふわっと、シェパーズパイだのファゴットだの思いつくがどちらもスプリングラムを使うにはちょと惜しい気がする。
あれらは肉質がしっかりとしたマトンのほうが合うと約7年のイギリス生活が訴えた。
だから、今夜のレシピはちょっと海外の系統からは外したほうがいいかな、なんて思っていたころ]
(199) 2023/03/13(Mon) 0:31:04

【人】 店員 ミスミ

えっ、それ俺が見ていいやつなんですか…。

[見せられたスマートフォンの画面にちょっと焦った。
こういうのを軽率に見せてしまうところは日本独特の感覚な気もするけれど、文面的には褒められているようなのであんまり強くは言い出せなかった]

うーん…ラムに合う………そうですね、ミントとかって大丈夫ですか?

[歯磨き粉の味しかしない、という人もいるくらい好みの分かれる構想について尋ねる。
外そうとしたくせに、発想がまた日本にないところに帰ってきてしまったとちょっとだけ内面自己嫌悪しつつ*]
(200) 2023/03/13(Mon) 0:31:11
メモを貼った。

【人】 店員 チエ

……へ。
え!?

や、どっちかってとボクのセリフというか……

あい、

[>>198愛されたい。
 さらりと出てきたフレーズに、頭のどこかが燃え尽きて、ぽふんと煙を吐いた気がした。
 や、そうですよ? そうです、そういう、話なんですけど。]

それって、その。ボクの勘違いとか、思い過ごしとか、聞き間違いとかでなければ。
(201) 2023/03/13(Mon) 0:39:00

【人】 店員 チエ

その……シャミさん、が、ボクに、ボクを、すき、 って
なんで


[ぜんぜん、理由がわかんない。
 しかも片思いを続けるとか。もっとこう、アピールを、アピールをください!

 大人の恋って、こうなんだろうか。
 そうだっけ? そうかな?]
(202) 2023/03/13(Mon) 0:41:58

【人】 店員 チエ

……はぁ……………………

[なんだか急にものすごく、脱力したような恥ずかしさの限度のような気持ち。
 膝に力が入らなくなって、へなへなとその場にしゃがみ込んだ。
 あっつい顔を見せられなくて、腕で隠して覆った*]
(203) 2023/03/13(Mon) 0:46:56
 黙っているのが正解だったかな。

[ 苦笑いを一つ。なにせ多分、
 彼氏しか知らないであろう一面を
 見てしまったので。

 しかし良く逃げるなぁ真白さん、俺から。
 高野さん怖くないよ。 ]

 微笑ましいね

[ この可愛いに返すべきは、
 そうだね、でも、可愛いね、でもない。
 愛らしいという意味では間違ってはいないし

 たぶん、俺の同意の意見は聞こえない
 くらい、夢中なのだろうけど。 ]

 いい顔になったようで、なにより。

[ マジでキレちゃう5秒前、よりそっちのほうが
 ずっといいよね。* ]

【人】 厨房担当 シャミ



 え、好きだよ?
 なんで……なんでだろう


[大好きな者たち。片思い。
優しく、親切にしてくれても、私が抱いている愛は私が抱えているもの。そうやってずっと生きてきた。

チエには、愛されたいけど。
愛して欲しくても要求することはできないから]


 大丈夫……?
(204) 2023/03/13(Mon) 0:56:03
[擦り寄せた身体に応えてくれた腕に、
 機嫌が悪くなるはずもなく。
 
 彼の家に増えた一つ目に見つけた、
 『自分用』に宛てがわれたもの。

 どうぞ。と促されたなら。
 触れていた部分から一度、手を離して。
 膝を立ててソファの前に向き合ったら、
 ぽふんと、頭から行くようにダイブした。

 柔らかな弾力が押し返ってくる。
 その気持ち良さに思わず表情を緩めながら、
 ソファに埋もれたまま、振り返る。]


  ははっ、本当に駄目にしたいんだ?


[俯いたせいで流れた前髪が、
 さらりと、視界の端を横切っていく。]

[そんな姿を見たいなんて、どうして。
 そう思いながらも、甘やかされるような言葉の
 魅力には勝てなかったから。
 夕飯の誘いには。ああ。と軽く相槌を。


  そうですね、少し。

  でも……、いいんですか?出前で。
  ああでも、映画見るなら、ピザとコーラかな。


[前言撤回。
 海外映画の定番、それは今も変わらない。]

[クッション性の強いソファに顔を埋めて、
 少し息を吸い込んだら、新品の匂いがする。]


  ああ……、



[小さく、感嘆符を洩らしたら。
 ふと、なにか足りないと気づいて。
 並べられたソファの古い方に膝でずるずると移動して。]

 




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